JPH05260110A - ディジタル通信用受信機 - Google Patents
ディジタル通信用受信機Info
- Publication number
- JPH05260110A JPH05260110A JP5093692A JP5093692A JPH05260110A JP H05260110 A JPH05260110 A JP H05260110A JP 5093692 A JP5093692 A JP 5093692A JP 5093692 A JP5093692 A JP 5093692A JP H05260110 A JPH05260110 A JP H05260110A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- digital
- signal
- amplitude
- receiver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はディジタル通信用受信機に関し、回
路構成が小さく、設計及び調整が簡略化され、小型及び
低コストとすることを目的とする。 【構成】 受信したディジタル位相変調信号を復調器1
で復調して得た同相成分及び直交成分夫々をADコンバ
ータ2,3でアナログ/ディジタル変換し、上記ディジ
タル化された同相成分及び直交成分を等化器4で等化処
理してディジタルデータを再生する。検波回路5は、前
記ディジタル位相変調信号を包絡線検波してディジタル
位相変調信号の振幅を検出する。ADコンバータ2,3
は上記検波回路5で検出された振幅を基準電圧として前
記同相成分及び直交成分夫々のアナログ/ディジタル変
換を行なう。
路構成が小さく、設計及び調整が簡略化され、小型及び
低コストとすることを目的とする。 【構成】 受信したディジタル位相変調信号を復調器1
で復調して得た同相成分及び直交成分夫々をADコンバ
ータ2,3でアナログ/ディジタル変換し、上記ディジ
タル化された同相成分及び直交成分を等化器4で等化処
理してディジタルデータを再生する。検波回路5は、前
記ディジタル位相変調信号を包絡線検波してディジタル
位相変調信号の振幅を検出する。ADコンバータ2,3
は上記検波回路5で検出された振幅を基準電圧として前
記同相成分及び直交成分夫々のアナログ/ディジタル変
換を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル通信用受信機
に関し、ディジタル位相変調信号を受信するディジタル
通信用受信機に関する。
に関し、ディジタル位相変調信号を受信するディジタル
通信用受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のディジタル通信用通信機の
一例のブロック図を示す。
一例のブロック図を示す。
【0003】同図中、アンテナ11で受信された4相デ
ィジタル位相変調信号(QPSK信号)の高周波信号は
帯域フィルタ12で分離された後、低雑音増幅器13で
増幅され、ダウンコンバータ(DC)14で周波数の低
域変換を行なわせて自動利得制御回路(AGC)15に
供給され、ここで振幅一定とされる。このQPSK信号
はハイブリッド16で二分岐されてQPSK復調回路
(DEM)17に供給され、ここで再生された搬送波と
これをπ/2移相した搬送波との夫々を用いて同期検波
することにより、I信号及びQ信号を再生する。I,Q
信号夫々はADコンバータ(A/D)18,19夫々で
ディジタル化された後、適応型等化器(EQ)20で伝
送歪を補償され端子21よりディジタル信号として出力
される。
ィジタル位相変調信号(QPSK信号)の高周波信号は
帯域フィルタ12で分離された後、低雑音増幅器13で
増幅され、ダウンコンバータ(DC)14で周波数の低
域変換を行なわせて自動利得制御回路(AGC)15に
供給され、ここで振幅一定とされる。このQPSK信号
はハイブリッド16で二分岐されてQPSK復調回路
(DEM)17に供給され、ここで再生された搬送波と
これをπ/2移相した搬送波との夫々を用いて同期検波
することにより、I信号及びQ信号を再生する。I,Q
信号夫々はADコンバータ(A/D)18,19夫々で
ディジタル化された後、適応型等化器(EQ)20で伝
送歪を補償され端子21よりディジタル信号として出力
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この受信機を移動通信
に用いた場合等では特にフェージングの影響を受け、受
信波の振幅と位相がランダムに変動するのでAGC15
を用いてQPSK信号の振幅を一定とするよう制御して
いる。
に用いた場合等では特にフェージングの影響を受け、受
信波の振幅と位相がランダムに変動するのでAGC15
を用いてQPSK信号の振幅を一定とするよう制御して
いる。
【0005】しかし、AGC15を付加すると回路規模
が大きくなり、その設計及び調整が困難で手間がかかる
という問題があった。
が大きくなり、その設計及び調整が困難で手間がかかる
という問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
回路構成が小さく、設計及び調整が簡略化され、小型及
び低コストのディジタル通信用受信機を提供することを
目的とする。
回路構成が小さく、設計及び調整が簡略化され、小型及
び低コストのディジタル通信用受信機を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図を
示す。
示す。
【0008】同図中、受信したディジタル位相変調信号
を復調器1で復調して得た同相成分及び直交成分夫々を
ADコンバータ2,3でアナログ/ディジタル変換し、
上記ディジタル化された同相成分及び直交成分を等化器
4で等化処理してディジタルデータを再生する。
を復調器1で復調して得た同相成分及び直交成分夫々を
ADコンバータ2,3でアナログ/ディジタル変換し、
上記ディジタル化された同相成分及び直交成分を等化器
4で等化処理してディジタルデータを再生する。
【0009】検波回路5は、前記ディジタル位相変調信
号を包絡線検波してディジタル位相変調信号の振幅を検
出する。
号を包絡線検波してディジタル位相変調信号の振幅を検
出する。
【0010】ADコンバータ2,3は上記検波回路5で
検出された振幅を基準電圧として前記同相成分及び直交
成分夫々のアナログ/ディジタル変換を行なう。
検出された振幅を基準電圧として前記同相成分及び直交
成分夫々のアナログ/ディジタル変換を行なう。
【0011】
【作用】本発明においては検波回路で得たディジタル位
相変調信号の振幅を基準電圧として同相成分及び直交成
分のAD変換を行なうため、振幅の変動に応じて基準電
圧が変動し、同相成分及び直交成分が振幅によって正規
化され、振幅一定のディジタルデータを得ることができ
る。
相変調信号の振幅を基準電圧として同相成分及び直交成
分のAD変換を行なうため、振幅の変動に応じて基準電
圧が変動し、同相成分及び直交成分が振幅によって正規
化され、振幅一定のディジタルデータを得ることができ
る。
【0012】
【実施例】図2は本発明の受信機の一実施例のブロック
図を示す。同図中、図4と同一部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
図を示す。同図中、図4と同一部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0013】図2において、DC14の出力するQPS
K信号はハイブリッド30で二分岐され、その一方は更
にハイブリッド31で二分岐される。ハイブリッド31
で二分岐されたQPSK信号はQPSK復調回路(DE
M)32に供給され、ここで再生された搬送波とこれを
π/2移相下搬送波との夫々を用いて同期検波してI信
号及びQ信号が得られるADコンバータ(A/D)2
3,24に夫々供給される。また、DEM23は1信
号、Q信号の2倍の周波数のクロックを再生してADコ
ンバータ(A/D)23,24に供給される。
K信号はハイブリッド30で二分岐され、その一方は更
にハイブリッド31で二分岐される。ハイブリッド31
で二分岐されたQPSK信号はQPSK復調回路(DE
M)32に供給され、ここで再生された搬送波とこれを
π/2移相下搬送波との夫々を用いて同期検波してI信
号及びQ信号が得られるADコンバータ(A/D)2
3,24に夫々供給される。また、DEM23は1信
号、Q信号の2倍の周波数のクロックを再生してADコ
ンバータ(A/D)23,24に供給される。
【0014】一方、ハイブリッド30で分岐されたQP
SK信号は包絡線検波器35に供給され、ここで包絡線
検波することにより振幅が検出される。この振幅検出信
号は移相器36でDEM32の出力するI信号及びQ信
号と位相が同一となるよう移相され、更に増幅器37で
振幅調整されて基準電圧として、A/D33,34夫々
の端子33a,34aに供給される。上記増幅器37は
包絡線検波器35出力が小さいために設けられている。
SK信号は包絡線検波器35に供給され、ここで包絡線
検波することにより振幅が検出される。この振幅検出信
号は移相器36でDEM32の出力するI信号及びQ信
号と位相が同一となるよう移相され、更に増幅器37で
振幅調整されて基準電圧として、A/D33,34夫々
の端子33a,34aに供給される。上記増幅器37は
包絡線検波器35出力が小さいために設けられている。
【0015】A/D33,34夫々は端子33a,34
a夫々に供給される基準電圧を等分して2n −1個の閾
値を生成し、クロックの入来時にI信号、Q信号夫々を
上記複数の閾値と比較してnビットのディジタルI信
号、Q信号を得、このディジタルI信号、Q信号夫々を
EQ20に供給する。
a夫々に供給される基準電圧を等分して2n −1個の閾
値を生成し、クロックの入来時にI信号、Q信号夫々を
上記複数の閾値と比較してnビットのディジタルI信
号、Q信号を得、このディジタルI信号、Q信号夫々を
EQ20に供給する。
【0016】ここで、QPSK信号g(t)はI信号で
ある同相成分gc(t)及びQ信号である直交成分gs
(t)により次式で表わされる。
ある同相成分gc(t)及びQ信号である直交成分gs
(t)により次式で表わされる。
【0017】 g(t)=gc(t)cos (ωt)+gs(t)sin (ωt) =E(t)cos (ω0 t+θ(t)) …(1) ここで振幅E(t)、位相θ(t)は次のように表わさ
れる。
れる。
【0018】
【数1】
【0019】従来のAGC15は(2)式で表わされる
振幅E(t)を一定とするように自動調整している。こ
れに対して本実施例では包絡線検波器35で振幅E
(t)を得て、この振幅E(t)でI信号gc(t)、
Q信号gs(t)夫々を正規化している。この結果振幅
一定のディジタルI信号、Q信号が得られる。
振幅E(t)を一定とするように自動調整している。こ
れに対して本実施例では包絡線検波器35で振幅E
(t)を得て、この振幅E(t)でI信号gc(t)、
Q信号gs(t)夫々を正規化している。この結果振幅
一定のディジタルI信号、Q信号が得られる。
【0020】上記包絡線検波器35、移相器36、増幅
器37は従来のAGC15に比して構成が簡単であり、
また設計及び調整も簡略化できる。
器37は従来のAGC15に比して構成が簡単であり、
また設計及び調整も簡略化できる。
【0021】ところで、移相器は移相する信号の周波数
が高い方が構成が簡略化されるため、図3に示す移相器
36の代りに、図4に示す如くQPSK信号を移相する
移相器46を設けても良い。更にダウンコンバータ14
に供給される高周波信号を包絡線検波して振幅E(t)
を検出しても良い。
が高い方が構成が簡略化されるため、図3に示す移相器
36の代りに、図4に示す如くQPSK信号を移相する
移相器46を設けても良い。更にダウンコンバータ14
に供給される高周波信号を包絡線検波して振幅E(t)
を検出しても良い。
【0022】なお、上記実施例では4相のPSK信号を
例にとって本発明の説明を行なっているが、4相に限ら
ず、16相、64相等の他のPSK信号であっても良
く、上記実施例に限定されない。
例にとって本発明の説明を行なっているが、4相に限ら
ず、16相、64相等の他のPSK信号であっても良
く、上記実施例に限定されない。
【0023】
【発明の効果】上述の如く、本発明のディジタル通信用
受信機によれば、回路構成が小さく、設計及び調整が簡
略化され、小型及び低コストとなり、実用上きわめて有
用である。
受信機によれば、回路構成が小さく、設計及び調整が簡
略化され、小型及び低コストとなり、実用上きわめて有
用である。
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の受信機のブロック図である。
【図3】本発明の受信機のブロック図である。
【図4】従来の受信機のブロック図である。
1,32 復調器 2,3,33,34 ADコンバータ 4 等化器 5 検波回路 36 包絡線検波回路
Claims (1)
- 【請求項1】 受信したディジタル位相変調信号を復調
して得た同相成分及び直交成分夫々をアナログ/ディジ
タル変換し、上記ディジタル化された同相成分及び直交
成分より等化処理を行なってディジタルデータを再生す
るディジタル通信用受信機において、 前記ディジタル位相変調信号を包絡線検波してディジタ
ル位相変調信号の振幅を検出する検波回路と、 上記検波回路で検出された振幅を基準電圧として前記同
相成分及び直交成分夫々のアナログ/ディジタル変換を
行なうADコンバータとを有することを特徴とするディ
ジタル通信用受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5093692A JPH05260110A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | ディジタル通信用受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5093692A JPH05260110A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | ディジタル通信用受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05260110A true JPH05260110A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=12872711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5093692A Withdrawn JPH05260110A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | ディジタル通信用受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05260110A (ja) |
-
1992
- 1992-03-09 JP JP5093692A patent/JPH05260110A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |