JPH05256146A - 機械式過給機 - Google Patents

機械式過給機

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Publication number
JPH05256146A
JPH05256146A JP5366692A JP5366692A JPH05256146A JP H05256146 A JPH05256146 A JP H05256146A JP 5366692 A JP5366692 A JP 5366692A JP 5366692 A JP5366692 A JP 5366692A JP H05256146 A JPH05256146 A JP H05256146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
engine
compressor housing
supercharger
volute
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5366692A
Other languages
English (en)
Inventor
Taizo Nakamura
泰三 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP5366692A priority Critical patent/JPH05256146A/ja
Publication of JPH05256146A publication Critical patent/JPH05256146A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンとの断続装置を用いない簡単な構成
で、エンジンと連結したまま過給不要のときの駆動馬力
を低減しエンジンの燃費を改善することが可能な機械式
過給機の提供を目的とする。 【構成】 エンジンの駆動力により回転駆動されるイン
ペラと、このインペラを内部に収納したコンプレッサハ
ウジングと、このコンプレッサハウジングの壁部とイン
ペラの一方又は両方を互いの間隔可変に支持する支持手
段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両に用いられる機
械式過給機に関する。
【0002】
【従来の技術】特表平3−500317号公報に「内燃
機関の機械駆動式過給機」が記載されている。これはエ
ンジンの駆動力によって回転駆動される遠心コンプレッ
サ型の過給機である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】機械式過給機はエンジ
ンと機械的に連結され過給が不要なときも駆動されてお
り、その分のパワーロスにより車両の部分負荷走行時な
どで燃費が悪くなっている。これを防ぐには、電磁クラ
ッチのような断続装置を配置し、例えばエンジンが定速
回転しているときに過給機を切離すように構成すればよ
いが、断続装置を設けることにより機械が複雑になる。
【0004】そこで、この発明は、簡単な構成で過給不
要時のパワーロスを軽減することが可能な機械式過給機
の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の機械式過給機
は、エンジンの駆動力により回転駆動されるインペラ
と、このインペラを内部に収納したコンプレッサハウジ
ングと、このコンプレッサハウジングの壁部とインペラ
の一方又は両方を互いの間隔可変に支持する支持手段と
を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】インペラはエンジンの駆動力により回転駆動さ
れて吸気を加圧し、エンジンを過給する。
【0007】インペラとコンプレッサハウジングの壁部
との間隔が広い程コンプレッサ効率が低下して過給圧と
共に駆動馬力が低減する。従って、過給不要の場合にこ
の間隔を広げるように構成すればパワーロスが軽減し燃
費が向上する。又、この間隔を調節することにより過給
圧の調整を行うこともできる。
【0008】支持手段によってコンプレッサハウジング
の壁部とインペラとを間隔可変に支持し、この間隔を調
節する構成は断続装置を設けた構成に較べて簡単であ
り、これに加えて従来の構成では得られなかった過給圧
の調節機能が得られる。
【0009】
【実施例】図1ないし図4により一実施例の説明をす
る。図1はこの実施例の機械式過給機を示す。左右の方
向は図1での左右の方向であり、符号を与えていない部
材等は図示されていない。図1に示すように、この実施
例の機械式過給機1は増速部3と過給機5とを備えてい
る。
【0010】増速部3の入力軸7は貫入したケーシング
9にベアリング11,13を介して支承されている。入
力軸7の左端部にはプーリがスプライン連結されてワッ
シャ8、ナット10により固定されており、入力軸7は
このプーリを含めたベルト伝動機構を介してエンジンの
クランクシャフトに連結され、エンジンの駆動力により
常時回転駆動される。
【0011】増速部3はプラネタリーギア式の増速機構
であり、インターナルギヤ15は入力軸7の右端部に一
体形成され、サンギヤ17は過給機5のインペラシャフ
ト19の左端部に形成されている。ピニオンギヤ21は
ベアリング23を介してピニオンシャフト25に支承さ
れ、ピニオンシャフト25はケーシング9のボス部27
に支持されている。エンジンからの駆動力は増速部3で
増速されてインペラシャフト19を高速で回転させる。
インペラシャフト19はボス部27にオイルフィルムダ
ンパ29を介して配置されたベアリング31によって支
承されている。ケーシング9の内部にはオイルプラグ3
3から潤滑油が供給され、シール35,37により油漏
れが防止されている。
【0012】過給機5のインペラ39はコンプレッサハ
ウジング41内に配置されインペラシャフト19の右端
部に圧入されている。又、インペラシャフト19の右端
にはインペラ39の脱落防止部材43が加締められてい
る。図2に示すように、コンプレッサハウジング41は
渦巻状のボリュート45と空気の吸入口部材47(壁
部)とディフューザ49とを備えている。ボリュート4
5はケーシング9の円周溝51に係合した連結部材53
とボルト55とを介してケーシング9に取付けられてい
る。
【0013】吸入口部材47はボリュート45に対して
互いの間に形成され間に0リング57を配置した円筒状
の係合部59(支持手段)によって軸方向移動自在に連
結されており、移動することによりインペラ39との間
隔Sを変えることができる。係合部59には間隔Sの最
小値を決めると共に吸入口部材47とインペラ39との
接触を避けるためのストッパ部61が形成されている。
【0014】吸入口部材47のレバー部63は例えばウ
ォームギヤとボールねじとからなり回転力をスラスト力
に変換する機構を介してモータ65に連結され、モータ
65は吸入口部材47を移動操作して間隔Sを増減す
る。コントローラ67はエンジンの過給が不要なときモ
ータ65を操作して間隔Sを広げる。この実施例では車
速信号69を受け車速一定のとき及び、スロットル開度
信号70を受けてある設定開度のとき、間隔Sを最大に
する。
【0015】図4は間隔Sを従来通りの0.5mmにし
た場合(従来例に相当する)の、又図3は間隔Sを2.
0mmに広げた場合の、過給機5の特性を示すグラフで
ある。これらのグラフはエンジンの負荷を変えて過給機
5の回転数を40000rpmから80000rpmま
での5段階に保持した状態でそれぞれスロットを開放し
たときの圧力比とエアー流量の変化を示している。各回
転数のグラフにはスロットルを全開状態にし圧力比がほ
ぼ1になったときの駆動馬力(KW)が記入してある。
【0016】図3と図4に記入された駆動馬力の比較か
ら間隔Sを広げるとコンプレッサーの効率が下って駆動
馬力が軽減されること、及びこの効果は回転数が高い程
大きいことが分る。こうして、過給が不要なとき過給機
5を切離さずにエンジンのパワーロスを軽減し燃費を改
善することができる。又、間隔Sを微調整すれば過給圧
を制御することも可能である。過給機5をエンジンから
切離すための断続装置を用いないから構成が簡素で、軽
量である。
【0017】なお、支持手段によりインペラを軸方向移
動自在に支持し、インペラを移動させて間隔Sを調節す
るように構成してもよい。
【0018】
【発明の効果】この発明の機械式過給機は、支持手段に
よってコンプレッサハウジングの壁部とインペラの一方
又は両方を互いの間隔可変に支持したから、過給不要の
とき間隔を広げるように構成することによりエンジンと
連結したままで駆動馬力を軽減し燃費を改善することが
できる。又、間隔調整により過給圧を制御するように構
成することもできる。エンジンとの断続機構を用いない
だけ構造簡単で軽量である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】間隔Sを広くしたときの実施例の特性を示すグ
ラフである。
【図4】間隔Sを狭くしたときの実施例の特性を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 機械式過給機 5 過給機 39 インペラ 41 コンプレッサハウジング 47 吸入口部材(壁部) 59 係合部(支持手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの駆動力により回転駆動される
    インペラと、このインペラを内部に収納したコンプレッ
    サハウジングと、このコンプレッサハウジングの壁部と
    インペラの一方又は両方を互いの間隔可変に支持する支
    持手段とを備えたことを特徴とする遠心コンプレッサ型
    の機械式過給機。
JP5366692A 1992-03-12 1992-03-12 機械式過給機 Pending JPH05256146A (ja)

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JP5366692A JPH05256146A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 機械式過給機

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JP5366692A JPH05256146A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 機械式過給機

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Publication Number Publication Date
JPH05256146A true JPH05256146A (ja) 1993-10-05

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ID=12949176

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JP5366692A Pending JPH05256146A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 機械式過給機

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JP (1) JPH05256146A (ja)

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