JPH05256031A - 鉄筋コンクリート構築物の切断解体装置 - Google Patents
鉄筋コンクリート構築物の切断解体装置Info
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- JPH05256031A JPH05256031A JP33391092A JP33391092A JPH05256031A JP H05256031 A JPH05256031 A JP H05256031A JP 33391092 A JP33391092 A JP 33391092A JP 33391092 A JP33391092 A JP 33391092A JP H05256031 A JPH05256031 A JP H05256031A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
- B28D1/00—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
- B28D1/02—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
- B28D1/08—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with saw-blades of endless cutter-type, e.g. chain saws, i.e. saw chains, strap saws
- B28D1/088—Sawing in situ, e.g. stones from rocks, grooves in walls
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 鉄筋コンクリート構築物の所要個所を内部の
鉄筋も含めて、外部環境への影響が小さい状態において
切断解体することのできる解体装置。 【構成】 超硬質ビーズと円筒状スリーブとを付設して
なるワイヤーソー１１の駆動する駆動輪回転機構６と前
記ワイヤーソー１１の後退とともに駆動輪５を後退させ
るラックピニオン回転機構とを備えた自走台４と、巻掛
けられたワィヤーソー１１を摩擦走行させる一対の水平
プーリー１５Ｌと該水平プーリー１５Ｌと隣接し直角方
向に架設した垂直プーリー１６Ｌとを備えたガイドプー
リー架台とから構成されたこと及びワイヤーソー１１用
ガイドプーリー架台は、同一平面内に回転自在に互いに
隣接してガイドプーリー架台に枢着された一対の水平プ
ーリー１５Ｌと、該水平プーリー１５Ｌと直角に互いに
隣接して前記ガイドプーリー架台に枢着された一対の垂
直プーリー１６Ｌとからなることを特徴とする。
鉄筋も含めて、外部環境への影響が小さい状態において
切断解体することのできる解体装置。 【構成】 超硬質ビーズと円筒状スリーブとを付設して
なるワイヤーソー１１の駆動する駆動輪回転機構６と前
記ワイヤーソー１１の後退とともに駆動輪５を後退させ
るラックピニオン回転機構とを備えた自走台４と、巻掛
けられたワィヤーソー１１を摩擦走行させる一対の水平
プーリー１５Ｌと該水平プーリー１５Ｌと隣接し直角方
向に架設した垂直プーリー１６Ｌとを備えたガイドプー
リー架台とから構成されたこと及びワイヤーソー１１用
ガイドプーリー架台は、同一平面内に回転自在に互いに
隣接してガイドプーリー架台に枢着された一対の水平プ
ーリー１５Ｌと、該水平プーリー１５Ｌと直角に互いに
隣接して前記ガイドプーリー架台に枢着された一対の垂
直プーリー１６Ｌとからなることを特徴とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル、橋梁、基礎、大
型プラント、地下鉄、原子力発電所その他の鉄筋コンク
リート構築物の切断解体装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】鉄筋コンクリート構築物の解体装置とし
ては、従来より、爆薬や化学薬品の膨張圧力やガス圧力
を利用して破壊する装置、またスチールボール、振動ハ
ンマー、油圧により破砕する装置、さらに円板状ブレー
ドや水圧を利用したウォータージェットにより切断する
装置などが知られている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
爆薬等により破壊する装置やスチールボール等により破
砕する装置は何れも対象の構築物を完全に解体するため
に適するものであり、従って構築物の部分解体には殆ど
使用できない。また、これらの解体装置では、周辺の環
境に及ぼす爆風、振動、衝撃音、騒音、塵芥等の影響が
大きいため、使用場所や使用条件が厳しく制限される。 【０００４】一方、円板状ブレードの回転により切断す
る装置は構築物の部分解体に適するものであり、構築物
の老化に伴う補強、増改築等の工事に広く使用されてい
る。しかし、そのブレード式切断機は、ブレード製造上
の都合や取扱い上の都合で小型軽量化されているため切
断能力に劣り、切断断面積は狭い範囲に制限され、また
切断可能厚さも３０ないし４０ｃｍ程度が最大である。
また、このような円板状ブレードの回転による部分切断
の場合は、切断不要個所にもオーバーカットを要するな
どの問題があり、さらに被切断壁面に取り付けたガイド
レールに沿ってブレード式切断機を走行駆動させる従来
の装置は、安全性や作業性にも問題があった。 【０００５】また、水圧を利用したウォータージェット
により切断する装置も構築物の部分解体に使用すること
ができるが、切断能力が著しく劣る上に大きな機械設備
を要し、また切断面が放射状に広がるなどの実用上の難
点があった。 【０００６】しかして、ワイヤーソーにおいては、被切
断体とワイヤー駆動装置との位置的関係から、特別の場
合を除いて、それらの間に複数のガイドプーリーを介し
て切断用ワイヤーが所要の走行路を走行するように配設
する必要がある。例えば、地上のワイヤー駆動装置によ
って、それより低所や高所にある被切断体を水平に切断
する場合には、それらの間にガイドプーリーの介在がな
ければワイヤーソーを円滑に走行させることは明らかに
不可能である。 【０００７】従来、石材の切出しに際しては、そのよう
なガイドプーリーを所要個所に個別に設置することによ
り、ワイヤーソーの走行方向を適宜転換していた。 【０００８】しかし、従来のようにガイドプーリーを所
要個所に個別に設置する場合には、その設置や解体自体
に多くの工数を要する上に、切断用ワイヤーを円滑に走
行させるための各ガイドプーリー間の位置や角度の調節
にも多くの工数と熟練を要するものであった。また、従
来の場合は、上記複数プーリーの配置にもかかわらず、
被切断体を正確な寸法、角度に、例えば正確に水平に切
断することが困難であった。 【０００９】また、特に、ワイヤーソーを鉄筋コンクリ
ート構築物の部分切断工事に使用する場合には、採石場
と異なって多くのガイドプーリーを設置するための地上
及び空間のスペースが十分に取れない、被切断体を高
所、低所にかかわらず所定の高さで正確に切断すること
が困難であり、ガイドプーリーの設置、解体、調整等に
相当の時間を要するので、切断工事の期間が長くなる等
の問題があった。 【００１０】しかして、本発明の目的は、鉄筋コンクリ
ート構築物の所要個所を内部の鉄筋も含めて、その切断
断面積や切断厚さに制限されることなく、きわめて早い
切断速度で、作業性よく安全に、しかも振動、騒音、塵
芥等、外部環境への影響がきわめて小さい状態において
切断解体することのできる解体装置を提供することにあ
る。 【００１１】 【課題を解決するための手段】本発明に係る鉄筋コンク
リート構築物の切断解体装置は、超硬質ビーズと円筒状
スリーブとを付設してなるワイヤーソーの駆動する駆動
輪回転機構と前記ワイヤーソーの後退とともに駆動輪を
後退させるラックピニオン回転機構とを備えた自走台
と、巻掛けられたワィヤーソーを摩擦走行させる一対の
水平プーリーと該水平プーリーと隣接し直角方向に架設
した垂直プーリーとを備えたガイドプーリー架台とから
構成されたことを特徴とする。 【００１２】更に本発明に係るワイヤーソー用ガイドプ
ーリー架台は、同一平面内に回転自在に互いに隣接して
ガイドプーリー架台に枢着された一対の水平プーリー
と、該水平プーリーと直角に互いに隣接して前記ガイド
プーリー架台に枢着された一対の垂直プーリーとからな
ることを特徴とする。 【００１３】 【作用】上記においてワイヤーソーの走行駆動は、油圧
モーターや電動モーターその他の原動機で回転駆動され
る駆動輪により行われ、鉄筋コンクリート構築物の切断
に際しては、ワイヤーソーが走行すると超硬質ビーズと
円筒状スリーブとはワイヤーに対して大きな移動を行な
うことなく鉄筋コンクリート構築物を確実に切断する。
にまたその駆動輪と鉄筋コンクリート構築物との間にお
けるワイヤーソーの配設やワイヤーソーの走行の方向転
換などは、駆動輪の回転面の角度を変えることなく、ガ
イドプーリーの架設により自在に行われる。また、走行
するワイヤーソーは、所要張力に常時保持されるように
所要方向に付勢され、その張力の維持や調節は、例えば
上記駆動輪をその付属機器等と共に、切断解体の進行に
伴って後方へ漸次移動させることにより行うことができ
る。 【００１４】 【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。図１は本発明に係る鉄筋コンクリート構築物の切
断解体工法及びその装置の一例を説明する自走台の斜視
図であり、同図において、柱状の鉄筋コンクリート構築
物１の前面の路面上に、高さの調節が可能な２基のサポ
ート２，２ａがアンカー等（図示を省略する）によって
不動状態に仮設され、それらのサポート２，２ａにギヤ
付きの円柱状ラック３が、その軸線を中心とする回転角
の調節が可能なように固定状態で軸架され、そのラック
３に、自走台４が軸線方向に移動自在に嵌め込まれてい
る。 【００１５】その自走台４には、駆動輪５及びそれを回
転駆動するための油圧モータ、無段変速機などからなる
駆動輪回転機構６、並びに上記ラック３と噛合されるピ
ニオン７及びそれを回転駆動するための油圧モータなど
からなるピニオン回転機構８が搭載され、さらにそれら
の駆動輪回転機構６及びピニオン回転機構８には、可撓
性の油圧ホース９を介して油圧制御ボックス１０が接続
されている。さらに、鉄筋コンクリート構築物１表面の
切断開始予定部と駆動輪５との間にはワイヤーソー１１
が無端状に掛けられている。 【００１６】煙突状の鉄筋コンクリート構築物１の上部
に一対の水平プーリ１５Ｌ，１５Ｒ及び一対の垂直プー
リ１６Ｌ，１６Ｒが枢着された架台(図示を省略する)が
仮設され、また、その鉄筋コンクリート構築物１の下部
付近の路面上に、一対の垂直プーリ１７Ｌ，１７Ｒを枢
着した架台(図示を省略する)が仮設されている。 【００１７】そのワイヤーソー１１は、その拡大横断面
図である図２に例示するように、直径５ｍｍのスチール
ワイヤ１２に、ダイヤモンド粒表面層を有する外形１０
ｍｍ、長さ１０ｍｍの円筒状ビーズ１３が２０ないし３
０ｍｍピッチで遊嵌され、かつ隣接する各円筒ビーズ１
３，１３間にコイルスプリング１４が同様に遊嵌され、
最小直径１００ｍｍで屈曲可能とされている。 【００１８】なお、そのビーズ１３は、鉄筋を含むコン
クリート層、コンクリートブロック、レンガ等を切断す
ることができる超硬質のものであればよく、ダイヤモン
ド以外のセラミックスを使用したものでもよく、スチー
ルワイヤに固定してもよい。また、スチールワイヤ１２
には、適当数のビーズ１３及びコイルスプリング１４の
繰り返しからなる各ブロックごとに、それらのブロック
間の自由な移動を制限するためのクリップを付設しても
よい。 【００１９】また、コイルスプリング１４は屈曲可能な
スペーサとして有用であるが、場合によっては、スチー
ルワイヤ１２の屈曲性を阻害しない範囲で円筒状スリー
ブと代替させてもよく、また円筒状スリーブをワイヤー
に適宜固定し、あるいはこのビーズ１３のみをスチール
ワイヤ１２に所要のピッチで交換可能に固定したもので
もよい。 【００２０】次に、本発明の鉄筋コンクリート構築物の
切断解体工法を図面に沿って説明する。 【００２１】上記の構成において、ワイヤーソー１１
を、駆動輪回転機構6の作動による駆動輪５の回転駆動
によって、例えば１５ないし４０ｍ／ｓｅｃの速度で循
環するように走行させ、同時にそれをピニオン回転機構
8の作動によるピニオン７の回転駆動及びそれに伴う自
走台４のラック３に沿う移動によって後方に常時付勢
し、例えば５０ないし２００ｋｇの張力で後方に引張る
と、鉄筋コンクリート構築物１は、内部の鉄筋も含めて
完全に切断解体される。なお、上記の切断解体作業に際
しては、通常の場合、冷却、潤滑、洗浄等のために切断
個所に常時注水することが必要である。 【００２２】上記のように、自走台４をラック３に沿っ
て移動させる方法では、鉄筋コンクリート構築物１の切
断解体直後やワイヤーソー１１の突然の破断などに際し
ても、自走台４が暴走したり、ワイヤーソー１１が飛び
跳ねたりする危険性がないので安全である。 【００２３】なお、上記において駆動輪５の回転面は略
水平に調節されているが、この駆動輪５は、サポート
２，２ａに対するラック３の軸線回りの回転角の調節及
びサポート２，２ａの各高さの調節により、所要の高さ
に、しかも所要の方向に自在に調節することができる。
例えば、ラック３を図１に示す状態から軸線回りに、何
れかの方向に９０度回転させてサポート２，２ａに固定
すると、駆動輪５の回転面は垂直となり、また図１にお
いてサポート２をサポート２ａよりも高い位置に調節す
ると、駆動輪５の回転面は鉄筋コンクリート構築物１の
方向に上向き状態で傾斜する。 【００２４】しかして、ワイヤーソー１１は、鉄筋コン
クリート構築物１の被切断個所に水平に巻き掛けられる
と共にガイドプーリー架台の水平プーリー１５Ｌ，１５
Ｒの内側を通り、垂直プーリー１６Ｌ，１６Ｒを経由し
て屈曲し、駆動輪５に無端状に掛けられている。ここで
ワイヤー駆動装置を鉄筋コンクリート構築物１方向へ移
動させながら駆動輪５を回転させると、ワイヤーソー１
１は所要の張力及び速度で無端状に走行し、その結果と
して鉄筋コンクリート構築物１の水平切断が開始される
ことになる。そして、鉄筋コンクリート構築物１の水平
切断が進行するとともに自走台４をラック３に沿って移
動させ、鉄筋コンクリート構築物１の上部は略水平方向
に切断解体される。なお、ワイヤーソー１１の走行駆動
手段や張力調節手段は前述したので、詳細な説明及び図
示を省略する。 【００２５】また、ワイヤーソー１１は、鉄筋コンクリ
ート構築物1の被切断個所に水平に巻き掛けられると共
にガイドプーリー架台の水平プーリー１５Ｌ，１５Ｒの
外側を通り、垂直プーリー１６Ｌ，１６Ｒを経由して屈
曲し、駆動輪５に無端状に掛けてもよい。そうすると、
前記したように、自走台４をラック３に沿って移動させ
る方法において、ワイヤーソー１１は、鉄筋コンクリー
ト構築物１の切断解体直後、水平プーリー１５Ｌ，１５
Ｒによって支持されるので、水平プーリー１５Ｌ，１５
Ｒの内側をワイヤーソー１１が通る場合と異なり、ワイ
ヤーソー１１が水平プーリー１５Ｌ，１５Ｒから抜けて
飛び跳ねたりする危険性がないので安全である。 【００２６】このような切断解体工法を順次繰り返せ
ば、煙突及び柱状の鉄筋コンクリート構築物1を上部か
ら下部に至るまで安全かつ確実に切断解体することが可
能である。 【００２７】 【発明の効果】以上のように、本発明に係る鉄筋コンク
リート構築物の切断解体装置では、超硬質ビーズと円筒
状スリーブとを付設してなるワイヤーソーを走行駆動さ
せて鉄筋コンクリート構築物を切断解体するので、駆動
輪からの回転駆動力及び引張力をワイヤーソーの長さや
屈曲の態様に関係なく、ベルト伝動やロープ伝動のよう
に自在にワイヤーソーに伝達することができるとともに
超硬質ビーズと円筒状スリーブとはワイヤーに対して大
きな移動を行なうことがないので、鉄筋コンクリート構
築物を作業性よく安全に切断することができる。 【００２８】従って、この切断解体装置では、例えば煙
突やビルの屋上のように高い危険な場所や鉄道線路沿い
の危険な場所、或いは密集地や狭い場所等における種々
の鉄筋コンクリート構築物の切断解体、或いは他の部分
を破壊することなしに所要個所のみを選択的に切断解体
する鉄筋コンクリート構築物の部分切断解体等に際し
て、内部の鉄筋も含めて、その切断断面積や切断厚さに
制限されることなく、きわめて早い切断速度で、作業性
よく安全に、しかも振動、騒音、塵芥等、外部環境への
影響がきわめて小さい状態において切断解体を施工する
ことができる。また、この切断解体装置によれば、鉄筋
コンクリート壁に多角形状の開口部をオーバーカットな
しに穿設することもできる。 【００２９】特に、本発明に係るワイヤーソー用ガイド
プーリー架台では、所要の個所に設置するのみで、特別
の調整を要することなく、ワイヤーソーの張り側及び緩
み側を同時に円滑に案内すると共に所要の方向へ転換さ
せることができる。従って、ワイヤーソーによる部分切
断工事、特に鉄筋コンクリート構築物の部分切断工事に
おいて、被切断体を切断個所の高低をとわず正確に切断
することができ、またガイドプーリーの設置のために地
上及び空間のスペースが十分に取れない場所等において
も好適に使用することができる。 【００３０】上記のような鉄筋コンクリート構築物の切
断解体装置は、廃棄のための切断解体のみならず、例え
ば橋桁、水中切断、ダム、ビルの切断、公衆便所、住
宅、碑、機械基礎、柱等の下部切断による上部本体の移
動、保存等にも有用である。
型プラント、地下鉄、原子力発電所その他の鉄筋コンク
リート構築物の切断解体装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】鉄筋コンクリート構築物の解体装置とし
ては、従来より、爆薬や化学薬品の膨張圧力やガス圧力
を利用して破壊する装置、またスチールボール、振動ハ
ンマー、油圧により破砕する装置、さらに円板状ブレー
ドや水圧を利用したウォータージェットにより切断する
装置などが知られている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
爆薬等により破壊する装置やスチールボール等により破
砕する装置は何れも対象の構築物を完全に解体するため
に適するものであり、従って構築物の部分解体には殆ど
使用できない。また、これらの解体装置では、周辺の環
境に及ぼす爆風、振動、衝撃音、騒音、塵芥等の影響が
大きいため、使用場所や使用条件が厳しく制限される。 【０００４】一方、円板状ブレードの回転により切断す
る装置は構築物の部分解体に適するものであり、構築物
の老化に伴う補強、増改築等の工事に広く使用されてい
る。しかし、そのブレード式切断機は、ブレード製造上
の都合や取扱い上の都合で小型軽量化されているため切
断能力に劣り、切断断面積は狭い範囲に制限され、また
切断可能厚さも３０ないし４０ｃｍ程度が最大である。
また、このような円板状ブレードの回転による部分切断
の場合は、切断不要個所にもオーバーカットを要するな
どの問題があり、さらに被切断壁面に取り付けたガイド
レールに沿ってブレード式切断機を走行駆動させる従来
の装置は、安全性や作業性にも問題があった。 【０００５】また、水圧を利用したウォータージェット
により切断する装置も構築物の部分解体に使用すること
ができるが、切断能力が著しく劣る上に大きな機械設備
を要し、また切断面が放射状に広がるなどの実用上の難
点があった。 【０００６】しかして、ワイヤーソーにおいては、被切
断体とワイヤー駆動装置との位置的関係から、特別の場
合を除いて、それらの間に複数のガイドプーリーを介し
て切断用ワイヤーが所要の走行路を走行するように配設
する必要がある。例えば、地上のワイヤー駆動装置によ
って、それより低所や高所にある被切断体を水平に切断
する場合には、それらの間にガイドプーリーの介在がな
ければワイヤーソーを円滑に走行させることは明らかに
不可能である。 【０００７】従来、石材の切出しに際しては、そのよう
なガイドプーリーを所要個所に個別に設置することによ
り、ワイヤーソーの走行方向を適宜転換していた。 【０００８】しかし、従来のようにガイドプーリーを所
要個所に個別に設置する場合には、その設置や解体自体
に多くの工数を要する上に、切断用ワイヤーを円滑に走
行させるための各ガイドプーリー間の位置や角度の調節
にも多くの工数と熟練を要するものであった。また、従
来の場合は、上記複数プーリーの配置にもかかわらず、
被切断体を正確な寸法、角度に、例えば正確に水平に切
断することが困難であった。 【０００９】また、特に、ワイヤーソーを鉄筋コンクリ
ート構築物の部分切断工事に使用する場合には、採石場
と異なって多くのガイドプーリーを設置するための地上
及び空間のスペースが十分に取れない、被切断体を高
所、低所にかかわらず所定の高さで正確に切断すること
が困難であり、ガイドプーリーの設置、解体、調整等に
相当の時間を要するので、切断工事の期間が長くなる等
の問題があった。 【００１０】しかして、本発明の目的は、鉄筋コンクリ
ート構築物の所要個所を内部の鉄筋も含めて、その切断
断面積や切断厚さに制限されることなく、きわめて早い
切断速度で、作業性よく安全に、しかも振動、騒音、塵
芥等、外部環境への影響がきわめて小さい状態において
切断解体することのできる解体装置を提供することにあ
る。 【００１１】 【課題を解決するための手段】本発明に係る鉄筋コンク
リート構築物の切断解体装置は、超硬質ビーズと円筒状
スリーブとを付設してなるワイヤーソーの駆動する駆動
輪回転機構と前記ワイヤーソーの後退とともに駆動輪を
後退させるラックピニオン回転機構とを備えた自走台
と、巻掛けられたワィヤーソーを摩擦走行させる一対の
水平プーリーと該水平プーリーと隣接し直角方向に架設
した垂直プーリーとを備えたガイドプーリー架台とから
構成されたことを特徴とする。 【００１２】更に本発明に係るワイヤーソー用ガイドプ
ーリー架台は、同一平面内に回転自在に互いに隣接して
ガイドプーリー架台に枢着された一対の水平プーリー
と、該水平プーリーと直角に互いに隣接して前記ガイド
プーリー架台に枢着された一対の垂直プーリーとからな
ることを特徴とする。 【００１３】 【作用】上記においてワイヤーソーの走行駆動は、油圧
モーターや電動モーターその他の原動機で回転駆動され
る駆動輪により行われ、鉄筋コンクリート構築物の切断
に際しては、ワイヤーソーが走行すると超硬質ビーズと
円筒状スリーブとはワイヤーに対して大きな移動を行な
うことなく鉄筋コンクリート構築物を確実に切断する。
にまたその駆動輪と鉄筋コンクリート構築物との間にお
けるワイヤーソーの配設やワイヤーソーの走行の方向転
換などは、駆動輪の回転面の角度を変えることなく、ガ
イドプーリーの架設により自在に行われる。また、走行
するワイヤーソーは、所要張力に常時保持されるように
所要方向に付勢され、その張力の維持や調節は、例えば
上記駆動輪をその付属機器等と共に、切断解体の進行に
伴って後方へ漸次移動させることにより行うことができ
る。 【００１４】 【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。図１は本発明に係る鉄筋コンクリート構築物の切
断解体工法及びその装置の一例を説明する自走台の斜視
図であり、同図において、柱状の鉄筋コンクリート構築
物１の前面の路面上に、高さの調節が可能な２基のサポ
ート２，２ａがアンカー等（図示を省略する）によって
不動状態に仮設され、それらのサポート２，２ａにギヤ
付きの円柱状ラック３が、その軸線を中心とする回転角
の調節が可能なように固定状態で軸架され、そのラック
３に、自走台４が軸線方向に移動自在に嵌め込まれてい
る。 【００１５】その自走台４には、駆動輪５及びそれを回
転駆動するための油圧モータ、無段変速機などからなる
駆動輪回転機構６、並びに上記ラック３と噛合されるピ
ニオン７及びそれを回転駆動するための油圧モータなど
からなるピニオン回転機構８が搭載され、さらにそれら
の駆動輪回転機構６及びピニオン回転機構８には、可撓
性の油圧ホース９を介して油圧制御ボックス１０が接続
されている。さらに、鉄筋コンクリート構築物１表面の
切断開始予定部と駆動輪５との間にはワイヤーソー１１
が無端状に掛けられている。 【００１６】煙突状の鉄筋コンクリート構築物１の上部
に一対の水平プーリ１５Ｌ，１５Ｒ及び一対の垂直プー
リ１６Ｌ，１６Ｒが枢着された架台(図示を省略する)が
仮設され、また、その鉄筋コンクリート構築物１の下部
付近の路面上に、一対の垂直プーリ１７Ｌ，１７Ｒを枢
着した架台(図示を省略する)が仮設されている。 【００１７】そのワイヤーソー１１は、その拡大横断面
図である図２に例示するように、直径５ｍｍのスチール
ワイヤ１２に、ダイヤモンド粒表面層を有する外形１０
ｍｍ、長さ１０ｍｍの円筒状ビーズ１３が２０ないし３
０ｍｍピッチで遊嵌され、かつ隣接する各円筒ビーズ１
３，１３間にコイルスプリング１４が同様に遊嵌され、
最小直径１００ｍｍで屈曲可能とされている。 【００１８】なお、そのビーズ１３は、鉄筋を含むコン
クリート層、コンクリートブロック、レンガ等を切断す
ることができる超硬質のものであればよく、ダイヤモン
ド以外のセラミックスを使用したものでもよく、スチー
ルワイヤに固定してもよい。また、スチールワイヤ１２
には、適当数のビーズ１３及びコイルスプリング１４の
繰り返しからなる各ブロックごとに、それらのブロック
間の自由な移動を制限するためのクリップを付設しても
よい。 【００１９】また、コイルスプリング１４は屈曲可能な
スペーサとして有用であるが、場合によっては、スチー
ルワイヤ１２の屈曲性を阻害しない範囲で円筒状スリー
ブと代替させてもよく、また円筒状スリーブをワイヤー
に適宜固定し、あるいはこのビーズ１３のみをスチール
ワイヤ１２に所要のピッチで交換可能に固定したもので
もよい。 【００２０】次に、本発明の鉄筋コンクリート構築物の
切断解体工法を図面に沿って説明する。 【００２１】上記の構成において、ワイヤーソー１１
を、駆動輪回転機構6の作動による駆動輪５の回転駆動
によって、例えば１５ないし４０ｍ／ｓｅｃの速度で循
環するように走行させ、同時にそれをピニオン回転機構
8の作動によるピニオン７の回転駆動及びそれに伴う自
走台４のラック３に沿う移動によって後方に常時付勢
し、例えば５０ないし２００ｋｇの張力で後方に引張る
と、鉄筋コンクリート構築物１は、内部の鉄筋も含めて
完全に切断解体される。なお、上記の切断解体作業に際
しては、通常の場合、冷却、潤滑、洗浄等のために切断
個所に常時注水することが必要である。 【００２２】上記のように、自走台４をラック３に沿っ
て移動させる方法では、鉄筋コンクリート構築物１の切
断解体直後やワイヤーソー１１の突然の破断などに際し
ても、自走台４が暴走したり、ワイヤーソー１１が飛び
跳ねたりする危険性がないので安全である。 【００２３】なお、上記において駆動輪５の回転面は略
水平に調節されているが、この駆動輪５は、サポート
２，２ａに対するラック３の軸線回りの回転角の調節及
びサポート２，２ａの各高さの調節により、所要の高さ
に、しかも所要の方向に自在に調節することができる。
例えば、ラック３を図１に示す状態から軸線回りに、何
れかの方向に９０度回転させてサポート２，２ａに固定
すると、駆動輪５の回転面は垂直となり、また図１にお
いてサポート２をサポート２ａよりも高い位置に調節す
ると、駆動輪５の回転面は鉄筋コンクリート構築物１の
方向に上向き状態で傾斜する。 【００２４】しかして、ワイヤーソー１１は、鉄筋コン
クリート構築物１の被切断個所に水平に巻き掛けられる
と共にガイドプーリー架台の水平プーリー１５Ｌ，１５
Ｒの内側を通り、垂直プーリー１６Ｌ，１６Ｒを経由し
て屈曲し、駆動輪５に無端状に掛けられている。ここで
ワイヤー駆動装置を鉄筋コンクリート構築物１方向へ移
動させながら駆動輪５を回転させると、ワイヤーソー１
１は所要の張力及び速度で無端状に走行し、その結果と
して鉄筋コンクリート構築物１の水平切断が開始される
ことになる。そして、鉄筋コンクリート構築物１の水平
切断が進行するとともに自走台４をラック３に沿って移
動させ、鉄筋コンクリート構築物１の上部は略水平方向
に切断解体される。なお、ワイヤーソー１１の走行駆動
手段や張力調節手段は前述したので、詳細な説明及び図
示を省略する。 【００２５】また、ワイヤーソー１１は、鉄筋コンクリ
ート構築物1の被切断個所に水平に巻き掛けられると共
にガイドプーリー架台の水平プーリー１５Ｌ，１５Ｒの
外側を通り、垂直プーリー１６Ｌ，１６Ｒを経由して屈
曲し、駆動輪５に無端状に掛けてもよい。そうすると、
前記したように、自走台４をラック３に沿って移動させ
る方法において、ワイヤーソー１１は、鉄筋コンクリー
ト構築物１の切断解体直後、水平プーリー１５Ｌ，１５
Ｒによって支持されるので、水平プーリー１５Ｌ，１５
Ｒの内側をワイヤーソー１１が通る場合と異なり、ワイ
ヤーソー１１が水平プーリー１５Ｌ，１５Ｒから抜けて
飛び跳ねたりする危険性がないので安全である。 【００２６】このような切断解体工法を順次繰り返せ
ば、煙突及び柱状の鉄筋コンクリート構築物1を上部か
ら下部に至るまで安全かつ確実に切断解体することが可
能である。 【００２７】 【発明の効果】以上のように、本発明に係る鉄筋コンク
リート構築物の切断解体装置では、超硬質ビーズと円筒
状スリーブとを付設してなるワイヤーソーを走行駆動さ
せて鉄筋コンクリート構築物を切断解体するので、駆動
輪からの回転駆動力及び引張力をワイヤーソーの長さや
屈曲の態様に関係なく、ベルト伝動やロープ伝動のよう
に自在にワイヤーソーに伝達することができるとともに
超硬質ビーズと円筒状スリーブとはワイヤーに対して大
きな移動を行なうことがないので、鉄筋コンクリート構
築物を作業性よく安全に切断することができる。 【００２８】従って、この切断解体装置では、例えば煙
突やビルの屋上のように高い危険な場所や鉄道線路沿い
の危険な場所、或いは密集地や狭い場所等における種々
の鉄筋コンクリート構築物の切断解体、或いは他の部分
を破壊することなしに所要個所のみを選択的に切断解体
する鉄筋コンクリート構築物の部分切断解体等に際し
て、内部の鉄筋も含めて、その切断断面積や切断厚さに
制限されることなく、きわめて早い切断速度で、作業性
よく安全に、しかも振動、騒音、塵芥等、外部環境への
影響がきわめて小さい状態において切断解体を施工する
ことができる。また、この切断解体装置によれば、鉄筋
コンクリート壁に多角形状の開口部をオーバーカットな
しに穿設することもできる。 【００２９】特に、本発明に係るワイヤーソー用ガイド
プーリー架台では、所要の個所に設置するのみで、特別
の調整を要することなく、ワイヤーソーの張り側及び緩
み側を同時に円滑に案内すると共に所要の方向へ転換さ
せることができる。従って、ワイヤーソーによる部分切
断工事、特に鉄筋コンクリート構築物の部分切断工事に
おいて、被切断体を切断個所の高低をとわず正確に切断
することができ、またガイドプーリーの設置のために地
上及び空間のスペースが十分に取れない場所等において
も好適に使用することができる。 【００３０】上記のような鉄筋コンクリート構築物の切
断解体装置は、廃棄のための切断解体のみならず、例え
ば橋桁、水中切断、ダム、ビルの切断、公衆便所、住
宅、碑、機械基礎、柱等の下部切断による上部本体の移
動、保存等にも有用である。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明に係る鉄筋コンクリート構築物の
切断解体装置の一例を説明する斜視図である。 【図２】図２はワイヤーソーの一例の拡大横断面図であ
る。 【符号の説明】 １ 鉄筋コンクリート構築物 ２ サポート ２ａ サポート ３ ラック ４ 自走台 ５ 駆動輪 ６ 駆動輪回転機構 ７ ピニオン ８ ピニオン回転機構 ９ 油圧ホース １０ 油圧制御ボックス １１ ワイヤーソー １２ スチールワイヤ １３ ビーズ １４ コイルスプリング １５Ｌ 水平プーリー １５Ｒ 水平プーリー １６Ｌ 垂直プーリー １５Ｒ 垂直プーリー
切断解体装置の一例を説明する斜視図である。 【図２】図２はワイヤーソーの一例の拡大横断面図であ
る。 【符号の説明】 １ 鉄筋コンクリート構築物 ２ サポート ２ａ サポート ３ ラック ４ 自走台 ５ 駆動輪 ６ 駆動輪回転機構 ７ ピニオン ８ ピニオン回転機構 ９ 油圧ホース １０ 油圧制御ボックス １１ ワイヤーソー １２ スチールワイヤ １３ ビーズ １４ コイルスプリング １５Ｌ 水平プーリー １５Ｒ 水平プーリー １６Ｌ 垂直プーリー １５Ｒ 垂直プーリー
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 （１）超硬質ビ−ズと円筒状スリーブとを付設してなる
ワイヤーソーの駆動輪回転機構と前記ワイヤーソーの後
退とともに駆動輪を後退させるラック、ピニオン回転機
構とを備えた自走台と、巻掛けられたワィヤーソーを摩
擦走行させる一対の水平プーリーと該水平プーリーと隣
接し直角方向に架設した垂直プーリーとを備えたガイド
プーリー架台とから構成された鉄筋コンクリート構築物
の切断解体装置。 （２）同一平面内に回転自在に互いに隣接してガイドプ
ーリー架台に枢着された一対の水平プーリーと、該水平
プーリーと直角に互いに隣接して前記ガイドプーリー架
台に枢着された一対の垂直プーリーとからなることを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の鉄筋コンクリート
構築物の切断解体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33391092A JPH05256031A (ja) | 1992-12-15 | 1992-11-20 | 鉄筋コンクリート構築物の切断解体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33391092A JPH05256031A (ja) | 1992-12-15 | 1992-11-20 | 鉄筋コンクリート構築物の切断解体装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1089800A Division JPH02197674A (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 鉄筋コンクリート構築物の水平切断解体工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05256031A true JPH05256031A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=18271328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33391092A Pending JPH05256031A (ja) | 1992-12-15 | 1992-11-20 | 鉄筋コンクリート構築物の切断解体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05256031A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102828472A (zh) * | 2012-09-20 | 2012-12-19 | 中铁八局集团第一工程有限公司 | 用绳锯割除连续梁桥临时支座的方法 |
| CN103233589A (zh) * | 2013-05-02 | 2013-08-07 | 姬云峰 | 一种用绳锯切割法拆除烟囱的方法 |
| CN115874841A (zh) * | 2022-12-08 | 2023-03-31 | 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 | 一种预应力frp布均匀加固装置及方法 |
| CN117162282A (zh) * | 2023-08-15 | 2023-12-05 | 中铁北京工程局集团城市轨道交通工程有限公司 | 一种绳锯切割装置 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP33391092A patent/JPH05256031A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102828472A (zh) * | 2012-09-20 | 2012-12-19 | 中铁八局集团第一工程有限公司 | 用绳锯割除连续梁桥临时支座的方法 |
| CN102828472B (zh) * | 2012-09-20 | 2014-04-02 | 中铁八局集团第一工程有限公司 | 用绳锯割除连续梁桥临时支座的方法 |
| CN103233589A (zh) * | 2013-05-02 | 2013-08-07 | 姬云峰 | 一种用绳锯切割法拆除烟囱的方法 |
| CN115874841A (zh) * | 2022-12-08 | 2023-03-31 | 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 | 一种预应力frp布均匀加固装置及方法 |
| CN117162282A (zh) * | 2023-08-15 | 2023-12-05 | 中铁北京工程局集团城市轨道交通工程有限公司 | 一种绳锯切割装置 |
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