JPH052540Y2 - - Google Patents

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JPH052540Y2
JPH052540Y2 JP5811987U JP5811987U JPH052540Y2 JP H052540 Y2 JPH052540 Y2 JP H052540Y2 JP 5811987 U JP5811987 U JP 5811987U JP 5811987 U JP5811987 U JP 5811987U JP H052540 Y2 JPH052540 Y2 JP H052540Y2
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JP
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upper frame
claw
frame
operating rod
drum
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JP5811987U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、立てた状態に置かれたドラム缶を
吊り上げ移動する場合に用いるつかみ装置に関す
るものである。
(従来の技術) 地上等に立てた状態つまり縦置されたドラム缶
をクレーン等で吊上げ移動する場合、従来は作業
員がドラム缶の傍に近づき、手作業でつかみ治具
またはワイヤ等をドラム缶にセツトするのが普通
であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のような従来の作業方法では、ドラム缶の
内容物いかん、更には置場の状況によつては作業
に危険がともないしかも非能率な労働を余儀なく
されていた。また特に内容物が放射性廃棄物であ
る場合には、作業員の危険度はより大であり、放
射線被曝の惨事を招くことにもなる。
この考案は、かかる問題点を解決するためにな
されたもので、内容物や置場所の制約を受けずに
遠隔操作により的確なつかみ作動を行なう装置を
得ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) この考案に係るドラム缶つかみ装置は、十字状
に組合わされた上下対をなすフレームを備え、そ
の下部フレームの中心にシリンダを立設し、かつ
外端寄りの位置に上部フレームを貫く吊棒を立設
し、下部フレームに対して上部フレームを上下自
在に支持させると共に、上部フレームの各先端に
は下部フレームを貫いて支持される爪操作ロツド
を固定しかつ該爪操作ロツドを支えとし上部フレ
ームを上方向へ附勢するコイルばねを介装し、更
に下部フレームの各先端下部にそれぞれ回動爪を
枢着した支持部材を固定し、上記回動爪の基部に
形成した長孔に上記爪操作ロツドの下端をピンを
介して結合したものである。
(作用) この考案においては、下部フレームをドラム缶
の上面に接合した状態でシリンダより上部フレー
ムを押し上げると、これと同時に4本の爪操作ロ
ツドが上方へ移動し、この動作によつて回動爪が
下方向へ回動してドラム缶をつかむ。なおここで
シリンダの油圧力が喪失してもコイルばねにより
上部フレームが上方へ附勢されているので回動爪
はつかみ力を保持する。
またシリンダに逆方向の油圧を作用させると上
部フレームが下方へ移動し、これと同時に降下す
る爪操作ロツドの動作により回動爪が上方向へ回
動してドラム缶を放す。
(実施例) 以下この考案の一実施例を示す図面に基づいて
説明する。1は上部フレーム、2は下部フレーム
であり、これらは共に十字状に組合わされ適宜補
強部材3,4で補強されている。そして、これら
両フレーム1,2はドラム缶の外径に対応してそ
の寸法が決定される。なお上記下部フレーム2の
交差した中心にはシリンダ5が直立配置され、そ
のロツド6端を上部フレーム1に結合している。
7は下部フレーム2の外端寄りの位置に立設され
た4本の吊棒であり、それぞれ上部フレーム1を
貫きその頂端に吊上げ用チエン8が接続される。
つまり上記上部フレーム1はシリンダ5によつて
上下動作されしかもこの時吊棒7がガイドとして
の役割をはたすものである。
なお下部フレーム2の裏面には複数のキヤスタ
ー9を配設しており、これがドラム缶Aの上面に
当接することによりドラム缶Aに対する装置の姿
勢つまり芯合わせが自動的に行われるように配慮
されている。
10は頂端を上部フレーム1の各先端に固定し
た爪操作ロツドであり、これは第4図に明示する
如く、下部フレーム2の各端部に取付けたガイド
11で支持され、更に下部フレーム2を貫いて下
方へ延出している。なお上記各爪操作ロツド10
を支えとして上下両フレーム1,2間にはコイル
ばね12が介装され、上部フレーム1を下方向へ
弾圧附勢せしめている。13は下部フレーム2の
各端裏部に取付けた支持部材であり、これにはそ
れぞれ回動爪14をピン15をもつて回動自在に
枢着しており、この回動爪14の基部に形成した
長孔16に上記爪操作ロツド10の下端をピン1
7を介して結合している。
なお上記回動爪14の内端には爪板18を取付
け、その端面にドラム缶Aに接するゴム19が張
着されている。
この考案は以上その実施例について説明したよ
うな構成であり、これを用いてドラム缶Aをつか
み吊上げるに際しては、まず第2図に示す如く装
置をドラム缶A上に運び下部フレーム2のキヤス
ター9をドラム缶Aの上面に当接させて装置の姿
勢を正し芯出しを行つたところで、シリンダ5に
油圧力を作用させてロツド6を押し出し、上部フ
レーム1を適量上昇させて爪操作ロツド10を上
方向へ移動させ、この動作により各回動爪14を
下方向へ回動させドラム缶Aをつかむ。ここでシ
リンダ5に対する油圧を遮断し、チエン8を介し
て吊棒7を吊上げるのである。なおこの時シリン
ダ5に作用する油圧力が喪失してもコイルばね1
2の附勢によつて回動爪14はつかみ状態を保持
する。以上のようにしてつかみ、そうして吊上げ
られたドラム缶Aを所定の場所に移動し、着地し
た後シリンダ5に逆方向の油圧を作用させると上
部フレーム1が下降し、これと同時に各爪操作ロ
ツド10がコイルばね12に抗して下方へ移動
し、回動爪14を上方向へ回動させてドラム缶A
を開放する。
なお第5図は、この考案の装置を複数吊りとし
て実施した態様を示しており、この場合各装置間
の間隔調整機構20及び装置全体を任意の方向へ
回動し得る回動機構21を具備した、中間操作装
置22を用いればこの考案の装置がもつ機能が更
に生かされ、多数のドラム缶を同時に吊上げる省
力化装置として活用される。
なお実施例は1つのシリンダにより4つの爪を
動作させる機構であるが、各爪操作ロツドをそれ
ぞれ油圧シリンダで操作する手段、更には油圧シ
リンダに代わるマグネツトによる吸着、解離機構
を採用しても同様の作用効果を奏する。
(考案の効果) この考案は以上説明したとおり、支持部材を介
して回動爪を設けた下部フレームと、この下部フ
レームに対して上下動作し、上記回動爪を操作す
る爪操作ロツドを設けた上部フレームを備え、し
かも下部フレームには上記上部フレームのガイド
を兼ねる吊棒を設け、かつ上部フレームを上方向
へ弾圧附勢するコイルばねを介装したものであ
り、ドラム缶つかみ動作を置場所の制約を受けず
に遠隔からの操作により的確に行なうことがで
き、保安と省力化が達成され、特に危険物質を収
容したドラム缶を運搬処理するつかみ装置として
その効用は大である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は平面図、第2図は第1図における−線に
沿う正面図、第3図は回動爪と爪操作ロツドとの
関係を示す拡大側面図、第4図は爪操作ロツドと
その支持及びコイルばねとの関係を示す部分断面
図、第5図はこの考案の実施の態様を例示した正
面図である。 1は上部フレーム、2は下部フレーム、5はシ
リンダ、7は吊棒、10は爪操作ロツド、12は
コイルばね、13は支持部材、14は回動爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 十字状に組合わされた上下対をなすフレームを
    備え、下部フレームの中心にシリンダを立設しか
    つ外端寄りの位置に上部フレームを貫く吊棒を立
    設し、下部フレームに対して上部フレームを上下
    動自在に支持すると共に上部フレームの各先端に
    は下部フレームを貫いて支持される爪操作ロツド
    を固定しかつ該爪操作ロツドを支えとし、上部フ
    レームを上方向へ附勢するコイルばねを介装し、
    更に下部フレームの各先端下部にそれぞれ回動爪
    を枢着した支持部材を固定し、上記回動爪の基部
    に形成した長孔に上記爪操作ロツドの下端をピン
    を介して結合したことを特徴とするドラム缶つか
    み装置。
JP5811987U 1987-04-15 1987-04-15 Expired - Lifetime JPH052540Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5811987U JPH052540Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

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JP5811987U JPH052540Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63166581U JPS63166581U (ja) 1988-10-31
JPH052540Y2 true JPH052540Y2 (ja) 1993-01-21

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ID=30888432

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JPS63166581U (ja) 1988-10-31

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