JPH0525325Y2 - - Google Patents

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JPH0525325Y2
JPH0525325Y2 JP4339288U JP4339288U JPH0525325Y2 JP H0525325 Y2 JPH0525325 Y2 JP H0525325Y2 JP 4339288 U JP4339288 U JP 4339288U JP 4339288 U JP4339288 U JP 4339288U JP H0525325 Y2 JPH0525325 Y2 JP H0525325Y2
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vehicle
pocket
interior
frame
opening
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用内装材のポケツト構造に関する
ものである。
〔従来技術〕
従来の車両用内装材におけるポケツト構造とし
ては例えば実公昭58−20433号公報に開示された
ものがある。すなわち、この構造は開口を有する
箱状のポケツト部材を内装材に差し込んで取り付
けていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような構造にあつては、ポ
ケツト部材が別体であるため、重量が増大するば
かりでなく、コストアツプとなるという課題があ
つた。
本考案はこのような課題に着目してなされたも
ので、重量の軽減とコストダウンを図り、併せて
収納量の増大化を図つた車両用内装材のポケツト
構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はかかる目的を達成するため、内装材に
開口を有し車室内側に突出するポケツト部を一体
に突設し、このポケツト部における開口の周縁に
枠体を固設するとともに、この枠体を車室外側か
ら車室内側に向つて前下りとなるよう傾斜させ、
その車室内側の最上端と車室外側の最下端とに所
定の高差を設定し、更に、この枠体の車室外側を
内装材の車室内側面にポケツト部の裏面を閉塞す
る裏板とともに固着たものである。
〔作用〕
ポケツト部が内装材と一体に設けられているた
め、無駄な部分がなく、重量減となる。また、開
口周縁の枠体が傾斜しているため、開口寸法が大
きくなる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の一実施例を説明す
る。
第1図ないし第3図において、1は車両用ドア
の内装材であるドアトリムで、基材2と、パツド
材3と、表皮材4とにより形成されている。
このドアトリム1の下端部には上端に開口5を
有し車室内側に突出するポケツト部6が一体に
突設されている。
このポケツト部6における開口5の周縁にはリ
ング状枠体7が固設されている。
この枠体7は車室外側Oから車室内側Iに向か
つて前下りとなるよう傾斜しており、車室内側I
の最上端7aと車室外側Oの最下端7bとに所定
の高差hが設定されている。
なお、ドアトリムにおけるポケツト部6の開
口5周縁には前記枠体7の取付用凹部8がエンボ
ス成形されている。この凹部8に取り付けられた
枠体7とドアトリム1の各表面は面一となるよう
にする。
前記枠体7の固定は、前記凹部8に適当間隔を
おいて穿設した複数のビス取付穴9,9,……に
嵌入した前記枠体7の裏面に突設した複数のボス
10,10,……にドアトリム1の裏側から螺入
したビス11,11,……を締結することにより
行う。
前記ドアトリム1の裏面における前記ポケツト
部6の背部を閉塞するように裏板13が設けられ
ている。この裏板13のドアトリム1への固定は
前記枠体7の取り付けに用いたビス11,11,
……の一部を兼用する。
第4図に示すように、前記枠体7は下型14と
上型15により射出成形されるが、このように部
材(枠体7)に段差がある場合、下型14と上型
15との間には傾斜した型の合わせ部16を設定
することが必要であるが、前記枠体7の高差hは
この合わせ部16が設定できる寸法より大きくす
るものとする。なお、第4図において、X,Y方
向は夫々下型14および上型15の抜き方向、
PLはパーテイングラインである。
第5図に示すように、枠体7の取付用凹部8は
前記ドアトリム1のポケツト部6と同時に成形さ
れるようにし、その後、矢印aで示すドアトリム
1の外周カツトと同時に矢印bで示す開口5の内
周カツトおよび矢印cで示すビス取付穴9のピア
スによる穴開けを行うものとする。これらのカツ
トおよび穴開け方向は同一方向である。
図中17はドアトリム1におけるポケツト部6
の上方近傍部に突設したアームレストである。
上記のように本考案はポケツト部6がドアトリ
ム1に一体に形成され無駄な部分がないため、重
量が軽減でき、しかもコストダウンが図れる。
また、ポケツト部6の開口寸法が第6図に示す
ように、枠体7の高差がOの場合にはW0となる
が、第7図に示すように、枠体7に高差hが設定
されている場合には、WR=√O 22となり収
納量が増大する。したがつて、厚物(例えば厚い
ロードマツプ18等)が収納できる。特に、アー
ムレスト17の位置が低い車ではロードマツプ1
8を垂直に入れようとしても、該ロードマツプ1
8の上端が開口5の上方アームレスト17の下面
(符号17a)に衝接してしまうため、実際には
該ロードマツプ18は無理に弯曲して収納する
が、第7図に示す本考案では開口5が斜めとなつ
ているため、ロードマツプ18はそれ程弯曲させ
る必要もなく収納が可能である。
また、ドアトリム1の成形後のポケツト部6に
おける開口5の内縁カツトおよびビス取付穴9の
穴開けがドアトリム1の外周カツトと同時に行う
ことができるため、これもまたコストダウンの要
因となる。
さらに、枠体7の取付ボス10が型抜き方向に
設定できるため、射出成形型に型抜き方向外へ移
動するスライド機構が必要ないため、型費が安価
となる。
さらにまた、枠体7をドアトリム1に取り付け
る場合、ドアトリム1に対して該ドアトリム1の
外周カツト方向に合致する面直方向から取付ボス
10を挿入しかつ取付ビス11の締付作業が可能
であるため、作業が容易で、取付工程も短縮でき
る訳である。
〔効果〕
以上説明してきたように本考案によれば、内装
材に開口を有し車室内側に突出するポケツト部を
一体に突設し、このポケツト部における開口の周
縁に枠体を固設するとともに、この枠体を車室外
側から車室内側に向つて前下りとなるように傾斜
させ、その車室内側の最上端と車室外側の最下端
とに所定の高差を設定したものであるから、ポケ
ツト部を有する内装材の重量の軽減とコストダウ
ンが図れるとともに、ポケツト部の収納量の増大
が図れるという効果が得られる。
また本考案では、裏板ととも枠体の車室外側を
内装材に固着しているので、枠体と裏板との同時
固定により生産性向上が図れると共に、開口まわ
りの剛性が向上し、ポケツト開口が大きくなつて
も、枠体の車室内側に手をかけたときその外力は
枠体を介して内装材、裏板へ伝達され強固に支受
されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
図で、第1図は第3図の−線断面図、第2図
は第1図の分解斜視図、第3図は全体斜視図、第
4図は枠体の射出成形構造を示す断面説明図、第
5図はポケツト部のカツト工程を示す断面説明
図、第6図および第7図は従来および本考案の作
用説明図である。 1……ドアトリム(内装材)、5……開口、6
……ポケツト部、7……枠体、7a……最上端、
7b……最下端、h……高差。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内装材に開口を有し車室内側に突出するポケツ
    ト部を一体に突設し、このポケツト部における開
    口の周縁に枠体を固設するとともに、この枠体を
    車室外側から車室内側に向かつて前下りとなるよ
    う傾斜させ、その車室内側の最上端と車室外側の
    最下端とに所定の高差を設定し、更に、この枠体
    の車室外側を内装材の車室内側面にポケツト部の
    裏面を閉塞する裏板とともに固着したことを特徴
    とする車両用内装材のポケツト構造。
JP4339288U 1988-03-30 1988-03-30 Expired - Lifetime JPH0525325Y2 (ja)

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JP4339288U JPH0525325Y2 (ja) 1988-03-30 1988-03-30

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JPH01145746U JPH01145746U (ja) 1989-10-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2605059Y2 (ja) * 1991-09-24 2000-06-19 西川化成株式会社 ドアトリムのポケット構造
JP2573888Y2 (ja) * 1992-01-20 1998-06-04 西川化成株式会社 車両用内装パネルのポケット構造

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JPH01145746U (ja) 1989-10-06

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