JPH05246479A - ハードケース - Google Patents

ハードケース

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JPH05246479A
JPH05246479A JP4079370A JP7937092A JPH05246479A JP H05246479 A JPH05246479 A JP H05246479A JP 4079370 A JP4079370 A JP 4079370A JP 7937092 A JP7937092 A JP 7937092A JP H05246479 A JPH05246479 A JP H05246479A
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JP
Japan
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case
label area
molded
mold
main body
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JP4079370A
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Osamu Koizumi
治 小泉
Hajime Meguro
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背面部4に凹状のラベルエリア8を有するケ
ース基体2と、このケース基体2の背面部4に連続して
一体に成形され、ケース基体2を開閉する蓋体3とによ
りなるハードケース1を、スライドコアを用いることな
く成形可能とする。 【構成】 金型装置内においてケース基体2を30°程
度傾けた状態で成形すると共に、これに応じてラベルエ
リア8の段面部8aを30°の傾斜面とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセット等の収納
に用いるハードケースに関し、特に背面に凹状のラベル
エリアを有するハードケースの成形構造に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】先ず、図4〜図6において従来例を説明
する。例えばテープカセットの保管に用いるハードケー
ス1は、図5Aに示す如くケース基体(身)2と、この
ケース基体2を開閉する蓋体3とによりなり、この蓋体
3はケース基体2の背面部4と薄肉の連結部5を介して
連続して一体に成形されている。そしてこの連結部5を
ヒンジとして蓋体3がケース基体2に対し開閉回動し、
蓋体3を閉じた状態では同図Bに示す如く蓋体3の周壁
部3aの内側面がケース基体2の周壁部2aの外側面に
重なることにより密閉状態が確保され、またこの状態で
はケース基体2側の係合孔6に蓋体3側の係合凸部7が
軽嵌合されることによって蓋体3の閉じ状態が維持され
るようになっている。
【0003】ところで、このようなハードケース1にお
いては、図4でも明らかなようにケース基体2の背面部
4にラベルエリア8が設けられている。このラベルエリ
ア8は背面部4の表面より一段引込んだ凹状に形成さ
れ、その底面部にラベル(タイトルラベル等)9を貼り
付けるようになされている。尚、このラベルエリア8の
段面部8a,8bは45°の傾斜面に形成されており、
これによってラベルエリアを二重の輪郭線を有する如き
縁どり形状としてその外観を明瞭にすると共に、ラベル
を貼り付け易くしてある。
【0004】以上のようにケース基体2と蓋体3が一体
化し、かつケース基体2の背面部4に凹状のラベルエリ
ア8を有するハードケース1は、図6に示す如き金型装
置10によって成形される。同図において11は固定側
金型、12は可動側金型、13はこの固定側金型11と
可動側金型12のパーティングラインで、この固定側金
型11と可動側金型12の間に形成されるキャビティに
ゲート14から樹脂材を射出注入することによってハー
ドケース1が成形される。この場合、ハードケース1は
ケース基体2に対し蓋体3が180°開かれた状態で、
ケース基体2及び蓋体3の深さ方向を型抜き方向として
成形される。
【0005】そしてこの金型装置10においては、ケー
ス基体2の背面部4のラベルエリア8の部分の型抜きを
考慮して、この部分をスライドコア15によって成形す
る構造としてある。このスライドコア15は、固定側金
型11と可動側金型12の開き方向に対し交差する方向
にスライドされるもので、ハードケース1の成形完了後
に固定側金型11と可動側金型12が開くと同時にこの
スライドコア15が引込方向にスライドされることによ
り、ハードケース1はラベルエリア8の部分が引掛るこ
となく円滑に金型装置10から取り出されるようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は背面
のラベルエリア8を成形するためにスライドコア15が
用いられていたが、この場合固定型金型11におけるス
ライドコア15の近傍部のA寸法が小さいため、樹脂の
射出圧によってこの部分が撓んでスライドコア15の動
きが悪くなったり、スライドコア15と固定側金型11
との間の隙間にバリが発生したりして、金型の寿命が短
くなる不具合を有していた。
【0007】本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、
スライドコアを用いることなく背面のラベルエリアを成
形可能とし、上記の問題点を解消することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、背面部に凹状のラベルエリアを有するケ
ース基体と、このケース基体の背面部に連続して一体に
成形され、ケース基体を開閉する蓋体とによりなるハー
ドケースであって、成形金型内においてケース基体を所
要角度傾けた状態で成形されると共に、ラベルエリアの
段面部がケース基体の傾き角に応じた傾斜面に形成され
てなるものである。
【0009】
【作用】上記構造により本発明のハードケースは、スラ
イドコアを用いなくとも、ラベルエリアがアンダーカッ
トとなることなく成形でき、従って従来のようにスライ
ドコアに起因する不具合が生じることはないので金型の
寿命を延ばすことができる。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図3を参照しながら本発明の実
施例について説明するに、前述した図4〜図6の従来例
と対応する部分には同一符号を付しその説明は省略す
る。
【0011】本例においては、スライドコアを用いずに
ラベルエリア8の成形を可能とするために、図1に示す
如く金型装置10内においてケース基体2を30°程度
傾けた状態で成形する。この場合、ラベルエリア8の段
面部8aが従来と同じ45°の傾斜面ではアンダーカッ
トとなるため、この段面部8aはケース基体2の傾き角
と同様の30°の傾斜面としてある。
【0012】一方、これと反対側の段面部8bは、従来
と同じ45°の傾斜面としてある(ラベルエリアの輪郭
の明瞭性及びラベルの貼り易さを考慮すると、少なくと
も一方の段面部は45°の傾斜を確保したい)ため、そ
のままでは段面部8aと8bとでラベルエリアの縁どり
の形(幅)が非対称となってしまうことになり、外観上
好ましくない。そこでこれを防止するために本例のラベ
ルエリア8では、図2により明らかな如く、30°の段
面部8a側の深さaが45°の段面部8b側の深さbよ
り浅くなるように底面部8cを傾斜面とすることによ
り、両側の段面部8aと8bの縁どりの幅cとdを略同
寸法とし、見かけ上対称形としてある。
【0013】また本例においては、型抜き時のケース基
体2の無理抜きをできるだけ少なくするために、図3に
示す如く、ケース基体2の周壁部2aの内面側を根元部
からe寸法だけ残して15°程度の傾斜を付し、またこ
れと反対の外面側にも15°程度の傾斜を付してある。
この場合、周壁部2aの内面側の傾斜は15°より大き
いことが望まれるが、その場合には周壁部2aの幅(厚
み)寸法fを大きくする必要があるため成形後この部分
にいわゆる引けが生じてしまうので、本例では15°程
度の傾斜でアンダーカットから逃げるようにしてある。
【0014】以上のように本例の構造によれば、ケース
基体2を30°程度傾けた状態で成形すると共に、これ
に応じてラベルエリア8の段面部8aを30°の傾斜面
としたことにより、従来のようにスライドコアを用いな
くとも背面に凹状のラベルエリア8を有するハードケー
ス1を成形でき、しかもラベルエリア8は、その底面部
8cを傾斜面としたことにより、傾斜の異なる段面部8
aと8bとで縁どり形状が略対称となり外観上スライド
コアで成形した場合と殆ど変わらない形状に形成され
る。
【0015】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明によれば、ス
ライドコアを用いることなく背面部に凹状のラベルエリ
アを有するハードケースを成形でき、従って従来のよう
にスライドコアの動作不良やスライドコアによるバリ等
が生じることはないので、金型の寿命を延ばすことがで
きる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のハードケースの成形金型の構造を示す
図である。
【図2】実施例のハードケースの要部(ケース基体のラ
ベルエリア)の拡大図である。
【図3】実施例のハードケースの他の一部分(ケース基
体の周壁部)の拡大図である。
【図4】ハードケースの説明図(背面側から見た斜視
図)である。
【図5】ハードケースの説明図(縦断側面図)で、Aは
蓋体が開いた状態、Bは蓋体が閉じた状態である。
【図6】従来のハードケースの成形金型の構造を示す図
である。
【符号の説明】
1 ハードケース 2 ケース基体 3 蓋体 8 ラベルエリア 8a,8b 段面部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面部に凹状のラベルエリアを有するケ
    ース基体と、このケース基体の背面部に連続して一体に
    成形され、ケース基体を開閉する蓋体とによりなるハー
    ドケースであって、成形金型内において上記ケース基体
    を所要角度傾けた状態で成形されると共に、上記ラベル
    エリアの段面部が上記ケース基体の傾き角に応じた傾斜
    面に形成されてなるハードケース。
JP07937092A 1992-02-28 1992-02-28 ハードケース Expired - Lifetime JP3348291B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP07937092A JP3348291B2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 ハードケース

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JP07937092A JP3348291B2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 ハードケース

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JPH05246479A true JPH05246479A (ja) 1993-09-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6540074B1 (en) 1997-01-02 2003-04-01 Nexpak Corporation Video cassette container

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6540074B1 (en) 1997-01-02 2003-04-01 Nexpak Corporation Video cassette container

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