JP3681630B2 - 表皮一体発泡成形品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、芯材と表皮との間に発泡層が一体に成形された表皮一体発泡成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、特開2000−6283号公報に開示されているような表皮一体発泡成形品を先に出願している。この出願では、発泡層を収容する芯材の収容凹部の起立壁中間位置に収容凹部の底側が開口側よりも狭くなるように段部を形成し、表皮の表皮本体部周囲から表皮本体部裏側に屈曲する表皮周縁起立部を上記起立壁の段部より収容凹部の底側の底側起立壁部分に圧接させることにより、シール性を確保して発泡樹脂原料の表皮本体部表側への漏出を防止し、見栄えの向上を図っている。
【0003】
さらに、この出願では、表皮周縁起立部に起立壁の段部に対向して開口する凹条溝を形成することによっても、上記表皮周縁起立部と起立壁との間に浸入した発泡樹脂原料を上記凹条溝に貯留して発泡樹脂原料の表皮本体部表側への漏出を防止し、見栄えの向上を図っている。また、この凹条溝があることで、表皮周縁起立部の剛性を向上させて原料漏れの原因となる表皮の波打ち現象を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、表皮がスラッシュ成形品である場合、上述の如く表皮周縁起立部に凹条溝を形成するには、スラッシュ成形型に凹条溝形成用の凸条片を設けなければならない。この場合、表皮を成形後に脱型する際には、表皮周縁起立部の凹条溝部分を凸条片から外す必要があるが、凸条片が凹条溝に詰まった状態になっているため、表皮周縁起立部の凹条溝部分を凸条片から外し難いという問題がある。
【0005】
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上述の如くシール対策を施した表皮一体発泡成形品において、表皮をスラッシュ成形した場合であっても、スラッシュ成形型から脱型し易い表皮構造を採用したことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、表皮周縁起立部を起立壁の段部形状に合わせて屈曲させたことを特徴とする。
【0007】
具体的には、この発明は、芯材と表皮との間に発泡層が一体に成形され、上記芯材には、表皮形成領域に対応して開口され内部に上記発泡層を収容する収容凹部を構成する起立壁が形成され、上記表皮は、上記収容凹部の開口を覆う表皮本体部と、この表皮本体部の周囲から表皮本体部裏側に屈曲して上記起立壁内周面に当接する表皮周縁起立部とを一体に備えてなる表皮一体発泡成形品を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0008】
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記起立壁の中間位置には、収容凹部の底側が開口側よりも狭くなるように上記起立壁内面に対して鉛直な芯材側段部が形成され、一方、上記表皮周縁起立部の中間位置には、上記起立壁の芯材側段部より収容凹部の開口側で収容凹部内方側に表皮周縁起立部に対して鉛直に屈曲する表皮側段部が予め表皮の成形時に形成され、上記表皮周縁起立部は、表皮側段部より収容凹部開口側の開口側周縁起立部分が上記起立壁の芯材側段部より収容凹部開口側の開口側起立壁部分に圧接されているとともに、表皮側段部より収容凹部底側の底側周縁起立部分が上記起立壁の芯材側段部より収容凹部底側の底側起立壁部分に圧接され、上記表皮側段部が芯材側段部に圧接されていることを特徴とする。
【0009】
上記の構成により、請求項1に記載の発明では、表皮周縁起立部には、表皮側段部を境に収容凹部の開口側と底側とで収容凹部内外に段差ができているだけであるため、表皮をスラッシュ成形した場合、従来例の如き凹条溝形成用の凸条片がいらず、よって、凸条片が凹条溝に詰まった状態となって表皮が脱型し難いといったことがなく、脱型時の抵抗が極めて小さく表皮がスムーズに脱型される。
【0010】
また、表皮周縁起立部は、表皮側段部を境に収容凹部開口側の開口側周縁起立部分が起立壁の芯材側段部より収容凹部開口側の開口側起立壁部分に、また、収容凹部底側の底側周縁起立部分が上記起立壁の芯材側段部より収容凹部底側の底側起立壁部分にそれぞれ圧接されるため、2段構えのシール構造となって発泡樹脂原料が表皮本体部表側に漏出せず、表皮一体発泡成形品の見栄えが良くなる。
【0011】
さらに、上記表皮側段部により表皮周縁起立部の剛性が高まり、表皮が波打たず、これが原因で生ずる原料漏れが防止される。
【0012】
加えて、表皮側段部と芯材側段部との圧接により表皮が位置決めされ、芯材と表皮との見切りラインが揃って表皮一体発泡成形品の見栄えが向上する。
【0013】
さらにまた、表皮側段部及び芯材側段部がある分だけ表皮の周縁起立部と芯材の起立壁との接触面積が増大し、シール性がさらに向上する。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、表皮一体発泡成形品の表皮周縁起立部の底側周縁起立部分と表皮側段部とが交わるコーナー部近傍には、上記底側周縁起立部分の底側起立壁部分側への傾倒を容易にする薄肉ヒンジ部が形成されていることを特徴とする。
【0015】
上記の構成により、請求項2に記載の発明では、成型時に発泡圧により表皮周縁起立部の底側周縁起立部分が薄肉ヒンジ部を中心として底側起立壁部分側に傾倒して圧接されるため、両者の密着が確実になってシール性が一層向上する。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、芯材側段部には、表皮側段部に対向し、該表皮側段部側に向けて開口する凹陥部が形成されていることを特徴とする。
【0017】
上記の構成により、請求項3に記載の発明では、起立壁の芯材側段部より収容凹部底側の底側起立壁部分と、表皮周縁起立部の表皮側段部より収容凹部底側の底側周縁起立部分との間に浸入した発泡樹脂原料が、さらに芯材側段部と表皮側段部との間まで達する場合でも、この発泡樹脂原料は、芯材側段部に形成された凹陥部に貯留されて表皮本体部表側に漏出せず、シール性がさらに向上する。
【0018】
また、凹陥部が芯材の型抜き方向に開口しているため、アンダーカットにならず、凹陥部を形成するのに成形型にスライドコアを必要とせず、型のコストが高価にならない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図4は表皮一体発泡成形品としての自動車内装品であるインストルメントパネル1を示す。このインストルメントパネル1は、芯材3と表皮5との間に発泡層7(図1〜3に現れる)が一体に成形されてなるものであり、本例では、上記表皮5はインストルメントパネル1のアッパーパネル部のほぼ全体に亘って設けられ、表皮5が設けられていない部分は芯材3が露出している。これら芯材3、表皮5及び発泡層7は、従来から一般によく用いられている周知の樹脂にて成形されるものである。その一例を挙げれば、芯材3はサーモプラスチックオレフィン(TPO)等、表皮5はオレフィン系樹脂等によりスラッシュ成形された可撓性の表皮、発泡層7はポリウレタンフォーム等である。また、インストルメントパネル1の成形要領は、例えば、予めスラッシュ成形した表皮5を成形型の下型のセットするとともに、予め射出成形した芯材3を上型にセットし、上型と下型とで形成されるキャビティに型閉じ前又は型閉じ後に発泡ポリウレタン樹脂原料を注入して発泡硬化させることにより、芯材3と表皮5との間に発泡層7を一体成形する等である。
【0021】
図1は図4のA−A線における断面図であり、この発明の実施の形態1の特徴部分を示している。すなわち、上記芯材3には、内部に発泡層7を収容する収容凹部9が上記表皮5の表皮形成領域に対応して開口形成され、この収容凹部9の周壁でもって起立壁11が構成され、上記発泡層7が起立壁11で取り囲まれている。上記起立壁11の収容凹部9の深さ方向中間位置には、収容凹部9の底側が開口側よりも狭くなるように上記起立壁11内面に対して鉛直な芯材側段部13が形成されている。
【0022】
一方、上記表皮5は、上記収容凹部9の開口を覆う表皮本体部15と、この表皮本体部15の周囲から表皮本体部15裏側に屈曲して上記起立壁11内周面に当接する表皮周縁起立部17とを一体に備えている。上記表皮周縁起立部17の収容凹部9の深さ方向中間位置には、上記起立壁11の芯材側段部13より収容凹部9開口側で収容凹部9内方側に表皮周縁起立部17に対して鉛直に屈曲する表皮側段部19が予め表皮の成形時に形成されている。
【0023】
そして、上記表皮周縁起立部17は、表皮側段部19より収容凹部9開口側の開口側周縁起立部分17aが上記起立壁11の芯材側段部13より収容凹部9開口側の開口側起立壁部分11aに圧接されているとともに、表皮側段部19より収容凹部9底側の底側周縁起立部分17bが上記起立壁11の芯材側段部13より収容凹部9底側の底側起立壁部分11bに圧接され、上記表皮側段部19が芯材側段部13に圧接されている。また、表皮側段部19が芯材側段部13に圧接されている。上記圧接は、発泡層7を成形する際に発泡する発泡樹脂原料の発泡圧により行われるものであり、発泡樹脂原料が発砲し硬化した状態の成形品においても圧接状態が保持されている。
【0024】
また、上記表皮周縁起立部17における底側周縁起立部分17bの先端は、収容凹部9底面に達しておらず、両者間には隙間が形成されている。これにより、発泡層7を成形する際、発泡樹脂原料の発泡時に発生するエアを底側周縁起立部分17bと底側起立壁部分11bとの間から外部に排出するようになっている。
【0025】
したがって、芯材3の起立壁11と表皮5の周縁起立部17とを芯材側段部13及び表皮側段部19を境にその両側の2箇所でシールすることができ、この2段構えのシール構造により発泡樹脂原料が表皮本体部15表側に漏出するのを防止することができ、見栄え良くインストルメントパネル1を成形することができる。
【0026】
さらに、表皮側段部19を芯材側段部13に圧接していることから、表皮5を正規の位置に位置決めすることができ、芯材3と表皮5との見切りラインLを揃えてインストルメントパネル1の見栄えを向上させることができる。
【0027】
また、表皮側段部19及び芯材側段部13がある分だけ表皮5の表皮周縁起立部17と芯材3の起立壁11との接触面積を増大させることができ、シール性をさらに向上させることができる。
【0028】
加えて、表皮側段部19があることで表皮周縁起立部17の剛性を高めることができ、表皮5の表皮周縁起立部17の波打ち現象をなくして波打ち現象による原料漏れを防止することができる。
【0029】
さらに、上記表皮周縁起立部17に表皮側段部19を境に収容凹部9の開口側と底側とで収容凹部9内外に段差を形成しているだけであるので、表皮5をスラッシュ成形した場合、従来例の如き成形型における凹条溝形成用の凸条片が凹条溝に詰まった状態となって表皮5が脱型し難いといったことがなく、脱型時に表皮5を少ない抵抗でスムーズに脱型することができる。
【0030】
(実施の形態2)
図2も実施の形態1と同様に、図4のA−A線における断面図であり、この発明の実施の形態2の特徴部分を示している。
【0031】
実施の形態2では、芯材側段部13に表皮側段部19に対向し、該表皮側段部19側に向けて開口する断面矩形の凹陥部23が隔壁25によって間欠的に表皮周縁起立部17全周に亘ってリング状に形成されているが、隔壁25をなくして連続した凹陥部23としてもよい。そのほかは、実施の形態1と同様に構成されているので、同一の構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0032】
したがって、実施の形態2では、実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。
【0033】
加えて、実施の形態2では、起立壁11の芯材側段部13より収容凹部9底側の底側起立壁部分11bと、表皮周縁起立部17の表皮側段部19より収容凹部9底側の底側周縁起立部分17bとの間に浸入した発泡樹脂原料が、芯材側段部13と表皮側段部19との間に達した場合、この発泡樹脂原料は、上記芯材側段部13に形成された凹陥部23に貯留させるためシール性をさらに向上させることができる。
【0034】
また、凹陥部23が芯材3の型抜き方向に開口しているので、アンダーカットにならず、凹陥部23を形成するのに成形型にスライドコアがいらず、その分だけ型コストを低価格にすることができる。
【0035】
<変形例>
図3は変形例において芯材側段部13と表皮側段部19との重なり部分を拡大して示す断面図である。
【0036】
変形例では、表皮側段部19より収容凹部9底側の底側周縁起立部分17bと表皮側段部19とが交わるコーナー部17cに、上記底側周縁起立部分17bの底側起立壁部分11b側への傾倒を容易にする薄肉ヒンジ部27が形成されているほかは、実施の形態1と同様に構成されているので、同一の構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。上記底側周縁起立部分17bの傾倒は、発泡層7を成形する際に発泡する発泡樹脂原料の発泡圧により行われるものである。上記コーナー部17cは表皮5の成形時に形成されている。なお、上記薄肉ヒンジ部27は、図示の位置よりもコーナー部17cから若干底側周縁起立部分17b側に形成してもよい。また、薄肉ヒンジ部27を形成した表皮5は、上記実施の形態2にも適用できる。
【0037】
したがって、変形例では、実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。
【0038】
加えて、変形例では、成型時に発泡圧により表皮周縁起立部17の底側周縁起立部分17bを薄肉ヒンジ部27を中心として芯材の底側起立壁部分11b側に容易に傾倒させて圧接させることができることから、両者の確実な密着によってシール性を一層向上させることができる。
【0039】
なお、上記各実施の形態及び変形例では、表皮一体発泡成形品が自動車の内装品であるインストルメントパネル1である場合を示したが、ドアトリムやその他自動車以外の内装品等の成形品にも適用することができるものである。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、表皮側段部より収容凹部開口側の開口側周縁起立部分を起立壁の芯材側段部より収容凹部開口側の開口側起立壁部分に圧接させるとともに、表皮側段部より収容凹部底側の底側周縁起立部分を上記起立壁の芯材側段部より収容凹部底側の底側起立壁部分に圧接させたので、2段構えのシール構造によって発泡樹脂原料の表皮本体部表側への漏出を防止して表皮一体発泡成形品の見栄えを向上させることができる。さらに、上記表皮側段部により表皮周縁起立部の剛性を高めて表皮の波打ち現象に起因する原料漏れを防止することができる。加えて、表皮周縁起立部には、表皮側段部を境に収容凹部の開口側と底側とで収容凹部内外に段差ができているだけであるため、表皮をスラッシュ成形した場合、従来例の如き凹条溝形成用の凸条片が凹条溝に詰まった状態となって表皮を脱型し難いといったことがなく、表皮を脱型時に少ない抵抗でもってスムーズに脱型することができる。
【0041】
さらにまた、予め表皮の成形時に形成された表皮側段部を芯材側段部に圧接させたので、表皮の位置決めにより芯材と表皮との見切りラインを揃えて表皮一体発泡成形品の見栄えを向上させることができる。また、表皮側段部及び芯材側段部がある分だけ表皮周縁起立部と芯材の起立壁との接触面積を増大させてシール性をさらに向上させることができる。
【0042】
請求項2に係る発明によれば、底側周縁起立部分と表皮側段部とが交わるコーナー部近傍に上記底側周縁起立部分の底側起立壁部分側への傾倒を容易にする薄肉ヒンジ部を形成したので、表皮一体発泡成形品の成型時に発泡圧により底側表皮周縁起立部分を薄肉ヒンジ部を中心として底側起立壁部分側に傾倒して圧接させることでシール性を一層向上させることができる。
【0043】
請求項3に係る発明によれば、芯材側段部に表皮側段部に対向し、該表皮側段部側に向けて開口する凹陥部を形成したので、起立壁の底側起立壁部分と表皮周縁起立部の底側周縁起立部部分との間に浸入し、さらに芯材側段部と表皮側段部との間まで達する発泡樹脂原料を漏出しないように上記凹陥部に貯留して表皮一体発泡性成形品の見栄えを向上させることができる。また、上記凹陥部が芯材の型抜き方向に開口しているため、アンダーカットを回避して凹陥部を形成するのに成形型にスライドコアを必要とせず、型コストの高騰を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る表皮一体発泡成形品としてのインストルメントパネルであって図4のA−A線における断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る表皮一体発泡成形品としてのインストルメントパネルであって図4のA−A線における断面図である。
【図3】 変形例において芯材側段部と表皮側段部との重なり部分を拡大して示す断面図である。
【図4】 表皮一体発泡成形品としてのインストルメントパネルの斜視図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル(表皮一体発泡成形品)
3 芯材
5 表皮
7 発泡層
9 収容凹部
11 起立壁
11a 開口側起立壁部分
11b 底側起立壁部分
13 芯材側段部
15 表皮本体部
17 表皮周縁起立部
17a 開口側周縁起立部分
17b 底側周縁起立部分
17c コーナー部
19 表皮側段部
23 凹陥部
27 薄肉ヒンジ部
Claims (3)
- 芯材と表皮との間に発泡層が一体に成形され、
上記芯材には、表皮形成領域に対応して開口され内部に上記発泡層を収容する収容凹部を構成する起立壁が形成され、
上記表皮は、上記収容凹部の開口を覆う表皮本体部と、この表皮本体部の周囲から表皮本体部裏側に屈曲して上記起立壁内周面に当接する表皮周縁起立部とを一体に備えてなる表皮一体発泡成形品であって、
上記起立壁の中間位置には、収容凹部の底側が開口側よりも狭くなるように上記起立壁内面に対して鉛直な芯材側段部が形成され、
一方、上記表皮周縁起立部の中間位置には、上記起立壁の芯材側段部より収容凹部の開口側で収容凹部内方側に表皮周縁起立部に対して鉛直に屈曲する表皮側段部が予め表皮の成形時に形成され、
上記表皮周縁起立部は、表皮側段部より収容凹部開口側の開口側周縁起立部分が上記起立壁の芯材側段部より収容凹部開口側の開口側起立壁部分に圧接されているとともに、表皮側段部より収容凹部底側の底側周縁起立部分が上記起立壁の芯材側段部より収容凹部底側の底側起立壁部分に圧接され、上記表皮側段部が芯材側段部に圧接されていることを特徴とする表皮一体発泡成形品。 - 請求項1に記載の表皮一体発泡成形品において、
表皮周縁起立部の底側周縁起立部分と表皮側段部とが交わるコーナー部近傍には、上記底側周縁起立部分の底側起立壁部分側への傾倒を容易にする薄肉ヒンジ部が形成されていることを特徴とする表皮一体発泡成形品。 - 請求項1に記載の表皮一体発泡成形品において、
芯材側段部には、表皮側段部に対向し、該表皮側段部側に向けて開口する凹陥部が形成されていることを特徴とする表皮一体発泡成形品。
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