JPH05246246A - 車両用スライドチルトルーフ - Google Patents

車両用スライドチルトルーフ

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JPH05246246A
JPH05246246A JP25156892A JP25156892A JPH05246246A JP H05246246 A JPH05246246 A JP H05246246A JP 25156892 A JP25156892 A JP 25156892A JP 25156892 A JP25156892 A JP 25156892A JP H05246246 A JPH05246246 A JP H05246246A
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cover
vehicle
roof
slide
tilt roof
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Application number
JP25156892A
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English (en)
Inventor
Kiteruman Rarufu
キテルマン ラルフ
Yarudein Hansu
ヤルディン ハンス
Fuerubaa Manfureeto
フェルバー マンフレート
Buinkooru Otsuto
ヴィンコール オット
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Daikyo Webasto Co Ltd
Original Assignee
Daikyo Webasto Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/0007Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs moveable head-liners, screens, curtains or blinds for ceilings
    • B60J7/003Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs moveable head-liners, screens, curtains or blinds for ceilings one or more sliding rigid plate or lammellae

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カバー運動に関係なく可動なパネルを有する
車両用スライドチルトルーフにおいて、構造を偏平化
し、運転確実な態様で且つカバーとは関係なくパネルを
駆動するようにする。 【構成】 固定ルーフ面1 にルーフフレーム3 によって
形成されたルーフ開口部2 を閉鎖し且つ少なくとも部分
的に解放する剛なカバー4 と、カバー4 の換気位置のた
めの変位装置8 ,9と、車両の縦方向へ見て前後のパネル
部分6,7 を有しカバー位置に関係なく駆動できるパネル
5 とを有する車両用スライドチルトルーフにおいて、カ
バー4 の換気操作運動時にパネル部分6 ,7の間に水平な
換気間隙28を解放できるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定ルーフ面にルーフ
フレームによって形成されたルーフ開口部を閉鎖し且つ
少なくとも部分的に解放する剛なカバーと、カバーの換
気位置のための変位装置と、車両の縦方向へ見て前後の
パネル部分を有しカバー位置に関係なく駆動できる少な
くとも1つのパネルとを有する車両用スライドチルトル
ーフに関する。
【0002】
【従来の技術】サンバイザを備えた車両ルーフは、ドイ
ツ特許第3242097 から公知である。サンバイザは、カバ
ーの下に配設され、少なくとも1つの開口を有する。こ
のサンバイザは、サンバイザに平行に摺動でき開口の開
放および閉鎖を選択的に行なう少なくとも1つの開閉部
材を有する。スライドパネルとして役立つサンバイザ
は、関連の開閉部材と同様、カバー位置に関係なく摺動
できるので、所望の透視間隙を解放できる。
【0003】剛なスライドカバーを有する自動車ルーフ
は、ドイツ特許第2435551 から公知である。この場合、
カバー閉鎖時にルーフの全下面を被うルーフパネルが設
けてある。このルーフパネルは、相互に別個にまたは駆
動結合されたユニットとして可動な、車両縦方向へ見て
前後のパネル部分を含む。カバー上昇時に変位装置によ
ってある程度引きもどされてルーフ通気間隙を形成する
よう構成された車両スライドパネル用変位装置は、ドイ
ツ特許公開第3825192 から公知である。
【0004】更に、車両用チルトスポイラールーフはド
イツ特許公開第3248413 から公知である。この場合、カ
バーの下方には、引きもどし得る可動のパネルが設けて
ある。カバーに前部高さ調節装置を配し、この調節装置
によって、閉鎖位置から出発して、カバー後縁の近傍に
ある旋回軸のまわりにカバーを旋回して、カバー前縁が
ルーフ面の下方にあるがカバー後縁がほぼルーフライニ
ングの高さに保持される換気位置に置くことができる形
式の車両用換気ルーフは、ドイツ特許公開第3930755 か
ら公知である。この換気ルーフの場合、カバー前縁は、
換気位置に下方へ傾斜するよう下降される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】車両用スライドチルト
ルーフの上述のすべての実施例の場合、変位運動時にパ
ネルを駆動して換気間隙を構成する際、構造高さに関し
て多くの問題が生ずる。これは、特に、変位装置および
パネルが相互に異なる高さ位置に配置されていることに
帰因する。他方、更に、カバーの運動態様に関係なくパ
ネルを開放方向および閉鎖方向へ駆動できなければなら
ないことから問題点を生ずる。このためには、概ね、多
くの部材を含み複雑でトラブルの危険性が大きく、従っ
て、運転確実性を低下する装置が必要である。
【0006】従って、本発明の目的は、カバー運動に関
係なく可動なパネルを有する上述の種類の車両用スライ
ドチルトルーフにおいて、上述の問題点を克服して、構
造を偏平化し、運転確実な態様で且つカバーとは関係な
くパネルを駆動できるよう構成することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、固定ルーフ面
にルーフフレームによって形成されたルーフ開口部を閉
鎖し且つ少なくとも部分的に解放する剛なカバーと、カ
バーの換気位置のための変位装置と、車両の縦方向へ見
て前後のパネル部分を有しカバー位置に関係なく駆動で
きる少なくとも1つのパネルとを有する車両用スライド
チルトルーフにおいて、カバーの換気操作運動時にパネ
ル部分の間に水平な換気間隙が解放できるよう構成する
ことを特徴とする。
【0008】そして、本発明は、前部パネル部分に当接
するよう後部パネル部分にバネ負荷するのが好ましい。
フレームに回転自在に軸支した制御レバーは、カバーの
換気操作運動時に負荷され、換気間隙の解放のためバネ
負荷に抗して後部パネル部分を前部パネル部分から引離
すよう配置されている。この場合、バネ負荷によって双
方のパネル部分の運動ユニットが達成される。このよう
に構成せる運動ユニットの場合、パネルは、カバーの位
置に関係なく駆動でき、即ち、透明カバーの場合と同
様、必要に応じて開閉できる。更に、制御レバーはカバ
ーの変位運動時に運動する部材のストロークによって制
御されてフレームに固定の回転軸のまわりに回転運動を
行なうので、てこ比の対応する選択によって、双方のパ
ネル部分の間に比較的大きい換気間隙を解放できる。更
に、この運動結合によって、解放された換気間隙の大き
さは換気位置のカバーの変位高さに関連して変化する。
即ち、解放された換気間隙の大きさからカバーの開放状
態を読取ることができる。これは、透明カバー (例え
ば、ガラスカバー) の場合に特に、有利である。何故な
らば、この場合、解放された換気間隙の大きさから直接
にカバー位置を知ることができるからである。
【0009】本発明に係る車両用スライドチルトルーフ
においてできる限り僅かな構造高さが得られるよう、パ
ネル部分の運動結合のための制御レバーは本質的に水平
であるのが好ましい。換気操作運動時に制御レバーに負
荷するため、制御レバーの一端を上記操作運動に関連さ
せ、レバーの他端が後部パネル部分を駆動するのが好ま
しい。本発明に係る車両用スライドチルトルーフの好ま
しい偏平構造にも拘わらず、レバーのてこ比を対応して
選択することによって、カバーの換気位置において最大
限に大きい換気間隙を解放できる。
【0010】バネ負荷に抗して後部パネル部分を駆動す
る場合、換気位置へカバーを駆動する際に前部パネル部
分の随伴を避けるため、制御レバーが換気操作運動時に
駆動されるルーフ機構の部材から負荷を受ける前に、解
離可能なロック装置によって前部パネル部分を固定す
る。カバーの換気位置においてもパネル全体を開放でき
るよう、カバー位置に関係なくパネルを引きもどすため
ロック装置を手で解ロックできれば好ましい。解ロック
のため、例えば運転手が容易に操作できる作動要素を前
部パネル部分に設けることができる。前部パネル部分
は、容易に作動できるよう、概ね、グリップシェルを有
するので、作動要素は、このグリップシェル内に保護し
て前部パネル部分に配設することができる。かくして、
怪我の危険性を減少できる。何故ならば、車両のルーフ
範囲に突出部材がないからである。
【0011】本発明に係る車両用スライドチルトルーフ
は、カバーの縦方向摺動時にロック装置が自動的に解ロ
ックされるよう構成するのが好ましい。即ち、ルーフフ
レームによって限定されたルーフ開口部の解放のために
カバーを縦方向へ摺動させて固定ルーフ面の下方に下降
した場合、かくして、1つの運動ユニットに統合された
パネル部材が自動的に駆動される。
【0012】ロック装置は、前部パネル部分に対して相
対的に縦方向へ可動なロック要素を有し、ルーフフレー
ムと共働するよう構成するのが好ましい。即ち、車両用
スライドチルトルーフの構造高さをできる限り低くする
ため、ロック要素も本質的に水平に延びる。前部パネル
部分の固定のため、ロック要素がルーフフレームの開口
に係合すれば好ましい。
【0013】車両用スライドチルトルーフの好ましい実
施例は、変位装置が昇降アングルを有する場合、制御レ
バーに負荷するための制御レバーの運動路内に突出する
頚軸が上記昇降アングルに設置されていることを特徴と
する。この場合、上記昇降レバーは、カバーの変位運動
時に縦方向へ駆動されるルーフ機構の部材を有し、制御
レバーは、上記昇降アングルに設けた頚軸によって、昇
降アングルの縦方向運動時にフレームに固定の回転軸の
まわりに回転される。
【0014】しかしながら、昇降アングルの頚軸は、更
に別の機能を有する。即ち、カバーの縦方向移動時、上
記頚軸は、前部パネル部分のロック装置を必然的に解ロ
ックするので、本発明に係る車両用スライドチルトルー
フの部材をできる限り少数とするための2重機能を有す
る。車両用スライドチルトルーフは、後部パネル部分と
共働する制御レバー端に、変位装置と共働する別の制御
レバー端の負荷時に後部パネル部分の駆動装置と共働す
る別の頚軸を有していれば好ましい。即ち、後部パネル
部材は、上記駆動装置を介して制御レバーによって負荷
されるので、換気間隙の解放のため前部パネル部分に対
して相対的に移動される。
【0015】駆動装置は、別の制御レバー端が変位装置
によって負荷された場合に限り制御レバーの運動路内に
突出するよう後部パネル部分に設置するのが好ましい。
この構成によって、変位装置と共働する制御レバー端が
負荷されてない場合は常に、パネルが全体として制御レ
バーと関係なく移動できる。かくして、運転トラブルが
有効に減少され、特に、レバーの易動性の達成のため、
レバーの運動抵抗がカバーの位置と関係なく減少され
る。
【0016】カバーの変位運動時に後部パネル部分をで
きる限り容易に駆動できるよう、後部パネル部分の駆動
装置は摺動部材から形成され、駆動時、関連の制御レバ
ー端と摺動接触される。手動解ロック装置が、ロック装
置と係合するレバー機構を含んでいれば好ましい。かく
して、運動が前部パネル部分の作動要素からパネルの後
部範囲のロック装置に直接に伝達される。
【0017】前後のパネル部分をバネ負荷して相互に当
接させるため、双方のパネル部分の間に偏平に配設でき
る引張バネを設けるのが好ましい。即ち、本発明に係る
車両用スライドチルトルーフの場合、後部パネル部分を
強制駆動して換気間隙を解放するため、フレームに固定
の回転軸のまわりに回転自在な本質的に水平な唯一つの
部材を設ければよい。かくして、トラブルに不感な駆動
装置が得られる。更に前部パネル部分の固定に役立つロ
ック装置も水平面内に延び関連のパネル部分に関して縦
方向摺動のみを行なうロック要素から形成され、ロック
装置および制御レバーは、カバーの縦方向摺動時も操作
運動時も駆動される共通の制御部材によって対応する位
置において負荷される。かくして、カバーの変位運動に
関連させてパネルの所望の運動を行なう極めてコンパク
トな装置が得られる。
【0018】車両用スライドチルトルーフに透明カバー
を装備するのが好ましい。この場合、パネルは、運動ユ
ニットとして、カバーの位置と関係なく縦方向へ摺動で
きる。本発明に係る車両用スライドチルトルーフの場
合、カバーは、換気位置おいて、固定ルーフ面の上方に
後方へ傾斜するよう上昇させることができる。一方、カ
バーが換気位置において前方へ下降できるよう構成する
こともでき、従って、車両ルーフのこの構造の場合も本
発明に係る構造のパネルを使用できる。
【0019】スライドパネルとしてのパネルの実施例
は、透明カバーを備えた車両ルーフに特に適する。
【0020】
【作用】本発明に係る車両用スライドチルトルーフは、
カバーの換気操作運動時に、パネル部分の間に水平な換
気間隙が解放されるので、カバーの換気位置でも、確実
に、パネル部分の間に換気間隙が得られる。かくして、
特に、車内へ開放した換気間隙は、カバーの長さのほぼ
中心において解放されるので、カバーの換気位置におい
て車内の最適な換気が達成される。即ち、双方のパネル
部分は、換気間隙の解放のため、相対運動ができるが、
双方のパネル部分が相互に当接状態にある場合も、運動
ユニットとして結合されて運動できる。
【0021】
【実施例】好ましい実施例を示す添付の図面を参照して
以下に本発明を詳細に説明する。図1は、本発明に係る
車両用スライドチルトルーフを備えた車両の平面図であ
る。図2は、図1の線II−IIに沿う断面図である。
【0022】図3〜図7は、関連の好ましい位置にある
カバーおよびパネルと共働する制御レバーの機能を示す
ためカバーを除去した状態の車両用スライドチルトルー
フの平面図である。図面において、同一または同様の部
材には同一の参照記号を附した。図1に示した車の場
合、固定ルーフ面1 には、ルーフフレーム3 で囲まれた
ルーフ開口部2 が設けてある。ルーフ開口部2 は、剛な
カバー4 によって実線で示した如く閉鎖できまたは破線
で示した如く部分的に解放できる。更に、前部パネル部
分6 および後部パネル部分7 を含むパネル5 が車内へ向
けて設けてある。
【0023】図3〜図7に示した実施例の場合、変位装
置8 は、換気位置においてカバー後縁が固定ルーフ面か
ら後方へ傾斜して突出して固定ルーフ面1 とこのように
配置されたカバー4 との間に換気間隙が解放されるよう
カバー4 を上昇する昇降装置9 である。詳細には示して
ないが、換気位置では、ドイツ特許公開第3930755 に対
応して、カバー4 の前縁もルーフ面の下方に置くことが
でき、かくして、例えば、ルーフ開口部2 の前部範囲に
おいて換気間隙を解放できる。前記特許公開の内容は、
本出願の開示対象である。
【0024】図2,図3を参照して、以下に、パネル5
の好ましい実施例および上記パネルと変位装置8 または
昇降装置9 との運動結合の詳細を説明する。図3におい
て、カバー4 およびパネル5 が何れも閉じられ、カバー
4 と固定ルーフ面1 との間に換気間隙10が存在しない状
態の車両用スライドチルトルーフを示した。既述の如
く、図示の実施例の場合にスライドパネル11として構成
されたパネル5 は、相互に当接するよう引張バネ12によ
ってバネ負荷された前部パネル部分6 および後部パネル
部分7 を含む。後部パネル部分7 には、本質的に水平に
延びる制御レバー13が配してある。制御レバー13は、フ
レームに固定の軸14のまわりに回転自在に軸支してあ
る。制御レバー13は、頚軸16を備え後部パネル部分7 に
配されたレバー端15を有する。別のレバー端17は、スラ
イドチルトルーフの運動機構の方向へ突出する。カバー
4 の換気操作運動時に同行するルーフ部材 (例えば、昇
降アングル18) には、カバー4 の閉鎖位置 (図3)では
制御レバー13の一端17の範囲の運動路内に突出する頚軸
19が設けてある。図3〜図7において、昇降アングル18
を単に模式的に示した。カバー4 の閉鎖位置では、制御
レバー13の一端15の頚軸16が、後部パネル部分7 の摺動
部材20に当接する(図3)。
【0025】図3に、更に、ロック要素22と、前部パネ
ル部分6 のグリップシェル24の範囲に配設された作動要
素23とを含むロック装置21を示した。好ましい実施例の
場合、パネル5 はスライドパネル11として構成されてお
り、透明カバー4 に配するのが合目的的であるので、ス
ライドパネル11は、グリップシェル24によって、カバー
4 の位置と関係なく任意の時点に縦方向へ摺動させ、開
閉することができる。ロック要素22と共働する端部は、
レバー機構25を介して作動要素23に結合されている。ロ
ック要素22は、矢印で示した如く、ルーフフレーム3 の
縦方向に直角に可動なよう、前部パネル部分6 に取付け
るのが合目的的である。作動要素23は、手動解ロック装
置26を形成する。双方のパネル部分6,7 は、カバー4 の
閉鎖位置から出発して、解ロック後、1つの運動ユニッ
トを形成して引張バネ12によって開放位置 (図4)に移
動させることができる。図3に示した位置では、昇降ア
ングル18の頚軸19下降位置にあるので、制御レバー13は
頚軸19によって負荷されず、従って、例えば、手動操作
によって双方のパネル部分6,7 をユニットとして開放位
置に摺動させることができる。
【0026】図5に示した位置では、カバー4 は昇降装
置9 によって上昇され、パネル5 は閉じられ、カバー4
の後部範囲においてカバー4 の下縁と固定ルーフ面1 と
の間には換気間隙10が得られる (図2参照)。更に、制
御レバー13は、案内面27を有する一端17を介して、昇降
アングル18の頚軸19によって負荷され、カバー4 の上昇
時、制御レバー13は同時に駆動される。後部パネル部分
7 に配された摺動部材20は、レバー端15の頚軸によって
負荷され、後部パネル部分7 は、引張バネ12の作用に抗
して、前部パネル部分6 へ向かって後方へ摺動され、従
って、双方のパネル部分6,7 の間に本質的に水平な換気
間隙28が解放される。この場合、後部パネル部分7 の摺
動部材20は、換気位置にカバー4 をセットする際、双方
のパネル部分6,7 を相対的に駆動する駆動装置31を形成
する。この場合、前部パネル部分6 はロック装置21によ
って固定され、後部パネル部分7 は制御レバー13によっ
て右方 (図5)へ駆動され、かくして、換気間隙28が解
放される。図5に示した如く、ロック要素22は、前部パ
ネル部分6 に沿って横方向へ摺動されてロック位置に達
し、ルーフフレーム3 に設けた開口29に係止される。即
ち、換気位置にカバー4 を上昇する際、固定された前部
パネル部分6 へ向って後部パネル部分7 を摺動すること
によって水平の換気間隙28が解放される。
【0027】図5から出発してスライドパネル11を全体
として開放方向へ走行する場合は、手動解ロック装置26
によってロック装置21のロック要素22を開口29から引出
す。かくして、ロック要素22は、例えば、図6に示した
位置を取る。即ち、前部パネル部分6 は、もはや、固定
されず、開放位置にスライドパネル11を駆動する際、ま
ず、換気間隙28を引張バネ12によって閉じ、次いで、双
方のパネル部分6,7 を運動ユニットとして当該の所望の
開放位置に摺動できる。
【0028】図7に、カバー4 を下降して固定ルーフ面
1 の下方に摺動した状態のスライドチルトルーフを示し
た。この場合、パネル5 も開放位置にある。カバー4 の
上記開放摺動時、昇降アングル18の頚軸19はロック要素
22の制御面30に当接するので、カバー4 の上記開放運動
時、ロック装置21は自動的に解ロックされ、カバー4の
開放運動時、パネル5 の双方の部分6,7 は同時に駆動さ
れる。カバー4 の上記走行時、制御レバー13の一端15の
頚軸16は、摺動部材20の運動路内にないので、双方のパ
ネル部分6,7 の相対運動を誘起しない。
【0029】図7の位置から出発してスライドチルトル
ーフを閉じる場合は、逆の順序で図6〜図3に対応する
位置を通過する。剛なカバー4 が、例えば、金属板製カ
バーであり不透明である場合、例えば、手動解ロック装
置26は設置しなくともよい。何故ならば、この場合、カ
バー4 の換気運動時、換気間隙28を解放するため、制御
レバー13によって、後部パネル部分7 をロック装置21で
ルーフフレーム3 に固定された前部パネル部分6 から後
方へ引離せばよいからである。
【0030】双方のパネル部分6,7 の1つを摺動させる
と云う本発明に係る原理を、例えば、換気間隙の形成の
ためカバー前部範囲を固定ルーフ面の下方に下降する車
両ルーフにおいて実現する場合は、対応する変位装置8
に制御レバー13を関連させる。車両ルーフの上述の実施
例から明らかな如く、本発明は、図示の好ましい実施例
に限定されるものではなく、必要に応じて、本発明の枠
内において多くの設計変更が可能である。特に、案内面
27を介して制御レバー13の端部17に負荷する頚軸19は、
換気位置へのカバー4 の運動に随伴するルーフ運動機構
の部材に設置することもできる。従って、本発明は、昇
降アングル18を設けたスライドチルトルーフに限定され
るものではない。更に、摺動部材20の代わりに別の構造
の駆動装置を設けることもできる。
【0031】本発明に係るスライドチルトルーフの場
合、換気間隙28の解放のため前部パネル部分6 を固定し
て後部パネル部分7 を駆動する極めて偏平な装置が重要
である。この場合、可動のロック要素22の外に、本質的
に、運動部材として、フレームに固定の軸14のまわりに
回転自在に軸支され水平面内に延び薄く構成できる1つ
の制御レバー13が必要であるだけである。従って、本発
明に係る解決法の場合、極めて少数の部材 (特に、可動
部材) を必要とするにすぎない。かくして、本発明に係
る解決原理は、構造的に極めて簡単で運転確実な態様で
実現できる。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る車両用スライドチルトルー
フは、カバーの換気操作運動時に、パネル部分の間に水
平な換気間隙が解放されるので、カバーの換気位置で
も、確実に、パネル部分の間に換気間隙が得られる。か
くして、特に、車内へ開放した換気間隙は、カバーの長
さのほぼ中心において解放されるので、カバーの換気位
置において車内の最適な換気が達成される。即ち、双方
のパネル部分は、換気間隙の解放のため、相対運動がで
きるが、双方のパネル部分が相互に当接状態にある場合
も、運動ユニットとして結合されて運動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用スライドチルトルーフを備
えた車両の平面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】カバーおよびパネルと共働する制御レバーの機
能を示すためカバーを除去した状態の車両用スライドチ
ルトルーフの平面図。
【図4】カバーおよびパネルと共働する制御レバーの機
能を示すためカバーを除去した状態の車両用スライドチ
ルトルーフの平面図。
【図5】カバーおよびパネルと共働する制御レバーの機
能を示すためカバーを除去した状態の車両用スライドチ
ルトルーフの平面図。
【図6】カバーおよびパネルと共働する制御レバーの機
能を示すためカバーを除去した状態の車両用スライドチ
ルトルーフの平面図。
【図7】カバーおよびパネルと共働する制御レバーの機
能を示すためカバーを除去した状態の車両用スライドチ
ルトルーフの平面図。
【符号の説明】
1 固定ルーフ面 2 ルーフ開口部 3 ルーフフレーム 4 カバー 5 パネル 6 前部パネル部分 7 後部パネル部分 8 変位装置 9 変位装置 12 バネ負荷 13 制御レバー 14 頚軸 15 レバー他端 17 レバー一端 18 昇降アングル 19 頚軸 20 摺動部材 21 ロック装置 22 ロック要素 23 作動要素 24 グリップシェル 25 レバー機構 26 手動解ロック装置 28 換気間隙 31 駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オット ヴィンコール ドイツ連邦共和国、8023 プラハ、ヴォル フラトシャオザーシュトラーセ 5

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ルーフ面(1) にルーフフレーム(3)
    によって形成されたルーフ開口部(2) を閉鎖し且つ少な
    くとも部分的に解放する剛なカバー(4) と、カバー(4)
    の換気位置のための変位装置(8),(9) と、車両の縦方向
    へ見て前後のパネル部分(6),(7) を有しカバー位置に関
    係なく駆動できるパネル(5) とを有する車両用スライド
    チルトルーフにおいて、カバー(4) の換気操作運動時に
    パネル部分(6),(7) の間に水平な換気間隙(28)を解放で
    きるよう構成することを特徴とする車両用スライドチル
    トルーフ。
  2. 【請求項2】 後部パネル部分(7) が、バネ負荷(12)さ
    れて前部パネル部分(6) に当接し、フレームに回転自在
    に軸支した制御レバー(13)が、カバー(4) の換気操作運
    動時に負荷されて換気間隙(28)の解放のためバネ負荷に
    抗して後部パネル部分(7) を前部パネル部分(6) から縦
    方向へ引離すよう配置されていることを特徴とする請求
    項1の車両用スライドチルトルーフ。
  3. 【請求項3】 制御レバー(13)が、本質的に水平である
    ことを特徴とする請求項2の車両用スライドチルトルー
    フ。
  4. 【請求項4】 制御レバー(13)の一端(17)が、換気操作
    運動時負荷され、レバー他端(15)が、後部パネル部分
    (7) を駆動することを特徴とする請求項2または3の車
    両用スライドチルトルーフ。
  5. 【請求項5】 前部パネル部分(6) が、解離可能なロッ
    ク装置(21)によって固定できることを特徴とする請求項
    1〜4の1つに記載の車両用スライドチルトルーフ。
  6. 【請求項6】 カバー位置に関係なくパネル(5) を引き
    もどすためロック装置(21)を手動で解ロックできること
    を特徴とする請求項5の車両用スライドチルトルーフ。
  7. 【請求項7】 解ロックのため、作動要素(23)が前部パ
    ネル部分(6) に配設してあることを特徴とする請求項6
    の車両用スライドチルトルーフ。
  8. 【請求項8】 作動要素(23)が、前部パネル部分(6) の
    グリップシエル(24)の範囲に配設してあることを特徴と
    する請求項7の車両用スライドチルトルーフ。
  9. 【請求項9】 カバー(4) の縦方向摺動時、ロック装置
    (21)が自動的に解ロックされることを特徴とする請求項
    5〜8の1つに記載の車両用スライドチルトルーフ。
  10. 【請求項10】 ロック装置(21)が、ルーフフレーム
    (3) と共働することを特徴とする請求項5〜9の1つに
    記載の車両用スライドチルトルーフ。
  11. 【請求項11】 ロック要素(22)が、前部パネル部分
    (6) に対して縦方向へ可動なロック要素(22)を有するこ
    とを特徴とする請求項5〜10の1つに記載の車両用ス
    ライドチルトルーフ。
  12. 【請求項12】 ロック要素(22)が、前部パネル部分
    (6) の固定のため、ルーフフレーム(3) の開口(29)に係
    合することを特徴とする請求項11の車両用スライドチ
    ルトルーフ。
  13. 【請求項13】 変位装置(8),(9) が昇降アングル(18)
    を有する場合、上記昇降アングルには、制御レバー(13)
    に負荷するため制御レバーの運動路内に突出する頚軸(1
    9)が設置してあることを特徴とする請求項1〜12の1
    つに記載の車両用スライドチルトルーフ。
  14. 【請求項14】 カバー(4) の縦方向摺動時、頚軸(14)
    がロック装置(21)を必然的に解ロックすることを特徴と
    する請求項9,13の車両用スライドチルトルーフ。
  15. 【請求項15】 後部パネル部分(7) と共働する制御レ
    バー端(15)には、変位装置(8),(9) と共働する別のレバ
    ー端(17)の負荷時に後部パネル部分(7) の駆動装置(31)
    と共働する頚軸(16)が設けてあることを特徴とする請求
    項4〜14の1つに記載の車両用スライドチルトルー
    フ。
  16. 【請求項16】 駆動装置(31)が、別の制御レバー端(1
    7)が変位装置(8),(9) によって負荷された場合に限り制
    御レバー(13)に運動路内に突出するよう後部パネル部分
    (7) に設置してあることを特徴とする請求項15の車両
    用スライドチルトルーフ。
  17. 【請求項17】 駆動装置(31)が摺動部材(20)からなる
    ことを特徴とする請求項15または16の車両用スライ
    ドチルトルーフ。
  18. 【請求項18】 手動解ロック装置(26)が、ロック装置
    (21)に係合するレバー機構(25)を含むことを特徴とする
    請求項6〜17の1つに記載の車両用スライドチルトル
    ーフ。
  19. 【請求項19】 当接するよう双方のパネル部分(6),
    (7) をバネ負荷するため、引張バネ(12)が設けてあるこ
    とを特徴とする請求項1〜18の1つに記載の車両用ス
    ライドチルトルーフ。
  20. 【請求項20】 カバー(4) が透明であることを特徴と
    する請求項1〜19の1つに記載の車両用スライドチル
    トルーフ。
  21. 【請求項21】 換気位置において固定ルーフ面(1) の
    上方に後方へ傾斜するようカバー(4) を上昇できること
    を特徴とする請求項1〜20の1つに記載の車両用スラ
    イドチルトルーフ。
  22. 【請求項22】 換気位置においてカバー(4) を前方へ
    下降できることを特徴とする請求項1〜20の1つに記
    載の車両用スライドチルトルーフ。
  23. 【請求項23】 パネル部分(6),(7) がスライドパネル
    (11)を形成することを特徴とする請求項1〜22の1つ
    に記載の車両用スライドチルトルーフ。
JP25156892A 1991-12-14 1992-09-21 車両用スライドチルトルーフ Pending JPH05246246A (ja)

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DE4141283A1 (de) 1993-06-17
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