JPH05243412A - 半導体パッケージ - Google Patents
半導体パッケージInfo
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- JPH05243412A JPH05243412A JP4078939A JP7893992A JPH05243412A JP H05243412 A JPH05243412 A JP H05243412A JP 4078939 A JP4078939 A JP 4078939A JP 7893992 A JP7893992 A JP 7893992A JP H05243412 A JPH05243412 A JP H05243412A
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- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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- H01L2224/48151—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/48221—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/48245—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
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- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/73—Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
- H01L2224/732—Location after the connecting process
- H01L2224/73251—Location after the connecting process on different surfaces
- H01L2224/73265—Layer and wire connectors
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/161—Cap
- H01L2924/1615—Shape
- H01L2924/16152—Cap comprising a cavity for hosting the device, e.g. U-shaped cap
Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 I/O回路自体及び周辺から発生する電磁波
を積極的に吸収して漏洩を防止でき、外部からの電磁波
の侵入も防止でき、かついずれの形態のデバイスにも容
易に適用できる構成からなる半導体パッケージの提供。 【構成】 ヒートスプレッダ10を囲むように着設した
Ni−Zn系焼結フェライトからなる支持枠11には所
定のスルーホールが設けてあり、これを通してリードフ
レーム13が支持枠11の表裏面に所要パターンで露出
し、フェライト製支持枠11の上面側のインナーリード
部とヒートスプレッダ10上に搭載したLSIチップ1
2とをワイヤーボンディグしたのち、これらを被覆する
ように、Ni−Zn系焼結フェライトからなるキャップ
15を絶縁材16にて封着してある。 【効果】 LSIやインナーリードから発生する電磁波
がキャップなどの軟磁性材料に吸収されて、外部への漏
洩が著しく減少する。
を積極的に吸収して漏洩を防止でき、外部からの電磁波
の侵入も防止でき、かついずれの形態のデバイスにも容
易に適用できる構成からなる半導体パッケージの提供。 【構成】 ヒートスプレッダ10を囲むように着設した
Ni−Zn系焼結フェライトからなる支持枠11には所
定のスルーホールが設けてあり、これを通してリードフ
レーム13が支持枠11の表裏面に所要パターンで露出
し、フェライト製支持枠11の上面側のインナーリード
部とヒートスプレッダ10上に搭載したLSIチップ1
2とをワイヤーボンディグしたのち、これらを被覆する
ように、Ni−Zn系焼結フェライトからなるキャップ
15を絶縁材16にて封着してある。 【効果】 LSIやインナーリードから発生する電磁波
がキャップなどの軟磁性材料に吸収されて、外部への漏
洩が著しく減少する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、LSI等を搭載した
半導体パッケージの改良に係り、軟磁性材料にて被覆封
着して高速化、デジタル化したLSI等から発生する電
磁波を防止あるいは外部からの電磁波の影響を排除した
半導体パッケージに関する。
半導体パッケージの改良に係り、軟磁性材料にて被覆封
着して高速化、デジタル化したLSI等から発生する電
磁波を防止あるいは外部からの電磁波の影響を排除した
半導体パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、情報信号処理の高密度化、高速化
の要求にともない、各種半導体デバイスはICからLS
I、さらに超LSIへと高集積化され、クロック使用周
波数も16MHzから32MHz,、さらに50MHz
と高速化されつつあり、また信号処理もアナログ処理か
ら数十〜数百MHzのデジタル処理へと急速に進行して
きた。
の要求にともない、各種半導体デバイスはICからLS
I、さらに超LSIへと高集積化され、クロック使用周
波数も16MHzから32MHz,、さらに50MHz
と高速化されつつあり、また信号処理もアナログ処理か
ら数十〜数百MHzのデジタル処理へと急速に進行して
きた。
【0003】この半導体デバイスにおける高速化ならび
にデジタル化は、搭載したチップと外部電気回路との接
続用リードなどから電磁波を発生するようになり、半導
体デバイスのピン間、周辺回路、他デバイスや機器に電
磁波障害が発生する問題があるため、その解決が求めら
れている。特に、30〜500MHzの周波数駆動によ
る発生電磁波は、TVを初め通信用周波数帯域に該当
し、世界的に規制の対象となる。
にデジタル化は、搭載したチップと外部電気回路との接
続用リードなどから電磁波を発生するようになり、半導
体デバイスのピン間、周辺回路、他デバイスや機器に電
磁波障害が発生する問題があるため、その解決が求めら
れている。特に、30〜500MHzの周波数駆動によ
る発生電磁波は、TVを初め通信用周波数帯域に該当
し、世界的に規制の対象となる。
【0004】かかる半導体デバイスにおける電磁波障害
の防止策としては、次の手段等がある。 1)クロックラインを短くする。 2)I/O(input−output)回路にフェラ
イトビーズを入れる。 3)回路をマイクロストリップラインにしてインピーダ
ンスを一定にし、同値の抵抗で終端する。 4)金属躯体で電波シールドする。
の防止策としては、次の手段等がある。 1)クロックラインを短くする。 2)I/O(input−output)回路にフェラ
イトビーズを入れる。 3)回路をマイクロストリップラインにしてインピーダ
ンスを一定にし、同値の抵抗で終端する。 4)金属躯体で電波シールドする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、電気回路
的な改良のみでは電磁波の発生を大幅に低減することが
できず、たとえ低減できたとしても、外部からの電磁波
の侵入を防止することができない。また金属シールドを
用いる場合は、外部からの電磁波の侵入、ならびに内部
から漏洩をある程度防止できるが、内部では漏洩しない
ように金属躯体で反射しているだけで、内部での電磁波
障害を根本的に解決できるわけではない。
的な改良のみでは電磁波の発生を大幅に低減することが
できず、たとえ低減できたとしても、外部からの電磁波
の侵入を防止することができない。また金属シールドを
用いる場合は、外部からの電磁波の侵入、ならびに内部
から漏洩をある程度防止できるが、内部では漏洩しない
ように金属躯体で反射しているだけで、内部での電磁波
障害を根本的に解決できるわけではない。
【0006】また、従来の解決策は、電磁波障害の低減
効果が十分でなく、またあらゆる半導体デバイスや電子
デバイスを対象に適用できるものでなく、技術上あるい
はコストの点など種々の面で十分とは言い難いものであ
った。
効果が十分でなく、またあらゆる半導体デバイスや電子
デバイスを対象に適用できるものでなく、技術上あるい
はコストの点など種々の面で十分とは言い難いものであ
った。
【0007】この発明は、半導体デバイスにおける電磁
波障害の現状に鑑み、I/O回路自体及び周辺から発生
する電磁波を積極的に吸収して、電磁波の発生及び漏洩
を防止でき、また、外部からの電磁波の侵入も防止でき
る構成からなり、いずれの形態のデバイスにも容易に適
用できる構成からなる半導体パッケージの提供を目的と
している。
波障害の現状に鑑み、I/O回路自体及び周辺から発生
する電磁波を積極的に吸収して、電磁波の発生及び漏洩
を防止でき、また、外部からの電磁波の侵入も防止でき
る構成からなり、いずれの形態のデバイスにも容易に適
用できる構成からなる半導体パッケージの提供を目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、半導体チッ
プあるいはさらに他電子デバイスを搭載してこれを封着
する半導体パッケージにおいて、搭載した半導体チップ
あるいはさらに他電子デバイスを封着するためのキャッ
プ、半導体チップあるいはさらに他電子デバイスを搭載
する部材、また所要の部材や部位のいずれかあるいは全
てが軟磁性材料であることを特徴とする半導体パッケー
ジである。
プあるいはさらに他電子デバイスを搭載してこれを封着
する半導体パッケージにおいて、搭載した半導体チップ
あるいはさらに他電子デバイスを封着するためのキャッ
プ、半導体チップあるいはさらに他電子デバイスを搭載
する部材、また所要の部材や部位のいずれかあるいは全
てが軟磁性材料であることを特徴とする半導体パッケー
ジである。
【0009】また、この発明は、半導体チップあるいは
さらに他電子デバイスを搭載してこれを封着する半導体
パッケージにおいて、搭載した半導体チップあるいはさ
らに他電子デバイスを軟磁性材料にて被覆封着したこと
を特徴とする半導体パッケージである。ここで被覆封着
とは、半導体チップの全体あるいは所要部を覆い封着す
ることのほか所謂封着部をも含む。
さらに他電子デバイスを搭載してこれを封着する半導体
パッケージにおいて、搭載した半導体チップあるいはさ
らに他電子デバイスを軟磁性材料にて被覆封着したこと
を特徴とする半導体パッケージである。ここで被覆封着
とは、半導体チップの全体あるいは所要部を覆い封着す
ることのほか所謂封着部をも含む。
【0010】また、この発明は、上記の構成において、
封着する軟磁性材料の内部および/または表面にリード
パターンが形成されていることを特徴とする半導体パッ
ケージである。
封着する軟磁性材料の内部および/または表面にリード
パターンが形成されていることを特徴とする半導体パッ
ケージである。
【0011】また、この発明は、上記の構成において、
封着する軟磁性材料が軟磁性材料粉末を樹脂またはゴム
またはガラスに分散、個化した構成であることを特徴と
する半導体パッケージである。
封着する軟磁性材料が軟磁性材料粉末を樹脂またはゴム
またはガラスに分散、個化した構成であることを特徴と
する半導体パッケージである。
【0012】また、この発明は、上記の構成において、
軟磁性材料が異材質との積層構造からなることを特徴と
する半導体パッケージである。
軟磁性材料が異材質との積層構造からなることを特徴と
する半導体パッケージである。
【0013】この発明において、軟磁性材料は、軟磁性
でかつ固有電気抵抗の大ききな材料が好ましく、Mnフ
ェライト、Cu−Zn−Mgフェライト等のスピネル系
フェライト、さらにはYIG等のガーネット系フェライ
ト、Ba−Coなどの六方晶プレーナ型系フェライトな
どデバイス形態、用途や電波吸収特性等に応じて適宜選
定できる。例えば、高周波用としてはMnフェライト粉
を後述の樹脂等に分散させたものが適しており、ガーネ
ット系またはプレーナ型の場合は樹脂等に分散させるほ
か、バルクのまま利用することができるまた、所謂パー
マロイ、センダスト、アルフェノール、パーメンジュー
ル、窒化鉄、その他のFe、Co、Ni基合金などの軟
磁性合金を利用でき、樹脂などと複合して絶縁体化して
もよい。
でかつ固有電気抵抗の大ききな材料が好ましく、Mnフ
ェライト、Cu−Zn−Mgフェライト等のスピネル系
フェライト、さらにはYIG等のガーネット系フェライ
ト、Ba−Coなどの六方晶プレーナ型系フェライトな
どデバイス形態、用途や電波吸収特性等に応じて適宜選
定できる。例えば、高周波用としてはMnフェライト粉
を後述の樹脂等に分散させたものが適しており、ガーネ
ット系またはプレーナ型の場合は樹脂等に分散させるほ
か、バルクのまま利用することができるまた、所謂パー
マロイ、センダスト、アルフェノール、パーメンジュー
ル、窒化鉄、その他のFe、Co、Ni基合金などの軟
磁性合金を利用でき、樹脂などと複合して絶縁体化して
もよい。
【0014】また、軟磁性材料には、上記各種系の樹脂
フェライトまたはゴムフェライトさらにはガラスフェラ
イトを使用でき、フェライトと樹脂またはゴムまたはガ
ラスの含有比率を適宜選定することによりインピーダン
スなどの特性を任意に選定できる。フェライト粉を分散
させる樹脂には、樹脂封着用レジン、ポリプロピレン、
6−ナイロン、エポキシ系、UV系、ウレタン系、ポリ
アミド系等を用いることができる。ゴムには、クロロプ
レンゴム、シリコンゴム等の不純物ガスを発生しないゴ
ムを用いることができる。また、ガラスには封着用ガラ
スなど公知の各種ガラスを使用することができる、パッ
ケージ化のための所謂封着には、接合部の材質の組合せ
に応じて各種ガラスや接着剤などの絶縁材を適宜選定で
きる。
フェライトまたはゴムフェライトさらにはガラスフェラ
イトを使用でき、フェライトと樹脂またはゴムまたはガ
ラスの含有比率を適宜選定することによりインピーダン
スなどの特性を任意に選定できる。フェライト粉を分散
させる樹脂には、樹脂封着用レジン、ポリプロピレン、
6−ナイロン、エポキシ系、UV系、ウレタン系、ポリ
アミド系等を用いることができる。ゴムには、クロロプ
レンゴム、シリコンゴム等の不純物ガスを発生しないゴ
ムを用いることができる。また、ガラスには封着用ガラ
スなど公知の各種ガラスを使用することができる、パッ
ケージ化のための所謂封着には、接合部の材質の組合せ
に応じて各種ガラスや接着剤などの絶縁材を適宜選定で
きる。
【0015】さらにこの発明において、軟磁性材料に
は、上記の組成の単板のみならず、焼結フェライトと樹
脂フェライトまたはゴムフェライトとの積層材、あるい
は樹脂フェライトと軟磁性金属板、ゴムフェライトとA
l板など、異材質の軟磁性材料同士の積層構造や軟磁性
材料と他材質材との積層構造とすることができる。
は、上記の組成の単板のみならず、焼結フェライトと樹
脂フェライトまたはゴムフェライトとの積層材、あるい
は樹脂フェライトと軟磁性金属板、ゴムフェライトとA
l板など、異材質の軟磁性材料同士の積層構造や軟磁性
材料と他材質材との積層構造とすることができる。
【0016】
【作用】この発明は、半導体チップあるいはさらに他電
子デバイスを搭載してこれを封着する半導体パッケージ
において、封着するためのキャップ、チップ搭載用のダ
イパッドやヒートスプレッダなどの部材、あるいは被覆
封着用材料の全てが軟磁性材料であることを特徴とし、
Ni−Zn系フェライトなどの軟磁性材料を用いたこと
により、例えばLSIやインナーリードから発生する電
磁波がキャップやダイパッドあるいは封着用材料にて積
極的に吸収されて、外部への漏洩が著しく減少し、ま
た、外部からの電磁波も同様に吸収されて内部のLSI
などに障害を与えることがない。またこの発明は、封着
する軟磁性材料の内部および/または表面にリードパタ
ーンを形成して表面実装型の半導体パッケージとなすこ
とにより、アウターリードから発生する電磁波も軟磁性
材料からなる封着用材料にて積極的に吸収されて、他デ
バイスなどへの漏洩が著しく減少する。
子デバイスを搭載してこれを封着する半導体パッケージ
において、封着するためのキャップ、チップ搭載用のダ
イパッドやヒートスプレッダなどの部材、あるいは被覆
封着用材料の全てが軟磁性材料であることを特徴とし、
Ni−Zn系フェライトなどの軟磁性材料を用いたこと
により、例えばLSIやインナーリードから発生する電
磁波がキャップやダイパッドあるいは封着用材料にて積
極的に吸収されて、外部への漏洩が著しく減少し、ま
た、外部からの電磁波も同様に吸収されて内部のLSI
などに障害を与えることがない。またこの発明は、封着
する軟磁性材料の内部および/または表面にリードパタ
ーンを形成して表面実装型の半導体パッケージとなすこ
とにより、アウターリードから発生する電磁波も軟磁性
材料からなる封着用材料にて積極的に吸収されて、他デ
バイスなどへの漏洩が著しく減少する。
【0017】さらにこの発明は、使用する軟磁性材料を
種々材料の単層材とするほか、異材質の軟磁性材料同士
の積層構造や軟磁性材料と他材質材との積層構造とする
ことができるため、種々の形態の電子デバイスに適用で
き、例えば、ヒートスプレッダをフェライトとCuやA
lなどの高熱伝導材料との積層材として放熱性を確保し
ながら電磁波を積極的に吸収させることができる。
種々材料の単層材とするほか、異材質の軟磁性材料同士
の積層構造や軟磁性材料と他材質材との積層構造とする
ことができるため、種々の形態の電子デバイスに適用で
き、例えば、ヒートスプレッダをフェライトとCuやA
lなどの高熱伝導材料との積層材として放熱性を確保し
ながら電磁波を積極的に吸収させることができる。
【0018】
【実施例】実施例1 図1に示す半導体パッケージは、Cu製のヒートスプレ
ッダ1上には絶縁フィルムまたは低融点ガラスからなる
絶縁材2を介して所要パターンのリードフレーム3を固
着してあり、ヒートスプレッダ1の中央にLSIチップ
4をダイ付けし、リードフレーム3とLSIチップ4と
の間をワイヤーボンディグした後、ヒートスプレッダ1
上のLSIチップ4とインナーリードとなるリードフレ
ーム3を被覆するように、Ni−Zn系焼結フェライト
からなるキャップ5を絶縁材6にて封着してある。
ッダ1上には絶縁フィルムまたは低融点ガラスからなる
絶縁材2を介して所要パターンのリードフレーム3を固
着してあり、ヒートスプレッダ1の中央にLSIチップ
4をダイ付けし、リードフレーム3とLSIチップ4と
の間をワイヤーボンディグした後、ヒートスプレッダ1
上のLSIチップ4とインナーリードとなるリードフレ
ーム3を被覆するように、Ni−Zn系焼結フェライト
からなるキャップ5を絶縁材6にて封着してある。
【0019】実施例2 図2の半導体パッケージは図1に示すものと同等構成に
おいて、ヒートスプレッダ1にAlの金属部1aとNi
−Zn系フェライトを75wt%含有するSiゴムフェ
ライト1bとの積層構造を用いて、放熱性と電波吸収性
を兼ね備えた構成としている。
おいて、ヒートスプレッダ1にAlの金属部1aとNi
−Zn系フェライトを75wt%含有するSiゴムフェ
ライト1bとの積層構造を用いて、放熱性と電波吸収性
を兼ね備えた構成としている。
【0020】実施例3 図3に示す半導体パッケージは、Al製のヒートスプレ
ッダ10を囲むように着設したNi−Zn系焼結フェラ
イトからなる支持枠11には所定のスルーホールが設け
てあり、スルーホールを通してリードフレーム13が支
持枠11の表裏面に所要パターンで露出するように配置
してあり、フェライト製支持枠11の上面側のインナー
リード部とヒートスプレッダ10上に搭載したLSIチ
ップ12とをワイヤーボンディグしたのち、ヒートスプ
レッダ10上のLSIチップ12とインナーリードを被
覆するように、Ni−Zn系焼結フェライトからなるキ
ャップ15を絶縁材16にて封着してある。
ッダ10を囲むように着設したNi−Zn系焼結フェラ
イトからなる支持枠11には所定のスルーホールが設け
てあり、スルーホールを通してリードフレーム13が支
持枠11の表裏面に所要パターンで露出するように配置
してあり、フェライト製支持枠11の上面側のインナー
リード部とヒートスプレッダ10上に搭載したLSIチ
ップ12とをワイヤーボンディグしたのち、ヒートスプ
レッダ10上のLSIチップ12とインナーリードを被
覆するように、Ni−Zn系焼結フェライトからなるキ
ャップ15を絶縁材16にて封着してある。
【0021】実施例4 図4に示す半導体パッケージは放熱フィン20を用いた
例で、放熱フィン20の裏面にLSIチップ21をダイ
付けした構成からなり、Ni−Zn系焼結フェライトか
らなるキャップ22は外周厚肉部と内側の薄肉封止部2
4とからなり、リードフレーム25がその外周厚肉部の
表裏面に所要パターンで露出するように配置され、外周
厚肉部23を絶縁材26にて放熱フィン20に着設後、
インナーリードとLSIチップ21がワイヤーボンディ
グされ、さらに薄肉封止部24にて封止されている。
例で、放熱フィン20の裏面にLSIチップ21をダイ
付けした構成からなり、Ni−Zn系焼結フェライトか
らなるキャップ22は外周厚肉部と内側の薄肉封止部2
4とからなり、リードフレーム25がその外周厚肉部の
表裏面に所要パターンで露出するように配置され、外周
厚肉部23を絶縁材26にて放熱フィン20に着設後、
インナーリードとLSIチップ21がワイヤーボンディ
グされ、さらに薄肉封止部24にて封止されている。
【0022】実施例5 図5に示す半導体パッケージはプラスチックQFPの例
であり、ヒートスプレッダ30上に絶縁フィルム31に
てLSIチップ32やリードフレーム33が積層された
多層リードフレーム構造からなり、Ni−Cu−Zn系
フェライト粉を含有するレジンからなる軟磁性プラスチ
ック34にて、これら全体を封止した構成からなる。
であり、ヒートスプレッダ30上に絶縁フィルム31に
てLSIチップ32やリードフレーム33が積層された
多層リードフレーム構造からなり、Ni−Cu−Zn系
フェライト粉を含有するレジンからなる軟磁性プラスチ
ック34にて、これら全体を封止した構成からなる。
【0023】
【発明の効果】この発明は、半導体パッケージにおい
て、封着するためのキャップ、チップ搭載用のダイパッ
ドやヒートスプレッダなどの部材、あるいは被覆封着用
材料の全てにNi−Zn系フェライトなどの軟磁性材料
を用いたことにより、例えばLSIやインナーリードか
ら発生する電磁波がキャップやダイパッドあるいは封着
用材料にて積極的に吸収されて、外部への漏洩が著しく
減少しかつ外部からの電磁波も同様に吸収されて内部の
LSI、周辺デバイスなどに電磁波障害を与えることが
ない。また、実施例に明らかなように、焼結フェライト
であっても、所謂グリーンシート時に種々成形を加える
ことができ、さらに金属材とのハイブリット構造を採用
でき、種々構成の半導体パッケージに容易に適用できる
利点がある。
て、封着するためのキャップ、チップ搭載用のダイパッ
ドやヒートスプレッダなどの部材、あるいは被覆封着用
材料の全てにNi−Zn系フェライトなどの軟磁性材料
を用いたことにより、例えばLSIやインナーリードか
ら発生する電磁波がキャップやダイパッドあるいは封着
用材料にて積極的に吸収されて、外部への漏洩が著しく
減少しかつ外部からの電磁波も同様に吸収されて内部の
LSI、周辺デバイスなどに電磁波障害を与えることが
ない。また、実施例に明らかなように、焼結フェライト
であっても、所謂グリーンシート時に種々成形を加える
ことができ、さらに金属材とのハイブリット構造を採用
でき、種々構成の半導体パッケージに容易に適用できる
利点がある。
【図1】金属製ヒートスプレッダを有するこの発明によ
る半導体パッケージの縦断説明図である。
る半導体パッケージの縦断説明図である。
【図2】積層型ヒートスプレッダを有するこの発明によ
る半導体パッケージの縦断説明図である。
る半導体パッケージの縦断説明図である。
【図3】金属製ヒートスプレッダを有するこの発明によ
る他の構成の半導体パッケージの縦断説明図である。
る他の構成の半導体パッケージの縦断説明図である。
【図4】放熱フィンを有するこの発明による半導体パッ
ケージの縦断説明図である。
ケージの縦断説明図である。
【図5】この発明によるプラスチックQFPの縦断説明
図である。
図である。
1,10,30 ヒートスプレッダ 2,6,16,26 絶縁材 3,13,25,33 リードフレーム 4,12,21,32 LSIチップ 5,15,22 キャップ 11 支持枠 20 放熱フィン 23 外周厚肉部 24 薄肉封止部 31 絶縁フィルム 34 軟磁性プラスチック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 健治 大阪府吹田市南吹田2丁目19−1 住友特 殊金属株式会社吹田製作所内
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体チップあるいはさらに他電子デバ
イスを搭載してこれを封着する半導体パッケージにおい
て、搭載した半導体チップあるいはさらに他電子デバイ
スを封着するためのキャップが軟磁性材料であることを
特徴とする半導体パッケージ。 - 【請求項2】 半導体チップあるいはさらに他電子デバ
イスを搭載してこれを封着する半導体パッケージにおい
て、半導体チップあるいはさらに他電子デバイスを搭載
する部材が軟磁性材料であることを特徴とする半導体パ
ッケージ。 - 【請求項3】 半導体チップあるいはさらに他電子デバ
イスを搭載してこれを封着する半導体パッケージにおい
て、搭載した半導体チップあるいはさらに他電子デバイ
スを軟磁性材料にて被覆封着したことを特徴とする半導
体パッケージ。 - 【請求項4】 軟磁性材料の内部および/または表面に
リードパターンが形成されていることを特徴とする請求
項1、請求項2または請求項3記載の半導体パッケー
ジ。 - 【請求項5】 軟磁性材料が軟磁性材料粉末を樹脂また
はゴムまたはガラスに分散、個化した構成であることを
特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項
4記載の半導体パッケージ。 - 【請求項6】 軟磁性材料が異材質との積層構造からな
ることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請
求項4または請求項5記載の半導体パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4078939A JPH05243412A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 半導体パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4078939A JPH05243412A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 半導体パッケージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05243412A true JPH05243412A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13675857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4078939A Pending JPH05243412A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 半導体パッケージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05243412A (ja) |
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- 1992-02-28 JP JP4078939A patent/JPH05243412A/ja active Pending
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