JPH05240767A - フロック計測制御装置 - Google Patents

フロック計測制御装置

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Publication number
JPH05240767A
JPH05240767A JP4314792A JP4314792A JPH05240767A JP H05240767 A JPH05240767 A JP H05240767A JP 4314792 A JP4314792 A JP 4314792A JP 4314792 A JP4314792 A JP 4314792A JP H05240767 A JPH05240767 A JP H05240767A
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JP
Japan
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flocs
floc
pond
flock
turbidity
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Application number
JP4314792A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shimazaki
弘志 島崎
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロック形成を制御する因子である混和池へ
の凝集剤注入率とフロック形成池のパドル回転数の両方
を同時に制御することにより、フロック形成時の制御精
度を向上させることを目的とする。 【構成】 処理水に凝集剤を注入混和する混和池2と、
この混和池2からの処理水をパドル11a,11b,1
1cにより撹拌してフロックを形成するフロック形成池
3と、該フロック形成池の後段部に設置される水中カメ
ラ8と、このカメラから得られる画像情報に基づいてフ
ロックを識別し、フロックに関する各種の特徴量を算出
する画像計測装置15と、フロック形成池3からの処理
水中のフロックを沈澱させる沈澱池4とを備えて成り、
上記の各種特徴量を管理指標として、混和池2に対する
凝集剤注入率と、フロック形成池3の各パドルの回転数
を同時に制御する制御手段16を設けた構成にしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浄水場における凝集沈澱
工程の運転管理を行うためのフロック計測装置に関し、
特に混和池に対する凝集剤注入率とフロック形成池のパ
ドル回転数を同時に制御するようにした装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に浄水場においては、河川,湖沼か
ら取水した原水をフロック形成池で、凝集剤(ポリ塩化
カルシウム,硫酸バント等)により、懸濁物質成分(粘
土,藻類等)をフロックに凝集し、次段の沈澱池で除去
している。
【0003】従来のフロック形成制御にあたって、新規
の浄水場では、ジャーテスト(室内実験)でフロック形
成を行い、原水濁度と凝集剤注入率またはALT比(A
3+/濁度)との制御関係式を求め、さらにGCT値な
どのパラメータ等から実規模に利用している。又、既存
の浄水場では、蓄積されたデータを用いてフロック形成
制御を行っている。
【0004】このようなフロック形成制御は、フィード
フォワード制御系であるため、原水の濁度の急激な変化
などに対応しきれず、次段の濾過池が高負荷になる惧れ
がある。このため、フィードバック制御系を組み込む態
様も構築されている。
【0005】上記に関して本出願人が先に提案した特願
平1−193629号には、図11に示したフロック計
測装置例が開示されている。即ち、原水を着水井1に取
水し、混和池2にて凝集剤を注入する。そして迂流式フ
ロック形成池3において原水中の濁質成分をフロックに
凝集させる。その後に沈澱池4にてフロックを沈澱さ
せ、上澄液を図外のろ過池へ放流する。前記着水井1に
は原水濁度を計測する濁度計5が付設されており、沈澱
池4には流出濁度を計測する濁度計6が付設されてい
る。この濁度計5,6によって計測された値は凝集剤注
入コントローラ7に入力されている。
【0006】そしてフロック形成池3の最後段には、処
理水を撮影するための水中カメラ8が配備されている。
そしてフロック計測装置9により水中カメラ8が撮影し
た画像を処理してフロックを識別し、統計処理を行って
フロックについての各種のデータを作成し、このデータ
を凝集剤注入コントローラ7に出力する。
【0007】凝集剤注入コントローラ7は、前記濁度計
5,6によって計測された原水及び流出水の濁度と、フ
ロック計測装置9から得られるデータに基づいて凝集剤
の注入量を算出し、混和池2への凝集剤の注入を制御す
る(このような画像計測技術を応用した凝集分散アナラ
イザ『PHOTOMETRIC DISPERSION ANALYZER,以下PDA
法と略称する』を利用した制御例が特開平3−5144
3号公報に開示されている)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般のフロック計測制
御装置における最適フロック形成制御条件として、次の
3点が挙げられる。
【0009】(1)沈澱池からの流出濁度を低値に安定
して保つこと (2)凝集剤注入量を低減すること (3)最大成長フロック径を維持すること 特に浄水処理プロセスにおいては、条件(1)が重要と
なる。流出濁度が高くなった場合には、前記したように
次段の濾過池で負担が増大してしまうからである。その
ための運転管理指標として、通常懸濁物質の最大成長フ
ロック粒径を決定する因子であるG値とGT値が用いら
れている。G値とはフロック形成時のパドル等の撹拌強
度であり、T値は撹拌継続時間、GT値はフロック形成
の進行度を表している。フロック形成時には、上記因子
に加えて原水の濁質濃度であるC値が関係し、これらの
因子はフロック形成池の設計指針でもある。
【0010】他方において従来から原水中の懸濁物質成
分を除去するための運転管理指標として、ALT比(A
3+/濁度)を用いる方法が知られている。上記のAL
T比とは凝集剤のアルミ量と懸濁物質量との比であり、
このALT比を凝集剤注入率を決定する指標として利用
している。
【0011】しかしながら浄水場での運転管理指標とし
て前記G値とかGT値,又はALT比を用いて、沈澱池
の流出濁度を常時管理目標値以下にするように制御精度
を高めることは困難である。何故ならばG値とかGT値
の定量性が低く、更にジャーテスト(室内実験)でのフ
ロック形成実験が実規模のフロック形成制御装置に合致
していないことが挙げられる。そのため既存の浄水場で
は、前記したように蓄積されたデータを用いてフロック
形成制御を行っているのが実情であり、効率を向上する
ために注入式等に補正項(原水の水温やPHなど)を設
けて制御を行っている。
【0012】特に凝集剤の注入率制御は、前記ALT比
と原水濁度の関係を平方根関数式とか乗関数式化したフ
ィードフォワード制御で行われているので、原水が低濁
度時には注入率が高めに設定され、高濁度時には注入率
が低めに設定されるのが通例であり、このような注入率
制御で同一取水量、同一撹拌強度でフロック形成を行う
と、ALT比の高低でフロックの平均粒径が変化するこ
とが知られている。例えば水道協会誌,第60巻第10
号(第685号)での丹保氏の論文によれば、濁質と水
酸化アルミニウム(凝集剤成分)がフロック体積に占め
る割合は、アルミニウムが濁質の55倍に相当すると述
べられていることから判断すると、高濁度時、即ち低A
LT比時には、単位容積当たりのフロック容量(FV
値)が高くなり、フロック汚泥量が増大することが予測
される。
【0013】更に原水濁度とフロック形成時間の関係グ
ラフ(前記特願平1ー193629号の図6)によれ
ば、原水の濁度の変化に伴ってパドルによる撹拌時間も
変化させる必要があり、従って前記ALT比とか濁度等
を指標とする注入率制御だけでは安定した処理を実施す
ることが出来ない。
【0014】更に前記PDA法を利用した計測制御にも
以下に記す種々の問題点が存在する。即ち、フロック形
成を制御する因子として、(1)懸濁物質濃度、(2)
凝集剤注入率、(3)パドル等の撹拌強度及び撹拌時
間、(4)取水量の変動の4点が考えられ、これら因子
の一つたりとも無視することができない筈である。しか
しながら現状では、上記の(2)凝集剤注入率と(3)
パドル等の撹拌強度及び撹拌時間の制御の何れか一方の
単独制御しか行われていない。その原因として、これら
二つの因子の計測値とフロック形成因子との間に複雑な
交互作用が存在するため、単一計測信号値,例えばPD
A法による光量変化(電圧値)からでは、計測値とフロ
ック形成因子との関係を推定及び定量化することが困難
であることが考えられる。
【0015】本発明は上記の問題点に鑑み、フロック形
成制御において、混和池への凝集剤注入率の制御と、フ
ロック形成池に配備されたパドルの回転数を同時に制御
することにより、フロック形成時の制御精度を向上させ
ることを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、設定された凝集剤注入率に基づいて処理
水に凝集剤を注入して混和する混和池と、この混和池か
らの処理水をパドルにより撹拌してフロックを形成する
フロック形成池と、該フロック形成池の後段部に設置さ
れる処理水撮影機と、この処理水撮影機からの画像情報
に基づいてフロックを識別し、統計処理を行ってフロッ
クについての各種特徴量を算出する画像計測装置と、フ
ロック形成池からの処理水中のフロックを沈澱させる沈
澱池とを備え、沈澱池から流出する処理水の濁度を設定
流出濁度以下に制御するものにおいて、上記画像計測装
置から得られるフロックについての各種特徴量を管理指
標として、前記混和池に対する凝集剤注入率と、フロッ
ク形成池のパドル回転数を同時に制御する制御手段を設
けたフロック計測制御装置の構成にしてある。
【0017】上記フロックについての各種特徴量とし
て、単位容積当たりのフロック個数、フロック形成池後
段の代表フロックの平均粒径、単位容積当たりのフロッ
ク容量(FV値)、単位容量当たりの粒径0.5mm以
下の微フロック容量(MFV)の4項目を用いたことが
特徴となっている。更にフロックについての各種特徴量
を管理指標として、前記混和池に対する凝集剤注入率
と、フロック形成池の中段及び後段に配置されたパドル
回転数を同時にコントロールする制御手段を設けた構成
にしてある。
【0018】
【作用】かかるフロック計測制御装置の構成によれば、
混和池において凝集剤注入率制御装置から原水に凝集剤
が注入され、次にフロック形成池においてパドル回転数
制御装置によってパドルの回転数が制御されながら撹拌
が行われ、原水中の濁質成分がフロックに凝集される。
その後に処理水は沈澱池にてフロックが沈澱され、上澄
液が図外のろ過池へ放流される。
【0019】そしてフロック形成池の最後段に設置され
た水中カメラが撮影したフロック映像が画像計測装置に
より識別され、フロックについての各種特徴量である単
位容積当たりのフロック個数、フロック形成池後段の代
表フロックの平均粒径、単位容積当たりのフロック容
量、単位容量当たりの粒径0.5mm以下の微フロック
容量が連続的に算出されて制御手段に入力される。そし
てこのフロック特徴量を管理指標として、前記凝集剤注
入率制御装置とパドル回転数制御装置に対する制御信号
が出力されて、混和池に対する凝集剤の注入率と、フロ
ック形成池のパドルの回転数が同時に制御される。
【0020】上記の制御時に、パドルの回転数に対して
フロック特徴量は、平均粒径>フロック個数>MFV値
の順で顕著に応答する。そしてパドルの回転数を定格回
転数よりも下げるとフロックの平均粒径が大きくなり、
逆にパドルの回転数を定格回転数よりも上げるとフロッ
クの平均粒径は小さくなることを利用してパドルの回転
数制御が行われる。
【0021】凝集剤の注入率に対してフロック特徴量
は、FV値>フロック個数>MFV値の順で顕著に応答
する。そして制御手段によって上記パドル回転数の制御
と凝集剤注入率の制御を同時に実施することにより、フ
ロック形成時の制御精度が向上する。
【0022】特にパドル回転数の制御は、フロック形成
池の中段パドルと後段パドルの回転数を前記した判断基
準によって制御することが有効である。
【0023】
【実施例】以下、本発明にかかるフロック計測制御装置
の一実施例を、前記従来の構成部分と同一の構成部分に
同一の符号を付して詳述する。図1に示すブロック図に
おいて、1は原水を取水する着水井、2は処理水に凝集
剤を投入して撹拌する急速混和池、3はフロックを形成
するフロック形成池、4はフロックを沈澱させる沈澱池
である。上記着水井1には、原水濁度を計測する濁度計
5が配備されており、この濁度計5によって計測された
濁度信号は、凝集剤注入率制御装置13に入力されてい
る。急速混和池2には撹拌翼等の撹拌機構10が配備さ
れている。
【0024】又、フロック形成池3は複数段に分割され
ていて、各段に各々撹拌機構を構成するパドル11a,
11b,11cが配備されている。このパドル11a,
11b,11cは、パドル回転数制御装置14の出力信
号に基づいて回転数が適宜制御される。
【0025】上記フロック形成池3の最後段には、処理
水撮影機として洗浄機構付の水中カメラ8が設置されて
いる。流動しているフロックを完全静止画像として捕ら
えるために、水中カメラ8として電子シャッターモード
で完全インターレス方式のカメラを使用する。
【0026】15は画像計測装置、16は制御手段とし
ての運転・管理用コンピュータであって、この運転・管
理用コンピュータ16には、画像計測装置15から入力
されるデータ以外に被処理水のpHとか取水量,返送水
量等の水質・運転情報が入力されており、この運転・管
理用コンピュータ16から前記凝集剤注入率制御装置1
3とパドル回転数制御装置14に対する制御信号が出力
されている。
【0027】かかる構成による本実施例の基本的動作は
以下の通りである。先ず、原水が着水井1に取水され、
濁度計5により原水の濁度が測定されてから次段の急速
混和池2で凝集剤注入率制御装置13から凝集剤が注入
される。この段階では原水中の濁質成分がマイクロフロ
ックに変化している。次にフロック形成池3においてパ
ドル回転数制御装置14によってパドル11a,11
b,11cの回転数が制御されながら撹拌が行われ、前
記マイクロフロックがフロックに凝集生成される。その
後に処理水は沈澱池4に移行して生成したフロックが沈
澱され、上澄液が図外のろ過池へ放流される。
【0028】そしてフロック形成池3の最後段に設置さ
れた水中カメラ8が生成するフロックを撮影し、得られ
たフロック映像が画像計測装置15に送り込まれ、画像
解析技術を駆使してフロックを識別し、統計処理を行っ
てフロックについての各種特徴量が連続的に算出され
て、このフロック特徴量が運転・管理用コンピュータ1
6に入力される。運転・管理用コンピュータ16は、上
記フロック特徴量を管理指標とし、これに被処理水のp
Hとか取水量,返送水量等の水質・運転情報を加味して
前記凝集剤注入率制御装置13とパドル回転数制御装置
14に対する制御信号を出力する。凝集剤注入率制御装
置13は上記制御信号と濁度計5により計測された原水
の濁度信号に基づいて凝集剤の注入率を算出し、この算
出値に基づいて急速混和池2へ凝集剤が注入される。
【0029】本実施例では、上記の動作時に画像計測装
置15によって算出されるフロックについての特徴量と
して以下の4項目が採用される。
【0030】(1)単位容積当たりのフロック個数 (2)フロック形成池後段の代表フロックの平均粒径 (3)単位容積当たりのフロック容量(以下FV値と略
称する) (4)単位容量当たりの粒径0.5mm以下の微フロッ
ク容量(以下MFVと略称する) 本制御装置は上記4項目のフロック特徴量を基本的な指
標とし、更に被処理水のpHとか取水量,返送水量等の
水質・運転情報を加味して急速混和池への凝集剤の注入
率制御と、パドル11a,11b,11cの回転数の制
御とを同時に実施することが特徴となっている。
【0031】以下、実際に浄水場に本実施例にかかるフ
ロック計測装置を設置して、画像計測装置15によって
フロック特徴量を連続的に計測した場合の時系列変化と
プロセスデータを例証する。
【0032】(a)パドルの回転数の影響 前記4項目のフロック特徴量は、平均粒径>フロック個
数>MFV値の順で顕著に応答し、FV値は応答しにく
いことが判明した。又、濁度とか返送水量等のプロセス
変化量は、水量変動による滞留時間に応答することが判
明した。
【0033】(b)凝集剤の注入率の影響 フロック特徴量は、FV値>フロック個数>MFV値の
順で顕著に応答し、平均粒径は応答しにくいことが判明
した。又、プロセス変化量はALT比に応答することが
判明した。
【0034】このように画像計測装置15から算出され
る4つのフロック特徴量には、フロック形成に対するパ
ドルの回転数とか凝集剤注入率の制御目標に対して操作
因子としての働きを持つことが確認された。
【0035】上記に関して更に詳述すると、パドルの回
転数によってフロック形成池後段の平均粒径は大きく変
化する。即ち、パドルの回転数を定格回転数よりも下げ
るとフロックの平均粒径が大きくなり、逆にパドルの回
転数を定格回転数よりも上げるとフロックの平均粒径は
小さくなる。
【0036】上記のパドルの回転数とフロック粒径との
関係は、例えば水道協会誌,第441号,昭和46年6
月号によれば、(1)式に示したように最大フロック粒
径がパドルの回転数に逆比例することが示されている。
【0037】
【数1】
【0038】ここでdmaxは最大成長フロック粒径、Nr
はパドルの回転数、kρは係数である。一般には、kρ
=1.2〜1.5が用いられている。
【0039】しかしながらパドルの回転数を極端に下げ
ると、フロック形成池内でフロックの沈降が生じてしま
うことがあり、特にこの変化が現れるフロック特徴量
は、粒径0.5mmの微フロック容量であるMFV値で
ある。定常時にはMFV値は平均粒径の変化に対して安
定している。つまりパドルの撹拌応力によって個々の微
フロックが衝突し、成長するが、一方では成長したフロ
ックもパドルの応力によって破壊され、相互のバランス
によってフロック粒径が図2に示したように分布してい
る。そのため平均粒径Xが大きくなって微フロック量が
減少する状態は、パドルによる撹拌効率が低下したため
と考えられる。
【0040】又、図3に示したようにフロック粒径のバ
ランスが崩れて、特にMFV値が急激に小さくなってい
る場合には、フロック形成池3内でフロックの沈降が生
じているものと判断することができる。そのため、パド
ルの最小回転数を設定するとともに、MFV値の時系列
変化も判断項目にしなければならない。
【0041】本実施例にかかる制御によれば、ある時間
の懸濁物質濃度と凝集剤量の関数であるフロック濃度
は、フロック形成池系内で一定でなければならない。図
4(A)(B)はフロックの沈降を生じる状態を示して
おり、パドルの回転数が低い場合に、経時的に平均粒径
が一定値になる一方でMFV値が急激に小さくなってい
る。これに対して図5(A)(B)はフロックが安定し
て形成されている状態を示しており、経時的な平均粒径
の変化に対してMFV値は横ばい状態であって、極端に
小さくなっていない。
【0042】そこでパドル回転数の判断基準として、該
パドル回転数が最小回転数でない場合には、パドルの回
転数を可変速前の回転数から下げた時にMFV値が小さ
くなったら該パドルの回転数を上げ、MFV値が安定し
たら回転数を下げるという制御を実施することが必要で
ある。
【0043】上記の制御を実施する際に、図1の中段パ
ドル11b及び後段パドル11cの回転数をコントロー
ルすることが特に有効である。即ち、初段パドル11a
はフロックを効率良く形成するために一定の高速回転数
に保ち、中段パドル11bと後段パドル11cの回転数
を前記した判断基準によって制御する。
【0044】以下には本実施例におけるパドル回転数と
凝集剤注入率の制御の実際例を説明する。
【0045】先ずパドル回転数とフロック最大成長の関
係に関して述べると、パドル式フロック形成池の場合、
パドルの回転数を制御することにより、フロックの成長
因子である撹拌強度を制御することが可能である。前記
の(1)式から判るように、最大成長フロック粒径dma
xはパドルの回転数Nrに反比例する。従って安定したフ
ロックの成長を維持するためには、回転数を適宜調節す
ればよい。
【0046】上記(1)式に、フロック幾何平均粒径か
ら求めたフロック密度関数の傾きであるn=1.349
8を代入すると、(2)式となる。
【0047】 dmax ∝ Nr-1・0345・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) 前述のようにフロックの成長には、パドルの撹拌強度
(G値)、撹拌継続時間(T値)に加えて原水の濁質濃
度(C値)が関係している。図6は上記GCT値がフロ
ックの成長に与える影響を示す。同図において横軸は原
水濁度を示し、縦軸はフロック形成に必要な時間を示
す。GCTは一定(約1000000)であり、例えば
撹拌強度G=20、原水濁度C=10とすると、フロッ
クの形成に必要な時間T=5000(秒)となる。これ
らGCT値のうち、制御の対象として適するのは、パド
ルの撹拌強度(G値)のみである。
【0048】画像計測によるパドル回転数制御は、基本
的にサンプリング制御(30〜60分間隔)で行われ
る。画像計測装置15は該サンプリング時間間隔をもっ
て、画像計測を行う。即ち、水中カメラ8から画像を取
り込み、2値化処理を行ってから画像を反転し、面積/
体積変換などの処理を行い、フロックの粒径や個数など
の前記特徴量を抽出する。
【0049】特徴量の抽出を所定回数繰り返し、統計処
理を行ってパドルの回転数から求めた最大フロック粒径
dmaxと、統計処理で得られたフロック幾何平均粒径H
AVEとを比較する。さらにフロック粒径分布から得ら
れた予測流出濁度TTBと、予め設定した流出濁度設定値
(しきい値)とを比較し、これらの比較結果に基づい
て、パドルの回転数を制御する。
【0050】パドルの回転数制御の判断条件と制御条件
を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】表中の条件に該当する場合には、現状の
回転数から得られる最大フロック径dmaxより画像計測
で得られるフロック幾何平均粒径が大きいにも拘わら
ず、設定流出濁度より予測流出濁度が高い。この現象
は、フロックの粒径分布からみると実際的でない。この
現象が生ずる原因としては、画像計測における視野範囲
内に多量のフロックが存在し、フロックが重なるため
に、見掛け上フロック粒径が大きくなることが考えられ
る。従って撹拌強度(パドル回転数)を低くする必要が
ある。
【0053】また条件に該当する場合、最大フロック
径dmaxが小さく、予測流出濁度が高い。すなわち現状
の撹拌強度が高いため、フロックが未成長であると考え
られる。従ってパドル回転数を低くする。
【0054】更に条件に該当する場合、予測流出濁度
が低いので、基本的には問題がないが、撹拌強度が低す
ぎると、フロックがフロック形成池内で沈降するおそれ
がある。従ってパドルの回転数を上げて、フロックの沈
降を防止する。
【0055】条件に該当する場合、フロックの粒径が
小さいが、流出濁度は条件を満たしている。従って流出
濁度を優先するためにパドルの回転数は現状維持とす
る。
【0056】また条件〜の場合において、しきい値
と制御因子との差に対応してさらに条件分けしておき、
両者の差分に応じて段階的にパドル回転数の変化量を決
定する態様をとることもできる。
【0057】前述のように、フロック形成池3には複数
のパドル11a,11b,11cが配備されており、撹
拌方式には、すべてのパドル回転数を一定に保つ制御方
式と、後段側になる程、回転数を下げるテーパードフロ
ッキュレーション制御方式とが考えられる。後者の方式
は、初段では強い撹拌力により高い衝突確率を維持し、
後段では撹拌力を弱めてフロックの再解離および破壊を
回避するものである。
【0058】図7は前者の制御方式におけるパドルの回
転数の制御範囲を示し、図8(A)(B)(C)は後者
の制御方式によるパドルの回転数の制御範囲を示す。図
において、ROは定常回転数、Rminは最小回転数、Rma
xは最大回転数である。後者の制御方式では、たとえば
Oの比率が初段:中段:後段=5:3:1となってい
る。
【0059】従って本実施例では、後者の方式に基づい
て、フロックについての各種特徴量を管理指標として、
フロック形成池3の中段及び後段に配置されたパドル1
1b,11cの回転数をコントロールすることが特徴の
一つとなっている。
【0060】次に凝集剤注入率の制御の実際例を説明す
る。一般にフィードバック制御が可能な凝集剤注入率式
として(3)式があげられる。
【0061】 D=A・TBn+B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3) ここでDは凝集剤注入率、TBは原水濁度、Bは補正
項、A,nは係数である。
【0062】先ず前記と同様に、画像計測装置15は所
定のサンプリング時間間隔をもって画像計測を行う。即
ち、水中カメラ8から画像を取り込み、2値化処理を行
ってから画像を反転し、面積/体積変換などの処理を行
い、フロックの粒径や個数などの前記特徴量を抽出す
る。この特徴量の抽出を所定回数繰り返して統計処理す
る。
【0063】流出濁度に対するフロック平均粒径及びフ
ロック個数/画面の関係について述べる。図9はフロッ
ク幾何平均粒径と沈澱池流出濁度との関係を示す。ここ
で取り扱う沈澱池流出濁度は、撮影から6時間後のもの
である。この図から判るように、フロック幾何平均粒径
が小さくなると流出濁度が高くなり、フロック幾何平均
粒径が大きくなると流出濁度が低くなる。
【0064】図10はフロック個数/画面と沈澱池流出
濁度との関係を示す。この図から判るように、フロック
個数/画面が増大すると流出濁度が高くなる一方、フロ
ック個数/画面が減少すると流出濁度が低くなり、フロ
ック個数/画面が800以下のときには流出濁度はほと
んど変化しない。
【0065】このようにフロック平均粒径とフロック個
数/画面との間には強い交互関係がみられ、フロック平
均粒径が大きく、しかもフロック個数/画面が少ないと
きに、流出濁度が低くなることが判る。尚、ここで取り
扱う濁水現象は、凝集剤の過剰注入により発生するアル
ミニウムの白濁現象とは異なる。
【0066】このようにフロック幾何平均粒径と沈澱池
の関係が明確になったので、これに基づいて微フロック
粒子の沈澱池流出濁度に対する影響を評価した。この評
価にあたっては、一般に利用されている表面積負荷率を
用いることにする。表面積負荷率は、ある条件下の沈澱
池にある大きさのフロック粒子を流入させた場合、どれ
だけのフロック粒子が除去されるかを評価する指標であ
る。
【0067】(4)式に表面積負荷率W0(cm/se
c)を示す。
【0068】 W0=Q/A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) ここでQは沈澱池における流量(cm3/sec)、Aは
沈澱池の表面積(cm2)である。
【0069】表面積負荷率W0は、フロック沈降速度と
次元が一致する。すなわち表面積負荷率W0よりも小さ
なフロック沈降速度Wをもつフロック粒子の除去率を与
える基礎数値となる。この判断基準は次の通りである。
【0070】W<W0のとき … 除去率W/W0 W≧W0のとき … 除去率100% この判断に基づいて、微フロック粒子の除去率を求めた
結果を表2に示す。表2において、表面積負荷率W0
0.05(cm/sec)とする。
【0071】
【表2】
【0072】表2において、除去率が100%に満たな
い場合、すなわち微フロック粒子が流出する可能性があ
る場合は、アンダーラインを付して強調している。
【0073】一般的に、薬品沈澱池の流速は0.66c
m/sec以下、傾斜板沈澱池の流速は1.0cm/se
c以下である。表2においては、流速0.05cm/se
cによるものであり、実際の流速の1/10〜1/20
程度であるにも拘わらず、150μm程度の微フロック
粒子が流出する可能性がある。
【0074】次に画像計測における単位容量当たりの微
フロック容量に関して説明する。画像計測において、単
位容量当たりの微フロック量Mg(g/l)は、(5)
式により求めることができる。
【0075】
【数5】
【0076】ここでXnは直径n(50〜300μm)
の級数別フロック体積量(cm3)、Gcは画像測定数、
Gsは画面視野範囲の容量(l)、ρE2は平均微フロッ
ク密度(150μmの密度=0.074g/cm3)であ
る。
【0077】次に画面測定から求める沈澱池の予測流出
濁度を求める。即ち、前記表面積負荷率W0とフロック
沈降速度Wに基づいて、沈澱池の予測流出濁度TTB(m
g/l)を求める場合、(6)式を用いる。
【0078】 TTB=Mg{1−(WGAVE/W0)}×1000・・・・・・・・・・・・・・・(6) ここでWGAVEは、平均微フロック径の沈降速度(150
μmの沈降速度=0.04cm/sec)、W0は画像計
測時の表面負荷率(cm/sec)である。実際の画像
計測において、幾何平均粒径1.095mmでMg=0.
00457,WGAVE=0.04,W0=0.05の場合、
(6)式から予測流出濁度TTBは0.914mg/lとな
る。
【0079】同様に、幾何平均粒径1.795mmで
Mg=0.0004,WGAVE=0.04,W0=0.05の
場合、予測流出濁度TTBは0.1mg/lとなる。
【0080】この結果からも判るように、平均粒径と微
フロック容量には関係が認められる。即ち、フロック粒
径分布には分散があり、フロック平均粒径が大きくなれ
ば、必然的に微フロックの割合も減少し、流出濁度も低
下する。
【0081】次に原水の取水量Qと定格水量QSETを比
較する。取水量Qは濾過池の逆洗水の返送などによって
変動し、取水量Qの変動はフロック形成池における撹拌
強度Gの変動の主因となる。更にフロック粒径分布から
得られた予測流出濁度TTBと、予め設定した設定流出濁
度(しきい値)TBSETとを比較し、この比較結果に基
づいて、凝集剤注入率式の補正項Bを増減する。
【0082】そこで本実施例における凝集剤注入率式
は、次の(7)式で表される。
【0083】 D=A・TBn±B(QDIFF and TBDIFF)・・・・・・・・・・(7) ここでDは凝集剤注入率(mg/l又はg/m3)、T
Bは原水濁度、QDIFFは定格水量QSETと取水量Qの水
量差、TBDIFFは設定流出濁度TBSETと予測流出濁度
TBの濁度差,A,nは係数である。
【0084】上記の比較の結果、水量差QDIFFが定格水
量QSETの10%以下の場合、濁度差TDIFFに従って補
正項Bを補正する。つまり予測流出濁度TTBが設定流出
濁度TBSETより大きい場合は補正項Bを減量し、予測
流出濁度TTBが設定流出濁度TBSETより小さい場合は
補正項Bを増量する。
【0085】また水量差QDIFFが定格水量QSETの10
%以上である場合、表3に示す判断基準により補正項B
の補正が行われる。
【0086】
【表3】
【0087】表3中の条件に該当する場合、取水量Q
が増加したことにより、撹拌強度が高く滞留時間が短く
なったことでフロックの破壊が生じ、その結果、予測流
出濁度TTBが高くなったと考えられる。この場合には補
正項Bを減少することにより、フロック密度を高くし、
沈澱池の流出濁度を低減することが可能である。
【0088】また条件に該当する場合、取水量Qが減
少し、撹拌強度が低く滞留時間が長くなっているが、フ
ロックが未成長であるため、予測流出濁度TTBが高くな
っていると考えられる。この場合、補正項Bを増加する
ことにより、ALT比も高くなり、フロック密度は若干
低下するが、フロックの平均粒径を大きくでき、沈澱池
の流出濁度を低減することが可能である。
【0089】条件に該当する場合、例えば条件で制
御をかけた結果、安定したフロック形成が行われている
と判断し、現状を維持する。
【0090】更に条件に該当する場合、例えば条件
で制御をかけた結果、安定したフロック形成が行われて
いると判断し、現状を維持する。
【0091】又、条件またはの場合において、水量
差 QDIFFや濁度差TBDIFFの大きさに応じて段階的に
補正項Bの値を決定する態様をとることも可能である。
【0092】本実施例では、取水量Qと予測流出濁度T
TBを制御因子とする態様をとったが、さらに水温などを
制御因子として補正項Bを制御する態様を取ることも可
能である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフロ
ック計測制御装置では、フロック形成池の後段部に設置
された処理水撮影機が撮影したフロック映像が画像計測
装置により識別され、画像計測装置から得られるフロッ
クについての単位容積当たりのフロック個数及びフロッ
クの平均粒径、単位容積当たりのフロック容量及び微フ
ロック容量の4項目の特徴量が連続的に算出されて制御
手段に入力され、これらのフロック特徴量を管理指標と
して、凝集剤注入率制御装置とパドル回転数制御装置に
対する制御信号が出力されて、混和池に対する凝集剤の
注入率と、フロック形成池のパドルの回転数を同時に制
御することができる。
【0094】従ってフロック形成を制御する因子として
特に重要な凝集剤注入率とパドルの撹拌強度及び撹拌時
間に関して、計測値とフロック形成因子との関係を推定
及び定量化することが可能となり、両因子を同時に制御
することにより、フロック形成時の制御精度を高めて一
層きめの細かい制御を実現できる効果がある。
【0095】特にパドル回転数の制御は、フロック形成
池の中段パドルと後段パドルの回転数を前記した判断基
準によって制御することが有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフロック計測制御装置
を示すブロック図。
【図2】フロック形成池におけるフロック粒径を示す分
布図。
【図3】フロック形成池におけるフロック粒径のバラン
スが崩れた場合の分布図。
【図4】図4(A)(B)はフロックが沈降を生じる状
態を示すグラフ。
【図5】図5(A)(B)はフロックが安定して形成さ
れている状態を示すグラフ。
【図6】原水濁度とフロック形成時間の関係例を示すグ
ラフ。
【図7】すべてのパドル回転数を一定に保つ方式におけ
るパドルの回転数の制御範囲を示すグラフ。
【図8】図8(A)(B)(C)は、後段側のパドル回
転数を下げる方式におけるパドルの回転数の制御範囲を
示すグラフ。
【図9】フロック幾何平均粒径と沈澱池流出濁度との関
係を示すグラフ。
【図10】フロック個数/画面と沈澱池流出濁度との関
係を示すグラフ。
【図11】従来の迂流式フロック計測制御装置例を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1…着水井、2…急速混和池、3…フロック形成池、3
…沈澱池、5…濁度計、8…水中カメラ(処理水撮影
機)、10…撹拌機構、11a,11b,11c…パド
ル、13…凝集剤注入率制御装置、14…パドル回転数
制御装置、15…画像計測装置、16…運転・管理用コ
ンピュータ(制御手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された凝集剤注入率に基づいて処理
    水に凝集剤を注入して混和する混和池と、この混和池か
    らの処理水をパドルにより撹拌してフロックを形成する
    フロック形成池と、該フロック形成池の後段部に設置さ
    れる処理水撮影機と、この処理水撮影機からの画像情報
    に基づいてフロックを識別し、統計処理を行ってフロッ
    クについての各種特徴量を算出する画像計測装置と、フ
    ロック形成池からの処理水中のフロックを沈澱させる沈
    澱池とを備え、沈澱池から流出する処理水の濁度を設定
    流出濁度以下に制御するものにおいて、 上記画像計測装置から得られるフロックについての各種
    特徴量を管理指標として、前記混和池に対する凝集剤注
    入率と、フロック形成池のパドル回転数を同時に制御す
    る制御手段を設けたことを特徴とするフロック計測制御
    装置。
  2. 【請求項2】 上記フロックについての各種特徴量とし
    て、単位容積当たりのフロック個数、フロック形成池後
    段の代表フロックの平均粒径、単位容積当たりのフロッ
    ク容量(FV値)、単位容量当たりの粒径0.5mm以
    下の微フロック容量(MFV)の4項目を用いたことを
    特徴とする請求項1記載のフロック計測制御装置。
  3. 【請求項3】 上記画像計測装置から得られるフロック
    についての各種特徴量を管理指標として、前記混和池に
    対する凝集剤注入率と、フロック形成池の中段及び後段
    に配置されたパドル回転数を同時にコントロールする制
    御手段を設けたことを特徴とするフロック計測制御装
    置。
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Cited By (8)

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