JPH0523620B2 - - Google Patents

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JPH0523620B2
JPH0523620B2 JP60211644A JP21164485A JPH0523620B2 JP H0523620 B2 JPH0523620 B2 JP H0523620B2 JP 60211644 A JP60211644 A JP 60211644A JP 21164485 A JP21164485 A JP 21164485A JP H0523620 B2 JPH0523620 B2 JP H0523620B2
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JP
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polarized light
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Toshiaki Yanai
Ryoji Nemoto
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Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/94Investigating contamination, e.g. dust

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パターン付きウエハ、ホトマスク
など、パターンが形成された面の異物検査に好適
な異物検出方法に関する。
[従来の技術] 半導体デバイスの製造に用いられるウエハ、ホ
トマスクなどは、異物の付着を極度に嫌うため、
異物検査装置を用いて表面の異物検査を行つてい
る。
そのような異物検査装置として、ウエハ面(一
般的には被検査面)にS偏光ビームを照射し、ウ
エハ面からの反射光のP偏光成分を電気信号に変
換し、この電気信号に基づきウエハ面における異
物を検出する方法のものが知られている。
S偏光ビームの照射スポツト内にパターンが存
在しても、そのパターンの面は微視的に平滑であ
るため、反射光は殆どS偏光成分だけである。こ
れに対し、異物の表面には一般に微小な凹凸があ
るため、照射スポツト内に異物が存在すると、照
射されたS偏光ビームは散乱して偏光面が乱れ、
反射光には、P偏光成分がかなり含まれることに
なる。したがつて、P偏光成分の光電変換信号を
ある閾値とレベル比較し、その閾値を光電変換信
号が上回つたときに、異物と判定するようにすれ
ば、異物をパターンから弁別して検出できる。
[解決しようとする問題点] しかし、このような従来の異物検査装置により
パターン付きウエハなどの異物検査を行うと、一
部のパターンが異物として誤検出される場合があ
つた。
[発明の目的] この発明の目的は、そのようなパターンの誤検
出を防止し、確実な異物検出が可能な異物検出方
法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 発明者の研究によれば、従来の異物検査装置に
おいてパターンが誤検出されるのは、S偏光ビー
ムの照射方向がパターンの法線方向に対し45゜前
後の角度になつた場合に多い。
これに着目すれば、従来の異物検査装置におい
て、そのような角度関係にならないように、S偏
光ビームの照射方向を調整することにより、誤検
出を防止することが考えられる。しかし、ウエハ
やマスクには、X,Y方向のパターン(これが大
部分であるが)とは別に、斜め方向のパターンや
微小の孤立パターンが存在することが多く、ま
た、ウエハの異物検査装置の場合、検査時間や装
置構成などの関係から、ウエハを回転させながら
検査することが多い。そのため、S偏光ビームの
照射方向を調節しても、パターンの誤検出を十分
に防止できない。
そこで発明者は、パターンの誤検出に関連して
さらに詳細な研究を行つたところ、次のことが判
明した。なお、以下の結果は、S偏光ビームを照
射した場合の異物検査装置の反射光の受光光学系
がウエハ平面に対して垂直方向に配置されていて
ウエハが回転走査されるものとする。
パターンにS偏光ビームを照射した場合の入
射光とパターンとの関係をウエハ平面に投影し
てみたときのパターンの法線方向(以下、パタ
ーンの法線方向と言う。)がS偏光ビームの照
射方向に対し45゜前後の角度になると、そのパ
ターンからの反射光中のS,P偏光成分のレベ
ル比(S/PまたはP/S))がほぼ1になり、
しかも、そのときのP偏光成分のレベルが、
1μm径前後の大きさの異物からの反射光に含
まれるP偏光成分と同程度のレベルとなる。こ
のため、P偏光成分の光電変換信号と比較する
閾値を、1μm径程度以上の異物を検出するよ
うに選定した場合、パターンと異物との弁別が
不可能になる。
それ以外の角度では、パターンからの反射光
のS偏光成分とP偏光成分のレベル比は1から
大きく外れる。
異物については、上記のような方向性は殆ど
認められず、S/Pは常にほぼ1である。
パターンでも異物でもない部分からの反射光
は、P偏光成分を殆ど含まないため、S偏光成
分とP偏光成分のレベル比は1から大きく外れ
る。
このような点着目し、この発明にあつては、被
検査面の同一の点に対し2以上の異なつた方向か
らS偏光ビームを照射し、その各S偏光ビームに
対する前記点からの反射光のS偏光成分とP偏光
成分とを分離抽出し、それぞれのS偏光成分とP
偏光成分とのレベル比が同時にほぼ1であること
を検出することにより前記点における異物の有無
を判定する。
[作用] 異物検査装置では、対物レンズ系は、特殊な場
合を除いてウエハに対して垂直方向にある。ま
た、ウエハ上のパターンは、XY方向に走る直線
状のパターンである。そこで、ウエハが回転走査
された場合には、ウエハ面上でのパターンの法線
方向は、ウエハの回転に応じて回転する。その結
果、S偏光ビームがパターンの法線と45度前後に
なる状態が発生する。
前記の構成のように、照射するビームのなす角
度を90゜の整数倍以外の角度に配置して複数固設
けておけば、一方がパターンの法線と45度前後と
なつたときには他方はパターンの法線と45度前後
ならない。
例えば、パターンとS偏光ビームとの関係につ
いて、後述する実施例のようにS偏光ビームの相
互のなす角αを約45度の角度に設定したとする。
ウエハが回転して一方のビームのパターンの方向
との角度βが45度前後となつたときに、他方のビ
ームの角度は、β+αあるいは180゜−α−βであ
り、βが約45゜であるので、90度前後になる。こ
れは、パターンの法線方向にほぼ一致し、法線方
向に対して45゜ではないので、S偏光ビームとP
偏光ビームとの検出レベル比が1にはならない。
このように、それぞれのS偏光ビームについて
P/Sのレベル比を検出した場合に、パターンに
おいて、いずれか一方の比が1になつても、両者
のレベル比が同時に1になることはない。
このように、各S偏光ビームの照射方向の相対
角度を適切に選べば、あるS偏光ビームの照射方
向とパターンの法線方向との角度が45゜前後にな
つたとしても、他のS偏光ビームの照射方向と、
そのパターンの法線方向との角度は45゜前後にな
らない。したがつて、すべての方向からの照射S
偏光ビームに対する反射光のS,P偏光成分のレ
ベル比が同時にほぼ1になるのは、照射点に異物
が存在する場合だけに限られる。しかし、S,P
偏光成分のレベル比が同時にほぼ1であることに
基づき異物判定を行えば、被検査面上のあらゆる
方向のパターンと異物とを確実に弁別でき、パタ
ーンの誤検出を防止できる。
また、反射光中のP偏光成分は、異物の大きさ
と比例する関係にある。しかして、反射光のS,
P偏光成分のレベル比が同時にほぼ1であること
だけでなく、P偏光成分のレベルをも参照して異
物判定を行えば、パターンの誤検出を防止できる
とともに、ある大きさ以上の異物だけを検出した
り、異物のサイズを判別したりできる。
[実施例] 以下、図面を参照し、この発明の一実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は、この発明が適用されたウエハ用異物
検査装置の光学系部分などの構成を簡略化して示
す斜視図である。この図において、10はX方向
に摺動可能にベース12に支持されたXステージ
である。このXステージ10には、ステツピング
モータ14の回転軸に直結されたスクリユー16
が螺合しており、ステツピングモータ14を作動
させることにより、Xステージ10をX方向に進
退させることができる。18はXステージ10の
X方向位置xに対応したコード信号を発生するリ
ニアエンコーダである。
Xステージ10には、Zステージ20がZ方向
に移動可能に取り付けられている。その駆動手段
は図中省略されている。また、Zステージ20に
は、被検査物としてのウエハ30が載置される回
転ステージ22が回転可能に支持されている。
この回転ステージ22は、直流モータ24と連
結されており、これを作動させることにより回転
させられるようになつている。この直流モータ2
4には、回転ステージ22の回転方向位置θに対
応したコード信号を出力するロータリエンコーダ
が内蔵されている。
なお、ウエハ30は、回転ステージ22に負圧
吸着により位置決め固定されるが、そのための手
段は図中省かれている。
このウエハ用異物検査装置では、S偏光ビーム
として、S偏光レーザ光ビームが使用されてい
る。それを発生するために、S偏光レーザ発振器
32A,32B,34A,34Bが設けられてい
る。S偏光レーザ発振器32A,32Bは、ある
波長λ1のS偏光レーザ光ビームを発生するもの
で、本実施例では波長が約8300オングストローム
の半導体レーザ発振器である。S偏光レーザ発振
器34A,34Bは、他の波長λ2のS偏光レーザ
光ビームを発生するものであり、ここでは波長が
6328オングストロームのHe−Neレーザ発振器で
ある。
波長λ1のS偏光レーザ光ビームは、Y方向より
ウエハ30の上面に約2゜の照射角度φで照射され
る。このように照射角度が小さいため、円形断面
のS偏光レーザ光のビームを照射した場合、ウエ
ハ面におけるスポツトが長く延びてしまい、十分
な照射密度を得られない。そこでS偏光レーザ発
振器32A,32Bの前方にシリンドリカルレン
ズ36,38を配置し、そのS偏光レーザ光ビー
ムをZ方向につぶれた扁平な断面形状のビームに
絞つてから、ウエハ面に照射するようにしてい
る。
波長λ2のS偏光レーザ光ビームは、Y方向に対
して角度ηの方向より、ウエハ面に対し約2゜の照
射角度φで照射される。角度ηは本実施例では約
45゜に選ばれている。一般的には、ηは90゜の整数
倍以外の角度に選ばれる。このS偏光レーザ光ビ
ームも、シリンドリカルレンズ40,42により
Z方向に絞られてから、ウエハ面に照射される。
各S偏光レーザ光ビームに対するウエハ面から
のZ方向への反射レーザ光は対物レンズ44とス
リツト46を経由し、波長分離用のダイクロイツ
クミラー48に達する。波長がλ1の反射レーザ光
は、ダイクロイツクミラー48により偏光ミラー
50側へ反射される。波長がλ2の反射レーザ光
は、ダイクロイツクミラー48を透過して偏光ミ
ラー54に入射する。
偏光ミラー50は、入射レーザ光のP偏光成分
を透過してホトマルチプライヤ52Pへ入射せし
め、そのS偏光成分を反射してホトマルチプライ
ヤ52Sへ入射させる。同様に、偏光ミラー54
は、入射レーザ光のP偏光成分をホトマルチプラ
イヤ56Pに入射させ、S偏光成分をホトマルチ
プライヤ56Sに入射させる。各ホトマルチプラ
イヤは、その入射レーザ光の強さに応じた電気信
号(検出信号)を出力する。
ここで、異物検査は、前述のようにウエハを回
転させつつX方向(半径方向)に送りながら行わ
れる。そのようなウエハ30の回転移動に従い、
S偏光レーザ光のスポツトはウエハ30の上面を
外側より中心へ向かつて螺旋状に移動する。スリ
ツト46の視野は、常にそのスポツト内に含ま
れ、スポツトに追従して移動する。すなわち、ウ
エハ面は螺旋走査されながら検査される。
第2図は、この異物検査装置の信号処理部のブ
ロツク図である。この図において、前記ホトマル
チプライヤ52S,52Pの検出信号は増幅器1
00S,100Pにより増幅されてレベル比回路
102に入力される。このレベル比回路102
は、2つの入力信号のレベル比に比例した信号を
出力する。この出力信号は次段の比較回路104
に入力される。比較回路104は、その入力信号
のレベルを2つの閾値と比較し、ホトマルチプラ
イヤ52S,52Pの検出信号のレベル比がほぼ
1であるか否かを判定し、レベル比がほぼ1の時
に理論“1”レベルの信号を出力する。
同様に、ホトマルチプライヤ56P,58Sの
検出信号は増幅器106P,106Sによつて増
幅されてレベル比回路108に入力され、このレ
ベル比回路108の出力信号は比較回路110に
入力される。この比較回路110より、ホトマル
チプライヤ56P,56Sの検出信号のレベル比
がほぼ1の時に論理“1”レベルの信号が出力さ
れる。
比較回路104,110の出力信号はアンドゲ
ート112に入力される。このアンドゲート11
2の出力信号は、異物検出結果を示すものであ
り、これは図示しないデータ処理システムに入力
される。なお、前記リニアエンコーダ18および
ロータリエンコーダの出力信号も、そのデータ処
理システムに入力される。
以上の構成の異物検査装置の異物検査動作を説
明する。まず、データ処理システムの制御下にお
いて、前記螺旋走査を行うようにモータ14,2
4が駆動され、検査が始まる。
各時点の走査点からの反射レーザ光が、波長分
離され、またS偏光成分とP偏光成分とに分離さ
れてホトマルチプライヤ52S,52P,56
S,56Pに入射する。
走査点に異物が存在している場合、反射レーザ
光中のS,P偏光成分はほぼ同一レベルとなるた
め、比較回路104,110から同時に論理
“1”レベル信号が出力され、アンドゲート11
2の出力信号は“1”レベルとなる。データ処理
システム側では、アンドゲート112から“1”
信号を受けると、その走査点に異物が検出された
と判断し、その時の走査位置情報(x,θ)を内
部メモリのウエハの異物テーブルに格納する。
走査点に異物は存在しないが、そこに存在する
パターンの法線に対して、ある波長のS偏光レー
ザ光ビームの照射方向とがほぼ45゜の角度になつ
た場合を想定する。この場合、その波長の反射レ
ーザ光に関連する比較回路(104または11
0)からは“1”レベル信号が出る。しかし、他
方の波長のS偏光レーザ光ビームの照射方向と、
同パターンの法線方向との角度は90゜前後となり、
45゜から大きくずれているため、その波長の反射
レーザ光に関連した比較回路(110または10
4)の出力信号は“0”レベルとなる。その結
果、アンドゲート112の出力信号は“0”とな
り、その走査点に異物が存在しないデータ処理シ
ステム側で判断する。
走査点に異物もパターンも存在しない場合、反
射レーザ光のS,P偏光成分のレベル比は1から
大きく異なるため、比較回路104,110の出
力は“0”レベルとなる。当然、アンドゲート1
12の出力信号も“0”レベルとなる。
第3図に、異物検査装置の信号処理部の変形例
を示す。この図において、P偏光成分用のホトマ
ルチプライヤ52P,56Pの検出信号は、加算
増幅器114により加算および増幅され、比較回
路116に入力される。比較回路116は、入力
信号レベルを特定の閾値と比較し、入力信号レベ
ルがその閾値を越えた時に“1”レベル信号を出
力する。この出力信号は、比較回路104,11
0の出力信号とともにアンドゲート118に入力
される。
異物による反射レーザ光のP偏光成分のレベル
は、その異物のサイズに比例する。そこで、比較
回路116の閾値を、検出すべき最小異物のサイ
ズに対応させて設定すれば、最小サイズ以上の異
物が走査点に存在するときのみ比較回路116の
出力信号が“1”レベルとなる。他方、比較回路
104,110の出力信号が“1”レベルになる
のは、走査点に異物がある場合に限られる。した
がつて、この変形例によれば、設定された最小サ
イズ以上の異物だけを検出できる。
なお、同様な回路構成で、異物のサイズ毎に異
物検出を行うこともできる。その場合、例えば、
比較回路104,110の出力信号だけをアンド
ゲート118に入力させ、また、比較回路116
において、複数の閾値により入力信号の比較を行
わせ、閾値別の比較結果信号を出力させる。この
ようにすれば、出処理システム側で、アンドゲー
ト118の出力信号、および比較回路116の出
力信号から、異物の有無と、その異物のサイズと
を認識できる。
第4図ないし第6図により、この発明の他の実
施例を説明する。なお、第4図および第5図にお
いて、第1図および第2図と同様部分には同一符
号が付されるいる。
この実施例においては、第4図に示すように、
反射レーザ光は、波長分離されることなく、偏光
ミラー54に入射し、P,S偏光成分に分離され
てホトマルチプライヤ56P,56Sに入射せし
められる。その代わり、λ1波長のS偏光レーザ光
ビームと、λ2波長のS偏光レーザ光ビームは、走
査速度に比較して十分高速で断続され、交互に照
射される。このS偏光レーザ光ビームの交互照射
は、そのレーザ光発振器32A,32B,34
A,34Bが高速スイツチング可能であれば、ス
イツチング制御により、高速スイツチングが不可
能ならば、図示しないが、S偏光レーザ光ビーム
の照射経路中に、回転スリツトなどの選択遮光手
段を設けるなどの方法で行われる。
信号処理部について説明すれば、第5図に示す
ように、ホトマルチプライヤ56S,56Pの検
出信号は、増幅器106P,106Sによつて増
幅された後、レベル比回路108に入力される。
このレベル比回路108の出力信号は比較回路1
10に入力され、その出力信号は1ビツトのラツ
チ回路122に入力される。このラツチ回路12
2の出力信号、比較回路110の出力信号、およ
びゲート信号Gは、アンドゲート124に入力さ
れる。
λ1とλ2のS偏光レーザ光ビームは、第6図の(a)
に示すようなタイミングで交互に照射せしめられ
るが、ゲート信号は同図の(b)に示すようなタイミ
ングの信号である。
第6図のタイミング図から容易に理解できるよ
うに、波長λ1のS偏光レーザ光ビームの照射期間
のゲート信号の“1”時刻に、比較回路110の
出力信号と、ラツチ回路122の出力信号(直前
の波長λ2の照射期間での比較回路110の出力信
号)との論理積信号がアンドゲート124より出
力される。同様に、波長λ2の照射期間のゲート信
号の“1”時刻に、比較回路110の出力信号
と、その直前の波長λ1のS偏光レーザ光ビームの
照射期間での比較回路110の出力信号との論理
積信号がアンドゲート124より出力される。
各波長のS偏光レーザ光ビームは高速に切替照
射せしめられるから、前記実施例と同様に、アン
ドゲート124の出力信号は、走査点の異物の有
無を表示する。
この実施例では、光電変換系と信号処理部の物
量を前記実施例の約半分に減らすことができる。
なお、この実施例において、S偏光レーザ発振
器32A,32B,34A,34Bの波長を、す
べて同一にしてもよいことは当然である。また、
同一のS偏光レーザ発振器から発したS偏光レー
ザ光ビームの照射方向を、例えば回転ミラーなど
を用いて切り替えるようにし、同様の異方向から
の切り替え照射を実現してもよい。
ここで、この発明は前記実施例だけに限限定さ
れるものではなく、適宜変形して実施し得るもの
である。
例えば、信号処理部のレベル比回路、比較回
路、アンドゲートの機能は、ソフトウエアによつ
て実現してもよい。
ホトマルチプライヤは、他の光電変換素子によ
り置き換えることもできる。
検査のための走査は螺旋走査に限らず、直線走
査としてもよい。但し、直線走査は走査端で停止
するため、走査時間が増加する傾向があり、ま
た、ウエハのような円形などの被検査面を走査す
る場合、走査端の位置制御が複雑になる傾向があ
る。したがつて、ウエハなどの異物検査の場合、
螺旋走査が一般に有利である。
また、偏光レーザ光以外の光ビームを利用する
同様なウエハ用異物検査装置にも、この発明は適
用可能である。
さらに、この発明は、ウエハ以外の被検査物、
例えばマスク、レチクル、ペリクル膜などの表面
における異物を検査する装置にも適用できるもの
である。
[発明の効果] 以上詳述したように、この出願における特定発
明によれば、被検査面の同一の点に対し2以上の
異なつた方向からS偏光ビームを照射し、その各
S偏光ビームに対する前記点からの反射光のS偏
光成分とP偏光成分とを分離抽出し、そのS偏光
成分とP偏光成分とのレベル比が同時にほぼ1で
あることに基づき前記点における異物の有無を判
定するから、被検査面上のあらゆる方向のパター
ンと異物とを確実に弁別でき、パターンの誤検出
を防止できる。
さらに、この出願における関係発明にあつて
は、各照射方向のS偏光ビームに対する反射光の
S偏光成分とP偏光成分とを分離抽出し、そのS
偏光成分とP偏光成分とを分離抽出し、そのS偏
光成分とP偏光成分とのレベル比が同時にほぼ1
であることおよびP偏光成分のレベルに基づき異
物の有無を判定するから、パターンの誤検出を防
止でき、特定の大きさ以上の異物だけを確実に検
出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の光学系部分など
を示す概略斜視図、第2図は同実施例の信号処理
部のブロツク図、第3図は同実施例の信号処理部
の変形例を示すブロツク図、第4図はこの発明の
他の実施例の光学系部分などを示す概略斜視図、
第5図は同他の実施例の信号処理部のブロツク
図、第6図は同他の実施例の動作説明用のタイミ
ング図である。 10……Xステージ、14,24……モータ、
22……回転ステージ、30……ウエハ、32
A,32B,34A,34B……S偏光レーザ発
振器、44……対物レンズ、46……スリツト、
48……ダイクロイツクミラー、50,54……
偏光ミラー、52S,52P,56S,56P…
…ホトマルチプライヤ、102,108……レベ
ル比回路、104,110,116……比較回
路、114……加算増幅器、122……ラツチ回
路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パターンが形成された被検査面の同一の点に
    対し、前記被検査面に平行な面に投影した場合の
    相互になす角度が90゜の整数倍を除いた角度の2
    方向にあつてかつ前記平行な面に対してその垂直
    方向に向かつてなす角が約2゜前後の低い照射角度
    のS偏光ビームをそれぞれ照射し、それぞれのS
    偏光ビームに対する前記点からの反射光のS偏光
    成分とP偏光成分とを分離抽出し、それぞれのS
    偏光成分とP偏光成分とのレベル比が同時にほぼ
    1であることを検出することにより異物検出を行
    うことを特徴とする異物検出方法。 2 前記被検査面に平行な面に投影した相互のな
    す角度が約45゜の角度であつて、前記それぞれの
    S偏光成分とP偏光成分とのレベル比が同時にほ
    ぼ1でかつ前記それぞれのP偏光成分のレベルが
    所定レベル以上であることを検出することにより
    異物検出を行うことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の異物検出方法。
JP21164485A 1985-09-25 1985-09-25 異物検出方法 Granted JPS6270738A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21164485A JPS6270738A (ja) 1985-09-25 1985-09-25 異物検出方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP21164485A JPS6270738A (ja) 1985-09-25 1985-09-25 異物検出方法

Publications (2)

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JPS6270738A JPS6270738A (ja) 1987-04-01
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