JPH05235267A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH05235267A
JPH05235267A JP4070387A JP7038792A JPH05235267A JP H05235267 A JPH05235267 A JP H05235267A JP 4070387 A JP4070387 A JP 4070387A JP 7038792 A JP7038792 A JP 7038792A JP H05235267 A JPH05235267 A JP H05235267A
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JP
Japan
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polysilicon film
insulating film
forming
film
semiconductor substrate
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JP4070387A
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English (en)
Inventor
Koji Kishimoto
光司 岸本
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外抜きコンタクト不良の発生を防止し、且つ
トランスファトランジスタの閾値電圧が低下しないスタ
ックキャパシタを備えた半導体装置及びその製造方法を
提供する。 【構成】 半導体装置は、半導体基板上に形成されたト
ランスファゲートトランジスタを有するとともに、その
上に第1層間絶縁膜7を挟んでスタックキャパシタを有
する。スタックキャパシタは、高濃度の不純物を含む第
2蓄積ポリシリコン膜14と、その上に順次積層された
容量絶縁膜15及び容量ポリシリコン膜16とからな
る。第2蓄積ポリシリコン膜14は、トランスファゲー
トトランジスタを構成する一のN+ 拡散層6aにコンタ
クト部を介して接続される。コンタクト部は、N+ 拡散
層6a中に設けたコンタクト用N+ 拡散層11と、その
上に順次積層された低濃度の不純物を含む第1蓄積ポリ
シリコン膜12及び酸素含有ポリシリコン膜13とから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタックキャパシタを
備えた半導体装置及びその製造方法に関し、特にDRA
Mのセンスアンプに用いるスタックキャパシタを備えた
半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、DRAMのセンスアンプに用
いる従来のスタックキャパシタを備えた半導体装置を示
す。この半導体装置は、トランスファゲートトランジス
タ部とスタックキャパシタ部とを含んでいる。すなわ
ち、図11(b)に示すように、半導体基板1上にP+
拡散層2及びその上に素子分離用のフィールド酸化膜3
が形成され、半導体基板1のフィールド酸化膜3が形成
されていない表面部には、ゲート絶縁膜4及びその上に
形成されたポリシリコンゲート5からなるゲート部と、
このゲート部を挟んで対峙する位置にソース及びドレイ
ンをなすN+ 拡散層6a及び6bがそれぞれ形成されて
おり、トランスファゲートトランジスタは前記ゲート部
と前記N+ 拡散層6a及び6bとから構成されている。
【0003】フィールド酸化膜3及びトランスファゲー
トトランジスタは第1層間絶縁膜7によって被覆されて
いるが、N+ 拡散層6a及び6bの所定部分にはそれぞ
れ容量コンタクト孔8及びデジット用コンタクト孔18
が設けられ、容量コンタクト孔8上には蓄積ポリシリコ
ン膜20が形成されている。この蓄積ポリシリコン膜2
0はスタックキャパシタの一の電極をなし、容量コンタ
クト孔8を介してN+拡散層6aと電気的に接続されて
いる。そして、蓄積ポリシリコン膜20上には容量絶縁
膜15を挟んでスタックキャパシタの他の電極をなす容
量ポリシリコン膜16が形成され、スタックキャパシタ
は前記蓄積ポリシリコン膜20、容量絶縁膜15及び容
量ポリシリコン膜16とから構成されている。
【0004】前記トランスファゲートトランジスタ部及
びスタックキャパシタ部を含む半導体基板1の上部領域
には第2層間絶縁膜17が形成され、さらにその上に外
部から電荷を伝達するためのデジット配線19が施され
ている。このデジット配線19は、前記デジット用コン
タクト孔18を介して前記N+ 拡散層6bと電気的に接
続されている。
【0005】次に、上記構成の半導体装置の製造方法に
ついて、図8ないし図11を順に参照しながら説明す
る。まず、図8に示すように、半導体基板1上の素子を
形成しない領域に素子分離用のフィールド酸化膜3及び
その下にP+ 拡散層2をLOCOS法により形成する。
【0006】次に、トランスファゲートトランジスタの
ゲート絶縁膜4となる絶縁膜を形成し、その上に、リン
を拡散して抵抗を下げたポリシリコン膜を形成する。そ
して、ポリシリコン膜をホトリソグラフィ技術及びドラ
イエッチング技術を用いてパターニングし、さらに前記
絶縁膜をエッチングしてゲート絶縁膜4及びポリシリコ
ンゲート5を形成する。次に、ゲート絶縁膜4及びポリ
シリコンゲート5をマスクとしてヒ素をイオン注入し、
その後に熱処理を行うことにより、N+ 拡散層6a及び
6bを形成する。これによりトランスファゲートトラン
ジスタが完成する。
【0007】次に、化学気相成長法(Chemical
Vapour Deposition法、以下「CV
D法」と言う。)により第1層間絶縁膜7を形成し、ホ
トリソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて
容量コンタクト孔8を形成すると、図8に示す構造とな
る。
【0008】次に、リン拡散して抵抗を下げたポリシリ
コン膜を全面に形成した後、ホトリソグラフィ技術及び
ドライエッチ技術を用いてポリシリコン膜をパターニン
グし、図9に示すようにスタックキャパシタの一の電極
となる蓄積ポリシリコン膜20を形成する。
【0009】次に、絶縁膜及びポリシリコン膜を全面に
形成した後、ホトリソグラフィ技術及びドライエッチ技
術を用いて前記絶縁膜及びポリシリコン膜をパターニン
グし、図10に示すように容量絶縁膜15及びスタック
キャパシタの他の電極となる容量ポリシリコン膜16を
形成する。
【0010】次に、CVD法を用いてBPSGからなる
第2層間絶縁膜17を全面に形成した後、ホトリソグラ
フィ技術及びドライエッチ技術を用いてデジット用コン
タクト孔18を形成する。最後に、スパッタ法を用いて
金属配線層を全面に形成した後、ホトリソグラフィ技術
によりパターニングしてデジット配線19を形成し、図
11に示す構造となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のス
タックキャパシタを備えた半導体装置においては、ポリ
シリコンゲート5と蓄積ポリシリコン膜20との間のシ
ョートを防ぐために、蓄積ポリシリコン膜20とN+
散層6aとを接続する容量コンタクト孔8はフィールド
酸化膜3近傍に設けている。このため、容量コンタクト
孔8がフィールド酸化膜3に対してズレを生じた場合、
容量コンタクト孔8がバーズビークのエッヂ部分にかか
ってしまうことがある。
【0012】この結果、蓄積ポリシリコン膜20からの
漏れ電流が増加し、スタックキャパシタの電荷保持特性
が悪化する恐れがあった。このような蓄積ポリシリコン
膜20から半導体基板1への漏れ電流量が存在すると、
特に蓄積ポリシリコン膜20の電位が正の場合、電位が
零の場合に比べて誤動作を起こし易い(以下、上記のよ
うにコンタクト孔がフィールド酸化膜のエッヂにかかっ
てしまうことに起因する不良を「外抜きコンタクト不
良」と言う。)。
【0013】また、蓄積ポリシリコン膜20は抵抗を下
げるためにリンが拡散されているが、このリンの拡散量
が十分でないと、蓄積ポリシリコン膜20の電位が容量
ポリシリコン膜16の電位より高い場合には、スタック
キャパシタ全体の容量が低下するという問題が発生す
る。これは、蓄積ポリシリコン膜20表面上に空乏層が
形成されることにより、空乏層の容量とスタックキャパ
シタの真の容量とが直列に接続された等価回路となり、
全体の容量が低下してしまうためである。この結果、蓄
積する電荷の総量が減り、電荷保持特性が悪化するとい
う欠点があった。
【0014】そこで、上記のような問題を解決するため
の対策としては、蓄積ポリシリコン膜20に対して十分
にリンの拡散を行えばよいことになる。しかし、蓄積ポ
リシリコン膜20に対してリン拡散を十分に行うと、容
量コンタクト孔8下の半導体基板1へもリンが拡散拡散
し、容量コンタクト孔8近傍にあるトランスファゲート
トランジスタの閾値電圧が低下する。
【0015】このようにトランスファゲートトランジス
タの閾値電圧が低下すると、セル内とセル外とでトラン
ジスタの閾値電圧の差が大きくなり、正常なセンスアン
プ動作が行えなくなる。この問題は、16M(メガ)以
上のDRAMにおいて特に顕著となる。
【0016】
【発明の目的】そこで本発明は、外抜きコンタクト不良
の発生が防止され、且つトランスファトランジスタの閾
値電圧の低下等の問題が生じないスタックキャパシタを
備えた半導体装置及びその製造方法を提供することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
【0018】本発明のスタックキャパシタを備えた半導
体装置は、上記課題を解決するため、半導体基板上に形
成されたフィールド絶縁膜と;前記フィールド絶縁膜が
形成されていない前記半導体基板上の所定領域に順次積
層して形成されたゲート絶縁膜及びポリシリコンゲート
からなるゲート部と、前記半導体基板表面部の前記ゲー
ト部を挟む両側領域に形成された第1の拡散層とからな
るトランジスタ部と;前記フィールド絶縁膜の縁部と隣
合う前記第1の拡散層中に設けた第2の拡散層と、この
第2の拡散層上に設けた低濃度の不純物を含む第1のポ
リシリコン膜と、この第1のポリシリコン膜上に設けた
酸素を含む第2のポリシリコン膜とからなるコンタクト
部と;前記コンタクト部を除く領域上に設けた層間絶縁
膜と;前記コンタクト部を含む前記層間絶縁膜上に形成
され、前記コンタクト部を介して前記第1の拡散層と電
気的に接続される高濃度の不純物を含む第3のポリシリ
コン膜と、この第3のポリシリコン膜上に形成された容
量絶縁膜と、この容量絶縁膜上に形成された第4のポリ
シリコン膜とからなるスタックキャパシタと;を備えた
ことを特徴とするスタックキャパシタを備えている。
【0019】前記半導体基板はP型及びN型のいずれの
基板も使用可能であるが、P型基板を使用する場合は、
前記第1及び第2の拡散層はN+ 拡散層であり、前記第
1及び第2の拡散層に拡散させる不純物はリン及びヒ素
から選択した一種又は二種であるのが好ましい。一方、
N型基板を使用する場合は、前記第1及び第2の拡散層
はP+ 拡散層であり、前記第1及び第2の拡散層に拡散
させる不純物はボロンであるのが好ましい。
【0020】前記第1のポリシリコン膜は、レファレン
ス用シリコン基板の層抵抗が60Ω/□以上となる不純
物濃度を有し、前記第3のポリシリコン膜は、レファン
レンス用シリコン基板の層抵抗が30Ω/□以上、50
Ω/□以下となる不純物濃度を有するのが好ましい。
【0021】次に、本発明のスタックキャパシタを備え
た半導体装置の製造方法は、半導体基板上にフィールド
絶縁膜を形成する工程と;前記半導体基板の前記フィー
ルド絶縁膜が形成されていない領域の表面部にゲート絶
縁膜及びポリシリコンゲートを順次積層形成してゲート
部を形成する工程と、前記半導体基板の表面部の前記ゲ
ート部を挟む両側に第1の拡散層を形成する工程とによ
りトランジスタを形成する工程と;前記工程により形成
したトランジスタ部を含む前記半導体基板の表面全体に
層間絶縁膜を形成する工程と;前記フィールド絶縁膜の
縁部と隣合う前記第1の拡散層上にコンタクト孔を形成
する工程と、前記コンタクト孔上を含む前記半導体基板
の表面にイオン注入用絶縁膜を形成する工程と、前記コ
ンタクト孔にイオン注入法により不純物を注入する工程
と、前記イオン注入用絶縁膜を除去後、前記コンタクト
孔上に第1のポリシリコン膜を形成する工程と、前記第
1のポリシリコン膜上に、酸素を含む第2のポリシリコ
ン膜を形成する工程とによりコンタクト部を形成する工
程と;前記第2のポリシリコン膜上に第3のポリシリコ
ン膜を形成する工程と、前記第3のポリシリコン膜上の
全面に容量絶縁膜を形成する工程と、前記容量絶縁膜上
の全面に第4のポリシリコン膜を形成する工程とにより
スタックキャパシタを形成する工程と;を含む。
【0022】
【作用】本発明においては、フィールド絶縁膜の縁部と
隣合う第1の拡散層中に第2の拡散層が設けてあるの
で、コンタクト孔がフィールド酸化膜のエッヂ部分にか
かっかた場合でも、スタックキャパシタの蓄積ポリシリ
コン膜からの漏れ電流が増加せず、外抜きコンタクト不
良は生じない。また、コンタクト孔の開口面積も大きく
することができる。
【0023】さらに、スタックキャパシタの一の電極を
なす第2の蓄積ポリシリコン膜は、低濃度の不純物を含
む第1のポリシリコン膜上に直接形成されておらず、そ
の間に酸素を含む第2のポリシリコン膜が介しているの
で、第1の蓄積ポリシリコン膜と第2の蓄積ポリシリコ
ン膜のそれぞれのリンの拡散量を独立に設定することが
できる。従って、第1の蓄積ポリシリコン膜のリンの拡
散量を大きく、第2の蓄積ポリシリコン膜のリンの拡散
量を小さくすることができる。この結果、スタックキャ
パシタの一の電極をなす第2の蓄積ポリシリコン膜が他
の一の電極をなす容量ポリシリコン膜より高電位の場合
に、全体の容量が下がってしまうという現象を抑えるこ
とができる。
【0024】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の一実施例の半導体装置
を示し、(a)はその部分平面図、(b)は部分平面図
(a)の直線A−Aにおける縦断面図である。
【0025】本実施例の半導体装置の基本構造は、図1
1(b)に示す従来の半導体装置とほぼ同じである。し
かし、本実施例の装置では、N+ 拡散層6a内にさらに
高濃度のコンタクト用N+ 拡散層11が形成され、その
上に第1蓄積ポリシリコン膜12及び酸素含有ポリシリ
コン膜13が順次形成されている。そして、従来の蓄積
ポリシリコン膜20に相当する第2蓄積ポリシリコン膜
14とN+ 拡散層6aとは、コンタクト用N+ 拡散層1
1、第1蓄積ポリシリコン膜12及び酸素含有ポリシリ
コン膜13を介して接続されている。
【0026】以下、本実施例の半導体装置の製造方法に
ついて図2ないし図7及び図1を順に参照しながら説明
する。まず、図2に示すように、比抵抗10〜15Ω・
cmのP型の半導体基板1上の素子を形成しない領域
に、P+ 拡散層2及び素子分離用のフィールド酸化膜3
をLOCOS法により形成する。具体的には、比抵抗1
0〜15Ω・cmのP型の半導体基板1を用い、窒化膜
をマスクとして、ホウ素を100keV 8E12個/
cm2 の条件で注入する。その後、980℃でウェット
酸化を行い、約0.6μmの厚さのフィールド酸化膜3
を形成すると同時にその下にP+ 拡散層2を形成する。
【0027】次に、900℃でウェット酸化を行い、約
200Åの厚さの酸化シリコン膜を全面に形成し、さら
にその上にポリシリコン膜を全面に約0.3μm堆積す
る。このポリシリコン膜の抵抗値を下げるため、窒素希
釈したPOC13雰囲気中で熱処理を行い、ポリシリコ
ン膜にリンを拡散させる。その後、ホトリソグラフィ技
術とドライエッチ技術を用いてポリシリコン膜及び酸化
シリコン膜をパターニングし、ゲート絶縁膜4及びポリ
シリコンゲート5を形成する。
【0028】次に、ゲート絶縁膜4及びポリシリコンゲ
ート5をマスクとして、ヒ素を30keV 5E15個
/cm2 の条件で注入した後、窒素雰囲気中で900
℃、10分間の熱処理を行い、N+ 拡散層6a及び6b
を形成する。これによりトランスファゲートトランジス
タが完成し、図2に示す構造となる。
【0029】次に、図3に示すように、CVD法により
約2500Åの厚さの第1層間絶縁膜7を全面に形成し
た後、ホトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術
を用いて一辺が約0.8μmの正方形の容量コンタクト
孔8を形成する。
【0030】次に、図4に示すように、CVD法により
第1層間絶縁膜7上及び容量コンタクト孔8上に約25
0Åの厚さの酸化シリコン膜9を形成する。そして、こ
の酸化シリコン膜9を通して、リンを30keV 1〜
5E14個/cm2 の条件で注入し、リン注入領域10
を形成する。
【0031】次に、図5に示すように、ポリシリコン膜
を全面に約0.4μm堆積し、このポリシリコン膜の抵
抗値を下げるため、窒素希釈したPOC12雰囲気中で
850℃、約10分間の熱処理を行い、レファレンス用
シリコン基板の層抵抗が60Ω/□となるようにポリシ
リコン膜中にリンを拡散させる。この熱処理によってリ
ン注入領域10はコンタクト用N+ 拡散層11となる。
そして、容量コンタクト孔8の内部のみにポリシリコン
膜が残るように、ドライエッチング技術を用いて全面エ
ッチバックを行い、第1蓄積ポリシリコン膜12を形成
する。
【0032】なお、第1蓄積ポリシリコン膜12を形成
する方法としては、上述した第1の方法の他、例えば次
に示すような第2ないし第4の方法がある。
【0033】第2の方法では、リンを添加しながらポリ
シリコン膜を全面に約0.4μm堆積した後、容量コン
タクト孔8の内部のみにポリシリコン膜が残るようにド
ライエッチ技術を用いてポリシリコン膜の全面エッチバ
ックを行い、第1蓄積ポリシリコン膜12を形成する。
【0034】第3の方法では、容量コンタクト孔8の内
部にのみ選択的にポリシリコン膜を約0.2μm堆積
し、この抵抗値を下げるため、窒素希釈したPOC12
雰囲気中で熱酸化を行ってリンをポリシリコン膜中に拡
散させ、第1蓄積ポリシリコン膜12を形成する。
【0035】第4の方法では、リンを添加しながらポリ
シリコン膜を容量コンタクト孔8の内部にのみ選択的に
約0.2μm堆積し、第1蓄積ポリシリコン膜12を形
成する。
【0036】上記第1及び第3の方法においては、窒素
希釈したPOC12雰囲気中で熱処理を行うことにより
リンをポリシリコン膜中に拡散させていたが、ポリシリ
コン膜にリンを注入した後に熱処理を行うことによって
も第1及び第3の方法と同等の第1蓄積ポリシリコン膜
12を形成することができる。
【0037】次に、図6に示すように、アルゴン希釈し
た1%酸素を用いて約650℃で1分間の酸化を行い、
SiOX (但し0<X≦2)からなる酸素含有ポリシリ
コン膜13を第1蓄積ポリシリコン膜12の表面上に形
成する。さらにこの上にポリシリコン膜を全面に約0.
4μm堆積した後、堆積したポリシリコン膜の抵抗値を
下げるため、窒素希釈したPOC13雰囲気中で850
℃、約30分間の熱処理を行い、レファレンス用シリコ
ン基板の層抵抗が40Ω/□となるようにリンをポリシ
リコン膜中に拡散させる。そして、ホトリソグラフィ技
術及びドライエッチ技術を用いてポリシリコン膜をパタ
ーニングし、第2蓄積ポリシリコン膜14を形成する。
【0038】次に、図7に示すように、窒化シリコン膜
を全面に約100Å堆積した後、堆積した窒化シリコン
膜の耐圧を向上させるため、水素と酸素が1:1に混合
された雰囲気中で900℃で15分間の窒化膜酸化を行
い、容量用絶縁膜を形成する。その上にポリシリコン膜
を約0.15μm堆積し、抵抗値を下げる目的でリン拡
散を行う。そして、ホトリソグラフィ技術及びドライエ
ッチ技術を用いて容量絶縁膜及びポリシリコン膜をパタ
ーニングし、デジット用コンタクト孔18を除く領域に
容量絶縁膜15及び容量ポリシリコン膜16を形成す
る。
【0039】次に、CVD法により、ホウ素とリンを含
有した酸化シリコンを全面に堆積させる。そして、窒素
雰囲気中で900℃で30分間の熱処理を行うことによ
り酸化シリコンの平坦化を行い、第2層間絶縁膜17を
形成する。次に、ホトリソグラフィ技術及びドライエッ
チング技術を用いてデジット用コンタクト孔18を形成
する。最後に、スパッタ法を用いて金属配線層を形成
し、これをパターニングしてデジット配線19を形成す
る。このようにして図1に示す構造の半導体装置を得
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明により、外抜
きコンタクト不良の発生が防止され、且つトランスファ
トランジスタの閾値電圧の低下等の問題が生じないスタ
ックキャパシタを備えた半導体装置及びその製造方法を
提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体装置を示し、(a)
は部分平面図、(b)は(a)の直線A−Aにおける縦
断面図である。
【図2】本発明の一実施例の半導体装置の製造過程を示
し、(a)は部分平面図、(b)は(a)の直線A−A
における縦断面図である。
【図3】本発明の一実施例の半導体装置の製造過程を示
し、(a)は部分平面図、(b)は(a)の直線A−A
における縦断面図である。
【図4】本発明の一実施例の半導体装置の製造過程を示
し、(a)は部分平面図、(b)は(a)の直線A−A
における縦断面図である。
【図5】本発明の一実施例の半導体装置の製造過程を示
し、(a)は部分平面図、(b)は(a)の直線A−A
における縦断面図である。
【図6】本発明の一実施例の半導体装置の製造過程を示
し、(a)は部分平面図、(b)は(a)の直線A−A
における縦断面図である。
【図7】本発明の一実施例の半導体装置の製造過程を示
し、(a)は部分平面図、(b)は(a)の直線A−A
における縦断面図である。
【図8】従来の半導体装置の製造過程を示し、(a)は
部分平面図、(b)は(a)の直線A−Aにおける縦断
面図である。
【図9】従来の半導体装置の製造過程を示し、(a)は
部分平面図、(b)は(a)の直線A−Aにおける縦断
面図である。
【図10】従来の半導体装置の製造過程を示し、(a)
は部分平面図、(b)は(a)の直線A−Aにおける縦
断面図である。
【図11】従来の半導体装置を示し、(a)は部分平面
図、(b)は(a)の直線A−Aにおける縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 P+ 拡散層 3 フィールド酸化膜 4 ゲート絶縁膜 5 ポリシリコンゲート 6a,6b N+ 拡散層 7 第1層間絶縁膜 8 容量コンタクト孔 9 酸化シリコン膜 10 リン注入領域 11 コンタクト用N+ 拡散層 12 第1蓄積ポリシリコン膜 13 酸素含有ポリシリコン膜 14 第2蓄積ポリシリコン膜 15 容量絶縁膜 16 容量ポリシリコン膜 17 第2層間絶縁膜 18 デジット用コンタクト孔 19 デジット配線 20 蓄積ポリシリコン膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成されたフィールド絶
    縁膜と;前記フィールド絶縁膜が形成されていない前記
    半導体基板上の所定領域に順次積層して形成されたゲー
    ト絶縁膜及びポリシリコンゲートからなるゲート部と、
    前記半導体基板表面部の前記ゲート部を挟む両側領域に
    形成された第1の拡散層とからなるトランジスタ部と;
    前記フィールド絶縁膜の縁部と隣合う前記第1の拡散層
    中に設けた第2の拡散層と、この第2の拡散層上に設け
    た低濃度の不純物を含む第1のポリシリコン膜と、この
    第1のポリシリコン膜上に設けた酸素を含む第2のポリ
    シリコン膜とからなるコンタクト部と;前記コンタクト
    部を除く領域上に設けた層間絶縁膜と;前記コンタクト
    部を含む前記層間絶縁膜上に形成され、前記コンタクト
    部を介して前記第1の拡散層と電気的に接続される高濃
    度の不純物を含む第3のポリシリコン膜と、この第3の
    ポリシリコン膜上に形成された容量絶縁膜と、この容量
    絶縁膜上に形成された第4のポリシリコン膜とからなる
    スタックキャパシタと;を備えたことを特徴とするスタ
    ックキャパシタを備えた半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板はP型半導体基板であ
    り、前記第1及び第2の拡散層はN+ 拡散層であり、前
    記第1及び第2の拡散層に拡散させる不純物はリン及び
    ヒ素から選択した一種又は二種である、請求項1に記載
    のスタックキャパシタを備えた半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板はN型半導体基板であ
    り、前記第1及び第2の拡散層はP+ 拡散層であり、前
    記第1及び第2の拡散層に拡散させる不純物はボロンで
    ある、請求項1に記載のスタックキャパシタを備えた半
    導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のポリシリコン膜はレファレン
    ス用シリコン基板の層抵抗が60Ω/□以上となる不純
    物濃度を有し、前記第3のポリシリコン膜はレファンレ
    ンス用シリコン基板の層抵抗が30Ω/□以上、50Ω
    /□以下となる不純物濃度を有する、請求項2又は請求
    項3に記載のスタックキャパシタを備えた半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上にフィールド絶縁膜を形成
    する工程と;前記半導体基板の前記フィールド絶縁膜が
    形成されていない領域の表面部にゲート絶縁膜及びポリ
    シリコンゲートを順次積層形成してゲート部を形成する
    工程と、前記半導体基板の表面部の前記ゲート部を挟む
    両側に第1の拡散層を形成する工程とによりトランジス
    タを形成する工程と;前記工程により形成したトランジ
    スタ部を含む前記半導体基板の表面全体に層間絶縁膜を
    形成する工程と;前記フィールド絶縁膜の縁部と隣合う
    前記第1の拡散層上にコンタクト孔を形成する工程と、
    前記コンタクト孔上を含む前記半導体基板の表面にイオ
    ン注入用絶縁膜を形成する工程と、前記コンタクト孔に
    イオン注入法により不純物を注入する工程と、前記イオ
    ン注入用絶縁膜を除去後、前記コンタクト孔上に第1の
    ポリシリコン膜を形成する工程と、前記第1のポリシリ
    コン膜上に、酸素を含む第2のポリシリコン膜を形成す
    る工程とによりコンタクト部を形成する工程と;前記第
    2のポリシリコン膜上に第3のポリシリコン膜を形成す
    る工程と、前記第3のポリシリコン膜上の全面に容量絶
    縁膜を形成する工程と、前記容量絶縁膜上の全面に第4
    のポリシリコン膜を形成する工程とによりスタックキャ
    パシタを形成する工程と;を含むことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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