JPH05234797A - 細流樹脂含浸方法および装置 - Google Patents

細流樹脂含浸方法および装置

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JPH05234797A
JPH05234797A JP4097768A JP9776892A JPH05234797A JP H05234797 A JPH05234797 A JP H05234797A JP 4097768 A JP4097768 A JP 4097768A JP 9776892 A JP9776892 A JP 9776892A JP H05234797 A JPH05234797 A JP H05234797A
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curing agent
resin
trickle resin
trickle
jet
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Willy Kress
クレス ビリ
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Kress Elektrik GmbH and Co Elektromotorenfabrik
Kress Elektrik GmbH and Co
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KURESU EREKUTORIKU GmbH and CO EREKUTOROMOTORENFUABURIKU
Kress Elektrik GmbH and Co Elektromotorenfabrik
Kress Elektrik GmbH and Co
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/12Impregnating, heating or drying of windings, stators, rotors or machines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気素子を含む部品、主として例えば電動機
の電気巻線その他の構成部品を細流樹脂含浸する方法と
装置とを提供する。 【構成】 硬化剤を含まない細流樹脂を個別の吐出口か
ら出射させ、含浸対象物へ流れるその細流樹脂の噴流
に、それが含浸対象物にぶつかる前に、硬化剤を付加す
る。細流樹脂噴流の表面へのこの硬化剤付加は例えば噴
霧によって行い、その硬化剤の混じった細流樹脂を含浸
対象物にのみ接触させ、その他の物にはその接触を許さ
ないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線路、特に電動機の
固定子および/または電機子の巻線、取付部品、印刷電
気回路板等を含む部品に細流樹脂含浸を行う方法と、上
記方法を実現する装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】電線路、電気素子等に樹脂層をコーテイ
ングするあるいはそれらを保護用樹脂混合物に完全に埋
込んでそれらの電線路や電気素子を(補助的に)相互絶
縁することや、また電動機の巻線、すなわち、電機子巻
線や固定子巻線等の、動応力を受ける電線路に、いわゆ
る細流樹脂含浸によって樹脂外層を施すだけでなく、そ
のまま、樹脂層を完全に含浸して、巻線や電線路を互い
に他に対して特に良好に安定させるとともに、勿論上記
の絶縁を得ることは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような細流樹脂含
浸方法における問題は、巻線、例えば電機子巻線に施す
樹脂混合物が、あらゆる間隙や開口の中へできるだけ奥
まで侵入するとともに電線路を完全に包囲するのに十分
な流動性を有する一方では、含浸の際に樹脂がその自重
で再滴下しないほどの十分な粘性を有していなければな
らないために生起する。特に要求されるのは、樹脂含浸
を施した後、その付加された混合物ができれば直ちに固
化し始めることである。このために、含浸樹脂には硬化
剤を適量添加しそして特に万遍なくそれらを混合させる
必要がある。
【0004】少なくとも、電気部品を有する特定部品の
含浸の場合、このような含浸方法は間歇的にしか行えな
い。すなわち、例えば、電動機の電機子の細流樹脂含浸
においては、その処理の済んだ電機子を先ず、これから
処理する新規部品の搬入前に運び去らねばならないから
である。この時樹脂の含浸流が中断する。その他の中断
も避けられない。しかしながらこのような中断によっ
て、硬化剤を含む樹脂であれば、その吐出ノズルの部域
においてすでに部分的に硬化し、場合によっては、その
ノズルをますます塞いでしまい、こうなるとタイミング
の取り方でその場しのぎを行うこともできなくなってし
まう。また、硬化剤の量が少なすぎると、液状樹脂の十
分な速度での安定が得られなくなってしまう。これも問
題となり得る。
【0005】いずれにしても、樹脂混合物に添加する硬
化剤の分量が、例えば、あり得べき配合として合成樹脂
/硬化剤=99部/1部とする場合には決定的な要因と
なる。
【0006】以下に、電動機の電機子巻線の細流樹脂含
浸について説明する。しかしながら、当該技術関係者に
は明白なごとく、本発明はこの特定用途に限定されるも
のでなく様々な用途が可能であり、含浸対象部品のいか
んを問わず、付加する合成樹脂が、例えば、ノズルの吐
出口から、含浸対象物にそれがぶつかる部位まで自由な
経路を通って流れるような用途にも本発明を適用するこ
とができる。
【0007】したがって本発明の目的は、電気部品を含
む、電線路その他のモジュール、構成部品、取付部品、
電機子巻線等に細流樹脂含浸を行う方法と装置であっ
て、添加する硬化剤を高精度で計量でき、作業サイクル
が高速であり、付加する樹脂混合物の過早硬化のない、
すなわち従来の問題点を伴わない細流樹脂含浸の方法と
装置とを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的は、
硬化剤を含まない所定量の細流樹脂を個別の吐出口から
供給し、該細流樹脂が吐出口と含浸対象物との間で無接
触噴流状である時に硬化剤を計量した量だけ細流樹脂に
混合することを特徴とする細流樹脂含浸方法と、硬化剤
を含まない細流樹脂の吐出口と、含浸対象物への細流樹
脂噴流の入射部位との間に硬化剤噴射ノズルを配設し、
該ノズルで無接触移動する細流樹脂へ硬化剤を噴射する
ことを特徴とする細流樹脂含浸装置とによって達成され
る。本発明は、硬化剤と混合された樹脂混合物が、含浸
またはコーテイング対象の構成部品そのものを除く、処
理部品または装置とは接触しないという長所をもつ。換
言すれば、本発明によれば、作業過程が樹脂の過早硬化
による悪影響を受けることがあり得ない。
【0009】流出する樹脂が場合によっては、例えば、
吐出口の計量ノズルに集中するおそれがある場合、その
樹脂を拭い取っても問題がない。というのは、本発明に
よれば、合成樹脂混合物と硬化剤とが、自由落下する合
成樹脂が含浸対象部品、例えば、電動機の電機子へのそ
れぞれの入射点までの距離を覆う瞬間まで互いに他から
完全に離されているからである。その最終的瞬間のみに
おいて、所望であれば、高い精度で計量した分量の硬化
剤が合成樹脂に添加される。しかし、その樹脂が十分な
流動性をもつように調整されているので硬化剤と樹脂と
の混合は親和混合となる。この混合は樹脂が硬化剤に合
流する前後において行うのがより好ましく、これは、リ
ングノズルを使用してその中心を通って液状含浸樹脂ウ
オーム(worm)または噴流を流し、また内部に小さ
い吐出口を備えたリングジェットからの硬化剤を外部か
らそのリングノズルへ噴霧するからである。
【0010】相対的なサイズ関係、すなわち、硬化剤を
含まない細流樹脂含浸噴流が小さくかつ幅狭くなればな
るほど、その質量に対比してその表面積が大きくなると
いう関係から、その部位にはすでに、細流樹脂と硬化剤
との親和浸潤と完全混合とが生じている。この完全混合
は、この時点では硬化剤を添加されている、動的移動す
る噴流または含浸樹脂ウオームがその目的部位に到達
し、そしてその他の主要な物理的性質の結果として、そ
の部位での最小の穴や亀裂にも侵入を開始して表面を覆
う(粘着作用で)と直ちに終了しかつ更に改善する。上
記の動きは、噴流内にその部数がより多く存在する樹脂
と硬化剤との更なる完全混合や浸潤にも好適であるの
で、初期においては硬化剤を含まない細流樹脂が供給ノ
ズルから出射して1秒以下の時間内で樹脂噴流が硬化剤
で浸潤されて、化学的な硬化反応が開始し得る。
【0011】自明のように、異なった量、速度およびサ
イズ、また温度は基本的特徴を共通として特別の場合に
応じて調整しなければならず、合成樹脂噴流への硬化剤
の添加は含浸対象物への合成樹脂噴流の自由落下時だ
け、すなわち最終的瞬間であって、すでに硬化剤を混合
されている合成樹脂が、含浸対象物だけを除く処理領域
においてその他の部品に接触する機会をこれらの手段に
よって与えられることがない。
【0012】本発明は従属請求項に示す手段により更に
有益な発展かつ改善を行い得る。状況によっては硬化剤
添加量を極めて少なくする(約1%)ことが重要である
ので硬化剤にキャリヤー液を添加してもよい。キャリヤ
ー液としては、少なくとも硬化過程に関する限り、化学
的には不活性である。しかしながら、このキャリヤー液
により硬化剤そのものの処理能力が著しく向上する。例
えば、キャリヤー液によって、(リング)ノズルからの
硬化剤の噴霧とその硬化剤の流れ挙動とが改善される。
【0013】また、このキャリヤー液は、樹脂と硬化剤
との間の物理的、化学的反応を向上あるいは助長する樹
脂親和の成分または部分成分を任意に含むものでもよ
い。これとは別に、キャリヤー液としては、特に揮発性
の高い液、すなわち、少なくとも表面を硬化剤で浸潤し
た細流樹脂噴流が含浸対象の取付部品にぶつかる瞬間に
はすでに消え去っている、すぐに蒸発する液を使用する
こともできる。本発明においては経験的手法に対する制
限を設けない。すなわち、初期粘度、硬化剤の添加量、
含浸対象にぶつかるまでに合成樹脂の噴流が落下する距
離の長さ、付加速度等は可調整条件であり、これらは実
際の作業を通じて最適に決定することができる値であ
る。
【0014】
【実施例】添付図面に本発明の簡単な実施例を概略図示
し、以下にこの実施例を説明する。図1は細流樹脂と硬
化剤とを、コーテイング対象の加工物、すなわち電動機
の電機子に供給するところを略示している。
【0015】本発明の基本概念は、電気巻線を有する対
象物、特に電動機の構成部品、例えば、電機子および固
定子の巻線に細流樹脂含浸するのに、所望の作業速度に
合わせて直径を調整した細流樹脂噴流を、対象物、すな
わち電機子に付加し、細流樹脂がその対応吐出口または
ノズルとヘッドから含浸対象物に向かって例えば自由落
下で(重力の作用で)出射した瞬間にのみ含浸剤のため
の硬化剤を混入することである。上記対象物は、この段
階では硬化剤を施された合成樹脂噴流の吐出口部位の下
方を対応の所定方向に移動し、更に適宜回転して完全な
含浸を行うことができる。
【0016】図1において、含浸対象物、すなわち、こ
こでは例としての電動機の電機子を全体として参照番号
10で示す。この電機子10は好ましくはその両端を適
当な軸受11a,11b(詳述しない)で保持されて矢
印Aの方向に回転しまた、任意ではあるがこれと同時に
両頭矢印Bで示す方向で長手方向に移動して、適当な計
量ノズル13から流出する細流樹脂噴流14のインパク
ト点12が、包括的含浸を得るのに望ましい程度に電機
子10の表面上を移動するようになっている。硬化剤を
含んでいない細流樹脂は第1容器Iの中に入っており、
例えば、対応のポンプ15によって、計量ノズル13の
接続管16を通じて送ることができる。あるいは、上記
ポンプ15は計量ポンプとし、圧送された細流樹脂を例
えば、ノズル13から自由に出すこともでき、またその
ほうが好ましい。更に上記ノズル13(これは以下に
「計量ノズル」と称する)も電磁弁とし、計量可能とす
るとともに合成樹脂の出射を時限制御する。
【0017】上記目的では、やはり任意にプログラムに
応答して細流樹脂含浸の様々な作業成分を適宜供給する
電気式または電子式中央制御装置17を設けるのが好ま
しい。またこの目的では、コンピュータ制御の作業サイ
クルを適宜マイクロプロセッサーや格納値の照会によっ
て上記中央制御装置内において実施する。
【0018】なお、上記容器I内の細流樹脂は、ヒータ
ーを、適宜温度センサーを備えた上記中央制御装置によ
って制御することによって加熱する。これらの手段によ
って、樹脂の特定粘度が得られ、この樹脂は、計量ポン
プ15によって単位時間で圧送する量または計量弁(ノ
ズル)13の吐出口横断面積で決まる量で量の決まった
噴流14として出射されて含浸対象物に達する。初期
の、硬化剤を含まない細流樹脂は好ましくは重力の作用
で、すなわち上から下へと含浸対象物に移送され、硬化
剤は、出射した細流樹脂噴流14が含浸対象物を除く他
のいずれの物にも接触し得ないことが確実になった瞬間
にのみ添加される。
【0019】上記目的で、硬化剤を供給するノズル18
が設けられている。硬化剤は硬化剤タンクIIから別の給
送ポンプ19によって供給される。こうして供給された
硬化剤は適宜吐出口から出されてその硬化剤の内部を通
って落下する細流樹脂噴流にぶつかる。硬化剤を供給す
る硬化剤供給ノズルは、硬化剤が片側からだけ細流樹脂
噴流に噴霧されるように構成できる。しかしながら、好
ましくは、この硬化剤供給ノズルはリングノズルとして
構成され、硬化剤の噴霧を受ける細流樹脂噴流が開いた
リングノズルのほぼ幾何中心を通って案内されるような
位置に置かれる。こうして、リングノズルの内壁に適宜
の小さいスロットを設けることができる。これらのスロ
ットは均一分布させてあるのが好ましい。細流樹脂の通
過に適宜付加時期を合わせられた硬化剤は適宜圧力の下
で上記スロットを出て、細流樹脂噴流の表面にぶつか
る。この部位で合流する材料は両者とも動的に移動する
ので、その部位ではすでにまた更に低い部位においては
それらの硬化剤と細流樹脂とが大なり小なり親和的かつ
包括的に浸潤している。細流樹脂噴流が含浸対象物10
にぶつかった後、上記浸潤は更に著しく進行するが、こ
れは高速移動している噴流の急激制動によって各種の小
さい運動力が噴流に作用し、こうしてその樹脂噴流は飛
散し、走行しかつあらゆる方向に移動し、この結果、状
況の如何にかかわらず硬化剤との親和浸潤が生じる。
【0020】上記硬化剤の付加と同時に、硬化剤を付加
された細流樹脂噴流の含浸点12と含浸対象物の表面と
が相対的に不定方向に機械的に移動する。上記のように
含浸対象物が電動機の電機子である場合、この電機子は
長手方向に移動すると同時に矢印Aの方向に回転移動し
得るので、含浸樹脂は次の電機子が搬入されてくるまで
に高速かつ時限制御されてすべての側に付加される。
【0021】当該技術関係者に自明の方法で上記とは別
の相対運動を発生させることができる。また、含浸対象
物10を支持する軸受11a,11bを、中央制御装置
を通じて矢印20の方向に作動することによって、電機
子の前進速度も含む均一な、時間的に統合した含浸の方
法を得ることもできる。
【0022】また、適当なプレヒーター(pre−he
ater)21を使用して硬化剤を所望の温度と粘度に
調整することもできる。この温度、粘度調整は中央制御
装置17により、硬化剤を圧送するポンプ19を作動す
るのと同様にして包括的な制御、調整を行うことによっ
て行うことができる。更には、上記ポンプ19を計量ポ
ンプとして形成すること、あるいは(リング)ノズル
(18)の部位において横断面積を適宜調整することに
よって硬化剤を計量付加することができる。
【0023】本発明の更なる長所は、場合によっては細
流樹脂に添加する硬化剤の量は極めて少量であるので、
その場合には上記硬化剤容器IIにおいて前以てすでにあ
るいは、細流樹脂へ供給している後ほどの都合のよい時
点で硬化剤にキャリヤー液を混合することである。また
このキャリヤー液は、これを別の(計量)ポンプ22
と、硬化剤を供給する管24の部位に破線で示す管23
とを通じて供給する場合、すなわちその部位においての
み供給する場合は、別のタンクIII に保持してもよい。
【0024】また、それによって本発明の理解を深める
ことができるが、勿論本発明を限定しないいくつかの数
値を示せば、平均的な電機子に対する細流樹脂の通常の
使用量は例えば、わずか4.9gである。この細流樹脂
量を硬化させるのに必要な硬化剤の量はわずか49mgで
ある。この比率をできるだけ正確に維持するための努力
が必要である。本発明では特に満足すべき方法でその比
率維持に成功している。また、含浸対象物にぶつかる前
の最終時点において硬化剤を添加するので硬化剤の量を
増しまた硬化速度を上げて含浸サイクル速度を上げるこ
ともできる。
【0025】以上に本発明をその実施例に基づいて説明
してきたが、本発明はそれらの実施例にのみ限定される
ものではなく、前掲の本発明の請求の範囲に記載の精神
と範囲とを逸脱することなく様々な態様にて実施でき
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
硬化剤を含まない所定量の細流樹脂が、その吐出口と含
浸対象物との間で無接触噴流状である時に、硬化剤を計
量した量だけ細流樹脂に混合するので、添加する硬化剤
を高精度で計量でき、作業サイクルが高速であり、付加
する樹脂混合物の過早硬化のない細流樹脂含浸が可能と
なる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る細流樹脂含浸装置に
て、電動機の電機子に細流樹脂と硬化剤とを供給すると
ころを示す概略図である。
【符号の説明】
10…電機子 11a,11b…軸受 12…インパクト点 13…計量ノズル 14…細流樹脂噴流 15…計量ポンプ 16…接続管 17…中央制御装置 18…リングノズル 19…供給ポンプ 21…プレヒーター 22…計量ポンプ 23…供給管 24…供給管 I,II,III …容器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線路、特に電動機の固定子および/ま
    たは電機子の巻線、取付部品、印刷電気回路板等を含む
    部品(10)に、液状合成樹脂の噴流を硬化剤とともに
    施す細流樹脂含浸方法において、硬化剤を含まない所定
    量の細流樹脂を個別の吐出口から供給し、該細流樹脂が
    吐出口と含浸対象物との間で無接触噴流状である時に硬
    化剤を計量した量だけ細流樹脂に混合することを特徴と
    する細流樹脂含浸方法。
  2. 【請求項2】 上記の硬化剤を含まない細流樹脂の吐出
    口をノズル(13)で形成し、該吐出口から出た細流樹
    脂を重力の作用で噴流として自由落下させ、入射点(1
    2)に向って動く含浸対象物(10)にぶつけることを
    特徴とする請求項1記載の細流樹脂含浸方法。
  3. 【請求項3】 自由落下する細流樹脂の噴流に対して硬
    化剤を極めて細かい状態で噴霧して該噴流と十分に混合
    させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    細流樹脂含浸方法。
  4. 【請求項4】 リングノズル(18)によって硬化剤
    を、該リングノズルの中心を通る細流樹脂噴流の表面へ
    万遍なく付加する(噴霧する)ことを特徴とする請求項
    1〜請求項3のいずれか1項記載の細流樹脂含浸方法。
  5. 【請求項5】 硬化剤を含まない細流樹脂および/また
    は硬化剤を計量ポンプ(15,19)によって所定量ず
    つ供給することを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
    れか1項記載の細流樹脂含浸方法。
  6. 【請求項6】 硬化剤を含まない細流樹脂および/また
    は硬化剤の分量をそれぞれの吐出口の横断面積を制御す
    ることによって決めることを特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれか1項記載の細流樹脂含浸方法。
  7. 【請求項7】 硬化剤にキャリヤー液を添加することを
    特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の細
    流樹脂含浸方法。
  8. 【請求項8】 上記キャリヤー液を最初から硬化剤に添
    加してキャリヤー液と硬化剤の混合物を調製し、これを
    上記リングノズルを通じて施すことを特徴とする請求項
    7記載の細流樹脂含浸方法。
  9. 【請求項9】 上記硬化剤液を別の容器(III)に保持し
    ておき、上記リングノズルへ硬化剤を供給する管路へ計
    量して追加することを特徴とする請求項7記載の細流樹
    脂含浸方法。
  10. 【請求項10】 細流樹脂と、硬化剤とキャリヤー液を
    貯蔵容器(I,II,III)において予熱することを特徴と
    する請求項1〜請求項9のいずれか1項記載の細流樹脂
    含浸方法。
  11. 【請求項11】 細流樹脂および/または硬化剤および
    /またはキャリヤー液の分量と、含浸対象物の前進およ
    び移動速度とを電気式または電子式中央制御装置(1
    7)によって決めることを特徴とする請求項1〜請求項
    10のいずれか1項記載の細流樹脂含浸方法。
  12. 【請求項12】 電線路、特に電動機の固定子および/
    または電機子の巻線、取付部品、印刷電気回路板等を含
    む部品(10)に、硬化剤と混合させた合成樹脂を含浸
    する細流樹脂含浸装置において、硬化剤を含まない細流
    樹脂の吐出口と、含浸対象物(10)への細流樹脂噴流
    の入射部位との間に硬化剤噴射ノズル(18)を配設
    し、該ノズルで、無接触移動する細流樹脂噴流へ硬化剤
    を噴射することを特徴とする細流樹脂含浸装置。
  13. 【請求項13】 (計量)ノズル(13)を備えてお
    り、該ノズルが硬化剤を含まない細流樹脂の吐出口とな
    るとともに細流樹脂を含浸すべき対象物(10)の表面
    に向かって移動し、また硬化剤噴射ノズルがリングノズ
    ル(18)であり、該リングノズルの中心を通って細流
    樹脂噴流が流れ、同時に該細流樹脂噴流に硬化剤が万遍
    なく噴霧付加されることを特徴とする請求項12記載の
    細流樹脂含浸装置。
  14. 【請求項14】 電気式または電子式中央制御装置(1
    7)を備えており、該中央制御装置によって、最初の硬
    化剤を含まない細流樹脂および/または硬化剤および/
    または硬化剤のキャリヤー液の分量をそれぞれの相対前
    進速度とともに決定し、同時に、添加および混合すべき
    物質の粘度を適宜予熱によって指定することを特徴とす
    る請求項12または請求項13記載の細流樹脂含浸装
    置。
JP4097768A 1991-04-19 1992-04-17 細流樹脂含浸方法および装置 Pending JPH05234797A (ja)

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EP (1) EP0509366B1 (ja)
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KR (1) KR920020532A (ja)
AT (1) ATE128583T1 (ja)
DE (2) DE4112776C1 (ja)

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