JPH05228067A - バスマット - Google Patents

バスマット

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Publication number
JPH05228067A
JPH05228067A JP3481092A JP3481092A JPH05228067A JP H05228067 A JPH05228067 A JP H05228067A JP 3481092 A JP3481092 A JP 3481092A JP 3481092 A JP3481092 A JP 3481092A JP H05228067 A JPH05228067 A JP H05228067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
sheet
bath mat
parts
vinyl acetate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3481092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Kenmotsu
孝明 監物
Kenichi Kameda
研一 亀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP3481092A priority Critical patent/JPH05228067A/ja
Publication of JPH05228067A publication Critical patent/JPH05228067A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴場の洗い場との滑り抵抗が大きいバスマッ
トを提供する。 【構成】 このバスマットは、酢酸ビニル含有量が10
重量%以上であるエチレン−酢酸ビニル共重合体20〜
60重量部とJISK7215(タイプA)で規定する
硬度が50〜80であるオレフィン系エラストマー40
〜80重量部とから成る樹脂フィルムを、架橋ポリエチ
レン発泡シートの片面または両面に熱融着して成ること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴室の洗い場に敷くバス
マットに関し、更に詳しくは、浴室の洗い場が濡れてい
ても滑る虞れの少ないバスマットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室の洗い場に敷くバスマットと
しては、素肌で接しても柔らかく、断熱性が良好で冷た
く感じないということから、例えば、ポリエチレンやポ
リプロピレンのようなポリオレフィン系樹脂の発泡シー
トが汎用されている。しかしながら、洗い場がタイルか
ら成り、しかもそこが濡れているような場合には、バス
マットが滑ることがあり、とくに老人や子供など足弱の
人にとっては転倒する虞れもある。このような問題が起
こることを取り除くために、例えば、バスマットに表裏
を貫く貫通孔を多数設けたり(実開昭57−17858
9号公報参照)、バスマットの裏面に滑り止め用の凹凸
を多数形成したり(実開昭61−2187号公報参
照)、更には、バスマットの裏面にゴムシートやコルク
シートを貼着したり(実開昭62−134477号公
報,実開昭63−1487号公報参照)する対策が提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したバ
スマットのうち、発泡シートの裏面にゴムシートやコル
クシートを貼着する場合には、接着剤を使用することが
不可欠である。しかしながら、両シートを接着剤で貼着
すると、得られたバスマットの重量は増量して浴室内で
の移動・取扱いが不便になる。
【0004】本発明はこのような問題を解決し、軽量で
あると同時に洗い場との滑り抵抗も大きいバスマットの
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、酢酸ビニル含有量が10重
量%以上であるエチレン−酢酸ビニル共重合体20〜6
0重量部とJISK7215(タイプA)で規定する硬
度が50〜80であるオレフィン系エラストマー40〜
80重量部とから成る樹脂フィルムを、架橋ポリエチレ
ン発泡シートの片面または両面に熱融着して成ることを
特徴とするバスマットが提供される。
【0006】本発明のバスマットは、従来からバスマッ
トの基材として多用されている架橋ポリエチレン発泡シ
ートの片面または両面に後述する樹脂シートが熱融着さ
れている。この樹脂シートは、エチレン−酢酸ビニル共
重合体とオレフィン系エラストマーを必須成分とする。
【0007】エチレン−酢酸ビニル共重合体としては、
酢酸ビニルの含有量が10重量%以上であるものが用い
られる。この含有量が10重量%未満の場合には、得ら
れた樹脂シートの熱融着性が低下し、架橋ポリエチレン
発泡シートとの密着性が悪くなるからである。しかし、
あまり含有量の多いエチレン−酢酸ビニル共重合体を用
いると、粘着性がでて、逆に汚れやすくなったり、傷が
つきやすくなったりするいった問題が生じてくるので、
エチレン−酢酸ビニル共重合体における酢酸ビニル含有
量は15〜35重量%であることが好ましい。
【0008】他方の成分であるオレフィン系エラストマ
ーとしては、例えば、有機過酸化物を加硫剤としてオレ
フィン系ゴムを部分加硫したもので、結晶性ポリプロピ
レンにエチレン−αオレフィン−非共役ジエン共重合体
ゴムをブレンドしたものなどをあげることができ、具体
的には、ミラストマー5030N,ミラストマー603
0N,ミラストマー7030N(いずれも三井石油化学
(株)製の商品名)や、ソフトレックス(日本石油化学
(株)製の商品名)やサントプレーン(三菱モンサント
(株)製の商品名)などを用いることができる。
【0009】これらのエラストマーとしては、JISK
7215(タイプA)で規定する硬度が50〜80であ
るものを使用する。この硬度が50より小さいものを用
いると、得られた樹脂シートの表面にキズが発生しやす
く、また汚れやすくなって商品としての価値減退を招
き、逆に硬度が80より大きいものを用いると、得られ
た樹脂シートを架橋ポリエチレン発泡シートに熱融着し
たときに、樹脂シートに皺の発生が顕著となって外観が
損なわれるからである。好ましい硬度は50〜65であ
る。
【0010】樹脂シートは上記した成分を混練し、得ら
れた混練物を常法によりシート成形して製造することが
できる。このとき、エチレン−酢酸ビニル共重合体の混
練量は20〜60重量部(したがってオレフィン系エラ
ストマーは80〜40重量部)に設定される。エチレン
−酢酸ビニル共重合体の量が20重量部よりも少ない場
合は、得られた樹脂シートの架橋ポリエチレン発泡シー
トへの融着温度が高くなってしまい、その結果、発泡シ
ートの熱劣化や、発泡シート表面に凹凸パターンを形成
した場合にはその凹凸パターンが消失するという問題が
引き起こされる。また、混練量が60重量部よりも多い
場合は、滑り性が低下して不都合である。
【0011】エチレン−酢酸ビニル共重合体の好ましい
混練量は30〜50重量部(したがってオレフィン系エ
ラストマーの好適量は50〜70重量部)である。な
お、両成分の混練時に、例えば、チアベンダゾール,ジ
フェニルエーテル系化合物,10,10−オキシビスフ
ェノキシアルシンのような防黴剤やAg,Cu,Znな
どの金属のイオンを含むゼオライトやセラミック粉末の
ような抗菌剤を適量配合しておくと、バスマットとして
の使用時に、バスマットに黴などが発生しなくなり、そ
のためバスマットの汚れや滑りを防止することができて
好適である。
【0012】本発明のバスマットは、上記した樹脂シー
トを架橋ポリエチレン発泡シートに熱融着して得られ
る。このとき、片面にシボを賦形したり、その他適宜な
凹凸パターンを同時に形成すると、バスマットとして使
用したときに、洗い場との滑り抵抗を一層増大できるの
で好適である。
【0013】
【発明の実施例】エバフレックスV−460(大日本イ
ンキ化学工業(株)製のエチレン−酢酸ビニル共重合体
の商品名、酢酸ビニル含有量19重量%)30重量%
と、ミラストマー5030N(三井石油化学(株)製の
オレフィン系エラストマーの商品名、JISK7215
(タイプA)による硬度50)70重量部を混合し、そ
の混合物を設定温度200℃の押出機でシート成形して
厚み0.2mmの樹脂シートにした。
【0014】この樹脂シートを、厚み15mmの架橋ポリ
エチレン発泡シートの片面に、温度150℃,圧5kg/c
m2の条件で熱融着してバスマットを成形した。皺などの
外観不良は認められなかった。得られたバスマットの樹
脂シート側の面をタイル面と接触させ、上から1kgの荷
重を加えた状態でバスマットを水平に引張り、動き始め
たときの張力を滑り抵抗値として測定した。1500gf
/100cm2 であった。
【0015】比較のために、樹脂シートを熱融着しない
架橋ポリエチレン発泡シートについても、上記と同様に
して滑り抵抗値を測定したところ、300gf/100cm
2 であった。また、別の比較として、エバフレックスV
−460からのみ成る樹脂シートを架橋ポリエチレン発
泡シートに熱融着し、その滑り抵抗値を測定した。40
0gf/100cm2 であった。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
バスマットは、例えば、タイル面との滑り抵抗値が非常
に大きいので、滑りにくく、そのため、老人や子供など
足弱の人がバスマットの滑りによって転倒するというよ
うな事態の発生を未然に防止することができ、その有用
性は高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酢酸ビニル含有量が10重量%以上であ
    るエチレン−酢酸ビニル共重合体20〜60重量部とJ
    ISK7215(タイプA)で規定する硬度が50〜8
    0であるオレフィン系エラストマー40〜80重量部と
    から成る樹脂フィルムを、架橋ポリエチレン発泡シート
    の片面または両面に熱融着して成ることを特徴とするバ
    スマット。
JP3481092A 1992-02-21 1992-02-21 バスマット Pending JPH05228067A (ja)

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JP3481092A JPH05228067A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 バスマット

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1491574A1 (en) * 2003-06-25 2004-12-29 Hyung Jun Park Blown, foamed, crosslinked ethylene vinyl acetate based film, shoe components using the same, and method for manufacturing thereof
KR101347584B1 (ko) * 2013-08-30 2014-01-16 반봉찬 항균기능을 갖는 미끄럼 방지용 매트 및 제조방법
JP2014062149A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Aron Kasei Co Ltd 防カビ性樹脂組成物、浴室または浴槽用品、浴室または浴槽用手すりの製造方法
WO2022130937A1 (ja) * 2020-12-14 2022-06-23 アロン化成株式会社 滑り止めマット用樹脂組成物及びその製造方法、並びに滑り止めマット及びその製造方法

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