JPH05222964A - 回生リターダ付車両駆動制御装置 - Google Patents

回生リターダ付車両駆動制御装置

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Publication number
JPH05222964A
JPH05222964A JP5740792A JP5740792A JPH05222964A JP H05222964 A JPH05222964 A JP H05222964A JP 5740792 A JP5740792 A JP 5740792A JP 5740792 A JP5740792 A JP 5740792A JP H05222964 A JPH05222964 A JP H05222964A
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JP
Japan
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vehicle
regenerative retarder
retarder
engine
regenerative
Prior art date
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Pending
Application number
JP5740792A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiro Shirata
彰宏 白田
Satoru Tozawa
知 戸澤
Keiichi Iida
桂一 飯田
Keiichi Nishioka
慶一 西岡
Masayuki Sano
雅幸 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両減速時には発電機として動作し、給電時
には電動機として動作してエンジンをアシストする回生
リターダ(R)を搭載した車両を制御する回生リターダ
付車両駆動制御装置において、登坂時においても排気ガ
スが悪くならないようにすること。 【構成】 回生リターダ(R)の電機子コイル(4)へ
給電する手段として、高圧蓄電手段(13)とインバー
タ(12)を設ける。また、車載のバッテリ(16)よ
り回生リターダ(R)の界磁コイル(5)へ給電する手
段として、界磁制御部(14)を設ける。更に、荷台
(20)等に、登坂時の勾配を検出する傾斜角センサ
(22)を設ける。登坂時に回生リターダを電動機とし
て動作させてエンジンをアシストする場合、アクセル開
度の外に登坂の傾斜角をも加味して、回生リターダの発
生駆動力を大にする。エンジン自身にかかる負担はスモ
ークを発生するほどには大とならず、排気ガスを悪化さ
せることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両減速時の運動エネ
ルギーを電気エネルギーとして回収することが出来る回
生リターダを搭載している車両の、駆動制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のリターダは、車両の運動エネル
ギーにより回転子に渦電流を生ぜしめ、それを熱エネル
ギーとして消費することにより、制動作用を発揮する装
置として知られている。しかし、単に熱エネルギーとし
て消費してしまうのは勿体ないということで、近年で
は、リターダを発電電動機の構造とし、運動エネルギー
を電気エネルギーの形で回収すると共に、回収した電気
エネルギーでリターダを電動機として動作させ、エンジ
ンのクランキング等に利用するという、いわゆる回生リ
ターダが提案されている(特開昭60− 75763号公報参
照)。
【0003】また、発進時や加速時においても、エンジ
ンにかかる負荷が所定値以上になった時、電動機として
動作させてエンジン負荷を一部負担させ(アシストさ
せ)、排気ガスの悪化を防ぐ技術も提案されている(特
開平3−121928号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(問題点)しかしながら、前記した従来の技術(特開平
3−121928号公報)で、回生リターダにエンジンの駆動
補助をさせる際には、アクセルの開度が一定値以上にな
った時、一定の大きさのアシスト駆動力を発生するもの
であった。そのため、登坂時となってエンジン負荷が増
大した時には、エンジンに対するアシストが充分でな
く、スモークが発生するなどして、排気ガスは依然とし
て良くならないという問題点があった。
【0005】(問題点の説明)回生リターダでエンジン
をアシストすると、それだけエンジン自身で負担する負
荷が軽減されるから、スモークの発生が少なくなるなど
して排気ガスが良くなる。従来は、回生リターダのアシ
スト量(即ち、回生リターダが発生する駆動力)は、走
行する場所に関係なく、アクセルの開度が一定値以上に
なった時、一定の大きさのアシスト駆動力を発生してい
た。そのため、登坂時にはアシスト量が不足し勝ちとな
り、エンジンは大きな負荷を負担しなければならない。
その結果、回生リターダでアシストしているにもかかわ
らず、やはりスモークが発生するなどして、排気ガスは
良くならない。本発明は、このような問題点を解決する
ことを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、車両減速時には発電機として動作し、
給電時には電動機として動作してエンジンをアシストす
る回生リターダを搭載した車両を制御する回生リターダ
付車両駆動制御装置において、車体の傾斜角を検出する
手段と、登坂時には該傾斜角に応じて回生リターダの発
生駆動力を変化させる手段とを具えることとした。
【0007】
【作 用】回生リターダ付の車両で、回生リターダを
電動機として動作させ、エンジンをアシストする場合、
車体の傾斜角により登坂時か否か検出する。登坂時であ
れば、その傾斜角に応じて回生リターダの発生駆動力を
変える。即ち、傾斜角が大であれば、発生駆動力を大に
する。これにより、エンジン自身にかかる負担が、スモ
ークを発生するほどには大とならず、排気ガスを悪化さ
せることがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の回生リターダ付車両駆動
制御装置を示す図である。図1において、1はエンジン
部、2は燃料噴射ポンプ、3はクランクシャフト、4は
電機子コイル、5は界磁コイル、6はフライホイール、
7はクラッチ部、8はトランスミッション、9はプロペ
ラシャフト、10は駆動輪、11は抵抗器、12はイン
バータ、13は高圧蓄電手段、14は界磁制御部、15
はコンバータ、16はバッテリ、17は車載負荷、18
はコントローラ、19は板バネ、20は荷台、21はス
ロットルセンサ、22は傾斜角センサ、Rは回生リター
ダである。
【0009】回生リターダRは、クランクシャフト3に
直結されているフライホイール6と、電機子コイル4と
界磁コイル5とから成る。電機子コイル4と界磁コイル
5は固定されている。回生リターダRは発電電動機の構
造であれば良いから、種々の構造が考えられるが、ここ
では誘導機の構造の場合を例にとっている。
【0010】電機子コイル4にはインバータ12が接続
され、インバータ12は、抵抗器11および高圧蓄電手
段13に接続される。抵抗器11は、回生リターダRが
発電機として動作している時、余剰電力を消費するため
のものである。高圧蓄電手段13としては、バッテリと
か電気2重層コンデンサを用いる。但し、その電圧規格
は、車載バッテリより高電圧としておく。
【0011】高圧蓄電手段13は、回生リターダRが発
電している時には、その電気エネルギーを回収する(抵
抗器11にも電流が流されれば、回収するのは一部とな
る)。回生リターダRを電動機として動作させる時に
は、高圧蓄電手段13から給電して動作させる。
【0012】コンバータ15は、直流を昇圧したり降圧
したりするためのものである。回生リターダRが発電し
ている時、電気エネルギーの一部をコンバータ15によ
りバッテリ16の電圧にまで落とし、バッテリ16に充
電したり、車載負荷17に給電したりするのに使う。界
磁制御部14は、バッテリ16から界磁コイル5に供給
する界磁電流を制御するためのものである。
【0013】コントローラ18は、スロットルセンサ2
1,傾斜角センサ22からのセンサ出力、および種々の
車両状況に関する情報を基に、インバータ12,コンバ
ータ15,界磁制御部14等へ制御信号(点線矢印)を
発する。コントローラ18は、バッテリ16と実線で接
続されているが、これはバッテリ16を電源として動作
することを示している。
【0014】スロットルセンサ21は、アクセルペダル
が踏み込まれたか否かを検出すると共に、アクセルペダ
ルがどの程度の深さ踏み込まれたか(アクセル開度)を
検出する。傾斜角センサ22は、車両の傾斜角を検出す
るが、これにより登坂時か否か、またその坂の傾斜角を
検出することが出来る。図1では荷台に取り付けられて
いるが、運転室に取り付けてもよい。
【0015】本発明では、走行時に回生リターダRでエ
ンジンをアシストする場合、登坂時か否か、またその坂
の傾斜角を検出し、アクセル開度の外にこの傾斜角をも
加味して、アシスト駆動力を変える。それにより、エン
ジン自身の負担が過大とならないようにして、排気ガス
の悪化を防ぐ。その制御はコントローラ18によって行
う。図2は、その制御動作を説明するフローチャートで
ある。
【0016】ステップ1…アクセルペダルが踏み込まれ
たかチェックする。これは、スロットルセンサ21から
のセンサ出力を見て行う。 ステップ2…傾斜角センサ22からのセンサ出力を見
て、登坂状態か否か判断する。
【0017】ステップ3…登坂状態でないなら、それに
対応して定められている駆動力である第1設定駆動力を
出すよう、回生リターダRの給電を制御する。例えば、
平地を走行していて回生リターダRのアシストを必要と
する場合、エンジン自身が分担する負荷が、スモーク等
を発生しない程度の負荷で済むように、予め実験により
第1設定駆動力を定めておき、それを発生してやる。
【0018】ステップ4…登坂状態であれば、傾斜角セ
ンサ22の出力より、登坂勾配が所定勾配以下かどうか
チェックする。これは、坂の勾配を2段階に分けて対処
しようとした場合であるが、もっと多くの段階に分けて
対処することも出来る。 ステップ5…登坂勾配が所定勾配以下であれば、それに
応じて定められている第2設定駆動力を出すよう、回生
リターダRの給電を制御する。第2設定駆動力の値とし
ては、アシスト対象となっているエンジンについて予め
実験し、所定勾配以下の坂を登坂しても排気ガスが悪く
ならないような値を求めておく。そして、その駆動力を
出すよう、高圧蓄電手段13からインバータ12を経て
給電される電機子電流や、バッテリ16から給電される
界磁電流を制御する。
【0019】ステップ6…坂の勾配が所定勾配より大で
あれば、それに応じて定められている第3設定駆動力を
出すよう、回生リターダRの給電を制御する。第3設定
駆動力も、第2設定駆動力と同様、予め実験により求め
ておき、それを発生するよう電機子電流や界磁電流を制
御する。
【0020】ステップ7…登坂を終了したかどうかチェ
ックする。 ステップ8…スロットルセンサ21により、アクセルペ
ダルが元に戻されたかどうか調べる。 ステップ9…戻されていれば、回生リターダRへの給電
を終了する。
【0021】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の回生リターダ
付車両駆動制御装置によれば、回生リターダを電動機と
して動作させてエンジンをアシストする場合、車体の傾
斜角により登坂時か否か検出する。そして、登坂時であ
れば、アクセル開度の外にその傾斜角をも加味して回生
リターダの発生駆動力を大にする。これにより、登坂時
においても、エンジン自身にかかる負担がスモークを発
生するほどには大とならず、排気ガスを悪化させること
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回生リターダ付車両駆動制御装置を示
す図
【図2】制御動作を説明するフローチャート
【符号の説明】
1 エンジン部 2 燃料噴射ポンプ 3 クランクシャフト 4 電機子コイル 5 界磁コイル 6 フライホイール 7 クラッチ部 8 トランスミッション 9 プロペラシャフト 10 駆動輪 11 抵抗器 12 インバータ 13 高圧蓄電手段 14 界磁制御部 15 コンバータ 16 バッテリ 17 車載負荷 18 コントローラ 19 板バネ 20 荷台 21 スロットルセンサ 22 傾斜角センサ R 回生リターダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西岡 慶一 東京都品川区南大井6丁目26番1号 い すゞ自動車株式会社内 (72)発明者 佐野 雅幸 川崎市川崎区殿町3丁目25番1号 いすゞ 自動車株式会社川崎工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両減速時には発電機として動作し、給
    電時には電動機として動作してエンジンをアシストする
    回生リターダを搭載した車両を制御する回生リターダ付
    車両駆動制御装置において、車体の傾斜角を検出する手
    段と、登坂時には該傾斜角に応じて回生リターダの発生
    駆動力を変化させる手段とを具えたことを特徴とする回
    生リターダ付車両駆動制御装置。
JP5740792A 1992-02-10 1992-02-10 回生リターダ付車両駆動制御装置 Pending JPH05222964A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5740792A JPH05222964A (ja) 1992-02-10 1992-02-10 回生リターダ付車両駆動制御装置

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JP5740792A JPH05222964A (ja) 1992-02-10 1992-02-10 回生リターダ付車両駆動制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH05222964A true JPH05222964A (ja) 1993-08-31

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ID=13054794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5740792A Pending JPH05222964A (ja) 1992-02-10 1992-02-10 回生リターダ付車両駆動制御装置

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JP (1) JPH05222964A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001171377A (ja) * 1999-10-08 2001-06-26 Toyota Motor Corp 車両の駆動制御装置および4輪駆動車両の制御装置
JP2005067603A (ja) * 1999-10-08 2005-03-17 Toyota Motor Corp 車両の駆動制御装置
CN104460347A (zh) * 2014-11-20 2015-03-25 天津市中环电子计算机有限公司 飞行训练模拟器随动油门台
JP2017073934A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 株式会社デンソー 電源制御装置

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