JPH05221251A - ダンプトラックの最高速度制限装置 - Google Patents
ダンプトラックの最高速度制限装置Info
- Publication number
- JPH05221251A JPH05221251A JP5728292A JP5728292A JPH05221251A JP H05221251 A JPH05221251 A JP H05221251A JP 5728292 A JP5728292 A JP 5728292A JP 5728292 A JP5728292 A JP 5728292A JP H05221251 A JPH05221251 A JP H05221251A
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- Japan
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- transmission
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 過積載重量時に最高速度を低速にできるよう
にする。 【構成】 サスペンションシリンダ３，５の伸長室圧力
を検出する圧力センサ９と、この圧力センサ９の圧力に
より積載重量を演算する積載重量演算部９と、コントロ
ールバルブ１４により変速される変速機１１と、シフト
レバー１５からの速度段信号でコントロールバルブ１４
に切換信号を出力するシフトコントローラ１３を備え、
前記積載重量演算部１９で演算した積載重量が過積載重
量の時にはシフトコントローラ１３が最高速度段への切
換信号の出力をカットするようにして過積載重量の時に
は変速機１１が最高速度段に変速されないようにする。
にする。 【構成】 サスペンションシリンダ３，５の伸長室圧力
を検出する圧力センサ９と、この圧力センサ９の圧力に
より積載重量を演算する積載重量演算部９と、コントロ
ールバルブ１４により変速される変速機１１と、シフト
レバー１５からの速度段信号でコントロールバルブ１４
に切換信号を出力するシフトコントローラ１３を備え、
前記積載重量演算部１９で演算した積載重量が過積載重
量の時にはシフトコントローラ１３が最高速度段への切
換信号の出力をカットするようにして過積載重量の時に
は変速機１１が最高速度段に変速されないようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダンプトラックの最高
速度を積載重量により制限する装置に関する。
速度を積載重量により制限する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ダンプトラックは操舵前輪と駆動後輪を
備えた車体にボデイを上下揺動自在に取付け、そのボデ
イに土砂等を積載して運搬するものであり、このダンプ
トラックの最高速度はエンジン回転数とシフトレバーに
よる変速機の速度段により決定される。
備えた車体にボデイを上下揺動自在に取付け、そのボデ
イに土砂等を積載して運搬するものであり、このダンプ
トラックの最高速度はエンジン回転数とシフトレバーに
よる変速機の速度段により決定される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かかるダンプトラック
のボデイにはパワーショベル等で土砂が積載され、その
積載重量は土砂等の積載物の比重によって異なり、ダン
プトラックの設計時に設定した最大積載重量より重くな
ることがあるこのように積載重量が設定した最大積載重
量より重い過積載時に変速機が最高速度段でエンジン最
高回転数、つまり設定した最高速度で走行すると車体、
ボデイ、車輪取付部等のダンプトラック各部に過度の負
荷が作用して耐久性が劣るばかりか、走行路面を損傷す
ることになって走行路面の補修工事が必要となる。
のボデイにはパワーショベル等で土砂が積載され、その
積載重量は土砂等の積載物の比重によって異なり、ダン
プトラックの設計時に設定した最大積載重量より重くな
ることがあるこのように積載重量が設定した最大積載重
量より重い過積載時に変速機が最高速度段でエンジン最
高回転数、つまり設定した最高速度で走行すると車体、
ボデイ、車輪取付部等のダンプトラック各部に過度の負
荷が作用して耐久性が劣るばかりか、走行路面を損傷す
ることになって走行路面の補修工事が必要となる。
【０００４】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたダンプトラックの最高速度制限方法を提供す
ることを目的とする。
ようにしたダンプトラックの最高速度制限方法を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】シフトレバー１５とシフ
トコントローラ１３とコントロールバルブ１４によりシ
フトレバー１５の速度段信号に対応する速度段に変速さ
れる変速機１１、ベッセル７内の積載重量を検出する手
段、その検出した積載重量が最大積載重量より重い過積
載重量の時に変速機１１が高速速度段に変速されること
を禁止する手段より成るダンプトラックの最高速度制限
装置。
トコントローラ１３とコントロールバルブ１４によりシ
フトレバー１５の速度段信号に対応する速度段に変速さ
れる変速機１１、ベッセル７内の積載重量を検出する手
段、その検出した積載重量が最大積載重量より重い過積
載重量の時に変速機１１が高速速度段に変速されること
を禁止する手段より成るダンプトラックの最高速度制限
装置。
【０００６】
【作 用】ベッセル７内の積載重量が過積載重量の時
にはシフトレバー１５により最高速度段信号が入力され
ても変速機１１が最高速度段に変速されないから、ダン
プトラックの最高速度は低速となってダンプトラック各
部に過度の負荷が作用せずに耐久性を向上できるし、走
行路面を損傷することもない。
にはシフトレバー１５により最高速度段信号が入力され
ても変速機１１が最高速度段に変速されないから、ダン
プトラックの最高速度は低速となってダンプトラック各
部に過度の負荷が作用せずに耐久性を向上できるし、走
行路面を損傷することもない。
【０００７】
【実 施 例】図１に示すように、車体１の前部左右に
は操舵前輪２がサスペンションシリンダ３を介して装着
され、後部左右には駆動後輪４がサスペンションシリン
ダ５を介して装着されていると共に、車体１の前部に運
転室６が取付けられ、後部にはボデイ７がホイストシリ
ンダ８で上下揺動自在に取付けてあり、前記サスペンシ
ョンシリンダ３，５には伸長室内の圧力を検出する圧力
センサ９がそれぞれ設けてある。図２に示すように、エ
ンジン１０の出力側が変速機１１、例えばトルクフロー
ミッションに連結され、この変速機１１の出力側がアク
スル１２を介して前記駆動後輪４に連結してあり、その
変速機１１はシフトコントローラ１３よりの信号でコン
トロールバルブ１４を作動することで速度段が選定され
る。前記シフトコントローラ１３にはシフトレバー１５
から速度段信号、第１回転センサ１６からエンジン回転
信号、第２回転センサ１７から変速機入力軸回転数信
号、第３回転センサ１８から変速機出力軸回転数信号、
積載重量演算部１９から積載重量信号がそれぞれ入力さ
れる。前記積載重量演算部１９はサスペンションシリン
ダ３，５の圧力センサ９からの圧力信号に基づいてボデ
イ７内の積載重量を演算する。すなわち、サスペンショ
ンシリンダ３，５の伸長室には空荷時に車体１、ボデイ
７の重量に見合う圧力が発生し、積荷時にはボデイ７内
の積載重量に見合う圧力だけ高くなるので、空車時の圧
力センサ９の圧力信号と積載時の圧力センサ９の圧力信
号とによって積載重量が演算される。
は操舵前輪２がサスペンションシリンダ３を介して装着
され、後部左右には駆動後輪４がサスペンションシリン
ダ５を介して装着されていると共に、車体１の前部に運
転室６が取付けられ、後部にはボデイ７がホイストシリ
ンダ８で上下揺動自在に取付けてあり、前記サスペンシ
ョンシリンダ３，５には伸長室内の圧力を検出する圧力
センサ９がそれぞれ設けてある。図２に示すように、エ
ンジン１０の出力側が変速機１１、例えばトルクフロー
ミッションに連結され、この変速機１１の出力側がアク
スル１２を介して前記駆動後輪４に連結してあり、その
変速機１１はシフトコントローラ１３よりの信号でコン
トロールバルブ１４を作動することで速度段が選定され
る。前記シフトコントローラ１３にはシフトレバー１５
から速度段信号、第１回転センサ１６からエンジン回転
信号、第２回転センサ１７から変速機入力軸回転数信
号、第３回転センサ１８から変速機出力軸回転数信号、
積載重量演算部１９から積載重量信号がそれぞれ入力さ
れる。前記積載重量演算部１９はサスペンションシリン
ダ３，５の圧力センサ９からの圧力信号に基づいてボデ
イ７内の積載重量を演算する。すなわち、サスペンショ
ンシリンダ３，５の伸長室には空荷時に車体１、ボデイ
７の重量に見合う圧力が発生し、積荷時にはボデイ７内
の積載重量に見合う圧力だけ高くなるので、空車時の圧
力センサ９の圧力信号と積載時の圧力センサ９の圧力信
号とによって積載重量が演算される。
【０００８】次に動作を説明する。 積載量が最大積載重量より軽い時。 シストレバー１５からの速度段信号がシフトコントロー
ラ１３に入力され、そのシフトコントローラ１３は入力
された速度段信号による速度段となるようにコントロー
ルバルブ１４に信号を出力して変速機１１を変速し、シ
フトレバー１５の位置に応じた速度段で走行する。登坂
時等の走行抵抗が大となって車速が遅くなりシフトコン
トローラ１３に入力される変速機入力軸回転数と変速機
出力軸回転数との差が設定値を越えた時にはコントロー
ルバルブ１４に減速信号を出力して変速機１１を低速の
速度段に変速する。前記変速機１１の各速度段における
最高速度は例えば、前進１速で１０．５ｋｍ／ｈ、前進
２速で１４．５ｋｍ／ｈ、前進３速で１９．５ｋｍ／
ｈ、前進４速で２６．０ｋｍ／ｈ、前進５速で３４．０
ｋｍ／ｈ、前進６速で４５．５ｋｍ／ｈとなる。
ラ１３に入力され、そのシフトコントローラ１３は入力
された速度段信号による速度段となるようにコントロー
ルバルブ１４に信号を出力して変速機１１を変速し、シ
フトレバー１５の位置に応じた速度段で走行する。登坂
時等の走行抵抗が大となって車速が遅くなりシフトコン
トローラ１３に入力される変速機入力軸回転数と変速機
出力軸回転数との差が設定値を越えた時にはコントロー
ルバルブ１４に減速信号を出力して変速機１１を低速の
速度段に変速する。前記変速機１１の各速度段における
最高速度は例えば、前進１速で１０．５ｋｍ／ｈ、前進
２速で１４．５ｋｍ／ｈ、前進３速で１９．５ｋｍ／
ｈ、前進４速で２６．０ｋｍ／ｈ、前進５速で３４．０
ｋｍ／ｈ、前進６速で４５．５ｋｍ／ｈとなる。
【０００９】積載重量が設定した最大積載重量より重
い時。 シフトコントローラ１３は入力された最大積載重量より
多い過積載重量分に合致した高速速度段信号のコントロ
ールバルブ１４への出力をカットする。すなわち、シフ
トコントローラ１３には過積載重量に見合う許容最高速
度が設定され、この許容最高速度以上となる速度段信号
の出力をカットする。例えば、最大積載重量の１３０％
の過積載重量時には前進６速に変速する信号の出力をカ
ットし、シフトレバー１５を前進６速の位置としても変
速機１１を前進５速に変速するようになり、これにより
最高速度は３３．５ｋｍ／ｈに制限される。なお、積載
重量演算部１９で過積載重量と最大積載重量との差を演
算し、その差分だけをシフトコントローラ１３に入力
し、その入力された差分に応じて高速速度段への信号出
力をカットするようにしても良い。
い時。 シフトコントローラ１３は入力された最大積載重量より
多い過積載重量分に合致した高速速度段信号のコントロ
ールバルブ１４への出力をカットする。すなわち、シフ
トコントローラ１３には過積載重量に見合う許容最高速
度が設定され、この許容最高速度以上となる速度段信号
の出力をカットする。例えば、最大積載重量の１３０％
の過積載重量時には前進６速に変速する信号の出力をカ
ットし、シフトレバー１５を前進６速の位置としても変
速機１１を前進５速に変速するようになり、これにより
最高速度は３３．５ｋｍ／ｈに制限される。なお、積載
重量演算部１９で過積載重量と最大積載重量との差を演
算し、その差分だけをシフトコントローラ１３に入力
し、その入力された差分に応じて高速速度段への信号出
力をカットするようにしても良い。
【００１０】
【発明の効果】ベッセル７内の積載重量が過積載重量の
時にはシフトレバー１５により最高速度段信号が入力さ
れても変速機１１が最高速度段に変速されないから、ダ
ンプトラックの最高速度は低速となってダンプトラック
各部に過度の負荷が作用せずに耐久性を向上できるし、
走行路面を損傷することもない。
時にはシフトレバー１５により最高速度段信号が入力さ
れても変速機１１が最高速度段に変速されないから、ダ
ンプトラックの最高速度は低速となってダンプトラック
各部に過度の負荷が作用せずに耐久性を向上できるし、
走行路面を損傷することもない。
【図１】ダンプトラックの正面図である。
【図２】線図的構成説明図である。
１…車体、２…操舵前輪、３…サスペンションシリン
ダ、４…駆動後輪、５…サスペンションシリンダ、９…
圧力センサ、１１…変速機、１３…シフトコントロー
ラ、１４…コントロールバルブ、１５…シフトレバー、
１９…積載重量演算部。
ダ、４…駆動後輪、５…サスペンションシリンダ、９…
圧力センサ、１１…変速機、１３…シフトコントロー
ラ、１４…コントロールバルブ、１５…シフトレバー、
１９…積載重量演算部。
Claims (2)
- 【請求項１】 シフトレバー１５とシフトコントローラ
１３とコントロールバルブ１４によりシフトレバー１５
の速度段信号に対応する速度段に変速される変速機１
１、ベッセル７内の積載重量を検出する手段、その検出
した積載重量が最大積載重量より重い過積載重量の時に
変速機１１が高速速度段に変速されることを禁止する手
段より成るダンプトラックの最高速度制限装置。 - 【請求項２】 前記ベッセル内の積載重量を検出する手
段を、車体１と操舵前輪２、駆動後輪４との間に設けた
サスペンションシリンダ３，５、このサスペンションシ
リンダ３，５の伸長室内の圧力を検出する圧力センサ
９、この圧力センサ９の圧力により積載重量を演算する
積載重量演算部１９より構成した請求項１記載のダンプ
トラックの最高速度制限装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5728292A JPH05221251A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | ダンプトラックの最高速度制限装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5728292A JPH05221251A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | ダンプトラックの最高速度制限装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05221251A true JPH05221251A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=13051187
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5728292A Pending JPH05221251A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | ダンプトラックの最高速度制限装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05221251A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6052644A (en) * | 1994-12-27 | 2000-04-18 | Komatsu Ltd. | Apparatus and method for limiting vehicle speed of a working vehicle |
| US8000877B2 (en) | 2006-11-16 | 2011-08-16 | Jean-François Aussilou | Fuel economy system and method for a vehicle |
| AU2010202558B2 (en) * | 2009-07-07 | 2011-08-18 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | System for monitoring for risk of road shoulder collapse, and transport vehicle |
| CN103332113A (zh) * | 2013-06-14 | 2013-10-02 | 无锡伊佩克科技有限公司 | 一种基于汽车载重量的油门控制*** |
| KR101502245B1 (ko) * | 2013-12-30 | 2015-03-12 | 현대다이모스(주) | 상용차량의 과적 방지 장치 |
| KR102000557B1 (ko) * | 2018-04-26 | 2019-07-16 | 주식회사 이알인터내셔널 | 과적 방지 장치 |
| US10471796B2 (en) | 2017-12-11 | 2019-11-12 | Cnh Industrial America Llc | Weight-based task-specific speed control of an agricultural product applicator with air strut suspension |
| SE543495C2 (en) * | 2015-10-27 | 2021-03-09 | Deere & Co | System and method for responding to overloading of a work vehicle |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP5728292A patent/JPH05221251A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6052644A (en) * | 1994-12-27 | 2000-04-18 | Komatsu Ltd. | Apparatus and method for limiting vehicle speed of a working vehicle |
| US8000877B2 (en) | 2006-11-16 | 2011-08-16 | Jean-François Aussilou | Fuel economy system and method for a vehicle |
| AU2010202558B2 (en) * | 2009-07-07 | 2011-08-18 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | System for monitoring for risk of road shoulder collapse, and transport vehicle |
| CN103332113A (zh) * | 2013-06-14 | 2013-10-02 | 无锡伊佩克科技有限公司 | 一种基于汽车载重量的油门控制*** |
| KR101502245B1 (ko) * | 2013-12-30 | 2015-03-12 | 현대다이모스(주) | 상용차량의 과적 방지 장치 |
| SE543495C2 (en) * | 2015-10-27 | 2021-03-09 | Deere & Co | System and method for responding to overloading of a work vehicle |
| US10471796B2 (en) | 2017-12-11 | 2019-11-12 | Cnh Industrial America Llc | Weight-based task-specific speed control of an agricultural product applicator with air strut suspension |
| KR102000557B1 (ko) * | 2018-04-26 | 2019-07-16 | 주식회사 이알인터내셔널 | 과적 방지 장치 |
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