JPH05220511A - 熱間連続圧延機の板厚制御方法 - Google Patents

熱間連続圧延機の板厚制御方法

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Publication number
JPH05220511A
JPH05220511A JP4059184A JP5918492A JPH05220511A JP H05220511 A JPH05220511 A JP H05220511A JP 4059184 A JP4059184 A JP 4059184A JP 5918492 A JP5918492 A JP 5918492A JP H05220511 A JPH05220511 A JP H05220511A
Authority
JP
Japan
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thickness
rolled
stand
rolling
detected
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4059184A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohito Koseki
智史 小関
Hiroshi Yoshida
博 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP4059184A priority Critical patent/JPH05220511A/ja
Publication of JPH05220511A publication Critical patent/JPH05220511A/ja
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  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホットストリップの先端から良好な板厚を得
ることができる板厚制御方法を提供すること。 【構成】 熱間連続圧延機において、スタンド間に少な
くとも1台の厚み計11、及び温度計12を設置し、被
圧延材13の先端が厚み計11の直前のスタンドに噛み
込んだ時点で、当該スタンドの圧延荷重、圧下位置を検
出し、これらの検出値からゲージメータ式を用いて当該
スタンド出側での被圧延材13の板厚を計算し、この出
側板厚と目標板厚との偏差に基づいて次スタンド以降の
圧下位置の修正を行ない、更に被圧延材13の先端が厚
み計11、温度計12を通過した時点で、被圧延材13
の板厚、温度をそれぞれ検出し、この検出値と先に計算
で求めた出側板厚との偏差に基づいて既に修正を行なっ
た次スタンド以降の圧下位置を再度修正するようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間連続圧延機の板厚
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホットストリップの先端から目標通りの
厚みを得るためには、熱間連続圧延機の各スタンドの圧
下位置(ロール間隙)を適正な値に設定する必要がある
が、計算に用いる圧延理論式の誤差、実際の圧延におけ
るミルのガタ、圧延ロールの摩耗、熱膨張等によるゲー
ジメータ式の誤差等のため、目標通りの板厚を得ること
は困難であった。
【0003】従って、ホットストリップの先端から良好
な板厚を得るためには、被圧延材の通板中に各スタンド
の圧下位置を最適値に修正する必要がある。
【0004】被圧延材先端における板厚制御には、圧延
機入側で検出した板厚と目標板厚の偏差に基づいて次ス
タンド以降の圧下位置を修正するフィードフォワード方
式の板厚制御が有効であると考えられる。
【0005】熱間連続圧延機におけるフィードフォワー
ド方式の板厚制御に関しては、例えば、特開昭59-14451
0 では、スタンド間に厚み計を設置して、それにより検
出した板厚と目標板厚との偏差に基づいて次スタンド以
降の圧下位置を修正する方法を提案している。
【0006】また、特開昭60-247408 では、当該スタン
ドで検出した圧延荷重等により被圧延材の板厚偏差、温
度偏差を計算し、これに基づいて次スタンドの圧下位置
を修正する方法を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、特開昭59
-144510 における如くの、厚み計の検出結果を用いる板
厚制御方法では、圧下位置の修正に遅れを生じる場合が
あると考えられる。即ち、圧延速度が速い場合には、圧
下位置の修正量が大きいと、被圧延材先端では厚み計の
検出信号の立ち上がりにおける時間遅れ等のため、次ス
タンドの噛み込みまでに圧下位置修正が完了できずに板
厚偏差が残るという問題がある。
【0008】また、特開昭60-247408 における如くの、
圧延荷重等の検出結果を用いる板厚制御方法では、板厚
偏差、温度偏差を演算する場合の誤差が問題となる。
【0009】本発明は、ホットストリップの先端から良
好な板厚を得ることができる板厚制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱間連続圧延
機において、スタンド間に少なくとも1台の厚み計、及
び温度計を設置し、被圧延材の先端が厚み計の直前のス
タンドに噛み込んだ時点で、当該スタンドの圧延荷重、
圧下位置を検出し、これらの検出値からゲージメータ式
を用いて当該スタンド出側での被圧延材の板厚を計算
し、この出側板厚と目標板厚との偏差に基づいて次スタ
ンド以降の圧下位置の修正を行ない、更に被圧延材の先
端が厚み計、温度計を通過した時点で、被圧延材の板
厚、温度をそれぞれ検出し、この検出値と先に計算で求
めた出側板厚との偏差に基づいて既に修正を行なった次
スタンド以降の圧下位置を再度修正するようにしたもの
である。
【0011】
【作用】本発明によれば、予め当該スタンドにおいて被
圧延材先端が通過した時点で検出した圧延荷重、圧下位
置からゲージメータ式を用いて出側板厚を計算し、これ
に基づいて次スタンドの圧下位置の修正指令を出力し、
更に被圧延材先端が厚み計を通過した時点で出側板厚を
検出し、これと先に計算で求めた出側板厚の偏差に基づ
いて次スタンドの圧下位置の修正を行ない、結果とし
て、ホットストリップの先端から良好な板厚を得ること
が可能となる。
【0012】n個のスタンドを有する熱延仕上連続圧延
機の第iスタンド出側に厚み計、及び温度計を設置し、
本発明を適用した場合の手順を図1を用いて説明する。
【0013】尚、図2に、本発明の実施に用いられる熱
間連続圧延機の構成を示す。図2において、10は作業
ロール、11は厚み計、12は温度計、13は被圧延
材、14は荷重計、15、16は圧下位置制御装置であ
る。
【0014】まず、手順1で被圧延材13が第iスタン
ドのロール10に噛み込んだ後に荷重計14により圧延
荷重Paiを、また、圧下位置制御装置15により圧下位
置Saiを検出する。
【0015】手順2で、これらの検出値を用いて、(1)
式に示すゲージメータ式より第iスタンド出側での被圧
延材の板厚hGiを計算で求める。 hGi=Sai+f(Pai)+ΔS0 …(1) ここで、ΔS0 : ゲージメータ式のオフセット f( ): ミル伸び関数
【0016】そして、手順3で上記のような計算によっ
て求めた出側板厚hGiと目標板厚hCiとの偏差に基づい
て、(2) 式より第i+1スタンドの圧下位置修正量ΔS
Gi+1を求める。
【0017】
【数1】
【0018】手順4で、このΔSGi+1だけ圧下修正を行
なうように第i+1スタンドの圧下制御装置16に指令
を送る。
【0019】次に、手順5で被圧延材の先端が第iスタ
ンド出側に設置された厚み計11及び温度計12を通過
した時点で被圧延材の板厚hxi、表面温度Taiを検出す
る。
【0020】手順6で、これらの値と目標板厚hPi、及
び予測温度TCiとの偏差に基づいて、(3) 式より第i+
1スタンドの圧下位置修正量ΔSxi+1を求める。
【0021】
【数2】
【0022】以上の結果、手順7で、ΔSxi+1と既に修
正を行なっているΔSGi+1との差(ΔSXi+1−Δ
Gi+1)だけ次スタンドの圧下位置を修正する指令を圧
下制御装置16に送ることになる。
【0023】
【実施例】7スタンド熱間連続圧延機において、第5ス
タンドと第6スタンドの間に厚み計、及び温度計を設置
し、目標最終出側板厚1.8mm 、幅1000mmのホットストリ
ップに対して、本発明方法、及び厚み計、温度計の検出
のみに基づいて圧下修正を行なった比較法のそれぞれを
実施した時の先端板厚精度を表1に示す。
【0024】即ち、表1は、第7スタンド出側に設置し
た厚み計の連続測定の結果から、圧延されたホットスト
リップコイルの最先端から 6m後方の位置での板厚偏差
の標準偏差を示すものである。本発明方法では、この位
置で既に板厚偏差の許容値30μm 以内に入る。これに対
し、比較法では、この位置では未だ許容値外であり、こ
の位置よりも更に後方にてようやく許容値内に入るもの
となり、オフゲージになるコイル長が本発明方法を採用
する場合に比して著しく大きくなることが認められる。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、熱間連続圧延機におい
て遅れなく圧下修正を行なうことができるため、圧延速
度が速い場合にも、ホットストリップの先端から良好な
板厚を得ることができ、オフゲージになるコイル長を短
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の板厚制御方法の手順を示す流れ
図である。
【図2】図2は本発明の実施に用いられる熱間仕上連続
圧延機の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
10 作業ロール 11 厚み計 12 温度計 13 被圧延材 14 荷重計 15、16 圧下位置制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間連続圧延機において、スタンド間に
    少なくとも1台の厚み計、及び温度計を設置し、被圧延
    材の先端が厚み計の直前のスタンドに噛み込んだ時点
    で、当該スタンドの圧延荷重、圧下位置を検出し、これ
    らの検出値からゲージメータ式を用いて当該スタンド出
    側での被圧延材の板厚を計算し、この出側板厚と目標板
    厚との偏差に基づいて次スタンド以降の圧下位置の修正
    を行ない、更に被圧延材の先端が厚み計、温度計を通過
    した時点で、被圧延材の板厚、温度をそれぞれ検出し、
    この検出値と先に計算で求めた出側板厚との偏差に基づ
    いて既に修正を行なった次スタンド以降の圧下位置を再
    度修正することを特徴とする熱間連続圧延機の板厚制御
    方法。
JP4059184A 1992-02-14 1992-02-14 熱間連続圧延機の板厚制御方法 Withdrawn JPH05220511A (ja)

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JP4059184A JPH05220511A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 熱間連続圧延機の板厚制御方法

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JP4059184A JPH05220511A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 熱間連続圧延機の板厚制御方法

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JPH05220511A true JPH05220511A (ja) 1993-08-31

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ID=13106072

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JP4059184A Withdrawn JPH05220511A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 熱間連続圧延機の板厚制御方法

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JP (1) JPH05220511A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011121069A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Nippon Steel Corp 板厚制御装置、圧下パターン決定装置、板厚制御方法及び圧下パターン決定方法
CN106345819A (zh) * 2015-07-16 2017-01-25 宝山钢铁股份有限公司 一种热连轧精轧带钢尾部轧制稳定性的控制方法

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011121069A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Nippon Steel Corp 板厚制御装置、圧下パターン決定装置、板厚制御方法及び圧下パターン決定方法
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Effective date: 19990518