JPH05219744A - 高力率形スイッチング電源装置 - Google Patents
高力率形スイッチング電源装置Info
- Publication number
- JPH05219744A JPH05219744A JP5716292A JP5716292A JPH05219744A JP H05219744 A JPH05219744 A JP H05219744A JP 5716292 A JP5716292 A JP 5716292A JP 5716292 A JP5716292 A JP 5716292A JP H05219744 A JPH05219744 A JP H05219744A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- diode
- inductor
- power supply
- power factor
- Prior art date
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- Pending
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- Power Conversion In General (AREA)
- Rectifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 スイッチング電源装置の1次側に、キャパシ
タ、インダクタおよびダイオ−ド等の数点の部品を追加
することにより、従来のスイッチング電源装置の欠点の
一つであった低入力力率を改善することができる。本発
明は、リンギングチョ−クタイプコンバ−タ(RCC)
に利用した場合に特に有効であるが、フライバックタイ
プコンバ−タおよびフォワ−ドタイプコンバ−タに使用
しても有効である。 【構成】 スイッチング電源装置の1次側直流電源の正
極と負極の間にキャパシタとダイオ−ドおよびインダク
タを接続したことを特徴とするスイッチング電源装置。
タ、インダクタおよびダイオ−ド等の数点の部品を追加
することにより、従来のスイッチング電源装置の欠点の
一つであった低入力力率を改善することができる。本発
明は、リンギングチョ−クタイプコンバ−タ(RCC)
に利用した場合に特に有効であるが、フライバックタイ
プコンバ−タおよびフォワ−ドタイプコンバ−タに使用
しても有効である。 【構成】 スイッチング電源装置の1次側直流電源の正
極と負極の間にキャパシタとダイオ−ドおよびインダク
タを接続したことを特徴とするスイッチング電源装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチング電源装置
の入力力率の改善に関するものである。
の入力力率の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチング電源装置の平滑方式
は、整流回路の出力側に直接キャパシタを接続するいわ
ゆるコンデンサインプットタイプが主流であった、この
キャパシタには商用周波数に同期してピ−ク電流が流入
するため入力力率が悪く通常0.5−0.6位であった。
力率を改善する一例として、図1aに示した通り交流側
に付加物(抵抗また(2)はインダクタ)を挿入する
か、図1bに示した通り直流側に付加物(通常インダク
タ)を挿入し力率の改善をはかっていた。図1aおよび
図1bにおいて、1 交流電源、2 付加物、3 整流
回路、4 キャパシタ、5 変換トランス、6 スイッ
チ素子、7 制御回路である。図1aおよび図1bのい
ずれにおいてもそれらの挿入物に起因して効率の低下を
ひきおこし、発熱量を増大させ、且つスイッチング電源
装置の大形化を伴いスイッチング電源装置の基本的特徴
である小形、軽量そして高効率を著しくそこない付随し
てコストアップにつながっていた。一方、図1aおよび
図1bの方式を改良する方式として図2に示すいわゆる
アクティブフィルタと呼ばれる一種のチョッパ回路を直
流電源と主DC/DCコンバ−タ間に挿入するものがあ
る。アクティブフィルタの挿入は、力率の改善には確か
に寄与するが、主コンバ−タとは別に制御回路を含むコ
ンバ−タがさらに一式必要となり(2コンバ−タ)、さ
らに通常主コンバ−タとアクティブフィルタは異なった
周波数で動作するため、両周波数の相違によるビ−ト等
が発生し、ノイズフィルタの選定が重要なウェイトを占
めていた。また、アクティブフィルタも前記例と同じく
スイッチング電源装置の基本的特徴を害する。図2にお
いて、図1aおよび図1bで説明したものと同じものは
同じ符号を付している。それ以外については、8 イン
ダクタ、9 アクティブフィルタのスイッチ素子、10
ダイオ−ド、11 主コンバ−タ、20 キャパシタ
である。
は、整流回路の出力側に直接キャパシタを接続するいわ
ゆるコンデンサインプットタイプが主流であった、この
キャパシタには商用周波数に同期してピ−ク電流が流入
するため入力力率が悪く通常0.5−0.6位であった。
力率を改善する一例として、図1aに示した通り交流側
に付加物(抵抗また(2)はインダクタ)を挿入する
か、図1bに示した通り直流側に付加物(通常インダク
タ)を挿入し力率の改善をはかっていた。図1aおよび
図1bにおいて、1 交流電源、2 付加物、3 整流
回路、4 キャパシタ、5 変換トランス、6 スイッ
チ素子、7 制御回路である。図1aおよび図1bのい
ずれにおいてもそれらの挿入物に起因して効率の低下を
ひきおこし、発熱量を増大させ、且つスイッチング電源
装置の大形化を伴いスイッチング電源装置の基本的特徴
である小形、軽量そして高効率を著しくそこない付随し
てコストアップにつながっていた。一方、図1aおよび
図1bの方式を改良する方式として図2に示すいわゆる
アクティブフィルタと呼ばれる一種のチョッパ回路を直
流電源と主DC/DCコンバ−タ間に挿入するものがあ
る。アクティブフィルタの挿入は、力率の改善には確か
に寄与するが、主コンバ−タとは別に制御回路を含むコ
ンバ−タがさらに一式必要となり(2コンバ−タ)、さ
らに通常主コンバ−タとアクティブフィルタは異なった
周波数で動作するため、両周波数の相違によるビ−ト等
が発生し、ノイズフィルタの選定が重要なウェイトを占
めていた。また、アクティブフィルタも前記例と同じく
スイッチング電源装置の基本的特徴を害する。図2にお
いて、図1aおよび図1bで説明したものと同じものは
同じ符号を付している。それ以外については、8 イン
ダクタ、9 アクティブフィルタのスイッチ素子、10
ダイオ−ド、11 主コンバ−タ、20 キャパシタ
である。
【0003】
【従来技術の問題点】以上述べた如く、従来の力率改善
方式では、スイッチング電源装置の特徴である小形、軽
量、そして高効率を減殺するのみで、抜本的な力率改善
には至らなかった。
方式では、スイッチング電源装置の特徴である小形、軽
量、そして高効率を減殺するのみで、抜本的な力率改善
には至らなかった。
【0004】
【発明の目的】(3)本発明の目的は、主コンバ−タに
キャパシタ、インダクタおよびダイオ−ドを付加する事
で、制御回路等は不要であり、入力側高調波電流を低減
し、入力力率の改善を主コンバ−タ(1コンバ−タ)で
行うのを特徴とする高力率形スイッチング電源装置の提
供にある。
キャパシタ、インダクタおよびダイオ−ドを付加する事
で、制御回路等は不要であり、入力側高調波電流を低減
し、入力力率の改善を主コンバ−タ(1コンバ−タ)で
行うのを特徴とする高力率形スイッチング電源装置の提
供にある。
【0005】
【実施例】図3は、本発明の実施例である。図3におい
て、図1a、図1bおよび図2で説明したものは同じ符
号を付している。それ以外については、12インダク
タ、13ダイオ−ド、14ダイオ−ド、15ダイオ−
ド、16直流出力側ダイオ−ド、17直流出力側キャパ
シタ、18および19直流出力端子である。次に、図3
を参照してその動作を説明する。スイッチ素子6を高周
波でオン・オフすると変換トランス5を通して変換トラ
ンスの2次側にエネルギが伝達される。このスイッチ素
子6のオン・オフに同期し、キャパシタ4、インダクタ
12、ダイオ−ド15、そしてスイッチ素子6を通して
電流IBRが流れ高調波電流を抑制している。
て、図1a、図1bおよび図2で説明したものは同じ符
号を付している。それ以外については、12インダク
タ、13ダイオ−ド、14ダイオ−ド、15ダイオ−
ド、16直流出力側ダイオ−ド、17直流出力側キャパ
シタ、18および19直流出力端子である。次に、図3
を参照してその動作を説明する。スイッチ素子6を高周
波でオン・オフすると変換トランス5を通して変換トラ
ンスの2次側にエネルギが伝達される。このスイッチ素
子6のオン・オフに同期し、キャパシタ4、インダクタ
12、ダイオ−ド15、そしてスイッチ素子6を通して
電流IBRが流れ高調波電流を抑制している。
【0006】さらに、細部について検討してみると、ま
ずスイッチ素子6がオンしている状態ではキャパシタ4
に充電しているエネルギは変換トランス5−スイッチ素
子6−ダイオ−ド13を通して流れ、変換トランスを通
して二次側にエネルギを取出せる。それと同時に図4a
に示す通り、電流IBRはキャパシタ4−インダクタ12
−ダイオ−ド15を通して流れキャパシタ4を充電す
る、次にスイッチ素子6がオフした場合には主回路はす
べてオフとなるが図4bに示す通りインダクタ12に蓄
えられたエネルギがインダクタ12−ダイオ−ド14−
キャパシタ4を通して流れキャパシタ4を充電する。
ずスイッチ素子6がオンしている状態ではキャパシタ4
に充電しているエネルギは変換トランス5−スイッチ素
子6−ダイオ−ド13を通して流れ、変換トランスを通
して二次側にエネルギを取出せる。それと同時に図4a
に示す通り、電流IBRはキャパシタ4−インダクタ12
−ダイオ−ド15を通して流れキャパシタ4を充電す
る、次にスイッチ素子6がオフした場合には主回路はす
べてオフとなるが図4bに示す通りインダクタ12に蓄
えられたエネルギがインダクタ12−ダイオ−ド14−
キャパシタ4を通して流れキャパシタ4を充電する。
【0007】本発明をリンギングチョ−クコンバ−タ
(RCC)に応用した場合の各部の電流波形を図5に示
す。(4)比較のために従来のコンデンサインプットタ
イプのコンバ−タの入力電流波形を図6に、そして本発
明によるコンバ−タの入力電流波形を図7に示す。両者
を比較してみると本発明によるコンバ−タの入力電流の
波形がスム−ズであり高調波分が取除かれ入力力率の改
善に寄与していることは明白である。
(RCC)に応用した場合の各部の電流波形を図5に示
す。(4)比較のために従来のコンデンサインプットタ
イプのコンバ−タの入力電流波形を図6に、そして本発
明によるコンバ−タの入力電流波形を図7に示す。両者
を比較してみると本発明によるコンバ−タの入力電流の
波形がスム−ズであり高調波分が取除かれ入力力率の改
善に寄与していることは明白である。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、スイ
ッチング電源装置の入力力率を容易に改善することがで
きる。一例として、50Wのスイッチング電源装置にお
いて従来例では入力力率約0.5であったものが、本発
明の回路によれば入力力率を約0.9に改善できる。ま
た、本発明は、リンギングチョ−クタイプコンバ−タ
(RCC)に利用した場合特に有効であるが、フライバ
ックタイプコンバ−タおよびフォワ−ドタイプコンバ−
タに使用しても有効である。
ッチング電源装置の入力力率を容易に改善することがで
きる。一例として、50Wのスイッチング電源装置にお
いて従来例では入力力率約0.5であったものが、本発
明の回路によれば入力力率を約0.9に改善できる。ま
た、本発明は、リンギングチョ−クタイプコンバ−タ
(RCC)に利用した場合特に有効であるが、フライバ
ックタイプコンバ−タおよびフォワ−ドタイプコンバ−
タに使用しても有効である。
図1a 力率改善方式の一例 図1b 力率改善方式の一例 図2 アクティブフィルタ回路 図3 本発明にもとずく一実施例 図4a スイッチ素子6が「オン時」のコンバ−タ
1次側の電流の流れ 図4b スイッチ素子6が「オフ時」のコンバ−タ
1次側電流の流れ 図5 本発明をリンギングチョ−クコンバ−タに
適用した時の各部の電流波形 図6 従来のコンイデンサインプット形コンバ−
タの入力電流波形 図7 本発明を使用した場合コンバ−タの入力電
流波形
1次側の電流の流れ 図4b スイッチ素子6が「オフ時」のコンバ−タ
1次側電流の流れ 図5 本発明をリンギングチョ−クコンバ−タに
適用した時の各部の電流波形 図6 従来のコンイデンサインプット形コンバ−
タの入力電流波形 図7 本発明を使用した場合コンバ−タの入力電
流波形
1 交流電源 2 付加物 (5)3 整流回路 4 キャパシタ 5 変換トランス 6 スイッチ素子 7 制御回路 8 インダクタ 9 アクティブフィルタのスイッチ素子 10 ダイオ−ド 11 主コンバ−タ 12 インダクタ 13 ダイオ−ド 14 ダイオ−ド 15 ダイオ−ド 16 直流出力側ダイオ−ド 17 直流出力側キャパシタ 18 直流出力端子 19 直流出力端子 20 キャパシタ
Claims (1)
- 【請求項1】 スイッチング電源装置において、1次側
直流電源の正極と負極の間に、キャパシタとダイオ−ド
を直列に接続して挿入する。その際ダイオ−ドのプラス
側をキャパシタに接続し、ダイオ−ドのマイナス側は直
流電源の負極に接続する。次にキャパシタとダイオ−ド
の中点にインダクタの一端を接続し、インダクタの他端
には第2および第3のダイオ−ドをあわせ接続する。そ
の際第2および第3のダイオ−ドのマイナス側はインダ
クタに接続し、第2および第3のダイオ−ドのプラス側
はそれぞれ変換トランス1次側巻線の両端に接続する。
スイッチング電源装置においては、1次側に挿入したス
イッチ素子をオン・オフして変換トランスを通してエネ
ルギの変換をしているが、このスイッチ素子のオン・オ
フに同期して、前記キャパシタ、インダクタおよびダイ
オ−ドに電流を流すことによってスイッチング電源装置
の入力電流から高調波電流を除去して入力力率の改善を
行うことを特徴とする高力率形スイッチング電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5716292A JPH05219744A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 高力率形スイッチング電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5716292A JPH05219744A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 高力率形スイッチング電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05219744A true JPH05219744A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=13047873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5716292A Pending JPH05219744A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 高力率形スイッチング電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05219744A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5740022A (en) * | 1995-08-19 | 1998-04-14 | Toko, Inc. | Power factor improving circuit |
EP0851719A2 (en) * | 1996-12-25 | 1998-07-01 | Kabushiki Kaisha TEC | Power supply device and discharge lamp lighting device |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP5716292A patent/JPH05219744A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5740022A (en) * | 1995-08-19 | 1998-04-14 | Toko, Inc. | Power factor improving circuit |
EP0851719A2 (en) * | 1996-12-25 | 1998-07-01 | Kabushiki Kaisha TEC | Power supply device and discharge lamp lighting device |
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