JPH05217973A - 半導体基板貼付装置 - Google Patents

半導体基板貼付装置

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JPH05217973A
JPH05217973A JP5634392A JP5634392A JPH05217973A JP H05217973 A JPH05217973 A JP H05217973A JP 5634392 A JP5634392 A JP 5634392A JP 5634392 A JP5634392 A JP 5634392A JP H05217973 A JPH05217973 A JP H05217973A
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JP
Japan
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sticking
semiconductor substrates
semiconductor substrate
pair
deformable
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JP5634392A
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Hideaki Kawashima
英顕 川島
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2枚の半導体基板間に水分や塵埃等を付着さ
せず、さらに気泡を発生させることなく、両半導体基板
を密着性よく貼り合わせることができる半導体基板貼付
装置を提供する。 【構成】 凸状曲面と平坦面とに変形可能で半導体基板
1、2を保持する貼付面13、14を有する貼付部材1
1、12と、貼付部材11、12を変形に支障がないよ
うに支持する支持部材17、18と、半導体基板1、2
を撮像するカメラ31、32と、撮像した半導体基板
1、2に設けられた印の位置データに基づいて支持部材
17、18を移動及び回転させて半導体基板1、2の位
置合わせを行う駆動手段21、22と、位置合わせ状態
で貼付面13、14を凸状曲面から平坦面に変形させる
加熱手段であるヒーターと、上記各手段を収納できる容
器であるチャンバー3と、半導体基板1、2の貼り合わ
せを常に不活性ガス雰囲気下で行うためにチャンバー3
内を例えば乾燥したN2 やHe等の不活性ガス雰囲気状
態に保持するポンプ4及びガス発生装置5とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層デバイスを製造す
る際に、2枚の半導体基板同士を貼り合わせるための半
導体基板貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多層デバイス、例えばSOI(Silicon O
n Insulator)構造等の半導体積層基板を製造する方法の
一つとして、2枚の半導体基板同士を貼り合わせる方法
がある。鏡面研摩されたシリコン等より成る2枚の半導
体基板を、その研摩された面同士を清浄な条件下で接触
させると強固な半導体積層基板、いわゆる多層デバイス
が得られる。この方法は、半導体基板間に接着剤等の異
種物質を介在させる必要がないため、その後の高温処理
や各種化学処理を1枚の半導体基板と同様に行うことが
できる。また、この方法においては、種々の不純物温
度、厚さ、拡散層等を有する両半導体基板を比較的低温
で直接接着し、1枚の半導体基板とすることができるの
で、エピタキシャル成長法等では不可能であった素子構
造を製造することができる。そのための2枚の半導体基
板を貼り合わせる装置としては、特願平2−26448
9号に記載されているように、両半導体基板の位置合わ
せを行い、かつ両半導体基板の中央部から接触させると
いう技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな2枚の半導体基板同士を貼り合わせて多層デバイス
を製造する方法においては、たとえ清浄な雰囲気下で製
造しても、両半導体基板の貼り合わせる面に水分や塵埃
等が付着したり、あるいは気泡が発生してしまい、その
ため、両半導体基板間の密着性が低下して、多層デバイ
スの歩留まり及び信頼性の低下を招くという問題があっ
た。
【0004】そこで、本発明は、2枚の半導体基板間に
水分や塵埃等を付着させず、さらに気泡を発生させるこ
となく、両半導体基板を密着性よく貼り合わせることが
できる半導体基板貼付装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明による半導体基板貼付装置は、2枚の半導
体基板を貼り合わせた多層デバイスを製造する装置であ
って、該装置を収納する容器と、この容器内を不活性ガ
ス雰囲気状態に保持する手段とを備えたものである。ま
た、上記半導体基板貼付装置は、2枚の半導体基板をそ
れぞれ保持する一対の貼付面を有する一対の貼付部材で
あって一方の貼付面が凸状曲面と平坦面とに変形可能で
かつ他方の貼付面が凸状曲面と平坦面とに変形可能又は
固定の平坦面にて構成された一対の貼付部材と、これら
一対の貼付部材の少なくとも一方を移動させて、前記両
貼付面にそれぞれ保持された前記両半導体基板のほぼ中
央同士を接触させる駆動手段と、前記両半導体基板をそ
れぞれ保持する前記両貼付面のうち変形可能な貼付面を
凸状曲面から平坦面に変形させる変形付与手段とをさら
に備えているものが望ましい。さらに、上記半導体基板
貼付装置は、2枚の半導体基板をそれぞれ保持する一対
の貼付面を有する一対の貼付部材であって一方の貼付面
が凸状曲面と平坦面とに変形可能でかつ他方の貼付面が
凸状曲面と平坦面とに変形可能又は固定の平坦面にて構
成された一対の貼付部材と、前記両貼付面にそれぞれ保
持された前記両半導体基板に予め設けられている印を検
出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前
記両半導体基板の各印の位置を記憶する記憶手段と、前
記一対の貼付部材の少なくとも一方を移動させて、前記
両貼付面にそれぞれ保持された前記両半導体基板の相対
位置を調整してそれら半導体基板のほぼ中央同士を接触
させる駆動手段と、前記記憶手段によって記憶された前
記両半導体基板の各印の位置データに基づいて前記駆動
手段を制御して、前記両半導体基板の位置合わせを行う
制御手段と、前記両半導体基板をそれぞれ保持する前記
両貼付面のうち変形可能な貼付面を凸状曲面から平坦面
に変形させる変形付与手段とをさらに備えているものが
望ましい。また、前記変形可能な貼付面を有する貼付部
材を形状記憶合金によって形成し、前記変形付与手段を
加熱手段によって構成しているものが望ましい。さら
に、前記変形可能な貼付面を有する貼付部材を弾性体に
よって形成し、前記変形付与手段を圧着手段によって構
成しているものが望ましい。
【0006】
【作用】上記のように構成された本発明の半導体基板貼
付装置によれば、2枚の半導体基板を貼り合わせた多層
デバイスを製造する装置であって、該装置を収納する容
器と、この容器内を不活性ガス雰囲気状態に保持する手
段とを備えたので、容器内を例えば乾燥したN2 やHe
等の不活性ガス雰囲気状態に保持して、2枚の半導体基
板を貼り合わせることができ、両半導体基板間における
常圧での気泡の発生、水分や塵埃等の付着、不完全な貼
り合わせ部分の発生を防止することができ、密着性よく
貼り合わせることができる。従って、2枚の半導体基板
を貼り合わせて製造される多層デバイスの歩留まりを上
げると共に、信頼性を高くすることができる。また、上
記のように構成された半導体基板貼付装置によれば、密
着前は、一対の貼付部材の少なくとも一方の貼付面が凸
状曲面であり、これら貼付面に2枚の半導体基板がそれ
ぞれ保持されており、駆動手段によって、両半導体基板
のほぼ中央同士を接触させ、変形付与手段によって貼付
面を凸状曲面から平坦面に変形させると、両半導体基板
はほぼ中央から外周部へと次第に密着され、そのうえ、
その装置を収納する容器と、その容器内を不活性ガス雰
囲気状態に保持する手段とを備えたので、容器内を例え
ば乾燥したN2 やHe等の不活性ガス雰囲気状態に保持
して、2枚の半導体基板を貼り合わせることができ、両
半導体基板間における常圧での気泡の発生、水分や塵埃
等の付着、不完全な貼り合わせ部分の発生を防止するこ
とができ、密着性よく貼り合わせることができる。従っ
て、2枚の半導体基板を貼り合わせて製造される多層デ
バイスの歩留まりを上げると共に、信頼性を高くするこ
とができる。さらに、上記のように構成された半導体貼
付装置によれば、検出手段によって検出された両半導体
基板の各印の位置が記憶手段によって記憶され、この記
憶手段に記憶された各印の位置データに基づいて、制御
手段によって駆動手段が制御され、これによって、一対
の貼付部材による両半導体基板の密着前に、両半導体基
板の位置合わせが極めて正確に行われ、そのうえ、その
装置を収納できる容器と、その容器内を不活性ガス雰囲
気状態にする手段とを備えたので、容器内を例えば乾燥
したN2 やHe等の不活性ガス雰囲気状態に保持して、
2枚の半導体基板を貼り合わせることができ、両半導体
基板間における常圧での気泡の発生、水分や塵埃等の付
着、不完全な貼り合わせ部分の発生を防止することがで
き、密着性よく貼り合わせることができる。従って、2
枚の半導体基板を貼り合わせて製造される多層デバイス
の歩留まりを上げると共に、信頼性を高くすることがで
きる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明による半導体基板貼付装置の
一実施例を図1から図8を参照して説明する。図1及び
図2は、それぞれ一対の貼付部材11、12による2枚
の半導体基板1、2の密着前及び密着時を示すものであ
る。また、図3〜図6は、両半導体基板1、2の位置合
わせをする際の半導体基板貼付装置全体の正面図であ
る。さらに、図7は、半導体基板1、2の平面図であ
り、図8は、位置合わせ制御系の構成を示すブロック図
である。
【0008】本実施例の半導体基板貼付装置は、図1に
示すように、一対の貼付部材11、12を備えており、
これらの貼付部材11、12は、同一に構成され、互い
に対向して配置されている。貼付部材11、12は形状
記憶合金によって円板状に形成され、それらの前面が両
半導体基板1、2を保持する貼付面13、14となって
いる。尚、貼付部材11、12の外径は両半導体基板
1、2の外径よりも10mm程度大きくなっている。
【0009】そして、図1に示すように、両半導体基板
1、2の密着前においては、この半導体基板貼付装置が
使用される環境の通常温度下において、貼付部材11、
12は、それらの貼付面13、14が凸状曲面となるよ
うに変形されている。これら凸状曲面は理想的には球面
であるが、本実施例では、円筒面である。尚、図面では
曲率を誇張して描いており、実際には貼付面13、14
の中心部と外周部との高さの差は2〜3mm程度である。
【0010】また、図2に示すように、両半導体基板
1、2の密着時においては、形状記憶合金の貼付部材1
1、12に記憶させた復元形状は、それらの貼付面1
3、14が平坦面となる形状である。
【0011】尚、貼付部材11、12内には真空吸着用
の吸引孔15、16が設けられており、それらが貼付面
13、14に開孔されている。そして、貼付部材11、
12は、その変形に支障がないように、支持部材17、
18によって支持されている。また、貼付部材11、1
2の裏面側で支持部材17、18には、加熱手段として
ヒーター19、20が取り付けられている。
【0012】そして、図3〜図6に示すように、支持部
材17、18はそれぞれ駆動手段21、22に水平状に
取り付けられている。これら駆動手段21、22によっ
て支持部材17、18は、左右a方向、上下b方向、前
後方向(紙面に対して垂直方向は図示せず)に、それぞ
れ移動が自在であり、さらに水平面内で矢印c方向に回
転自在に構成されている。
【0013】さらに、前記貼付部材11、12や、前記
支持部材17、18等の各機構はチャンバー3内に収納
されている。このチャンバー3には、このチャンバー3
内全体を不活性ガス雰囲気状態にするためのポンプ4が
図に示すように備え付けられている。さらに、このポン
プ4には例えば乾燥したN2 やHe等の不活性ガスを発
生するガス発生装置5が備え付けられており、ポンプ4
によってガス発生装置5からの不活性ガスがチャンバー
3内に供給される。従って、このチャンバー3内は、常
に乾燥したN2 やHe等の不活性ガス雰囲気状態を保つ
ことができ、かつ、両半導体基板1、2の貼り合わせも
常に乾燥したN2 やHe等の不活性ガス雰囲気下で行う
ことができる。
【0014】このように、本実施例の半導体基板貼付装
置は、上述した各機構をポンプ4及びガス発生装置5を
備えたチャンバー3内に収納したので、チャンバー3内
は、常に乾燥したN2 やHe等の不活性ガス雰囲気状態
に保持できる。従って、2枚の半導体基板1、2を乾燥
したN2 やHe等の不活性ガス雰囲気状態で貼り合わせ
ることができるので、両半導体基板1、2間の気泡の発
生や、水分や塵埃等の付着を防止することができる。
【0015】次に、上記のように構成された半導体基板
貼付装置の動作について説明する。まず、図1に示すよ
うに、両半導体基板1、2の密着前は、貼付部材11、
12がともに変形され、それらの貼付面13、14が凸
状曲面になっており、その変形は、変形用駆動部を支持
部材17、18の内部に内蔵させたり、貼付部材11、
12を変形用の型に圧着させたりして行うことができ
る。変形された貼付部材11、12の貼付面13、14
に半導体基板1、2が載置され、吸引孔15、16によ
る真空吸着によって保持される。これによって、半導体
基板1、2は貼付面13、14に沿って凸状に変形され
る。ここでポンプ4及びガス発生装置5により、チャン
バー3内は、乾燥したN2 やHe等の不活性ガス雰囲気
状態に保持される。
【0016】後述する半導体基板1、2の位置合わせを
行った後、貼付部材11、12が駆動手段21、22に
よって移動されて接近される。半導体基板1、2の中央
同士が接触すると、貼付部材11、12の移動は停止さ
れる。そして、ヒーター19、20によって貼付部材1
1、12が加熱され、特定温度に達すると、図2に示す
ように、貼付部材11、12は記憶させた形状、すなわ
ち貼付面13、14が平坦面となるように復元変形す
る。
【0017】このように、貼付部材11、12の貼付面
13、14を凸状曲面から平坦面に変形させることによ
って、2枚の半導体基板1、2が密着され、貼付面1
3、14が完全に平坦面になった時点で密着完了とな
る。
【0018】この密着動作によれば、乾燥したN2 やH
e等の不活性ガス雰囲気下で、貼付面13、14の変形
に伴って、両半導体基板1、2は、中央部から外周部へ
と次第に密着されていくので、両半導体基板1、2間に
空気が封じ込められて気泡が発生することはない。ま
た、密着時には両半導体基板1、2の全体に押圧力が加
わるので、両半導体基板1、2間に不完全な貼り合わせ
部分が生じたり、両半導体基板1、2が外周部から剥離
したりすることはない。さらに、両半導体基板1、2に
横力が作用しないので、両半導体基板1、2が相対的に
横ずれすることもない。
【0019】また、上記のような動作は、ポンプ4及び
ガス発生装置5により常に乾燥したN2 やHe等の不活
性ガス雰囲気状態であるチャンバー3内において行われ
るので、2枚の半導体基板1、2を貼り合わせる際に
は、両半導体基板1、2間での、気泡の発生や、水分や
塵埃の付着を防止することができ、極めて密着性よく貼
り合わせることができる。
【0020】次に、図3から図8を参照して2枚の半導
体基板1、2の位置合わせについて説明する。まず、図
3から図6に示すように、貼り合わせ位置の近傍に、剛
体にて形成された取付材30が配置されており、この取
付材30の上下両端部に一対のカメラ31、32が対向
して取り付けられている。これらのカメラ31、32
は、例えばCCDカメラを用いることが可能である。図
3に示すように、カメラ31は貼付面14に保持された
半導体基板2を撮像し、図4に示すように、カメラ32
は貼付面13に保持された半導体基板1を撮像する。
【0021】また、図7に示すように、両半導体基板
1、2の貼り合わせ面には、位置合わせ用の2つの印
P、Qが予め設けられている。尚、これらの印P、Q
は、ステッパ(縮小投影露光装置)による半導体基板露
光等の印を利用してもよい。
【0022】さらに、図8に示すように、カメラ31、
32からの画像信号は制御部40に入力され、その制御
部40から記憶部41に送出されて、その記憶部41の
異なる記憶領域にそれぞれ記憶される。ここで、記憶部
41は、例えば画像メモリを用いることができる。そし
て、制御部40は、記憶部41に記憶された両半導体基
板1、2の印P、Qの位置データをそれぞれ比較し、こ
れに基づいて駆動手段21、22に制御信号を送出す
る。
【0023】次に、上記のように構成された半導体基板
貼付装置の動作を説明する。まず、図3に示すように、
半導体基板2の位置合わせの時には、駆動手段21によ
って貼付部材11及び半導体基板1は退避され、カメラ
31によって、半導体基板2が撮像されて、その画像が
記憶部41に記憶される。
【0024】また、図4に示すように、半導体基板1の
位置合わせの時には、駆動手段22によって貼付部材1
2及び半導体基板2は退避され、カメラ32によって、
半導体基板1が撮像されて、その画像が記憶部41に記
憶される。
【0025】そして、制御部40は、記憶部41に記憶
された半導体基板1の印P、Qの位置データと半導体基
板2の印P、Qの位置データとを比較し、その位置デー
タに基づいて駆動手段21、22に制御信号を送出す
る。これによって、図5に示すように、駆動手段21、
22によって、貼付部材11、12が移動され、両半導
体基板1、2の位置合わせが乾燥したN2 やHe等の不
活性ガス雰囲気状態の中で行われる。
【0026】このように、両半導体基板1、2の印P、
Qの位置データを基にしているので、両半導体基板1、
2の位置合わせを極めて正確に行うことができ、それに
よって、不良品の発生を防止することができる。また、
位置データを基にすると、両半導体基板1、2の各印
P、Qの位置が所定の距離だけ離間するような位置合わ
せも行うことができる。この場合には、制御部40に外
部から距離数値を入力すればよい。さらに、貼付面1
3、14上における両半導体基板1、2の横ずれ誤差が
位置データとして現れ、カメラ31、32の取付誤差も
予め位置データとして入力すればよいので、位置データ
を基にすると、それらの誤差を吸収することができる。
尚、貼付部材11、12が水平面内で矢印c方向に回転
自在で、両半導体基板1、2に2つの印P、Qを設けて
いるので、水平面内で両半導体基板1、2を回転させる
位置合わせも行うことができる。
【0027】以上のような位置合わせの後、図6に示す
ように、駆動手段21、22によって貼付部材11、1
2が接近され、両半導体基板1、2同士を接触させる。
そして、図2によって先に述べたように両半導体基板
1、2同士を密着させる。
【0028】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の有効な変更が可能である。
例えば、実施例では、両方の貼付面を凸状曲面と平坦面
とに変形可能に構成したが、片方は固定の平坦面でもよ
い。また、実施例では一対の貼付部材をそれぞれ移動さ
せる一対の駆動手段を設けたが、この駆動手段は一方の
貼付部材を移動させるものでもよい。
【0029】尚、貼付部材を形状記憶合金によって形成
した場合、変形付与手段である加熱手段は、実施例のヒ
ーターに限られず、加熱室等による全体加熱でもよい。
また、貼付部材を弾性変形可能な弾性体によって形成し
て、その貼付面を凸状曲面と平坦面とに変形させる構成
を採用することができる。この場合は、変形付与手段と
して圧着手段を用いる。
【0030】尚、本発明の実施例では、装置を収納する
容器内を不活性ガス雰囲気状態にするのにポンプ及びガ
ス発生装置を用いているが、これに限定されることはな
く、装置を収納できる容器、いわゆるチャンバー内が不
活性ガス雰囲気状態であり、その不活性ガス雰囲気状態
を維持できる手段が設けてあればよい。また、不活性ガ
スは乾燥したN2 やHe以外にも各種の有効な不活性ガ
スを用いることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、2
枚の半導体基板を貼り合わせた多層デバイスを製造する
装置であって、該装置を収納する容器と、この容器内を
不活性ガス雰囲気状態に保持する手段とを備えたので、
容器内を例えば乾燥したN2 やHe等の不活性ガス雰囲
気状態に保持して、2枚の半導体基板を貼り合わせるこ
とができ、両半導体基板間における常圧での気泡の発
生、水分や塵埃等の付着、不完全な貼り合わせ部分の発
生を防止することができ、密着性よく貼り合わせること
ができると共に、2枚の半導体基板をほぼ中央部から外
周部へと高精度に位置合わせでき極めて密着性よく貼り
合わせることができる。従って、2枚の半導体基板を貼
り合わせて製造される多層デバイスの歩留まりを上げる
と共に、信頼性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体基板貼付装置の一実施例に
おける半導体基板の密着前の一対の貼付部材の拡大正面
図である。
【図2】上記実施例における半導体基板の密着時の一対
の貼付部材の拡大正面図である。
【図3】本発明による半導体基板貼付装置の一実施例に
おいて半導体基板の位置合わせをする際の駆動手段の作
動を示す装置全体の正面図である。
【図4】上記実施例において半導体基板の位置合わせを
する際の駆動手段の作動を示す装置全体の正面図であ
る。
【図5】上記実施例において半導体基板の位置合わせを
する際の駆動手段の作動を示す装置全体の正面図であ
る。
【図6】上記実施例において半導体基板の位置合わせを
する際の駆動手段の作動を示す装置全体の正面図であ
る。
【図7】実施例で用いた半導体基板の平面図である。
【図8】実施例における位置合わせ制御系の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1、 2 半導体基板 3 チャンバー 4 ポンプ 5 ガス発生装置 11、12 貼付部材 13、14 貼付面 15、16 吸引孔 17、18 支持部材 19、20 ヒーター 21、22 駆動手段 30 取付材 31、32 カメラ 40 制御部 41 記憶部 P、 Q 印

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の半導体基板を貼り合わせた多層デ
    バイスを製造する装置であって、該装置を収納する容器
    と、この容器内を不活性ガス雰囲気状態に保持する手段
    とを備えたことを特徴とする半導体基板貼付装置。
  2. 【請求項2】 2枚の半導体基板をそれぞれ保持する一
    対の貼付面を有する一対の貼付部材であって、一方の貼
    付面が凸状曲面と平坦面とに変形可能で、かつ他方の貼
    付面が凸状曲面と平坦面とに変形可能又は固定の平坦面
    にて構成された一対の貼付部材と、 これら一対の貼付部材の少なくとも一方を移動させて、
    前記両貼付面にそれぞれ保持された前記両半導体基板の
    ほぼ中央同士を接触させる駆動手段と、 前記両半導体基板をそれぞれ保持する前記両貼付面のう
    ち変形可能な貼付面を凸状曲面から平坦面に変形させる
    変形付与手段と、をさらに備えている請求項1記載の半
    導体基板貼付装置。
  3. 【請求項3】 2枚の半導体基板をそれぞれ保持する一
    対の貼付面を有する一対の貼付部材であって、一方の貼
    付面が凸状曲面と平坦面とに変形可能で、かつ他方の貼
    付面が凸状曲面と平坦面とに変形可能又は固定の平坦面
    にて構成された一対の貼付部材と、 前記両貼付面にそれぞれ保持された前記両半導体基板に
    予め設けられている印を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された前記両半導体基板の各
    印の位置を記憶する記憶手段と、 前記一対の貼付部材の少なくとも一方を移動させて、前
    記両貼付面にそれぞれ保持された前記両半導体基板の相
    対位置を調整してそれら半導体基板のほぼ中央同士を接
    触させる駆動手段と、 前記記憶手段によって記憶された前記両半導体基板の各
    印の位置データに基づいて前記駆動手段を制御して、前
    記両半導体基板の位置合わせを行う制御手段と、 前記両半導体基板をそれぞれ保持する前記両貼付面のう
    ち変形可能な貼付面を凸状曲面から平坦面に変形させる
    変形付与手段と、をさらに備えている請求項1記載の半
    導体基板貼付装置。
  4. 【請求項4】 前記変形可能な貼付面を有する貼付部材
    を形状記憶合金によって形成し、前記変形付与手段を加
    熱手段によって構成したことを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載の半導体基板貼付装置。
  5. 【請求項5】 前記変形可能な貼付面を有する貼付部材
    を弾性体によって形成し、前記変形付与手段を圧着手段
    によって構成したことを特徴とする請求項2または請求
    項3記載の半導体基板貼付装置。
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