JP6670185B2 - 重ね合わせ装置、貼付装置、重ね合わせ方法および貼付方法 - Google Patents

重ね合わせ装置、貼付装置、重ね合わせ方法および貼付方法 Download PDF

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Description

本発明は、重ね合わせ装置、貼付装置、重ね合わせ方法および貼付方法に関する。
携帯電話、デジタルAV機器およびICカード等の高機能化に伴い、搭載される半導体シリコンチップ(以下、チップ)を小型化および薄板化することによって、パッケージ内にチップを高集積化する要求が高まっている。パッケージ内のチップの高集積化を実現するためには、チップの厚さを25〜150μmの範囲にまで薄くする必要がある。
しかしながら、チップのベースとなる半導体ウエハ(以下、ウエハ)は、研削することにより薄化され、その強度は弱くなり、ウエハにクラックまたは反りが生じやすくなる。また、薄板化することによって強度が弱くなったウエハを自動搬送することは困難であるため、人手によって搬送しなければならず、その取り扱いが煩雑であった。
そのため、研削するウエハにサポートプレートと呼ばれる、ガラスまたは硬質プラスチック等からなるプレートを貼り合わせることによって、ウエハの強度を保持し、クラックの発生およびウエハの反りを防止するウエハサポートシステムが開発されている。ウエハサポートシステムによりウエハの強度を維持することができるため、薄板化した半導体ウエハの搬送を自動化することができる。
ウエハとサポートプレートとは、粘着テープ、熱可塑性樹脂を含む接着剤等を用いて貼り合わせられている。サポートプレートが貼り付けられたウエハを薄板化した後、ウエハをダイシングする前にサポートプレートを基板から剥離する。
ここで、支持体と基板との貼り合わせにおける貼り合わせ精度を向上させることができる技術が求められている。そのような技術として、特許文献1は、ウエハホルダに保持した状態で複数のウエハを重ね合わせた後、重ね合わせたウエハを接合部に搬送するときに、ウエハホルダの加速度または位置に基づいてウエハの位置ずれを判断し、位置ずれがある場合には接合を行わないことを開示している。
特開2014−57070号公報(2014年3月27日公開)
但し、特許文献1に記載の技術は、複数のウエハを重ね合わせた後の位置ずれに対処する技術である。
一方、基板と支持体との間の位置ずれは、重ね合わせの前に生じる場合がある。すなわち、基板と支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室では、重ね合わせのために、基板と支持体とを互いの平面部を平行にして近接させるが、その時点またはその前に位置ずれが生じる場合がある。
本発明者らは、このような位置ずれに対処すべく、重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた基板および支持体における位置ずれを検知することを検討している。しかしながら、重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた基板および支持体について、外部から位置ずれを検知すること困難である。また、重ね合わせ室内は、例えば真空環境となる場合があるため、内部カメラ等を導入して位置ずれを検知することも困難である。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、基板と支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた基板および支持体における位置ずれを好適に検知することができる重ね合わせ装置、貼付装置、重ね合わせ方法および貼付方法を提供することを主たる目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る重ね合わせ装置は、
基板と、上記基板を支持する支持体とを重ね合わせる重ね合わせ装置であって、
上記基板と上記支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室と、
上記重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を検知する位置検知部と、を備えており、
上記位置検知部は、
上記重ね合わせ室内において、上記外周端部を映す内部検知部と、
上記重ね合わせ室の外部から、上記内部検知部が映した上記外周端部を検知する外部検知部とを備えている。
また、本発明に係る重ね合わせ方法は、
基板と、上記基板を支持する支持体とを重ね合わせる重ね合わせ方法であって、
上記基板と上記支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を検知する位置検知工程を包含しており、
上記位置検知工程では、上記重ね合わせ室内において、上記外周端部を映し、上記重ね合わせ室の外部から、映した上記外周端部を検知する。
本発明によれば、基板と支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた基板および支持体における位置ずれを好適に検知することができる重ね合わせ装置、貼付装置、重ね合わせ方法および貼付方法を提供することができる。
本発明の一実施形態における貼付システムの概略構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る貼付装置の概略構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態における位置調整部の概略構成を示す図であり、(a)は上面図を示し、(b)は側方断面図を示す。 本発明の一実施形態における保持部の概略構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態における位置検知部の動作を説明する模式図であり、(a)は、支持体の外周端部の位置を検知するときの重ね合わせ装置の状態を示し、(b)は、(a)の状態において撮影部が撮影する画像の例を示し、(c)は、基板の外周端部の位置を検知するときの重ね合わせ装置の状態を示し、(d)は、(c)の状態において撮影部が撮影する画像の例を示す。 本発明の一実施形態における位置検知部の動作を説明する模式図である。 本発明の一実施形態における内部搬送部の概略動作を説明する模式図である。 本発明の一実施形態に係る貼付方法の流れを説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る貼付方法の一工程における貼付装置の状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る貼付方法の一工程における貼付装置の状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る貼付方法の一工程における貼付装置の状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る貼付方法の一工程における貼付装置の状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る貼付方法の一工程における貼付装置の状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る貼付方法の一工程における貼付装置の状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る貼付方法の一工程における貼付装置の状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る貼付方法の一工程における貼付装置の状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る貼付方法の一工程における貼付装置の状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る貼付方法の一工程における貼付装置の状態を示す模式図である。
本発明は、重ね合わせ装置、貼付装置、重ね合わせ方法および貼付方法を提供する。
〔重ね合わせ装置〕
本発明の一実施形態に係る重ね合わせ装置は、基板と、上記基板を支持する支持体とを重ね合わせる重ね合わせ装置であって、上記基板と上記支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室と、上記重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を検知する位置検知部と、を備えており、上記位置検知部は、上記重ね合わせ室内において、上記外周端部を映す内部検知部と、上記重ね合わせ室の外部から、上記内部検知部が映した上記外周端部を検知する外部検知部とを備えている。
上記の構成によれば、(i)重ね合わせ室内において近接させた基板および支持体の少なくとも一方の外周端部を内部検知部が映し、(ii)重ね合わせ室の外部から、内部検知部が映した当該外周端部を検知することにより、重ね合わせ室内において近接させた基板および支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を好適に検知することができる。
これにより、(i)重ね合わせ室の外部から、直接、重ね合わせ室内の基板または支持体の位置を検知することが難しい場合や、(ii)重ね合わせ室内に、基板または支持体の外周端部を直接検知する検知部を配置することが難しい場合にも、重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた基板および支持体における位置ずれを好適に検知することができる。
本明細書において「基板と支持体とを重ね合わせる」とは、基板と支持体とを積層して積層体を形成することを意味する。当該積層体において、基板と支持体とは、互いの平面部が平行になっている。また、当該積層体において、基板と支持体との間には他の層が介在していてもよい。本発明に係る重ね合わせ装置は、基板および支持体を、互いの平面部を平行にして近接させて、積層することにより、基板と支持体とを重ね合わせる装置である。
本明細書において「外周端部」とは、基板または支持体の平面部の外周部における、当該基板または支持体の端部を意味する。また、「外周端部を映す」とは、基板または支持体の外周端部の像を、当該基板または支持体とは異なる位置に現すことを意味する。外周端部を映す内部検知部は、例えば、反射、屈折等の光学現象を生じさせる鏡、プリズム等の光学部材を含むものであり得る。また、「内部検知部が映した外周端部を検知する」とは、内部検知部によって映された外周端部の像を検知することを意味する。また、「検知する」とは、少なくとも外周端部の位置を特定可能な程度に検知することを意味し、例えば、外周端部の像を撮像することであり得るがこれに限定されない。また、内部検知部が映した外周端部を検知する外部検知部は、例えば、カメラ等の撮影装置であり得る。
〔貼付装置〕
本発明の一実施形態に係る貼付装置は、本発明の一実施形態に係る重ね合わせ装置と、当該重ね合わせ装置の重ね合わせ室の外部において、当該重ね合わせ装置が重ね合わせた基板および支持体を貼り合わせる貼付部とを備えている。
上記の構成によれば、重ね合わせ装置が重ね合わせた基板および支持体を、貼付部が貼り合わせることにより、所望の積層体を得ることができる。特に、貼付部は、重ね合わせ室の外部において基板および支持体を貼り合わせるため、重ね合わせの環境と、貼り合わせの環境とを夫々の目的に適したものとすることができ、所望の積層体を好適に得ることができる。
〔重ね合わせ方法〕
本発明の一実施形態に係る重ね合わせ方法は、基板と、上記基板を支持する支持体とを重ね合わせる重ね合わせ方法であって、上記基板と上記支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を検知する位置検知工程を包含しており、上記位置検知工程では、上記重ね合わせ室内において、上記外周端部を映し、上記重ね合わせ室の外部から、映した上記外周端部を検知する。
上記の構成によれば、(i)重ね合わせ室内において近接させた基板および支持体の少なくとも一方の外周端部を内部検知部が映し、(ii)重ね合わせ室の外部から、内部検知部が映した当該外周端部を検知することにより、重ね合わせ室内において近接させた基板および支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を好適に検知することができる。
これにより、(i)重ね合わせ室内に、基板または支持体の外周端部を直接検知する検知部を配置することが難しい場合や、(ii)重ね合わせ室の外部から、直接、重ね合わせ室内の基板または支持体の位置を検知することが難しい場合であっても、重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた基板および支持体における位置ずれを好適に検知することができる。
〔貼付方法〕
本発明の一実施形態に係る貼付方法は、本発明の一実施形態に係る重ね合わせ方法により基板および支持体を重ね合わせた後、基板および支持体を重ね合わせる重ね合わせ室の外部において、当該重ね合わせた基板および支持体を貼り合わせる。
上記の方法によれば、重ね合わせ方法により重ね合わせた基板および支持体を貼り合わせることにより、所望の積層体を得ることができる。特に、重ね合わせ室の外部において基板および支持体を貼り合わせるため、重ね合わせの環境と、貼り合わせの環境とを夫々に適したものとすることができ、所望の積層体を好適に得ることができる。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、本発明の一実施形態に係る重ね合わせ装置が、貼付装置に組み込まれており、当該貼付装置が貼付システムに組み込まれている構成について説明しているが、本発明はこれに限定されない。
(貼付システム1)
図1は、貼付システム1の概略構成を示す模式図である。図1に示すように、貼付システム1は、貼付装置2、プリアライナー3、第一外部搬送部4および第一外部搬送部走行路5、FOUPオープナー50、スピンナー52、ベークプレート51、第二外部搬送部54、第二外部搬送部走行路55、およびパスライン53を備えている。貼付装置2は、重ね合わせ装置6および貼付室7を備えている。
サポートプレート(支持体)41は、第一外部搬送部走行路5を移動する第一外部搬送部4によって、まずプリアライナー3に搬送され、位置合わせされた後、受け渡し窓9を介して重ね合わせ装置6内に搬入される。基板42は、第二外部搬送部走行路55を移動する第二外部搬送部54によって、まずスピンナー52に、続いてベークプレート51に、最後にパスライン53に搬送される。スピンナー52は、処理対象の基板42に接着剤を塗布して接着層を形成する。ベークプレート51は、基板42に形成された接着層を硬化させる。そして、パスライン53において、基板42は、第一外部搬送部4に渡され、まずプリアライナー3に搬送され、位置合わせされた後、受け渡し窓9を介して重ね合わせ装置6内に搬入される。
本実施形態では、重ね合わせ装置6内には、先にサポートプレート41が搬入され、その後、基板42が搬入される。但し、この順序は逆になってもよい。基板42およびサポートプレート41の両方が搬入された後、重ね合わせ装置6は、搬入されたサポートプレート41と基板42とを重ね合わせる。貼付装置2は、重ね合わせ装置6が重ね合わせた基板42およびサポートプレート41(積層体40)を、ゲート9を介して貼付室7に移動させ、貼付室7において、基板42とサポートプレート41とを貼り合わせる。
(貼付装置2)
図2は、貼付装置2の概略構成を示す模式図である。図2に示すように、貼付装置2は、重ね合わせ装置6と貼付室7とを備えており、重ね合わせ装置6は、重ね合わせ室6aを備えている。
貼付装置2における重ね合わせ室6aと貼付室7との間には、開閉可能なゲート8が設けられている。また、貼付装置2は、重ね合わせ室6aと貼付室7との間で、ゲート8を介して物体を搬送するための内部搬送部10を備えている。
(重ね合わせ装置6)
重ね合わせ装置6は、重ね合わせ室6a内に、減圧ポンプ(減圧部)20、アライメントブロック(位置調整部)21、駆動ユニット(位置調整部)22、スペーサ(保持部)23、ステージ部24、第一支持ピン(支持部)25、仮止め部26および反射板(鏡部、内部検知部、位置検知部)27を備えるとともに、重ね合わせ室6aの外部に、サブフレーム14、カメラ(撮影部、外部検知部、位置検知部)28、光源(外部検知部、位置検知部)29およびコントローラ(画像処理部、外部検知部、位置検知部)30を備えている。また、重ね合わせ室6aには、カメラ28が重ね合わせ室6a内を撮影するための窓13が設けられている。
(減圧ポンプ20)
減圧ポンプ20は、重ね合わせ室6a内を減圧する装置であり、好ましくは、重ね合わせ室6a内を真空または真空に近い状態まで減圧する装置であり得る。重ね合わせ室6a内を減圧することにより、貼付室7との間で積層体40の受け渡しを好適に行うことができる。また、仮止めの際に、基板42とサポートプレート41との間に気泡が入り込むことを抑制することができる。
(アライメントブロック21、駆動ユニット22)
図3は、アライメントブロック21および駆動ユニット22の概略構成を示す模式図であり、(a)は上面図を示し、(b)は側方断面図を示す。重ね合わせ室6a内に搬入された基板42およびサポートプレート41は、まず、第一支持ピン25上に載置される。アライメントブロック21は、位置合わせの対象となる基板42またはサポートプレート41が第一支持ピン25上に載置された状態で、駆動ユニット22によってX−Y平面に平行な方向、つまり、水平方向に駆動されることにより、基板42またはサポートプレートに当接し、基板42およびサポートプレート41を位置合わせする(基板42およびサポートプレート41の位置を調整する)。
図3の(a)に示すように、重ね合わせ装置6において、アライメントブロック21は5箇所に設けられており、5方向から基板42またはサポートプレート41に当接する。詳細には、重ね合わせ装置6には、基板42またはサポートプレート41上の互いに対向する位置に配置されたアライメントブロック21の組が2組と、ノッチ位置を決めるためのアライメントブロック21が1個設けられており、一方の組のアライメントブロック21同士を結ぶ直線と、他方の組のアライメントブロック21同士を結ぶ直線とは直交している。但し、アライメントブロック21の数および配置は、基板42およびサポートプレート41の位置を調整し得るものであれば、これに限定されない。
図3の(b)に示すように、アライメントブロック21における基板42またはサポートプレート41に当接する部位には、基板42またはサポートプレート41が疵付くことを防ぐためのクッション部(例えば、ゴム板、テフロンコート等)21bが設けられている。また、アライメントブロック21は、バネ21aを介して駆動ユニット22に接続していてもよい。
また、アライメントブロック21は、駆動ユニット22によって駆動される。駆動ユニット22は、プリアライナー3からの情報に基づいて、アライメントブロック21を水平方向に駆動することにより、基板42およびサポートプレート41を位置合わせする。
(スペーサ23)
スペーサ23は、位置合わせを行ったサポートプレート41(基板42の位置合わせを先に行う場合には、基板42)を、その水平位置を変化させずに重ね合わせを行うまで保持しておく部材である。図4は、スペーサ23を上面側から見た図である。スペーサ23は、サポートプレート41の周縁部の一部をその下側から支持することによって、サポートプレート41を安定に保持する。スペーサ23は、X−Y方向、つまり、水平方向に移動可能である。サポートプレート41がステージ部24に載ってスペーサ23の上部まで運ばれるときには、スペーサ23をサポートプレート41と一切重ならない位置に移動させておく。本明細書では、この状態のとき、スペーサ23が「抜き位置」にあると呼ぶ。サポートプレート41がスペーサ23よりも上に運び込まれた後、スペーサ23によってサポートプレート41を支持できるように、スペーサ23をサポートプレート41と重なる位置に戻す。本明細書では、この状態のとき、スペーサ23が「挿入位置」にあると呼ぶ。図4は、スペーサ23が「挿入位置」にある状態を示している。スペーサ23が挿入位置にあるときの、スペーサ23のサポートプレート41を支持する各部材とサポートプレート41との重なりの幅dは、非限定的に、サポートプレート41の周縁から内側にかけて1〜5mm程度であり得る。好適には5mmである。また、スペーサ23の大きさは、例えば、横幅dが5mmであり得るが、これに限定されるものではない。
スペーサ23の材質は特に限定されるものではなく、例えば、ステンレス鋼(SUS)を面取りし、ポリテトラフルオロエチレン等で樹脂コートしたものを使用することができる。
(ステージ部24)
ステージ部24には、ヒータ(図示せず)が内蔵されており、第一支持ピン25によって支持された基板42に塗布された接着層を熱流動させることができる。ステージ部24の温度は、例えば、接着層の接着材料である熱可塑性樹脂の低温粘着性(タック性)により少なくとも室温以上の温度になるまで加熱されることが好ましく、ガラス転移点(Tg)以上の温度になるまで加熱されることがより好ましい。接着層を熱可塑性樹脂のガラス転移点以上の温度まで加熱することによって、接着層の熱流動性が向上し、容易に変形するようになる。接着層、即ち、接着材料である熱可塑性樹脂の材質にもよるが、ステージ部24の温度は23〜220℃であることが好ましく、加熱時間、つまり押圧時間は3〜300秒間であることが好ましく、5〜180秒間であることがより好ましい。
(第一支持ピン25)
第一支持ピン25は、ステージ部24から突出可能に設けられており、サポートプレート41および基板42を個別に底面から支持する。そして、第一支持ピン25がサポートプレート41または基板42を支持している状態で、第一支持ピン25の突出量を調整することにより、サポートプレート41または基板42を所定の位置(例えば、アライメントブロック21によって位置合わせされる位置、スペーサ23上の位置、または、サポートプレート41または基板42に近接する位置)へ移動させることができる。第一支持ピン25の素材は、特に限定されないが、熱伝導性のよいアルミニウム等によって構成することができるが、これに限定されず、ステンレス等を用いてもよい。
(押圧ピン26)
押圧ピン26は、重ね合わされた基板42およびサポートプレート41(積層体40)をZ方向において下側に向かって押圧するものである。押圧ピン26の先端部は、第一支持ピン25の夫々の先端部に対向するように配置されている。このように、第一支持ピン25と押圧ピン26とを配置することにより、位置を調整したサポートプレート41の領域と、位置を調整した基板42の一部の領域とを重ね合わせ、挟み込むことにより押圧することができる。このため、位置調整をしたサポートプレート41および基板42の中心点を中心として均等に押圧力を加えることができる。従って、サポートプレート41と基板42とが位置ずれすることを防止することができ、首尾よく仮止めすることができる。
なお、押圧ピン26は、サポートプレート41(または基板42)の上面に当接されたときにおいて、バネ(付勢部材)26aによって、Z方向に向かって下側に付勢される。また、複数の押圧ピン26は、支持軸26bによって、Z方向において同時に上下に移動可能である。ここで、押圧ピン26が下方に移動しておらず、そのためスペーサ23に保持されているサポートプレート41とは接触しない位置にあることを、本明細書では、押圧ピン26が「待機位置」にあるという。これに対し、押圧ピン26が下方に移動し、その結果、スペーサ23に保持されているサポートプレート41をバネ26aによって付勢することができる位置にあることを、本明細書では、押圧ピン26が「押圧位置」にあるという。
(反射板27、カメラ28、光源29およびコントローラ30)
反射板27、カメラ28、光源29およびコントローラ30は、重ね合わせ装置6において、基板42およびサポートプレート41の外周端部の位置を検知する位置検知部を構成する。
図5の(a)は、位置検知部がサポートプレート41の外周端部の位置を検知するときの重ね合わせ装置6の状態を示す模式図である。位置検知部は、重ね合わせ室6a内において、サポートプレート41がスペーサ23に保持されている状態において、サポートプレート41の外周端部の位置を検知する。まず、光源29が、スペーサ23に保持されているサポートプレート41を照らし、サポートプレート41の底面部41b側の外周端部を反射板27に映す。そして、カメラ28が、窓13を介して、反射板27に映っているサポートプレート41の外周端部を撮影し、図5の(b)に示すような画像を得る。そして、コントローラ30が、得られた画像を画像処理(例えば、公知のエッジ検出処理)することによって、サポートプレート41の外周端部の位置を検知することができる。なお、図5の(b)に示す例のように、検知する外周端部は、サポートプレート41の向きを特定するためのノッチ(切欠部)41aを含む部位Vであってもよい。
図5の(c)は、基板42の外周端部の位置を検知するときの重ね合わせ装置6の状態を示す模式図である。位置検知部は、重ね合わせ室6a内において、基板42およびサポートプレート41を、互いの平面部(基板42の上面部42bおよびサポートプレート41の底面部41b)を平行にして近接させた状態において、基板42の外周端部の位置を検知する。なお、サポートプレート41は、基板42を支持するため、基板42と同じが、基板42よりも大きくなっている。
まず、光源29が、互いの平面部を平行にして近接させた基板42およびサポートプレート41を照らし、基板42の底面部42c側の外周端部を反射板27に映す。そして、カメラ28が、窓13を介して、反射板27に映っている基板42の外周端部を撮影することによって、図5の(d)に示すような画像を得る。そして、重ね合わせ装置6は、この画像中を画像処理(例えば、公知のエッジ検出処理)することによって、基板42の外周端部の位置を検知することができる。なお、図5の(d)に示す例のように、検知する外周端部は、基板42の向きを特定するためのノッチ(切欠部)42aを含む部位Vであってもよい。
なお、光源29の光量は、サポートプレート41の外周端部の位置を検知するときと、基板42の外周端部の位置を検知するときとで変化させることが好ましい。例えば、一実施形態において、サポートプレート41の外周端部の位置を検知するときは、光源29の光量を低減することにより、図5の(b)に示すように、サポートプレート41と、バックグランドとの間のコントラストが高い画像を得ることができる。また、基板42の外周端部の位置を検知するときは、光源29の光量を増大することにより、図5の(d)に示すように、基板42とサポートプレート41との間のコントラストが高い画像を得ることができる。
図6は、位置検知部の動作をさらに説明する模式図である。重ね合わせ装置6が、サポートプレート41(または基板42)の外周端部の位置を検知するとき、図6に示すように、反射板27は、サポートプレート41(または基板42)の底面部41b(または底面部42c)側の外周端部の像Sを移す。反射板27は、好ましくは、重ね合わせ室6a内に少なくとも3つ配置されており、サポートプレート41(または基板42)の外周端部のおける少なくとも3つの部位Vの像Sを映す。そして、各反射板27に対応するカメラ28によって、各反射板27上の像Sを撮影して各部位Vの画像を取得する。そして、コントローラ30が、当該各画像を画像処理することにより、各部位Vの位置を検知する。さらに、コントローラ30は、検知した各部位Vの位置を、予め定められた基準位置と比較することにより、サポートプレート41(または基板42)の外周端部の位置の、基準位置からのずれ量を特定する。これにより、位置検知部は、サポートプレート41(または基板42)の位置が、予め定められた基準位置からずれているか否かを判定することができる。
ここで、サポートプレート41および基板42が円形である場合、少なくとも3つの部位Vの位置を検知することにより、重ね合わせ装置6は、サポートプレート41および基板42の位置を好適に特定することができるとともに、サポートプレート41および基板42の位置が、予め定められた基準位置からずれているか否かを好適に判定することができる。
なお、一つの部位Vは、ノッチ41a(またはノッチ42a)を含んでいることが好ましく、コントローラ30は、ノッチ41a(またはノッチ42a)の位置を検知することが好ましい。これにより、重ね合わせ装置6は、サポートプレート41および基板42の向きがずれているか否かを併せて判定することができる。
このように、重ね合わせ装置6は、位置検知部によって、重ね合わせ室6a内のサポートプレート41または基板42の外周端部の位置を好適に検知することができるため、サポートプレート41および基板42の位置ずれを検知することができる。特に、重ね合わせ装置6は、重ね合わせ室6a内において、基板42およびサポートプレート41を、互いの平面部を平行にして近接させた状態で、基板42の外周端部の位置を検知することができる。これにより、重ね合わせ装置6は、重ね合わせ室6a内において、互いの平面部を平行にして近接させた基板42およびサポートプレート41における位置ずれを好適に検知することができる。
反射板27は、例えば、鏡、プリズム等の光学部材であり得るが、サポートプレート41および基板42の外周端部を映すものであれば特に限定されない。また、他の実施形態において、反射板27の替わりに、屈折等の光学現象を利用して、サポートプレート41および基板42の外周端部を映す光学部材を用いてもよい。内部検知部としてこのような光学部材を用いることにより、例えば、重ね合わせ室6aが真空または真空に近い状態であり、内部カメラ等を設けることが難しい場合にも、好適に重ね合わせ室6a内のサポートプレート41または基板42の外周端部を検知することができる。
反射板27は、図6に示すように、各部位Vを映すことができる位置に設けられていればよい。一実施形態において、反射板27は、図3に示すように、駆動ユニット22に取り付けられていてもよい。反射板27が駆動ユニット22に取り付けられていることによって、位置合わせされたサポートプレート41(または基板42)の各部位Vを好適に映すことができる。また、反射板27を固定するための新たな部材を省略することができる。
カメラ28は、対象物を撮影することにより、画像を取得することができるものであればよく、例えば、CCDカメラ等を用いることができるが、これに限定されない。光源29は、対象物を照らすことができるものであればよく、例えば、LED光源等を用いることができるが、これに限定されない。コントローラ30は、カメラ28および光源29を制御するとともに、画像処理を行うことができるものであればよく、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。カメラ28、光源29およびコントローラ30は、例えば、サブフレーム14に固定されている。
また、一変形例において、位置検知部は、図5の(c)の状態において、基板42およびサポートプレート41の両方の外周端部の位置を検知するように構成されていてもよい。この場合、例えば、図5の(c)の状態において、(i)光源29の光量を小さくして、図5の(b)に示すような画像を取得するとともに、(ii)光源29の光量を大きくして、図5の(d)に示すような画像を取得して、コントローラ30が、これらの画像を画像処理することにより、基板42およびサポートプレート41の両方の外周端部の位置を検知してもよい。
(貼付室7)
貼付室(貼付部)7は、重ね合わせ装置6が重ね合わせたサポートプレート41および基板42(積層体40)を貼り合わせることにより、積層体40を完成させる。貼付室7は、第二支持ピン31、プレスプレート32および33を備えている。また、貼付室7は、図示しない減圧ポンプによって真空または真空に近い状態に減圧可能なようになっていることが好ましい。
第二支持ピン31は、重ね合わせ室6において重ね合わせられたサポートプレート41と基板42とを、内部搬送部10から受け取り支持する。なお、第二支持ピン31は、例えば、第一支持ピン25と同様に、サポートプレート41および基板42の中心点を中心とする円上に等間隔に配置されるように構成されている。
貼付室7内に設けられたプレスプレート32および33には、ヒータ(不図示)が内蔵されている。これにより、第二支持ピン31に支持されたサポートプレート41と基板42とプレスプレート32および33の間において、サポートプレート41と基板42とを加熱しながら、挟み込むようにして押圧することができる。
(内部搬送部10)
重ね合わせ室6には、第一支持ピン25および押圧ピン26によって挟み込むことで、仮止めしたサポートプレート41および基板42(積層体40)を、貼付室7との間で受け渡しを行う内部搬送部(図7中の10)が設けられている。
重ね合わせ室6および貼付室7は、一つの処理室の内部を二つの処理室に仕切る壁を設けた構造とすることができる。このほかにも重ね合わせ室6および貼付室7は、重ね合わせ室6と貼付室7とがそれぞれの側面において隙間なく互いに接している構造であってもよい。重ね合わせ室6および貼付室7の境界には、重ね合わせ室6および貼付室7間で積層体40の受け渡しを行うためのゲート8が設けられている。ゲート8はシャッターによって開閉が制御されている。また、重ね合わせ室6には、貼付装置2と第一外部搬送部4との間でサポートプレート41、基板42および積層体40の受け渡しを行うための開閉可能な受け渡し窓9が設けられている。上述したように、重ね合わせ室6および貼付室7にはそれぞれ、減圧ポンプが設けられており、各室の内部圧の状態を独立に制御することができる。
貼付室7が減圧可能な構成であるため、減圧雰囲気下において基板42とサポートプレート41とを接着層を介して貼り合わせることができる。減圧雰囲気下において接着層に基板42を圧着させることによって、基板42表面の凹凸パターンの窪みに空気が存在しない状態において、接着層を当該窪みに入り込ませることができるため、接着層と基板42との間の気泡の発生をより確実に防止することが可能である。
ゲート8は、シャッターが開いた状態で、位置合わせがなされた積層体40を重ね合わせ室6から貼付室7に移動させることができるように、また、接合後の積層体40を貼付室7から重ね合わせ室6に移動させることができるように形成されている。重ね合わせ室6および貼付室7の何れも減圧させた状態でシャッターを開けることにより、接合前の積層体40を重ね合わせ室6から貼付室7に減圧下で移動させることができる構造となっている。
図7は、内部搬送部10を含めた貼付装置2の内部構成を上方から見た構成図である。内部搬送部10は、積層体40を重ね合わせ室6と貼付室7との間で移動させることができる構成である限り、具体的な機構に特に制限はない。本実施の形態では、図7に示すように、内部搬送部10は、内部搬送アーム11およびアーム回動軸12によって構成されている。内部搬送部10は、積層体40をその下面から支持できる内部搬送アーム11のアーム回動軸12を回転中心とした回動によって、積層体40を移動させる機構となっている。詳しくは後述するが、本実施の形態では、回動の回動軸が共通する2つの内部搬送部10が設けられている。アーム回動軸12は重ね合わせ室6側に設けられているが、貼付室7側に設けられた構成であってもよい。重ね合わせ室6と第一外部搬送部4との間での受け渡しのストロークを短くすることができるという観点から、アーム回動軸12は、受け渡し窓9が形成されている側面に近い側に形成されていることが好ましい。図7中、「B」で示す二点鎖線は、内部搬送アーム11の待機位置を表しており、「C」で示す二点鎖線は、内部搬送アーム11の貼付室7での位置(貼付部受け渡し位置)を表している。
内部搬送アーム11の回動速度は状況に応じた速度を設定することができる。そのため、内部搬送アーム11が積層体40を保持しているときには、内部搬送アーム11を低速で回動させることができ、積層体40を保持していないときには、内部搬送アーム11を高速で回動させることができる。また、内部搬送アーム11の回動の立ち上がりと停止とがスムーズになるように加減速を制御することができる。
図7に示すように、ゲート8は、シャッターが開いた状態において、回動する内部搬送アーム11がゲート8を通過して積層体40を貼付部受け渡し位置Cにまで運べるような幅の開口となっている。ゲート8の開閉には従来公知の手段を用いることができ、例えばゲートバルブ構造を適用することができる。
(基板42)
基板42は、サポートプレート41に支持された(貼り付けられた)状態で、薄化、搬送、実装等のプロセスに供される。基板42は、ウエハ基板に限定されず、例えば、サポートプレート41による支持が必要なセラミックス基板、薄いフィルム基板、フレキシブル基板等の任意の基板であってもよい。
基板42の形状は、例えば、円形であり得るが、これに限定されない。また、基板42は、基板42の向きを特定するための切り欠きであるノッチ42aを有していることが好ましい。
(サポートプレート41)
サポートプレート41は、基板42を支持する支持体であり、接着層を介して基板42に貼り付けられる。そのため、サポートプレート41は、基板42の薄化、搬送、実装等のプロセス時に、基板42の破損または変形を防ぐために必要な強度を有していればよく、より軽量であることが望ましい。以上の観点から、サポートプレート41は、ガラス、シリコン、アクリル系樹脂、セラミック等で構成されていることがより好ましい。サポートプレート41の形状は、例えば、円形であり得るが、これに限定されない。
また、サポートプレート41は、サポートプレート41の向きを特定するための切り欠きであるノッチ41aを有していることが好ましい。
(積層体40)
積層体40は、基板42と、基板42を支持するサポートプレート41とを、基板42およびサポートプレート41の少なくとも何れかに積層された接着層を介して重ね合わせることによって形成される。なお、本実施形態では、接着層は、基板42側に形成されている。
接着層は、基板42とサポートプレート41とを接着する層であり、基板42とサポートプレート41と少なくとも何れかに接着剤を塗布することにより形成される。接着層を構成する接着剤は、例えば、加熱することによって熱流動性が向上する熱可塑性樹脂を接着材料として含んでいればよい。熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、マレイミド系樹脂、炭化水素系樹脂、熱可塑性エラストマー、および、ポリサルホン系樹脂等が挙げられる。
接着層の形成方法、即ち、基板42またはサポートプレート41に接着剤を塗布する塗布方法、あるいは、基材に接着剤を塗布して接着テープを形成する形成方法は、特に限定されるものではないが、接着剤の塗布方法としては、例えば、スピンコート法、ディッピング法、ローラーブレード法、スプレー法、スリットノズル法による塗布法等が挙げられる。
接着層の厚さは、貼り付けの対象となる基板42およびサポートプレート41の種類、貼り付け後の基板に施される処理等に応じて適宜設定すればよいが、10〜150μmの範囲内であることが好ましく、15〜100μmの範囲内であることがより好ましい。
なお、基板42からサポートプレート41を剥離するときには、接着層に溶剤を供給して接着層を溶解すればよい。これにより、基板42とサポートプレート41とを分離することができる。このとき、サポートプレート41に、その厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されていれば、この貫通孔を介して接着層に溶剤を容易に供給することができるので、より好ましい。
また、基板42とサポートプレート41との間には、両者の貼り付けを妨げない限り、接着層以外の他の層がさらに形成されていてもよい。例えば、サポートプレート41と接着層との間に、光を照射することによって変質する分離層が形成されていてもよい。分離層が形成されていることにより、基板の薄化、搬送、実装等のプロセス後に光を照射することで、基板42とサポートプレート41とを容易に分離することができる。
〔動作〕
図8は、貼付装置2による貼付方法の流れを説明するフローチャートである。なお、S1〜S13は、重ね合わせ装置6による重ね合わせ方法に相当する。また、図9〜18は、貼付装置2による貼付方法の各工程における貼付装置2の状態を示す模式図である。なお、図9〜18では、簡略化のため、貼付装置2が備える部材の一部を省略している。
(S1:サポートプレート41を重ね合わせ室6aに搬入)
第一外部搬送部4を用い、重ね合わせ室6の受け渡し窓9を介して、サポートプレート41を搬入する。搬入されたサポートプレート41は、第一支持ピン25上に載置される(図9参照)。なお、この段階において、スペーサ23は抜き位置にしておき、押圧ピン26は待機位置にしておくことが好ましい。
(S2:サポートプレート41をアライメント)
次に、駆動ユニット22によってアライメントブロック21をX−Y平面に平行に移動させ、アライメントブロック21を、第一支持ピン25上に支持されたサポートプレート41に当接させることにより、サポートプレート41の外周端部の位置が、プリアライナー3からの情報に基づきサポートプレート41をアライメントする(図10参照)。
(S3:サポートプレート41をスペーサ23上に移動)
次に、第一支持ピン25が、Z方向において、スペーサ23よりも上側であり、押圧ピン26に接触しない位置にまでサポートプレート41を移動させる。そして、スペーサ23を挿入位置に移動させた後、第一支持ピン25は、Z方向において、スペーサ23よりも下側に移動する。これにより、位置合わせを終えたサポートプレート41の水平方向の位置を変えずにスペーサ23によって保持する(保持工程、図11参照)。
(S4:サポートプレート41の外周端部の位置を検知)
次に、位置検知部(反射板27、カメラ28、光源29およびコントローラ30)によって、スペーサ23上に保持したサポートプレート41の外周端部の位置を検知する(第二位置検知工程、図5の(a)参照)。上述したように、位置検知部は、(i)スペーサ23上に保持したサポートプレート41の底面部41b側の外周端部を反射板27に映し、(ii)反射板27に映された、サポートプレート41の底面部41b側の外周端部の像をカメラ28によって撮影し、(iii)得られた画像をコントローラ30が画像解析することにより、スペーサ23上に保持したサポートプレート41の外周端部の位置を検知することができる。
このとき、位置検知部は、サポートプレート41の外周端部における少なくとも2つの部位の位置を検知することが好ましい。また、当該2つの部位のうち一つの部位は、サポートプレート41のノッチ41aを含むことが好ましい。
(S5:サポートプレート41の外周端部の位置がずれているか否かを判定)
次に、位置検知部は、検知したサポートプレート41の外周端部の位置が、予め定められた基準位置からずれているか否かを判定する。例えば、コントローラ30が、検知したサポートプレート41の外周端部の位置の、基準位置からのずれ量を特定し、ずれ量が閾値を超えるか否かを判定することにより、検知したサポートプレート41の外周端部の位置が基準位置からずれているか否かを判定する。
そして、検知したサポートプレート41の外周端部の位置が基準位置からずれていた場合はS2に進み、ずれていなかった場合はS6に進む。
(S6:基板42を重ね合わせ室6aに搬入)
次に、サポートプレート41の場合と同様に、この状態において、第一外部搬送部4を用い、重ね合わせ室6の受け渡し窓9を介して、基板42を搬入する。搬入されたサポートプレート41は、第一支持ピン25上に載置される(図12参照)。
(S7またはS9:基板42をアライメント)
次に、駆動ユニット22によってアライメントブロック21をX−Y平面に平行に移動させ、アライメントブロック21を、第一支持ピン25上に支持された基板42に当接させることにより、基板42の外周端部の位置が、プリアライナー3からの情報に基づき基板42をアライメントする(図13参照)。
(S8:重ね合わせ室6aを減圧)
その後、受け渡し窓9を閉じた後に、減圧ポンプ20により、重ね合わせ室6aの減圧を開始する。重ね合わせ室6aの減圧は、仮止めが終了した時点における重ね合わせ室6の減圧状態および貼付室7の減圧状態が、互いにほぼ同じ状態になるように行えばよい。好適には、10Pa以下である。また、ステージ部24の加熱を開始し、基板42の上面に形成された接着層を熱流動させる。
(S10:基板42をサポートプレート41直下に移動)
次に、第一支持ピン25が、基板42の上面部42bを、S3においてスペーサ23に保持されたサポートプレート41の底面部41bに近接させる(支持工程、図14参照)。これにより、基板42およびサポートプレート41は、互いの平面部(42b、41b)を平行にして近接させた状態となる。
(S11:基板42の外周端部の位置を検知)
次に、位置検知部(反射板27、カメラ28、光源29およびコントローラ30)によって、サポートプレート41に、互いの平面部を平行にして近接させた基板42の外周端部の位置を検知する(位置検知工程、図5の(c)参照)。上述したように、位置検知部は、(i)サポートプレート41に、互いの平面部を平行にして近接させた基板42の底面部42b側の外周端部を反射板27に映し、(ii)反射板27に映された、基板42の底面部42b側の外周端部の像をカメラ28によって撮影し、(iii)得られた画像をコントローラ30が画像解析することにより、サポートプレート41に、互いの平面部を平行にして近接させた基板42の外周端部の位置を検知することができる。
このとき、位置検知部は、基板42の外周端部における少なくとも2つの部位の位置を検知することが好ましい。また、当該2つの部位のうち一つの部位は、基板42のノッチ42aを含むことが好ましい。
(S12:基板42の外周端部の位置がずれているか否かを判定)
次に、位置検知部は、検知した基板42の外周端部の位置が、予め定められた基準位置からずれているか否かを判定する。例えば、コントローラ30が、検知した基板42の外周端部の位置の、基準位置からのずれ量を特定し、ずれ量が閾値を超えるか否かを判定することにより、検知した基板42の外周端部の位置が基準位置からずれているか否かを判定する。
そして、検知した基板42の外周端部の位置が基準位置からずれていた場合はS9に進み、ずれていなかった場合はS13に進む。
(S13:基板42とサポートプレート41とを仮止め)
次に、スペーサ23を抜き位置に移動させると共に、押圧ピン26を支持軸26bによって、待機位置から押圧位置に移動させることで、スペーサ23によって支持されたサポートプレート41が、バネ26aによってZ方向の下側に向かって付勢されるように力を加える。これにより、押圧ピン26のバネ26aによって加えられた力により、第一支持ピン25と押圧ピン26とよって挟み込むようにして、サポートプレート41と基板42とを押圧する(図15参照)。これにより、サポートプレート41と基板42とを重ね合わせ、仮止めする。
(S14:積層体40を貼付室7へ搬送)
サポートプレート41を基板42と重ね合わせた後、押圧ピン26を待機位置に戻す。また、第一支持ピン25をZ方向の下側に移動させる。これにより、重ね合わせたサポートプレート41および基板42(積層体40)を、内部搬送部10に受け渡す(図16参照)。
次に、ゲート8のシャッターを開き、重ね合わせ室6から貼付室7へと内部搬送部10によって、重ね合わせたサポートプレート41と基板42とを搬送する。ここで、重ね合わせたサポートプレート41と基板42とは、貼付室7において、第二支持ピン31上によって支持される(図17参照)。
(S15:基板42とサポートプレート41とを貼付)
次に、第二支持ピン31に支持した状態において、プレスプレート33をZ方向において下降させることにより、サポートプレート41の上面に接触させる。続いて、第二支持ピン31と、プレスプレート33とを同じ速度で降下させる。これにより、プレスプレート32および33の間に、サポートプレート41と基板42とを挟み込み、押圧しながら加熱する(図18参照)。これにより、サポートプレート41と基板42とを貼り付け、積層体40を完成させることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、真空における基板および支持体の貼り合わせの精度を向上させることができるため、工業製品の製造分野に幅広く利用することができる。
1 貼付システム
2 貼付装置
3 保持室
4 第一外部搬送部
5 第一外部搬送部走行路
6 重ね合わせ装置
6a 重ね合わせ室
7 貼付室(貼付部)
8 ゲート
9 受け渡し窓
10 内部搬送部
11 内部搬送アーム
12 アーム回動軸
13 窓
14 サブフレーム
17a、17b 撮像部
18a、18b 領域
19 位置特定部
20 減圧ポンプ(減圧部)
21 アライメントブロック(位置調整部)
21a バネ
21b クッション部
22 駆動ユニット(位置調整部)
23 スペーサ(保持部)
24 ステージ部
25 第一支持ピン(支持部)
26 押圧ピン
26a バネ
26b 支持軸
27 反射板(鏡部、内部検知部、位置検知部)
28 カメラ(撮影部、外部検知部、位置検知部)
29 光源(外部検知部、位置検知部)
30 コントローラ(画像処理部、外部検知部、位置検知部)
31 第二支持ピン
32 プレスプレート
33 プレスプレート
40 積層体
41 サポートプレート(支持体)
41a ノッチ(切欠部)
41b 底面部(平面部)
42 基板
42a ノッチ(切欠部)
42b 上面部(平面部)
42c 底面部
S 像
V 部位

Claims (17)

  1. 基板と、上記基板を支持する支持体とを重ね合わせる重ね合わせ装置であって、
    上記基板と上記支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室と、
    上記重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を検知する位置検知部と、を備えており、
    上記位置検知部は、
    上記重ね合わせ室内において、上記外周端部を映す内部検知部と、
    上記重ね合わせ室の外部から、上記内部検知部が映した上記外周端部を検知する外部検知部とを備えており、
    上記基板および上記支持体の上面視における形状は、円形であり、
    上記位置検知部は、上記外周端部における少なくとも3つの部位の位置を検知し、当該少なくとも3つの部位の位置の、基準位置からのずれ量を特定することを特徴とする重ね合わせ装置。
  2. 上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部には、当該基板または支持体の向きを特定するための切欠部が設けられており、
    上記少なくとも3つの部位のうちの1つは、当該切欠部を含むことを特徴とする請求項に記載の重ね合わせ装置。
  3. 上記基板および上記支持体のうちの一方を保持する保持部と、上記基板及び上記支持体のうちの他方を支持する支持部とを、上記重ね合わせ室内に備えており、
    上記支持部は、上記保持部が保持している上記基板または上記支持体の底面部に、上記支持部が支持している上記基板または上記支持体の上面部を近接させるようになっており、
    上記内部検知部は、上記支持部が支持している上記基板または上記支持体の底面部側の外周端部を映すことを特徴とする請求項1または2に記載の重ね合わせ装置。
  4. 基板と、上記基板を支持する支持体とを重ね合わせる重ね合わせ装置であって、
    上記基板と上記支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室と、
    上記重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を検知する位置検知部と、を備えており、
    上記位置検知部は、
    上記重ね合わせ室内において、上記外周端部を映す内部検知部と、
    上記重ね合わせ室の外部から、上記内部検知部が映した上記外周端部を検知する外部検知部とを備えており、
    上記基板および上記支持体のうちの一方を保持する保持部と、上記基板及び上記支持体のうちの他方を支持する支持部とを、上記重ね合わせ室内に備えており、
    上記支持部は、上記保持部が保持している上記基板または上記支持体の底面部に、上記支持部が支持している上記基板または上記支持体の上面部を近接させるようになっており、
    上記内部検知部は、上記支持部が支持している上記基板または上記支持体の底面部側の外周端部を映し、
    上記位置検知部は、さらに、上記支持部が上記基板および上記支持体を近接させる前に、上記保持部が保持している上記基板または上記支持体の外周端部の位置を検知するようになっており、
    上記内部検知部は、上記支持部が上記基板および上記支持体を近接させる前に、上記保持部が保持している上記基板または上記支持体の底面部側の外周端部を映すことを特徴とする重ね合わせ装置。
  5. 上記位置検知部が検知した上記基板または上記支持体の外周端部の位置が基準位置からずれていた場合に、当該ずれていた上記基板または上記支持体の位置を調整する位置調整部を備えていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の重ね合わせ装置。
  6. 基板と、上記基板を支持する支持体とを重ね合わせる重ね合わせ装置であって、
    上記基板と上記支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室と、
    上記重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を検知する位置検知部と、を備えており、
    上記位置検知部は、
    上記重ね合わせ室内において、上記外周端部を映す内部検知部と、
    上記重ね合わせ室の外部から、上記内部検知部が映した上記外周端部を検知する外部検知部とを備えており、
    上記位置検知部が検知した上記基板または上記支持体の外周端部の位置が基準位置からずれていた場合に、当該ずれていた上記基板または上記支持体の位置を調整する位置調整部を備えており、
    上記位置調整部に、上記内部検知部が取り付けられていることを特徴とする重ね合わせ装置。
  7. 上記重ね合わせ室を減圧環境にする減圧部をさらに備えており、
    上記内部検知部は、鏡部を有しており、
    上記鏡部は、上記減圧環境下において、上記外周端部を映すことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の重ね合わせ装置。
  8. 上記外部検知部は、
    上記内部検知部が映した上記外周端部の画像を撮影する撮影部と、
    上記画像から、上記外周端部の位置を特定する画像処理部と、を備えていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の重ね合わせ装置。
  9. 基板と、上記基板を支持する支持体とを重ね合わせる重ね合わせ装置であって、
    上記基板と上記支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室と、
    上記重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を検知する位置検知部と、を備えており、
    上記位置検知部は、
    上記重ね合わせ室内において、上記外周端部を映す内部検知部と、
    上記重ね合わせ室の外部から、上記内部検知部が映した上記外周端部を検知する外部検知部とを備えている重ね合わせ装置と、
    上記重ね合わせ室の外部において、上記重ね合わせ装置が重ね合わせた上記基板および上記支持体を貼り合わせる貼付部とを備えていることを特徴とする貼付装置。
  10. 基板と、上記基板を支持する支持体とを重ね合わせる重ね合わせ方法であって、
    上記基板と上記支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を検知する位置検知工程を包含しており、
    上記位置検知工程では、上記重ね合わせ室内において、上記外周端部を映し、上記重ね合わせ室の外部から、映した上記外周端部を検知し、
    上記基板、および上記支持体の上面視における形状は、円形であり、
    上記位置検知工程では、上記外周端部における少なくとも3つの部位の位置を検知し、当該少なくとも3つの部位の位置の、基準位置からのずれ量を特定することを特徴とする重ね合わせ方法。
  11. 上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部には、当該基板または支持体の向きを特定するための切欠部が設けられており、
    上記位置検知工程では、上記少なくとも3つの部位のうちの1つの部位の位置として、当該切欠部の位置を検知することを特徴とする請求項10に記載の重ね合わせ方法。
  12. 上記位置検知工程前に、上記重ね合わせ室内において、上記基板および上記支持体のうちの一方を保持する保持工程と、上記保持工程後、上記位置検知工程前に、上記基板および上記支持体のうちの他方を支持し、支持した上記基板または上記支持体の上面部を、上記保持工程において保持した上記基板または上記支持体の底面部に近接させる支持工程と、を包含しており、
    上記位置検知工程では、上記支持工程において支持した上記基板または上記支持体の底面部側の外周端部を映すことを特徴とする請求項10または11に記載の重ね合わせ方法。
  13. 基板と、上記基板を支持する支持体とを重ね合わせる重ね合わせ方法であって、
    上記基板と上記支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を検知する位置検知工程を包含しており、
    上記位置検知工程では、上記重ね合わせ室内において、上記外周端部を映し、上記重ね合わせ室の外部から、映した上記外周端部を検知し、
    上記位置検知工程前に、上記重ね合わせ室内において、上記基板および上記支持体のうちの一方を保持する保持工程と、上記保持工程後、上記位置検知工程前に、上記基板および上記支持体のうちの他方を支持し、支持した上記基板または上記支持体の上面部を、上記保持工程において保持した上記基板または上記支持体の底面部に近接させる支持工程と、を包含しており、
    上記位置検知工程では、上記支持工程において支持した上記基板または上記支持体の底面部側の外周端部を映し、
    上記支持工程前に、上記保持工程において保持した上記基板または上記支持体の外周端部の位置を検知する第二位置検知工程を包含しており、
    上記第二位置検知工程では、上記保持工程において保持した上記基板または上記支持体の底面部側の外周端部を映すことを特徴とする重ね合わせ装置。
  14. 上記第二位置検知工程において検知した上記基板または上記支持体の外周端部の位置が基準位置からずれていた場合に、当該ずれていた上記基板または上記支持体の位置を調整し、再度、上記第二位置検知工程を行うことを特徴とする請求項13に記載の重ね合わせ方法。
  15. 上記重ね合わせ室内を減圧環境にして、上記位置検知工程を行ない、
    上記位置検知工程では、上記重ね合わせ室内において、上記外周端部を鏡部に映すことを特徴とする請求項10〜14の何れか1項に記載の重ね合わせ方法。
  16. 上記位置検知工程において検知した上記基板または上記支持体の外周端部の位置が基準位置からずれていた場合に、当該ずれていた上記基板または上記支持体の位置を調整し、再度、上記位置検知工程を行うことを特徴とする請求項10〜15の何れか1項に記載の重ね合わせ方法。
  17. 基板と、上記基板を支持する支持体とを重ね合わせる重ね合わせ方法であって、
    上記基板と上記支持体とを重ね合わせる重ね合わせ室内において、互いの平面部を平行にして近接させた上記基板および上記支持体の少なくとも一方の外周端部の位置を検知する位置検知工程を包含しており、
    上記位置検知工程では、上記重ね合わせ室内において、上記外周端部を映し、上記重ね合わせ室の外部から、映した上記外周端部を検知する重ね合わせ方法により上記基板および上記支持体を重ね合わせた後、上記重ね合わせ室の外部において、当該重ね合わせた上記基板および上記支持体を貼り合わせることを特徴とする貼付方法。
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