JPH05217253A - 磁気記録及び/又は再生装置 - Google Patents

磁気記録及び/又は再生装置

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JPH05217253A
JPH05217253A JP4042054A JP4205492A JPH05217253A JP H05217253 A JPH05217253 A JP H05217253A JP 4042054 A JP4042054 A JP 4042054A JP 4205492 A JP4205492 A JP 4205492A JP H05217253 A JPH05217253 A JP H05217253A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセットローディングと、テープローディン
グとを駆動源と連結したコントロールカムギアに協働す
る一つのアームギアにより同時に行う。 【構成】 シャーシベース21上には、装着したテープ
カセットと一体に回転ドラム23方向に移動自在なスラ
イドデッキ22が設けてある。また、ローディングモー
タ50と連結したコントロールカムギア53を時計方向
に回動すると、これと協働してアームギア60が反時計
方向に回動し、アームギア60のピン60cがスライド
デッキ22に設けたレバー24を介してスライドデッキ
22を回転ドラム方向に移動させ、且つ、アームギア6
0の円弧状ギア部60aがサプライローディングギア6
2を回動させ、更に中間ギア69を経由してテイクアッ
プローディングアーム72のギア部72aを回動させる
ので、ガイドローラ41,43,45が磁気テープTの
引き出し方向に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープを回転ドラ
ムに所定の角度に亘って螺旋状に添接して記録及び/又
は再生する磁気記録及び/又は再生装置において、カセ
ットローディングと、テープローディングとを駆動源と
連結したカム体(コントロールカムギア)に協働する一
つのアーム部材(アームギア)により同時に行うよう構
成した磁気記録及び/又は再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ・テープレコーダ(VT
R)とか回転式デジタル・オーディオ・テープレコーダ
(R−DAT)などの磁気記録及び/又は再生装置は、
据え置き型及び携帯型共に小型軽量化がめざましく進ん
でいる。これに伴って、磁気記録及び/又は再生装置に
使用されるテープカセットも小型化が図られ、更に、磁
気テープへの高密度記録及び/又は再生が図られてい
る。
【0003】一般的に上記磁気記録及び/又は再生装置
では、テープカセットから磁気テープを引き出して、磁
気ヘッドを備えた回転ドラムに磁気テープを所定の角度
に亘って螺旋状に添接しながら、回転する磁気ヘッドに
よりヘリカルスキャンして記録及び/又は再生すること
が周知である。上記磁気記録及び/又は再生装置のうち
で、装着したテープカセットの内部に装置側の回転ドラ
ムの一部及びテープローディング構成部材を喰い込ませ
て、装置の小型化を図っているものが特開昭61−271648
号公報に開示されているが、ここでは図17を用いてカ
セットローディングとテープローディングの要部となる
構成のみ特開昭61−271648号公報より抜き出して簡略に
説明する。
【0004】図17に示した如く、従来の磁気記録及び
/又は再生装置100 (以下、装置100 とも記す)では、
シャーシベース101 の奥方に回転ドラム102 が回転自在
に設けられ、手前方向には図示しないテープカセットを
装着する移動シャーシ103 が回転ドラム方向(矢印A
方向)に移動自在に設けられている。尚、移動シャーシ
103 は二点鎖線でカセット装着位置の状態と、カセット
ローディング完了位置の状態とを二点鎖線で図示してい
る。
【0005】この装置100 では、シャーシベース101 に
装着したテープカセットを回転ドラム方向に移動するカ
セットローディングと、テープカセット内の磁気テープ
(図示せず)をテープカセットからテープローディング
構成部材104 ,105 などにより引き出して磁気テープを
回転ドラム102 に添接するテープローディングとが同時
に行われている。即ち、モータ106 が正回転駆動される
と、ギアトレイン(ギア列)107 を介して駆動ギア108
,109 が互いに逆回転駆動されて、これらの駆動ギア1
08 ,109 により回転ドラム102 の外周近傍の上下一対
の駆動リング110 ,111 がそれぞれ反対方向に回転駆動
される。これによりテープローディング構成部材104 ,
105 などが図示位置まで移動され、磁気テープを回転ド
ラム102 に添接できる。
【0006】一方、駆動リング110 の外周ギア110a に
よりギアトレイン(ギア列)112 を介して駆動ギア113
が駆動される。この駆動ギア113 の外周の偏心位置上に
は駆動ピン114 が取り付けられている。ここで、駆動ピ
ン114 は、移動シャーシ103の裏面に固着したガイド板1
15 のガイド孔115aに下方から係合しているので、駆動
ギア113 上の駆動ピン114 が回動すると、ガイド板115
を固着した移動シャーシ103 が回転ドラム方向に移動し
て図示のカセットローディング完了位置に到達する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記磁気記
録及び/又は再生装置100 では、回転ドラム112 の一部
をテープカセット内に喰い込ませて、装置100 の小型化
を図ると共に、上記構成部材によりカセットローディン
グと、テープローディングとが同時に行われているもの
の、テープローディングを行う機構部品の他に、カセッ
トローディング用の移動シャーシ103 を回転ドラム方向
に移動する専用の機構部品が必要となり、カセットロー
ディングの専用の機構部品には、ギアトレイン(ギア
列)112 ,駆動ギア113 ,ガイド板115 などが設けら
れ、これらの部品を配設するスペースを確保しなければ
ならないので、装置100 の小型化が危ぶまれると共に、
部品点数も多いため装置100 のコストアップが問題とな
る。
【0008】また、上記構成では、テープローディング
によって磁気テープを引き出すタイミングと、移動シャ
ーシ103 を回転ドラム方向に移動するタイミングとが同
期が取りにくい構成なので、テープローディング中に磁
気テープがたるんだり、磁気テープに過度の張力が加わ
るなどが発生する危険性があり、カセットローディング
と、テープローディングとを同時に行う安定なカセット
ローディング及びテープローディング機構が望まれてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、箱体内部に供給
リールに巻回した磁気テープを該箱体の前面に沿って掛
け渡して巻取リールに巻回すると共に、該供給リールと
該巻取リールとの間に装置側のテープローディング構成
部材が入り込む開口部を該箱体の前面に沿って形成した
テープカセットを、該供給リール及び該巻取リールが係
合する供給リール台及び巻取リール台を備えた移動自在
なスライドデッキに装着し、該スライドデッキを該テー
プカセットと一体に回転ドラム方向に移動し、且つ、該
テープローディング構成部材を該開口部から該箱体の外
部に移動して該磁気テープを回転ドラム方向に引き出
し、該磁気テープを該回転ドラムに所定の角度に亘って
螺旋状に添接して記録及び/又は再生する磁気記録及び
/又は再生装置であって、該テープローディング構成部
材及び該スライドデッキの移動用のモータから減速され
て回動するカム体と、該カム体の回動と協働して回動さ
れ、該テープローディング構成部材の移動と該スライド
デッキの移動とを同時に行う一つのアーム部材とを具備
したことを特徴とする磁気記録及び/又は再生装置であ
る。
【0010】また、第2の発明は、請求項1記載におい
て、該アーム部材は該カム体のアーム用カム部と係合す
るカム係合部と、該テープローディング構成部材のうち
で複数組のテープガイド部材をそれぞれ支持して該回転
ドラム近傍まで移動する複数組のローディングベースと
連結したテープローディングギア列と噛合するギア部
と、該スライドデッキ側の被アーム係合部と係合するス
ライドデッキ係合部とを備えたことを特徴とする磁気記
録及び/又は再生装置である。
【0011】
【実施例】以下に本発明に係わる磁気記録及び/又は再
生装置の一実施例を図1乃至図16を参照して<テープ
カセット>,<磁気記録及び/又は再生装置の構成>,
<磁気記録及び/又は再生装置の動作>について項目順
に詳細に説明する。
【0012】<テープカセット>図1は本発明に係わる
磁気記録及び/又は再生装置に使用されるテープカセッ
トを説明するための斜視図である。
【0013】本発明に係わる磁気記録及び/又は再生装
置を説明する前に、ここで使用されるテープカセットに
ついて、図1を用いて簡略に説明する。
【0014】図1に示したテープカセット1では、下ハ
ーフ部材2と上ハーフ部材3とが樹脂材を用いてほぼ2
分割に形成されており、外観形状は両ハーフ部材2,3
を合わせて直方形状の箱体4に形成されている。また、
箱体4の内部には供給リール5と巻取リール6との間に
磁気テープTが巻回して収納されており、更に、供給リ
ール5から出た磁気テープTが前面側に設けた供給側及
び巻取側のテープガイド7,8に掛け渡されて巻取リー
ル6に巻かれている。尚、箱体4では、供給リール5と
巻取リール6とは同一高さ位置となっており、両リール
5,6に巻回した磁気テープTも当然同一高さになる。
【0015】また、箱体4の前面側では、供給側のテー
プガイド7と巻取側のテープガイド8とを挟んで下ハー
フ部材2を大きく肉抜きした第1開口部4aが形成され
ている。上記第1開口部4aには後述する装置20側の
回転ドラム23の一部及びテープローディング構成部材
が入り込むことができるようになっている。
【0016】また、箱体4の供給側の側壁4dとテープ
ガイド7との間には、テープローディング時に磁気テー
プTを供給リール5からカセット外部に導出するための
第2開口部4bが形成され、同様に、箱体4の巻取側の
側壁4eとテープガイド8との間には、テープローディ
ング時に磁気テープTをカセット外部から巻取リール6
に導入するための第3開口部4cが形成されている。ま
た、第2開口部4b及び第3開口部4cは、箱体4の下
ハーフ部材2と上ハーフ部材3とに挟まれた空間で形成
されている。
【0017】更に、二点鎖線で示した前蓋9及びスライ
ダ10が、第1〜第3開口部4a〜4c及び磁気テープ
Tを覆い隠すように設けられている。これらの前蓋9及
びスライダ10はテープカセット1を装置に装着する動
作に協働して開蓋されるが、ここでは詳述を省略する。
【0018】<磁気記録及び/又は再生装置の構成>図
2は本発明に係わる磁気記録及び/又は再生装置の主と
してテープローディング構成部材を示した斜視図であ
る。また、図3は本発明に係わる磁気記録及び/又は再
生装置にテープカセットを装着して、カセットローディ
ング及びテープローディングを行う前の状態を示した平
面図である。また、図4は本発明に係わる磁気記録及び
/又は再生装置にテープカセットを装着して、カセット
ローディング及びテープローディング動作を終了した状
態を示した平面図である。
【0019】本発明に係わる磁気記録及び/又は再生装
置20(以下、装置20とも記す)では、装置20のシ
ャーシベース21の前面側に移動可能に設けたスライド
デッキ22上にテープカセット1を装着し、このテープ
カセット1をスライドデッキ22と一体に移動して、図
4に示した如く、カセットローディング及びテープロー
ディングを終了した状態で、テープカセット1をシャー
シベース21の奥方に設けた回転ドラム23に喰い込む
ますよう移動するカセットローディング動作と、磁気テ
ープTをテープカセット1からテープローディング構成
部材により引き出して回転ドラム23に所定の角度に亘
って螺旋状に添接するテープローディング動作とが、駆
動源と連結したカム体(コントロールカムギア)53に
協働する一つのアーム部材(アームギア)60により同
時に行うよう構成した点に特徴がある。
【0020】ここで、本発明に係わる磁気記録及び/又
は再生装置の構成について、図2及び図3を併用して説
明する。
【0021】まず、磁気記録及び/又は再生装置20の
基台となるシャーシベース21は、アルミ板などの板金
材を用いて周囲を折り曲げた枠体に形成されている。
【0022】また、このシャーシベース21上で、装置
20の前面側にはテープカセット1を載置するスライド
デッキ22がアルミ板などの板金材を用いて左右両側を
折り曲げて形成され、矢印A1,A2方向に移動自在に
設けられている。即ち、スライドデッキ22の上面22
aに穿設した左右側端の楕円孔22a,22aにシ
ャーシベース21の上面21aに固着したシヤフト21
,21aが摺動自在に嵌合し、且つ、スライドデ
ッキ22の左右側面22b,22cに固着したガイド棒
22b,22cがシャーシベース21の左右側面2
1b,21cに穿設した楕円孔21b,21cに摺
動自在に嵌合している。更に、スライドデッキ22の前
面裏面側に設けたレバー24の被アーム係合部24a
(以下、Z溝24aと記す)には、後述するようにスラ
イドデッキ22を回転ドラム方向(矢印A方向)に移
動するアーム部材(アームギア)60の他端部に固着し
たピン(スライドデッキ係合部)60cが嵌合してい
る。
【0023】また、スライドデッキ22上には、載置し
たテープカセット1の供給リール5及び巻取リール6
(図1)と係合して回転駆動する供給リール台25及び
巻取リール台26が取り付けられている。
【0024】更にまた、スライドデッキ22上には、磁
気テープTをテープカセット1から引き出すテープロー
ディング構成部材のうちの一部が支持されている。即
ち、スライドデッキ22上に載置したテープカセット1
の供給側の外側で第2開口部4bの近傍には、磁気テー
プTの走行を規制するテープガイド部材27(以下、エ
ントランスローラ27と記す)を一端部に軸支したエン
トラトスレバー28がスライドデッキ22に固着した軸
29を中心としてバネ(図示せず)によって時計方向に
付勢されており、且つ、エントランスレバー28の他端
部に設けた突起28aが、テープローディング開始前に
はシャーシベース21の左側面21b内側に突出形成し
た台形ブラケット30の高い面30aに当接し、これに
より、テープローディング開始前にはエントランスロー
ラ27が第2開口部4bの外側に位置決めされている。
このエントランスローラ27はテープローディング開始
前ではテープカセット1の外側に位置しているが、後述
するカセットローディング動作時に、スライドデッキ2
2の回転ドラム方向の移動によってエントランスレバー
28の突起28aが、台形ブラケット30の高い面30
aからこれと連接した傾斜面30bに沿って移動するの
で、エントランスレバー28は軸29を中心に時計方向
に回動する。即ち、スライドデッキ22の回転ドラム方
向の移動と協働して、エントランスローラ27が図4に
示したようにテープカセット1の供給側の第2開口部4
bの内部に進入する(喰い込む)態様になる。この際、
エントランスローラ27の高さは、図1に示したテープ
カセット1の下ハーフ部材2と上ハーフ部材3との間の
空間内に入り込む高さに形成されている。このように、
テープローディング時にテープカセット1の第2開口部
4b内に磁気テープTの走行をガイドするエントランス
ローラ27を侵入させた(喰い込ませた)磁気テープ走
行系を形成することによって、磁気テープTの走行スペ
ースを有効的に利用できる効率的な磁気テープ走行系が
実現でき、且つ、磁気テープTの走行負荷を低減させる
だけでなく、回転ドラム23の一部をテープカセット1
の第1開口部4aの奥方まで喰い込ますことができ、図
4に示したように装置20の奥行き寸法Dを短く設定
できるので、より一層、装置20の小型化を達成するこ
とができる利点がある。尚、上記と同様な構成でテープ
カセット1の巻取側の第3開口部4cの内部にエントラ
ンスローラ27相当部材を入り込ます構成も考えられ、
第2,第3開口部4b,4cのいずれか一方の開口部又
は両方の開口部内に侵入させても良い。また、この実施
例では、エントランスローラ27をスライドデッキ22
に支持して説明したが、これに限ることなく、エントラ
ンスローラ27をシャーシベース21に支持して、テー
プカセットローディング又はテープローディングと協働
してエントランスローラ27を第2,第3開口部4b,
4cのいずれか一方の開口部又は両方の開口部内に侵入
させた構成にしても良い。
【0025】また、スライドデッキ22には、テープカ
セット1の第1開口部4a(図1,図3)に対向する部
分に開口部22eが形成されている。そして、テープロ
ーディング開始前では、この開口部22e内の左方に
は、テンションローラ31を軸支したテンションアーム
32がスライドデッキ22に固着した軸33を中心とし
てバネ(図示せず)によって時計方向に付勢されてい
る。一方、この開口部22e内の右方に、ピンチローラ
34を軸支したピンチローラアーム35がスライドデッ
キ22に固着した軸36を中心として回動支持され、且
つ、テイクアップローラ37を軸支したテイクアップレ
バー38がスライドデッキ22に固着した軸39を中心
として回動支持されている。そして、開口部22e内に
位置したテンションローラ31,ピンチローラ34,テ
イクアップローラ37は、テープカセット1の第1開口
部4aに臨んでおり、テンションアーム32は後述する
カム体(コントロールカムギア)53によって所定のタ
イミングで動作され、ピンチローラアーム35は後述す
るピンチローラカムギア56(図5)によって所定のタ
イミングで動作され、テイクアップレバー38はスライ
ドデッキ22の回転ドラム方向の移動によって動作され
るようになっている。
【0026】更に、シャーシベース21の上面21a側
には、第1ローディングべース40に垂直に支持された
第1テープガイド部材41(以下、供給側上規制ガイド
ローラ41又はガイドローラ41と記す)と、第2ロー
ディングべース42に垂直に支持された第2テープガイ
ド部材43(以下、巻取側上規制ガイドローラ43又は
ガイドローラ43と記す)と、第3ローディングべース
44に所定の方向に傾斜して支持された第3テープガイ
ド部材45(以下、巻取側下規制ガイドローラ45又は
ガイドローラ45と記す)との3組が、シャーシベース
21の上面21aに固定したガイドレール板46の第1
〜第3ガイドレール46a〜46cに沿ってそれぞれの
組ごとに摺動可能に取り付けられている。上記第1〜第
3ガイドレール46a〜46cは樹脂材などを用いてガ
イドレール板46に一体形成されている。そして、これ
らの第1〜第3ローディングべース40,42,44に
支持されたガイドローラ41,43,45は、テープロ
ーディング開始前にスライドデッキ22に形成した開口
部22e内のほぼ中央部に臨み、且つテープカセット1
の第1開口部4aにも臨んでいる。
【0027】また、第1ローディングべース40を案内
する第1ガイドレール46aは、回転ドラム23を中心
として左方の供給側に設けられ、且つ、開口部22eか
らシャーシベース21の上面21aに沿って平行に形成
され、磁気テープTが入り込む回転ドラム23の入口側
に接近するに従い徐々に上方向(紙面に対して)に傾斜
し、第1ガイドレール46aの終端は高い傾斜面に形成
されている。また、第2ローディングべース42を案内
する第2ガイドレール46bは、回転ドラム23を中心
として右方の巻取側に設けられ、且つ、開口部22eか
らシャーシベース21の上面21aに沿って平行に形成
され、磁気テープTが回転ドラム23から出る出口側に
接近するに従い徐々に下方向(紙面に対して)に傾斜し
て、第2ガイドレール46bの終端は第1ガイドレール
46aの終端の高い傾斜面より低い傾斜面に形成されて
いる。更に、第3ローディングべース44を案内する第
3ガイドレール46cは、開口部22eから第2ガイド
レール46bの右方に沿いながら回転ドラム23の出口
側より離れて第2ガイドレール46bの下流側に設けら
れ、且つ、シャーシベース21の上面21aと平行な面
に形成されている。尚、上記した供給側上規制ガイドロ
ーラ41及び巻取側上規制ガイドローラ43並びに巻取
側下規制ガイドローラ45は、図示しない取り付けネジ
機構により高さ調整可能に第1〜第3ローディングべー
ス40,42,44に支持され、且つ磁気テープTの上
下端部を規制する上下のフランジを備えているものの、
とくに、供給側上規制ガイドローラ41及び巻取側上規
制ガイドローラ43が磁気テープTの上端部を規制し、
巻取側下規制ガイドローラ45が磁気テープTの下端部
を規制している。また、第1〜第3ガイドレール46a
〜46cの終端は開放されており、後述するスラントベ
ース81(図8)に形成した第1〜第3ガイドレール4
6a〜46c(図8)に連通するようになっている。
【0028】上記したテンションローラ31,供給側上
規制ガイドローラ41,巻取側上規制ガイドローラ4
3,巻取側下規制ガイドローラ45,テイクアップロー
ラ37が、スライドデッキ22の開口部22e内で左方
から右方に掛けて待機しており、テープカセット1の第
1開口部4b(図1)に入り込んで磁気テープTをテー
プカセット1の外部に引き出すテープローディング構成
部材の主要機能を果たしている。
【0029】次に、本発明の要部となるスライドデッキ
22上に載置したテープカセット1を回転ドラム23に
喰い込むますよう移動するカセットローディング動作
と、磁気テープTをテープカセット1から上記したテー
プローディング構成部材により引き出すテープローディ
ング動作とを同時に行うカセット及びテープローディン
グ駆動機構部について、図2,図3,図5乃至図7を併
用し、主として図5,図6を用いて説明する。
【0030】図5はカセットローディング及びテープロ
ーディングを同時に行うカセット及びテープローディン
グ駆動機構部を説明するための斜視図であり、且つ図
2,図3に示したスライドデッキ及びガイドレール板を
取り除いてローディング初期状態を示した図である。ま
た、図6は図5に示した状態を平面的に示した平面図で
ある。更に、図7はカセットローディング及びテープロ
ーディングを同時に行うカセット及びテープローディン
グ駆動機構部を説明するための平面図であり、且つ図
2,図3に示したスライドデッキ及びガイドレール板を
取り除いてローディング完了状態を示した図である。
【0031】シャーシベース21上には、テープローデ
ィング構成部材及びスライドデッキの移動用の駆動源と
なるローディングモータ50が左上方に設けられ、この
ローディングモータ50の回転はギアボックス51内に
設けたギア系列(図示せず)によって減速され、その出
力は出力ギア51aによってギアボックス外に伝達され
る。出力ギア51aの回転は、エンコーダギア52、カ
ム体53(以下、コントロールカムギア53と記す)へ
と伝達され、更に図6に示したように第1,第2伝達ギ
ア54,55を経由して、ピンチローラカムギア56へ
と伝わる。上記コントロールカムギア53には、レバー
用カム溝53a(以下、カム溝53aと記す)及びアー
ム用カム溝53b(以下、カム溝53bと記す)が形成
されており、カム溝53aは下記するレバー58に固着
したピン58bが嵌合し、一方、カム溝53bには、下
記するアームギア60に固着したピン(カム係合部)6
0bが嵌合している。また、シャーシベース21上の手
前下方に固着した左方の軸57には“逆く字状”のレバ
ー58が回動支持され、一方、右方の軸59には“く字
状”のアーム部材60(以下、アームギア60と記す)
が回動支持されている。また、上記レバー58の一端部
にはピン58aが固着され、このピン58aはテンショ
ンアーム32の長孔32a(図2,図3)に嵌合し、且
つピン58aと軸57との間にコントロールカムギア5
3のカム溝53aに嵌合するピン58bが固着されてい
る。
【0032】また、上記アームギア(アーム部材)60
の一端部にはギア部60a(以下、円弧状ギア部60a
と記す)が形成され、軸59と円弧状ギア部60aとの
間にコントロールカムギア53のカム溝53bに嵌合す
るカム係合部60b(以下、ピン60bと記す)が固着
され、更に軸59を介した他端部にはスライドデッキ2
2に設けたレバー24のZ溝(被アーム係合部)24a
(図2,図3)に嵌合するライドデッキ係合部60c
(以下、ピン60cと記す)が固着されている。従っ
て、後述するカセットローディング及びテープローディ
ング動作時にコントロールカムギア53を時計方向に回
動させると、カム溝53aを摺動するレバー58のピン
58bによってレバー58が軸57を中心に反時計方向
に回動し、更にピン58aが嵌合したテンションアーム
32を反時計方向に回動し、所定のタイミングでテンシ
ョンアーム32に支持されたテンションローラ31がテ
ープカセット1外に引き出されるようになっており、且
つ、カム溝53bを摺動するアームギア60のピン60
bによってアームギア60が軸59を中心に反時計方向
に回動し、更にピン60cが嵌合したレバー24を介し
てスライドデッキ22を所定のタイミングで回転ドラム
23方向に移動するようになっている。
【0033】更に、アームギア60の一端部に形成した
円弧状ギア部60aは、軸61を中心として回動するサ
プライローディングギア62に噛合し、サプライローデ
ィングギア62は軸68を中心として回動する中間に中
間ギア69に噛合し、更に中間ギア69は軸71を中心
として回動するギア部72aを一体形成したテイクアッ
プローディングアーム72に噛合している。上記したサ
プライローディングギア62,中間ギア69,ギア部7
2aのテープローディングギア列は、下記するように第
1〜第3ローディングべース40,42,44に支持さ
れたガイドローラ41,43,45を磁気テープTを引
き出し方向に移動する機能を果たす。尚、軸61,6
8,71はシャーシベース21に固着しており、これら
の軸に支持されるサプライローディングギア62,中間
ギア69,テイクアップローディングアーム72は、ガ
イドレール板46(図2,図3)の下方に位置してい
る。
【0034】上記サプライローディングギア62の上で
軸61には、サプライローディングアーム63も回動支
持されており、サプライローディングギア62に固着し
たピン62aがサプライローディングアーム63に形成
した長孔63a内を遊嵌し、且つ、サプライローディン
グギア62とサプライローディングアーム63間には第
1ローディングべース40に支持された供給側上規制ガ
イドローラ41をテープローディング完了後圧着するた
めのバネ64を掛止している。このため、サプライロー
ディングアーム63はバネ64によって軸61を中心に
時計方向に付勢され、長孔63aの右端にピン62aが
当接してサプライローディングアーム63が位置決めさ
れているが、サプライローディングギア62が軸61を
中心として時計方向に回動する時にはピン62aを介し
てサプライローディングアーム63がサプライローディ
ングギア62と一体に回動できるようになっている。ま
た、サプライローディングアーム63の一端部は、軸6
5を介して第1ローディングベース連結用トグルアーム
66の一端部と連結され、更に、第1ローディングベー
ス連結用トグルアーム66の他端部は軸67を介してガ
イドレール板46上方の第1ローディングべース40に
連結しており、且つ、軸67の下端部が第1ガイドレー
ル46aに沿って摺動可能に取り付けられている。ま
た、上記中間ギア69の内部には、第2,第3ローディ
ングべース42,44に支持された巻取側上規制ガイド
ローラ43,巻取側下規制ガイドローラ45をテープロ
ーディング完了後圧着するためのバネ70が設けてあ
る。また、上記テイクアップローディングアーム72の
一端部は、軸73を介してテイクアップトグルアーム7
4の一端部と連結され、更に、テイクアップトグルアー
ム74の他端部は軸75を介して2本の第2ローディン
グベース連結用トグルアーム76の一端部,第3ローデ
ィングベース連結用トグルアーム77の一端部にそれぞ
れ連結されている。更に、第2ローディングベース連結
用トグルアーム76の他端部は軸78を介してガイドレ
ール板46上方の第2ローディングべース42に連結し
ており、且つ、軸78の下端部が第2ガイドレール46
bに沿って摺動可能に取り付けられ、一方、第3ローデ
ィングベース連結用トグルアーム77の他端部は軸79
を介してガイドレール板46上方の第3ローディングべ
ース44に連結しており、且つ、軸79の下端部が第3
ガイドレール46cに沿って摺動可能に取り付けられて
いる。
【0035】従って、後述するテープローディング動作
時にコントロールカムギア53を時計方向に回動させる
と、コントロールカムギア53のカム溝53bに沿っ
て、アームギア60に固着したピン60bが図面の左方
向に移動してアームギア60が軸59を中心に反時計方
向に回動し、円弧状ギア部60aを介してサプライロー
ディングギア62及びサプライローディングアーム6
3,中間ギア69,ギア部72aを一体形成したテイク
アップローディングアーム72を回動させ、これらの動
きが第1ローディングベース連結用トグルアーム66
と、テイクアップトグルアーム74を介して第2,第3
ローディングベース連結用トグルアーム76,77に伝
達されて、結果的には第1〜第3ローディングベース4
0,42,44が第1〜第3ガイドレール46a〜46
cに沿って回転ドラム23方向に移動し、ガイドローラ
41、43、45がテープカセット1内の磁気テープT
(第1図)を引き出すよう構成されている。そして、カ
セットローディング及びテープローディングの動作が完
了すると、上記ローディング構成部材は図7に示した位
置に至るように動作されている。
【0036】同様に、図6に示したピンチローラカムギ
ア56にもカム溝が形成され、前記ピンチローラアーム
35に支持されたピンチローラ34(図2,図3)を所
定のタイミングでキャプスタン91に圧接するようにな
っている。
【0037】次に、シャーシベース21の奥方に設けた
回転ドラム23近傍の構成について、図8を用いて説明
する。
【0038】図8は図7に示したテープローディング完
了後の状態で回転ドラムを取り除いて見たスラントベー
ス組立て部及びキャプスタンを示した平面図である。図
8に示したスラントベース組立て部80は、回転ドラム
23の奥方にユニット化されて一体的に組立てられてい
る。即ち、スラントベース組立て部80のベース81
(以下、スラントベース81と記す)には、ドラム取付
面81aを中心として、左側の上流側にサプライ側傾斜
面81bが形成され、右側の下流側にテイクアップ側傾
斜面81cが形成され、更にテイクアップ側傾斜面81
cより右側の下流側に平行面81dが形成され、これら
の面81a〜81dはダイキャスト材又は樹脂材などを
用いて一体的に形成されている。また、ドラム取付面8
1a,サプライ側傾斜面81b,テイクアップ側傾斜面
81cは、シャーシベース21の上面21a(図2)に
対してそれぞれ所定の傾斜方向に所定の角度傾斜してい
る面である。また、平行面81dはシャーシベース21
の上面21aに対して平行な面である。
【0039】また、上記ドラム取付面81aには、図示
しない回転磁気ヘッドを備えた回転ドラム23が所定の
傾斜方向に所定の角度傾斜して設けられている。
【0040】また、上記サプライ側傾斜面81bには、
回転ドラム23の入口側より上流側にサプライ側傾斜ポ
ール82が所定の高さで、所定の傾斜方向に所定の角度
傾斜して圧入固定されている。上記サプライ側傾斜ポー
ル82は供給リール5(図1)から引き出された磁気テ
ープTを回転ドラム23にヘリルに添接するよう走行方
向を補正する機能を備えている。また、サプライ側傾斜
ポール82より下流側でサプライ側傾斜ポール82と回
転ドラム23入口側との間に供給側テープガイド部材8
3(以下、供給側下規制ガイドローラ83と記す)が取
り付けネジ機構によって高さ方向に調整可能で、且つ、
サプライ側傾斜面81bに対して垂直に固定設置されて
いる。更に、供給側下規制ガイドローラ83と回転ドラ
ム23の入口側との間には、第1ローディングべース4
0に垂直に支持された供給側上規制ガイドローラ(第1
テープガイド部材)41が、第1ガイドレール46aの
終端の高い傾斜面からこれと連接したサプライ側傾斜面
81bの第1ガイドレール81bの所定の最終位置に
傾斜しながら入り込んで、テープローディング完了後に
磁気テープTを回転ドラム23の入口側に案内できるよ
うになっている。即ち、供給側上規制ガイドローラ41
はサプライ側傾斜ポール82より下流側で直接回転ドラ
ム23の入口側に案内できるようになっている。この
際、供給側上規制ガイドローラ41は、前記したサプラ
イローディングギア62とサプライローディングアーム
63間に掛止したバネ64(図5〜図7)によって圧着
位置決めされている。
【0041】また、回転ドラム23の出口側では、第2
ローディングべース42に垂直に支持された巻取側上規
制ガイドローラ(第2テープガイド部材)43が、第2
ガイドレール46bの終端の低い傾斜面からこれと連接
したテイクアップ側傾斜面81cの第2ガイドレール8
1cの所定の最終位置に傾斜しながら入り込んで、テ
ープローディング完了後に回転ドラム23から出た磁気
テープTを下流に案内できるようになっている。この
際、巻取側上規制ガイドローラ43は、前記した中間ギ
ア69の内部に設けたバネ70(図5〜図7)によって
圧着位置決めされている。そして、テープローディング
完了後には、前述したように第2ガイドレール46bの
終端は第1ガイドレール46aの終端の高い傾斜面より
低い傾斜面に形成されているので、上記した供給側上規
制ガイドローラ41と巻取側上規制ガイドローラ43と
により、磁気テープTが回転ドラム23のリード(図示
せず)に乗り上げることなく、リードに沿って螺旋状に
添接するよう案内することができる。
【0042】また、第3ローディングべース44に所定
の角度傾斜して支持された巻取側下規制ガイドローラ
(第3テープガイド部材)45は、第2ガイドレール4
6bの下流側で回転ドラム23の出口側より離れて、第
3ガイドレール46cの終端の平行面からこれと連接し
た平行面81dの第3ガイドレール81dの所定の最
終位置に傾斜しながらテープローディング完了後入り込
んでいる。この際、巻取側下規制ガイドローラ45は、
前記した中間ギア69の内部に設けたバネ70(図5〜
図7)によって圧着位置決めされている。尚、図示のテ
ープローディング完了位置に到達した状態では、巻取側
上規制ガイドローラ43の傾斜角と巻取側下規制ガイド
ローラ45の傾斜角とは平行に設定されている。
【0043】また、平行面81dにはテイクアップ側傾
斜ポール84が所定の高さで、所定の傾斜方向に所定の
角度傾斜して圧入固定されている。このテイクアップ側
傾斜ポール84の設置位置は、回転ドラム23の出口側
より離れて下流側で、且つ、テープローディング完了位
置に到達した巻取側下規制ガイドローラ45の下流側に
設けられており、回転ドラム23の出口側から傾斜しな
がら出てきた磁気テープTを下流側のキャプスタン9
1,更にテープカセット1内の巻取リール6(図1)に
巻回するよう走行方向を補正する機能を備えている。
尚、固定設置したサプライ側傾斜ポール82及びテイク
アップ側傾斜ポール84は、図4に示したテープパスに
より磁気テープTの磁性面側が添接するように設置され
ている。
【0044】従って、テープカセット1の供給リール5
(図1)から出た磁気テープTは、シャーシベース21
の上面21aに沿って平行に走行し、その後、磁気テー
プTはサプライ側傾斜ポール82によって走行方向が補
正され、供給側下規制ガイドローラ83,供給側上規制
ガイドローラ41によって磁気テープTの走行が規制さ
れた後、ドラム取付面81a上に取りつけられた回転ド
ラム23の入口側に進入する。そして、回転ドラム23
に螺旋状に添接しながら回転ドラム23の出口側から出
てきた磁気テープTは、巻取側上規制ガイドローラ4
3,巻取側下規制ガイドローラ45を経由してテイクア
ップ側傾斜ポール84によって走行方向が補正され、そ
の後テイクアップ側傾斜ポール84を通過した磁気テー
プTが、再びシャーシベース21の上面21aに沿って
平行に走行し、キャプスタン91とピンチローラ34に
挟持走行されながらテープカセット1の巻取リール6
(図1)に戻されるよう構成されている。
【0045】以上のようにスラントベース組立て部80
では、磁気テープTを回転ドラム23に螺旋状に添接さ
せるために、1つの部品であるスラントベース81上に
回転ドラム23を中心として、左側にサプライ側傾斜ポ
ール82及び供給側下規制ガイドローラ83を固定設置
し、右側にテイクアップ側傾斜ポール84を固定設置
し、これらの部材82〜84はスラントベース81上に
ユニット化されて組立てられ、組立て完了後回転ドラム
23近傍のシャーシベース21の上面21aに取り付け
られているので、装置20の組立て作業性及び組立て精
度が向上できる。また、テープローディング構成部材の
一部となる供給側上規制ガイドローラ41,巻取側上規
制ガイドローラ43,巻取側下規制ガイドローラ45が
スラントベース81上で圧着位置決めされているため、
それぞれの相対的な位置精度が高精度になる。特に、サ
プライ側傾斜ポール82及びテイクアップ側傾斜ポール
84が固定設置されることによって、両傾斜ポール8
2,84の所定の傾斜方向精度及び所定の傾斜角精度
は、従来のVHS型などで説明したように傾斜ポールが
可動のローディングべース上に支持されているものに比
較して高精度に維持することができ、且つ、磁気テープ
Tを安定に走行することができる。従って、スラントベ
ース81のみ精度良く製作しておけば、他の走行系(ガ
イドローラなど)はそれほど高精度にする必要がなく、
装置20が簡単な構成となりコストダウンを実現でき
る。
【0046】また、この磁気テープ走行系によれば、磁
気テープTの上下規制するガイドローラ83,41,4
3,45と回転ドラム23との間には傾斜ポールが存在
しないので、傾斜ポールの取付誤差などによって発生す
る磁気テープTの歪などの発生がない。
【0047】また、テープカセット1から供給側上規制
ガイドローラ41,巻取側上規制ガイドローラ43,巻
取側下規制ガイドローラ45によって磁気テープTを回
転ドラム23まで引き出す際、回転ドラム23の入口側
(供給側)までの間は、供給側上規制ガイドローラ41
のみで行ない、かつ引き出し量を少なくし、回転ドラム
23の出口側(巻取側)では巻取側上規制ガイドローラ
43と巻取側下規制ガイドローラ45との間隔を大きく
形成している。これにより、供給側の磁気テープTの引
出し量を少なくすることでローディングモータ50(図
5)を配置するスペースを確保している。尚、図6に示
したように、巻取側にキャプスタン91を設置したた
め、ローディングモータ50を設置するスペースはな
い。一方、巻取側の磁気テープTの引出し量を多くし
て、巻取側上規制ガイドローラ43と巻取側下規制ガイ
ドローラ45との間隔を大きく形成した理由は、磁気テ
ープTが逆転走行する時にテープカセット1とキャプス
タン91との距離が短いため、テープカセット1内の磁
気テープTの巻き乱れが大きいと、それを除去しきれず
にそのままキャプスタン91とピンチローラ34(図
2,図3)によって挟持駆動されてしまう場合がある。
この場合キャプスタン91で送られた磁気テープTは不
安定な走行を行なってしまうが、巻取側上規制ガイドロ
ーラ43と巻取側下規制ガイドローラ45との間隔を大
きくしておけば、この間で不安定な走行が吸収され、巻
取側上規制ガイドローラ43によって磁気テープTが正
しく逆転走行を規定されて回転ドラム23に進入するこ
とができる。
【0048】次に、磁気テープの駆動方法について図7
及び図9を併用して説明する。図9はキャプスタン組立
体を示した断面図である。図7に示したキャプスタン9
1は、図9に示したように一体的に組立てられたキャプ
スタン組立体90(以下、キャプスタンモータ90と記
す)により直接駆動される。このキャプスタン91にピ
ンチローラ34(図2,図3)を圧着することによって
磁気テープTが走行される。図9に示したキャプスタン
モータ90では、キャプスタン91がキャプスタンハウ
ジング92に嵌入した軸受93a,93bにより回転自
在に支持されている。また、キャプスタンハウジング9
2にはコイル基板94が固定されている。キャプスタン
91の下端部にはロータ95が圧入され、一体となって
回転する。また、ロータ95の外周部にはギア部95a
が形成され、このギア部95aは伝達ギア96と噛合し
て回転力を伝達する。この伝達ギア96からベルト97
を介して図7に示したセンタギア98へと回転力が伝達
され、供給リール台25及び巻取リール台26(図2,
図3)を回転駆動している。ここで、キャプスタンモー
タ90のロータ95の外周部に形成したギア部95aと
伝達ギア96とは相対速度として高速なかみ合い伝達が
行なわれるため、ロータ95の回転中心軸と伝達ギア9
6の回転中心軸との軸間距離Jの精度が出ていないとか
み合い不良が発生し、ノイズが発生する。このノイズは
装置20の静粛化の妨げになるばかりでなく、振動が発
生して、ジッター,ワウフラッターなどの性能に悪影響
を及ぼす。しかし、この実施例では、伝達ギア96の回
転軸96aはコイル基板94に固定され、ロータ95の
回転軸(キャプスタン)もキャプスタンハウジング92
を介してコイル基板94に固定されているため、軸間距
離Jの寸法精度が出しやすく、上記のような問題の発生
はない。
【0049】更に、上述した回転ドラム23のリード角
について図10(A)〜(E)を用いて説明する。図1
0(A)〜(E)は磁気テープのトラック角及び回転ド
ラムのリード角を説明するための図であり、(A)実施
例のトラック角,(B)は従来例のトラック角,(C)
は実施例のトラック角,(D)及(E)は従来例のトラ
ック角を示した図である。尚、トラック角とは回転ドラ
ム23と一体に回転する磁気ヘッド(図示せず)によっ
て磁気テープTに記録した時の軌跡であり、一方、リー
ド角とは磁気テープTが回転ドラム23に螺旋状に添接
する時の傾斜角であり、両者は概略的に同一角度である
として以下説明する。
【0050】本発明に係わる磁気記録及び/又は再生装
置20では、磁気テープTの走行系路を実現するため
に、回転ドラム23上に設けた磁気テープTを案内する
リードの角度を従来よりも大きく設定してある。
【0051】即ち、従来例のVTRのリードの角度は一
般的に6°以下に設定されていた。これは、図10
(B)に示すように決められた磁気テープTの巾の中で
1フィールドのビデオ信号を1本のトラックに記録する
ため、トラック長Lが長くなり、トラック角θが小
さくなるためである。従って、従来例では図10(D)
に示したように、リード角θ(トラック角θ)が小
さいと、回転ドラム23に螺旋状に添接した磁気テープ
Tが、テープカセット1内の磁気テープTの走行基準平
面に戻るまでの距離Sが大きくなり、装置20が大型
化してしまう。
【0052】そこで、従来例ではリード角を大きくする
方法として、図10(E)に示したように、回転ドラム
23に極く近接して第2傾斜ポールを入れたりすること
が一般的に行なわれ、テープカセット1内の磁気テープ
Tの走行基準平面に戻るまでの距離Sを小さくしてい
るものの、第2傾斜ポールによって磁気テープTの走行
負荷が大きくなってしまっている。
【0053】本発明の実施例では図10(A)に示すよ
うに、1フィールドのビデオ信号を複数のトラック
(2.5本)に分割して記録することによって、トラッ
ク1本当りのトラック長Lが短くなり、トラック角θ
を7°以上に設定でき、実施例ではトラック角θ
約10°と大きくなっている。従って、図10(B)に
示したように、リード角θ(トラック角θ)が大き
いと、回転ドラム23に螺旋状に添接した磁気テープT
が、テープカセット1内の磁気テープTの走行基準平面
に戻るまでの距離Sが短くなり、回転ドラム23の一
部をテープカセット1内に喰い込ますことができ、装置
20の小型化に寄与できる。また、図10(E)示した
第2傾斜ポールを設ける必要がないので、磁気テープT
の走行負荷を軽減できる。
【0054】<磁気記録及び/又は再生装置の動作>こ
こで、上記した構成による磁気記録及び/又は再生装置
20において、カセットローディング及びテープローデ
ィングを駆動源と連結したコントロールカムギア53と
協働する一つのアームギア60により同時に行う動作に
ついて、図2乃至図5,図11乃至図16を併用して簡
略に説明する。
【0055】図11乃至図16はカセットローディング
及びテープローディングを工程順に説明するための図で
ある。
【0056】(工程1)…図11は装置20内が初期状
態を示し、装着されたテープカセット1のカセットロー
ディング及び磁気テープTのテープローディングを行う
前の状態を示し、図2,図3,図5に示した初期状態と
同一状態である。
【0057】(工程2)…上記初期状態から図5に示し
た駆動源となるローディングモータ50を動作させる
と、コントロールカムギア53が時計方向に回動し始
め、カセットローディング及びテープローディングの動
作が開始する。即ち、図12に示した如く、テンション
ローラ31がテープカセット1の第1開口部4aから引
き出され、図示の磁気テープパスが形成される。この動
作は、コントロールカムギア53を時計方向に回動させ
ると、コントロールカムギア53のカム溝53aを摺動
するレバー58のピン58bによってレバー58が軸5
7を中心に反時計方向に回動し、更にピン58aが嵌合
したテンションアーム32を反時計方向に回動し、テン
ションローラ31が磁気テープTをテープカセット1外
に引き出す。
【0058】(工程3)…図13に示した如く、スライ
ドデッキ22に載置したテープカセット1が回転ドラム
23方向(矢印A方向)に僅かに移動し始め、これと
協働してテイクアップローラ37が第1開口部4aから
引き出される。上記テイクアップローラ37の動作で
は、コントロールカムギア53のカム溝53bを摺動す
るアームギア60のピン60bによってアームギア60
が軸59を中心に反時計方向に回動し、更にピン60c
が嵌合したレバー24を介してスライドデッキ22を回
転ドラム23方向に移動するので、このスライドデッキ
22に支持されたテイクアップローラ37が磁気テープ
Tをテープカセット1外に引き出す。また、第2ローデ
ィングべース42に支持された巻取側上規制ガイドロー
ラ43が先行して第1開口部4aから引き出され、巻取
側上規制ガイドローラ43より少し遅れて第3ローディ
ングべース44に支持された巻取側下規制ガイドローラ
45が第1開口部4aから引き出され、更にこの工程で
は動作していないものの、巻取側下規制ガイドローラ4
5より遅れて第1ローディングべース40に支持された
供給側上規制ガイドローラ41が第1開口部4aから引
き出されるようになり、図示の磁気テープパスが形成さ
れる。上記ガイドローラ41,43,45の動作では、
アームギア60の反時計方向の回動によってアームギア
60の円弧状ギア部60aに噛合したサプライローディ
ングギア62が回動し、更に中間ギア69を経由してギ
ア部72aを一体形成したテイクアップローディングア
ーム72が回動する。そして、サプライローディングギ
ア62と連結した第1ローディングべース40,テイク
アップローディングアーム72と連結した第2,第3ロ
ーディングべース42,44が上記したタイミング順に
動作する。第1〜第3ローディングべース40,42,
44のタイミングの違いは、初期状態では第2ローディ
ングべース42が第1開口部4a内で第3ローディング
べース44より先行した位置におり、且つ、第1ローデ
ィングべース40はサプライローディングギア62に固
着したピン62aがサプライローディングアーム63に
形成した長孔63a内を左方に移動するまで遅れる。
【0059】(工程4)…図14に示した如く、テープ
カセット1が更に回転ドラム23方向に移動すると、こ
れと協働して、エントランスローラ27がテープカセッ
ト1の第2開口部4bに入り込む。上記エントランスロ
ーラ27の動作では、スライドデッキ22の矢印A
向移動により、エントランスレバー28の突起28aが
台形ブラケット30の高い面30aから傾斜面30bに
沿って移動するので、エントランスレバー28は軸29
を中心に時計方向に回動し、エントランスローラ27が
第2開口部4bに入り込む。
【0060】(工程5)…図15に示した如く、テープ
カセット1が更に回転ドラム23方向に移動し、回転ド
ラム23の一部がテープカセット1の第1開口部4a内
に喰い込む。また、供給側上規制ガイドローラ41,巻
取側上規制ガイドローラ43,巻取側下規制ガイドロー
ラ45を支持した第1〜第3ローディングべース40,
42,44がガイドレール板46の第1〜第3ガイドレ
ール46a〜46cに沿って摺動する。この際、先行し
た巻取側上規制ガイドローラ43が第2ガイドレール4
6bに沿って下降しながら磁気テープTを回転ドラム2
3のリード(図示せず)に添接し、巻取側上規制ガイド
ローラ43より遅れて供給側上規制ガイドローラ41が
第1ガイドレール46aに沿って上昇しながら磁気テー
プTを回転ドラム23のリードに添接する。従って、先
行した巻取側上規制ガイドローラ43の下降による巻き
付けと、巻取側上規制ガイドローラ43より遅れた供給
側上規制ガイドローラ41の上昇による巻き付けのタイ
ミングをずらすことにより、磁気テープTを回転ドラム
23に安定に添接でき、且つ、磁気テープTに発生する
歪みを半減することができる。
【0061】(工程6)…図16に示した如く、更に供
給側上規制ガイドローラ41,巻取側上規制ガイドロー
ラ43,巻取側下規制ガイドローラ45が第1〜第3ガ
イドレール46a〜46cから回転ドラム23近傍に設
けたスラントベース81(図7,図8)の所定の最終位
置に入り込み位置決めされ、磁気テープTを回転ドラム
23に所定の巻き付け角度で螺旋状に添接する。この
際、巻取側下規制ガイドローラ45の移動距離が十分長
く形成されているので、供給側上規制ガイドローラ41
と巻取側上規制ガイドローラ43とにより磁気テープT
が回転ドラム23に完全に所定の巻き付け角度で螺旋状
に確実に添接して最終位置に位置決めされた後、巻取側
下規制ガイドローラ45が最終位置に位置決めされる。
これらのガイドローラ41,43,45により、前述し
たように、供給側より巻取側の方が磁気テープTの引き
出し量を多くすることができる。また、テープカセット
1の移動も停止する。その後、スライドデッキ22に支
持されたピンチローラ34が第1開口部4aから引き出
されてキャプスタン91に圧着し、磁気テープTの走行
が行われ、図4に示した状態と同一状態に至る。ピンチ
ローラ34を第1開口部4aから引き出す動作はピンチ
ローラカムギア56による。
【0062】以上詳述したように、本発明に係わる磁気
記録及び/又は再生装置20では、カセットローディン
グ動作及びテープローディング動作を駆動源と連結した
コントロールカムギア53に協働する一つのアームギア
60により同時に行うよう構成しため、カセットローデ
ィング及びテープローディングの動作時間が短縮でき、
且つ、両動作のタイミングが狂うことなく動作できるの
で装置20の品質及び信頼性が向上すると共に、更に、
カセットローディング及びテープローディングの構成部
材をスペース効率良く装置20内に配設でき、且つ、カ
セットローディング及びテープローディングの構成部材
を減少できるので装置20の低コストを計れるなどの利
点がある。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わる磁気記録及
び/又は再生装置によると、カセットローディング動作
及びテープローディング動作を駆動源と連結したカム体
(コントロールカムギア)に協働する一つのアーム部材
(アームギア)により同時に行うよう構成しため、この
結果、カセットローディング及びテープローディングの
動作時間が短縮でき、且つ、両動作のタイミングが狂う
ことなく動作できるので装置の品質及び信頼性が向上す
ると共に、更に、カセットローディング及びテープロー
ディングの構成部材をスペース効率良く装置内に配設で
き、且つ、カセットローディング及びテープローディン
グの構成部材を減少できるので装置の低コストを計れる
などの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる磁気記録及び/又は再生装置に
使用されるテープカセットを説明するための斜視図であ
る。
【図2】本発明に係わる磁気記録及び/又は再生装置の
主としてテープローディング構成部材を示した斜視図で
ある。
【図3】本発明に係わる磁気記録及び/又は再生装置に
テープカセットを装着して、カセットローディング及び
テープローディングを行う前の状態を示した平面図であ
る。
【図4】本発明に係わる磁気記録及び/又は再生装置に
テープカセットを装着して、カセットローディング及び
テープローディングを終了した状態を示した平面図であ
る。
【図5】カセットローディング及びテープローディング
を同時に行うカセット及びテープローディング駆動機構
部を説明するための斜視図であり、且つ図2,図3に示
したスライドデッキ及びガイドレール板を取り除いて初
期状態を示した図である。
【図6】図5に示した状態を平面的に示した平面図であ
る。
【図7】カセットローディング及びテープローディング
を同時に行うカセット及びテープローディング駆動機構
部を説明するための平面図であり、且つ図2,図3に示
したスライドデッキ及びガイドレール板を取り除いてロ
ーディング完了状態を示した図である。
【図8】図7に示したテープローディング完了後の状態
で回転ドラムを取り除いて見たスラントベース組立て部
及びキャプスタンを示した平面図である。
【図9】キャプスタン組立体を示した断面図である。
【図10】(A)〜(E)は磁気テープのトラック角及
び回転ドラムのリード角を説明するための図である。
【図11】カセットローディング及びテープローディン
グを説明するための図である。
【図12】カセットローディング及びテープローディン
グを説明するための図である。
【図13】カセットローディング及びテープローディン
グを説明するための図である。
【図14】カセットローディング及びテープローディン
グを説明するための図である。
【図15】カセットローディング及びテープローディン
グを説明するための図である。
【図16】カセットローディング及びテープローディン
グを説明するための図である。
【図17】従来の磁気記録及び/又は再生装置を示した
構成図である。
【符号の説明】
1…テープカセット、4…箱体、4a…開口部(第1開
口部)、5…供給リール、6…巻取リール、20…磁気
記録及び/又は再生装置、21…シャーシベース、22
…スライドデッキ、23…回転ドラム、24…レバー、
24a…被アーム係合部(レバー24のZ溝)、25…
供給リール台、26…巻取リール台、31…テンション
ローラ、37…テイクアップローラ、40…第1ローデ
ィングべース、41…第1テープガイド部材(供給側上
規制ガイドローラ)、42…第2ローディングべース、
43…第2テープガイド部材(巻取側上規制ガイドロー
ラ)、44…第3ローディングべース、45…第3テー
プガイド部材(巻取側下規制ガイドローラ)、31,3
7、41,43,45…テープローディング構成部材、
50…モータ(ローディングモータ)、51…ギアボッ
クス、53…カム体(コントロールカムギア)、53b
…アーム用カム部(アーム用カム溝,カム溝)、60…
アーム部材(アームギア)、60a…ギア部(円弧状ギ
ア部)、60b…カム係合部(ピン)、60c…スライ
ドデッキ係合部(ピン)、62…サプライローディング
ギア、69…中間ギア、72…テイクアップローディン
グアーム、72a…ギア部、62,69,72a…テー
プローディングギア列、T…磁気テープ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱体内部に供給リールに巻回した磁気テー
    プを該箱体の前面に沿って掛け渡して巻取リールに巻回
    すると共に、該供給リールと該巻取リールとの間に装置
    側のテープローディング構成部材が入り込む開口部を該
    箱体の前面に沿って形成したテープカセットを、該供給
    リール及び該巻取リールが係合する供給リール台及び巻
    取リール台を備えた移動自在なスライドデッキに装着
    し、該スライドデッキを該テープカセットと一体に回転
    ドラム方向に移動し、且つ、該テープローディング構成
    部材を該開口部から該箱体の外部に移動して該磁気テー
    プを回転ドラム方向に引き出し、該磁気テープを該回転
    ドラムに所定の角度に亘って螺旋状に添接して記録及び
    /又は再生する磁気記録及び/又は再生装置であって、 該テープローディング構成部材及び該スライドデッキの
    移動用のモータから減速されて回動するカム体と、 該カム体の回動と協働して回動され、該テープローディ
    ング構成部材の移動と該スライドデッキの移動とを同時
    に行う一つのアーム部材とを具備したことを特徴とする
    磁気記録及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、該アーム部材は該
    カム体のアーム用カム部と係合するカム係合部と、該テ
    ープローディング構成部材のうちで複数組のテープガイ
    ド部材をそれぞれ支持して該回転ドラム近傍まで移動す
    る複数組のローディングベースと連結したテープローデ
    ィングギア列と噛合するギア部と、該スライドデッキ側
    の被アーム係合部と係合するスライドデッキ係合部とを
    備えたことを特徴とする磁気記録及び/又は再生装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61237253A (ja) * 1985-04-12 1986-10-22 Pioneer Electronic Corp テ−プロ−デイング装置
JPS6356851A (ja) * 1986-08-27 1988-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

Patent Citations (2)

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JPS6356851A (ja) * 1986-08-27 1988-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

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