JPH05217179A - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

光学式情報記録再生装置

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JPH05217179A
JPH05217179A JP1772992A JP1772992A JPH05217179A JP H05217179 A JPH05217179 A JP H05217179A JP 1772992 A JP1772992 A JP 1772992A JP 1772992 A JP1772992 A JP 1772992A JP H05217179 A JPH05217179 A JP H05217179A
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JP
Japan
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carriage
flexible cable
housing
information recording
optical information
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Application number
JP1772992A
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English (en)
Inventor
Shuichi Honda
修一 本多
Susumu Katagiri
片桐  進
Hideaki Kibune
英明 木船
Takehide Ono
武英 大野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキシブルケーブルが、変形によって他部
材に対して影響を与えたり、受けたりすることを防止す
る。 【構成】 キャリッジ35の側方に設置されたシークユニ
ット10と、キャリッジ35の駆動手段に対して電気的に接
続されたフレキシブルケーブル71との間のハウジング12
に隔壁体92を設立する。このため、キャリッジ35の移動
時にフレキシブルケーブル71が変形しても、その変形部
分が隔壁体92の存在によってシークユニット10に接触し
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク,光磁気デ
ィスク等の光学的情報記録媒体に対して記録,再生,消
去を行う光学式情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−13139号公報に示された光学
式情報記録再生装置のように、ディスクの記録面に光ス
ポットを照射させるための光学部材である全反射プリズ
ムと対物レンズを保持し、かつディスクの記録面に沿っ
て移動するピックアップボディ(以下、キャリッジとい
う)がフレームに設けられ、キャリッジに搭載されたサ
ーボ駆動機構に駆動電流を供給するための可撓性プリン
ト基板(以下、フレキシブルケーブルという)が設けられ
ている。フレキシブルケーブルは、一端部がキャリッジ
側部の固定部に直角に曲げられ、厚さ方向においてU字
状に屈曲するようにフレーム内に配設されており、フレ
キシブルケーブルの屈曲部分を、ディスクを回転駆動さ
せるためのモータ,ターンテーブルの横に位置させてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の光学式情
報記録再生装置において、前記フレキシブルケーブルの
屈曲部分は、一端部が固定されているキャリッジの移動
に伴なって変形し、前記モータ,ターンテーブル、ある
いはキャリッジを移動させるリニアモータと当接してし
まうおそれがあり、部材の損傷や作動不良の原因となっ
ていた。
【0004】本発明の目的は、フレキシブルケーブル
が、変形によって他部材に対して影響を与えたり、受け
たりすることを防止できる光学式情報記録再生装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、光束を光学的情報記録媒体の記録面に光スポットと
して照射させるための光学部材が設置された移動可能な
キャリッジと、キャリッジを移動可能に支持するハウジ
ングと、キャリッジに設けられた駆動手段に対して電気
的に接続されたフレキシブルケーブルとを備えた光学式
情報記録再生装置において、本発明の第1の手段は、前
記キャリッジの側方に設置されたキャリッジ駆動手段と
前記フレキシブルケーブルとの間の前記ハウジングに隔
壁体を設けたことを特徴とする。
【0006】また第2の手段は、上記の光学式情報記録
再生装置において、光学的情報記録媒体を回転駆動させ
るためのスピンドルモータユニットとフレキシブルケー
ブルとの間のハウジングに隔壁体を設けたことを特徴と
する。
【0007】また第3の手段は、上記の第1,第2の手
段において、隔壁体を高滑性材料によって形成したこと
を特徴とする。
【0008】
【作用】上記の第1の手段によれば、キャリッジ駆動手
段とフレキシブルケーブル、また第2の手段によればス
ピンドルモータユニットとフレキシブルケーブルのそれ
ぞれが隔壁体によって接触することなく設置されること
になり、フレキシブルケーブルの変形によってキャリッ
ジ駆動手段あるいはスピンドルモータユニットに影響を
与えることがなくなり、またフレキシブルケーブルが損
傷を受けることがなくなる。
【0009】さらに前記隔壁体を高滑性材料で形成する
ことにより、隔壁体にフレキシブルケーブルが変形して
接触しても、円滑な変形がなされて、キャリッジの移動
に影響を与えず、しかもフレキシブルケーブルに損傷を
生じさせることがなくなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は本発明の一実施例の概略構成を示す
分解斜視図であり、装置の外装部は、図示しないディス
クカートリッジが挿入されるフロントベゼル1と、左右
の側面フレーム2,3と、背面フレーム4とで形成さ
れ、また前記外装部内には、ディスクカートリッジ内に
収納されている光学的情報記録媒体である光磁気ディス
ク(以下、ディスクという)を後述するスピンドルモータ
に設置するためのローディングユニット6と、ディスク
へ後述するように光束を出射するための光学部材が設置
された出射系及びディスクからの反射光によって情報検
出するための光学部材が設置された検出系を備えた光ピ
ックアップユニット7と、ディスクを回転駆動させるス
ピンドルモータユニット8と、前記光ピックアップユニ
ット7から出射された光束を絞って光スポットとしてデ
ィスクを照射させるための対物レンズLが搭載されたレ
ンズアクチュエータユニット9と、このレンズアクチュ
エータユニット9をディスク半径方向に移動させるリニ
アモータからなる一対のシークユニット10と、前記ロー
ディングユニット6上に載置されてディスクに磁界を印
加する磁気ヘッドユニット11とが設けられており、上記
の各ユニット6〜11は同一のハウジング12に支持あるい
は固定されている。
【0012】前記ハウジング12は、防振ゴム13を介して
前記側面フレーム2,3にネジ止めされており、さらに
ユニット各部を駆動させるために回路部が設けられてい
る。回路部には、電源供給とホスト側コンピュータに対
して信号の受け渡しをするためのコネクタ14が設置さ
れ、かつ側面フレーム2,3に固定される第1基板15
と、光ピックアップユニット7のハウジング12部分に固
定される第2基板16と、ハウジング12下部に固定される
第3基板17とからなる。
【0013】前記第1基板15は各部のコントローラ系回
路を搭載し、第2基板16は光ピックアップユニット7の
出射系,検出系の回路を搭載し、第3基板17はホームポ
ジションセンサ19,発光素子20,カートリッジ有無セン
サ21,ローディングスイッチ22,エジェクトスイッチ2
3,モータ駆動回路コネクタ24,シークユニット駆動回
路コネクタ25,磁気ヘッド駆動回路コネクタ26等を搭載
しており、第1基板15の第1ケーブル27は第2基板16に
接続(→)され、第2,第3ケーブル28,29は第3基
板17に接続(→,→)されている。
【0014】尚、図1中の30は前記フロントベゼル1の
カートリッジ挿入口1aを開閉するドアユニット、31は
フロントベゼル1に設けられたエジェクトボタン、32は
前記ローディングユニット6とハウジング12の一側に設
置されるシールド板である。
【0015】前記ハウジング12の略中央部は、移動光学
系保持部34であって前記レンズアクチュエータ9と図示
しない偏向プリズムを有する移動光学系であるキャリッ
ジ35と、キャリッジ35の移動のガイドをする一対のガイ
ド軸36と、キャリッジ35を電磁作用によって移動させる
キャリッジ駆動手段である一対の前記シークユニット10
とが設置されている。
【0016】また前記移動光学系保持部34の隣りのハウ
ジング12側部はスピンドルモータユニット8を保持する
モータ保持部37であって、図2のハウジングとスピンド
ルモータユニットの関連を示す斜視図のように、スピン
ドルモータユニット8は、ターンテーブル40と、回転駆
動部41と、小径部42a及び大径部42bとからなり、かつネ
ジ挿入孔42cを形成した円形平面部42とを有しており、
さらにターンテーブル40と回転駆動部41間には間隙41a
が形成されている。一方、ハウジング12のモータ保持部
37には、前記回転駆動部41の下部突起42dと嵌合する孔
部43が形成され、さらに前記円形平面部42に形成された
3個の前記ネジ挿入孔42cに対応する位置にメネジが形
成された位置決め用の突出部44が突設されている。
【0017】前記スピンドルモータユニット8は、円形
平面部42が突出部44に載置されて位置決めされた後、ネ
ジ45をネジ挿入孔42cへ挿入して突出部44のメネジに螺
入することでハウジング12に固定される。前記円形平面
部42の一部を小径部42aとしたのは、スピンドルモータ
ユニット8方向の前記キャリッジ35の移動を妨げること
なく、ハウジング12の小型化を図るためである。
【0018】図3は図1の光ピックアップユニット7の
光学系を示す斜視図であり、半導体レーザ(LD)50から
出射した光束Bを、カップリングレンズ(CL)51で平行
光にして、第1偏光プリズム(BS)52へ入射させる。こ
の第1BS52の第1面52aで反射された光束Bを、第1
BS52の第2面52bを通過させて、前記キャリッジ35に
入射し、キャリッジ35内の偏向プリズム(DP)53で反射
して対物レンズLに導く。対物レンズLにより光束を集
束させて、ディスクの記録面上に約1μmの光スポット
として照射させる。ディスクの記録面で反射された反射
光Rを、再び対物レンズLを通過させてDP53で反射し
て第1BS52に入射させる。この第1BS52の第2面52
bにおいて、検出系を構成する各種フォトダイオード方
向に反射光Rを集束光として反射する。
【0019】前記LD50近傍には、前記第1BS52の第
2面52bで反射された光束Bの一部を受光する半導体レ
ーザフォトダイオード(LD−PD)54を設け、LD50か
ら出射する光束Bを安定化させる制御信号を検出するよ
うにしている。前記LD50,CL51,第1BS52,LD
−PD54等により出射系が構成されている。
【0020】また第1BS52の第2面52bで反射された
反射光Rは、ナイフエッジプリズム(KEP)55で一部を
第2BS56側に反射させ、またKEP55で反射されない
反射光Rをフォーカシング信号検出用のフォトダイオー
ド(FO−PD)57に入射させる。このFO−PD57は、
受光面57aが分割(本実施例では4分割)されており、図
3のX方向の差信号を取ることによって対物レンズLと
ディスク間の距離信号(光スポットのフォーカシング信
号)が検出できる。前記KEP55で反射された反射光R
は、第2BS56で一部がさらに反射され、反射された反
射光Rを情報信号検出用のフォトダイオード(MO−P
D)58に入射させ、また第2BS56を透過した反射光R
をトラッキング信号検出用のフォトダイオード(TR−
PD)59に入射させる。TR−PD59も受光面が分割さ
れており、図3のZ方向の差信号を取ることによって対
物レンズLとディスク上の情報トラックとの位置誤差信
号(光スポットのトラッキング信号)が検出できる。
【0021】図4は前記LD50の固定構成を説明するた
めの斜視図であり、LD50はLDホルダ60に固定され、
このLDホルダ60にはXZ平面上に相対的に移動可能に
CLセルホルダ61が設けられ、CLセルホルダ61に前記
CL51が固定されている。前記LDホルダ60とCLセル
ホルダ61との位置調整によってCL51の光軸に対するL
D50から出射する前記光束Bの出射角を設定する。この
調整終了後にLDホルダ60とCLセルホルダ61とをネジ
止めする。CLセルホルダ61内でCL51は、光軸方向に
移動可能であって、CL51通過後の光束Bを平行光にす
るように調整され、調整後にネジ止めされる。
【0022】前記CLセルホルダ61は、図1,図2のハ
ウジング12の移動光学系保持部34の隣りに一体に形成さ
れた出射・検出系保持部62の取付側部62aに、LDホル
ダ60と同様にXZ平面上を相対的に移動可能に設けら
れ、対物レンズLへの光束Bの光軸と対物レンズLの光
軸とを一致させるように調整し、調整後にネジ止めされ
る。
【0023】また前記第1BS52と第2BS56は出射・
検出系保持部62の底部に装着され、KEP55は出射・検
出系保持部62内に配設された図5に示したようなKEP
ホルダ63に接着されている。このKEPホルダ63は、ハ
ウジング12に対してX方向(図3)に移動可能であって、
KEP55によって各フォトダイオード(PD)57,58,59
ヘ導かれる反射光Rの光量調整をし、調整後にハウジン
グ12下面からネジ止めされる。
【0024】さらに前記FO−PD57とTR−PD59と
は、図6のFO−PD57の固定構成を説明するための斜
視図のように、ハウジング12の出射・検出系保持部62の
側部62bにプリント基板64を介して位置調整後にネジ止
めされる。またMO−PD58も同様に出射・検出系保持
部62の側部に位置調整後に固定される。
【0025】前記ハウジング12の出射・検出系保持部62
には上述したように多数の光学部材が設置されており、
隣接する移動光学系保持部34内で発生する塵埃が流入し
てきて前記光学部材に付着すると光学部材の光学特性を
低下させて信号検出に影響を与えてしまう。そこで本実
施例では、図2に示したように、ハウジング12の移動光
学系保持部34と出射・検出系保持部62との間に隔壁65を
立設して前記塵埃の出射・検出系保持部62への流入を防
いでいる。隔壁65には、出射・検出系保持部62内に設け
られた光ピックアップユニット7の第1BS52と、移動
光学系保持部34内に設けられたキャリッジ35のDP53間
における光束の入出射を可能にするように通孔66を形成
する。
【0026】前記通孔66は、図2に示したように、ハウ
ジング12の出射・検出系保持部62の側壁に加工用孔67を
形成して加工手段を内部に挿入して穿設することが考え
られるが、通孔66を形成した後には、不要になった加工
用孔67を防塵のために充填材あるいは板材によって閉鎖
する必要がある。
【0027】次に第2基板16と第3基板17について説明
する。第2基板16は、前記光ピックアップユニット7の
出射系と検出系との回路の一部が構成されており、ハウ
ジング12の出射・検出系保持部62上に固定されて、光ピ
ックアップユニット7の各部と電気的に接続される。ま
た第3基板17は、図1及び図7の第3基板とハウジング
との関連を示す側面図に示したように、ハウジング12の
下面に設置されている。
【0028】図8はハウジングの底面図であり、図2に
も示したように、ハウジング12にはキャリッジ35を設置
するためのキャリッジ用窓部70が形成され、さらに図1
に示したシークユニット10のフレキシブルケーブル71へ
第3基板17のシークユニット駆動回路コネクタ25を介し
て外部より給電するためのフレキシブルケーブル給電窓
部72、及び第3基板17のモータ駆動回路コネクタ24部分
のスピンドルモータ給電窓部73と、磁気ヘッド駆動回路
コネクタ26部分の磁気ヘッド給電窓部74とが底部に形成
されている。上記の各窓部70,72,73,74は、ハウジン
グ12の下面にネジ止めされる第3基板17によって塵埃が
ハウジング12内へ侵入しないように閉鎖される。ハウジ
ング12の下面には複数(図では3箇所を示した)の凸部75
が突設され、各凸部75にメネジ75aが形成されており、
第3基板17に形成された孔部76に凸部75を挿入した後
に、図7に示したように凸部75をネジ止めしている。
【0029】ところで光ピックアップユニット7には上
述したように複数の調整箇所があり、μm単位の調整を
行う。この調整のため、あるいは調整後の組付けのため
に光ピックアップユニット7に基準を設けておく必要が
ある。本実施例では、ハウジング12の下面で光ピックア
ップユニット7の基準面をとっている。すなわちハウジ
ング12の3箇所の前記凸部75をZ方向(図2)の基準と
し、しかも凸部75にメネジ75aを形成して精度よくネジ
止めがなされるようにしている。
【0030】さらにハウジング12の下面に複数(図8で
は2箇所を示した)の貫通孔からなる位置決め用の凹部7
6を形成し、この部分に組付けられる部材に、例えば円
柱ピンを凹部76に嵌合することにより、精度の高い調
整,組付けができる。ハウジング12の下面は、他部材に
比較的影響を与えない部分であるので、長い間隔で前記
凸部75及び凹部76が設けられるので、短い間隔のものよ
り調整,組付の精度を上げられる。
【0031】特に前記凸部75は、ハウジング12の下面に
設けられることで移動光学系保持部34及び出射・検出系
保持部62の加工上の基準面として使用できる。さらに凸
部75で組付基準と加工基準とを同一にすることができる
ので組付精度をより上げられる。
【0032】図9は図1のフレキシブルケーブルの固定
を説明するための分解斜視図であり、フレキシブルケー
ブル71は、前記シークユニット10への給電の外に、前記
レンズアクチュエータユニット9の電磁コイルへの給電
や対物レンズLのトラッキング方向への移動を検出する
光学部材への給電を行うものであり、キャリッジ35がシ
ーク方向に移動するため、キャリッジ35の移動に対する
負荷を極力小さくするように可撓性を有している。この
ため、フレキシブルケーブル71は平面視略U字状に屈曲
71bさせている。
【0033】前記フレキシブルケーブル71は、キャリッ
ジ35の側部とシークユニット10を構成するシークコイル
80との間に配置され、キャリッジ35のメネジ部81と対応
する部分には結合用ネジ挿入孔82が下左部に形成されて
いる。結合用ネジ挿入孔82の孔径をネジ83と嵌合状態に
なる径としておけば、フレキシブルケーブル71のキャリ
ッジ35に対する位置決めがなされる。フレキシブルケー
ブル71のネジ83を中心とした回転方向の位置決めは、キ
ャリッジ35の右下部に位置するシークコイル取付凸部84
aの上側部にフレキシブルケーブル71の切欠下側71aを当
接することでなされ、フレキシブルケーブル71の屈曲部
71bがキャリッジ移動方向に平行に位置決めされること
になる。
【0034】またフレキシブルケーブル71のキャリッジ
側には、キャリッジ35に形成されたベアリングピン挿入
用ランド85との当接を逃げるための逃げ孔86が形成さ
れ、またフレキシブルケーブル71の左上部には、キャリ
ッジ35の左上部に設けられたシークコイル取付凸部84b
との当接を逃げるための逃げ部71cが形成されている。
ベアリングピン挿入用ランド85は、キャリッジ35のガイ
ド軸36を支承する図示しないベアリングの支持ピンが挿
入され、ベアリングの位置精度を上げるためと、ベアリ
ングの固定力を大きくするためにキャリッジ35の他の枠
体部分より肉厚にしてある。
【0035】またフレキシブルケーブル71における電気
的接続用のはんだ付用端子部87は、キャリッジ35の上面
に配置されるが、キャリッジ35内に前記レンズアクチュ
エータ9が存在するためY方向に小型化する必要がある
ので、前記はんだ付用端子部87を、フレキシブルケーブ
ル71をキャリッジ側面から上面部にかけて折り曲げて形
成した折曲部71fに設けており、さらに折り曲げたこと
によってキャリッジ35の上面に対して浮き上がらないよ
うにネジ88で固定している。このネジ88が挿入されるフ
レキシブルケーブル71のネジ止め孔部89には、この部分
のフレキシブルケーブル71のX,Y方向を短かくし、か
つ固定を安定化するためにフレキシブルケーブル71のX
方向の略中央に位置させ、さらに、一対のシークコイル
(図9では一方のシークコイル80のみを示している)の電
気的接続をするパターンPを周囲に形成し、省スペース
化を図っている。
【0036】前記折り曲げによってキャリッジ35の側壁
から上面部に達するように形成された折曲部71fによっ
て、この部分でのフレキシブルケーブル71の剛性が高ま
って変形が生じにくくなり、フレキシブルケーブル71が
不用意に変形して周囲の他部材へ接触、干渉することを
防げる。
【0037】またフレキシブルケーブル71のキャリッジ
35の上面部分には、スピンドルモータユニット8の間隙
41aに嵌合する側部71dを形成し、キャリッジ35とスピン
ドルモータユニット8とを近接させて、キャリッジ35を
ディスクの内周側へさらに深く移動できるようにしてお
り、またフレキシブルケーブル71が存在しても省スペー
ス化や装置全体の小型化が図れることになる。さらにフ
レキシブルケーブル71とキャリッジ35との密着性を高め
るために、フレキシブルケーブル71におけるキャリッジ
側面と上面部分の裏面に裏打ち用の板材90,91を設けて
いる。
【0038】そして前記フレキシブルケーブル71におけ
る上述のような組付けが終了すると、コ字状に折り曲げ
られた端部71eが、前記フレキシブルケーブル給電窓部7
2のハウジング12内に位置するのキャリッジ駆動回路コ
ネクタ25に上方から嵌着される。
【0039】ところで前記キャリッジ35がシーク方向
(X方向)移動すると、図10の説明図に示したように、フ
レキシブルケーブル71の屈曲部71bとコ字状に折り曲げ
られた端部71eとが変形し、時としてフレキシブルケー
ブル71近傍のシークユニット10あるいはスピンドルモー
タユニット8と接触することがある。このため本実施例
では、図9に示したように、スピンドルモータユニット
8及びシークユニット10と、フレキシブルケーブル71と
の間に、それぞれ第1隔壁体92と第2隔壁体93とが設け
られている。
【0040】前記第1,第2隔壁体92,93は、L字状の
板金で形成され、それぞれ底側部に小孔92a,93aと大孔
92b,93bとが穿設されており、ハウジング12に突設され
たメネジ付のランド部94に大孔92b,93bを、また位置決
めピン95に小孔92a,93aをそれぞれ対応して設置するこ
とで、ネジ96によってハウジング12に固定される。前記
第1,第2隔壁体92,93によって、キャリッジ35の移動
によりフレキシブルケーブル71が変形しても、フレキシ
ブルケーブル71はスピンドルモータユニット8やシーク
ユニット10とは接触しないので、動作不良や部品損傷の
発生を防止できる。
【0041】図11は隔壁体の他の例を示す斜視図であ
り、同図の例では、上記の第1隔壁体92と第2隔壁体93
とに相当する部分92′,93′とを底側部が連続した一体
物の隔壁体97として形成しており、構成の簡素化,コス
トダウンを図っている。
【0042】尚、前記隔壁体92,93,97において、板金
を打ち抜いて形成した際にバリが出る側であるカエリ面
S(図11)をスピンドルモータユニット8とシークユニッ
ト10側に配することによって、フレキシブルケーブル71
がバリにより損傷を受けることを防止できる。
【0043】さらに前記隔壁体92,93,97をプラスチッ
ク等の高滑性部材で形成することで、キャリッジ移動時
にフレキシブルケーブル71が変形して隔壁体92,93,97
に接触しても、変形部は壁面を滑らかに摺動するので、
変形部での損傷発生を防止でき、しかもキャリッジ35の
移動を妨げることもない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1,第
2の手段によれば、隔壁体によってフレキシブルケーブ
ルの変形部分と、キャリッジ駆動手段あるいはスピンド
ルモータユニットとの接触を防止できるので、前記接触
が原因して生じる動作不良や部品損傷を防げ、耐久性,
信頼性が向上し、さらに前記隔壁体を高滑性材料にする
ことで、フレキシブルケーブルの変形部と隔壁体とが接
触しても接触部分が円滑に摺動するので、フレキシブル
ケーブルが損傷することを防止でき、しかもキャリッジ
の移動を妨げることにならないため、フレキシブルケー
ブルが変形によって、他部材に対して影響を与えたり、
受けたりすることを防止できる光学式情報記録再生装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学式情報記録再生装置の一実施例の
概略構成を示す分解斜視図である。
【図2】ハウジングとスピンドルモータユニットの関連
を示す斜視図である。
【図3】光ピックアップユニットの光学系を示す斜視図
である。
【図4】LDの固定構成を説明するための斜視図であ
る。
【図5】KEP部分の斜視図である。
【図6】FO−PDの固定構成を説明するための斜視図
である。
【図7】第3基板とハウジングとの関連を示す側面図で
ある。
【図8】ハウジングの底面図である。
【図9】フレキシブルケーブルの固定を説明するための
分解斜視図である。
【図10】フレキシブルケーブルの変形の説明図であ
る。
【図11】隔壁体の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
8…スピンドルモータユニット、 10…シークユニット
(キャリッジ駆動手段)、12…ハウジング、 35…キャリ
ッジ、 71…フレキシブルケーブル、 71b…屈曲部、
71e…端部、 71f…折曲部、 80…シークコイル、
92,93,97…隔壁体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 武英 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光束を光学的情報記録媒体の記録面に光
    スポットとして照射させるための光学部材が設置された
    移動可能なキャリッジと、キャリッジを移動可能に支持
    するハウジングと、キャリッジに設けられた駆動手段に
    対して電気的に接続されたフレキシブルケーブルとを備
    えた光学式情報記録再生装置において、前記キャリッジ
    の側方に設置されたキャリッジ駆動手段と前記フレキシ
    ブルケーブルとの間の前記ハウジングに隔壁体を設けた
    ことを特徴とする光学式情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 光束を光学的情報記録媒体の記録面に光
    スポットとして照射させるための光学部材が設置された
    移動可能なキャリッジと、キャリッジを移動可能に支持
    するハウジングと、キャリッジに設けられた駆動手段に
    対して電気的に接続されたフレキシブルケーブルとを備
    えた光学式情報記録再生装置において、前記光学的情報
    記録媒体を回転駆動させるためのスピンドルモータユニ
    ットと前記フレキシブルケーブルとの間の前記ハウジン
    グに隔壁体を設けたことを特徴とする光学式情報記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】 前記隔壁体を高滑性材料によって形成し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2の光学式情報
    記録再生装置。
JP1772992A 1992-02-03 1992-02-03 光学式情報記録再生装置 Pending JPH05217179A (ja)

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