JPH05215780A - 計器用ムーブメント - Google Patents

計器用ムーブメント

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JPH05215780A
JPH05215780A JP4607092A JP4607092A JPH05215780A JP H05215780 A JPH05215780 A JP H05215780A JP 4607092 A JP4607092 A JP 4607092A JP 4607092 A JP4607092 A JP 4607092A JP H05215780 A JPH05215780 A JP H05215780A
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JP
Japan
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pointer
coil
flat coil
magnetic
bodies
Prior art date
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Pending
Application number
JP4607092A
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English (en)
Inventor
Koichi Sato
浩一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交叉コイル型計器のムーブメント部分の薄形
化の手段として、扁平コイルと、前記扁平コイルと対面
させた可動磁石を採用した場合の駆動効率を向上させ
る。 【構成】中心に指針軸23を装着し、且つ対向位置の表
裏方向に着磁した磁石体22と上部ヨーク21からなる
作動部2と、下部ヨーク32の外周に90度毎に扁平コ
イル体31を配置した固定部3とで構成し、作動部2の
外周部分に指針駆動源となる磁気力が作用するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交叉コイル型計器のム
ーブメント部の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な交叉コイル型計器のムー
ブメント部は、ボビン内に指針軸を連結した円盤状の永
久磁石(作動部)を内置し、ボビンの外周に交叉コイル
(固定部)を捲回し、交叉コイルへの通電で生ずる交叉
磁界の合成磁界方向にボビン内の磁石が回動し寝所定の
指針指示を行うものである。然し前記の交叉コイル型計
器は、その構成上ムーブメント部分の薄形化が困難であ
る。そこで薄形化手段のとして半月状の扁平コイルを9
0度位置をづらして積層(固定部)し、円周方向にNS
2極に着磁した円盤状磁石(作動部)を対面させた計器
用ムーブメントが提案されている(特開平2−2421
66号公報、同2−143169号公報)。
【0003】また実開平2−81417号公報の第10
図には、前記の扁平コイルを積層せず、四方に配してな
る計器が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の薄形化手段を採
用した計器の作動トルク発生源となる磁気回路は、図3
(ロ)に示すように対向する扁平コイルa、bのコイル
中心間と円盤状磁石cと扁平コイル装着ヨークdからな
るループ状に形成される。即ち磁気回路は永久磁石cの
中心部分を横断する構成となり大きな指針駆動トルクが
得られ難い構造となっており、効率が良好な計器ムーブ
メント構造とは言い難い。そこで本発明は、扁平コイル
を採用した交叉コイル型計器の新規なムーブメントを提
案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る計器用ムー
ブメントは、上部ヨークと磁石体の積層体にして、磁石
体が対向位置の表裏方向に着磁してなり、且つ中心に指
針軸を装着する作動部と、指針軸方向と平行な軸方向に
巻いてなる扁平コイル体を、中心に指針軸受部を配した
下部ヨークの外周に90度毎に配置した固定部とで構成
され、前記扁平コイル体に指針回動量と対応する通電を
なす所定の接続部を付設してなることを特徴とするもの
である。
【0006】また前記の計器用ムーブメントに於いて、
特に上部ヨークと下部ヨークの何れか一方若しくは双方
の外周端縁を対向ヨーク側に折曲近接せしめたり、扁平
コイル体を外周部分が円弧で頂角が90度の扇状に近い
形状のおむすび型にしてなることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】扁平コイル体に通電すると、扁平コイルに磁気
が生じ、近接した磁石体が表裏方向に着磁されているの
で、磁気回路(磁気ループ)は扁平コイル体のコイル中
心と磁石体と上下ヨークの外周部分とからなるループ状
に形成される。即ち固定部と作動部との磁気吸引排斥
(指針駆動源)は磁石体の外周部分に作用する。従って
対向する扁平コイルを組とした交叉磁界が生じ、その合
成磁界の方向は扁平コイル体の通電量に対応して定ま
り、所定の指針回動による指示量が得られる。また特に
上部ヨークと下部ヨークの何れか一方若しくは双方の外
周端縁を対向ヨーク側に折曲近接せしめると、磁気回路
抵抗が低減して磁気効率が改善され、更に扁平コイル体
をおむすび型にすると扁平コイル体の厚さを薄くしても
充分なコイル巻線長を得ることができる。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1及び図2は本発明の第一実施例を示すもので、
この計器用ムーブメントはケース1、作動部2、固定部
3で構成され、ケース1は上部ケース11と下部ケース
12からなり、内部に作動部2及び固定部3を内蔵して
いるものである。作動部2は上部ヨーク21と磁石体2
2を積層したもので、特に磁石体22は円盤状で対向位
置の表裏方向に着磁して2極としたものである。この作
動部2は、下部ケース12の中心に設けた軸受部13に
軸支し、上部ケース11を貫通して外部に突出させた指
針軸23に装着して指針軸23と一体に回動するように
したものである。
【0009】固定部3は4個の扁平コイル体31a,3
1b,31c,31dと下部ヨーク32とからなり、各
扁平コイル31体は指針軸23の軸方向と平行な軸方向
に巻いてなるもので、外周部分が円弧で頂角が90度の
扇状に近い形状のおむすび型とし、下部ケース12に突
設した止着軸14に嵌着してなり、電気的には、対向す
る扁平コイル体31aと31c及び31bと31dを直
列に接続し、互いに異なる方向に磁束が発生するように
巻線方向を定め、外部電気入力部との接続部(図示せ
ず)を付設したものである。
【0010】また下部ヨーク32は扁平コイル体31の
下方に配したもので、その材質は残留磁気によるヒステ
リシスが生じ難いパーマロイや、硅素鋼板を使用し、外
周端縁321を対向する上部ヨーク21側に折曲近接せ
しめたものである。
【0011】而して扁平コイル体31に通電すると、扁
平コイル体31に磁束が発生し、指針軸23周囲部分に
於ける指針軸23の軸方向の磁束は互いに消し合い、磁
束は上下のヨーク21,32の存在によって、対向する
扁平コイル体間と扁平コイル体の外周方向を巡る磁力線
となる。また磁石体22が対向する2極で且つ表裏方向
に着磁されているので、主たる磁気回路(磁気ループ)
は扁平コイル体のコイル中心と磁石体と上下ヨークの外
周部分とからなるループ状に形成される。更に扁平コイ
ル体は90度づつずれて設けられており、而も対向コイ
ル体と一対となっているものであるから、従前の交叉コ
イル型計器のムーブメントと同様に各組に指針指度と対
応するサイン量並びにコサイン量の通電を行うことで、
その交叉磁界の合成磁界方向に作動部1が回動して所定
の指針指示量が得られることになる。
【0012】また本発明に係る計器用ムーブメントに在
っては、磁石体22が下部ヨーク31に吸引されること
により、指針軸23に軸方向の力が作用することになる
ので、例えば図4に示すように上部軸受4とダンピング
オイルのオイルカップ5との間に、適宜なスラストクリ
アランス41や軸当部42,51を設ける。尚6は積算
計である。
【0013】更に磁気回路の効率向上のためのヨークの
近接手段は前記した実施例に限定されることなく、例え
ば図5(イ)に例示するように上部ヨーク21の外周端
縁211を対向する下部ヨーク31側に折曲近接せしめ
ても良く、また図5(ロ)に示すように上下ヨーク2
1,32の双方の外周端縁211,321を折曲しても
良い。
【0014】また本発明の計器用ムーブメントは、計器
ケースに収納せず、回路基盤7に直接装着しても良く、
そのような場合は、図6,7に示すようにコイル体の枠
体311に巻線と接続したピン312を下方に突設し、
基盤7に形成したピン孔71にピン312を挿通して装
着すると良い。また必要に応じて適宜な帰零機構を付設
しても良く、例えば渦巻きゼンマイの他にも図8に示す
ように下部ヨーク32の側壁部分(321)、下部ヨー
クの32の底面、扁平コイル体31の中央孔部等に帰零
用磁石8を装備させても良い。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、中心に指針軸を
装着し、且つ対向位置の表裏方向に着磁した磁石体と上
部ヨークとの積層体とした作動部と、下部ヨークの外周
に90度毎に扁平コイル体を配置した固定部とで構成し
た計器用ムーブメントで、作動部の外周部分に指針駆動
源となる磁気力が作用するようにしたもので、扁平コイ
ル体を使用する薄型交叉コイル型計器の作動効率を改善
したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図。
【図2】同コイル体部分の平面図
【図3】同磁気作用の説明図で、(イ)は本発明を示
し、(ロ)は従来例を示す。
【図4】同第二実施例を示す断面図
【図5】同第三実施例の要部(扁平コイル体)の斜視
図。
【図6】同装着状態の断面図。
【図7】同帰零機構の例示図。
【符号の説明】
1 計器ケース 11 上部ケース 12 下部ケース 13 軸受部 2 作動部 21 上部ヨーク 22 磁石体 23 指針軸 3 固定部 31 扁平コイル体 32 下部ヨーク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図8】その他各種実施例の説明図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部ヨークと磁石体の積層体にして、磁
    石体が対向位置の表裏方向に着磁してなり、且つ中心に
    指針軸を装着する作動部と、指針軸方向と平行な軸方向
    に巻いてなる扁平コイル体を、中心に指針軸受部を配し
    た下部ヨークの外周に90度毎に配置した固定部とで構
    成され、前記扁平コイル体に指針回動量と対応する通電
    をなす所定の接続部を付設してなることを特徴とする計
    器用ムーブメント。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の計器用ムーブメント
    に於いて、上部ヨークと下部ヨークの何れか一方若しく
    は双方の外周端縁を対向ヨーク側に折曲近接せしめてな
    ることを特徴とする計器用ムーブメント。
  3. 【請求項3】 請求項第1項又は第2項記載の計器用ム
    ーブメントに於いて、扁平コイル体を外周部分が円弧で
    頂角が90度の扇状に近い形状のおむすび型にしてなる
    ことを特徴とする計器用ムーブメント。
JP4607092A 1992-01-31 1992-01-31 計器用ムーブメント Pending JPH05215780A (ja)

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