JPS5852536Y2 - 可動鉄片形計器 - Google Patents

可動鉄片形計器

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Publication number
JPS5852536Y2
JPS5852536Y2 JP8845479U JP8845479U JPS5852536Y2 JP S5852536 Y2 JPS5852536 Y2 JP S5852536Y2 JP 8845479 U JP8845479 U JP 8845479U JP 8845479 U JP8845479 U JP 8845479U JP S5852536 Y2 JPS5852536 Y2 JP S5852536Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable iron
iron piece
magnet
piece type
pointer
Prior art date
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Expired
Application number
JP8845479U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS567067U (ja
Inventor
博 飯山
昇 渡部
Original Assignee
ジエコ−株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジエコ−株式会社 filed Critical ジエコ−株式会社
Priority to JP8845479U priority Critical patent/JPS5852536Y2/ja
Publication of JPS567067U publication Critical patent/JPS567067U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は指針の捩角調整が容易になる可動鉄片形計器に
関するものである。
可動鉄片形計器は構造が簡単で耐振性がよいので自動車
のアンメータなど広く使用されている。
第1図は従来の可動鉄片形計器の分解斜視図である。
図において、1は指針、2は文字板、3は取付板、4は
磁極N、Sを有する磁石、5はベース、5aはベース5
に形成された軸受孔、6はベース5に固定されたリード
線を接続するための端子棒、7は可動鉄片、7 a 、
7 bは可動鉄片70両先端にそれぞれ形成された磁極
部、8は可動鉄片7の中心部に固定された指針軸、9は
保持板、9aは保持板9の中心部に形成された軸受部、
10はコ字形に形成されたヨーク、10at10bはヨ
ーク10の画先端にせれぞれ分れて2個(合計4個)形
成され保持板9を貫通してその前面に折り曲げられたヨ
ーク磁極部、11はヨーク10に巻回したコイルでその
両端は端子棒6に接続されている。
ヨーク10とコイル11で駆動電磁石を構成する。
指針軸8は軸受孔5aおよび軸受部9aに軸支され、可
動鉄片7は磁石4とヨーク磁極部10a 、 10bの
間に回動自在に配置されている。
第2図はこの計器の動作原理を説明するための説明図で
ある。
定常時には、可動鉄片7は磁石4に吸引されて磁極部7
a t 7 bが磁極N、Sにそれぞれ対向し、図に
示すような零靜止位置に停止している。
このとき、第1図に示した指針1は文字板2の零目盛を
指している。
ここで、コイル11に電流が流れてヨーク磁極部10a
がn極、ヨーク磁極部10bがS極にそれぞれ励磁され
ると、磁極部7a、7bはヨーク磁極部I Qa 、
10bにそれぞれ吸引され可動鉄片7は矢印の方向に回
動する。
可動鉄片7は磁極部7 a y 7 bに対する磁石4
の磁極N、Sの吸引力とヨーク磁極部10a。
10bの吸引力とが平衡する位置まで回動して停止する
このときコイルに流れた電流値に対応した目盛が指針に
よって指示される。
このような可動鉄片形計器においては、指針の捩角精度
を調整するために磁石の磁力を変化させる調整作業が行
なわれる。
このため、従来は磁石をやや強く着磁しておき、組立後
これを減磁してこの調整を行なっていた。
一般に、磁石としてはコバルト系の鋳造磁石が使われて
いるが、この種の磁石は比較的抗磁力が小さいので減磁
は容易である。
しかし近年、世界的なコバルト不足からこの種の磁石が
高価になったため、コストの安いフェライト系の磁石が
使用されるようになってきた。
しかるに、フェライト系磁石は抗磁力が非常に高いため
減磁が困難であり、調整が十分に行えず、したがって、
指針の捩角精度が低下するという欠点があった。
本考案はこのような従来の欠点を解消するためになされ
たもので、その目的とするところは、指針の捩角精度調
整が容易にでき高精度の指示特性が得られるような可動
鉄片形計器を提供することにある。
このような目的を達成するために、本考案は磁石をプラ
スチック磁石で構成し、磁性材料からなる調整ねじを磁
石の磁束中心に沿って移動自在にねじ込み、この調整ね
じの移動により磁石の可動鉄片に対する吸引力を調整す
るようにしたものである。
以下、本考案を図面にもとすいて詳細に説明する。
第3図は本考案に係る可動鉄片形計器の一実施例の縦断
面図、第4図はそのIV−IV断面図である。
図において、第1図と同一または相当部分には同一符号
を付しである。
14a 、 14bはフェライト粉末をプラスチックで
バインドしたプラスチック磁石で、着磁方向に貫通する
ねじ孔15a。
15bがそれぞれ形成されている。
このプラスチック磁石14 a t 14 bは可動鉄
片7の磁極部7a 、7bに対し径方向に所定間隔をも
って対向し、かつ、その磁束中心線がヨーク磁極部10
a。
10bの磁束中心線に対して平面からみて直交するよう
に配置されている。
プラスチック磁石14a。14bの上面には非磁性材か
らなるベース5、下面には同じく非磁性材からなる保持
板9がそれぞれ固定されている。
なお、第4図かられかるように、平面からみた場合ねじ
孔15a 、 15bは磁束中心線に沿って形成されて
いる。
そして、プラスチック磁石14aは内面がN極、外面が
S極に着磁され、プラスチック磁石14bは内面がS極
外面がN極に着磁されている。
また、ねじ孔15a。15bには磁性材料から作られた
調整体としての調整ねじ16a、16bがそれぞれ外方
からねじ込まれている。
このような構成において、調整ねじ15at16bをま
わすと、この調整ねじ1 (i a > 16 bはプ
ラスチック磁石14a t 14bの中に入ったり出た
りする。
これによって、プラスチック磁石14a。14bのパー
ミアンスが変化し、可動鉄片7の磁極部7a 、7bを
吸引する磁力が変化する。
このように、プラスチック磁石14a、14bの可動鉄
片7に対する吸引力が変化すると、同じヨーク磁極部1
0a、10bの磁力に対して可動鉄片70回動角度が変
ってくる。
すなわち、両眼引力の平衡点の位置がずれてくる。
第5図は駆動電磁石のコイル11に流す電流と指針1の
捩角の関係を示すグラフである。
図において、イは調整ねじ16a 、 16bを深くね
じ込んだとき、口は中位の深さにねじ込んだとき、ハは
浅くねじ込んだときのそれぞれ特性を示すものである。
調整ねじl 5a 、 16bのねじ込み量が多いとプ
ラスチック磁石14a 、 14bの可動鉄片7に対す
る吸引力が減少するため捩角は相対的に大きくなり、ね
じ込み量が少ないと吸引力が相対的に増加して捩角は小
さくなる。
したがって、調整ねじをまわして磁石に出し入れするこ
とにより、コイル電流に対する捩角特性を変化させ指針
の捩角精度合わせを容易になすことができる。
このように本考案に係る可動鉄片形計器によると、高価
なコバルト系磁石を使用しなくてすみ、また、減磁工程
がなくなり調整体のわずかな操作だけになるため、捩角
調整工数が大幅に短縮されることにより、コストの低減
がはかれる。
また、プラスチック磁石を用いているために調整体とな
る調整ねじが円滑にかつゆるみなくねじ込むことができ
、しかも調整ねじな平面からみた磁束中心線に沿って移
動させるので有効に磁力変化をなすことができる。
さらに、指針の捩角調整が容易にかつ正確にできるため
計器の指示精度を向上することができるなど数多くの優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の可動鉄片形計器の分解斜視図、第2図は
その動作原理説明図、第3図は本考案に係る可動鉄片形
計器の一実施例の縦断面図、第4図は第3図のIV−I
V断面図、第5図はコイル電流と捩角の関係を示すグラ
フである。 1・・・・・・指針、2・・・・・・文字板、5・・・
・・・ベース、7・・・・・・可動鉄片、7a 、7b
・・・・・・磁極部、8・・・・・・指針軸、9・・・
・・・保持板、10・・・・・・ヨーク、10a。 10b・・・・・・ヨーク磁極部、11・・・・・・コ
イル、14a。 14b・・・・・・プラスチック磁石、15a 、 1
5b・・・・・・ねじ孔、15 a t 15 b・・
・・・・調整ねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動自在に軸支された指針軸と、中心にこの指針軸を固
    定した可動鉄片と、この可動鉄片を零靜止位置に保つた
    め吸引する磁石と、励磁されたときこの磁石の吸引力に
    抗して前記可動鉄片を吸引して回動させる駆動電磁石と
    を備えた可動鉄片形計器において、前記磁石をプラスチ
    ック磁石にて構成するとともに、この磁石に磁性材料か
    らなる調整ねじな磁石の平面からみた磁束中心線に沿っ
    て移動自在にねじ込み、前記調整ねじの移動により磁石
    の可動鉄片に対する吸引力を調整するようにした可動鉄
    片形計器。
JP8845479U 1979-06-29 1979-06-29 可動鉄片形計器 Expired JPS5852536Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8845479U JPS5852536Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 可動鉄片形計器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8845479U JPS5852536Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 可動鉄片形計器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS567067U JPS567067U (ja) 1981-01-22
JPS5852536Y2 true JPS5852536Y2 (ja) 1983-11-30

Family

ID=29321646

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8845479U Expired JPS5852536Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 可動鉄片形計器

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JPS59139937U (ja) * 1983-03-08 1984-09-19 東洋電装株式会社 液面レベル検出器

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JPS567067U (ja) 1981-01-22

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