JPH05213063A - 自動車用ドアービーム - Google Patents
自動車用ドアービームInfo
- Publication number
- JPH05213063A JPH05213063A JP1762392A JP1762392A JPH05213063A JP H05213063 A JPH05213063 A JP H05213063A JP 1762392 A JP1762392 A JP 1762392A JP 1762392 A JP1762392 A JP 1762392A JP H05213063 A JPH05213063 A JP H05213063A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- impact beam
- outer plate
- corner
- impact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドアービームの補強と、ドアービームに用い
るインパクトビーム先端部の成形加工時間の短縮と、切
くずを無くす。 【構成】 インパクトビーム１の先端を符号１ａで示す
ようにプレス加工で斜めに潰して成形した。
るインパクトビーム先端部の成形加工時間の短縮と、切
くずを無くす。 【構成】 インパクトビーム１の先端を符号１ａで示す
ようにプレス加工で斜めに潰して成形した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用ドアービームに
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車用ドアービームは、車輌衝突時に
ドアーの変形を軽減して乗員を保護するために用いられ
ており、図４（ａ）（ｂ）のように、円筒形の金属パイ
プの一端を斜めに切断したインパクトビーム１の両端
に、図５に示すように延長部材２、２を溶接して構成し
たドアービーム３を、ドアーのアウタプレート４とイン
ナプレート５との間に前後方向に配設使用している。
ドアーの変形を軽減して乗員を保護するために用いられ
ており、図４（ａ）（ｂ）のように、円筒形の金属パイ
プの一端を斜めに切断したインパクトビーム１の両端
に、図５に示すように延長部材２、２を溶接して構成し
たドアービーム３を、ドアーのアウタプレート４とイン
ナプレート５との間に前後方向に配設使用している。
【０００３】そして、インパクトビームの一端を斜めに
切断した部分１ａがドアー前部に、ドアーの外方を向く
ように配設されている。このように、ドアービーム３を
構成するインパクトビームの一端（前端）外側を符号１
ａに示すように斜めに切断するのは、車輌衝突テスト
で、自動車の斜め前方からの衝撃を受けたときに、イン
パクトビーム１の前端外側がドアーのアウタプレートを
突き破って突出することを避けるためである。
切断した部分１ａがドアー前部に、ドアーの外方を向く
ように配設されている。このように、ドアービーム３を
構成するインパクトビームの一端（前端）外側を符号１
ａに示すように斜めに切断するのは、車輌衝突テスト
で、自動車の斜め前方からの衝撃を受けたときに、イン
パクトビーム１の前端外側がドアーのアウタプレートを
突き破って突出することを避けるためである。
【０００４】図６に衝撃力Ｆを受けたときのドアーの変
形を模式的に示すが、切断部分１ａが斜めに形成されて
いるため、アウタプレートを突き破るのが避けられてい
る。若しも、ドアービーム３のインパクトビーム１に斜
めの切断部分１ａが形成されていなくて、図７に示すよ
うに、インパクトビームの前端外側に角部１ｂが残され
たまゝであると、インパクトビーム１の前端面１ｃとド
アーのアウタプレート４とのなす角θが鋭角であるた
め、衝突時に、角部１ｂがアウタプレート４を突き破っ
て突出する。
形を模式的に示すが、切断部分１ａが斜めに形成されて
いるため、アウタプレートを突き破るのが避けられてい
る。若しも、ドアービーム３のインパクトビーム１に斜
めの切断部分１ａが形成されていなくて、図７に示すよ
うに、インパクトビームの前端外側に角部１ｂが残され
たまゝであると、インパクトビーム１の前端面１ｃとド
アーのアウタプレート４とのなす角θが鋭角であるた
め、衝突時に、角部１ｂがアウタプレート４を突き破っ
て突出する。
【０００５】このように鋭角θでアウタプレート４と対
向する角部１ｂを切り取って、斜面１ａを形成すると、
図９のように斜めの切断部分１ａとアウタプレート４と
が対向して、衝突時には、インパクトビーム１の前端が
アウタプレート４の内側に滑り込むため、アウタプレー
ト４を突き破って突出することがない。
向する角部１ｂを切り取って、斜面１ａを形成すると、
図９のように斜めの切断部分１ａとアウタプレート４と
が対向して、衝突時には、インパクトビーム１の前端が
アウタプレート４の内側に滑り込むため、アウタプレー
ト４を突き破って突出することがない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
角部１ｂを切削加工して斜めの切断部分１ａを形成して
いるので、加工工数が大で大量生産に向かないばかりで
なく、産業廃棄物となる切くずが発生し、かつドアービ
ーム全体としての強度の面にも問題点があった。
角部１ｂを切削加工して斜めの切断部分１ａを形成して
いるので、加工工数が大で大量生産に向かないばかりで
なく、産業廃棄物となる切くずが発生し、かつドアービ
ーム全体としての強度の面にも問題点があった。
【０００７】そこで、本発明はこのような問題点を解消
できる自動車用ドアービームを提供することを目的とす
る。
できる自動車用ドアービームを提供することを目的とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動車用ドアービームは、インパクトビー
ム（１）の端部の角であって、車輌ドアーに取付けたと
きにドアーの外方を向く部分が、衝突時にドアーのアウ
タプレートを突き破らないように、この角部を無くした
ものにおいて、インパクトビーム（１）の先端をプレス
加工により潰して前記角部を無くしたことを特徴とす
る。
に、本発明の自動車用ドアービームは、インパクトビー
ム（１）の端部の角であって、車輌ドアーに取付けたと
きにドアーの外方を向く部分が、衝突時にドアーのアウ
タプレートを突き破らないように、この角部を無くした
ものにおいて、インパクトビーム（１）の先端をプレス
加工により潰して前記角部を無くしたことを特徴とす
る。
【０００９】
【作用】インパクトビーム（１）の一端を塑性加工で潰
して成形しているので、切くずが生じなく、しかも潰さ
ないまゝの丸パイプのときと比較して、ドアービームの
強度は同じ強度が得られる。
して成形しているので、切くずが生じなく、しかも潰さ
ないまゝの丸パイプのときと比較して、ドアービームの
強度は同じ強度が得られる。
【００１０】そして、衝突時にドアーのアウタプレート
を突き破らない点は従来技術と同様である。
を突き破らない点は従来技術と同様である。
【００１１】
【実施例】図１と図２の実施例で、１はインパクトビー
ム、２はインパクトビーム１の両端に溶接した延長部材
で、インパクトビーム１と延長部材２、２とでドアービ
ーム３を構成する。
ム、２はインパクトビーム１の両端に溶接した延長部材
で、インパクトビーム１と延長部材２、２とでドアービ
ーム３を構成する。
【００１２】インパクトビーム１の前端外側は符号１ｄ
で示すように、パイプの内側へ潰して成形され、上方か
らみた平面図図１（ｂ）の、この部分の輪郭は図４
（ｂ）の従来技術の場合の斜めの切断部分１ａの輪郭と
類似である。
で示すように、パイプの内側へ潰して成形され、上方か
らみた平面図図１（ｂ）の、この部分の輪郭は図４
（ｂ）の従来技術の場合の斜めの切断部分１ａの輪郭と
類似である。
【００１３】このように先端部分を符号１ｄのように潰
すには、図３（ａ）に示す丸パイプの素材１Ａの先端
を、同図（ｂ）に示すように、プレス機の下型６に載
せ、上型７で押し潰して塑性変形させる。
すには、図３（ａ）に示す丸パイプの素材１Ａの先端
を、同図（ｂ）に示すように、プレス機の下型６に載
せ、上型７で押し潰して塑性変形させる。
【００１４】
【発明の効果】本発明の自動車用ドアービームは、上述
のように構成されているので、先端の成形加工時に切く
ずが生じず、プレス加工なので短時間で加工でき、しか
も、従来技術よりも強度の大きいドアービームを実現で
きる。
のように構成されているので、先端の成形加工時に切く
ずが生じず、プレス加工なので短時間で加工でき、しか
も、従来技術よりも強度の大きいドアービームを実現で
きる。
【図１】（ａ）は本発明の実施例に用いるインパクトビ
ームの斜視図、（ｂ）は同平面図。
ームの斜視図、（ｂ）は同平面図。
【図２】本発明のドアービームを用いた自動車用ドアー
の構造を示す模式的平面図。
の構造を示す模式的平面図。
【図３】（ａ）は本発明のドアービームに用いるインパ
クトビームの素材正面図、（ｂ）はインパクトビームの
プレス加工を説明する断面図。
クトビームの素材正面図、（ｂ）はインパクトビームの
プレス加工を説明する断面図。
【図４】従来技術に用いるインパクトビームの図で
（ａ）は斜視図、（ｂ）は平面図。
（ａ）は斜視図、（ｂ）は平面図。
【図５】図２に相当する従来技術の図。
【図６】自動車用ドアに衝撃力が加わって変形した状態
を示す模式図。
を示す模式図。
【図７】インパクトビームとドアーのアウタプレートの
関係を説明する水平断面図。
関係を説明する水平断面図。
【図８】インパクトビームがドアーのアウタプレートを
突き破ったときの状態を説明する概略平面図。
突き破ったときの状態を説明する概略平面図。
【図９】インパクトビームとでドアーのアウタプレート
の関係を説明する水平断面図。
の関係を説明する水平断面図。
１ インパクトビーム １ａ 角部 １ｄ プレス加工で潰した部分 ２ 延長部材 ３ ドアービーム
Claims (1)
- 【請求項１】 インパクトビーム（１）の端部の角であ
って、車輌ドアーに取付けたときにドアーの外方を向く
部分が、衝突時にドアーのアウタプレートを突き破らな
いように、この角部を無くしたものにおいて、インパク
トビーム（１）の先端をプレス加工により潰して前記角
部を無くしたことを特徴とする自動車用ドアービーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1762392A JPH05213063A (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 自動車用ドアービーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1762392A JPH05213063A (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 自動車用ドアービーム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05213063A true JPH05213063A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=11948997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1762392A Withdrawn JPH05213063A (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 自動車用ドアービーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05213063A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017515745A (ja) * | 2014-05-21 | 2017-06-15 | ルノー エス．ア．エス． | 自動車の強化ドア |
| CN110404990A (zh) * | 2019-08-14 | 2019-11-05 | 山东广泰环保科技有限公司 | 一种压管设备、复合管拉拔设备及拉拔工艺 |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP1762392A patent/JPH05213063A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017515745A (ja) * | 2014-05-21 | 2017-06-15 | ルノー エス．ア．エス． | 自動車の強化ドア |
| CN110404990A (zh) * | 2019-08-14 | 2019-11-05 | 山东广泰环保科技有限公司 | 一种压管设备、复合管拉拔设备及拉拔工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |