JP3545024B2 - 折曲げ加工方法およびその装置 - Google Patents

折曲げ加工方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、ワークに段曲げ加工を行う折曲げ加工方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワークに段曲げ加工を行うを手段としては、一般にプレスブレーキで段曲げ用金型を用いて行っていた。しかも、その折曲げ加工条件としては、例えば材質SPCCで板厚1.6mm,長さ1000mmのワークに100トンの加圧力で段曲げ加工を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の段曲げは、段差がワークの板厚に等しい段曲げであるが、上述した折曲げ加工条件に示すごとく、段曲げ中、最も所要トン数を要する折曲げ加工であり、折曲げ金型の設計に当り、まずプレスブレーキの加工能力が問題であった。
【0004】
この発明の目的は、上記問題点を改善するために、従来の段曲げ加工のごとく段曲げ中の所要トンを軽減させて無理なく段曲げ加工を行い得るようにした折曲げ加工方法およびその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、板状のワークに微細連結部を残してスリットを形成した後、このスリットを境にしてワークの一方を他方のワークに対して板厚方向に移動し、その後に前記一方のワークの前記スリット側の端部側と他方のワークの前記スリット側の端部側を重ね合せ、この重ね合せ部分を板厚方向から押圧して段曲げ加工を行うことを特徴とする折曲げ加工方法である。
【0007】
また、この発明は、対向配置されるパンチリテーナおよびカウンタリテーナと、前記パンチリテーナに前記カウンタリテーナとの対向方向に所定量のみ移動可能に取付けられたパンチ部材と、前記カウンタリテーナに前記パンチリテーナとの対向方向に所定量のみ移動可能に且つ前記パンチ部材と対向して取付けられ前記パンチ部材と協働してワークを挟み持つカウンタホルダと、前記パンチ部材を前記カウンタホルダの側に第一のばね力に付勢する第一のばね部材と、前記カウンタホルダを前記パンチ部材の側に前記第一のばね力により小さい第二ばね力により付勢する第二のばね部材と、前記カウンタリテーナの一側に設けられ前記ワークを挟み込むスイングプッシャーを備えたオフセットスライダと、前記パンチリテーナの一側に設けられ前記スイングプッシャーを押圧する押圧部材と、前記パンチリテーナの一側に設けられ前記スライダをワーク側へオフセットせしめるスラスト部材と、を備えて折曲げ加工装置を構成した。
【0008】
【作用】
この発明の折曲げ加工方法およびその装置を採用することにより、ワークに微細連結部を残してスリットを形成せしめる。次いで、このスリットを境にしてワークの一方を上下に移動させることにより、段付き工程,重ね合せ工程およびつぶし工程が順に行われて、ワークに段曲げ加工が行われる。また、この段曲げ加工を行うのに、パンチリテーナ,カウンタリテーナ,パンチ部材,カウンタホルダ,第一,第二のばね部材,スイングプッシャを備えたオフセットスライダ,押圧部材およびスラスト部材からなる折曲げ加工装置を用いることにより、段曲げ加工が従来よりも曲げトン数を軽減させて無理なく行われる。
【0009】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
【0010】
図2(A),(B)を参照するに、板状のワークWにレーザ加工機などで微細連結部Mを片側のみに残してスリットSを形成せしめる。このように、スリットSを境にしてワークWの一方W(片側)にサイドスリットSが入れられる。
【0011】
このようなワークWの状態すなわち図1(A)の状態から、図1(B)に示したように、一方のワークWに対して他方のワークWを矢印で示す板厚方向に移動し持ち上げて微細連結部Mが曲げられて板厚分の段付き加工が行われる。この状態で図1(C)に示したように、一方のワークWに対して他方のワークW の端部を重ねるように矢印で示すごとく左方に押圧せしめると、微細連結部Mが完全に折り曲げられて端部側の重ね合せ工程が行われる。次いで、図1(D)に示したように、一方のワークWに対して他方のワークWを矢印のごとく上方より板厚方向に押圧してつぶし工程が行われて段曲げ加工を行われることになる。
【0012】
図4(A),(B)を参照するに、ワークWにレーザ加工機などで微細連結部Mを両側に残してスリットSを形成せしめる。このように、スリットSを境にしてワークWの両側W,Wに両側スリットS,Sが入れられる。
【0013】
このようなワークの状態すなわち図3(A)の状態から、図3(B)に示したように、上述と同じようにして段付き工程が行われた後、図3(C),(D)に示したように、重ね合せ工程,つぶし工程が行われて段曲げ加工が行われる。
【0014】
図6(A),(B)を参照するに、ワークWにレーザ加工機などで微細連結部Mを両側に残してスリットSを形成せしめる。このように、スリットSを境にしてワークWの両側W,Wに斜めサイドスリットSが入れられる。
【0015】
このようなワークWの状態すなわち図5(A)の状態から、上述した要領で図5(B),(C),(D)に示したように、段付き工程,重ね合せ工程,つぶし工程が行われる。
【0016】
この両側斜めサイドスリットSを入れた場合の例では、図5(D)に示されているように、E面をロケート等ゲージングに使用する場合、微細連結部Mの余った肉がはみ出さないようしたものである。
【0017】
また、外観を気にしなければ、サイドスリット幅Bを板厚tよりも非常に大きくすることにより(B≫t)、コストが差程かからずにゲージングのE面を得るようにすることもできる。
【0018】
図7(A),(B)に示した折曲げ製品は、この実施例の折曲げ加工方法によって得られた製品の一例である。
【0019】
次に、上述した段曲加工によって折曲げ製品を得る折曲げ加工装置の実施例について説明する。
【0020】
図8を参照するに、折曲げ加工装置1は上部テーブル3と下部テーブル5とを備えており、本実施例では上部テーブル3を固定し、下部テーブル5を上下動せしめる例で説明するが、下部テーブル5を固定し、上部テーブル3を上下動せしめようにしても構わない。
【0021】
前記上部テーブル3の下部には締め金7によりパンチリテーナ9がボルトにより固定され、前記上下動自在な下部テーブル5の上部には締め板11によりカウンタリテーナ13が固定されている。
【0022】
パンチリテーナ9にはスルーボルト15によりパンチ部材17がカウンタリテーナ13との対向方向、即ち上下方向に所定量のみ移動可能に取り付けられている。パンチリテーナ9とパンチ部材17の頂部との間には圧縮コイルばね19が所定の予荷重を与えられた状態にて装着されている。圧縮コイルばね19はパンチ部材17をカウンタリテーナ13の側、即ち下方へ比較的大きい第一のばね力をもって付勢している。
【0023】
カウンタリテーナ13にはスルーボルト21によりカウンタホルダ23がパンチリテーナ9との対向方向、即ち上下方向に所定量のみ移動可能に且つパンチ部材17と対向して取り付けられている。カウンタホルダ23はパンチ部材17の下底面に対向する水平方向に平らな上面を有しており、カウンタリテーナ13の上面より突出されている。
【0024】
カウンタリテーナ13とカウンタホルダ23の底部との間には圧縮コイルばね25が所定の予荷重を与えられた状態にて装着されている。圧縮コイルばね25はカウンタホルダ23をパンチリテーナ1の側、即ち上方へ第一のばね力より小さい第二のばね力をもって付勢している。
【0025】
前記カウンタリテーナ13の図8において右側に一体化され突出した突出部13T上にはオフセットスライダ27が設けられている,即ち、オフセットスライダ27は前記カウンタリテーナ13における突出部13Tの右端上には本体プレート29が複数のボルトで固定されている。この本体プレート29の左側には隙間31をあけてワークWをくわえる鍔部33Aを備えたスライダプレート33が設けられている。このスライダプレート33はスルーボルト35の左端に取付けられている。しかも、前記突出部13Tと本体プレート29の側面とスルーボルト35の頭部35Hとの間には圧縮コイルばね37が右方向へ付勢して介在されている。前記スライダプレート33の上部にはピン39でスイングプッシャ41が揺動可能に枢支されている。
【0026】
前記パンチリテーナ9の図8において右側に一体化され突出した突出部9Tの先端には下方へ延伸したプレート43が一体化されている。このプレート43の下端にはスラストローラ45が設けられている。また、前記突出部9Tのパンチリテーナ9側寄りの下部にスプール47が設けられている。このスプール47は圧縮コイルばね49により下方へ付勢されている。
【0027】
上記構成により、例えば図2に示された微細連結部Mを残してスリットSを形成せしめたワークWの端面を図8に示されているように、スライダプレート33の鍔部33Aでくわえ込んでカウンタホルダ23上に載置せしめる。
【0028】
図8の状態において、下部テーブル5を距離Hだけ上昇せしめると、図9に示されているように、第一の圧縮コイルばね19が圧縮されると共に、カウンタホルダ13が第二の圧縮コイルばね25の付勢力に抗して距離Hだけ下降してワークWに図9に示されているごとく、段付き加工が行われる。このとき、スラストローラ45は図9に示されているように、スライダプレート33に形成された傾斜面33Kに沿って相対的に下降し、隙間31に入り込むような状態となっている。
【0029】
次いで、下部テーブル5をさらに上昇せしめると、スラストローラ45がスライダプレート33の傾斜面33Kから隙間31に入り込んでスライダプレート33を圧縮コイルばね37の付勢力に抗して図9において左方へ移動して図10に示されているように重ね合せ工程が行われる。そして、下部テーブル5を図9に示したごとく、Hだけ上昇せしめることにより、相対的にパンチ部材17が第一の圧縮コイルばね19の付勢力に抗して下降すると共に、スプール47も圧縮コイルばね49の付勢力に抗して下降し、スイングプッシャ41がピン39を支点として反時計方向に回動してワークWを押しつぶすつぶし工程が行われてワークWに段曲げ加工に容易に行うことができる。
【0030】
上記の説明において、ワークWの端面をスライダプレート33の鍔部33Aでくわえ込んでいるため、ワークWのハネ上げを防いでいる。また、つぶし工程が行われる際には、スラストローラ45が隙間31に入り込んでいるから、横方向の移動は完全に終了している。したがって、完全に各工程毎に動きが完了するため、段曲げ加工を従来よりも曲げトン数を軽減させて無理が無く行うことができる。
【0031】
なお、この発明は、前述した実施例に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0032】
【発明の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載されているとおりの構成であるから、従来の段曲げ加工よりも所要トン数を軽減させて無理なく段曲げ加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の片側サイドスリット入りのワークに段曲げ加工を行う作用の説明図である。
【図2】ワークに片側サイドスリットを形成せしめる説明図である。
【図3】この発明の両側サイドスリット入りのワークに段曲げ加工を行う作用の説明図である。
【図4】ワークに両側サイドスリットを形成せしめる説明図である。
【図5】この発明の両側斜めサイドスリット入りのワークに段曲げ加工を行う作用の説明図である。
【図6】ワークに両側斜めサイドスリットを形成せしめる説明図である。
【図7】この曲げ加工方法によって得られた曲げ製品の一例図である。
【図8】この発明の段曲げ加工を行う一実施例の折曲げ加工装置の正面断面図である。
【図9】作用説明図である。
【図10】作用説明図である。
【符号の説明】
W,W,W ワーク
微細連結部
S スリット
1 折曲げ加工装置
9 パンチリテーナ
13 カウンタリテーナ
17 パンチ部材
19 第一の圧縮コイルばね
23 カウンタホルダ
25 第二の圧縮コイルばね
27 オフセットスライダ
33 スライダプレート
41 スイングプッシヤ
45 スラストローラ
47 スプール

Claims (2)

  1. 板状のワークに微細連結部を残してスリットを形成した後、このスリットを境にしてワークの一方を他方のワークに対して板厚方向に移動し、その後に前記一方のワークの前記スリット側の端部側と他方のワークの前記スリット側の端部側を重ね合せ、この重ね合せ部分を板厚方向から押圧して段曲げ加工を行うことを特徴とする折曲げ加工方法。
  2. 対向配置されるパンチリテーナおよびカウンタリテーナと、前記パンチリテーナに前記カウンタリテーナとの対向方向に所定量のみ移動可能に取付けられたパンチ部材と、前記カウンタリテーナに前記パンチリテーナとの対向方向に所定量のみ移動可能に且つ前記パンチ部材と対向して取付けられ前記パンチ部材と協働してワークを挟み持つカウンタホルダと、前記パンチ部材を前記カウンタホルダの側に第一のばね力に付勢する第一のばね部材と、前記カウンタホルダを前記パンチ部材の側に前記第一のばね力より小さい第二ばね力により付勢する第二のばね部材と、前記カウンタリテーナの一側に設けられ前記ワークを挟み込むスイングプッシャーを備えたオフセットスライダと、前記パンチリテーナの一側に設けられ前記スイングプッシャーを押圧する押圧部材と、前記パンチリテーナの一側に設けられ前記スライダをワーク側へオフセットせしめるスラスト部材と、を備えてなることを特徴とする折曲げ加工装置。
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