JPH0521302Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0521302Y2
JPH0521302Y2 JP9989088U JP9989088U JPH0521302Y2 JP H0521302 Y2 JPH0521302 Y2 JP H0521302Y2 JP 9989088 U JP9989088 U JP 9989088U JP 9989088 U JP9989088 U JP 9989088U JP H0521302 Y2 JPH0521302 Y2 JP H0521302Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
bolt
groove
fitting hole
bolt head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9989088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0223963U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9989088U priority Critical patent/JPH0521302Y2/ja
Publication of JPH0223963U publication Critical patent/JPH0223963U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0521302Y2 publication Critical patent/JPH0521302Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ボルト頭部やナツトを嵌合する多角
形の嵌合孔を有するナツトランナ用のソケツトに
関する。
(従来の技術) 従来、セツト治具にセツトしたワークをロボツ
ト等に取付けた組付治具に受取らせて自動組付け
を行う場合、ワーク受取り時に組付治具に搭載し
たナツトランナのソケツトを予めセツト治具にワ
ークと共にセツトした締付ボルトの頭部に嵌合さ
せて、ナツトランナに締付ボルトを受取らせるよ
うにしている。
この受取り時、組付治具の位置決め精度の関係
でソケツトがセツト治具にセツトしたボルトに対
し芯ずれすることがあり、かかる芯ずれを矯正し
得るよう、実開昭58−35074号公報により、ボル
ト頭部を嵌合する多角形の嵌合孔の口元部にテー
パ状のガイド部を形成したソケツトが提案されて
いる。
(考案が解決しようとする課題) 上記ソケツトによれば、ボルト頭部のガイド部
への挿入で芯ずれが矯正され、ソケツトの回転に
よりボルト頭部と嵌合孔との位相が合致したとこ
ろで嵌合孔にボルト頭部が嵌合される。
然し、ボルトの回転を規制するものがないと、
ソケツトの回転でボルトが一緒に回転して、位相
合せがうまく行われなくなり、そこで従来はセツ
ト治具のボルトのセツト箇所にボルトの軸部を把
持するクランプ手段を設けてボルトを回り止めす
るようにしているが、コストダウンのためにはク
ランプ手段を省略する必要があり、又締具として
ナツトを用いるときは、ナツトをソケツトに干渉
しないように把持することが困難なため、ボルト
やナツトを回り止めせずにソケツトに嵌合し得る
ようにすることが望まれる。
本考案は、かかる要望に適合したナツトランナ
用のソケツトを提供することをその目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案では、ボルト頭
部やナツトを嵌合する多角形の嵌合孔を有するナ
ツトランナ用のソケツトにおいて、ソケツトの先
端面に該ソケツトの軸線に直交する凹溝を形成し
て、該凹溝の底面に前記嵌合孔を対向する1組の
孔壁面が該凹溝の両側の溝壁面に合致するように
開口させ、且つ該溝壁面に該ソケツトの軸線方向
先方に向つて溝幅方向外方に傾斜する傾斜面を形
成した。
(作用) 本考案の作用を第5図を参照して説明する。セ
ツト治具等にセツトしたボルトの頭部a1とソケツ
ト2の嵌合孔3とが第5図aに示す如く芯ずれ及
び位相ずれしている状態でソケツト2をボルト頭
部a1に向けて前進させると、先ず凹溝4の溝壁面
4bに形成した傾斜面4cがボルト頭部a1に当接
し、該傾斜面4cに案内されてボルト頭部a1がそ
の1組の対向辺を両側の溝壁面4b,4bに沿わ
せるようにして凹溝4に挿入され、第5図bに示
す如く位相ずれが矯正されると共に、凹溝4の溝
幅方向の芯ずれが矯正される。
尚、ソケツト2を回転しつつ前進させる場合、
傾斜面4cがボルト頭部a1に当接した状態でボル
トがソケツト2と一緒に回転してボルト頭部a1
凹溝4に挿入不能となることが懸念されるが、位
相ずれした状態においてボルト頭部a1は両側の溝
壁面4b,4bの傾斜面4c,4cに2点で点接
触するだけであり、セツト治具に面接触するボル
ト頭部の下面に作用する摩擦力の方がボルト頭部
a1とソケツト2との間に働く摩擦力より大きくな
るため、ボルトがソケツト2と一緒に回転するこ
とはなく、而もソケツト2の前進力により傾斜面
4cを介してボルト頭部a1の位相ずれを矯正する
方向にボルトを回転させようとする力が働き、か
くてボルトを回り止めしなくてもボルト頭部a1
凹溝4に確実に挿入される。
然し、この状態では凹溝4の長手方向の芯ずれ
δが残つているため、ボルト頭部a1が凹溝4の底
面4aに当接してソケツト2のそれ以上の前進が
阻止され、続くソケツト2の回転により定位置に
保持されるボルトの軸心01回りにボルトを回転し
つつソケツト2が公転しようとするが、ソケツト
2にはナツトランナ軸の弾性等によりこれを原位
置Oに復帰させるセンタリング力Fが作用するた
め、仮にソケツト2の軸心が公転によつて第6図
に示す如くボルト軸心O1を中心とする半径δの
円周上の点02′に移動したとすると、センタリン
グ力Fの凹溝4の長手方向の分力F1によりソケ
ツト2がボルト軸芯01側に押され、摩擦力を無視
するとソケツト2の軸心は線0102′に点Oから降
した垂線の交点02に移動することになり、第5図
bの状態から90°回転したところで同図Cに示す
如くソケツト2の軸心がボルト頭部a1の軸心に合
致し、嵌合孔3にボルト頭部a1が嵌合する。
(実施例) 第1図を参照して、1はボルトaをセツトする
セツト治具、2は図外のナツトランナに連結され
るソケツトを示し、該ソケツト2に第2図に示す
如く略6角形状の嵌合孔3を形成し、該嵌合孔3
にセツト治具1にセツトしたボルトa1の頭部a1
嵌合させて、ソケツト2にボルトaを受取らせる
ようにした。
該ソケツト2の先端面には、第2図及び第3図
に示す如く、ソケツト2の軸線に直交する凹溝4
が形成されており、該凹溝4の底面4aに、前記
嵌合孔3を対向する1組の孔壁面3a,3aが該
凹溝4の両側の溝壁面4b,4bに合致するよう
に開口させ、更に該各溝壁面4bにソケツト2の
軸線方向先方に向つて該凹溝4の溝幅方向外方に
傾斜する傾斜面4cを形成した。
尚、本実施例では、嵌合孔3の孔壁面3aを曲
面に形成する関係で溝壁面4bの長手方向中央部
を孔壁面3aと同一の曲面に形成し、更に凹溝4
の底面4aに対する嵌合孔3の開口縁部に第4図
示の如く面取り部3bを形成して、嵌合孔3にボ
ルト頭部a1を嵌合し易くし、また嵌合孔3の底部
に磁石5を取付けて、ボルトaをソケツト2に吸
着し得るようにした。
以上の構成によれば、セツト治具1に挿通セツ
トしたボルトaの頭部a1に向けてソケツト2を微
速回転しつつ前進させることにより、上記作用の
項で説明した如く、先ず傾斜面4cによるガイド
機能で位相ずれが矯正され、次いでソケツト2の
回転による求心作用で芯ずれが矯正され、ボルト
aをクランプ手段等で回り止めせずに嵌合孔3に
ボルト頭部a1を確実に嵌合できる。
尚、セツト治具にピンによりナツトを芯決めし
てセツトし、これをソケツト2に受取らせる場合
にも、同様に本考案を適用できる。
尚、ソケツト2をナツトランナ軸に対し実開昭
60−74963号公報や実開昭60−8086号公報等で公
知のフローテイング機構を介して軸線方向に移動
自在に且つ求心作用を有するようにフローテイン
グ支持させても良いが、ソケツト2をナツトラン
ナ軸に不動に連結しても、凹溝4の底面がボルト
頭部a1に当接した後のボルトaに対する押圧力を
ナツトランナの進退用エアシリンダのエア圧設定
で小さく抑え、ナツトランナ軸の弾性を利用して
ソケツト2をボルト頭部a1に芯合せすることがで
き、ソケツトをナツトランナ軸にフローテイング
支持させることは必要不可欠ではない。
(考案の効果) 以上の如く本考案によるときは、ボルトやナツ
トをクランプ手段で回り止めしなくとも、ボルト
頭部やナツトとソケツトの位相ずれ及び芯ずれを
矯正して、ソケツトの嵌合孔にボルト頭部やナツ
トを確実に嵌合できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案ソケツトの1例の側面面図、第2
図は第1図の−線から見たソケツトの端面
図、第3図は第2図の−線截断側面図、第4
図は第2図の−線截断端面図、第5図a,
b,cはソケツトをボルト頭部に嵌合する際の作
用説明図、第6図はソケツトの回転による求心作
用を説明する力学解析図である。 a……ボルト、a1……頭部、2……ソケツト、
3……嵌合孔、3a……孔壁面、4……凹溝、4
a……底面、4b……溝壁面、4c……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボルト頭部やナツトを嵌合する多角形の嵌合孔
    を有するナツトランナ用のソケツトにおいて、ソ
    ケツトの先端面に該ソケツトの軸線に直交する凹
    溝を形成して、該凹溝の底面に前記嵌合孔を対向
    する1組の孔壁面が該凹溝の両側の溝壁面に合致
    するように開口させ、且つ該溝壁面に該ソケツト
    の軸線方向先方に向つて溝幅方向外方に傾斜する
    傾斜面を形成したことを特徴とするナツトランナ
    用ソケツト。
JP9989088U 1988-07-29 1988-07-29 Expired - Lifetime JPH0521302Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9989088U JPH0521302Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9989088U JPH0521302Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0223963U JPH0223963U (ja) 1990-02-16
JPH0521302Y2 true JPH0521302Y2 (ja) 1993-06-01

Family

ID=31327467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9989088U Expired - Lifetime JPH0521302Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0521302Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0223963U (ja) 1990-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000356211A (ja) 締付けペンチのための締付けナット
JPH0521302Y2 (ja)
CA2148182C (en) Rotary apparatus with gap-controlling features and related method
JPS5810181B2 (ja) ツ−ルホルダ
JP2021160035A (ja) 締付装置
JPH0426188Y2 (ja)
JPS643650Y2 (ja)
JP3079787B2 (ja) ねじ類締付装置
JPH0314272Y2 (ja)
JPS629002Y2 (ja)
JP3751474B2 (ja) 締付け用ソケット
JPH0215137Y2 (ja)
JPH0549220U (ja) ナットランナ用ソケット
JPS6312885Y2 (ja)
JPH0135789Y2 (ja)
JPH0614092Y2 (ja) トルクリミッタ
JPH08200337A (ja) 回転力伝達軸嵌合機具
JPS6322058Y2 (ja)
JPS5837562Y2 (ja) 植込みボルト用植込み治具
JPS6010752Y2 (ja) フィ−ドバ−連結装置
JPH0418761Y2 (ja)
JPH0137849Y2 (ja)
JPH0637868Y2 (ja) ボルト締付軸
JPS5841078Y2 (ja) 工具保持装置
JPS593820Y2 (ja) ロックリング用作業工具