JPH0521226U - ミラー角度調整装置 - Google Patents

ミラー角度調整装置

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JPH0521226U
JPH0521226U JP7760291U JP7760291U JPH0521226U JP H0521226 U JPH0521226 U JP H0521226U JP 7760291 U JP7760291 U JP 7760291U JP 7760291 U JP7760291 U JP 7760291U JP H0521226 U JPH0521226 U JP H0521226U
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JP
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mirror
mirror holder
angle
adjusting
holder
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JP7760291U
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Inventor
克己 西村
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ミラーホルダーを強固に固定することができて
がたつきがなく、信頼性を向上させることができると共
に、円滑な角度調整を行うことができるミラー角度調整
装置を提供する。 【構成】ミラー19を保持するミラーホルダー23とこ
のミラーホルダーを取付ける基体とを有し、ミラーホル
ダー23には突き当て部28を設け、突き当て部28の
両側を基体に対しねじ締めして突き当て部28を支点と
して傾動可能とし突き当て部28の両側のねじとは別の
位置に設けた調整ねじでミラーホルダー23の角度を調
整することによりミラー19の取付け角度を調整可能と
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば光走査装置における同期信号検出用光学系などに用いること ができるミラー角度調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種光学系には、光路を曲げるためのミラーが用いられるが、入射光を所定位 置に正確に導くためにはミラーの角度を調整する装置を用いる必要がある。図9 は従来のミラー角度調整装置の例を示す。図9において、符号50で示すミラー はミラーホルダー51の表面に取付けられており、ミラーホルダー51に形成さ れた3個の挿通孔にそれぞれ調整ねじ53,54,55を挿通し、これらの調整 ねじ53,54,55を基台52に螺入することによってミラーホルダー51が 基台52に支持されている。各調整ねじ53,54,55の周りには基台52と ミラーホルダー51との間においてコイルばねが介装されており、これらのコイ ルばねの弾力によってミラーホルダー51が基台52から離間する向きに付勢さ れている。
【0003】 調整ねじ53,54はミラーホルダー51の一側縁部に沿い所定の間隔をおい て配置され、調整ねじ54,55はミラーホルダー51の他の一側縁部に沿い所 定の間隔をおいて配置されている。調整ねじ53,54の配置方向と調整ねじ5 4,55の配置方向は互いに直交している。従って、例えば調整ねじ53を調整 すれば、ミラーホルダー51及びミラー50が調整ねじ54,55を結ぶ線を中 心にして回転し、矢印a方向の傾きを調整することができ、調整ねじ55を調整 すれば、ミラーホルダー51及びミラー50が調整ねじ53,54を結ぶ線を中 心にして回転し、矢印b方向の傾きを調整することができる。また、調整ねじ5 4を調整すれば、矢印a方向と矢印b方向とを複合した方向の調整を行うことが できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のミラー角度調整装置によれば、ミラーホルダー51の挿通孔に調整 ねじ53,54,55が挿通され、各調整ねじ53,54,55の周りに介装し たばねでミラーホルダー51を各調整ねじ53,54,55の頭部に押圧しただ けにすぎないから、ミラーホルダー51を強固に固定することができず、振動に よってミラーホルダーが共振したりずれたりし、信頼性に欠けるという難点があ った。
【0005】 本考案は、このような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、ミ ラーホルダーを強固に固定することができてがたつきがなく、信頼性を向上させ ることができると共に、円滑な角度調整を行うことができるミラー角度調整装置 を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ミラーを保持するミラーホルダーとこのミラーホルダーを取付ける 基体とを有し、ミラーホルダーには突き当て部を設け、この突き当て部の両側を 基体に対しねじ締めして突き当て部を支点として傾動可能とし、突き当て部の両 側のねじとは別の位置に設けた調整ねじでミラーホルダーの角度を調整すること によりミラーの取付け角度を調整可能としたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
ミラーホルダーの突き当て部の両側を基体に対してねじ締めすることにより上 記突き当て部が基体に当接し、ミラーホルダーのがたつきはない。上記突き当て 部の両側のねじを調整することによりミラーホルダーが突き当て部を支点として 傾動し、一方向のミラー角度調整を行うことができる。突き当て部の両側のねじ とは別の位置に設けた調整ねじを調整することによりミラーホルダーが突き当て 部を支点として他方向に傾動し、他方向のミラー角度調整を行うことができる。
【0008】
【実施例】 以下、図面を参照しながら本考案にかかるミラー角度調整装置について説明す ることにするが、図示の実施例は光走査装置の同期信号検出光学系におけるミラ ーの角度調整装置になっているので、まず、光走査装置及びその同期信号検出光 学系の例について概略的に説明することにする。
【0009】 図6、図7において、周壁を有するシャーシ11の一側部には半導体レーザー 等でなるレーザー光源12が固定されており、レーザー光源12から出射したレ ーザービームの進路にはシリンドリカルレンズ13が配置されると共に、さらに その先方にモータ14によって回転駆動されるポリゴンミラー15が配置されて いる。ポリゴンミラー15の回転により、レーザー光源12からのレーザービー ムが一定の角度範囲で偏向される。ポリゴンミラー15によって偏向されたレー ザービームは、ポリゴンミラー15の近傍に配置されたfθレンズ16を通り、 図6においてシャーシ11の上縁部に配置された第1の走査用反射ミラー17で 反射される。第1の走査用反射ミラー17は図7に示すようにレーザービームを 鋭角的に折り返し状に反射するものであり、この反射光はさらにシャーシ11の 内方底部に配置された第2の走査用反射ミラー18でシャーシ11の外方に向か い反射される。
【0010】 図8にも示すように、第2の走査用反射ミラー18による反射光の進路上には 感光体(図示されず)などがあり、この感光体などの感光面上で走査線21を描 く。図8において走査線21の走査方向を矢印で示すように右から左に向かう方 向とすると、走査開始側である右側に、第2の走査用反射ミラー18による反射 ビームの一部を反射するためのミラー19が配置されている。ミラー19による 反射ビームの進路上には受光素子20が配置されている。図6に示すように、受 光素子20は、fθレンズ16と第2の走査用反射ミラー18との間において、 fθレンズ16を通ったレーザービームの進行に支障とならないようにシャーシ 11に固定されている。この受光素子20にレーザービームの一部を導くために 、図8に示すようにミラー19は所定の傾き角度をもって取付けられている。
【0011】 上に述べたミラー19と受光素子20及び第2の走査用反射ミラー18の配置 関係からわかるように、受光素子20はレーザービームの走査開始位置を検出す る。そこで、受光素子20による検出信号出力時点から一定時間後に同期信号を 発生させ、この同期信号に同期してレーザー光源12を被記録情報信号により駆 動開始すると、この被記録情報信号に応じてレーザービームが変調され、前記感 光体の感光面上に潜象が形成される。
【0012】 このように、ミラー19は同期信号を検出するための受光素子20にレーザー ビームを導くためのものであるから、その傾き角度は精度よく調整されている必 要があり、調整精度がよくない場合は受光素子20にレーザービームが正しく入 射しなくなり、被記録情報信号の同期が外れて画像が正しく形成されないことに なる。従って、図示の実施例では、ミラー19の傾き角度を精度よく調整するた めのミラー角度調整装置が採用されている。図1ないし図5はミラー角度調整装 置の具体例を示す。
【0013】 図1ないし図5において、ミラー19はミラーホルダー23の表面に取付けら れている。ミラーホルダー23は外縁部に互いに直交する方向の面を有する折曲 部24,24を有している。これらの折曲部24,24にミラー19の互いに直 交する二つの側面が押し当てられ、さらにミラーホルダー23に固植又は突出形 成された二つの位置決め突起25,25によってミラー19の互いに直交する他 の二つの側面が位置決めされることにより、ミラーホルダー23の所定位置にミ ラー19が位置決めされている。そして、この状態で複数個所を接着剤26で接 着することによりミラー19がミラーホルダー23に取付けられている。
【0014】 ミラーホルダー23にはその一側縁部を上記折曲部24,24と同じ向きに折 り曲げることによって突き当て部28が形成されている。ミラーホルダー23に は上記突き当て部28を形成した縁部において、かつ、突き当て部28の両側に 円形の挿通孔29,29が形成されている。付当て部28は挿通孔29,29の 中心を結ぶ直線上に形成されている。ミラーホルダー23にはまた、挿通孔29 ,29とは別の位置に長孔27が形成されている。二つの挿通孔29,29の中 心を結ぶ直線に対して、一方の挿通孔29と長孔27の中心とを結ぶ直線は互い に直交するように、挿通孔29,29と長孔27とが配置されている。
【0015】 ミラーホルダー23は基体30に取付けられている。基体30は、ミラーホル ダー23の二つの挿通孔29,29及び長孔27にそれぞれ対応する位置にねじ 孔を有していて、上記二つの挿通孔29,29に挿通されたねじ31,31及び 上記長孔27に挿通された調整ねじ32がそれぞれ基体30のねじ孔に螺入され ている。上記二つのねじ31,31を基体30に螺入することにより、図2に示 すようにミラーホルダー23の突き当て部28の先端が基体30に突き当たり、 また、図4に示すように調整ねじ32を基体30に螺入することによってミラー ホルダー23が基体30にがたつくことなく強固に取付けられている。基体30 とミラーホルダー23との間には、これら基体30とミラーホルダー23とを互 いに離間する方向に付勢する板ばね33が介装されている。
【0016】 いま、突き当て部28が基体30に突き当たった状態でその両側のねじ31, 31を調整することにより、突き当て部28を支点としてミラーホルダー23及 びこれと一体のミラー19を図2において左右方向に傾動させ、ミラー19の一 方向の傾き角度を調整することができる。この調整は突き当て部28を基体30 に突き当てると共に突き当て部28を支点として行われるから、調整後もミラー ホルダー23は基体30に強固に、がたつくことなく取付けられ、光走査ユニッ トが振動したとしてもミラーホルダ23が共振することはなく、前記受光素子2 0の検出出力波形がゆれることはない。従って、信頼性の高いミラー角度調整装 置を得ることができる。
【0017】 また、調整ねじ32を調整することにより、突き当て部28を支点としてミラ ーホルダー23及びこれと一体のミラー19を図4において左右方向、すなわち 上記ねじ31,31によるミラー19の傾動方向に対して直交する方向に傾動さ せ、ミラー19の他方向の傾き角度を調整することができる。この場合、板ばね 33も傾き角度調整に寄与することになるが、基体30に突き当てられたミラー ホルダー23の突き当て部28を支点として角度調整されることになるため、調 整後もミラーホルダー23は基体30に強固に、がたつくことなく取付けられ、 信頼性の高いミラー角度調整装置を得ることができる。
【0018】 このようにして各方向の傾きを調整した後は、図4に示すように各ねじ31, 32と基体30との間に接着剤35を塗布し、各ねじ31,32とミラーホルダ ー23との間に接着剤36を塗布して、ミラーホルダー23と基体30とをより 強固かつ確実に一体化することが望ましい。
【0019】 図示した実施例によれば、上に述べたような作用効果があるほか、一対のねじ 31,31の中心を結ぶ直線上に形成された突き当て部28を支点として上記ね じ31,31の調整により一方向の角度調整を行うことができ、また、同じく突 き当て部28を支点として調整ねじ32の調整により上記一方向に直交する他の 方向の角度調整を行うことができるようにしたため、一方向の角度調整と、これ に直交する他の方向の角度調整とを分離してそれぞれ独立に行うことができるし 、一方向の角度調整によって他の方向の調整に影響を及ぼすことがなく、ミラー 角度調整が容易になるという利点もある。
【0020】 本考案にかかるミラー角度調整装置は、図示の例のような光走査装置に限らず あらゆる光学装置に適用可能である。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、ミラーホルダーに形成した突き当て部を基体に突き当てた状 態でこの突き当て部を支点としてミラーの角度を調整することができるから、調 整後もミラーホルダーは基体に強固に、かつ、振動によってがたつくことなく取 付けられ、信頼性の高いミラー角度調整装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるミラー角度調整装置の実施例を
基台を除いて示す正面図。
【図2】同上実施例を基台を付加した状態で示す左側面
図。
【図3】同上背面図。
【図4】同上平面図。
【図5】同上正面図。
【図6】上記ミラー角度調整装置を適用した光走査装置
の例を示す平面図。
【図7】同上断面側面図。
【図8】上記光走査装置のミラー及び受光素子の部分の
配置関係を示す斜視図。
【図9】従来のミラー角度調整装置の例を示す斜視図。
【符号の説明】
19 ミラー 20 受光素子 23 ミラーホルダー 28 突き当て部 30 基体 31 ねじ 32 調整ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザービームの一部を反射させて受光
    素子に導くためのミラーの取付け角度を調整する装置で
    あって、 ミラーを保持するミラーホルダーとこのミラーホルダー
    を取付ける基体とを有し、 ミラーホルダーには突き当て部を設け、 この突き当て部の両側を基体に対しねじ締めして上記突
    き当て部を支点として傾動可能とし、 上記突き当て部の両側のねじとは別の位置に設けた調整
    ねじでミラーホルダーの角度を調整することによりミラ
    ーの取付け角度を調整可能としたミラー角度調整装置。
JP7760291U 1991-08-30 1991-08-30 ミラー角度調整装置 Pending JPH0521226U (ja)

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JP7760291U JPH0521226U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 ミラー角度調整装置

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JP7760291U JPH0521226U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 ミラー角度調整装置

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JPH0521226U true JPH0521226U (ja) 1993-03-19

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ID=13638492

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116519032A (zh) * 2023-04-28 2023-08-01 广东顺德西安交通大学研究院 一种双镜反射的视觉检测设备

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