JPH05212033A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH05212033A
JPH05212033A JP2038192A JP2038192A JPH05212033A JP H05212033 A JPH05212033 A JP H05212033A JP 2038192 A JP2038192 A JP 2038192A JP 2038192 A JP2038192 A JP 2038192A JP H05212033 A JPH05212033 A JP H05212033A
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JP
Japan
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scale
speed
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region
cfm
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Withdrawn
Application number
JP2038192A
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English (en)
Inventor
Wataru Yagi
渉 八木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ドプラ効果を利用し、被検体内部
の動き (血流動態等) を映像化するドプラ機構付超音波
診断装置における速度情報の表示方法に関し、関心領域
の速度の把握を容易にする。 【構成】 カラー・フロー・マップ(CMF) 表示, 及びCF
M スケール表示を行う超音波診断装置において、関心領
域の速度情報が該CFM スケールが指示する速度以下であ
るCFM スケール中の速度領域を検出し、該CFM スケール
表示中に、所定の色相で, 又は明るさで、該関心領域の
速度変化を、該検出したCFM スケールの速度領域内で表
示するか, 或いは、該CFM スケール表示の近傍に、該CF
M スケール表示のスケールに対応した変位情報に変換し
たものを、別スケール、例えば、棒グラフで、実時間で
表示する。更に、該速度表示に当たってピークホールド
表示を行うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を被検体に照射
し、その反射信号により被検体内部を映像化する、医療
用超音波診断装置に係わり、特に、ドプラ効果を利用し
被検体内部の動き(血流動態など)を映像化する、ドプ
ラ機能付超音波診断装置に関する。
【0002】超音波診断装置には、被検体内部構造を映
像化するBモード機能と,血流など動きに関する情報を
映像化するドプラ機能などがある。該Bモード機能は、
細く絞られた超音波ビームで被検体を走査し、その反射
信号を輝度変調し、Bモード断層像を得るもので、通
常、階調性を持ったモノクロ像としてモニター表示され
る。
【0003】一方、ドプラ機能は、血流など動きのある
反射・散乱体からの反射信号がドプラ効果により周波数
シフトする原理を利用し、そのシフト量を解析すること
により動態を映像化する。
【0004】該ドプラ機能には、パルス・ドプラ(PW
D)や,カラー・フロー・マッピング(CFM)などと
称される機能がある。該パルス・ドプラ(PWD)は、
上記Bモード断層像内の任意の点(サンプル・ボリュー
ム)の動態に注目し、その周波数シフトを高速フーリエ
変換(FFT)などの周波数解析手法によりスペクトラ
ムとして求め、更に、スペクトラムの時間的変化として
映像化する。注目部位(関心領域)の流速や,その時間
変化を認識し易い反面、例えば、心腔内全体の血流動態
などを把握する場合においては、順次、サンプル・ボリ
ュームを移動させ、隈なく観察することとなり多大な診
断時間を要する。
【0005】カラー・フロー・マップ(CFM) は、この点
を改善し、上記Bモード断層像内の広い範囲の動き(平
均流速)を、自己相関法と呼ばれる手法により求め、B
モード像に重ね合わせる。この際、カラー表示するなど
してモノクロのBモード断層像と区別可能なものとす
る。
【0006】従って、動きの全体像を把握でき、例え
ば、心腔内の弁逆流や狭窄などの異常箇所の発見が容易
に行える。反面、流速値を色の色相や明るさなどで表現
するため、画像を見ただけでは、流速値の把握が困難で
ある。
【0007】通常、色相・明るさと流速の関係を示すス
ケール(カラー・バーなどと称する)が併記されている
が、注目する部位の流速を知るためにはその部位の色相
・明るさを、該スケールに照らし合わす努力が必要であ
り、診断の効率化の意味からは問題である。
【0008】従って、上記を改善し、カラー・フロー・
マップ(CFM) の全体像把握の容易性に加え、流速値の認
識をも容易にする表示方法が必要とされる。
【0009】
【従来の技術】図3は、従来の超音波診断装置を説明す
る図である。本図において、1 は、超音波を送受信する
超音波トランスデューサであり、ビーム・フォーマ部 2
からの送信信号を超音波に変換し、又被検体からの反射
波を電気信号に変換する。
【0010】2 は、制御部 11 の指定する走査方向へ超
音波ビームを収束させるための上記ビーム・フォーマ部
であり、3 は、各走査方向からの受信信号をデジタル化
し、表示用メモリーに書き込むためのBモード用のディ
ジタル・スキャン・コンバータ (Bモード用DSC)部
である。該ディジタル・スキャン・コンバータ(DSC)部
では、ビーム状の超音波信号で、被検体を扇状に走査し
たとき、時系列に入ってくる該超音波のエコー信号を、
ディジタル信号に変換し、該ディジタル信号をビットマ
ップメモリ上に、上記走査した扇状に記憶する。
【0011】4 は、上記ビーム・フォーマ部 2からの受
信信号をミキサーにより、ドプラ信号に復調し、自己相
関法により平均流速,分散,流れの向きなどを検出する
ためのカラー・フロー・マップ(CFM) 解析部であり、5
は、上記カラー・フロー・マップ(CFM) 解析部 4の出力
を、上記、Bモード用のディジタル・スキャン・コンバ
ータ (Bモード用DSC)部 3と同様にして、表示用メ
モリに書き込むためのカラー・フロー・マップ(CFM) 用
ディジタル・スキャン・コンバータ (CFM用DSC)
部である。
【0012】6 は、上記ビーム・フォーマ部 2からの受
信信号をミキサーにより復調し、制御部 11 が指示する
サンプル・ボリューム位置(関心領域)のドプラ信号を
周波数解析し、スペクトラムを求めるためのパルス・ド
プラ(PWD) 解析部であり、7は、上記パルス・ドプラ(PW
D) 解析部 6で求めたスペクトラムを時間的変化として
表示するスクロール・メモリー部である。
【0013】8 は、上記Bモード断層像上にカラー・フ
ロー・マップ(CFM) 解析部 4の出力を、重ね合わせて表
示する場合のカラー・フロー・マップ(CFM) の表示色
と、上記被検体の動態速度との関係を示す、カラー・フ
ロー・マップ(CFM) スケール表示手段である。
【0014】9 は、上記Bモード用のディジタル・スキ
ャン・コンバータ (Bモード用DSC)部 3と, カラー
・フロー・マップ(CFM) 用ディジタル・スキャン・コン
バータ (CFM用DSC) 部 5と, スクロール・メモリ
部 7のメモリ出力を処理し、表示モニタ 10 への表示信
号を作成するビデオ処理部であって、10は、上記Bモー
ド断層像, カラー・フロー・マップ(CFM) 像, パルスド
プラ(PWD) 像を表示する表示モニタである。
【0015】11は、ユーザ操作により、走査・表示など
装置全体を制御する制御部,12 は、ユーザ操作を行うキ
ーボード, そして、13は、サンプル・ボリュームの設定
など、上記Bモード断層像上の部位 (関心領域) を指定
することに使用する設定手段である。
【0016】上記、従来の超音波診断装置では、操作キ
ーボード 12 によるユーザ操作により、上記Bモード断
層像, カラー・フロー・マップ(CFM) 像, パルスドプラ
(PWD) 像が選択的に表示されていた。例えば、カラー・
フロー・マップ(CFM) 像は単独で表示モニタ 10 上に、
Bモード断層像とパルスドプラ(PWD) 像とは表示モニタ
10 上に分割表示される。
【0017】該カラー・フロー・マップ(CFM) 像は、前
述のように、上記ビーム・フォーマ部 2からの受信信号
をミキサーにより、ドプラ信号に復調し、自己相関法に
より平均流速,分散,流れの向きなどを検出し、該検出
した速度情報をカラー情報に変換して、該Bモード断層
像に重ね合わせて表示される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このとき、該速度情報
とカラー情報 (色相, 明るさ) との関係が、カラー・フ
ロー・マップ(CFM) スケールとして表示されるが、被検
体の各部位の平均流速を、色の色相や,明るさ等に変換
して表示するため、被検体のBモード断層像内の動きの
全体的な把握は容易であるものの、被検体の各部位の色
相,明るさを、該カラー・フロー・マップ(CFM) スケー
ル表示と照らし合わせる必要があり、該照らし合わせに
多大な時間を要し、診断効率が悪いという問題があっ
た。
【0019】本発明は上記従来の欠点に鑑み、カラー・
フロー・マップ(CFM) 像を表示することができる超音波
診断装置において、関心領域の速度情報と、カラー・フ
ロー・マップ(CFM) スケール表示との対応が容易に行え
る超音波診断装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1,図2は、本発明の
一実施例を示した図である。上記の問題点は下記のよう
に構成した超音波診断装置によって解決される。
【0021】(1) 被検体内に超音波ビームを送受する超
音波トランスデューサ 1と,該トランスデューサ 1を通
して、任意の方向へ超音波ビームを収束するためのビー
ム・フォーマ 2と,被検体からの反射信号を処理し、表
示メモリへ格納するディジタル・スキャン・コンバータ
3と,受信信号を解析し被検体内部の動きの速度を検出
するカラー・フロー・マップ(CMF) 解析部 4と,上記カ
ラー・フロー・マップ(CMF) 解析部 4の結果を、上記表
示メモリへ格納するディジタル・スキャン・コンバータ
5と,上記ディジタル・スキャン・コンバータ 3,5のメ
モリ内容をモニター表示するためのビデオ処理部 9と,
上記ディジタル・スキャン・コンバータ5の出力である
被検体内部の速度との対応を示すスケール信号を表示す
るカラー・フロー・マップ(CMF) スケール表示手段 8
と,該被検体の任意の部位を指定する設定手段 13 とを
有する超音波診断装置であって、上記設定手段 13 によ
り指定されたカラー・フロー・マップ(CMF) 表示中の部
位 (関心領域) の速度情報を、該カラー・フロー・マッ
プ(CMF) スケール表示中の対応する速度領域, 或いはそ
れ以下の速度を示す速度領域のスケール表示の、ハイラ
イト表示, 或いは別の色相や明るさで表示する機構 20
を備えるように構成する。
【0022】(2) 上記超音波診断装置であって、上記設
定手段 13 により指定されたカラー・フロー・マップ(C
MF) 表示中の部位 (関心領域) の速度情報を、上記設定
手段13 で指示したカラー・フロー・マップ(CMF) スケ
ールの速度領域に1対1対応の変位情報, 又は、1対n
対応に拡大した変位情報に変換して、該カラー・フロー
・マップ(CMF) スケールの近傍に表示する機構 30 を設
けるように構成する。
【0023】(3) 上記超音波診断装置であって、上記設
定手段 13 により指定されたカラー・フロー・マップ(C
MF) 表示中の部位 (関心領域) の速度情報を、上記カラ
ー・フロー・マップ(CMF) スケールに対応した変位情報
に変換して、該カラー・フロー・マップ(CMF) スケール
の近傍に表示する際、或いは、該カラー・フロー・マッ
プ(CMF) スケール表示内の対応する速度領域, 或いはそ
れ以下の速度を示す速度領域のスケール表示の、ハイラ
イト表示, 或いは別の色相や明るさで表示する際、該設
定部位の速度をパーシスタンス表示する機構 (ピークホ
ールド表示機構) 40を設けるように構成する。
【0024】
【作用】本発明の超音波診断装置は、関心領域の速度情
報を、カラー・フロー・マップ(CMF) スケール中に,或
いはカラー・フロー・マップ(CMF) スケールの周囲に示
すことにより、速度の把握を容易にするようにしたもの
である。
【0025】具体的には、カラー・フロー・マップ (以
下、CFMという)解析部 4から出力される速度情報の
内、設定手段 13 で指定した部位 (関心領域) の速度情
報を、前述のCFMスケール発生部 8の出力とを比較
し、該CFMスケール発生部 8の出力と等しいか、以下
の速度情報に関しては、該CFMスケール発生部 8の出
力とは異なる別の色相, 或いは、明るさを、該CFMス
ケール表示に重ねて表示し、該CFMスケール発生部 8
の出力が大きいスケール部分に対しては、該CFMスケ
ール発生部 8の出力の儘で表示することで、該関心領域
の速度変化を、該CFMスケールと対応付けて表示する
ことができるようにしたものである。
【0026】又、上記の速度情報の比較出力を、該CF
Mスケールに対応した変位情報に変換したものを、該C
FMスケール表示の近傍に、該CFMスケール表示とは
別の表示手段、例えば、棒グラフ表示, 或いは、輝度ド
ット表示等で表示する。
【0027】更に、該設定手段 13 で指定した部位(関
心領域)の速度情報に、パーシスタンス制御部、即ち、
ピークホールド制御部 40 を設けて、該関心領域の速度
情報のピーク値を、所定時間保持して、上記CFMスケ
ール中での別の色相, 或いは、明るさ表示の中に重ね
て,或いは、該CFMスケール表示とは別の表示に重ね
て表示する。
【0028】このようにすることで、該CFM機能によ
り、被検体の動態の全体像を把握しながら、設定手段に
より指定した関心領域の、時々刻々に変化する速度値の
把握が容易となる。又、該速度変化のピークホールド表
示を行うことにより、該関心領域の瞬時の最大速度の把
握が容易となり、被検体に対する診断時間を大幅に短縮
することができる効果がある。
【0029】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図1,図2は、本発明の一実施例を示した図
である。
【0030】本発明においては、カラー・フロー・マッ
プ(CMF) 表示, 及びCFM スケール表示を行う超音波診断
装置において、関心領域の速度情報を、CFM スケール表
示中に、所定の色相で, 又は明るさで、該CFM スケール
が指示する速度以下の速度領域で表示するか, 或いは、
該CFM スケール表示の近傍に、該CFM スケール表示のス
ケールに対応した変位情報に変換したものを、別スケー
ル、例えば、棒グラフで、実時間で表示する。更に、該
速度表示に当たってピークホールド表示を行う手段 20,
30,40 が、本発明を実施するのに必要な手段である。
尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物を示している。
【0031】以下、図3を参照しながら、図1,図2に
よって、本発明の超音波診断装置の構成と動作を説明す
る。 1)本発明の超音波診断装置では、図3に示したよう
に、被検体内に超音波ビームを送受する超音波トランス
デューサ 1と,該超音波トランスデューサ 1を通して、
任意の方向へ超音波ビームを収束するためのビーム・フ
ォーマ 2と,被検体からの反射信号を処理し、表示メモ
リへ格納するディジタル・スキャン・コンバータ 3と,
上記受信信号を解析し、被検体内部の動きの速度を検出
するCFM解析部 4と,該CFM解析部 4の解析結果を
表示メモリへ格納するディジタル・スキャン・コンバー
タ 5と,該ディジタル・スキャン・コンバータ 3,5のメ
モリ内容をモニタ表示するためのビデオ処理部 9と,上
記CFM解析部 4の解析結果を表示メモリへ格納するデ
ィジタル・スキャン・コンバータ 5が指示する被検体の
所定の領域の速度情報を表示する際、該速度情報との対
応を示すスケール信号を表示するCFMスケール表示手
段 8と,被検体の任意の部位(関心領域)を指定する設
定手段 13 とを有する。
【0032】このような超音波診断装置において、設定
手段 13 により指定されたCFM表示中の部位 (関心領
域) の速度情報を、CFMスケール表示中の対応する速
度領域, 或いはそれ以下の速度を示す速度領域のスケー
ル表示を、ハイライト表示,或いは別の色相や明るさで
表示し、設定部位 (関心領域) の速度の、上記CFMス
ケールとの比較が容易に行えるようにする。
【0033】図1(a1),(a2) は、上記の表示を行う一実
施例を示したものである。本実施例において、図1(a1)
の点線で囲んだ回路群が、該関心領域の速度情報を、該
CFMスケール表示中に、該CFMスケールとは別の色
相,或いは、明るさで表示する手段を示している。
【0034】先ず、データ・セレクタ 21 において、設
定手段 13 により指定された部位(関心領域)の解析結
果(CFM解析結果)を選択,保持し、該選択, 保持さ
れたデータ・セレクタ 21 の内容とCFMスケール発生
部 8の内容 (検体の動態速度を、赤色(R),緑色(G),青色
(B) で表現した速度のスケール情報) とを比較器 22で
比較し、同一の速度, 或いは該データ・セレクタ 21 の
出力より低い速度を検出して、マルチプレクサ(MUX) 23
により、従来のCFMスケールの代わりに、別の色相,
或いは明るさ発生部 24 で示す別の色相あるいは明るさ
を出力する。
【0035】これにより、上記設定手段 13 で設定した
設定部位 (関心領域) の時々刻々変化する速度が、CF
Mスケール中で、該CFMスケール上の対応する速度領
域のスケールの表示色とは別の色相, あるいは明るさの
変化として表示される。この表示状態を示したのが、図
1(a2)である。CFMスケール表示中において、該関心
領域の速度より低い部分において、該CFMスケール表
示とは別の色相,又は明るさ(斜線で示す)で、該関心
領域の速度変化を示している。
【0036】従って、Bモード断層像で表示されている
被検体の関心領域の速度を、ダイレクトに認識すること
ができる。図2(b) は、本発明の他の表示例を示したも
のである。本図において、別のスケール発生部 30 が、
該他の表示手段を提供する。
【0037】先ず、データ・セレクタ 21 において、設
定手段 13 により指定された部位の解析結果(CFM解
析結果)を選択,保持し、比較器 22 により、該選択,
保持されたデータ・セレクタ 21 の内容とCFMスケー
ル発生部 8の内容 (検体の動態速度を、赤色(R),緑色
(G),青色(B) で表現した速度のスケール情報) とを比較
器 22 で比較し、同一の速度, 或いはデータ・セレクタ
21 より低い速度を検出する。
【0038】該検出された速度情報を、前述の (図3参
照)CFMスケール発生部 8の出力情報で表示している
CFMスケール表示の周囲(近傍)に、該CFMスケー
ルとの対応が容易に行えるように、該関心領域の速度情
報を、CFMスケールに対応した変位情報に変換して、
別のスケール、例えば、棒グラフ表示とか、輝度による
ドットで表示する。
【0039】或いは、前述の設定手段 13 で指示したC
FMスケールに対応する表示速度、例えば、ピーク速度
の近傍については、表示スケールを拡大して表示するよ
うにしてもよい。この状態を示したのが、図2(d) であ
る。CFMスケール表示の近傍に、図示されている如
く、例えば、棒グラフ状の表示で、該関心領域の速度変
化を表示する。このような表示方法をとることにより、
該関心領域のピーク速度の詳細な変化を認識することが
できるようになる。
【0040】図2(c) は、本発明の他の表示例を示した
ものである。本図において、パーシスタンス制御部 40
が、該他の表示例を提供する。図1(a1), 図2(b) で示
した表示例、即ち、CFMスケール表示中, 或いはCF
Mスケール表示の近傍の別のスケールに、該設定手段 1
3 による設定部位 (関心領域) の速度を表示するに当っ
て、設定部位 (関心領域) の速度をパーシスタンス表
示、即ち、ピークホールド表示をするものである。
【0041】これを実現するためには、図1(a) に示し
たデータ・セレクタ 21 と、比較器22 との間に、図示
されている如く、パーシスタンス制御部 40 を挿入する
ことにより実現できる。この場合の表示例を、図1(a
2), 図2(d) のピークホールド表示で示している。この
ような表示を行うことにより、関心領域の瞬時の最大速
度を容易に把握することができるようになる。
【0042】このように、本発明による超音波診断装置
は、カラー・フロー・マップ(CMF)表示, 及びCFM スケ
ール表示を行う超音波診断装置において、関心領域の速
度情報が該CFM スケールが指示する速度以下であるCFM
スケール中の速度領域を検出し、該CFM スケール表示中
に、所定の色相で, 又は明るさで、該関心領域の速度変
化を、該検出したCFM スケールの速度領域内で表示する
か, 或いは、該CFM スケール表示の近傍に、該CFM スケ
ール表示のスケールに対応した変位情報に変換したもの
を、別スケール、例えば、棒グラフで、実時間で表示す
る。更に、該速度表示に当たってピークホールド表示を
行うようにしたところに特徴がある。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
超音波診断装置は、カラー・フロー・マップ(CMF) 表
示, 及びCFM スケール表示を行う超音波診断装置におい
て、関心領域の速度情報が該CFM スケールが指示する速
度以下である速度領域を検出し、該CFM スケール表示中
に、所定の色相で, 又は明るさで、該関心領域の速度変
化を、該検出したCFM スケールの速度領域内で表示する
か, 或いは、該CFM スケール表示の近傍に、該CFM スケ
ール表示のスケールに対応した変位情報に変換したもの
を、別スケール、例えば、棒グラフで、実時間で表示す
る。更に、該速度表示に当たってピークホールド表示を
行うようにしたものであるので、従来のCFM機能によ
り動態の全体像を把握しながら、設定手段により指定さ
れた関心領域の時々刻々変化する速度を、従来のCFM
スケール上の対応する箇所を別の色相或いは明るさで示
すこと,或いは別のスケールで表示することにより、該
関心領域の速度値の把握が容易になる。又、パーシスタ
ンス表示 (ピークホールド表示) を行うことにより、最
大速度の把握が容易になり、診断効率を著しく向上させ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した図(その1)
【図2】本発明の一実施例を示した図(その2)
【図3】従来の超音波診断装置を説明する図
【符号の説明】
1 超音波トランスデューサ 2 ビーム・フ
ォーマ 3 Bモード用ディジタル・スキャン・コンバータ
(Bモード用DSC部) 4 カラー・フロー・マップ解析部(CFM解析部) 5 カラー・フロー・マップ用ディジタル・スキャン
・コンバータ(CFM用DSC部) 6 パルス・ドプラ解析部(PWD解析部) 7 スクロールメモリ部 8 カラー・フロー・マップスケール発生部(CFM
スケール発生部) 9 ビデオ処理部 10 表示モニタ 11 制御部 12 操作キーボ
ード 13 設定手段 21 データ・セレクタ 22 比較器 23 マルチプレクサ(MUX) 24 別の色相或
いは明るさ発生部 30 別のスケール発生手段 40 パーシスタ
ンス制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体内に超音波ビームを送受する超音波
    トランスデューサ(1) と,該トランスデューサ(1) を通
    して、任意の方向へ超音波ビームを収束するためのビー
    ム・フォーマ(2) と,被検体からの反射信号を処理し、
    表示メモリへ格納するディジタル・スキャン・コンバー
    タ(3) と,受信信号を解析し被検体内部の動きの速度を
    検出するカラー・フロー・マップ(CMF) 解析部(4) と,
    上記カラー・フロー・マップ(CMF) 解析部(4) の結果
    を、上記表示メモリへ格納するディジタル・スキャン・
    コンバータ(5) と,上記ディジタル・スキャン・コンバ
    ータ(3),(5) のメモリ内容をモニター表示するためのビ
    デオ処理部(9) と,上記ディジタル・スキャン・コンバ
    ータ(5) の出力を表示するのに、被検体内部の速度との
    対応を示すスケール信号を表示するカラー・フロー・マ
    ップ(CMF) スケール表示手段(8) と,該被検体の任意の
    部位 (関心領域) を指定する設定手段(13)とを有する超
    音波診断装置であって、 上記設定手段(13)により指定されたカラー・フロー・マ
    ップ(CMF) 表示中の部位 (関心領域) の速度情報を、該
    カラー・フロー・マップ(CMF) スケール表示中の対応す
    る速度領域,或いはそれ以下の速度を示す速度領域のス
    ケール表示の、ハイライト表示, 或いは別の色相や明る
    さで表示する機構(20)を備えたことを特徴とする超音波
    診断装置。
  2. 【請求項2】上記超音波診断装置であって、上記設定手
    段(13)により指定されたカラー・フロー・マップ(CMF)
    表示中の部位 (関心領域) の速度情報を、上記設定手段
    (13)で指示したカラー・フロー・マップ(CMF) スケール
    の速度領域に1対1対応の変位情報, 又は、1対n対応
    に拡大した変位情報に変換して、該カラー・フロー・マ
    ップ(CMF) スケールの近傍に表示する機構(30)を設けた
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】上記超音波診断装置であって、上記設定手
    段(13)により指定されたカラー・フロー・マップ(CMF)
    表示中の部位 (関心領域) の速度情報を、上記カラー・
    フロー・マップ(CMF) スケールに対応した変位情報に変
    換して、該カラー・フロー・マップ(CMF) スケールの近
    傍に表示する際、或いは、該カラー・フロー・マップ(C
    MF) スケール表示内の対応する速度領域, 或いはそれ以
    下の速度を示す速度領域のスケール表示の、ハイライト
    表示, 或いは別の色相や明るさで表示する際、該設定部
    位 (関心領域) の速度をパーシスタンス表示する機構(4
    0)を設けたことを特徴する請求項1,2に記載の超音波
    診断装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018050926A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 コニカミノルタ株式会社 超音波診断装置
JP2019216838A (ja) * 2018-06-15 2019-12-26 フクダ電子株式会社 超音波診断装置およびその制御方法

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JP2018050926A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 コニカミノルタ株式会社 超音波診断装置
JP2019216838A (ja) * 2018-06-15 2019-12-26 フクダ電子株式会社 超音波診断装置およびその制御方法

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