JPH0521168Y2 - - Google Patents

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JPH0521168Y2
JPH0521168Y2 JP19923586U JP19923586U JPH0521168Y2 JP H0521168 Y2 JPH0521168 Y2 JP H0521168Y2 JP 19923586 U JP19923586 U JP 19923586U JP 19923586 U JP19923586 U JP 19923586U JP H0521168 Y2 JPH0521168 Y2 JP H0521168Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、厚さの異なるICカードを利用可能
なICカードリーダに関する。
(従来の技術) 現在広く用いられているICカードは、比較的
厚さの薄い0.7mmのものであるが、製造が難しく
コストが高いため、将来は製造が容易で低コスト
の2.5mm厚のICカードが広く使用されることが予
想される。このように、厚さの異なるICカード
が通用することを予想して、厚さの異なる複数種
類のカードを使用できるICカードリーダが提案
されている。特開昭60−227952号公報記載のもの
はその一つである。
(考案が解決しようとする問題点) 厚さの異なる複数種類のカードを使用できる従
来のICカードリーダは、カード受け面と接触端
子との間隔が一定になつているため、接触端子と
カードの接点との接触圧がカードの厚さによつて
変動する。そのため、接触圧が強すぎるとカード
の寿命が短くなるし、接触圧が弱いと確実なデー
タの授受ができなくなるという問題があつた。
本考案はかかる従来の問題点を解消するために
なされたもので、2種類の異なつた厚さのICカ
ードに対し同一の接触圧で接触端子を接触させる
ことができるICカードリーダを提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、第1のカード受け面を有する可動カ
ード受け部材と、上記第1のカード受け面よりも
上記接触端子から離れかつ上記第1のカード受け
面と重なる位置に第2のカード受け面を有する固
定カード受け部と、挿入されたICカードの厚さ
を検出するカード厚検出部材とを有してなり、カ
ード厚検出部材が検出したカード厚に基づき可動
カード受け部材の位置を選択して第1のカード受
け面と第2のカード受け面を選択的に利用するこ
とを特徴とする。
(作用) カード厚検出部材によつて厚さの薄いカードが
検出された場合は可動カード受け部材の第1のカ
ード受け面が第2のカード受け面に重なつて接触
端子と対向し、厚いカードが検出された場合は可
動カード受け部材が移動してその第1のカード受
け面が第2のカード受け面から逃げ、第1のカー
ド受け面よりも接触端子から離れた第2のカード
受け面が接触端子と対向する。こうしてカード厚
に応じて第1のカード受け面と第2のカード受け
面が選択的に利用される。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案にかかるIC
カードリーダの実施例を説明する。
第1図乃至第3図において、符号1はカードリ
ーダの基体をなすフレームであり、このフレーム
1の下面側には所定の間隔をおいてプレート3が
固定され、フレーム1とプレート3の前端(図に
おいて左端)側には、フレーム1とプレート3と
の間にICカードを挿入すべきカード挿入孔2が
形成されている。フレーム1の下面131はIC
カードのガイド面をなす。フレーム1とプレート
3との間の空間はカード収納部16となつてい
る。
フレーム1にはICカードの挿入方向に一対の
ガイド溝1a,1aが形成されている。ガイド溝
1a,1aにはキヤリア5の一対の腕端の鉤部5
d,5dが嵌まることにより、キヤリア5がガイ
ド溝1a,1a方向に移動可能に取りつけられて
いる。第2図に示されているように、キヤリア5
の鉤部5dはカード収納部16に進出しており、
鉤部5dの手前側(図において左側)の面5a
は、カード収納部16に挿入されるICカードの
先端面が当たるべきカード係合面となつている。
よつて、カード挿入孔2からカード収納部16に
ICカードを挿入すると、ICカードが上記係合面
5aに当たり、なおもICカードを押し込むとキ
ヤリア5が奥方に向かつて押し動かされる。キヤ
リア5のばね掛け部5eとフレーム1のばね掛け
部1eにはばね6が掛けられ、ばね6の弾力によ
りキヤリア5はICカードを挿入孔2から排出す
る向きに移動するように付勢されている。またキ
ヤリア5のばね掛け部5fとストツパ9のばね掛
け部9fとの間にはばね7が掛けられ、ばね7の
弾力によりキヤリア5とストツパ9が互いに引き
合う向きに付勢されている。
上記ストツパ9はフレーム1の一側部に沿つて
設けられ、ストツパ9の奥端部に形成された折曲
部9gがフレーム1のガイド溝1fに嵌まり、ま
たストツパ9に形成されたガイド溝9hにフレー
ム1に形成されたガイド突起1gが嵌まることに
より、ストツパ9はICカードの挿入方向に移動
可能に設けられている。ストツパ9はばね7の弾
力により奥方に移動する向きに付勢されている
が、通常は係合部9bにレバー15の先端折曲部
15aが係合することにより上記付勢方向への移
動が阻止されている。ストツパ9の係合部9bは
長手方向のスリツト状の孔9iの一側縁部に突起
状に形成され、上記係合部9bから手前側に一定
の間隔をおいて段状の係合部9cが形成され、ま
た孔9iの他方の側縁部には上記係合部9b,9
cの中間部において突起状の係合9kが形成され
ている。ストツパ9にはまた、内側方の縁部に切
り起こし状の支持片9aが形成されると共に、傾
斜面91を有する切り起こし部9dが形成されて
いる。
前記レバー15はベルクランク状に形成されて
軸26を中心に回動可能に支持されている。レバ
ー15は一腕端の前記折曲部15aはストツパ9
の孔9iに嵌まつている。レバー15の他方の腕
端部はフオーク部15bとなつており、このフオ
ーク部15bにはソレノイド19によつて移動さ
せられるプランジヤ20に固着された連結片27
の折曲端部が嵌まつている。ソレノイド19は二
つのフオトセンサ18,24の検出信号に基づい
て励磁される。フオトセンサ18,24はそれぞ
れ互いに離間配置された発光部と受光部からな
る。ICカードが最奥部まで移動させられると被
検出部材17が押されてフオトセンサ18の光路
を遮断することによりセンサ18が検出動作し、
またイジエクトボタン23を外部から内方に向か
つて押すと、イジエクトボタン23と一体の被検
出部23aがセンサ24の光路を遮断することに
よりセンサ24が検出動作する。被検出部材17
はICカードの奥端によつて押し動かされ、また
キヤリア5がばね6の付勢力で復帰するとき折曲
部5mに押されて復帰する。ソレノイド19はフ
オトセンサ18又は24の検出動作により励磁さ
れてプランジヤ20を吸引し、この吸引動作によ
り連結片27を介してレバー15を第1図におい
て時計方向に回動し、ストツパ9の係合部9a又
は係合9cとレバー15の折曲部15aとの係合
を解除する。ソレノイド19が消磁されると、プ
ランジヤ20及びレバー15はプランジヤ20に
設けられたばねの蓄勢力によつて原位置に復帰す
る。
レバー15のフオーク部15bの直前にはフレ
ーム1の適宜のガイド部に沿つて前後方向に可動
可能な手動レバー22の奥端の折曲部22aが位
置している。手動レバー22の前端の折曲部22
bはフレーム1の前端のパネル部に形成された小
孔1iに対向している。小孔1iからピン状の部
材を挿入して折曲部22bを奥方に押し込むと手
動レバー22が奥方に移動し、折曲部22aが連
結片27を押し、ソレノイド19を励磁した場合
と同様の動作を行わせることができる。
フレーム1には奥方に一対の支点部10,10
が突設されており、この支点部10,10によつ
てロツク板8が垂直方向に回動可能に支持されて
いる。ロツク板8の回動支点寄りの位置には窓孔
8cが形成されている。ロツク板8には横向きの
U字状の板ばね30が固着されている。板ばね3
0は二つの腕30a,30aを有している。これ
らの腕30a,30aの自由端部にはガイド12
3の上端両側縁に設けられた下向きの突起123
a,123aが乗せられている。第6図に詳細に
示すようにガイド123は金属板の折曲打ち抜き
により形成され、下端に2列の窓孔123b,1
23bを有する。ガイド123は同ガイド123
を包み込み得るようにフレーム1に一体成形され
た端子保持部124に上下方向に移動可能に嵌め
られている。ガイド123の内側には絶縁材で成
形された端子ホルダ122が嵌められている。端
子ホルダ122の底部にはガイド123の窓孔1
23b,123bと重なる位置に1列4個の小孔
122aが合計8個形成されている。各小孔12
2aには導電性の板材を波形に打ち抜くことによ
つて弾性をもたせた接触端子120の下端突出部
が嵌められている。接触端子120の上端に形成
された突出部はプリント回路基板121に形成さ
れた小孔121aに嵌められると共に回路基板1
21に形成された回路パターンに半田付けにより
接続されている。ただし、回路基板121、端子
ホルダ122の各一つの小孔121a,122a
に対しては2枚重ねにした接触端子120の上下
の突出部が嵌められ、接触端子120とICカー
ドの接点との接触の信頼性の向上が図られてい
る。回路基板121はフレーム1の上方に同フレ
ーム1と平行に固定されている。このように構成
された端子機構の下半部はロツク板8の窓孔8c
から下側に突出している。各接触端子120は回
路基板121と端子ホルダ122間において圧縮
された状態で保持され、各接触端子120の下端
突出部はホルダ122の小孔122aとガイド1
23の孔123bとフレーム1を通してカード収
納部16の方に向かつて突出している。
前記板ばね30はその自由端部30a,30a
にガイド123の突起123aが当たることによ
り押し下げられ、これによつてロツク板8が下向
きに、即ち第2図において反時計方向に回動付勢
されている。ロツク板8の手前側の端部には係止
片11が折曲形成されている。係止片11は、カ
ード挿入孔2を塞いで、挿入されたICカードを
位置決めするためのものであり、ロツク板8がば
ね付勢方向に回動すると、フレーム1に形成され
た孔1jを貫いて上記係止片11がカード収納部
16に進出し、同カード収納部16に挿入された
ICカードの排出を阻止する。
ロツク板8の両側には一対の支持部A,Bが突
設されている。支持部A,Bはローラーでなる。
支持部Aはキヤリア5の一側縁部に前後方向にあ
る程度の長さをもつて上向きに形成された支持片
5bに乗つており、支持部Bはストツパ9の短い
支持片9a上に乗つている。
ICカードを収納部16に挿入しない第2図の
ような通常の状態では、ロツク板8の支持部A,
Bがそれぞれキヤリア5の支持片5b及びストツ
パ9の支持片9a上に乗ることによりロツク板8
が板ばね30の付勢力に抗し上方に回動させら
れ、これに伴いガイド123、端子ホルダ12
2、接触端子120からなる端子機構が上方に移
動して接触端子120の下端突出部がカード収納
部16の上方に退避している。
第2図乃至第4図において、前記プレート3に
は前記各接触端子120との対向位置において上
方に膨出した固定カード受け部114が形成さ
れ、このカード受け部114の上面はカード受け
面111となつている。また収納部16にカード
を挿入しない通常の状態では、上記カード受け面
111の上に被さるようにして別のカード受け面
101がある。このカード受け面101は可動カ
ード受け部材100の奥端寄りの位置に折り曲げ
によつて形成されている。可動カード受け部材1
00の本体はプレート3の下側にあり、その長孔
100b,100bを貫いてガイドピン116,
116がプレート3に固植されることにより長孔
100b,100b内で前後方向に摺動可能であ
り、折曲部100cとプレート3のピン108間
に掛けられた弱いばね109により前方に移動付
勢されている。可動カード受け部材100は通常
は付勢方向への移動限界にあつて前述のようにそ
のカード受け面101が固定カード受け部114
上にある。カード受け面101はプレート3に形
成された溝孔118を貫いてプレート3の上方に
位置している。
カード受け面101は第1のカード受け面をな
しカード受け面111は第2のカード受け面をな
す。
可動カード受け部材100の垂直方向の折曲片
には軸102によつてカード厚検出部材103が
垂直面内において回動自在に設けられている。カ
ード厚検出部材103の前後両端からはそれぞれ
カード検出部104と係合部105がプレート3
の窓孔106及びガイド溝118を貫いて立ち上
がつている。カード検出部104はカード挿入孔
2に近い位置においてカード収納部16に進出し
ており、係合部15はカード受け面101の前側
の直近位置においてカード収納部16に進出して
いる。カード検出部104の上部は円弧状に形成
されている。カード厚検出部材103はばね11
9により第2図において時計方向に回動付勢さ
れ、通常はカード検出部104、係合部105が
カード収納部16の上下方向の略中央部まで進出
した状態で位置決めされている。
プレート3の下面には板ばね110が固定され
ている。板ばね110はその前後の両端部がプレ
ート3の窓孔106,107を貫いてカード収納
部16内に進出している。この板ばね110の両
端部は、カード収納部16に挿入されるカードを
フレーム1の下面のガイド面131に押しつけ
る。
上記カード検出部材103のカード検出部10
4は通常の状態ではフレーム1のガイド面131
との間に一定の間隔を保つていて、カード収納部
16に薄いカードが挿入されるときは同カードは
接触せず、カード収納部16に厚いカードが挿入
されるときは同カードが接触して同カードにより
押し下げられるように調整されている。
次に、上記実施例の動作を説明する。
第1図、第2図は、ロツク板8の支持部A,B
がそれぞれキヤリア5の支持片5bとストツパ9
の支持片9aとにより支持されてロツク板8は板
ばね30の弾力に抗して回動し、ロツク板8の係
止部11及び接触端子120がカード収納部16
の上方に退避している通常の状態を示す。このと
きストツパ9は手前側(図において左側)に移動
してその係合部9bにレバー15の折曲部15a
が係合している。
いま、上記カードリーダに、カード挿入孔2か
らカード収納部16に厚さの薄いICカード13
0を所定の向きに挿入したとする。ICカード1
30は板ばね110の両端部によりガイド面13
1に押しつけられながらガイドされる。ICカー
ド130は薄いためカード検出部材103の検出
部104に当たることはなく、検出部材103は
回動しないからその係合部105もICカード1
30に当たることはない。従つて、接触端子12
0に対しては可動カード受け部材100のカード
受け面101が対向している。
こうして薄いカード130を挿入するとカード
130の先端部がキヤリア5の一対のカード係合
面5a,5aに当たる。なおもカード130を押
し込むとキヤリア5がばね6,7を蓄勢しながら
奥方に移動させられる。ばね7の蓄勢によりスト
ツパ9は奥方に移動する向きに付勢されるが、係
合部9bにレバー15の折曲部15aが係合して
いるためストツパ9は移動できない。
ICカード130の挿入に伴うキヤリア5の移
動によりやがてその支持部5bがロツク板8の支
持部Aから逃げる。しかし、ロツク板8はその支
持部Bがストツパ9の支持片9aによつてその場
で片持ち的に支持されるため、板ばね30による
付勢方向に回動することはできない。ICカード
130の挿入に伴いキヤリア5が最奥部まで移動
すると、被検出部材17がフオトセンサ18の光
路内に進入し、センサ18の検出信号によりソレ
ノイド19が励磁される。ソレノイド19の励磁
によりプランジヤ20と連結片27を介してレバ
ー15が第1図において時計方向に回動させられ
レバー15の折曲部15aとストツパ9の係合部
9bとの係合が外れ、ストツパ9はばね7の付勢
力により僅かに奥方に移動して係合部9kとレバ
ー15の折曲部15aとの係合により一旦移動が
阻止され、続いてソレノイド19が消磁されてレ
バー15が復帰することによりさらに僅かに奥方
に移動して係合部9cとレバー15の折曲部15
aとの係合によつて移動が阻止される。
このストツパ9の移動により支持片9aがロツ
ク板8の支持部Bから逃げてロツク板8の支持が
解除されるため、ロツク板8は板ばね30による
付勢方向に回動する。この時点ではICカード1
30はロツク板8の係止部11の位置よりも奥方
まで充分に押し込まれており、回動したロツク板
8の係止部11はフレーム1の孔1jを貫通して
カード収納部16に進出し、ICカード130の
排出通路を塞ぐ。
ロツク板8の上記回動により板ばね30の付勢
力が弱まり、各接触端子120はそれ自体の弾性
力によりその下端突出部が下方に移動してそれぞ
れICカード130の対応する接点130aに圧
接する。ICカード130の押し込み力を解除す
るとキヤリア5はばね6,7の蓄勢力によりIC
カード130の排出方向に移動しようとするが、
ICカード130の手前側の端面がロツク板8の
係止部11に当接することによりICカード13
0及びキヤリア5の復帰が阻止されICカード1
30がデータの授受位置に位置決めされる。IC
カード130が最奥部まで押し込まれてからデー
タ授受位置に至るまでにICカード130はある
程度戻るようにオーバーストロークを設ければ、
接触端子120とカード接点130aとの接触部
のクリーニング効果をうることができる。
こうして、各カード接点130aに対し各接触
端子120が圧接した状態でICカード130に
対しデータの授受を行う。各接触端子120は
個々に独立してそれ自体の弾力によりカード接点
130aに圧接するから、仮にICカード130
に反りや曲がり等があつても各接触端子120は
カード接点130aに良好に接触する。
ICカードの排出はイジエクトボタン23の操
作によつて行う。イジエクトボタン23を外部か
ら押すと、被検出部23aがフオトセンサ24の
光路を遮断し、センサ24が検出動作する。セン
サ24の検出信号によりソレノイド19が再び励
磁され、プランジヤ20、連結片27を介しレバ
ー15が回動させられてその折曲部15aとスト
ツパ9の係合部9cとの係合が外れ、ストツパ9
はばね7の蓄勢力で奥方に移動する。ストツパ9
の移動によりその切り起こし部9dの傾斜面91
がロツク板8の支持部Bを押し上げ、ロツク板8
を板ばね30に抗して上方に回動させ、ロツク板
8の係止部11がプレート3とフレーム1の孔1
jから上方に逃げ、ICカードの排出通路を開放
する。ロツク板8がさらに回動させられることに
よりロツク板8の支持部Aがキヤリア5の支持片
5bの上方に逃げ、キヤリア5はばね6の蓄勢力
により原位置に復帰しようとする。ロツク板8の
上記回動によりばね30を介しガイド123が上
方に付勢されて各接触端子120がそれ自体の弾
力に抗し持ち上げられ、各接触端子120がIC
カード130の接点130aから離間する。
キヤリア5の復帰に伴い、キヤリア5のカード
係合面5a,5aによりICカードが排出される。
またキヤリア5の復帰動作によりストツパ9を押
して第1図に示すような原状に復帰させる。スト
ツパ9の復帰の最終段階でレバー15の折曲部1
5aがストツパ9の係合部9bの斜面を乗り越
し、上記折曲部15aが上記係合部9bに係合す
る。
なお、データ授受中に停電したりソレノイド1
9の故障等でイジエクトボタン23を押してもカ
ードを排出できないときは、フレーム1の小孔1
iからピン等を入れ、手動レバー22の折曲部2
2bを押してソレノイド19を励磁した場合と同
様の動作を行わせカードを排出させる。
次に、厚さの厚いICカード140をカード収
納部16に挿入したとする。第5図に示されてい
るように、ICカード140は板ばね110の両
端部によりガイド面131に押しつけられながら
ガイドされる。ICカード140は厚いためその
奥端がカード検出部材103の検出部104に当
たり、カード140が円弧状の同検出部104の
上端に乗り上げるようにしながら同検出部104
を押し下げる。カード検出部材103はばね11
9に抗して第5図において反時計方向に回動し、
奥端部の係合部105がカード収納部16内に充
分に進出する。その結果、挿入されたICカード
140の奥端が係合部105に当たつてカード検
出部材103が奥方に押され、これと共に可動カ
ード受け部材100が奥方に移動させられてその
カード受け面101が奥方に逃げ、これに代わつ
て固定カード受け部114のカード受け面111
が接触端子120との対向位置に現れる。カード
140が最奥部まで押し込まれると、前述の薄い
カードを挿入した場合と同様に各部材が動作し、
ロツク板8の回動に伴い各接触端子120の下端
突出部がICカード140の対応する接点140
aに圧接しデータの授受が行われる。
ここで、接触端子120がICカード接点に接
触する上下方向の位置は、薄いICカード130
の場合も厚いカード140の場合も同じであり、
ICカードの厚さが異なつても接触端子120の
接触圧は同じである。
ICカード140の排出動作も前述の薄いICカ
ード130の場合と同様に行われる。
このように、上記実施例によれば、接触端子1
20からの距離が異なる二つのカード受け面10
1,111を設け、カード厚検出部材103のカ
ード厚検出によつて上記二つの受け面を選択的に
利用するようにしたため、ICカードの厚さが異
なつても接触端子の接触圧を一定にすることがで
き、接触圧の変動に伴う不具合、例えば接触圧が
強過ぎることによるカード寿命の短縮や接触圧が
弱いことによるデータ授受のエラー等を解消する
ことができる。
(考案の効果) 本考案によれば、ICカードの厚さの違いを検
出してカード受け面を選択的に利用するようにし
たため、ICカードの厚さが異なつても接触端子
の接触圧を一定にすることができ、接触圧の変動
に伴う不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るICカードリーダの実施
例を示す平面図、第2図は同上実施例の要部側面
図、第3図は同上要部の底面図、第4図は上記要
部の一つの動作態様を示す側面図、第5図は上記
要部の別の動作態様を示す側面図、第6図は上記
実施例中の接触端子部の分解斜視図である。 100……可動カード受け部材、101……第
1のカード受け面、103……カード厚検出部
材、111……第2のカード受け面、114……
固定カード受け部、120……接触端子、13
0,140……ICカード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接触端子をICカードに設けられた接点に接触
    させてデータの授受を行うICカードリーダにお
    いて、第1のカード受け面を有する可動カード受
    け部材と、上記第1のカード受け面よりも上記接
    触端子から離れかつ上記第1のカード受け面と重
    なる位置に第2のカード受け面を有する固定カー
    ド受け部と、挿入されたICカードの厚さを検出
    するカード厚検出部材とを有してなり、カード厚
    検出部材が検出したカード厚に基づき可動カード
    受け部材の位置を選択して第1のカード受け面と
    第2のカード受け面を選択的に利用することを特
    徴とするICカードリーダ。
JP19923586U 1986-12-29 1986-12-29 Expired - Lifetime JPH0521168Y2 (ja)

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