JPH05211406A - 多周波用積層マイクロストリップ・アンテナ - Google Patents

多周波用積層マイクロストリップ・アンテナ

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JPH05211406A
JPH05211406A JP4168904A JP16890492A JPH05211406A JP H05211406 A JPH05211406 A JP H05211406A JP 4168904 A JP4168904 A JP 4168904A JP 16890492 A JP16890492 A JP 16890492A JP H05211406 A JPH05211406 A JP H05211406A
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radiating element
antenna structure
radiating
dielectric layer
antenna
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JP4168904A
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Thomas A Metzler
アレン メツラー トーマス
Richard C Hall
チャールス ホール リチャード
Jan Mary Mckinnis
マリー マッキニス ジャン
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Original Assignee
Ball Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/0414Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna in a stacked or folded configuration
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/40Imbricated or interleaved structures; Combined or electromagnetically coupled arrangements, e.g. comprising two or more non-connected fed radiating elements

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  • Electromagnetism (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】信頼性のある低価格で生産容易な多周波用アン
テナで、比較的広いバンド幅と異なる周波数での同時操
作に必要なより大きい分離特性とをもち、多周波で放射
されたエネルギーが同一偏波の時でも、広いバンド幅と
拡大分離特性を保ち、アレイ構造に適用できるようなア
ンテナを作る。 【構成】2個の放射素子を持つ場合では、分離特性は、
上にある放射素子16に接続された給電ピン44の一部
の周囲を遮蔽26し、基準面12を下にある放射素子1
4に電気的に接続することにより得られる。各放射素子
に同調回路を接続すれば、分離特性と応答特性は更に改
善される。しかも、2セットあるいはそれ以上の積層放
射素子を並べてアレイを作り、利得と指向性を増大させ
る事もできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
【0001】本発明は一般的にはマイクロストリップ・
アンテナに関するものであり、更に詳しく言えば、分離
特性を改善した多周波用マイクロストリップ・アンテナ
に関する。
【0002】
【従来の技術】様々な分野で次のような特性を持つ多周
波用アンテナの需要がある。すなわち比較的広いバンド
幅(約10%かそれ以上)を持ち、周波数間の分離が十
分であり、同一偏波の送受信が可能であり、信頼性があ
り、小さくて背が低い形をしており、生産が容易で低価
格なものである。この様なアンテナ特性が望まれる一使
用例は、2方向通信システムで、それは別々の周波数で
同時に送受信できるものである。広いバンド幅と送受信
バンド間の分離は重要な性能である。小さくて背が低い
形をしているという事は航空機用のレーダ・アレイや車
に積むなどの移動式の用途には特に有利である。
【0003】マイクロストリップ・アンテナはこれまで
も上述のような用途に使われており、信頼性があり且つ
低価格での生産が容易であるとして知られている。しか
も小さくて背の低い形をしている。マイクロストリップ
・アンテナには一般に誘電体の基板があり、その基板の
一方の面には導電性の基準面があり、他方の面には導電
性の放射素子がついている。放射素子は、同軸コネクタ
やマイクロストリップ線路などにより直接給電される
か、あるいは容量性の結合により給電される。10%を
越えるバンド幅が可能であり、個々のマイクロストリッ
プ・アンテナは相互接続によりアレイを作る事ができ
る。更に、マイクロストリップ・アンテナは小さくて背
の低い形をしているのでコンフォーマル構造が必要な所
でも使用できる。
【0004】既存の多周波用マイクロストリップ・アン
テナの構造の一例を挙げると、放射素子が誘電体基板の
表面上に互いに少し間を開けて同一面上に隣合って並ん
でいる(基準面は基板の反対側表面上にある)。放射素
子上の給電点はインピーダンスが整合する位置に選ばれ
ており、同一偏波の放射が可能である。しかし2個の隣
接した放射素子からの放射は共通の位相中心を持たず、
アレイ内の放射素子の配置の設計はより難しくなる。更
に、この様に放射素子が隣接して同一面上にあると空間
の使用効率が悪い。使用に際しての際だった欠点が空間
的なものだとすれば、それはたいへん不都合である。広
いバンド幅とバンド外での分離の要請を満たすために誘
電体基板は比較的厚くなければならず、それがアレイで
の素子間の不本意な結合を増大させる。その上放射素子
が単一の厚さを持つ一つの誘電体基板を使用しているの
で、アンテナの性能を各々のバンドに対して別々に最適
化する事が出来ないという不便が感じられるであろう。
【0005】他の既存の構造例では、二重に分極した1
個の放射素子で直交モードの励起により2つの周波数で
共振するように作られたものがある。しかしこの様な構
造では、例えばアンテナの主平面に平行にならない偏波
を受信した時には、利得の分離がうまくいかないという
問題が起きる。明かに、同一偏波の放射は不可能であ
る。更に、各共振周波数に対するQを最適化する事もで
きない。というのはQは放射素子の非共振時の寸法と基
板の厚さによって決まるからである。1個の素子で二重
に分極する構造を持つときには1方の周波数で非共振と
なる寸法は、他方の周波数で共振を起こす寸法になる。
従って、放射素子の長さと幅は、要請された共振周波数
によって決まり、Qを改善するためにそれらを調整する
事は難しくなる。このアンテナは1つの基板とその上の
1個の放射素子で出来ているので、基板の厚さは2個の
共振周波数の両方に対して最適化する事は出来ない。そ
の結果、高周波側の放射は低いQと、動作バンド間の十
分な分離を必要とする時には望ましくないロール・オフ
特性のある広い応答曲線を持つ事になる。
【0006】積層マイクロストリップ・アンテナもまた
これまで使われてきており、これは2個またはそれ以上
の放射素子が基準面の上に平行に設置されており、基準
面やお互いの間は、層状の誘電体で分離されている。こ
のようなアンテナの中には、1個の給電素子が放射素子
の中の一つに接続され、他の1個またはそれ以上の放射
素子は直接に給電される素子と電磁気的に結合している
ものがある。そうではなくて各放射素子がそれぞれ別々
に給電されているものもある。しかし、放射素子間や給
電素子間に不要な結合が生ずる恐れがあり、この結合は
広帯域を得るために誘電体層の厚さを増すと強くなるの
で注意が必要である。このような結合は素子からあるい
は素子への放射が同一偏波である時には特に著しい。更
にロール・オフ特性のためにこのアンテナは同時に多周
波で使うことが出来ない事もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、信頼
性のある低価格で生産容易な多周波用アンテナで、比較
的広いバンド幅と異なる周波数での同時操作に必要なよ
り大きい分離特性とをもったものを作る事である。本発
明のもう一つの目的は、多周波で放射されたエネルギー
が同一偏波の時でも、広いバンド幅と拡大分離特性を保
つようなアンテナを作る事である。本発明のもう一つの
目的はアレイ構造に適用できるようなアンテナを作る事
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に従って作られた
多周波用積層マイクロストリップ・アンテナ構造体は、
導電性の基準面と、基準面に平行で基準面とは第一の誘
電体層で分離されている第一の放射素子と、第一の放射
素子に平行でそれとは第二の誘電体層で分離されている
第二の放射素子と、第一と第二それぞれの放射素子用の
第一と第二の給電素子と、1個の放射素子とその対をな
す給電素子を他の放射素子とそれと対をなす給電素子か
ら十分に分離する分離装置とを持っている。この分離装
置には、第二の給電素子の一部の周囲を囲みそれとは接
触しないように配置されている遮蔽部品がある。この遮
蔽部品は基準面を第一の放射素子に電気的に接続してい
る。分離装置にはまた放射素子のリップルやロール・オ
フ特性を改善する同調回路があり、これは同時に利得の
分離と端子間の分離も改善する。一つの実施装置では、
この同調回路は帯域通過特性を持った二段フィルタで、
基準面の下の第三の誘電体層にストリップライン回路を
設置したものである。
【0009】更に動作周波数を追加したい時には、元の
アンテナ構造体に追加分の放射素子を積み重ね、追加分
の給電素子と分離素子とを設置すればよい。本発明の利
点は、2個またはそれ以上の積層放射素子を並べてアレ
イを作り、利得や指向性の向上を図るときには特に有利
な事である。本発明のアンテナ構造体では、各動作バン
ドで最低10%のバンド幅が得られ、動作バンドの中心
周波数は高周波側の最低20%は離す事が出来、バンド
内のリップルが0・5dBかそれ以下の状態でバンド間
の分離を20dBかそれ以上に出来る。更にこのアンテ
ナ構造体は信頼性があり、小さく背の低い形をしており
低価格で容易に生産できる。
【0010】
【実施例】図1と図2は本発明の多周波用アンテナ構造
体の一実施例の断面図と分解透視図(一部分が切り取ら
れている)である。アンテナ構造体10には、導電性の
ある基準面(例えば地面)12と、第一の共振周波数で
共振する寸法を持った第一のマイクロストリップ放射素
子14と、第二の共振周波数で共振する寸法を持った第
二のマイクロストリップ放射素子16がある。第一の放
射素子14は基準面12に平行であり、第一の誘電体層
18の厚さだけ基準面から離れている。第二の放射素子
16は第一の放射素子14と平行であり、そこから第二
の誘電体層20の厚さだけ離れている。第一の給電素子
24は、基準面12の下側に固定され、第一の放射素子
14を送受信装置(例えば、トランシーバ)に接続す
る。第二の給電素子22は、同様に基準面12の下側に
固定され、第二の放射素子16を送受信装置に接続す
る。第一の放射素子14と第一の給電素子24は共に第
一のアンテナ区画を構成する。第二の放射素子16と第
二の給電素子22は共に第二のアンテナ区画を構成す
る。
【0011】アンテナ構造体10にはまた分離装置があ
り、遮蔽部品26が第一の誘電体層18の内部で第二の
給電素子22の一部分の周りに設置されている。第一の
放射素子14には給電点28があり、それは第一の放射
素子14と第一の給電素子24との間で十分なインピー
ダンスの整合がとれる位置である。第二の放射素子16
には給電点30があり、それは第二の放射素子16と第
二の給電素子22との間で十分なインピーダンスの整合
がとれる位置である。孔32、34、36、38の第一
のセットは、それぞれ基準面12、第一の誘電体層1
8、第一の放射素子14、第二の誘電体層20を貫い
て、第二の放射素子16の上の給電点30と十分に位置
を合わせて(言い替えれば、一列に並べて)開けられて
いる。孔40と42の第二のセットはそれぞれ基準面1
2と第一の誘電体層18を貫いて、第一の放射素子14
の上の給電点28と十分に位置を合わせて開けられてい
る。第二の給電素子22には内部に信号伝送用の導体
(給電ピン)44があり、それは通路32、34、3
6、38を通して取り付けられ、第二の放射素子16に
給電点30で半田づけなどで電気的に接続し固定されて
いる。第二の給電素子22にはまた、信号伝送用導体4
4の基準面12の下にある部分を取り囲む基準導体46
があり、それは通路32に接した位置で基準面12に半
田などにより電気的に接続し固定されている。同様に、
第一の給電素子24には内部に信号伝送用導体(給電ピ
ン)48があり、それは通路40と42を通して取り付
けられ、第一の放射素子14に給電点28で半田などに
より電気的に接続し固定される。第一の給電素子24に
はまた、信号伝送用導体48の基準面12の下にある部
分を取り囲む外部の基準導体50があり、それは通路4
0に接した位置で基準面12に電気的に接続し固定され
ている。
【0012】遮蔽部品26は第一の誘電体層18内の通
路34の側壁上に取り付けられた導電物質である。信号
伝送用導体44は通路34を通って伸びているが遮蔽部
品26との電気的な接触はない。この導電物質は通路3
2に接した位置で基準面12と、また通路36に接した
位置で第一の放射素子14とに電気的に接続されてい
る。従って、遮蔽部品26は基準面12を第一の放射素
子14に電気的に接続し、その結果第一の誘電体層18
を貫通している信号伝送用導体44の周囲にある基準導
体46の電気的延長になっている。この様な電気的な接
続は例えば半田づけなどで直接導電性のある接触(図1
に示す)により行っても良いし、基準面12を第一の放
射素子14に電気的に接続して分離特性の改善を図ると
いう方法で行っても良い。遮蔽部品26と信号伝送用導
体44の間で電気的な接触が起きると、信号が第二の放
射素子16から放射出来なくなるという事は注意を要す
る。従って、遮蔽部品26は第一の誘電体層18の中の
通路34を通る金属が望ましい。この金属に孔を開けそ
の内側表面を、信号伝送用導体44と遮蔽部品26との
間の電気的接触を避けるため絶縁する。
【0013】第一と第二の誘電体層18と20は低損失
の誘電体であれば何でもよく、例えばテフロン繊維ガラ
スなどが使われる。誘電率についてはテフロン(登録商
標)繊維ガラスの値より大きいものも小さいものも(例
えば、バンド幅をひろげるために、或いはアンテナの寸
法や重量を減らすために)使う事が出来る。第一の誘電
体層18の厚さはd1で、第二の誘電体層20の厚さは
d2であり、これは一般にはd1とは異なる。各放射素
子14と16のバンド幅は原理的には第一と第二の誘電
体層18と20の厚さと誘電率によって決まる。以下で
述べるように、分離装置には放射素子14と16の応答
を、バンド幅も含めて特定の目的に合わせて調整する同
調回路が含まれており、これにより分離特性は更に改善
される。。その上、第一と第二の放射素子14と16の
バンド幅が殆ど同じであるような場合には、図1に示す
ように低周波の共振周波数を持つ放射素子に付随する誘
電体層は高周波の共振周波数を持つ放射素子に付随する
誘電体層より厚くて良い。あるいは、例えば欲しいバン
ド幅を持たせたままアンテナ構造体全体の厚さを減らし
たいというような時には、異なる誘電率を持つ材料を使
っても良い。このようにして、アンテナ構造体10の総
合的な性能は個々の誘電体層18と20の特性を別々に
調整する事により更に改善される。この2つの誘電体層
は互いに接着剤で固定されているが、接着剤はできれば
誘電体層の誘電率に整合するものが望ましい。
【0014】基準面12、第一の放射素子14、第二の
放射素子16は第一と第二の誘電体層18と20の表面
にフォトエッチングで、或いはシルクスクリーン印刷法
を使った金属ペーストの厚い膜として取り付けられる。
これらの方法は信頼性があり、部品の正確な取付が出
来、アンテナの低価格生産を可能にする。図1と2では
第一と第二の放射素子14と16は長方形で半波長の素
子として描かれているが、本発明は特定の形や寸法の放
射素子に限られない。更に、第一の放射素子14は図1
と2では第二の放射素子16より大きく、従ってより低
い共振周波数を持つように描かれているが、本発明はこ
の様な特定の配置に限られる事はない。
【0015】動作時には、第一の無線周波数(或いは第
一バンド内)の信号は送信器から第一の給電素子24を
通って第一の放射素子14に伝送され、第二の無線周波
数(或いは第二バンド内)の信号は送信器から第二の給
電素子11を通って第二の放射素子16に伝送される。
(アンテナ構造体10の動作はここでは無線周波数信号
の送信の場合に付いてのみ述べるが、無線周波数信号の
受信の場合に付いても同じ事が成り立ち、本発明は一つ
の特定の動作モードに限られない。更に、本発明は第一
の周波数で送信し同時に第二の周波数で受信すること
も、或いは二つの周波数で交互に作動する事もでき
る。)遮蔽部品26は第二の放射素子16がその共振周
波数であるいはその近くで作動している時、第一の放射
素子14に基準面(例えば地面)の働きをさせる。遮蔽
部品26はまた、信号伝送用導体44の無線周波数信号
が第一の放射素子14や信号伝送用導体48と結合する
のを防ぐ事が出来、信号伝送用導体48の信号が第二の
放射素子16や信号伝送用導体44と結合するのを防ぐ
事が出来る。第一の放射素子14からのエネルギーは基
準面12と第一の放射素子14とで構成する空洞の境界
となる開口部から放射される。第二の放射素子16から
のエネルギーは第一の放射素子14と第二の放射素子1
6とで構成する空洞の境界となる開口部から放射され
る。第一と第二のアンテナ区画間には殆ど結合が無く、
利得の分離や端子間の分離(今後は”周波数分離”と言
う)は増大し、必要な時には、第一と第二の共振周波数
での同時の送受信(単向二路通信操作)が可能である。
【0016】アンテナ構造体10の二つのアンテナ区画
(各区画には一個の放射素子とその対となる給電素子と
がある)は図3に示す並列RLC等価回路で表す事が出
来、この図から遮蔽部品26が二つのアンテナ区画の結
合を十分に除いている事が分かる。この等価回路につい
て説明するために、第一の放射素子14は第二の放射素
子16より共振する寸法が長いと、従ってより低い共振
周波数を持つと仮定する。この等価回路の両側(すなわ
ち、低周波側と高周波側)へ分かれる最初の部分は、そ
れぞれのアンテナ区画の抵抗R1、容量性リアクタンス
C1、誘導性リアクタンスL1からなっており、一般に
特定のアンテナ区画のバンド幅の決定要因であるR1、
C1、L1の値を持つマイクロストリップ放射素子自身
の特性を表している。これらの値は、そのアンテナ区画
の物理的特性によって決まるものであり、その物理的特
性には放射素子の寸法、その放射素子が乗っている誘電
体層の厚さと誘電率、放射素子の給電点の位置がある。
【0017】この等価回路の各側の次の部分の直列の誘
導性リアクタンスL2は、一般に放射素子に接続された
給電素子の特性を表し、その値は信号伝送用導体(給電
ピン)の寸法特にその直径によって決まる。第一と第二
のアンテナ区画の結合を遮蔽素子26によって十分に取
り除くと、それに付随した利益があり、第一と第二のア
ンテナ区画を殆ど別々に且つ独立に扱う事が出来るの
で、アンテナ構造体10の設計が容易になる。例えば、
アンテナ構造体10を2つの共振周波数f1とf2と
で、それぞれ希望の応答特性とバンド幅を持って作動す
るように設計するためには、まず一つのアンテナ区画を
設計し、それからもう一つを設計すれば良い。その後で
その二つを組み合わせて一つの構造体にする事が出来
る。この道の達人であれば、相互結合を補償したり打ち
消したりする事よりアンテナ区画を別々に設計できる事
の有利さをすぐに理解するであろう。この相互結合の補
償などにはしばしば設計、組立と試験、種々のパラメー
タの調整を十分に満足な性能が得られるまで何度も繰り
返さねばならない。
【0018】Lーバンド操作用のアンテナ構造体10の
試作品では、第一の放射素子14は約1.9GHZで、
第二の放射素子16は約2.4GHZで共振するように
寸法が決められ、約20%(2つの周波数の差を高い周
波数で割って100を掛ける)の周波数分離が得られて
いる。第一と第二の放射素子14と16は半波長素子で
ある。両方のバンドで少なくとも10%のバンド幅を得
るために、第一と第二の誘電体層18と20には誘電率
約2.3のテフロン繊維ガラスのようなものを選び、第
一の誘電体層18は第二の誘電体層20より厚くしてあ
る。第一と第二の放射素子14と16の給電点28と3
0は各放射素子の中央の軸に沿って、放射素子のインピ
ーダンスが第一と第二の給電素子22と24のそれぞれ
に接続されている25オームの同軸ケーブルに十分に整
合する位置に取られている。給電点はまた第一と第二の
放射素子14と16が共に、同じ偏波面を持った直線偏
波のエネルギーを放射(同一偏波放射)または受信で
き、位相中心が十分一致するように選んである。アンテ
ナ構造体10は寸法を変えて他の周波数、Xーバンドや
それ以上の周波数にも合わせる事が出来、しかも前述の
バンド幅、分離独立特性を維持できる。
【0019】図4ー図7は前記のパラメータで構成され
たアンテナ構造体の種々の特性の測定結果を示すグラフ
である。図4は第一の放射素子14(下側端子)と第二
の放射素子16(上側端子)の周波数に対するボアサイ
トのアンテナ利得を示す。図4に見られるように各放射
素子の利得は、他方の放射素子の利得が最大値或いはそ
の近傍にあるとき最小値或いはその近傍の値を取り、2
個のアンテナ区画間の動作時の利得分離特性が良い事を
示している。図5は第一と第二のアンテナ区画間の端子
間の分離特性を示す。試験をした全周波数範囲にわたっ
て少なくとも約ー20dBの端子間分離が得られ、遮蔽
素子26が無い時より約12dB改善されている。
【0020】図6と図7は、第一と第二のアンテナ区画
のそれぞれ1.9GHZと2.4GHZでのE面放射パタ
ーンを示す。これらの図は水平面から約20゜以上上げ
た時のアンテナ構造体10の両周波数での殆ど一様(等
方的)な放射パターンを示している。
【0021】図8は本発明のアンテナ構造体60の他の
実施例を示し、ここではアンテナの性能とりわけアンテ
ナ区画間の周波数分離特性をよくするため分離装置とし
て同調あるいは整合回路62が設置されている。アンテ
ナ構造体60には基準面(例えば、地面)64、第一の
放射素子66、第二の放射素子68がある。第一の放射
素子66は基準面64と平行であり、そこから第一の誘
電体層70の厚さだけ離れている。第二の放射素子68
は第一の放射素子66と平行であり、そこから第二の誘
電体層72の厚さだけ離れている。直線偏波を得るため
には、第一と第二の放射素子66と68のそれぞれの給
電点74と76をセンターラインに沿って共振寸法と同
程度の位置にとる。その位置は各放射素子の入力インピ
ーダンスがそれぞれの給電素子のインピーダンスと整合
する位置である。給電点の位置を変えれば他の偏波も可
能である。
【0022】通路78、80、82、84、86の第一
のセットはそれぞれ第三の誘電体層74、基準面64、
第一の誘電体層70、第一の放射素子66、第二の誘電
体層72を通して、第二の放射素子68上の給電点76
と十分に位置を合わせて作られている。通路88、9
0、92の第二のセットは、それぞれ第三の誘電体層7
4、基準面64、第一の誘電体層70を通して、第一の
放射素子66上の給電点74と十分位置合わせして作ら
れている。アンテナ構造体60の分離装置には遮蔽部品
94があり、それは孔80に接した或いはその周辺の基
準面64を、孔84に接した或いはその周辺にある第一
の放射素子66に電気的に接続する。
【0023】分離装置にはまた同調回路62があり、こ
れは基準面64の下に取り付けられ、それと平行でそれ
から第三の誘電体層74の厚さだけ離れている。第二の
基準面96は同調回路62の下に取り付けられ、それと
平行であり、それから第四の誘電体層98の厚さだけ離
れている。それは基準面64と電気的に接続されてい
る。このような配置はアンテナ構造体60の設計と生産
を容易にする。同調回路62は第一の放射素子66に付
随した第一のストリップライン回路102と、第二の放
射素子68に付随した第二のストリップライン回路10
0とからなる。第一のストリップライン回路102には
第一の放射素子66上の給電点74と十分位置合わせを
した第一の接続パッド108がある。第二のストリップ
ライン回路100には第二の放射素子68上の給電点7
6と十分位置合わせをした第一の接続パッド104があ
る。通路112と114の第三のセットはそれぞれ第二
の基準面96と第四の誘電体層98を通して、第二のス
トリップライン回路100の上の第二の接続パッド10
6と十分位置合わせをして作られている。通路116と
118の第四のセットはそれぞれ第二の基準面96と第
四の誘電体層98を通して、第一のストリップライン回
路102上の第二の接続パッド110と十分に位置合わ
せをして作られている。
【0024】第一の給電素子126は第二の基準面96
の下側に固定されている。それは内部に信号伝送用導体
128があり、その導体は第二の基準面96と第四の誘
電体層98の中の通路116と118を通して設置され
ており、第一のストリップライン回路102に第二の接
続パッド110で電気的に接続されている。第二の基準
面96の下の信号伝送用導体128の一部を取り囲んで
いる基準導体130は、第二の基準面96に電気的に接
続されている。第二の給電素子120は第二の基準面9
6の下側に固定されている。それは内部に信号伝送用導
体122があり、その導体は第二の基準面96と第四の
誘電体層98の中の通路112と114を通って取り付
けられ、第一の接触片104で第二のストリップライン
100に電気的に接続されている。第二の基準面96の
下の信号伝送用導体122の一部を取り囲んでいる基準
導体124は、第二の基準面96に電気的に接続されて
いる。
【0025】第一の給電ピン134は、第二の通路のセ
ット88、90、92を通して取り付けられ、第一のス
トリップライン回路102の上の第一の接続パッド10
8と、給電点74で第一の放射素子66とに電気的に接
続されている。第二の給電ピン132は、通路の第一の
セット78、80、82、84、86を通して取り付け
られ、第二のストリップライン回路100の上の第一の
接続パッド104と、給電点76で第二の放射素子68
とに電気的に接続されている。2個のアンテナ区画と同
調回路62を持つアンテナ構造体60は、図8に示す四
端子の2段直列RLCフィルタ回路の等価回路で表す事
が出来る。アンテナのインピーダンスは通路とストリッ
プライン回路のライン長とに関連したラインの長さに応
じて求められるので、それらは直列RLC回路の等価回
路で表す事が出来る。同調回路100と102は必要な
分岐キャパシタンスを与える。第一の放射素子64はこ
こでもまた第二の放射素子66より低い共振周波数を持
つものと仮定している。同調回路62の第一段階は図3
の等価回路の第一段階と殆ど同じである(並列回路では
なく直列回路が使われているので素子の値は必ずしも同
じではない)。フィルタの第一段階は、それぞれのアン
テナ区画の抵抗R1、容量性リアクタンスC1、誘導性
リアクタンスL1からなっているが、一般にはそのアン
テナ区画のバンド幅の決定要因であるR1、C1、L1
の値を持ったマイクロストリップ放射素子そのものを表
している。この等価回路の各第二段階の素子、容量性と
誘導性のリアクタンスC2とL2は、主としてそのアン
テナ区画のリップルとロール・オフ特性とに影響を与え
る。
【0026】図10と図11は2段階フィルタを持った
多周波用アンテナ構造体の性能特性を示す。図9は2個
の放射素子の利得ー周波数特性を示し、バンド中央の周
波数1.9GHZと2.4GHZでの利得の分離は、少な
くとも20dBはある。図11は動作周波数範囲にわた
っての端子間分離特性を示す。分離は全範囲にわたって
20%を越えている事が分かる。使用法によっては2段
で得られる特性で十分であろう。しかし場合によって
は、例えば単向2路通信操作などでは、2個のアンテナ
区画間の周波数分離特性を増大させるために更なるリッ
プルの減少とロール・オフ特性の急峻化が必要とされる
或いは望まれるかもしれない。例えば、図12は応答曲
線であるが、その中に周波数に対する望ましい反射減衰
量が示されている。2個の動作バンドの中央は約20%
離れており、各バンドは約10%のバンド幅を持ち、低
周波バンドの高周波端と高周波バンドの低周波端の間の
分離は約10%あり、リップル(LAr) は0.5dB
以下であり、バンド(各々10%のバンド幅内で)間の
分離(LA)は少なくとも20dBはある。
【0027】この様な特性を得るためには、図13の等
価回路に示すようにフィルタに3段目を接続する事が出
来る。各3段目では、C3とL3が給電ピンの根元につ
け加えられた容量性と誘導性のリアクタンスを表してお
り、それによってそのアンテナ区画のリップルとロール
・オフ特性が望ましい値に調整される。これらはストリ
ップライン上に回路構成要素をつけ加える事により実現
される。3段バンド・パス・フィルタの設計について
は、Mattheai他の「マイクロ波のインピーダン
ス整合回路と結合構造」(アーテク ハウス ブック
ス、デドハム、マサチューセッツ、1980)の4章に
詳しく載っているが、要約すると次のようになる:ま
ず、ある特定の用途に対して望ましいバンド内のリップ
ル(またはそれと等価なVSWR)あるいはバンド外の
分離特性を決める。表1では、10%のバンド幅と20
%の分離特性を持った2つの周波数バンドに対するリッ
プルの代表的な値とそれに対応する分離特性の値を比較
している:
【0028】 表1 通過域のリップル 等価VSVR 分離 0.01 dB 1.10:1 11.3 dB 0.1 dB 1.36:1 21.5 dB 0.2 dB 1.54:1 24.8 dB 0.5 dB 1.98:1 28.5 dB 例えば、28.5dBの分離はもしリップルが0.5d
B(最大2.0:1のVSWR)あってもよければ実現
できる事が分かる。一度分離値が決められた(直接に、
または、リップルから間接的に)なら、減少率δは計算
して求めるか、或いはMattheai他に与えられて
いるN=3に対する設計の手引きを使って図から決めら
れる。フィルタ係数g1、g2、g3も同様にして計算
する或いは決める事が出来る。放射素子の物理的パラメ
ータ(素子の寸法、誘電物質の厚さと誘電率、給電点の
位置)が次に決められ、各アンテナ区画のフィルタ部品
の値が次のように計算される:
【0029】 R1=Rg/g41=g1/R(ω2−ω1) L1=1/ω0 212=g20/(ω2ーω1) C2=1/ω0 223=g3/R0(ω2ーω1) L3= 1/ω0 23
【0030】ここで、ω1とω2は通過帯域を決める角周
波数であり、ω0は次の式で与えられる: ω0=(ω1+ω2)/2 もし必要であれば、給電点または給電点ピンの寸法は1
段と2段で望ましい値を得るために変える事ができる。
フィルタの各3段目の容量性と誘導性のリアクタンスは
図7の同調回路62に追加のストリップライン回路素子
を使う事で実現できる。アンテナ構造体の応答を更に調
整するためにはフィルタの段数を追加すれば良い。
【0031】図14は本発明のアンテナ構造体140の
もう一つの実施例を示す。それは放射素子とその対をな
す給電素子とを更に積み重ねて動作周波数を追加するも
のである。アンテナ構造体140は3つの周波数で動作
するように作られているが、もし必要であれば更に多く
の周波数で動作するように作る事もできる。アンテナ構
造体140には基準面142、第一の放射素子144、
第二の放射素子146、第三の放射素子148がある。
第一の放射素子144は基準面142と平行であり、そ
れから第一の誘電体層150の厚さだけ離れている。第
二の放射素子146は第一の放射素子144と平行であ
り、それから第二の誘電体層152の厚さだけ離れてい
る。第三の放射素子148は第二の放射素子146と平
行であり、それから第三の誘電体層154の厚さだけ離
れている。第一、第二、第三の給電素子160、15
8、156は基準面142の下側に固定され、第一、第
二、第三の放射素子144、146、148を送受信装
置に接続している。各放射素子とその対をなす給電素子
は1個のアンテナ区画を構成する。
【0032】アンテナ構造体140にはまた分離装置と
して第一の遮蔽部品162があり、それは第一と第二の
誘電体層150と152を通っている第三の給電素子1
56のその部分の周囲に設置されている。第一の遮蔽部
品162は第一と第二の誘電体層150と152を通る
通路の側壁上の導電物質であり、基準面142を第二の
放射素子146に電気的に接続している。第二の放射素
子146の上のこの接続する場所はできれば第三の放射
素子148上の給電点164と十分に位置を合わせてあ
る事が望ましい。同様に、第二の遮蔽部品166は第一
の誘電体層150を通っている第二の給電素子158の
その部分の周囲に設置されている。第二の遮蔽部品16
6は第一の誘電体層150を通る通路の側壁上の導電物
質であり、基準面142を第一の放射素子144に電気
的に接続し、その第一の放射素子144上の接続点は第
二の放射素子146上の給電点168と十分に位置合わ
せをしてある事が望ましい。第一の遮蔽部品162は第
二の放射素子146に第三の放射素子148に対する基
準面として働かせ、第二の遮蔽部品166は第一の放射
素子144を第二の放射素子146に対する基準面とし
て働かせる。第一の放射素子144からのエネルギーは
基準面142と第一の放射素子144とで構成する空洞
の端の開口部から放射される。第二の放射素子146か
らのエネルギーは第一の放射素子144と第二の放射素
子146とで構成する空洞の端の開口部から放射され
る。第三の放射素子からのエネルギーは第二の放射素子
146と第三の放射素子148とで構成する空洞の端の
開口部から放射される。
【0033】この様にして各アンテナ区画は実質的には
他のアンテナ区画から分離されており、図1と7に示さ
れた実施例に関して先に述べたように動作特性は改善さ
れている。更に分離をよくし、リップルとロール・オフ
特性を調整するためには、第一、第二、第三の給電素子
160、158、156の各々に対して例えば基準面1
42の下に取り付けられたストリップライン回路のよう
な同調回路を設置すれば良い。放射素子が上の素子から
基準面に向かって次々に大きくなって行き、給電点が各
放射素子の中央を通る垂直軸に関して交互に反対側に位
置するならば給電素子間の距離は増大する。従って相互
結合は減少する。
【0034】更にもう一つの実施例として、図14にア
ンテナ区画のセットを多数並べてアレイを作り望ましい
利得と指向特性を持たせたアンテナ構造体170を示
す。図13に示されたこのアレイは25個のアンテナ区
画(aーy)があり、5×5の行列に並べられている。
勿論、更に多くの或いは少ない個数のアンテナ区画を使
った他の配置やパターンも可能である。各アンテナ区画
には2層或いはそれ以上に積み重ねられた放射素子と、
それらと対をなす給電素子と、付随する分離部品とがあ
る。同調回路も各アンテナ区画ごとにアレイの中に組み
込む事が出来る。アンテナ構造体170の指向性を改善
するために、適当な位相調整器が固定または電気的な走
査に使われる。この様なアレイの設計は各アンテナ区画
の放射位相中心が実質的に一致しているため容易であ
り、その性能は向上する。図14に示す多周波用アンテ
ナ・アレイのもう一つの利点は、積層放射素子は、全て
の放射素子を同一平面上に一つの周波数の放射素子を他
の周波数の放射素子と隣接させて並べたときと較べて場
所を取らないという事である。本発明について詳しく述
べてきたが、それに対する種々の変更、代用、変形は付
属の請求項で述べられる本発明の精神と範囲の中で行う
事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多周波用アンテナ構造体の一実施例の
断面図。
【図2】図1に示す実施例で一部を切りとったものの分
解透視図
【図3】図1に示す実施例の等価回路図。
【図4】図1に示す実施例の代表的アンテナ構造体のボ
アサイト・アンテナ利得ー周波数曲線。
【図5】代表的アンテナ構造体のアンテナ区画の端子間
分離特性。
【図6】代表的アンテナ構造体のE面放射パターン。
【図7】代表的アンテナ構造体のE面放射パターン。
【図8】本発明の他の実施例の分解透視図。
【図9】図8に示す実施例の2段フィルタ等価回路図。
【図10】図8に示す実施例の代表的アンテナ構造体の
利得ー周波数曲線。
【図11】図8に示す実施例の代表的アンテナ構造体の
端子間分離特性図。
【図12】応答曲線。図中に周波数に対する希望反射減
衰量が示されている。
【図13】本発明の実施例の3段フィルタの等価回路
図。
【図14】本発明の多周波用アンテナ構造体の他の実施
例の断面図。
【図15】本発明の実施例の一つでアンテナを並べてア
レイにしたもの。
【符号の説明】
10 アンテナ構造体 12 基準面 14 第一の放射素子 16 第二の放射素子 18 第一の誘電体層 20 第二の誘電体層 22 第二の給電素子 24 第一の給電素子 44 信号伝達用導体 48 信号伝達用導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン マリー マッキニス アメリカ合衆国 コロラド州 80303 ボ ールダーサウス 39番 ストリート 235

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多周波用アンテナ構造体で次のものから
    なるもの:導体の基準物;第一の共振周波数で送信/受
    信し、給電点を持ち、先の基準面に平行にその上に配置
    され、基準面から第一の誘電体の厚さだけ離れている第
    一のマイクロストリップ放射素子;第二の共振周波数で
    送信/受信し、給電点を持ち、第一の放射素子に平行に
    その上に配置され、第一の放射素子から第二の誘電体層
    の厚さだけ離れている第二のマイクロストリップ放射素
    子;第一の放射素子を送信/受信装置に電気的に接続す
    るため基準面と第一の誘電体層を通って伸びている第一
    の給電装置;第二の放射素子を送信/受信装置に電気的
    に接続するため基準面、第一と第二の誘電体層、第一の
    放射素子を通って伸びていて、第一の誘電体層を通って
    いる根元の部分も含む第二の給電装置;第一と第二の共
    振周波数でのアンテナ構造体の動作を分離するための第
    一の分離装置、この第一の分離装置は次のものを含む:
    基準面を第一の放射素子に電気的に接続するために、第
    二の給電装置の根元の部分の周囲にそれとは接触する事
    なく配置された第一の遮蔽装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多周波用アンテナ構造体
    で次の条件を満たすもの:基準面、第一と第二の誘電体
    層、第一の放射素子の各々には、それらを通して第二の
    放射素子上の給電点と位置を調整して作られた第一の通
    路がある;基準面と第一の誘電体層には共にそれらを通
    して第一の放射素子上の給電点と位置を調整して作られ
    た第二の通路がある;第一の給電装置には第二の通路を
    通して配置され、第一の放射素子上の給電点に電気的に
    接続されている第一の信号伝送用導体がある;第二の給
    電装置には第一の通路を通って配置され、第二の放射素
    子上の給電点に電気的に接続されている第二の信号伝送
    用導体がある;第一の遮蔽装置は基準面と第一の放射素
    子とに第二の放射素子上の給電点と位置を調整して電気
    的に接続されている。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の多周波用アンテナ構造体
    で、第一の遮蔽装置が次のものを含むもの:第二の誘電
    体層を通る第一の通路の側壁に配置された導電物質で、
    この導電物質は基準面を第一の放射素子に第一の放射素
    子と基準面の中にある第一の通路に接した位置で電気的
    に接続する。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の多周波用アンテナ構造体
    で更に次のものを備えたもの:最も少ない場合では、第
    三の共振周波数で送信/受信し、給電点を持ち、第二の
    放射素子と平行でその上に位置し、それから第三の誘電
    体層の厚さだけ離れている第三のマイクロストリップ放
    射素子;最も少ない場合では、第三の放射素子を送信/
    受信装置に接続するため基準面、第一、第二、第三の誘
    電体層、第一、第二の放射素子を通って伸びている第三
    の給電装置、この第三の給電装置は第一と第二の誘電体
    層の内部に位置する根元の部分も含む;第一、第二、第
    三の共振周波数でのアンテナ構造体の動作を分離するた
    めの第二の分離装置、この第二の分離装置は次のものを
    含む:第三の給電装置の根元の部分の周囲に配置され、
    それとは接触せず、基準面を第一と第二の放射素子に電
    気的に接続する第二の遮蔽装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の多周波用アンテナ構造体
    で次の条件を満たすもの:基準面、第一、第二、第三の
    誘電体層、第一、第二の放射素子の各々は、それらを通
    って最少の場合でも第三の放射素子上の給電点と位置を
    調整して作られた第三の通路を持っている;最少の場合
    の第三の給電装置には、第三の信号伝送用導体があり、
    それは第三の通路を通して取り付けられ且つ最少の場合
    の第三の放射素子に第三の給電点で接続される;そして
    第二の遮蔽装置は第一と第二の放射素子および基準面
    に、最少の場合の第三の放射素子上の給電点と位置を調
    整して電気的に接続される;
  6. 【請求項6】 請求項5記載の多周波用アンテナ構造体
    で第二の遮蔽装置が次のものを含むもの:第一と第二の
    誘電体層を通る第三の通路の側壁に取り付けられた導電
    物質、この導電物質は第三の基準導体を第一と第二の放
    射素子に第一と第二の放射素子及び基準面の中にある第
    三の通路と接した位置で電気的に接続する。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の多周波用アンテナ構造体
    で、給電点が第一と第二の放射素子の上にあり、この第
    一と第二の放射素子で送信/受信された信号が同一偏波
    であるもの。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の多周波用アンテナ構造体
    で、第一の分離装置が更に次のものからなるもの:第一
    の給電装置と送信/受信装置との間にあって帯域通過フ
    ィルタの特性を持つ第一の同調回路;第二の給電装置と
    送信/受信装置との間にあって帯域通過フィルタの特性
    を持つ第二の同調回路。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の多周波用アンテナ構造体
    で、第一の同調回路には第一のストリップライン回路が
    あり、第二の同調回路には第二のストリップライン回路
    があり、第一と第二のストリップライン回路は基準面に
    平行でその下にあり、そこから第四の誘電体層の厚さだ
    け離れているもの。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の多周波用アンテナ構造
    体で、第一のストリップライン回路には第一の解放端伝
    送線路があり、第二のストリップライン回路には第二の
    解放端伝送線路があり、さらに次の条件を満たすもの:
    第一と第二の共振周波数は第一と第二の共振周波数の中
    で高い方の周波数の約20%離れている;第一と第二の
    放射素子の各々はVSWRを2.0:1としたとき少な
    くとも約10%のバンド幅がある;アンテナ構造体は第
    一の周波数と第二の周波数の各々で少なくとも約20d
    Bの端子間分離特性を持つ。
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