JPH05210097A - 投影型液晶表示装置 - Google Patents
投影型液晶表示装置Info
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- JPH05210097A JPH05210097A JP4287627A JP28762792A JPH05210097A JP H05210097 A JPH05210097 A JP H05210097A JP 4287627 A JP4287627 A JP 4287627A JP 28762792 A JP28762792 A JP 28762792A JP H05210097 A JPH05210097 A JP H05210097A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】投影レンズ系の入射側レンズ面で反射された光
を液晶表示パネルのガラス基板で反射させることなく吸
収して、スクリーン面に結像する投影画像のコントラス
トを向上させる。 【構成】液晶表示パネル１と投影レンズ系６との間に透
過光をほぼ４５°旋光させる１／４波長板１０を設け、
投影レンズ系６の入射側レンズ（集光フレネルレンズ
８）面で反射されて液晶表示パネル１に入射する反射光
を、液晶表示パネル１の出射側偏光板２ｂの透過軸に対
しほぼ直交する偏光光にして液晶表示パネル１に入射さ
せる。
を液晶表示パネルのガラス基板で反射させることなく吸
収して、スクリーン面に結像する投影画像のコントラス
トを向上させる。 【構成】液晶表示パネル１と投影レンズ系６との間に透
過光をほぼ４５°旋光させる１／４波長板１０を設け、
投影レンズ系６の入射側レンズ（集光フレネルレンズ
８）面で反射されて液晶表示パネル１に入射する反射光
を、液晶表示パネル１の出射側偏光板２ｂの透過軸に対
しほぼ直交する偏光光にして液晶表示パネル１に入射さ
せる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は投影型液晶表示装置に関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】最近、液晶表示パネルを用いてテレビジ
ョン画像等を表示する液晶表示装置として、投影型液晶
表示装置が考えられている。
ョン画像等を表示する液晶表示装置として、投影型液晶
表示装置が考えられている。
【０００３】図５は従来の投影型液晶表示装置を示した
もので、図中１は液晶表示パネルであり、この液晶表示
パネル１としては一般に、液晶分子をツイスト配列させ
るとともに光入射面側と出射面側とにそれぞれ偏光板２
ａ，２ｂを配置したＴＮ（ツィステッド・ネマティッ
ク）型のものが使用されている。
もので、図中１は液晶表示パネルであり、この液晶表示
パネル１としては一般に、液晶分子をツイスト配列させ
るとともに光入射面側と出射面側とにそれぞれ偏光板２
ａ，２ｂを配置したＴＮ（ツィステッド・ネマティッ
ク）型のものが使用されている。
【０００４】３は前記液晶表示パネル１に光入射面に対
向させて配置された光源であり、この光源３は、ハロゲ
ンランプやキセノンランプ等の高輝度の光源ランプ４
と、この光源ランプ４からの放射光を液晶表示パネル１
に向けて反射させるリフレクタ５とからなっている。
向させて配置された光源であり、この光源３は、ハロゲ
ンランプやキセノンランプ等の高輝度の光源ランプ４
と、この光源ランプ４からの放射光を液晶表示パネル１
に向けて反射させるリフレクタ５とからなっている。
【０００５】また、６は液晶表示パネル１の表示画像を
スクリーン９に拡大投影する投影レンズ系であり、この
投影レンズ系６は、投影レンズ７と、前記液晶表示パネ
ル１を透過した画像光を投影レンズ７に集光させる集光
フレネルレンズ（サーキュラフレネルレンズ）８とから
なっている。
スクリーン９に拡大投影する投影レンズ系であり、この
投影レンズ系６は、投影レンズ７と、前記液晶表示パネ
ル１を透過した画像光を投影レンズ７に集光させる集光
フレネルレンズ（サーキュラフレネルレンズ）８とから
なっている。
【０００６】この投影型液晶表示装置は、光源３からの
照射光を液晶表示パネル１に入射させ、この液晶表示パ
ネル１を通った画像光を投影レンズ系６により拡大して
スクリーン９面に投影するもので、この投影型液晶表示
装置によれば、表示画面が小さい液晶表示パネル１の表
示画像を大きく拡大して見ることができる。
照射光を液晶表示パネル１に入射させ、この液晶表示パ
ネル１を通った画像光を投影レンズ系６により拡大して
スクリーン９面に投影するもので、この投影型液晶表示
装置によれば、表示画面が小さい液晶表示パネル１の表
示画像を大きく拡大して見ることができる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の投影型液晶表示装置では、液晶表示パネル１を透過
して投影レンズ系６に入射する画像光の一部が投影レン
ズ系６の入射側レンズ面つまり集光フレネルレンズ８面
で液晶表示パネル１側に反射され、この反射光が液晶表
示パネル１のガラス基板で反射されて投影レンズ系６に
よりスクリーン９面に投影されるために、この反射光の
影響でスクリーン９面に結像する投影画像のコントラス
トが悪くなってしまうという問題をもっていた。
来の投影型液晶表示装置では、液晶表示パネル１を透過
して投影レンズ系６に入射する画像光の一部が投影レン
ズ系６の入射側レンズ面つまり集光フレネルレンズ８面
で液晶表示パネル１側に反射され、この反射光が液晶表
示パネル１のガラス基板で反射されて投影レンズ系６に
よりスクリーン９面に投影されるために、この反射光の
影響でスクリーン９面に結像する投影画像のコントラス
トが悪くなってしまうという問題をもっていた。
【０００８】すなわち、図６は、図５に示した従来の投
影型液晶表示装置における液晶表示パネル１と集光フレ
ネルレンズ８面との間の光跡を示したもので、（ａ）は
液晶表示パネル１を透過した光がレンズ光軸Ｏと平行に
集光フレネルレンズ８に入射する場合の光跡、（ｂ）は
液晶表示パネル１を透過した光がレンズ光軸Ｏに対して
斜めに集光フレネルレンズ８に入射する場合の光跡を示
している。
影型液晶表示装置における液晶表示パネル１と集光フレ
ネルレンズ８面との間の光跡を示したもので、（ａ）は
液晶表示パネル１を透過した光がレンズ光軸Ｏと平行に
集光フレネルレンズ８に入射する場合の光跡、（ｂ）は
液晶表示パネル１を透過した光がレンズ光軸Ｏに対して
斜めに集光フレネルレンズ８に入射する場合の光跡を示
している。
【０００９】この光跡を説明すると、ＴＮ型液晶表示パ
ネル１は、光源からの照射光を入射側偏光板２ａにより
直線偏光光として入射させ、液晶層を通った光のうち出
射側偏光板２ｂを透過する偏光光（出射側偏光板２ｂの
透過軸に沿う振動方向の光）を画像光として出射するも
ので、この液晶表示パネル１を透過した画像光は図に実
線で示すように集光フレネルレンズ８に入射する。
ネル１は、光源からの照射光を入射側偏光板２ａにより
直線偏光光として入射させ、液晶層を通った光のうち出
射側偏光板２ｂを透過する偏光光（出射側偏光板２ｂの
透過軸に沿う振動方向の光）を画像光として出射するも
ので、この液晶表示パネル１を透過した画像光は図に実
線で示すように集光フレネルレンズ８に入射する。
【００１０】そして、この集光フレネルレンズ８に入射
した光の大部分は集光フレネルレンズ８を通って投影レ
ンズに入射するが、一部の光は図に破線で示すように集
光フレネルレンズ８面によりこのレンズ面の角度に応じ
た反射角で反射される。
した光の大部分は集光フレネルレンズ８を通って投影レ
ンズに入射するが、一部の光は図に破線で示すように集
光フレネルレンズ８面によりこのレンズ面の角度に応じ
た反射角で反射される。
【００１１】この反射光は、液晶表示パネル１の出射側
偏光板２ｂを透過してきた光であるために、その振動方
向は出射側偏光板２ｂの透過軸に沿う方向であり、した
がってこのレンズ面からの反射光は出射側偏光板２ｂを
透過して液晶表示パネル１に入射する。
偏光板２ｂを透過してきた光であるために、その振動方
向は出射側偏光板２ｂの透過軸に沿う方向であり、した
がってこのレンズ面からの反射光は出射側偏光板２ｂを
透過して液晶表示パネル１に入射する。
【００１２】そしてこの液晶表示パネル１に入射する反
射光は、液晶表示パネル１に対してある角度をもって入
射するために、この光は液晶表示パネル１のガラス基板
で反射され、出射側偏光板２ｂを透過して集光フレネル
レンズ８に入射し、この集光フレネルレンズ８を通って
投影レンズによりスクリーン面に投影される。
射光は、液晶表示パネル１に対してある角度をもって入
射するために、この光は液晶表示パネル１のガラス基板
で反射され、出射側偏光板２ｂを透過して集光フレネル
レンズ８に入射し、この集光フレネルレンズ８を通って
投影レンズによりスクリーン面に投影される。
【００１３】このため、上記従来の投影型液晶表示装置
では、集光フレネルレンズ８面で反射されることなく投
影レンズ系６によってスクリーン９面に投影される正規
の画像光の他に、集光フレネルレンズ８面で反射されさ
らに液晶表示パネル１のガラス基板で反射された光もス
クリーン９面に投影されることになり、したがって、ス
クリーン９面に結像する投影画像のコントラストが悪く
なってしまう。
では、集光フレネルレンズ８面で反射されることなく投
影レンズ系６によってスクリーン９面に投影される正規
の画像光の他に、集光フレネルレンズ８面で反射されさ
らに液晶表示パネル１のガラス基板で反射された光もス
クリーン９面に投影されることになり、したがって、ス
クリーン９面に結像する投影画像のコントラストが悪く
なってしまう。
【００１４】なお、上記投影型液晶表示装置には、投影
レンズ系６を投影レンズ７だけとして、液晶表示パネル
１を透過した画像光を直接投影レンズ７に入射させるタ
イプのものもあるが、このタイプの投影型液晶表示装置
の場合も、投影レンズ７に入射する画像光の一部が投影
レンズ７の入射側レンズ面で反射され、この反射光が液
晶表示パネル１のガラス基板で反射されて投影レンズ７
によりスクリーン９面に拡大投影されるために、スクリ
ーン９面に結像する投影画像のコントラストが悪くなっ
てしまうという問題をもっている。
レンズ系６を投影レンズ７だけとして、液晶表示パネル
１を透過した画像光を直接投影レンズ７に入射させるタ
イプのものもあるが、このタイプの投影型液晶表示装置
の場合も、投影レンズ７に入射する画像光の一部が投影
レンズ７の入射側レンズ面で反射され、この反射光が液
晶表示パネル１のガラス基板で反射されて投影レンズ７
によりスクリーン９面に拡大投影されるために、スクリ
ーン９面に結像する投影画像のコントラストが悪くなっ
てしまうという問題をもっている。
【００１５】本発明は上記のような実情にかんがみてな
されたものであって、その目的とするところは、投影レ
ンズ系の入射側レンズ面で反射された光を液晶表示パネ
ルのガラス基板で反射させることなく吸収して、スクリ
ーン面に結像する投影画像のコントラストを向上させる
ことができる投影型液晶表示装置を提供することにあ
る。
されたものであって、その目的とするところは、投影レ
ンズ系の入射側レンズ面で反射された光を液晶表示パネ
ルのガラス基板で反射させることなく吸収して、スクリ
ーン面に結像する投影画像のコントラストを向上させる
ことができる投影型液晶表示装置を提供することにあ
る。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、少なくとも出射側に偏光板を有した液晶表
示パネルと投影レンズ系との間に、透過光をほぼ４５°
旋光させる旋光体を設けたものである。
するために、少なくとも出射側に偏光板を有した液晶表
示パネルと投影レンズ系との間に、透過光をほぼ４５°
旋光させる旋光体を設けたものである。
【００１７】
【作用】すなわち、本発明の投影型液晶表示装置は、液
晶表示パネルの出射側偏光板を透過した直線偏光の画像
光を、前記旋光体によりほぼ４５°旋光させてから投影
レンズ系に入射させるとともに、投影レンズ系の入射側
レンズ面で液晶表示パネル側に反射された光は上記旋光
体によりさらにほぼ４５°旋光させてやるようにしたも
のであり、この旋光体を設けておけば、投影レンズ系の
入射側レンズ面で反射されて液晶表示パネルに入射する
反射光は、上記旋光体による２度の旋光により液晶表示
パネルの出射側偏光板の透過軸に対しほぼ直交する偏光
光となって液晶表示パネルに入射するから、この反射光
を液晶表示パネルの出射側偏光板で吸収して、この反射
光が液晶表示パネルのガラス基板で反射されて投影レン
ズ系に入射するのを防ぐことができる。
晶表示パネルの出射側偏光板を透過した直線偏光の画像
光を、前記旋光体によりほぼ４５°旋光させてから投影
レンズ系に入射させるとともに、投影レンズ系の入射側
レンズ面で液晶表示パネル側に反射された光は上記旋光
体によりさらにほぼ４５°旋光させてやるようにしたも
のであり、この旋光体を設けておけば、投影レンズ系の
入射側レンズ面で反射されて液晶表示パネルに入射する
反射光は、上記旋光体による２度の旋光により液晶表示
パネルの出射側偏光板の透過軸に対しほぼ直交する偏光
光となって液晶表示パネルに入射するから、この反射光
を液晶表示パネルの出射側偏光板で吸収して、この反射
光が液晶表示パネルのガラス基板で反射されて投影レン
ズ系に入射するのを防ぐことができる。
【００１８】したがって、この投影型液晶表示装置によ
れば、スクリーン面に投影される光は、投影レンズ系の
入射側レンズ面で反射されることなく投影レンズ系によ
ってスクリーン面に投影される正規の画像光だけである
から、スクリーン面に結像する投影画像のコントラスト
を向上させることができる。
れば、スクリーン面に投影される光は、投影レンズ系の
入射側レンズ面で反射されることなく投影レンズ系によ
ってスクリーン面に投影される正規の画像光だけである
から、スクリーン面に結像する投影画像のコントラスト
を向上させることができる。
【００１９】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【００２０】図１および図２は本発明の第１の実施例を
示したもので、図中１は光入射面と出射面とにそれぞれ
偏光板２ａ，２ｂを備えたＴＮ型液晶表示パネル、３は
光源ランプ４とリフレクタ５とからなる光源、６は投影
レンズ７と集光フレネルレンズ８とからなる投影レンズ
系、９はスクリーンであり、これらは図５に示した従来
の投影型液晶表示装置と同じものである。
示したもので、図中１は光入射面と出射面とにそれぞれ
偏光板２ａ，２ｂを備えたＴＮ型液晶表示パネル、３は
光源ランプ４とリフレクタ５とからなる光源、６は投影
レンズ７と集光フレネルレンズ８とからなる投影レンズ
系、９はスクリーンであり、これらは図５に示した従来
の投影型液晶表示装置と同じものである。
【００２１】１０は上記液晶表示パネル１と投影レンズ
系６との間に、液晶表示パネル１の光出射面に対向させ
て配置された１／４波長板である。この１／４波長板１
０は、透過光をほぼ４５°旋光させるもので、この１／
４波長板１０は、その光学軸を液晶表示パネル１の出射
側偏光板２ｂの透過軸に対しほぼ４５°の方向に合せて
配置されている。なお、この１／４波長板１０は、その
表面に光反射なくすための表面処理を施したものとされ
ている。
系６との間に、液晶表示パネル１の光出射面に対向させ
て配置された１／４波長板である。この１／４波長板１
０は、透過光をほぼ４５°旋光させるもので、この１／
４波長板１０は、その光学軸を液晶表示パネル１の出射
側偏光板２ｂの透過軸に対しほぼ４５°の方向に合せて
配置されている。なお、この１／４波長板１０は、その
表面に光反射なくすための表面処理を施したものとされ
ている。
【００２２】この投影型液晶表示装置は、ＴＮ型液晶表
示パネル１の出射側偏光板２ｂを透過した直線偏光の画
像光を、１／４波長板１０によりほぼ４５°旋光させて
から投影レンズ系６に入射させるとともに、投影レンズ
系６の入射側レンズ面つまり集光フレネルレンズ８面で
液晶表示パネル１側に反射された光は上記１／４波長板
１０によりさらにほぼ４５°旋光させてやるようにした
ものであり、この１／４波長板１０を設けておけば、投
影レンズ系６の集光フレネルレンズ８面で反射されて図
２に破線で示すように液晶表示パネル１に入射する反射
光の振動方向は、上記１／４波長板１０による２度の旋
光により、液晶表示パネル１を出射したときの振動方向
に対しほぼ９０°旋光された方向となる。
示パネル１の出射側偏光板２ｂを透過した直線偏光の画
像光を、１／４波長板１０によりほぼ４５°旋光させて
から投影レンズ系６に入射させるとともに、投影レンズ
系６の入射側レンズ面つまり集光フレネルレンズ８面で
液晶表示パネル１側に反射された光は上記１／４波長板
１０によりさらにほぼ４５°旋光させてやるようにした
ものであり、この１／４波長板１０を設けておけば、投
影レンズ系６の集光フレネルレンズ８面で反射されて図
２に破線で示すように液晶表示パネル１に入射する反射
光の振動方向は、上記１／４波長板１０による２度の旋
光により、液晶表示パネル１を出射したときの振動方向
に対しほぼ９０°旋光された方向となる。
【００２３】このため、上記集光フレネルレンズ８面で
反射された反射光は、液晶表示パネル１の出射側偏光板
２ｂの透過軸に対しほぼ直交する偏光光となって液晶表
示パネル１に入射することになり、この反射光は液晶表
示パネル１の出射側偏光板２ｂで吸収されるから、上記
反射光が液晶表示パネル１のガラス基板で反射されて投
影レンズ系６に入射するのを防ぐことができる。
反射された反射光は、液晶表示パネル１の出射側偏光板
２ｂの透過軸に対しほぼ直交する偏光光となって液晶表
示パネル１に入射することになり、この反射光は液晶表
示パネル１の出射側偏光板２ｂで吸収されるから、上記
反射光が液晶表示パネル１のガラス基板で反射されて投
影レンズ系６に入射するのを防ぐことができる。
【００２４】したがって、この投影型液晶表示装置によ
れば、スクリーン９面に投影される光は、集光フレネル
レンズ８面で反射されることなくこの集光フレネルレン
ズ８を図２に実線で示すように透過する正規の画像光だ
けであるから、スクリーン７面に結像する投影画像のコ
ントラストを向上させることができる。
れば、スクリーン９面に投影される光は、集光フレネル
レンズ８面で反射されることなくこの集光フレネルレン
ズ８を図２に実線で示すように透過する正規の画像光だ
けであるから、スクリーン７面に結像する投影画像のコ
ントラストを向上させることができる。
【００２５】なお、図２では、液晶表示パネル１を透過
した光がレンズ光軸Ｏと平行に集光フレネルレンズ８に
入射する場合の光跡を示したが、液晶表示パネル１を透
過した光がレンズ光軸Ｏに対して斜めに集光フレネルレ
ンズ８に入射する場合も、集光フレネルレンズ８面で反
射された反射光は上記と同様に液晶表示パネル１の出射
側偏光板２ｂで吸収される。
した光がレンズ光軸Ｏと平行に集光フレネルレンズ８に
入射する場合の光跡を示したが、液晶表示パネル１を透
過した光がレンズ光軸Ｏに対して斜めに集光フレネルレ
ンズ８に入射する場合も、集光フレネルレンズ８面で反
射された反射光は上記と同様に液晶表示パネル１の出射
側偏光板２ｂで吸収される。
【００２６】なお、上記実施例では、１枚の液晶表示パ
ネル１０使用する投影型液晶表示装置について説明した
が、本発明は、複数枚の液晶表示パネルを備えた投影型
液晶表示装置、例えば、赤，緑，青の画像をそれぞれ表
示する３枚の液晶表示パネルを使用して、この各液晶表
示パネルが表示する赤，緑，青の画像を合成したフルカ
ラー画像をスクリーン面に拡大投影する投影型液晶表示
装置にも適用することができる。
ネル１０使用する投影型液晶表示装置について説明した
が、本発明は、複数枚の液晶表示パネルを備えた投影型
液晶表示装置、例えば、赤，緑，青の画像をそれぞれ表
示する３枚の液晶表示パネルを使用して、この各液晶表
示パネルが表示する赤，緑，青の画像を合成したフルカ
ラー画像をスクリーン面に拡大投影する投影型液晶表示
装置にも適用することができる。
【００２７】すなわち、図３は本発明の第２の実施例を
示したもので、図中１Ｒ，１Ｇ，１Ｂは３枚のＴＮ型液
晶表示パネルであり、１Ｒは赤色画像表示用、１Ｇは緑
色画像表示用、１Ｂは青色画像表示用とされている。
示したもので、図中１Ｒ，１Ｇ，１Ｂは３枚のＴＮ型液
晶表示パネルであり、１Ｒは赤色画像表示用、１Ｇは緑
色画像表示用、１Ｂは青色画像表示用とされている。
【００２８】これら各液晶表示パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂ
は、色の異なる同一画像を表示するもので、この各液晶
表示パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂは、光出射面を投影レンズ
系６に対向させて設けた画像合成用ダイクロイックプリ
ズム１１の３つの光入射面にそれぞれ対向させて配置さ
れている。なお、この実施例では、各液晶表示パネル１
Ｒ，１Ｇ，１Ｂにそれぞれ図示しない光源から赤，緑，
青の着色光Ｒ，Ｇ，Ｂを入射させることによって、各液
晶表示パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂに赤，緑，青の画像を表
示させるようにしている。
は、色の異なる同一画像を表示するもので、この各液晶
表示パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂは、光出射面を投影レンズ
系６に対向させて設けた画像合成用ダイクロイックプリ
ズム１１の３つの光入射面にそれぞれ対向させて配置さ
れている。なお、この実施例では、各液晶表示パネル１
Ｒ，１Ｇ，１Ｂにそれぞれ図示しない光源から赤，緑，
青の着色光Ｒ，Ｇ，Ｂを入射させることによって、各液
晶表示パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂに赤，緑，青の画像を表
示させるようにしている。
【００２９】この投影型液晶表示装置は、各液晶表示パ
ネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂを透過した赤，緑，青の画像光を
ダイクロイックプリズム１１によって１つのフルカラー
画像に合成し、このフルカラー画像を投影レンズ系６に
よってスクリーン面に拡大投影するもので、１／４波長
板１０は各液晶表示パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂとダイクロ
イックプリズム１１との間にそれぞれ配置されている。
ネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂを透過した赤，緑，青の画像光を
ダイクロイックプリズム１１によって１つのフルカラー
画像に合成し、このフルカラー画像を投影レンズ系６に
よってスクリーン面に拡大投影するもので、１／４波長
板１０は各液晶表示パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂとダイクロ
イックプリズム１１との間にそれぞれ配置されている。
【００３０】しかして、この投影型液晶表示装置におい
ても、ダイクロイックプリズム１１により合成されて投
影レンズ系６に入射するフルカラー画像光の一部が投影
レンズ系６の入射側レンズ面つまり集光フレネルレンズ
８面で反射され、この反射光がダイクロイックプリズム
１１を通って各液晶表示パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂ側に戻
ってくるが、上記のように各液晶表示パネル１Ｒ，１
Ｇ，１Ｂの光出射面側にそれぞれ１／４波長板１０を設
けておけば、上記集光フレネルレンズ８面で反射されて
液晶表示パネル１に入射する反射光が、上記１／４波長
板１０による２度の旋光により液晶表示パネル１の出射
側偏光板２ｂの透過軸に対しほぼ直交する偏光光となっ
て液晶表示パネル１に入射するから、この反射光を液晶
表示パネル１の出射側偏光板２ｂで吸収して、スクリー
ン面に結像する投影画像のコントラストを向上させるこ
とができる。
ても、ダイクロイックプリズム１１により合成されて投
影レンズ系６に入射するフルカラー画像光の一部が投影
レンズ系６の入射側レンズ面つまり集光フレネルレンズ
８面で反射され、この反射光がダイクロイックプリズム
１１を通って各液晶表示パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂ側に戻
ってくるが、上記のように各液晶表示パネル１Ｒ，１
Ｇ，１Ｂの光出射面側にそれぞれ１／４波長板１０を設
けておけば、上記集光フレネルレンズ８面で反射されて
液晶表示パネル１に入射する反射光が、上記１／４波長
板１０による２度の旋光により液晶表示パネル１の出射
側偏光板２ｂの透過軸に対しほぼ直交する偏光光となっ
て液晶表示パネル１に入射するから、この反射光を液晶
表示パネル１の出射側偏光板２ｂで吸収して、スクリー
ン面に結像する投影画像のコントラストを向上させるこ
とができる。
【００３１】なお、上記第２の実施例では、各液晶表示
パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂの光出射面側にそれぞれ１／４
波長板１０を設けているが、この１／４波長板１０は、
図４に示す第３の実施例のように画像合成用ダイクロイ
ックプリズム１１の光出射面側に１枚だけ配置してもよ
い。
パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂの光出射面側にそれぞれ１／４
波長板１０を設けているが、この１／４波長板１０は、
図４に示す第３の実施例のように画像合成用ダイクロイ
ックプリズム１１の光出射面側に１枚だけ配置してもよ
い。
【００３２】この場合は、各液晶表示パネル１Ｒ，１
Ｇ，１Ｂの出射側偏光板２ｂの透過軸を全て同一方向に
し、１／４波長板１０の光学軸を上記出射側偏光板２ｂ
の透過軸に対しほぼ４５°の方向に合せてやればよく、
このようにすれば、集光フレネルレンズ８面で反射され
た反射光が１／４波長板１０を通って液晶表示パネル１
の出射側偏光板２ｂの透過軸に対しほぼ直交する偏光光
となり、この光がダイクロイックプリズム１１を通って
各液晶表示パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂに入射するから、上
記反射光を液晶表示パネル１の出射側偏光板２ｂで吸収
することができる。
Ｇ，１Ｂの出射側偏光板２ｂの透過軸を全て同一方向に
し、１／４波長板１０の光学軸を上記出射側偏光板２ｂ
の透過軸に対しほぼ４５°の方向に合せてやればよく、
このようにすれば、集光フレネルレンズ８面で反射され
た反射光が１／４波長板１０を通って液晶表示パネル１
の出射側偏光板２ｂの透過軸に対しほぼ直交する偏光光
となり、この光がダイクロイックプリズム１１を通って
各液晶表示パネル１Ｒ，１Ｇ，１Ｂに入射するから、上
記反射光を液晶表示パネル１の出射側偏光板２ｂで吸収
することができる。
【００３３】なお、上記各実施例では、投影レンズ系６
を投影レンズ７と集光フレネルレンズ８とで構成した投
影型液晶表示装置を示したが、本発明は、投影レンズ系
６を投影レンズ７だけとして、液晶表示パネル１を透過
した画像光を直接投影レンズ７に入射させるタイプの投
影型液晶表示装置にも適用することができることはもち
ろんである。
を投影レンズ７と集光フレネルレンズ８とで構成した投
影型液晶表示装置を示したが、本発明は、投影レンズ系
６を投影レンズ７だけとして、液晶表示パネル１を透過
した画像光を直接投影レンズ７に入射させるタイプの投
影型液晶表示装置にも適用することができることはもち
ろんである。
【００３４】また、上記実施例では、液晶表示パネルと
投影レンズ系との間に設ける旋光体として１／４波長板
１０を使用しているが、この旋光体としては、液晶分子
をほぼ４５°ツイスト配列させた液晶パネルを使用して
もよい。
投影レンズ系との間に設ける旋光体として１／４波長板
１０を使用しているが、この旋光体としては、液晶分子
をほぼ４５°ツイスト配列させた液晶パネルを使用して
もよい。
【００３５】
【発明の効果】本発明の投影型液晶表示装置は、少なく
とも出射側に偏光板を有した液晶表示パネルと投影レン
ズ系との間に、透過光をほぼ４５°旋光させる旋光体を
設けることにより、投影レンズ系の入射側レンズ面で反
射されて液晶表示パネルに入射する反射光を、液晶表示
パネルの出射側偏光板の透過軸に対しほぼ直交する偏光
光にして液晶表示パネルに入射させてやるようにしたも
のであるから、投影レンズ系の入射側レンズ面で反射さ
れた光を液晶表示パネルのガラス基板で反射させること
なく吸収して、スクリーン面に結像する投影画像のコン
トラストを向上させることができる。
とも出射側に偏光板を有した液晶表示パネルと投影レン
ズ系との間に、透過光をほぼ４５°旋光させる旋光体を
設けることにより、投影レンズ系の入射側レンズ面で反
射されて液晶表示パネルに入射する反射光を、液晶表示
パネルの出射側偏光板の透過軸に対しほぼ直交する偏光
光にして液晶表示パネルに入射させてやるようにしたも
のであるから、投影レンズ系の入射側レンズ面で反射さ
れた光を液晶表示パネルのガラス基板で反射させること
なく吸収して、スクリーン面に結像する投影画像のコン
トラストを向上させることができる。
【図１】本発明の第１の実施例を示す投影型液晶表示装
置の側面図。
置の側面図。
【図２】同じく液晶表示パネルとレンズ面との間の光跡
図。
図。
【図３】本発明の第２の実施例を示す投影型液晶表示装
置の側面図。
置の側面図。
【図４】本発明の第３の実施例を示す投影型液晶表示装
置の側面図。
置の側面図。
【図５】従来の投影型液晶表示装置の側面図。
【図６】従来の投影型液晶表示装置における液晶表示パ
ネルとレンズ面との間の光跡図。
ネルとレンズ面との間の光跡図。
１，１Ｒ，１Ｇ，１Ｂ…ＴＮ型液晶表示パネル ２ａ，２ｂ…偏光板 ３…光源 ６…投影レンズ系 ７…投影レンズ ８…集光フレネルレンズ ９…スクリーン １０…１／４波長板（旋光体） １１…ダイクロイックプリズム
Claims (1)
- 【請求項１】液晶表示パネルの表示画像を投影レンズ系
により拡大してスクリーン面に投影する投影型液晶表示
装置において、少なくとも出射側に偏光板を有した液晶
表示パネルと投影レンズ系との間に、透過光をほぼ４５
°旋光させる旋光体を設けたことを特徴とする投影型液
晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4287627A JPH079514B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 投影型液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4287627A JPH079514B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 投影型液晶表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05210097A true JPH05210097A (ja) | 1993-08-20 |
| JPH079514B2 JPH079514B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=17719695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4287627A Expired - Lifetime JPH079514B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 投影型液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079514B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0731603A3 (en) * | 1995-03-08 | 1997-10-01 | Seiko Epson Corp | Projection video display device |
| US6089718A (en) * | 1996-10-30 | 2000-07-18 | Seiko Epson Corporation | Projection display device |
| JP2011154381A (ja) * | 2011-03-07 | 2011-08-11 | Canon Inc | 投射型画像表示装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50142193A (ja) * | 1974-05-02 | 1975-11-15 | ||
| JPS63123018A (ja) * | 1986-11-12 | 1988-05-26 | Hitachi Ltd | 投射型液晶表示装置 |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP4287627A patent/JPH079514B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50142193A (ja) * | 1974-05-02 | 1975-11-15 | ||
| JPS63123018A (ja) * | 1986-11-12 | 1988-05-26 | Hitachi Ltd | 投射型液晶表示装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP0731603A3 (en) * | 1995-03-08 | 1997-10-01 | Seiko Epson Corp | Projection video display device |
| US6005644A (en) * | 1995-03-08 | 1999-12-21 | Seiko Epson Corporation | Projection display employing circular polarized light for reflection reduction |
| US6089718A (en) * | 1996-10-30 | 2000-07-18 | Seiko Epson Corporation | Projection display device |
| WO2004081640A1 (ja) * | 1996-10-30 | 2004-09-23 | Toshiaki Hashizume | 投写型表示装置 |
| JP2011154381A (ja) * | 2011-03-07 | 2011-08-11 | Canon Inc | 投射型画像表示装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH079514B2 (ja) | 1995-02-01 |
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Legal Events
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