JPH05208144A - 鉄粉スラッジ含有水からの鉄粉スラッジ分離装置 - Google Patents
鉄粉スラッジ含有水からの鉄粉スラッジ分離装置Info
- Publication number
- JPH05208144A JPH05208144A JP4014762A JP1476292A JPH05208144A JP H05208144 A JPH05208144 A JP H05208144A JP 4014762 A JP4014762 A JP 4014762A JP 1476292 A JP1476292 A JP 1476292A JP H05208144 A JPH05208144 A JP H05208144A
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- JP
- Japan
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- iron powder
- powder sludge
- treated water
- rotor
- pit
- Prior art date
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- Pending
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- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 湿式研磨過程から出る、鉄粉スラッジを含有
する多量の排水につき、これから鉄粉スラッジを効率よ
く濃度を高めたものとして旨く分離することを図る。 【構成】 本発明は、マグネット３を周面に回転方向へ
隔絶して取り付けた竪型の円形のロータ１と、これを取
り囲む処理水ピット２を併設し、処理水ピットに、ピッ
ト外郭側から内郭側へロータの回転方向に対向する向き
に延びるデフレクタ４を備え、同デフレクタの前面側に
対応する個所の処理水ピットの底に、鉄粉スラッジ排出
口５を設けたことを特徴としている。
する多量の排水につき、これから鉄粉スラッジを効率よ
く濃度を高めたものとして旨く分離することを図る。 【構成】 本発明は、マグネット３を周面に回転方向へ
隔絶して取り付けた竪型の円形のロータ１と、これを取
り囲む処理水ピット２を併設し、処理水ピットに、ピッ
ト外郭側から内郭側へロータの回転方向に対向する向き
に延びるデフレクタ４を備え、同デフレクタの前面側に
対応する個所の処理水ピットの底に、鉄粉スラッジ排出
口５を設けたことを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鉄（鋼、ステン
レススチールを含む）ストリップをブラシロール機によ
り水の供給の下、研磨する等の湿式研磨過程よりの鉄粉
スラッジ含有水から鉄粉スラッジを分離するための装置
に関する。
レススチールを含む）ストリップをブラシロール機によ
り水の供給の下、研磨する等の湿式研磨過程よりの鉄粉
スラッジ含有水から鉄粉スラッジを分離するための装置
に関する。
【０００２】近年、かかる湿式研磨技術の発達は、目覚
ましいものがあり、湿式研磨過程より排出される鉄粉ス
ラッジ含有水は、ブラシロール機一基当りで相当な量に
上っている。
ましいものがあり、湿式研磨過程より排出される鉄粉ス
ラッジ含有水は、ブラシロール機一基当りで相当な量に
上っている。
【０００３】かくて、鉄粉スラッジ含有水より鉄粉スラ
ッジを分離するには、これを旨く行う上において、処理
する水中の鉄粉スラッジ濃度を如何にして効率よく高め
るかが問題となる。
ッジを分離するには、これを旨く行う上において、処理
する水中の鉄粉スラッジ濃度を如何にして効率よく高め
るかが問題となる。
【０００４】
【従来の技術】従来、湿式研磨過程からの鉄粉スラッジ
含有水中の鉄粉スラッジを効率よく旨く分離することを
もたらす点については、解決されていない。
含有水中の鉄粉スラッジを効率よく旨く分離することを
もたらす点については、解決されていない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、鉄粉スラッジを水の供給下、ブラシロール機により
研磨する等の湿式研磨過程から出る、鉄粉スラッジを含
有する排水から排水が多量でも、鉄粉スラッジを効率よ
く濃度を実質的に高めたものとして、旨く分離すること
をもたらす鉄粉スラッジ含有水からの鉄粉スラッジ分離
装置の体現を図るにある。
は、鉄粉スラッジを水の供給下、ブラシロール機により
研磨する等の湿式研磨過程から出る、鉄粉スラッジを含
有する排水から排水が多量でも、鉄粉スラッジを効率よ
く濃度を実質的に高めたものとして、旨く分離すること
をもたらす鉄粉スラッジ含有水からの鉄粉スラッジ分離
装置の体現を図るにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鉄粉スラッ
ジ含有水からの鉄粉スラッジ分離装置は、マグネットが
複数、周面に回転方向へ隔絶して取り付けられた竪型の
円形のロータ、及び該ロータを取り囲む処理水ピットが
併設され、該処理水ピットに、ピット外郭側から内郭側
へ前記ロータの回転方向に対向する向きに延びるデフレ
クタが備えられ、該デフレクタの前面に対応する個所の
処理水ピットの底に、鉄粉スラッジ排出口が設けられて
いることを主要な特徴としている。
ジ含有水からの鉄粉スラッジ分離装置は、マグネットが
複数、周面に回転方向へ隔絶して取り付けられた竪型の
円形のロータ、及び該ロータを取り囲む処理水ピットが
併設され、該処理水ピットに、ピット外郭側から内郭側
へ前記ロータの回転方向に対向する向きに延びるデフレ
クタが備えられ、該デフレクタの前面に対応する個所の
処理水ピットの底に、鉄粉スラッジ排出口が設けられて
いることを主要な特徴としている。
【０００７】この構成をとることによって後に説明する
ように、所期の課題解決の達成がもたらされる。
ように、所期の課題解決の達成がもたらされる。
【０００８】後に記述する理由によって、処理水ピット
には、デフレクタの背面側対応個所に鉄粉スラッジ含有
原水供給管が配設され、ロータ回転方向についての鉄粉
スラッジ排出口の手前側相当個所に処理水排出管が設け
られていることが好ましい。
には、デフレクタの背面側対応個所に鉄粉スラッジ含有
原水供給管が配設され、ロータ回転方向についての鉄粉
スラッジ排出口の手前側相当個所に処理水排出管が設け
られていることが好ましい。
【０００９】更には、処理水ピットの鉄粉スラッジ排出
口に仕切り弁が付設されることが望ましい。
口に仕切り弁が付設されることが望ましい。
【００１０】
【実施例】本発明の実施態様を示す図面を参照して、本
発明を説明する。
発明を説明する。
【００１１】図で１が竪型の円形のロータ、２がロータ
１を取り囲む処理水ピットであり、ロータ１及び処理水
ピット２は、後者の内壁板２１で囲まれた空間に前者が
収容された形で併設されている。ロータ１は、周面に回
転方向へ隔絶して取り付けられた複数のマグネット３を
有する。処理水ピット２の内壁板２１は非磁性体のもの
である。
１を取り囲む処理水ピットであり、ロータ１及び処理水
ピット２は、後者の内壁板２１で囲まれた空間に前者が
収容された形で併設されている。ロータ１は、周面に回
転方向へ隔絶して取り付けられた複数のマグネット３を
有する。処理水ピット２の内壁板２１は非磁性体のもの
である。
【００１２】処理水ピット２には、それの外壁板２２の
側から内壁板２１の側へロータ１の回転方向に対向する
向きに延在するデフレクタ４が備えられている。デフレ
クタ４は非磁性体のものである。また処理水ピット２に
は、前記デフレクタ４の前面側に対応する個所の底に、
鉄粉スラッジ排出口５が設けられている。
側から内壁板２１の側へロータ１の回転方向に対向する
向きに延在するデフレクタ４が備えられている。デフレ
クタ４は非磁性体のものである。また処理水ピット２に
は、前記デフレクタ４の前面側に対応する個所の底に、
鉄粉スラッジ排出口５が設けられている。
【００１３】６は鉄粉スラッジ含有原水供給管で、該管
６は処理水ピット２のデフレクタ４の背面側対応個所に
配設されている。
６は処理水ピット２のデフレクタ４の背面側対応個所に
配設されている。
【００１４】７は処理水排出管で、該管７は処理水ピッ
ト２のロータ１回転方向についての鉄粉スラッジ排出口
５の手前側相当個所に設けられている。処理水排出管７
は、オーバフロー型のものを有利に適用できる。
ト２のロータ１回転方向についての鉄粉スラッジ排出口
５の手前側相当個所に設けられている。処理水排出管７
は、オーバフロー型のものを有利に適用できる。
【００１５】８は処理水ピット２の底の鉄粉スラッジ排
出口５に付設された仕切り弁を示している。９はロータ
１を回転させるためのモータ、１０はロータ１の回転軸
である。１１はロータ回転方向についての排出口５の手
前側の個所の処理水ピット１に配設された仕切り板であ
る。
出口５に付設された仕切り弁を示している。９はロータ
１を回転させるためのモータ、１０はロータ１の回転軸
である。１１はロータ回転方向についての排出口５の手
前側の個所の処理水ピット１に配設された仕切り板であ
る。
【００１６】処理水ピット２には、鉄ストリップ等の湿
式研磨過程から出た鉄粉スラッジ含有原水が管６を通じ
供給される。
式研磨過程から出た鉄粉スラッジ含有原水が管６を通じ
供給される。
【００１７】ロータ１は図１の時計回り方向へ回転され
る。
る。
【００１８】処理水ピット２内の原水は、その含有鉄粉
スラッジをロータ１周面のマグネット３により磁化され
る。磁化された鉄粉スラッジは、マグネット３に吸引さ
れ、処理水ピット２の内壁板２１の壁面に積る。
スラッジをロータ１周面のマグネット３により磁化され
る。磁化された鉄粉スラッジは、マグネット３に吸引さ
れ、処理水ピット２の内壁板２１の壁面に積る。
【００１９】内壁板２１の壁面上の鉄粉スラッジは、ロ
ータ１の回転につれ、堆積しつつロータ回転方向へ該壁
面上を移動されていく。デフレクタ４の個所に進み、鉄
粉スラッジはデフレクタ４により方向を変えられ、案内
されて、排出口５へ沈下する。
ータ１の回転につれ、堆積しつつロータ回転方向へ該壁
面上を移動されていく。デフレクタ４の個所に進み、鉄
粉スラッジはデフレクタ４により方向を変えられ、案内
されて、排出口５へ沈下する。
【００２０】こうして、処理水ピット２内の原水は、含
有する鉄粉スラッジを分離される。この鉄粉スラッジの
分離は、ロータ１の周面にロータ回転方向へ隔絶して取
り付けられた各マグネット３について行われる。即ち、
ロータ１の回転に伴い、排出口５への鉄粉スラッジの沈
降つまり分離が、ロータ１周面のマグネット３の並列順
に次々と積算的になされる。従って、処理水ピット２内
の原水の含有鉄粉スラッジは、効率よく濃度を実質的に
高めたものとして、該原水から旨く分離される。
有する鉄粉スラッジを分離される。この鉄粉スラッジの
分離は、ロータ１の周面にロータ回転方向へ隔絶して取
り付けられた各マグネット３について行われる。即ち、
ロータ１の回転に伴い、排出口５への鉄粉スラッジの沈
降つまり分離が、ロータ１周面のマグネット３の並列順
に次々と積算的になされる。従って、処理水ピット２内
の原水の含有鉄粉スラッジは、効率よく濃度を実質的に
高めたものとして、該原水から旨く分離される。
【００２１】排出口５の個所に鉄粉スラッジが適当量溜
れば、仕切り弁８を開いて、高濃度鉄粉スラッジ含有水
を排出口５から取り出し、鉄粉スラッジを適当な方法に
より回収すればよい。
れば、仕切り弁８を開いて、高濃度鉄粉スラッジ含有水
を排出口５から取り出し、鉄粉スラッジを適当な方法に
より回収すればよい。
【００２２】上記鉄粉スラッジの分離処理を、管７によ
り処理水を適量排出しつつ、それに見合う量の原水を管
６より処理水ピット２に補給して、施すときは、これを
連続的に行うことができる。
り処理水を適量排出しつつ、それに見合う量の原水を管
６より処理水ピット２に補給して、施すときは、これを
連続的に行うことができる。
【００２３】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、鉄ストリ
ップを水の供給の下、ブラシロール機により研磨する等
の湿式研磨過程から出る、鉄粉スラッジを含む排水から
排水が多量でも、鉄粉スラッジを効率よく濃度を実質的
に高めたものとして、旨く分離することができる効果が
もたらされる。
ップを水の供給の下、ブラシロール機により研磨する等
の湿式研磨過程から出る、鉄粉スラッジを含む排水から
排水が多量でも、鉄粉スラッジを効率よく濃度を実質的
に高めたものとして、旨く分離することができる効果が
もたらされる。
【図１】 本発明に係る装置の一実施例を示す横断平面
図である。
図である。
【図２】 図１に示された装置の縦断正面図を示す。
１ ロータ ２ 処理水ピット ３ マグネット ４ デフレクタ ５ 鉄粉スラッジ排出口 ６ 原水供給管 ７ 処理水排出管
Claims (2)
- 【請求項１】 マグネットが複数、周面に回転方向へ隔
絶して取り付けられた竪型の円形のロータ、及び該ロー
タを取り囲む処理水ピットが併設され、該処理水ピット
に、ピット外郭側から内郭側へ前記ロータの回転方向に
対向する向きに延びるデフレクタが備えられ、該デフレ
クタの前面側に対応する個所の処理水ピットの底に、鉄
粉スラッジ排出口が設けられていることを特徴とする鉄
粉スラッジ含有水からの鉄粉スラッジ分離装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の鉄粉スラッジ含有水から
の鉄粉スラッジ分離装置において、処理水ピットのデフ
レクタの背面側対応箇所に、鉄粉スラッジ含有原水供給
管が配設され、処理水ピットのロータ回転方向について
の鉄粉スラッジ排出口の手前側相当個所に、処理水排出
管が設けられていることを特徴とする鉄粉スラッジ含有
水からの鉄粉スラッジ分離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4014762A JPH05208144A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 鉄粉スラッジ含有水からの鉄粉スラッジ分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4014762A JPH05208144A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 鉄粉スラッジ含有水からの鉄粉スラッジ分離装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05208144A true JPH05208144A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11870093
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4014762A Pending JPH05208144A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 鉄粉スラッジ含有水からの鉄粉スラッジ分離装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05208144A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104984822A (zh) * | 2015-07-16 | 2015-10-21 | 中冶节能环保有限责任公司 | 一种带旋转磁系的立式磁选机 |
| CN105817413A (zh) * | 2016-05-24 | 2016-08-03 | 宣城市杨柳青化工有限公司 | 粉体的筛分装置 |
| WO2016187859A1 (zh) * | 2015-05-28 | 2016-12-01 | 张宝祥 | 一种用于选矿机的分选器 |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP4014762A patent/JPH05208144A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016187859A1 (zh) * | 2015-05-28 | 2016-12-01 | 张宝祥 | 一种用于选矿机的分选器 |
| CN104984822A (zh) * | 2015-07-16 | 2015-10-21 | 中冶节能环保有限责任公司 | 一种带旋转磁系的立式磁选机 |
| CN105817413A (zh) * | 2016-05-24 | 2016-08-03 | 宣城市杨柳青化工有限公司 | 粉体的筛分装置 |
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