JPH05204831A - マイクロプロセッサ及びそれを使用したダイレクトメモリアクセス機能を有するマイクロコンピュータシステム - Google Patents

マイクロプロセッサ及びそれを使用したダイレクトメモリアクセス機能を有するマイクロコンピュータシステム

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JPH05204831A
JPH05204831A JP4013593A JP1359392A JPH05204831A JP H05204831 A JPH05204831 A JP H05204831A JP 4013593 A JP4013593 A JP 4013593A JP 1359392 A JP1359392 A JP 1359392A JP H05204831 A JPH05204831 A JP H05204831A
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JP
Japan
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bus
memory access
direct memory
bus use
use signal
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Application number
JP4013593A
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English (en)
Inventor
Takashi Harada
尚 原田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バスを使用するか否かを周辺装置に対して通
知する機能を有するマイクロプロセッサ及びそれを備え
ることにより、 DMAデータ転送を高速処理可能な DMA機
能を有するマイクロコンピュータシステムの提供を目的
とする。 【構成】 マイクロプロセッサ10がフェッチする命令が
バス8を使用するか否かを検出する外部バス使用信号発
生回路19と、バス使用信号18が出力されているか否かを
検出するレジスタ退避制御回路20と、バス使用信号18が
出力されていない期間にダイレクトメモリアクセス転送
を開始し、ダイレクトメモリアクセス転送中にバス使用
信号が出力された場合にダイレクトメモリアクセス転送
を中断する DMA実行部25と、ダイレクトメモリアクセス
転送中にバス使用信号18が出力された場合にその時点の
ダイレクトメモリアクセス転送の状態に関する情報を格
納する退避メモリ21とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフェッチした命令がバス
を使用するか否かを周辺装置へ通知し得るマイクロプロ
セッサと、システム内において、マイクロプロセッサと
バスで接続されているたとえばメモリ, I/Oデバイス等
の周辺装置相互間でデータ転送を行うためのダイレクト
メモリアクセス機能、所謂 DMA機能を有するマイクロコ
ンピュータシステムに関し、特に上述のマイクロプロセ
ッサを使用することによりデータ転送効率をより向上し
たマイクロコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のダイレクトメモリアクセス
コントローラ (以下、DMACという) の入出力信号を示す
模式図であり、また図2はそのDMAC1を組込んだマイク
ロコンピュータシステムの構成例を示すブロック図であ
る。
【0003】DMAC1には、第1のバス権要求用出力端子
(以下、第1HREQという) 2,第1のバスのバス権を獲
得したことを通知する入力端子(以下、第1HACKとい
う)3,第2のバス権要求用出力端子 (以下、第2HREQ
という) 4及び第2のバスのバス権を獲得したことを通
知する入力端子(以下、第2HACKという)5が備えられ
ている。また、DMAC1からアドレスを出力するためのア
ドレス端子6及びデータを入出力するためのデータ端子
7も備えられている。
【0004】また、参照符号31は I/Oデバイスからの D
MAデータ転送要求を受付けるためのn個の入力端子 (以
下、REQnという) である。参照符号32は I/Oデバイスに
対して DMAデータ転送を実行することを通知するn個の
出力端子 (以下、ACKnという) である。なお、REQn31及
びACKn32はそれぞれこのDMAC1がサポートするチャネル
数(n本)と等しい数の端子 (REQ1, REQ2…REQn及びAC
K1, ACK2…ACKn) にて構成されている。
【0005】このような信号端子2, 3, 4, 5, 31, 32及
びアドレス端子6, データ端子7を有するDMAC1を2系
統のバスを有するマイクロコンピュータシステムに組込
んだ構成が図2のブロック図に示されている。
【0006】図2において、参照符号8は第1のシステ
ムバスであり、同9は第2のシステムバスである。な
お、この従来例では I/Oデバイス用に2チャネル(n=
2)が割付けられている。従って、REQn31及びACKn32は
それぞれREQ1 31a, REQ2 31b及びACK1 32a及びACK2 32b
の2系統がDMAC1に備えられている。
【0007】第1のシステムバス8には、第1のマイク
ロプロセッサ(以下、第1MPU という)10, 第1メモリ
11, 第1インタフェイスユニット (以下、第1I/O とい
う)12がそれぞれ接続されている。
【0008】また、第2のシステムバス9には、第2の
マイクロプロセッサ(以下、第2MPU という)13, 第2
メモリ14, 第2インタフェイスユニット (以下、第2I/
O という)15がそれぞれ接続されている。
【0009】DMAC1のアドレス端子6は第1バッファ回
路16に、データ端子7は第2バッファ回路17にそれぞれ
接続されている。第1バッファ回路16はアドレス端子6
を第1のシステムバス8または第2のシステムバス9の
いずれかに選択的に接続する切換え手段であり、また第
2バッファ回路17はデータ端子7を第1のシステムバス
8または第2のシステムバス9のいずれかに選択的に接
続する切換え手段である。
【0010】また、DMAC1の第1HREQ2及び第1HACK3
は第1MPU 10に、第2HREQ4及び第2HACK5は第2MPU
13にそれぞれ接続されている。更に、REQ1 31a, ACK1 3
2aが第1I/O 12に、REQ2 31b, ACK2 32bが第2I/O 15に
それぞれ接続されている。
【0011】このような従来のDMAC1を組込んだマイク
ロコンピュータシステムの動作は以下の如くである。一
例として、第1のシステムバス8に接続されている第1
I/O12をソースとし、第1のシステムバス8に接続され
ている第1メモリ11をデスティネーションとしてシング
ルバス転送により DMAデータ転送する場合について説明
する。なおこの場合、第1バッファ回路16はアドレス端
子6を第1のシステムバス8に、第2バッファ回路17は
データ端子7を第1のシステムバス8にそれぞれ接続す
るように切り換えられている。
【0012】いま、第1I/O 12から第1メモリ11へのデ
ータ転送要求が発生した場合、第1I/O 12はREQ1 31aを
DMAC1へ出力する。これにより、DMAC1は第1のシステ
ムバス8のバス権を開放させるために第1MPU 10に対し
て第1HREQ2をアサートする。これに対して、第1MPU
10はその時点で実行中のバスサイクルが完了し次第、DM
AC1に対して第1HACK3をアサートする。DMAC1は、第
1HACK3がアサートされたことにより第1のシステムバ
ス8がホールド状態 (開放状態) になったことを認識す
る。これによりDMAC1は第1I/O 12へACK1 32aを出力し
てデータ転送を開始する。
【0013】まずDMAC1は、その時点以後の最初のバス
サイクルにおいてソースである第1I/O 12へデータ転送
の先頭アドレスを出力する。これに応じて第1I/O 12か
らはデータが出力されるので、DMAC1はこのデータを取
込む。次のバスサイクルでDMAC1はデスティネーション
である第1メモリ11へデータ転送の先頭アドレスを出力
すると共に直前のバスサイクルにおいて第1I/O 12から
取込んだデータを出力する。これにより第1メモリ11の
データ転送の先頭アドレスにはデータが書込まれる。
【0014】以上のような処理を転送すべきデータ量に
応じて複数回反復することにより、第1I/O 12から第1
メモリ11への DMAデータ転送が完了する。
【0015】また、第1のシステムバス8に接続されて
いる第1メモリ11, 第1I/O 12のいずれかと、第2のシ
ステムバス9に接続されている第2メモリ14, 第2I/O
15のいずれかとの間で DMAデータ転送が行われる場合に
は第1バッファ回路16及び第2バッファ回路17はそれぞ
れ第1のシステムバス8または第2のシステムバス9の
いずれかに接続されるように適宜に切り換えられる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、ダイレク
トメモリアクセス機能を有する従来のマイクロコンピュ
ータシステムにおいてDMACにより DMAデータ転送を行う
場合、バス権がホールド状態になるまではデータ転送を
行うことが出来ない。具体的には、上述の例ではDMAC1
から第1MPU 10に対して第1HREQ2をアサートし、これ
に応答して第1MPU 10からDMAC1に対する第1HACK3の
アサートが完了するまでは、データ転送を開始すること
が出来ない。このため、第1MPU 10がその処理に長時間
を要する命令を実行している場合には第1HACK3のアサ
ート完了までソースである第1I/O12は長時間に亙って
待機状態になるので、 DMAデータ転送を高速処理出来な
いという問題がある。
【0017】このことは第2メモリ14と第2I/O 15相互
間の DMAデータ転送においても第2MPU 13による第2の
システムバス9の使用状態が問題になることは同様であ
り、更に第1のシステムバス8側と第2のシステムバス
9側との間での DMAデータ転送においても同様である。
【0018】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、フェッチした命令がバスを使用するか否か
を周辺装置へ通知し得るマイクロプロセッサと、そのよ
うなマイクロプロセッサを使用することにより、 DMAデ
ータ転送を高速処理可能なダイレクトメモリアクセス機
能を有するマイクロコンピュータシステムの提供を目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロプロセ
ッサは、フェッチした命令がバスを使用するか否かを検
出し、バスを使用することが検出された場合にバス使用
信号を周辺装置に出力する手段と有するバス使用検出手
段を備えている。また本発明のマイクロコンピュータシ
ステムは、マイクロプロセッサとバスにより接続された
周辺装置相互間でダイレクトメモリアクセス転送を行う
ように構成されており、マイクロプロセッサがフェッチ
した命令がバスを使用するか否かを検出するバス使用検
出手段と、バス使用信号が出力されているか否かを検出
する信号検出手段と、バス使用信号が出力されていない
期間にダイレクトメモリアクセス転送を開始し、ダイレ
クトメモリアクセス転送中にバス使用信号が出力された
場合にダイレクトメモリアクセス転送を中断する制御手
段と、ダイレクトメモリアクセス転送中にバス使用信号
が出力された場合にその時点のダイレクトメモリアクセ
ス転送の状態に関する情報を格納する記憶手段とを備え
ている。
【0020】
【作用】本発明のマイクロプロセッサでは、フェッチし
た命令がバスを使用するか否かが周辺装置に通知され、
周辺装置側ではマイクロプロセッサがバスを使用しない
期間にバスを使用する処理、たとえばダイレクトメモリ
アクセス等を実行する。また本発明のマイクロコンピュ
ータシステムでは、マイクロプロセッサがバスを使用し
ていない期間中にのみダイレクトメモリアクセス転送が
開始され、このダイレクトメモリアクセス転送中にマイ
クロプロセッサがバスの使用を開始する場合にはダイレ
クトメモリアクセス転送が中断され、更にそのダイレク
トメモリアクセス転送の中断中にマイクロプロセッサの
処理が終了してバスを解放すると記憶手段の記憶内容に
従ってダイレクトメモリアクセス転送が再開される。
【0021】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。
【0022】図3は本発明のマイクロプロセッサの一実
施例の構成を示すブロック図である。
【0023】図3において、参照符号10は本発明のマイ
クロプロセッサ (以下、 MPUという) の一実施例の構成
を示しており、データ入出力回路10a,命令フェッチ部10
b,命令デコード部10c,命令実行部10d,オペランド計算部
10e 及びバスインタフェイス10f が備えられていること
は従来の一般的なMPU と同様であるが、本発明では更に
バス使用検出手段としての外部バス使用信号発生回路19
が備えられている。
【0024】外部バス使用信号発生回路19は、命令デコ
ード部10c において命令がデコードされた時点で、その
命令の実行に際して外部バスを使用するか否かを判断す
る。この判断の結果、外部バスが使用されると判断され
れば、外部バス使用信号発生回路19は外部バス使用信号
18を第1MPU 10外へ出力する。
【0025】図4は本発明のマイクロコンピュータシス
テムを構成するダイレクトメモリアクセスコントローラ
(以下、DMACという) の一実施例の構成を示すブロック
図である。
【0026】DMAC1には、第1のバス権要求用出力端子
(以下、第1HREQという) 2,第1のバスのバス権を獲
得したことを通知する入力端子(以下、第1HACKとい
う)3,第2のバス権要求用出力端子 (以下、第2HREQ
という) 4及び第2のバスのバス権を獲得したことを通
知する入力端子(以下、第2HACKという)5が備えられ
ている。また、DMAC1からアドレスを出力するためのア
ドレス端子6及びデータを入出力するためのデータ端子
7も備えられている。
【0027】また、参照符号31は I/Oデバイスからの D
MAデータ転送要求を受付けるためのn個の入力端子 (以
下、REQnという) である。参照符号32は I/Oデバイスに
対してデータ転送を実行することを通知するn個の出力
端子 (以下、ACKnという) である。なお、REQn31及びAC
Kn32はそれぞれこのDMAC1がサポートするチャネル数
(n本)と等しい数の端子 (REQ1, REQ2…REQn及びACK
1, ACK2…ACKn) にて構成されている。
【0028】更に、本発明のマイクロコンピュータシス
テムのDMAC1には、信号検出手段としてのレジスタ退避
制御回路20, 記憶手段としての退避メモリ21, セレクタ
23,制御手段としての実行部25等が備えられている。
【0029】レジスタ退避制御回路20には前述のMPU 10
から出力される外部バス使用信号18が与えられている。
このレジスタ退避制御回路20は外部バス使用信号18の状
態を監視しており、 DMAデータ転送中にMPU 10が外部バ
スを使用することを外部バス使用信号18の検出により認
識した場合には、その時点のデータ転送の状態を退避メ
モリ21に退避させる。
【0030】退避メモリ21には、ソースアドレス, デス
ティネーションアドレス, 残りデータ数等の情報を格納
する領域が設定されており、前述の如く、レジスタ退避
制御回路20の制御により転送処理途中の状態を示す情報
を格納する。
【0031】なお、セレクタ23,DMA実行部25は従来のDM
AC1にも備えられている。セレクタ23はREQn31の入力を
選択して出力する。また、 ANDゲート24はこのセレクタ
23の出力と前述のMPU 10から出力される外部バス使用信
号18とを入力とし、その出力は DMA実行部25に与えられ
ている。 DMA実行部25は、セレクタ23によりいずれかの
REQn31が選択されており、且つ外部バス使用信号18が出
力されている場合に ANDゲート24から与えられる信号に
応じてデータ転送の実行を開始する。
【0032】以上のような本発明のマイクロプロセッサ
及びそれを使用した本発明のマイクロコンピュータシス
テムの動作について以下に説明する。
【0033】図5は前述のMPU 10から出力される外部バ
ス使用信号18の他の信号との関係を示すタイミングチャ
ートである。
【0034】MPU 10は図示されていないプログラムカウ
ンタのカウント値に従って命令1を読み込む。この動作
は、プログラムカウンタからそのカウント値”PC”が図
5(b) に示されているようにアドレスとして出力され、
これに応じてメモリ(第1メモリ11または図示されてい
ないメモリ)に格納されているプログラムからデータ入
出力回路10a を介して命令フェッチ部10b により図5
(c) に示されているようにデータとして命令1が読み込
まれる。この命令1は命令デコード部10c によりデコー
ドされるが、この場合たとえばゼロページのメモリリー
ド命令であると解釈されたとする。
【0035】このようなメモリリード命令を実行するに
はメモリリードが必要となるが、次にプログラムカウン
タのカウント値が”1”インクリメントされた値”PC+
1”が図5(b) に示されているようにアドレスとして出
力され、これに応じてメモリから図5(c) に示されてい
るようにデータADL が読み込まれる。このデータADL
メモリリードのアクセス対象のアドレスとして図5(b)
に示されているように出力される。そして、このアドレ
スADL の出力に応じてメモリに格納されているデータ1
が図5(c) に示されているように読み込まれる。更に、
プログラムカウンタのカウント値が”PC+2”になると次
の命令2、たとえば内部レジスタの乗算命令がプログラ
ムから読込まれて処理される。
【0036】上述のような命令1及び命令2が実行され
る場合、命令1をフェッチするためにプログラムカウン
タからカウント値”PC”がアドレスとして出力される時
点から第1MPU 10によりバスが使用されており、更に命
令1が命令デコード部10c においてデコードされた場合
にメモリアクセスのために外部バスを使用することが外
部バス使用信号発生回路19により判断されるので、図5
(d) に示されているように、外部バス使用信号発生回路
19は外部バス使用信号18を出力する。具体的には、外部
バス使用信号18は図5(d) に示されているように、少な
くともプログラムカウンタのカウント値”PC”がアドレ
スとして出力された時点からバス使用を示す”1”にな
っている。そして、命令2のフェッチのためにもバスが
使用されるが、命令2がデコードされた時点では、命令
2は外部バスを使用しないと外部バス使用信号発生回路
19が判断するので、外部バス使用信号18は図5(c) に示
されているように、外部バス未使用を示す”0”にな
る。この外部バス使用信号18が”0”である期間がDMAC
1により DMAデータ転送が可能な期間である。
【0037】この後、命令2の実行が終了して次の命令
3をフェッチするためにプログラムカウンタのカウント
値”PC+4”がアドレスとして出力される時点では第1MP
U 10によりバスが使用されるので、図5(d) に示されて
いるように、外部バス使用信号18は”1”になる。
【0038】図6は上述のMPU 10及びDMAC1を組込んだ
マイクロコンピュータシステムの構成例を示すブロック
図である。なお、MPU 10はここでは第1MPU 10として備
えられており、他に前述の従来例のMPU と同様の構成を
有する第2MPU 13も備えられている。
【0039】図6において、参照符号8は第1のシステ
ムバスであり、同9は第2のシステムバスである。第1
のシステムバス8には、上述の第1MPU 10, 第1メモリ
11,第1インタフェイスユニット (以下、第1I/O とい
う)12がそれぞれ接続されている。また、第2のシステ
ムバス9には、従来と同様に構成された第2MPU 13,第
2メモリ14, 第2インタフェイスユニット (以下、第2
I/O という)15がそれぞれ接続されている。
【0040】DMAC1のアドレス端子6は第1バッファ回
路16に、データ端子7は第2バッファ回路17にそれぞれ
接続されている。第1バッファ回路16はアドレス端子6
を第1のシステムバス8または第2のシステムバス9の
いずれかに選択的に接続する切換え手段であり、また第
2バッファ回路17はデータ端子7を第1のシステムバス
8または第2のシステムバス9のいずれかに選択的に接
続する切換え手段であることは前述の従来と同様である
が、本発明の構成では第1バッファ回路16及び第2バッ
ファ回路17に第1MPU 10から外部バス使用信号18が与え
られている。
【0041】また、DMAC1の第1HREQ2及び第1HACK3
は第1MPU 10に、第2HREQ4及び第2HACK5は第2MPU
13にそれぞれ接続されている。更に、REQ1 31a, ACK1 3
2aが第1I/O 12に、REQ2 31b, ACK2 32bが第2I/O 15に
それぞれ接続されている。
【0042】このような本発明のマイクロコンピュータ
システムの動作は以下の如くである。
【0043】一例として従来の場合と同様に、第1のシ
ステムバス8に接続されている第1I/O 12をソースと
し、第1のシステムバス8に接続されている第1メモリ
11をデスティネーションとしてシングルバス転送により
DMAデータ転送する場合について説明する。なおこの場
合、第1バッファ回路16はアドレス端子6を第1のシス
テムバス8に、第2バッファ回路17はデータ端子7を第
1のシステムバス8にそれぞれ接続するように切り換え
られている。
【0044】いま、第1I/O 12から第1メモリ11への D
MAデータ転送要求が発生した場合、第1I/O 12はREQ1 3
1aをDMAC1へ出力する。従来例ではこれに応じてDMAC1
は第1のシステムバス8のバス権を開放させるために第
1MPU 10に対して第1HREQ2をアサートするが、本発明
のマイクロコンピュータシステムでは第1MPU 10が第1
のシステムバス8を使用していない期間、即ち外部バス
使用信号18がネゲートされている(”0”である)期間
に従来同様の手順でDMA 転送を開始する。
【0045】即ち、第1I/O 12からDMAC1へ上述のよう
にREQ1 31aが出力されており、且つ外部バス使用信号18
が”0”であれば ANDゲート24の出力が”1”となって
DMA実行部25に与えられるので、DMAC1は第1I/O 12へ
ACK1 32aを出力してデータ転送を開始する。まずDMAC1
は、その時点以後の最初のバスサイクルにおいてソース
である第1I/O 12へデータ転送の先頭アドレスを出力す
る。これに応じて第1I/O 12からはデータが出力される
ので、DMAC1はこのデータを取込む。次のバスサイクル
でDMAC1はデスティネーションである第1メモリ11へデ
ータ転送の先頭アドレスを出力すると共に直前のバスサ
イクルにおいて第1I/O 12から取込んだデータを出力す
る。これにより第1メモリ11のデータ転送の先頭アドレ
スにはデータが書込まれる。
【0046】ところで、 DMA転送中に第1MPU 10が新た
な命令をデコードして第1のシステムバス8を使用する
場合には外部バス使用信号18が”0”から”1”に変化
するので、 ANDゲート24の出力が”1”から”0”に変
化すると共に、レジスタ退避制御回路20により外部バス
使用信号18の変化が検出される。これにより、 DMA実行
部25はデータ転送を中断すると共に、レジスタ退避制御
回路20はその時点までに転送済みのソース側及びデステ
ィネーション側のアドレスと、転送されずに残っている
データ量とを退避メモリ21に退避させる。
【0047】やがて、第1MPU 10による第1のシステム
バス8の使用が終了すると、外部バス使用信号18が”
1”から”0”に変化するので ANDゲート24の出力が”
0”から”1”に変化する。これにより、 DMA実行部25
は退避メモリ21の記憶内容を調べ、データ転送が中断さ
れた状態であれば退避メモリ21の記憶内容に従って DMA
転送を再開する。
【0048】なお、上述のように DMA転送が一旦中断し
た場合にはデータのコヒーレンスを維持するために、第
1MPU 10は DMA転送が中断している第1メモリ11の領域
に対するアクセスを禁止する。
【0049】図7は本発明のダイレクトメモリアク機能
を有するマイクロコンピュータシステムの他の実施例に
備えられるDMAC1の構成を示すブロック図である。
【0050】この実施例では、DMAC1には上述の構成に
加えて転送監視制御部22が備えられている。この転送監
視制御部22は、 DMA実行部25により DMAデータ転送が実
行される際に転送されるデータ量を監視している。そし
て、 DMAデータ転送中に外部バス使用信号18が”0”か
ら”1”に変化した場合に、その時点でまだ転送されず
に残っているデータ量が所定量以下であれば第1MPU 10
に対して待機命令を与えた上でそのまま DMAデータ転送
を継続する。
【0051】このような転送監視制御部22を備えること
により、あと少しでで DMAデータ転送が完了するという
状況でデータ転送が中断するという非効率的な事態が回
避出来る。
【0052】
【発明の効果】以上に詳述した如く本発明によれば、周
辺装置に対してバスを使用するか否かを通知する機能を
備えたマイクロプロセッサをマイクロコンピュータシス
テムに使用することにより、 DMAデータ転送を実行する
際にバス権を獲得するための信号の送受が不要になるの
で処理が高速化され、また MPUがバスを使用していない
期間を有効に活用して DMAデータ転送が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のダイレクトメモリアクセスコントローラ
の入出力信号を示す模式図である。
【図2】従来のダイレクトメモリアクセスコントローラ
を組込んだマイクロコンピュータシステムの構成例を示
すブロック図である。
【図3】本発明のマイクロプロセッサの一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明のマイクロコンピュータシステムを構成
するダイレクトメモリアクセスコントローラの一実施例
の構成を示すブロック図である。
【図5】マイクロプロセッサから出力される外部バス使
用信号の他の信号との関係を示すタイミングチャートで
ある。
【図6】本発明のマイクロコンピュータシステムの構成
例を示すブロック図である。
【図7】本発明のダイレクトメモリアク機能を有するマ
イクロコンピュータシステムの他の実施例に備えられる
ダイレクトメモリアクセスコントローラの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ) 2 第1HREQ 3 第1HACK 4 第2HREQ 5 第2HACK 10 第1MPU(第1マイクロプロセッサ) 11 第1メモリ 12 第1I/O 13 第2MPU(第2マイクロプロセッサ) 14 第2メモリ 15 第2I/O 18 外部バス使用信号 19 外部バス使用信号発生回路 20 レジスタ退避制御回路 21 退避メモリ 25 DMA実行部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスにより周辺装置と接続されており、
    命令をフェッチし、解読し、解読結果に応じた処理を実
    行するマイクロプロセッサにおいて、 フェッチした命令が前記バスを使用するか否かを検出す
    る手段と、 該手段により前記命令が前記バスを使用することが検出
    された場合にバス使用信号を前記周辺装置に出力する手
    段とを有するバス使用検出手段を備えたことを特徴とす
    るマイクロプロセッサ。
  2. 【請求項2】 バスにより周辺装置と接続されており、
    命令をフェッチし、解読し、解読結果に応じた処理を実
    行するマイクロプロセッサと、前記周辺装置相互間でダ
    イレクトメモリアクセス転送を行うダイレクトメモリア
    クセスコントローラを有するマイクロコンピュータシス
    テムにおいて、 前記マイクロプロセッサがフェッチした命令が前記バス
    を使用するか否かを検出し、前記バスを使用する場合に
    はバス使用信号を出力するバス使用検出手段と、 前記バス使用信号が出力されているか否かを検出する信
    号検出手段と、 該信号検出手段が前記バス使用信号を検出していない期
    間にダイレクトメモリアクセス転送を開始し、ダイレク
    トメモリアクセス転送の実行中に前記信号検出手段が前
    記バス使用信号を検出した場合にダイレクトメモリアク
    セス転送を中断する制御手段と、 ダイレクトメモリアクセス転送の実行中に前記信号検出
    手段が前記バス使用信号を検出した場合にその時点のダ
    イレクトメモリアクセス転送の状態に関する情報を格納
    する記憶手段とを備え、 前記制御手段はダイレクトメモリアクセス転送の中断中
    に前記信号検出手段が前記バス使用信号を検出しなくな
    った場合に前記記憶手段の記憶内容に従ってダイレクト
    メモリアクセス転送を再開すべくなしてあることを特徴
    とするダイレクトメモリアクセス機能を有するマイクロ
    コンピュータシステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000031647A1 (fr) * 1998-11-26 2000-06-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de traitement d'image
US7038737B1 (en) 1998-11-26 2006-05-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image processing device

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