JPH05204258A - 転写ベルトの着脱機構 - Google Patents

転写ベルトの着脱機構

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JPH05204258A
JPH05204258A JP4010363A JP1036392A JPH05204258A JP H05204258 A JPH05204258 A JP H05204258A JP 4010363 A JP4010363 A JP 4010363A JP 1036392 A JP1036392 A JP 1036392A JP H05204258 A JPH05204258 A JP H05204258A
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roller
transfer
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tension
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Yoshiaki Masuda
佳昭 増田
Hideo Matsuda
英男 松田
Toshiki Ogida
利樹 扇田
Takashi Kubo
隆 久保
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守作業が格段に簡便な転写ベルトの着脱機
構を提供することである。 【構成】 感光ドラム25に接触する転写ベルト38
は、転写ローラ43、駆動ローラ40、バックローラ4
1およびテンションローラ42に亘って張り渡される。
転写ローラ43を含む転写ユニット45は、取付部材6
5に装着され、軸64の回りに角変位する。取付部材6
3は操作レバー58に連結された解除レバー59で支持
され、この支持が解除されると下方に下降する。このと
き押圧部材82が転写ベルト38を下方に押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多色印刷が可能な電子
写真装置に好適に用いられる転写ベルトを機体から着脱
する着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は典型的な従来例の転写ベルトの
着脱機構1の正面図である。この従来例は、印画すべき
光学像を実現する光が照射され、これに対応した静電潜
像が形成される感光ベルト2に接触している転写ベルト
3を支持するとともに、その着脱を可能とする機構であ
る。転写ベルト3は、感光ベルト2が巻き掛けられてい
る支持ローラ4に関して相互に反対側に配置されている
駆動ローラ5、テンションローラ6およびこれらの間で
感光ベルト2と反対側に配置されているバックローラ7
とを備え、これらのローラ4〜7に転写ベルト3が巻き
掛けられる。
【0003】テンションローラ6は、テンション機構8
によって張力を与えられる。すなわち、テンションロー
ラ6の軸10に装着されたレバー11の一端には、引っ
張りばね9が設けられており、このばね力によりレバー
11は矢符A1方向にばね付勢され、これによりテンシ
ョンローラ6が矢符A1方向に移動して駆動ローラ5お
よびバックローラ7から遠ざかり、転写ベルト3に張力
を与える。
【0004】前記駆動ローラ5およびテンションローラ
6の間で、前記支持ローラ4に臨む付近には、転写ロー
ラユニット12が配置される。転写ローラユニット12
は、支持ローラ4の周方向に間隔をあけて配置された一
対の転写ローラ13を支持するアーム14と、アーム1
4が装着されるケース15とからなる。ケース15は図
10の紙面垂直方向に延び、図10の構成が備えられる
カラー複写機の図示しないフレームに固定された案内レ
ール16に沿って、図10紙面手前側から挿入され、ま
たは取り出される。
【0005】このような転写ベルト3、ローラ4〜7お
よび転写ローラユニット12を含んで転写装置17が構
成され、前記感光ベルト2上に前記静電潜像に対応して
形成されるトナー像が、転写ローラユニット12付近で
転写ベルト3に転写され、矢符A2方向に走行駆動する
転写ベルト3は、ガイド18上を矢符A3方向に沿って
搬送される記録紙を転写ローラ19との間で挟圧し、転
写作用を行う。
【0006】このような転写装置17において、転写ベ
ルト3を交換する保守作業を行う場合、テンション機構
8においてレバー11を矢符A4方向に変位させ、転写
ベルト3の緊張を解除した後、転写ベルト3を支持ロー
ラ4に押圧している転写ローラユニット12を図10手
前側に取り出した後、駆動ローラ5、テンションローラ
6およびバックローラ7から転写ベルト3を手前側に取
り出す。この後、新規な転写ベルト3を各ローラ4〜6
に装着し、転写ローラユニット12を案内レール16に
挿入して、テンション機構8で転写ベルト3を緊張させ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような転写ベルト
3の着脱機構1では、転写ベルト3を取り外すために
は、前述したようにテンション機構8における転写ベル
ト3の緊張状態を解除した後、転写ローラユニット12
を取り外す2段階の作業を行う必要があり、保守作業に
手間を要するという課題を有している。また、転写ロー
ラユニット12を引き抜く際には、転写ベルト3の緊張
が解除されており、したがって転写ベルト3が転写ロー
ラ13側へ垂れ下がり、転写ローラユニット12の取り
出しに注意が必要であり、また、新規な転写ベルト3を
ローラ5〜7に装着した後に転写ローラユニット12を
装着する場合にも、同様な困難が発生する。
【0008】さらに、テンション機構8による転写ベル
ト3の緊張を解除した後には、転写ベルト3は駆動ロー
ラ5とバックローラ7との間、およびバックローラ7と
テンションローラ6との間で下方に垂れ下がることにな
る。この現象は新規な転写ベルト3を前記ローラ5〜7
に装着したときでも同様である。したがって、このよう
に垂れ下がった転写ベルト3が前記ガイド18や転写ロ
ーラ19など、転写装置17付近にある他の構成要素と
接触し損傷されやすいという不具合を有している。
【0009】本発明の目的は、上述の技術的課題を解消
し、転写ベルトの着脱作業が極めて容易となり、かつ転
写ベルトを損傷することなく行うことができる転写ベル
トの着脱軌溝を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体に当接
する転写ベルトと、転写ベルトを展張して支持する支持
機構であって、転写ベルトを介して感光体に当接/離反
する転写ローラと、転写ベルトを走行駆動する複数の支
持ローラとを備える支持機構と、前記転写ローラを転写
ベルトが囲む領域内で感光体に離反/当接する方向に往
復角変位する駆動部材と、前記駆動部材に連動して、転
写ベルトを転写ローラとほぼ反対側で外方に押圧し、ま
たは押圧を解除する押圧片とを含むことを特徴とする転
写ベルトの着脱機構である。
【0011】
【作用】本発明に従えば、転写ベルトは転写ローラと複
数の支持ローラとを備える支持機構によって展張して支
持される。この転写ベルトを取り外す場合には、駆動部
材を操作して、転写ローラを転写ベルトから離反させ
る。これにより転写ベルトは無張力状態となる。一方、
前記駆動部材に連動する押圧片は、転写ローラの転写ベ
ルトからの離反に伴って周辺に空間が形成されているな
どの予め定める位置で転写ベルトを外方に押圧する。す
なわち転写ベルトは前記予め定める位置でのみ外方に膨
らむようにする。
【0012】したがって転写ベルトを取り外すに際し
て、転写ベルトの張力を解消させる操作とは別に転写ロ
ーラを取り外す操作を行う必要が解消され、転写ベルト
の着脱作業が極めて容易となる。また、転写ベルトが外
方に膨らむ位置を予め定めることができるので、転写ベ
ルトが全周において外方に膨らみ、転写ベルトの周辺の
部材に摺接して損傷する事態が防止される。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例の転写ベルトの着脱
機構である転写装置21付近の正面図であり、図2は転
写装置21の縦断面図であり、図3は転写装置21が用
いられるカラー複写機22の断面図であり、図4は転写
装置21の斜視図である。カラー複写機22の上端に
は、透明ガラスからなる原稿の載置台23が配置され、
この上に載置される原稿を照射する光源24と、反射光
を感光ドラム25に導いて静電潜像を形成する反射鏡2
6,27,28、レンズを含む光学部材29および反射
鏡30,39が設けられる。
【0014】感光ドラム25の周辺には、感光ドラム2
5の表面を均一に帯電させる帯電チャージャ31、黒
色、黄色、マゼンタ色およびシアン色の各色のトナーを
それぞれ収納して、感光ドラム25上の静電潜像に対応
する各色毎のトナー像を形成する現像器32,33,3
4,35、感光ドラム25上のトナー像が転写ベルト3
8に転写された後に、感光ドラム25上の静電潜像に対
応する残留するトナーを除去するクリーナ36、感光ド
ラム25上の電荷を除去する除電ランプ37が配置され
る。
【0015】前記転写ベルト38を含んで、転写装置2
1が構成され、この転写ベルト38は駆動ローラ40、
バックローラ41、テンションローラ42、および後述
するような構成により転写ベルト38を感光ドラム25
に押圧/離反し、感光ドラム25の周方向に間隔をあけ
て配置される一対の押圧ローラ43に巻き掛けられ、こ
れらによって、略矩形状に張られる。
【0016】バックローラ41の下部には転写ローラ4
4を備える転写ユニット45が設けられ、給紙カセット
46,47からの記録紙あるいは手差台48からの記録
紙が転写ローラ44側に搬送され、バックローラ41と
の間で転写ベルト38と記録紙とを挟圧し、転写ベルト
38上のトナー像を記録紙に転写する。転写後の記録紙
は吸引ベルト49によって吸引されつつ、定着装置50
に搬送される。定着装置50は、例として加熱によって
記録紙上のトナー像を定着させる一対の定着ローラ51
を備え、定着後の記録紙は排出ローラ52によって機外
に排出される。
【0017】カラー複写機22の感光ドラム25が配置
されている付近の図3の紙面手前側および背後側には図
1に示す取り付けパネル53が設けられ、その下端には
後述するように用いられる嵌合凹所54が図1右斜め下
に開口して形成される。この取り付けパネル53に感光
ドラム25を回転自在に支持する軸が固定される。この
感光ドラム25の下部に前記転写装置21が配置され
る。転写装置21は手前側および背後側に、各ローラ4
0〜43を回転自在に取り付ける取り付けパネル55,
56が設けられる。
【0018】図5は転写装置21の断面を示す展開図で
あり、図6は駆動ローラ40付近の断面図である。これ
らの図面を併せて参照する。バックローラ41の駆動ロ
ーラ40側の近傍には、取り付けパネル55,56の間
に回転軸57が設けられ、回転軸57の手前側端部は取
り付けパネル55を挿通し、取り付けパネル55の手前
側で操作レバー58が固定される。取り付けパネル5
5,56の間の回転軸57には、軸線方向に間隔をあけ
て複数の解除レバー59が、感光ドラム25側に延びて
設けられ、その先端にはローラ60が感光ドラム25の
軸線と平行な軸線を有して、回転自在に設けられる。前
記転写ユニット45は、後述するように操作レバー58
の角変位操作により前記ローラ60で感光ドラム25側
に圧接される。
【0019】転写ユニット45は、前記一対の転写ロー
ラ43が装着されるアーム61と、アーム61が固定さ
れるケース62とを含んで構成される。ケース62は図
2の紙面垂直方向に延び、当該垂直方向に延びる中空の
案内部材63内で、紙面手前側から挿入され、また取り
出される。この案内部材63は略U字状をなし、その底
部には前記軸64側に向かって延びる取付部材65が固
定される。すなわち、前記取付部材65に固定された案
内部材63に、ケース62を装着した状態では、後述す
るように取付部材65を軸64の回りに角変位させるこ
とにより、転写ユニット45は感光ドラム25から離反
または近接変位される。
【0020】転写ユニット45の前記アーム61の手前
側端部には、手前側に突出するピン66が固定され、転
写ユニット45の感光ドラム25への近接時に図5に示
す前記取り付けパネル53の嵌合凹所54に嵌合する。
一方、前記ケース62は案内部材63内で図2上下方向
に変位可能に構成され、これらの間にはケース62を感
光ドラム25側に弾発的に押圧するための板ばね67
が、案内部材63の長手方向に沿って間隔をあけて複数
箇所設けられる。また、前記取り付けパネル55,56
の間には、前記取付部材65が感光ドラム25側に角変
位した際に、転写ローラ43が過度に強く感光ドラム2
5に押圧される事態を防止するために、取付部材65に
所定位置で当接して、その角変位を停止する停止部材6
8が設けられる。
【0021】前記テンションローラ42は、転写ベルト
38に常時張力を与えるために設けられる。テンション
ローラ42を回転自在に支持する支持軸69の両端は、
前記取り付けパネル55,56に設けられた長孔70か
ら、手前側および背後側に突出しその先端にはそれぞれ
案内片71,72が固定される。案内片71には、テン
ションローラ42が転写ベルト38へ張力を与え、また
張力を解除するために変位する変位方向と平行に延びる
切欠き73が形成され、取り付けパネル56から手前側
に突出する案内ピン74によって前記変位方向に案内さ
れる。
【0022】取り付けパネル56側にも案内片71と同
様な構造が設けられる。また取り付けパネル55と案内
片71とには、それぞれが切り起こされてばね受け7
5,76が形成され、これらの間に引っ張りばね77が
配置される。案内片72に関しても同様なばね受け75
a,76aが設けられ、引っ張りばね78が配置され
る。すなわち、テンションローラ42は引っ張りばね7
7,78のばね力により、転写装置21の外方側に押圧
され、転写ベルト38に張力を与える。
【0023】手前側の取り付けパネル55の各ローラ4
0〜42に相当する箇所には、転写ベルト38を転写装
置21に関して着脱する際に、転写ベルト38が前記各
ローラ40〜42や前記転写ユニット45あるいは取付
部材65、停止部材68などと接触して損傷しないよう
にするために、保護部材79,80,81がそれぞれ設
けられる。また前記操作レバー58に連結されている回
転軸57には、転写ユニット45が感光ドラム25から
離反したとき、転写ベルト38が弛緩して不所望な方向
に広がる事態を防止するため、転写ベルト38を予め定
める方向に押圧して張力を与えるための押圧部材82が
固定される。
【0024】いずれの保護部材79〜81も、ローラ4
0〜42に関して転写ベルト38を脱着する際に、転写
ベルト38が取り付けパネル55やローラ40〜42あ
るいは停止部材68などに接触してこすれ、損傷する事
態を防止するために設けられる。保護部材72は、取り
付けパネル55に装着され、背後側から手前側にかけて
次第に先細となる形状の保護枠83と、取り付けパネル
55,56の間の全幅に亘って設けられ、駆動ローラ4
0から感光ドラム25に近接する方向に斜め上方に向か
って延び、停止部材68付近で水平方向に延びる支持パ
ネル84とから構成される。
【0025】保護部材80は、前記保護枠83と同様な
形状を有し、取り付けパネル55に保護枠83と同様に
装着される。保護部材81も前記保護枠83と同様な形
状を有し、テンションローラ42を外囲する状態に取り
付けパネル55に装着される。前記押圧部材82は、図
5に示すように転写ベルト38の幅よりも少し大きな幅
の平板部85と、平板部85の手前側端部に連なり、手
前側になるに従い図2上方側に傾斜する状態の傾斜部8
6とを含んで構成される。すなわち、押圧部材82は、
転写ユニット45が図2に示すように感光ドラム25に
当接しているときは、転写ベルト38から離反した状態
に維持される。一方、図1に示すように転写ユニット4
5が感光ドラム25から離反した状態になると、押圧部
材82は矢符A1方向に角変位し、転写ベルト38を図
1の2点鎖線で示すように下方に押圧して緊張させる。
【0026】図7は転写装置21の動作を示す正面図で
あり、図8は駆動ローラ40の手前側端部付近の断面図
であり、図9は押圧部材82の手前側端部付近の断面図
である。これらの図面を併せて参照する。カラー複写機
22の多色印刷による複写動作については、前述したと
おりである。このような複写動作を行うに従って転写ベ
ルト38が次第に疲労しあるいは損耗し交換などの保守
作業が必要となる。
【0027】転写ベルト38の使用時では、操作レバー
58は起立した状態にあり、これに伴い解除レバー59
も起立し、解除レバー59の軸線87は前記回転軸57
を通る鉛直線88に関して、操作レバー58の移動方向
すなわち図1および図2の左側方向と反対側に、微少な
角度θ1(例として約3°)通り過ぎた位置に停止す
る。また前記取付部材65は水平線に対して角度θ2だ
け、図2における右上がりに傾斜するように設けられ
る。これにより、操作レバー58および解除レバー59
が前記停止位置で停止状態を維持する。
【0028】このとき、解除レバー59の先端に設けら
れたローラ60は取付部材65を支持しており、案内部
材63内のケース62は前記板ばね67で感光ドラム2
5側に向かって弾発的に押圧される。これにより、転写
ローラ43は転写ベルト38を感光ドラム25に向けて
押し上げるとともに、転写ベルト38を感光ドラム25
に予め定める圧力で当接させる。このとき、テンション
ローラ42は転写ローラ43が転写ベルト38を感光ド
ラム25側に外方に押圧する作用によって、転写ベルト
38によって押圧され、図1に2点鎖線で示す位置付近
に変位する。このような状態となることにより、テンシ
ョンローラ42は転写ベルト38に常時張力を与える。
【0029】転写ベルト38を取り外すには、まず転写
ローラ43の張力を取り除き弛緩させる必要がある。こ
のために、操作レバー58を矢符A2方向に角変位させ
る。これに伴い、解除レバー59も矢符A2方向に角変
位し、押圧部材82は矢符A1方向に角変位する。
【0030】解除レバー59の角変位が回転軸57に関
して最も上の位置を通過し、図7における右斜め下へ向
かって下降すると、ローラ60によって感光ドラム25
側に押圧されている取付部材65が軸64を中心に、矢
符B1方向に次第に角変位する。これにより、ピン66
が嵌合凹所54から離脱し、取り付けパネル55におい
て転写ユニット45の最下方での停止位置に形成される
透孔89の一端部に図10背後側に突出する停止片90
に当接して停止する。
【0031】このとき、転写ベルト38は図7に実線で
示す緊張状態から次第に弛緩し、各ローラ40,41,
43間で弛緩し外方に広がるが、押圧部材82が矢符A
1方向へ角変位し、駆動ロー40およびバックローラ4
1の間で転写ベルト38を下方に向けて押圧する。これ
により、転写ベルト38は図7に2点鎖線で示すように
押圧部材82によって押圧され、緊張状態が付与され
る。この状態で転写ベルト38を各ローラ40〜42か
ら取り外す。
【0032】新たな転写ベルト38を各ローラ40〜4
2に装着する場合、転写ベルト38を広げて各ローラ4
0〜42にそれぞれ巻き掛けるが、このとき、図6に一
例を示すように駆動ロー40への装着時には保護部材7
9の保護枠83の上を転写ベルト38を滑らせて、駆動
ロー40上に移動させる。バックローラ41およびテン
ションローラ42への装着時も同様である。また、転写
ベルト38を押圧部材82に巻き掛けるには、図9に示
すように押圧部材82の傾斜部86の上を転写ベルト3
8を摺動させ、平板部85上に移動させる。このように
して新たな転写ベルト38が各ローラ40〜42に装着
され、図7の2点鎖線で示される状態となる。
【0033】この後、操作レバー58を矢符A1方向と
逆方向に角変位操作する。これに伴い、押圧部材82も
矢符A1方向と逆方向に角変位し、転写ベルト38の緊
張状態を徐々に解除する。一方、解除レバー69も前記
逆方向に角変位し、先端のローラ60が取付部材65に
下方から当接し、感光ドラム25側に向けて押圧する。
これにより、取付部材65は軸64を中心に矢符B1方
向と逆方向に角変位し、転写ローラ43が転写ベルト3
8に当接して、感光ドラム25側へ押圧する。操作レバ
ー58が前述した停止位置に到達すると、取付部材65
は停止部材68に当接して停止し、転写ユニット45の
ケース62は前記板ばね67で感光ドラム25側へ押圧
され、転写ローラ43が所定の圧力で転写ベルト38を
感光ドラム25へ押圧する。このとき、前記ピン66は
取付パネル53の嵌合凹所54内に進入して嵌合し、転
写ユニット45の感光ドラム25に対する位置決めがな
される。
【0034】このようにして本実施例では、カラー複写
機22に用いられる転写装置21において、転写ベルト
38を着脱するに際して、操作レバー58を前記矢符A
1方向およびその逆方向に往復角変位操作するのみで転
写ベルト38が着脱可能な状態となる。すなわち、転写
ベルト38を着脱する操作が格段に簡便となり、保守作
業が容易となる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、転写ベル
トを取り外す場合には、駆動部材を操作して、転写ロー
ラを転写ベルトから離反させる。これにより転写ベルト
は無張力状態となる。一方、前記駆動部材に連動する押
圧片は、転写ローラの転写ベルトからの離反に伴って周
辺に空間が形成されているなどの予め定める位置で転写
ベルトを外方に押圧する。すなわち転写ベルトは前記予
め定める位置でのみ外方に膨らむようにする。
【0036】したがって転写ベルトを取り外すに際し
て、転写ベルトの張力を解消させる操作とは別に転写ロ
ーラを取り外す操作を行う必要が解消され、転写ベルト
の着脱作業が極めて容易となる。また、転写ベルトが外
方に膨らむ位置を予め定めることができるので、転写ベ
ルトが全周において外方に膨らみ、転写ベルトの周辺の
部材に摺接して損傷する事態が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の転写装置21の正面図であ
る。
【図2】転写装置21の縦断面図である。
【図3】カラー複写機22の系統図である。
【図4】転写装置21の斜視図である。
【図5】転写装置21の展開図である。
【図6】駆動ローラ40の手前側端部付近の断面図であ
る。
【図7】本実施例の動作状態を示す転写装置21の正面
図である。
【図8】駆動ローラ40の手前側端部付近の図である。
【図9】押圧部材82の端部付近の断面図である。
【図10】従来技術の着脱機構1の正面図である。
【符号の説明】
21 転写装置 22 カラー複写機 25 感光ドラム 40 駆動ローラ 41 バックローラ 42 テンションローラ 43,44 転写ローラ 45 転写ユニット 52,55,56 取付パネル 58 操作レバー 59 解除レバー 60 ローラ 61 アーム 62 ケース 63 案内部材 64 軸 65 取付部材 79,80,81 保護部材 82 押圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 隆 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に当接する転写ベルトと、 転写ベルトを展張して支持する支持機構であって、転写
    ベルトを介して感光体に当接/離反する転写ローラと、
    転写ベルトを走行駆動する複数の支持ローラとを備える
    支持機構と、 前記転写ローラを転写ベルトが囲む領域内で感光体に離
    反/当接する方向に往復角変位する駆動部材と、 前記駆動部材に連動して、転写ベルトを転写ローラとほ
    ぼ反対側で外方に押圧し、または押圧を解除する押圧片
    とを含むことを特徴とする転写ベルトの着脱機構。
JP4010363A 1992-01-23 1992-01-23 転写ベルトの着脱機構 Expired - Fee Related JP2828533B2 (ja)

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JP2015075692A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 富士ゼロックス株式会社 中間転写体および画像形成装置

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