JPH0520424A - 電子フアイリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】綴じてある原稿を見開きの状態で、電子ファイ
リング装置に登録しようとするとき、見開きの２ページ
分を正しく２ページ分として登録する。 【構成】見開きの原稿１ページのイメージを論理メモリ
上で２等分することにより見開きの２ページ分を別々の
１ページづつのイメージとして電子ファイリング装置に
保管する。また、初めから１ページのみの原稿に対して
は、操作スイッチにより切替えて対応できる。 【効果】綴じてある原稿の電子ファイリングを効率化で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は原稿を光学的にスキャン
してイメージデータに変換し登録する装置として利用す
る。特に、綴じてある原稿を光学的に読み取り登録する
電子ファイリング装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の電子ファイリングシステムは下記
の２とおりの方法が一般に知られている。 （従来例１）イメージ入力部より入力されたデータをそ
のまま加工することなく、外部記憶部に登録する。 （従来例２）イメージ入力部より入力されたデータをオ
ペレーターがディスプレイ表示で確認し、編集した後、
外部記憶部に登録する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】綴じてある原稿を電子
化し登録しようとする場合、従来の電子ファイリング装
置では見開いた２ページ分をそのまま入力すると、それ
は１ページとして認識され、登録されてしまう。２ペー
ジ分を正しく２ページとして登録するためには、綴じて
ある原稿を１ページづつ入力するか、見開いて入力して
おいてオペレーターがディスプレイ表示で確認し、１ペ
ージづつに編集した後、外部記憶部に登録するしかな
く、いずれの場合も手間と時間がかかってしまう。

【０００４】本発明はこれを改良するもので、見開きの
原稿を正しく２ページとして認識し登録することができ
る装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は原稿を光学的に
スキャンしてイメージデータに変換するイメージスキャ
ナーと、このイメージスキャナーの出力データを一時記
憶するイメージメモリと、このイメージメモリから取り
出したデータにインデックスを付したデータが登録され
る外部メモリと、上記イメージスキャナー、上記イメー
ジメモリおよび上記外部メモリを制御する制御回路とを
備えた電子ファイリング装置において、本発明の特徴
は、上記制御回路に、上記イメージメモリ上の論理座標
で原稿の見開きに対応してイメージデータを二分割する
手段を含むことにある。

【０００６】また、操作スイッチを備え、この操作スイ
ッチからの入力にしたがって上記二分割する手段を無効
にする手段を含むことが望ましい。

【０００７】

【作用】綴じてある原稿を見開きの状態で入力すると、
イメージデータを一時記憶しておくイメージメモリに
て、その原稿の外郭のイメージを認識しそれを左右また
は上下に２分割し、それぞれを１ページづつとして外部
記憶部に登録する。

【０００８】この方法により、綴じてある原稿を見開き
の状態のまま入力しても、１ページづつ２ページ分とし
て保管することができる。

【０００９】

【実施例】図１は本発明の電子ファイリング装置の構成
図である。この装置は原稿を光学的にスキャンしてイメ
ージデータに変換するイメージスキャナー１と、このイ
メージスキャナーの出力データを一時記憶するイメージ
メモリ２と、このイメージメモリから取り出したデータ
にインデックスを付したデータが登録される外部メモリ
３と、上記イメージスキャナー、上記イメージメモリお
よび上記外部メモリを制御する制御回路４とを備える。
ここで、上記制御回路には、上記イメージメモリ上の論
理座標で原稿の見開きに対応してイメージデータを二分
割する手段を含むことを特徴とする。

【００１０】また、操作スイッチ５を備え、この操作ス
イッチからの入力にしたがって上記二分割する手段を無
効にする手段を備える。なお、キーボード入力装置６の
操作により二分割する方向の上下、左右を指定できる。

【００１１】図２は本発明の電子ファイリング装置の制
御回路を流れ図を使って説明したものである。

【００１２】次に本実施例の動作を説明する。操作スイ
ッチ５により、入力する原稿の種類に応じて１ページ登
録か二分割登録かを指定する。原稿が初めから１ページ
分の場合は、１ページ登録に切替え、綴じてある原稿を
見開きの状態のまま入力する場合には二分割登録に切替
える。

【００１３】いま、綴じてある原稿を見開きのまま入力
するために、操作スイッチ５を二分割登録に切替え、原
稿をイメージスキャナー１から入力すると、原稿のイメ
ージはイメージメモリ２に図３（ａ）の状態で格納され
る。イメージメモリ内の論理座標はこのイメージの外郭
をとらえ図３（ｂ）のように縦に２等分し、２ページ分
として取り出したデータにインデックスを付し、外部メ
モリ３に登録する。

【００１４】

【発明の効果】綴じてある原稿を１ページづつ別々に保
管するとき、本発明の電子ファイリング装置を使用する
ことにより、１ページ分の手間で別々の２ページ分の登
録が可能となる。また、切替え操作により１ページ分と
しての保管もできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例の構成図。

【図２】本発明実施例の動作手順の流れ図。

【図３】本発明実施例のイメージ入力状態を説明するた
めの図。

【符号の説明】 １ イメージスキャナ ２ イメージメモリ ３ 外部メモリ ４ 制御回路 ５ 操作スイッチ ６ キーボード入力装置 ａ イメージメモリ内に格納された見開き原稿 ｂ イメージメモリ内の論理座標で二分割される見開き
原稿 ｃ イメージメモリ内で二分割された見開き原稿

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 原稿を光学的にスキャンしてイメージデ
   ータに変換するイメージスキャナーと、このイメージス
   キャナーの出力データを一時記憶するイメージメモリ
   と、このイメージメモリから取り出したデータにインデ
   ックスを付したデータが登録される外部メモリと、上記
   イメージスキャナー、上記イメージメモリおよび上記外
   部メモリを制御する制御回路とを備えた電子ファイリン
   グ装置において、 上記制御回路には、上記イメージメモリ上の論理座標で
   原稿の見開きに対応してイメージデータを二分割する手
   段を含むことを特徴とする電子ファイリング装置。
2. 【請求項２】 操作スイッチを備え、この操作スイッチ
   からの入力にしたがって上記二分割する手段を無効にす
   る手段を含む請求項１記載の電子ファイリング装置。