JPH052018U - 回転数検出器 - Google Patents
回転数検出器Info
- Publication number
- JPH052018U JPH052018U JP4767491U JP4767491U JPH052018U JP H052018 U JPH052018 U JP H052018U JP 4767491 U JP4767491 U JP 4767491U JP 4767491 U JP4767491 U JP 4767491U JP H052018 U JPH052018 U JP H052018U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic bubble
- bubble element
- rotation speed
- base
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は回転数検出器に関し、その目的は、
温度変化が生じても磁気バブル素子が常に一定の回転磁
界を受けられるようにし、安定した回転数測定が行える
回転数検出器を提供することにある。 【構成】 ベース(9) に回転可能に取り付けられたシャ
フト(2) に固着された永久磁石(1) の回転磁界を該シャ
フト(2) と共通のベース(9) に取り付けられた磁気バブ
ル素子(3) に与えて前記シャフト(2) の累積回転数を測
定する回転数検出器において、前記磁気バブル素子(3)
を温度変化に応じて移動可能にベース(9) に取り付け、
前記永久磁石(1) の温度係数に応じて前記磁気バブル素
子(3) と永久磁石(1)の距離を変化させるように講じた
ものである。
温度変化が生じても磁気バブル素子が常に一定の回転磁
界を受けられるようにし、安定した回転数測定が行える
回転数検出器を提供することにある。 【構成】 ベース(9) に回転可能に取り付けられたシャ
フト(2) に固着された永久磁石(1) の回転磁界を該シャ
フト(2) と共通のベース(9) に取り付けられた磁気バブ
ル素子(3) に与えて前記シャフト(2) の累積回転数を測
定する回転数検出器において、前記磁気バブル素子(3)
を温度変化に応じて移動可能にベース(9) に取り付け、
前記永久磁石(1) の温度係数に応じて前記磁気バブル素
子(3) と永久磁石(1)の距離を変化させるように講じた
ものである。
Description
【0001】
本考案は磁気バブルを用いた回転数検出器に関し、詳しくは、温度特性の改善 に関する。
【0002】
図4は磁気バブルを用いた従来の回転数検出器の構成図である。図において、 1は円周方向に沿って着磁された永久磁石よりなるリング磁石であり、シャフト 2に固着されている。3は磁気バブル素子であり、固定基板4に固定されている 。該固定基板4は、バイアス磁石5,6が固定基板4を介して対向するようにそ れぞれ取り付けられたほぼL字形に形成された支持体7,8で挾持されている。 そして、これらリング磁石1のシャフト2はベース9に回転可能に取り付けられ 、磁気バブル素子3はリング磁石1に対して最適な位置関係でシャフト2と共通 のベース9に固定配置されている。
【0003】 このような構成において、リング磁石1はシャフト2の回転に応じた回転磁界 を発生し、磁気バブル素子3は該リング磁石1が発生する回転磁界を測定してシ ャフト2の回転数を検出する。ここで、リング磁石1のシャフト2と磁気バブル 素子3はベース9に固定配置されているので、磁気バブル素子3は常にリング磁 石1が発生する一定の回転磁界を受けることになる。
【0004】
しかしながら、温度変化が生じた場合、リング磁石1には温度係数(例えば− 0.19%/℃)があることからリング磁石1の発生する回転磁界が変化するこ とになる。この結果、磁気バブル素子3の受ける回転磁界が温度によって変動し てしまい、安定した回転磁界測定が困難になるという問題点があった。
【0005】 本考案の目的は、温度変化が生じても磁気バブル素子が常に一定の回転磁界を 受けられるようにし、安定した回転数測定が行える回転数検出器を提供すること にある。
【0006】
本考案は、上記課題を解決するために、 ベースに回転可能に取り付けられたシャフトに固着された永久磁石の回転磁界 を該シャフトと共通のベースに取り付けられた磁気バブル素子に与えて前記シャ フトの累積回転数を測定する回転数検出器において、 前記磁気バブル素子を温度変化に応じて移動可能にベースに取り付け、前記永 久磁石の温度係数に応じて前記磁気バブル素子と永久磁石の距離を変化させるこ とを特徴とするものである。
【0007】
シャフトと共通のベースに取り付けられた磁気バブル素子の位置は温度変化に 応じて変化し、共通のベースに取り付けられた磁気バブル素子と永久磁石の距離 は永久磁石の温度係数の影響を打ち消すように変化する。
【0008】
以下、図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明する。 図1は本考案に係る回転数検出器の要部の構成図であり、図4と共通する部分 には同一の符号を付けてそれらの再説明は省略する。
【0009】 図1において、10はほぼL字形に形成されベース9(図4参照)に固着され るガイドベースであり、その一辺には支持体8がガイドレール11を介して移動 可能に配置されている。12は支持体7,8の背面と対向するように板状に形成 されたバイメタルであり、一端は支持体8の一端に形成された爪13に係合され 、他端はガイドベース10の一部に係合されている。
【0010】 なお、全体の構成は図4と同様である。すなわち、共通のベースにリング磁石 のシャフトとガイドベース10が固着され、ガイドベース10に移動可能に配置 された磁気バブル素子3はリング磁石の回転磁界を測定する。
【0011】 このような構成の動作を図3を用いて説明する。 リング磁石1の温度係数を上述のように例えば−0.19%/℃とする。そし て、磁気バブル素子3が常温(25℃)でリング磁石1から50Oeの強さの回 転磁界を受けるように、リング磁石1と磁気バブル素子3の距離はL1に設定さ れているものとする(図2(1) 参照)。この状態で温度が10℃上昇することに より磁気バブル素子3が受ける回転磁界の強さは0.950Oe減少し、逆に温 度が10℃下降することにより磁気バブル素子3が受ける回転磁界の強さは0. 950Oe増加することになる。
【0012】 リング磁石1の発生する回転磁界の距離感度は180Oe/mmである。すな わち、リング磁石1と磁気バブル素子3の距離を1mm近付けることにより磁気 バブル素子3の受ける磁界は18Oe増加し、1mm離すことにより18Oe減 少する。
【0013】 以上から、温度が10℃上昇した場合にはリング磁石1と磁気バブル素子3の 距離を0.053mm近付けることにより磁気バブル素子3が受ける磁界の強さ は変化しないことになり、温度が10℃下降した場合にはリング磁石1と磁気バ ブル素子3の距離を0.053mm離すことにより磁気バブル素子3が受ける磁 界の強さは変化しないことになる。すなわち、リング磁石1と磁気バブル素子3 の距離を5.3μm/℃の割合で変化させることにより、磁気バブル素子3は温 度が変化しても常に一定の強さの回転磁界を受けることになる。
【0014】 図2(2) は温度が上昇して高温になりリング磁石1と磁気バブル素子3の距離 がL2(<L1)に近付いた状態を示し、図2(3) は温度が下降して低温になり リング磁石1と磁気バブル素子3の距離がL3(>L1)に遠ざかった状態を示 している。ここで、バイメタル12の材質及び寸法は、温度変化に伴って変形す ることにより磁気バブル素子3を支持する支持体7,8をガイドベース10に対 して5.3μm/℃の変化量で移動させるように最適値に選定されている。
【0015】 図3は本考案の他の実施例の要部の構成図である。図3では、図1のバイメタ ル12の代わりに、5.3μm/℃の温度係数を持つ温度変化部材14を支持体 7,8とガイドベース10の間に取り付けている。このような温度変化部材14 としては、例えば線膨脹係数が2.2×10−4mm/℃で厚さtが0.42m mのポリエチレンシートを用いればよい。
【0016】
以上述べたように、本考案によれば、リング磁石の温度係数に対応してリング 磁石と磁気バブル素子の距離を変化させるように構成しているので、温度変化に よって磁気バブル素子が受ける回転磁界の変動は補正され、安定した回転数検出 動作が得られる。
【図1】本考案に係る回転数検出器の要部構成例図であ
る。
る。
【図2】図1の動作説明図である。
【図3】本考案の他の実施例の要部構成図である。
【図4】従来の回転数検出器の一例の構成図である。
1 リング磁石 3 磁気バブル素子 7,8 支持体 9 ベース 10 ガイドベース 12 バイメタル 13 温度変化部材(ポリエチレン)
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ベースに回転可能に取り付けられたシャ
フトに固着された永久磁石の回転磁界を該シャフトと共
通のベースに取り付けられた磁気バブル素子に与えて前
記シャフトの累積回転数を測定する回転数検出器におい
て、前記磁気バブル素子を温度変化に応じて移動可能に
ベースに取り付け、前記永久磁石の温度係数に応じて前
記磁気バブル素子と永久磁石の距離を変化させることを
特徴とする回転数検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4767491U JPH052018U (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 回転数検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4767491U JPH052018U (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 回転数検出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052018U true JPH052018U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=12781822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4767491U Withdrawn JPH052018U (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 回転数検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052018U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014224738A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | アズビル株式会社 | 回転角度検出器 |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP4767491U patent/JPH052018U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014224738A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | アズビル株式会社 | 回転角度検出器 |
KR101537902B1 (ko) * | 2013-05-16 | 2015-07-17 | 아즈빌주식회사 | 회전 각도 검출기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950907 |