JPH05201012A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH05201012A
JPH05201012A JP3585992A JP3585992A JPH05201012A JP H05201012 A JPH05201012 A JP H05201012A JP 3585992 A JP3585992 A JP 3585992A JP 3585992 A JP3585992 A JP 3585992A JP H05201012 A JPH05201012 A JP H05201012A
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JP
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wiper
recording
ink
forming surface
port forming
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JP3585992A
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Yasuhiko Ikeda
靖彦 池田
Atsushi Saito
篤 斉藤
Akio Okubo
明夫 大久保
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ワイパーによって記録ヘッドを拭き取る時ある
いはワイパークリーナーでワイパーを拭き取る時に、イ
ンク飛沫が飛散することを抑制し、記録用紙や記録装置
の汚損を防止する。 【構成】回動駆動機構によって、ゴム状弾性材のワイパ
ーと記録ヘッドの吐出口形成面を摺接させたり、ワイパ
ーとワイパークリーナーを摺接させる構成において、吐
出口形成面のワイパーと接触または離脱する部分、ある
いはワイパークリーナーのワイパーと接触または離脱す
る部分に、摺接方向に傾斜面を形成する曲面または面取
りなどを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録手段から被記録材
へインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンの出力機器として用いられる記録装置は、画像情報に
基づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録材(記録媒
体)に画像(文字や記号などを含む)を記録していくよ
うに構成されている。前記記録装置は、記録方式によ
り、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、
レーザービーム式等に分けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査するシリアルスキャン方式を採るシリ
アルタイプの記録装置においては、被記録材を所定の記
録位置にセットした後、被記録材に沿って移動するキャ
リッジ上に搭載した記録手段)によって画像を記録(主
走査)し、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り
(被記録材搬送)を行い、その後に再び停止した被記録
材に対して、次の行の画像を記録(主走査)するという
動作を繰り返すことにより、被記録材全体の記録が行わ
れる。一方、被記録材の搬送方向の副走査のみで記録す
るラインタイプの記録装置においては、被記録材を所定
の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を行った
後、所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さらに、次
の行の記録を一括して行うという動作を繰り返すことに
より、被記録材全体の記録が行われる。
【0004】上記記録装置のうち、インクジェット式の
記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記
録ヘッド)から被記録材にインクを吐出して記録を行う
ものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高
精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別
の処理を必要とせずに記録することができ、ランニング
コストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少
なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記
録するのが容易であるなどの利点を有している。中で
も、紙幅方向に多数の吐出口を配列したラインタイプの
記録手段を使用するライン型の装置は、記録の一層の高
速化が可能である。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。一
方、被記録材の材質に対する要求も様々なものがあり、
近年では、通常の被記録材である紙や樹脂薄板(OHP
等)などの他に、薄紙や加工紙(ファイリング用のバン
チ孔付き紙やミシン目付き紙、任意な形状の紙など)な
どを使用することが要求されるようになってきた。
【0006】インクジェット記録装置の記録手段(記録
ヘッド)には、複数の微細なインク吐出口が所定配列状
態で形成された吐出口形成面が設けられており、この吐
出口形成面にインク滴やゴミなどがが着すると、インク
の吐出不良の原因となるおそれがある。そこで、従来よ
り、この種のインクジェット記録装置においては、記録
ヘッドの吐出口形成面に付着したインク滴やゴミなどを
除去して安定した記録画像(文字等を含む)を得るため
に、ゴム状弾性材で形成したワイパーを設け、例えば吐
出回復動作の前後に必要に応じて吐出口形成面を拭き取
り清掃するように構成されたものが多く使用されてい
る。
【0007】特に、記録ヘッドを被記録材搬送方向と交
叉する方向に主走査して記録を行なうシリアルタイプの
記録装置においては、吐出口形成面のワイピング手段と
して、廉価で信頼性が高いことから、被記録材を保持す
るプラテンの端部近傍に配置したワイパーを、移動して
くる記録ヘッドの吐出口形成面の側へ突出させ、記録ヘ
ッド(またはキャリッジ)の移動速度を利用して吐出口
形成面を拭き取る構成のものが広く使用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワイピング手段では、吐出口形成面を拭き取る際、
ワイパーと吐出口形成面との当接状態は変化せず、拭き
取り動作の最終段階でワイパーが吐出口形成面から外れ
る時に、ワイパーの先端から拭き取ったインクが飛沫と
なって周囲に撥ね飛ばされ、その飛沫によって被記録材
や記録装置が汚れるという課題があった。また、吐出口
形成面から拭き取られてワイパーに付着したインクを拭
き取り清掃するために、ワイパークリーナーを設けるこ
とも行なわれているが、そのような記録装置においてワ
イパーをワイパークリーナーで清掃する場合にも、イン
ク飛沫が周囲に撥ね飛ばされるという前述と同様の課題
があった。
【0009】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、本発明の目的は、ワイパーによる記録ヘッ
ドの清掃時、あるいはワイパークリーナーによるワイパ
ーの清掃時に、インク飛沫が飛散することを抑制するこ
とにより被記録材や記録装置の汚損を防止し得るインク
ジェット記録装置を提供することである。
【0010】
【課題解決のための手段】本発明は、記録手段から被記
録材へインクを吐出して記録を行なうインクジェット記
録装置において、記録手段の吐出口形成面を清掃するた
めの弾性体のワイパーと記録手段またはワイパーを回動
させるための回動手段とを設け、該回動手段の駆動によ
りワイパーと吐出口形成面を摺接させて吐出口形成面を
清掃し、前記吐出口形成面の前記ワイパーと接触または
離脱する部分に傾斜面を設ける構成とすることにより、
上記目的を達成するものである。
【0011】別の本発明は、記録手段から被記録材へイ
ンクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装置に
おいて、記録手段の吐出口形成面を清掃するための弾性
体のワイパーと該ワイパーを摺接清掃するためのワイパ
ークリーナーとを設け、前記ワイパークリーナーの前記
ワイパーと接触または離脱する部分に傾斜面を設ける構
成とすることにより、上記目的を達成するものである。
【0012】
【作用】記録ヘッドの吐出口形成面の少なくともワイパ
ーの先端部が接触または離脱する部分の形状を、従来の
平面から円弧状曲面または斜面などの傾斜面とすること
により、ワイパーの接触時の衝撃やワイパーの急激な離
脱を抑制することができ、ワイパーに付着したインクの
撥ね飛びを防止することができる。また、ワイパークリ
ーナーの少なくともワイパーの先端部が接触または離脱
する部分の形状を、従来の平面から円弧状曲面または斜
面などの傾斜面とすることにより、ワイパーの接触時の
衝撃やワイパーの急激な離脱を抑制することができ、ワ
イパーに付着したインクの撥ね飛びを防止することがで
きる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用したインクジェット記録装置
の一実施例をファクシミリ装置の場合を例に挙げて示す
縦断面図である。図示のファクシミリ装置は、それぞれ
を2点鎖線で囲んで示すように、原稿搬送系A、光学系
B、電源部C、電気回路基板D、被記録材搬送系E、デ
カール系F、インク供給系Gおよび吐出回復系Hによっ
て構成されている。ここで、原稿搬送系Aおよび光学系
Bは原稿1から原稿像を読み取る原稿読み取り部を構成
している。そこで、ファクシミリ装置の基本動作として
の送信または複写の際には、原稿搬送系Aの原稿送り台
2に原稿1がセットされると、該原稿1は不図示の駆動
手段で駆動されるローラ列(ローラR1、R2、R3、
R4)によって矢印方向に搬送される。
【0014】搬送途中の所定位置に設定された原稿読み
取りライン(主走査ライン)の位置において、原稿1の
原稿情報は、光学系B(ランプL1、ミラーM1、M
2)の反射光路を介して、集光レンズLeによりライン
CCD3に伝達され、該ラインCCD3により電気信号
に変換されて読み取られる。なお、受信あるいは複写に
際しては、被記録材搬送系Eにおいて、ロール状に巻か
れた被記録材4が不図示の駆動手段で駆動されるローラ
列により太線で示す経路に沿って逐次搬送され、その搬
送経路の途中に設定された記録ラインで、原稿情報に基
づいて記録ヘッド(記録手段)の吐出口からインクを吐
出して記録が行なわれる。
【0015】前記記録ヘッド5は記録領域の全幅をカバ
ーする長さを有するフルライン型のものであり、該記録
ヘッド5からのインクの吐出は、不図示の電気熱変換体
が発生する熱を利用してインク中に気泡を発生させ、そ
の気泡の圧力変化によりインクを吐出させる方式によっ
て行なわれる。すなわち、記録ヘッド5は、熱エネルギ
ーを利用してインクを吐出するインクジェット記録手段
であって、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体
を備えたものである。また、この記録ヘッド5は、前記
電気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより生
じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力
変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させ、記録を
行なうものである。
【0016】図2は、前記記録ヘッド5のインク吐出部
の構造を模式的に示す部分斜視図である。図2におい
て、記録ヘッド(記録手段)5の基板81上には、薄膜
83の層を介在させて、半導体と同様の製造工程(薄膜
成形法等)によって、複数の電気熱変換体82およびこ
れらに対応する配線が形成されている。各電気熱変換体
82は、図示のように、それぞれの吐出口89および液
路86に対応する位置に配列されている。前記基板81
上(該基板81上の薄膜83の上)には、下面に所定間
隔で平行に形成された複数の液路壁84Aを有する液路
形成部材84が接合されている。さらに、前記液路形成
部材84の上面には、天板85が接合されている。前記
各液路壁84Aの間に液路86が形成されるが、前記液
路形成部材84は、各液路86の内部の所定位置に前記
各電気熱変換体82が配置されるような位置関係で位置
決め接合されている。
【0017】前記各液路壁84Aは所定の長さを有し、
各液路86の後端は、前記液路形成部材84と前記基板
81(または薄膜83)との間に形成される共通液室8
7に連通している。一方、各液路86の他端(先端)は
記録ヘッド5の吐出口形成面(フェイス面)88にて開
口しており、それぞれの開口部によって吐出口89が形
成されている。こうして、発熱抵抗体等の電気熱変換体
82に通電(パルス電圧の印加)してこれを発熱させる
ことにより、液路86内のインクを膜沸騰させ、その時
の圧力変化により吐出口89からインク滴を吐出させる
インクジェット式のフルライン型記録ヘッド5が構成さ
れている。なお、前記記録ヘッド5は、複数の吐出口8
9の配列方向が被記録材4の搬送方向と交叉する姿勢で
取り付けられる。こうして、被記録材4が所定位置まで
搬送されてきた時に、画像信号に応じてインクを吐出さ
せて画像記録を行なう記録手段(記録ヘッド)5が構成
されている。
【0018】図1において、電源部Cは、外部からAC
電源の入力を得て必要箇所に電力を供給する。電気回路
基板Dには、マイクロコンピューターシステムを中心
に、記録装置の各部の機能および動作を制御するための
後述するような回路が構成されている。さらに、前記電
気回路基板Dには、送信回線との接続・解放および画像
情報信号の送受信を行なうための入出力回路が設けられ
ている。インク供給系Gには、記録ヘッド(ヘッドユニ
ット)5にインクを供給するためのインクカセット6装
着されている。吐出回復系Hには、記録ヘッド5のイン
ク吐出を安定かつ良好な状態に維持するために必要なク
リーニング手段およびキャッピング手段が設けられてい
る。
【0019】図3は前記吐出回復系Hおよび前記デカー
ル系Fのワイピング動作を示す部分側面図である。次
に、図1および図3を参照して、前記吐出回復系Hおよ
び前記デカール系Fの吐出回復動作に関する構成につい
て説明する。被記録材4の記録領域の全幅にわたって吐
出口89が形成されたフルラインタイプの記録ヘッド5
は、被記録材4の紙面と直角の方向にも長く形成されて
おり、その全体が後部のヘッド軸5Bを中心に回動可能
に支持されている。また、図1において、前記記録ヘッ
ド5は、ステッピングモーター7により、駆動用のベル
ト8を介して前記ヘッド軸5Bを中心に回動駆動され
る。
【0020】図1および図3において、吐出回復系Hに
は、記録ヘッド5の吐出口形成面88に対してキャッピ
ング(吐出口89の密封)およびワイピング(拭き取り
清掃)を行なうためのキャップユニット10が設けられ
ている。このキャップユニット10には、吐出口形成面
88を覆蓋するに足りるだけの長さを有するキャップ1
1と吐出口形成面88の全域をワイピングするに足りる
だけの長さを有するワイパー12が、図示のような配置
で設けられている。このキャップユニット10は、フレ
ーム軸13を中心に揺動可能に支持されている。このキ
ャップユニット10の揺動動作はフレーム軸13に連結
されたステッピングモーターによって行なわれる。そし
て、このキャップユニット駆動用のステッピングモータ
ーと前記記録ヘッド回動用のステッピングモーター7
は、後述する制御手段により、駆動タイミングおよび速
度を制御される。
【0021】図4は、本発明を適用したインクジェット
記録装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。
図4において、記録装置の中央演算処理装置(CPU)
21により、原稿読み取り動作および記録ヘッド5の記
録動作とともに、吐出回復系Hの動作の諸動作が制御さ
れる。この中央演算処理装置(CPU)21には、記録
装置の各モードによる制御手段等が格納されたROM2
2、並びに原稿1からの読み出しや記録データの格納に
使用されるRAM23が併設されている。そこで、CP
U21においては、不図示の操作盤等から入力される指
示に基づいて、原稿搬送系Aや被記録材搬送系Eを駆動
するとともに、原稿読み取り部(光学系)Bによって原
稿1を読み取らせ、読み取られた情報に基づいてヘッド
ドライバー24を駆動し、記録ヘッド5からインクを吐
出させて記録を行なう。
【0022】また、記録を終了した後、記録ヘッド(ヘ
ッドユニット)5をキャッピングする時や、記録ヘッド
5の吐出回復動作を行なう時には、後述する手順で、ド
ライバー25を介してヘッド軸駆動モーター7を駆動制
御し、さらにドライバー26を介してフレーム軸駆動モ
ーター27を駆動制御する。図5は記録手段(ヘッドユ
ニット)5の回動制御およびキャップユニット10の回
動制御の動作手順の一例を示すフローチャートである。
【0023】次に、図3および図5を参照して、記録手
段(ヘッドユニット)5の回動制御およびキャップユニ
ット10の回動制御について説明する。なお、記録手段
(ヘッドユニット)5が使用されない非記録時のキャッ
ピング状態では、記録手段(記録ヘッド)5は図3の
(A)に示す位置にあり、その吐出口形成面88に対し
てキャップ11が当接して全吐出口89を密封する状態
になっている。このキャッピング状態において、例え
ば、各吐出口89から気泡等とともにインクを強制的に
排出する吐出回復動作が行なわれると、その後に吐出口
形成面88に残留付着したインクを拭き取る必要があ
る。そのため、以下のようにして、ワイパー12による
吐出口形成面88の拭き取り清掃(ワイピング)が行な
われる。
【0024】図3の(A)はキャップユニット10の退
避動作を示し、その矢印方向の回動はフレーム軸駆動用
のモーター(ステッピングモーター)27によって行な
われる。その場合、一連の吐出回復動作またはワイピン
グ動作の指令がCPU21に入力されると、図5のステ
ップS1において、キャップユニット10を駆動してキ
ャップ11をヘッドユニット5の吐出口形成面88から
引き離し、図3の(A)の状態にする。次いで、ステッ
プS2でドライバー25に速度を指示してステッピング
モーター7を駆動することにより、図3の(B)に示す
ように、ヘッドユニット5をワイパー12によるワイピ
ング位置に移動させ、さらに、ステップS3で、キャッ
プユニット10を図3の(B)中の矢印方向に回動させ
る。そして、図5のステップS4において、ワイパー1
2と吐出口形成面88が図3の(C)のような接触状態
となるのを待つ。図3の(C)に示すように記録手段5
を矢印方向に回動させる間に接触状態となり、ワイパー
12による吐出口形成面88のワイピング(拭き取り清
掃)が行なわれる(図5のステップS5)。
【0025】吐出口形成面88のワイピングが終了する
と、図3の(D)に示すように、キャップユニット10
を退避位置へ回動(図5のステップS6)させ、できる
だけ速やかに記録ヘッド5を記録位置にセットできる状
態にする。そして、記録ヘッド(ヘッドユニット)5を
図3の(A)の記録位置へ向けて回動させるとともに、
図5のステップS7で不図示のセンサー等により記録ヘ
ッド5が記録位置に達したか否かを判定し、記録位置に
達したところで記録ヘッド(ヘッドユニット)5の回動
を停止(図5のステップS8)させ、一連のヘッドワイ
ピング動作を終了する。
【0026】なお、以上の実施例では、吐出口89から
インクを強制的に排出させる吐出回復動作に引き続いて
行なうワイピング動作を説明したが、このようなワイピ
ング動作は、記録開始直前や記録途中においても、吐出
口形成面88がインクミスト付着で濡れたり、偶発的に
ゴミが付着した場合などに、インクやゴミ等を除去する
ために行なわれるものである。その場合のワイピング動
作の手順は前述したものと実質上同じである。そこで、
本発明によれば、記録ヘッド(ヘッドユニット)5の吐
出口形成面88の前記ワイパー12と接触または離脱す
る部分に傾斜面が設けられる。
【0027】図6は、本発明を適用した記録ヘッド5の
吐出口形成面88の形状およびそのワイピング状態を示
す拡大側面図である。図6において、記録ヘッド(ヘッ
ドユニット)5の吐出口形成面88には、被記録材4の
搬送方向と交叉する方向(通常直角の方向)に配列され
た複数の吐出口89が形成されている。この吐出口形成
面88に付着したインクやゴミ等は、前述のごとく、ゴ
ム状弾性材のワイパー12の先端部と摺接させることに
より除去することができる。そこで、本実施例では、吐
出口形成面88は、ワイピング方向の断面が凸円弧状を
した曲面で形成されている。
【0028】図6において、記録の際には記録ヘッド5
からインクを吐出するが、その時、吐出口形成面88に
は余分なインクが付着する。そこで、ワイパー12によ
るインクの拭き取り(ワイピング)動作が行なわれる。
このワイパー12は、ゴム状弾性材で形成されており、
各吐出口89と略平行に配設され、記録ヘッド5の回動
による相対運動を利用してインクの拭き取りを行なう。
図6の(A)はワイパー12と吐出口形成面88が接触
した瞬間(接触初め)を示す。接触した後の相対運動に
よる拭き取りの間、ワイパー12の先端部は図6の
(B)に示すように撓んでいる。なお、図6の(B)
は、接触開始からワイパー12の突入量が次第に増加し
てワイパー12が最大に撓んだ時の状態を示している。
【0029】図6の(C)は、ワイパー12と吐出口形
成面88の摺接がさらに進み、ワイパー12の撓み量が
小さくなった時の状態を示し、図6の(D)は、ワイパ
ー12と吐出口形成面88の摺接が終了し、両者が離れ
る瞬間の状態を示す。かかる動作において、従来例で
は、ワイパーが吐出口形成面から離れる瞬間のインクの
撥ね飛びにより被記録材や記録装置が汚損されるという
不都合があったが、図6の実施例では、吐出口形成面8
8がワイピング方向に凸円弧状の曲面で形成されている
ので、接触開始部分および離脱部分が傾斜面となり、ワ
イパー12の最大撓み〔図6の(B)〕から元の状態
(自由状態)に戻すまでの動作を緩やかにすることがで
きる。そのため、離脱する瞬間のワイパー12の弾性反
撥力を大幅に減少させることができ、該ワイパー12に
付着したインクの飛び散りを防止または大幅に減少させ
ることができる。また、本実施例では、ワイパー12が
接触する時にも、図6の(A)に示すように傾斜面(凸
曲面)から入るので、ワイパー12と吐出口形成面88
との摺接動作をスムーズにすることができる。
【0030】図7は本発明を適用した吐出口形成面88
の別の形状構造例を示す部分側面図である。図6の記録
ヘッド(ヘッドユニット)5では吐出口形成面88を曲
面で構成したが、この吐出口形成面88の形状構造は、
図7に示すようにワイピング方向の両側肩部に比較的大
きな面取り18、19をつけたり、あるいはワイピング
方向の断面を全体的に多角形にしてもよい。このような
形状によっても、図6の場合と同様に、ワイピング時の
インクやゴミの撥ね飛びを充分に抑制することができ
る。
【0031】図8は、別の本発明を適用したワイパーク
リーナー31の形状構造と該ワイパークリーナー31に
よるワイパー12の拭き取り清掃動作の状態を示す拡大
側面図である。図8において、前記ワイパー12と平行
(被記録材搬送方向と直角の方向)でかつ略同じ長さを
有するワイパークリーナー31が、該ワイパー12の先
端部と摺接可能に配置されている。前記吐出口形成面8
8をワイピングした後のワイパー12の先端部には、該
吐出口形成面88から転移したインクやゴミ等が付着し
ており、該ワイパー12を前記ワイパークリーナー31
と摺接させることにより、該ワイパー12のクリーニン
グ(付着物の拭き取り清掃)を行なうことができる。こ
うしてワイパー12をクリーニングすることにより、吐
出口形成面88のワイピング(拭き取り清掃)の効果を
高く維持することができる。
【0032】そこで、別の本発明によれば、ワイパーク
リーナー31のワイパー12との摺接面が傾斜面32で
形成されている。すなわち、図8の実施例では、この傾
斜面32は摺接方向に湾曲した曲面で形成されている。
このワイパークリーナー31は、ゴム状弾性材あるいは
プラスチックで形成することができ、これに加えて多孔
質等のインク吸収性に優れた材質で形成することが好ま
しい。なお、図示の例では、固定されたワイパークリー
ナー31に対してワイパー12を摺接させているが、こ
れは、所定位置に静止したワイパーに対してワイパーク
リーナーを摺接させるように構成してもよい。
【0033】図8の(A)はワイパー12がワイパーク
リーナー31に接触した瞬間を示す。接触した後の相対
運動による拭き取りの間、ワイパー12の先端部は図8
の(B)および(C)に示すように撓んでいる。なお、
図8の(C)は、拭き取り動作の間でワイパー12が最
大に撓んだ時の状態を示している。図8の(D)は、ワ
イパー12とワイパークリーナー31との摺接が終了
し、両者が離れる瞬間の状態を示す。かかる動作におい
て、従来例では、ワイパーがワイパークリーナーから離
れる瞬間のインクの撥ね飛びにより被記録材や記録装置
が汚損されるという不都合があったが、図8の実施例で
は、ワイパークリーナー31の摺接面をクリーニング方
向の傾斜面(図示の例では、湾曲面)32で形成したの
で、図8の(C)に示すワイパー12の最大撓みの状態
から図8の(D)に示す元の状態(自由状態)に戻すま
での動作を緩やかにすることができる。そのため、離脱
する瞬間のワイパー12の弾性反撥力を大幅に減少させ
ることができ、該ワイパー12に付着したインクの飛び
散りを防止または大幅に減少させることができる。な
お、上記ワイパークリーナー31の傾斜面32は、図示
の湾曲した曲面の他、多角形の曲面で形成してもよい。
【0034】以上説明した各実施例によれば、記録ヘッ
ド5およびワイパー12の少なくとも一方、あるいはワ
イパー12およびワイパークリーナー31の少なくとも
一方を個別に回動させる回動手段により、ワイパー12
を吐出口形成面88またはワイパークリーナー31に摺
接させて拭き取り清掃するように構成したインクジェッ
ト記録装置において、吐出口形成面88またはワイパー
クリーナー31の摺接面の接触および離脱する領域を摺
接方向に傾斜した面(曲面等)で形成したので、瞬間的
な離脱を抑制して緩やかに離脱させることにより、離脱
時のワイパー12の反撥力を減少させて該ワイパー12
からのインクの飛散を防止することが可能になった。そ
のため、記録装置の電気配線や読み取り光学系の保全に
役立つとともに、被記録材4や給紙系等の汚損を無くす
ことが可能になり、記録装置の信頼性を格段に向上させ
ることができた。
【0035】また、吐出口形成面88のワイピング動作
あるいはワイパー12のクリーニング動作の駆動速度を
一定の高速に保つことができるので、拭き取り清掃によ
り記録装置のスループットを低下させることがなく、さ
らに、制御系の構成が簡単になるという効果も得られ
た。このことは、特に、ファクシミリ装置のように通信
方式の規格化によって拭き取り動作に要する時間が制約
される場合には、大きな利点となる。
【0036】なお、前述の実施例では、被記録材4の記
録領域の全幅にわたって吐出口89が形成されているフ
ルラインタイプの記録手段5を用いるラインタイプのイ
ンクジェット記録装置の場合を例に挙げて説明したが、
本発明は、記録手段をキャリッジに搭載するなどして、
被記録材に沿って移動(主走査)させるシリアルタイプ
のインクジェット記録装置に対しても同様に適用するこ
とができ、同様の効果を達成し得るものである。
【0037】また、前述の実施例では、1個の記録手段
5で記録する場合を例示したが、本発明は、異なる色で
記録する複数の記録手段を備えたカラーインクジェット
記録装置、あるいは色彩が同じで濃度が異なるインクで
記録する複数の記録手段を用いる階調記録用のインクジ
ェット記録装置など、記録手段(記録ヘッド)の数にも
関係なく、同様に適用することができ、同様の作用効果
を達成し得るものである。さらに、本発明は、記録ヘッ
ドとインクタンクを一体化したカートリッジタイプの記
録手段(ヘッドカートリッジ)を使用するもの、あるい
は記録ヘッドとインクタンクを別々に設け、これらをイ
ンク供給管等で接続する構成のものなど、記録ヘッドお
よびインクタンクの構成形態にも関係なく、種々のイン
クジェット記録装置に対して同様に適用することがで
き、同様の効果が得られるものである。
【0038】なお、本発明は、インクジェット記録装置
であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用で
きるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出
する方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置
において優れた効果をもたらすものである。かかる方式
によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるから
である。
【0039】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体
(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0040】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0041】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
【0042】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても、本発明は有効に適用できる。そのよ
うな記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組み合わせ
によってその長さを満たす構成や、一体的に形成された
1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。加え
て、上例のようなシリアルタイプのものでも、装置本体
に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着され
ることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのイ
ンクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録
ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタン
クが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用い
た場合にも本発明は有効である。
【0043】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
【0044】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば、単色のインクに対応して1個
のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複
数のインクに対応して複数個数設けられるものであって
もよい。すなわち、例えば、記録装置の記録モードとし
ては、黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、
記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせに
よるか、いずれでもよいが、異なる色の複色カラー又
は、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装
置にも本発明は極めて有効である。
【0045】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめ
ることで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0046】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0047】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
によれば、記録手段から被記録材へインクを吐出して記
録を行なうインクジェット記録装置において、記録手段
の吐出口形成面を清掃するための弾性体のワイパーと記
録手段またはワイパーを回動させるための回動手段とを
設け、該回動手段の駆動によりワイパーと吐出口形成面
を摺接させて吐出口形成面を清掃し、前記吐出口形成面
の前記ワイパーと接触または離脱する部分に傾斜面を設
ける構成としたので、ワイパーによる記録ヘッドの清掃
時に、インク飛沫が飛散することを抑制することにより
被記録材や記録装置の汚損を防止し得るインクジェット
記録装置が提供される。
【0049】また、別の本発明によれば、記録手段から
被記録材へインクを吐出して記録を行なうインクジェッ
ト記録装置において、記録手段の吐出口形成面を清掃す
るための弾性体のワイパーと該ワイパーを摺接清掃する
ためのワイパークリーナーとを設け、前記ワイパークリ
ーナーの前記ワイパーと接触または離脱する部分に傾斜
面を設ける構成としたので、ワイパークリーナーによる
ワイパーの清掃時に、インク飛沫が飛散することを抑制
することにより被記録材や記録装置の汚損を防止し得る
インクジェット記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例の構成を示す縦断面図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す一部破断部分斜視図である。
【図3】本発明によるインクジェット記録装置における
記録手段のワイピング手段の構成および動作を示す模式
的部分側面図である。
【図4】本発明によるインクジェット記録装置の制御系
の概略構成を例示するブロック図である。
【図5】本発明によるインクジェット記録装置において
記録手段を拭き取り清掃する時の制御動作の手順を例示
するフローチャートである。
【図6】本発明によるインクジェット記録装置の記録手
段の吐出口形成面の形状構造および拭き取り清掃の状態
を例示する部分側面図である。
【図7】本発明によるインクジェット記録装置の記録手
段の吐出口形成面の別の形状構造を例示する部分側面図
である。
【図8】本発明によるインクジェット記録装置のワイパ
ークリーナーの形状構造およびワイパーを拭き取り清掃
する状態を例示する部分側面図である。
【符号の説明】
1 原稿 4 被記録材 5 記録手段(ヘッドユニット) 5b ヘッド軸 6 インクカセット 7 ステッピングモーター 8 駆動用のベルト 10 キャップユニット 11 キャップ 12 ワイパー 13 フレーム軸 18 面取り 19 面取り 21 中央演算処理装置(CPU) 22 ROM 23 RAM 27 フレーム軸駆動モーター 31 ワイパークリーナー 32 傾斜面(湾曲面) 82 電気熱変換体 88 吐出口形成面 89 吐出口 A 原稿搬送系 B 光学系(原稿読み取り部) C 電源部 D 電気回路基板 E 被記録材搬送系 F デカール系 G インク供給系 H 吐出回復系

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段から被記録材へインクを吐出
    して記録を行なうインクジェット記録装置において、記
    録手段の吐出口形成面を清掃するための弾性体のワイパ
    ーと記録手段またはワイパーを回動させるための回動手
    段とを設け、該回動手段の駆動によりワイパーと吐出口
    形成面を摺接させて吐出口形成面を清掃し、前記吐出口
    形成面の前記ワイパーと接触または離脱する部分に傾斜
    面を設けることを特徴とするインクジェット記録装置
  2. 【請求項2】 前記記録手段が、インクを吐出するた
    めに利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を
    備えているインクジェット記録手段であることを特徴と
    する請求項1のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段が、前記電気熱変換体が
    発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利
    用して、吐出口よりインクを吐出させることを特徴とす
    る請求項2のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 記録手段から被記録材へインクを吐出
    して記録を行なうインクジェット記録装置において、記
    録手段の吐出口形成面を清掃するための弾性体のワイパ
    ーと該ワイパーを摺接清掃するためのワイパークリーナ
    ーとを設け、前記ワイパークリーナーの前記ワイパーが
    摺接および離脱する部分に傾斜面を設けることを特徴と
    するインクジェット記録装置
  5. 【請求項5】 前記記録手段が、インクを吐出するた
    めに利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を
    備えているインクジェット記録手段であることを特徴と
    する請求項4のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段が、前記電気熱変換体が
    発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利
    用して、吐出口よりインクを吐出させることを特徴とす
    る請求項5のインクジェット記録装置。
JP3585992A 1992-01-28 1992-01-28 インクジェット記録装置 Pending JPH05201012A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7175254B2 (en) * 2002-06-21 2007-02-13 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus and method for cleaning the same
WO2012108216A1 (ja) * 2011-02-10 2012-08-16 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置

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