JPH05199647A - 電力系統保護リレーのシミュレーション方法 - Google Patents

電力系統保護リレーのシミュレーション方法

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JPH05199647A
JPH05199647A JP4005344A JP534492A JPH05199647A JP H05199647 A JPH05199647 A JP H05199647A JP 4005344 A JP4005344 A JP 4005344A JP 534492 A JP534492 A JP 534492A JP H05199647 A JPH05199647 A JP H05199647A
Authority
JP
Japan
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block
relay
simulation
protection relay
simulated
Prior art date
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Pending
Application number
JP4005344A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ota
裕二 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4005344A priority Critical patent/JPH05199647A/ja
Publication of JPH05199647A publication Critical patent/JPH05199647A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力系統保護リレーのシュミレーションにお
いて、模擬すべき保護リレーの方式と優先順位とを考慮
することにより、模擬対象とする保護リレー数を少なく
して、その保護リレーの動作判定時間の短縮化を図れる
ようにする。 【構成】 模擬対象区間限定ブロック1に限定された保
護リレーのうち、事故形態に対して模擬すべき方式の保
護リレーを限定するブロック13とその限定された保護
リレーの優先順位付けを行なうブロック14とを有する
模擬対象方式選択ブロック12を設けて、優先順位の高
いものから順次模擬動作を行なうようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力系統を模擬し
て、電力系統故障の発生時における電力系統操作の訓練
を行なう電力系統保護リレーのシミュレーション方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の電力系統保護リレーのシミ
ュレーション方法のフローチャート、詳しくは、電力系
統のリアルタイムシミュレーションにおいて、保護リレ
ーの動作模擬を系統故障の発生中にのみ故障計算をベー
スに実行し、保護リレーによるトリップ遮断機のデータ
を用いて系統シミュレーションを行なう場合の上記保護
リレーの動作を模擬するための概略フローを示したもの
であり、同図において、1は設定された事故点より模擬
対象とする区間を限定する模擬対象区間限定ブロック、
2は上記模擬対象区間限定ブロック1により限定された
区間外に対して系統縮約を行なう系統縮約ブロック、3
は故障電流・故障電圧を算出する故障計算ブロック、4
は内部時間に初期値をセットするブロック、5は保護リ
レーの動作判定を行なう保護リレー動作判定ブロック、
6は開閉器(以下、CBと称す)の状変を判定するCB
状変判定ブロック、7は保護リレー(以下、RYと称
す)の状変・CB状変の作成を行なうRY・CB状変作
成ブロック、8はシーケンスファイル、9は事故除去の
判定を行なう事故除去判定ブロック、10は系統構成変
化後の故障計算を行なうブロック、11は内部時間を進
めるブロックである。
【0003】次に、上記構成の動作について説明する。
まず、訓練準備段階において、トレーナが電力系統にお
ける事故発生時刻、事故点、事故種別などのデータを設
定する。設定された上記データより、模擬対象区間限定
ブロック1で模擬対象区間の限定を行ない、系統縮約ロ
ック2で系統縮約が行なわれた後に、故障計算ブロック
3において故障計算を行なう。
【0004】続いて、ブロック4で内部時間の初期値を
0にセットし、上記故障計算ブロック3により計算され
た故障電圧・故障電流を基にして、リレー単体・リレー
シーケンスの動作判定を行ない、ブロック5において保
護リレーが動作に至る判定を行なう。この動作判定より
ブロック6でCBの状変判定を行ない、状変のない場合
は内部で時間をΔTだけ進めて再度保護リレーの動作判
定を行なう。一方、CBの状変があった場合は、ブロッ
ク7においてRY状変・CB状変の作成を行ない、シー
ケンスファイル8に保存し、保護リレー動作後の系統構
成を作成する。これにより、事故除去の判定を行ない、
ブロック9で事故除去に至った場合は処理を終了し、そ
うでない場合はブロック10に至って系統構成変化後の
故障計算を行ない、内部時間をΔTだけ進めて保護リレ
ーの動作判定を事故が除去されるまで繰り返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の電
力系統保護リレーのシミュレーション方法では、模擬す
べき系統に存在する全ての保護リレーに対して動作判定
を行なう必要があり、故障計算結果をベースにして行な
う全てのリレー単体・リレーシーケンスの模擬に多大な
時間を要するという問題があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、模擬すべき保護リレー方式の限
定と優先順位を考え、優先順位の高い保護リレーから動
作判定を行なうことで、保護リレーの動作判定時間を短
縮することができる電力系統保護リレーのシミュレーシ
ュン方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電力系統
保護リレーのシミュレーション方法は、限定された模擬
対象区間の系統内に存在する保護リレーを選出するとと
もに、その選出された保護リレーに対して、事故形態に
より模擬対象とすべきリレー方式を限定し、ついで、そ
の限定された模擬対象方式の優先順位付けを行なったの
ち、優先順位を高いものから順次リレー単体・リレーシ
ーケンスの動作判定を行なうことを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明によれば、事故形態に対して、模擬す
べき保護リレー方式を限定するとともに、その模擬対象
となった保護リレーについても、保護リレー方式の特性
などにより優先順位付けを行なって、優先順位の高いも
のから順次模擬することにより、模擬対象とする保護リ
レーの数を少なくして保護リレーの動作判定時間の大幅
な短縮化を図ることが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1はこの発明に係る電力系統保護リレーの
シミュレーション方法のフローチャートを示し、同図に
おいて、ブロック1〜ブロック11は図3に示す従来例
と同様な処理ブロックであるため、詳細な説明を省略す
る。図1において、12は模擬対象方式選択ブロック
で、模擬すべき保護リレーの方式の限定と優先順位付け
を行なう。
【0010】図2は上記模擬対象方式選択ブロック12
の内部処理を詳しく説明した図であり、同図において、
13は模擬対象方式の限定ブロックで、模擬対象区間限
定ブロック1において、事故区間と限定された系統内に
存在する保護リレーを選出するとともに、その選出され
た模擬すべき保護リレーの方式を限定する。14は模擬
対象方式の優先順位付けブロックで、模擬を行なうと限
定された保護リレー方式の種別と事故形態により、模擬
対象方式の優先順位付けを行なう。15は保護リレー方
式模擬管理テーブルの作成ブロックで、上記ブロック1
4での優先順位付けにより保護リレー方式の模擬管理テ
ーブルの作成を行なう。
【0011】次に、上記構成の動作について説明する。
図1において、ブロック1〜ブロック11は従来のもの
と同一の処理であるため、具体的な説明は省略し、新た
に追加されたブロック12の動作を中心に説明する。
【0012】まず、ブロック1,2において、模擬対象
区間限定および系統縮約を行なったのち、模擬対象方式
選択ブロック12において模擬対象方式の選択を行な
う。この場合、従来の方式では模擬系統に存在する全て
の保護リレーに対して、ブロック3〜11に至るフロー
で動作判定の模擬を行なっていた。
【0013】いま、模擬対象方式選択ブロック12の処
理に移行すると、図2のように、まず、ブロック13に
おいて、模擬対象区間限定により事故区間と判断された
系統内に存在する保護リレーを選出するとともに、その
選出された模擬すべき保護リレーの方式を限定する。次
に、選出された保護リレーに対して、ブロック14にお
いて、事故形態と保護リレー方式の種別により、模擬対
象方式の優先順位付けを行なう。例えば、送電線の内部
事故を例にとってみると、事故送電線に実装されている
保護リレーで内部事故判定を行なっているものが一番模
擬対象の優先順位が高く、逆に事故送電線以外で内部事
故判断を行なっている主保護リレーは、保護リレーが動
作する可能性がないため、模擬対象のリレーには含めな
い。また、再閉路の場合は、上位系統では主保護の動作
した場所についてのみ動作の可能性がでてくるため、事
故区間内の系統で主保護が動作した場所についてのみ模
擬対象とする。他の設備の事故の場合も同様な考えで、
実際の系統で事故があった場合、保護リレーがどの様な
動作をするかを考えて優先順位付けを行ない、事故設備
の主保護リレーが一番優先順位が高く、後備保護的なリ
レーや事故設備外のリレーは優先順位を低くして模擬順
位を決定する。
【0014】模擬対象方式の優先順位付けが終了したな
らば、保護リレー方式の模擬管理テーブルを作成する。
このような方法により、1回の保護リレーの動作判定で
扱う保護リレーの数が著しく減少され、リレー単体・リ
レーシーケンスの動作判定を実行するブロックの処理時
間が大幅に短縮されることになる。
【0015】
【発明の効果】 以上のように、この発明によれば、模
擬すべき保護リレーの方式を事故区間内に限定し、その
限定された数の保護リレー方式の種別と事故形態により
模擬対象方式の優先順位付けを行なうことにより、動作
判定で扱う保護リレーの数を少なくすることが可能とな
り、所定の動作判定時間を大幅に短縮することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す電力系統保護リレー
のシミュレーション方法を説明するフローチャートであ
る。
【図2】図1の模擬対象方式選択ブロックの内部処理を
詳細に示したものである。
【図3】従来の電力系統保護リレーのシミュレーション
方法を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 模擬対象区間限定ブロック 2 系統縮約ブロック 3 故障計算ブロック 5 保護リレー動作判定ブロック 12 模擬対象方式選択ブロック 13 模擬対象方式の限定ブロック 14 模擬対象方式の優先順位付けブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 模擬対象区間を限定するブロックと、そ
    の限定された区間外に対して系統縮約を行なうブロック
    と、故障電圧・故障電流を計算するブロックと、その計
    算の結果に基づきリレー単体・リレーシーケンスの動作
    判定を実施するブロックとを有する電力系統保護リレー
    のシミュレーション方式において、上記の限定された区
    間の系統内に存在する保護リレーを選出するとともに、
    その選出された保護リレーに対して、事故形態により模
    擬対象とすべきリレー方式を限定し、ついで、その限定
    された模擬対象方式の優先順位付けを行なったのち、優
    先順位を高いものから順次リレー単体・リレーシーケン
    スの動作判定を行なうことを特徴とする電力系統保護の
    シミュレーション方法。
JP4005344A 1992-01-16 1992-01-16 電力系統保護リレーのシミュレーション方法 Pending JPH05199647A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59188316A (ja) * 1983-04-08 1984-10-25 三菱電機株式会社 電力系統保護リレ−・システム用シミユレ−タ
JPS60144116A (ja) * 1983-12-29 1985-07-30 株式会社東芝 電力系統シミユレ−タ装置
JPH02276423A (ja) * 1989-04-18 1990-11-13 Hitachi Ltd 模擬電力系統の縮約支援方法、縮約支援装置、電力系統の現象解析方法及び装置
JPH03124224A (ja) * 1989-10-05 1991-05-27 Toshiba Corp 電力系統訓練シミュレータ

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