JPH05194689A - 高温耐油性を有する輻射線硬化性組成物 - Google Patents

高温耐油性を有する輻射線硬化性組成物

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JPH05194689A
JPH05194689A JP4245880A JP24588092A JPH05194689A JP H05194689 A JPH05194689 A JP H05194689A JP 4245880 A JP4245880 A JP 4245880A JP 24588092 A JP24588092 A JP 24588092A JP H05194689 A JPH05194689 A JP H05194689A
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JP4245880A
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Richard A Bielat
アレン ビーラート リチャード
Kieran F Drain
フランシス ドレイン キーラン
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Ciba Geigy AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温耐油性を有する輻射線硬化性組成物を提
供する。 【構成】 (1)(a)ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートとモノマー状又はポリマー状芳香族イソシアネ
ートとの反応生成物、(b)ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、からなる(メタ)アクリル化ウレタン成
分;(2)約1000よりも小さい分子量を有する芳香
族多官能性エポキシ(メタ)アクリレート;(3)少な
くとも1種の遊離基重合性モノマー;並びに(4)遊離
基光開始剤;からなり、25℃で(i)約45℃よりも
高いTg、(ii)約3%よりも大きい伸び、(ii
i)約9N/mm2 よりも大きい引張強さ及び(iv)
約30N/mm2 よりも大きい剪断貯蔵弾性率を示す。 【効果】 優れた耐熱性、耐薬品性及び靭性を併有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に油及び薬品フィル
ターを構成する際に耐薬品性、耐熱性及び耐疲労性の組
み合わせを必要とする接着剤の用途に有用な高温耐油性
を有する輻射線硬化性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】油及び
薬品フィルターを構成する際に有用な従来技術の接着剤
は、事実上PVCプラスチゾルであり、そして熱硬化を
必要とする。本発明の輻射線硬化性組成物は、硬化時間
の低減によって従来技術の熱硬化接着剤に比べて充分な
生産性の向上を提供する。
【0003】現在の紫外線硬化性接着剤と比べた場合
に、本発明の輻射線硬化性組成物は耐熱性、耐薬品性及
び靭性の唯一の組み合わせを提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって、25℃で
(i)約45℃よりも高いTg、(ii)約3%よりも
大きい伸び、(iii)約9N/mm2 (1300ps
i)よりも大きい引張強さ及び(iv)約30N/mm
2 (4300psi)よりも大きい剪断貯蔵弾性率を示
す高温耐油性を有する輻射線硬化性組成物を提供するこ
とが本発明の第一の目的である。
【0005】本発明の別の目的及び利点は、以下の記載
事項及び実施例から明らかになるであろう。
【0006】本発明は耐薬品性、耐熱性及び耐疲労性の
組み合わせを必要とする接着剤の用途に有用な高温耐油
性を有する輻射線硬化性組成物を提供する。
【0007】本発明は、 (1)(a)ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートと
モノマー状又はポリマー状芳香族イソシアネートとの反
応生成物、(b)ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、及び所望により(c)モノマー状又はポリマー状芳
香族イソシアネートと官能性≧2を有する少なくとも1
種のポリカプロラクトンポリオールとからなり且つ分子
量が約500ないし約3000の範囲内にある(メタ)
アクリル化プレポリマー、又は(d)モノマー状又はポ
リマー状芳香族イソシアネートと官能性≧2を有する少
なくとも1種のポリエーテルポリオールとからなり且つ
分子量が約90ないし約7000の範囲内にある(メ
タ)アクリル化プレポリマー:からなる(メタ)アクリ
ル化ウレタン成分、 (2)約1000よりも小さい分子量を有する芳香族多
官能性エポキシ(メタ)アクリレート、 (3)少なくとも1種の遊離基重合性モノマー、並びに (4)遊離基光開始剤、 からなり、25℃で(i)約45℃よりも高いTg、
(ii)約3%よりも大きい伸び、(iii)約9N/
mm2 (1300psi)よりも大きい引張強さ及び
(iv)約30N/mm2 (4300psi)よりも大
きい剪断貯蔵弾性率を示す高温耐油性を有する輻射線硬
化性組成物に関するものである。
【0008】(メタ)アクリル化ウレタン成分は優れた
靭性及び低い収縮性を有する組成物を提供する。(メ
タ)アクリル化ウレタン成分はモノマー状又はポリマー
状芳香族イソシアネートと過剰のヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、好ましくはヒドロキシエチルメタク
リレート(HEMA)との反応によって製造され、それ
故、成分(a)及び(b)が生じる。
【0009】成分(a)は成分(1)の全重量に対して
約50ないし約90重量%、好ましくは約80ないし約
99重量%の範囲の量、そして最も好ましくは約94重
量%の量存在する。
【0010】成分(b)は成分(1)の全重量に対して
約1ないし約50重量%、好ましくは約1ないし約20
重量%の範囲の量、そして最も好ましくは約6重量%の
量存在する。
【0011】適する芳香族イソシアネートはメチレンビ
ス−(4−イソシアナトベンゼン)、トルエンジイソシ
アネート、3,3′−トルイジン−4,4′−ジイソシ
アネート、3,3′−ジメチル−ジフェニルメタン−
4,4′−ジイソシアネート、1,5−ジイソシアナト
−ナフタレン、1,4−ジイソシアナト−ベンゼン並び
に1,4−及び1,3−ジ−(イソシアナト−ジメチ
ル)−ベンゼンを包含する。好ましくは、メチレンビス
−(4−イソシアナトベンゼン)が使用される。モノマ
ー状芳香族イソシアネートが好ましいけれども、ポリマ
ー状芳香族イソシアネートも適している。ポリマー状芳
香族イソシアネートは好ましくは分子量約250ないし
約500、最も好ましくは約250を有し且つ官能性約
2ないし約3、好ましくは約2を有する。
【0012】(メタ)アクリル化ウレタン成分は、成分
(a)及び(b)に加えて、更に成分(c),(d)又
はその混合物を含む。前記混合物はプレポリマーを形成
するために芳香族イソシアネートとポリカプロラクトン
ポリオール及び/又はポリエーテルポリオールとを反応
させることによって製造することができる。前記プレポ
リマーは次いでヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、好ましくはHEMAと反応させられる。
【0013】ポリオールと芳香族イソシアネートとの反
応は、窒素下で且つ約40℃ないし約100℃、好まし
くは約60℃ないし約90℃、そして最も好ましくは約
80℃ないし約85℃で、反応温度に応じて約2ないし
約24時間行われる。ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レートは次いで反応混合物に、好ましくは防止剤ととも
に、同一温度で添加され、次いでこの反応は約3ないし
約5時間続けられる。適する防止剤はブチル化ヒドロキ
シトルエン、ヒドロキノン、フェノチアジン、ヒドロキ
ノンのモノメチルエーテル、ナフタキノン、ベンゾキノ
ン及び同種のものを包含する。
【0014】成分(c)を製造するために使用すること
ができる適するポリカプロラクトンポリオールは、市販
されており且つ例えばアメリカ合衆国特許第31699
45号明細書に充分に記載されている公知ポリカプロラ
クトンポリオールのうちの何れかを包含する。前記特許
明細書に記載された如く、ポリカプロラクトンポリオー
ルは過剰量のカプロラクトンと少なくとも2個の反応性
水素原子を有する有機官能性開始剤との開環重合によっ
て製造される。前記有機官能性開始剤はアメリカ合衆国
特許第3169945号明細書に示された如き何れかの
ポリヒドロキシ化合物であってよい。その具体例はジオ
ール例えばエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、1,3−プロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリ(オキシエチレン−オキシプロピレ
ン)グリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−シ
クロヘキサンジメタノール、2,4,4−トリメチル−
ペンタンジオール、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシ
−プロピル、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピ
オネート、及びブロック化されているか閉鎖されている
か又はヘテロ的かの何れかで、分子中に約40又はそれ
より多くまでのアルキレンオキシ単位を含む同様なポリ
アルキレングリコール、3−メチル−1,5−ペンタン
ジオール、シクロヘキサンジオール、4,4′−メチレ
ン−ビス−シクロヘキサノール、4,4′−イソプロピ
リデン−ビス−シクロヘキサノール、キシレンジオー
ル、2−(4−ヒドロキシ−メチルフェニル)エタノー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル及び同種のもの;トリオール例えばグリセロール、ト
リメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオー
ル、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ン及び同種のもの;テトロール例えばエリトリトール、
ペンタエリトリトール、N,N,N′,N′−テトラキ
ス−(2−ヒドロキシエチル)−エチレンジアミン及び
同種のものである。
【0015】有機官能性開始剤がカプロラクトンと反応
させられた場合、下記の反応式によってその最も簡単な
形態を表わし得る反応が起こる。
【化1】
【0016】前記の反応式において、有機官能性開始剤
はR1 (OH)x 化合物であり、そしてカプロラクトン
は次式:
【化2】 で表わされる化合物である。これは、アメリカ合衆国特
許第3169945号明細書に示されている如く、ε−
カプロラクトン自体又は置換カプロラクトン(式中、
R′は12個までの炭素原子を有するアルキル基、アル
コキシ基、アリール基、シクロアルキル基、アルカリー
ル基又はアルアルキル基を表わし且つ式中、R′基のう
ちの少なくとも6個は水素原子を表わす)であってよ
い。使用されるポリカプロラクトンポリオールは前記反
応式の右手側に式で示されている。それらは約500な
いし約3000の平均分子量を有し得る。好ましいポリ
カプロラクトンポリオール化合物は、約500ないし約
3000、最も好ましくは約800ないし約2000の
平均分子量を有するポリカプロラクトンポリオール化合
物である。最も好ましいものは、約800ないし約12
00の平均分子量を有するポリカプロラクトンジオール
化合物並びに約800ないし約1000の平均分子量を
有するポリカプロラクトントリオール及びテトロール化
合物である。前記式中、mは前記分子量を有する化合物
を製造するために必要とされる繰り返し単位の平均数を
示す整数を表わす。ポリカプロラクトンポリオールのヒ
ドロキシル基数は約30ないし約600、好ましくは約
100ないし約200であってよく、そしてポリカプロ
ラクトンは平均約2ないし8個、好ましくは2ないし4
個のヒドロキシル基を有してよい。
【0017】本発明の組成物において使用することがで
きるポリカプロラクトンポリオールの具体例としては、
平均2ないし6個のヒドロキシル基を有するポリヒドロ
キシル化合物とカプロラクトンとの反応生成物を挙げる
ことができる。前記種類のポリカプロラクトンポリオー
ルが製造される方法は、アメリカ合衆国特許第3169
945号明細書に示されており、そして多数の前記組成
物が市販されている。下記表中に、具体的なポリカプロ
ラクトンポリオールが示されている。第一欄には、第二
欄に示されるカプロラクトンポリオールと反応される有
機官能性開始剤を示す。前記開始剤及びポリカプロラク
トンポリオールの分子量を知れば、前記化合物を生成す
るために反応するカプロラクトン(CPL単位)の平均
分子数を容易に決定することができる。この数値は第三
欄に示されている。
【0018】
【表1】ポリカプロラクトンポリオール 開始剤 ポリオール 分子中のCPL の平均Mw 単位の平均数 ──────────────────────────────────── エチレングリコール 290 2 エチレングリコール 803 6.5 エチレングリコール 2114 18 ピロピレングリコール 874 7 オクチレングリコール 602 4 デカレングリコール 801 5.5 ジエチレングリコール 527 3.7 ジエチレングリコール 847 6.5 ジエチレングリコール 1246 10 ジエチレングリコール 1998 16.6 ジエチレングリコール 3526 30 トリエチレングリコール 754 5.3 ポリエチレングリコール(MW200)* 713 4.5 ポリエチレングリコール(MW600)* 1398 7 ポリエチレングリコール(MW1500)* 2868 12 1,2−プロピレングリコール 646 5 1,3−プロピレングリコール 988 8 ジプロピレングリコール 476 3 ポリプロピレングリコール(MW425)* 835 3.5 ポリプロピレングリコール(MW1000)* 1684 6 ポリプロピレングリコール(MW2000)* 2456 4 ヘキシレングリコール 916 7 2−エチル−1,3−ヘキサノール 602 4 1,5−ペンタンジオール 446 3 1,4−シクロヘキサンジオール 629 4.5 1,3−ビス(ヒドロキシエチル)−ベンゼン 736 5 グリセロール 548 4 1,2,6−ヘキサントリオール 476 3 トリメチロールプロパン 590 4 トリメチロールプロパン 750 5.4 トリメチロールプロパン 1103 8.5 トリエタノールアミン 890 6.5 エリトリトール 920 7 ペンタエリトリトール 1219 9.5 1,4−ブタンジオール 546 4.0 ネオペンチルグリコール 674 5.0 * グリセロールの平均分子量
【0019】上記表中の化合物の構造は、与えられた情
報に基づいて当業者には明らかである。上記表中の第7
番目の化合物の構造は次式:
【化3】 〔式中、変数rは整数を表わし、r+rの合計は平均値
3.7を有し、そして平均分子量は527である〕で表
わされる。上記表中の第20番目の化合物の構造は次
式:
【化4】 〔式中、r+rの合計は平均値6を有し、そして平均分
子量は1684である〕で表わされる。前記説明は、上
記化合物の構造式を明確にする。
【0020】本発明において使用するために適するポリ
カプロラクトンヘキソールは、過剰量のポリカプロラク
トンポリオールと脂環式エポキシドとの触媒重合によっ
て製造することができる。ポリカプロラクトンヘキソー
ルの製造のために有用な具体的なポリカプロラクトンポ
リオールはポリカプロラクトンジオール、ポリカプロラ
クトントリオール及びそれらの混合物を含む同種のもの
を包含する。前記ポリカプロラクトンポリオールの多数
は、ユニオンカーバイド社(Union Carbide Corporatio
n )から市販されている。ポリカプロラクトンヘキソー
ルを製造する際に有用な脂環式エポキシドは3,4−エ
ポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロ
ヘキサンカルボキシレート、ビス−(3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル)アジペート、ビニルシクロヘキ
センジオキシド及び同種のものを包含する。前記脂環式
エポキシドの多数は、ユニオンカーバイド社から市販さ
れている。適する重合触媒はジエチルアンモニウムトリ
フレート〔これは、FC−520としてスリーエム社
(3M Company )から市販されている〕である。
【0021】ポリカプロラクトンヘキソールを製造する
ための好ましい方法は、1種又はそれより多くのポリカ
プロラクトントリオールを反応容器に添加し、ポリカプ
ロラクトントリオールを温度約100℃に加熱し、次い
でポリカプロラクトントリオールが溶融すると即座に窒
素散布を使用しながら触媒を添加することからなる。ポ
リカプロラクトントリオール及び触媒混合物は、次いで
温度約150℃ないし約200℃に加熱され、次いで脂
環式エポキシドがこの混合物に添加される。前記反応は
約1時間ないし約3時間又はオキシラン濃度が零若しく
は殆ど零の値に減少するまで行われる。本方法の変法
は、最初に成分全てを反応容器に添加することを包含し
得る。本方法の別の変法は、触媒添加後10ないし30
分の真空処理及び/又はポリカプロラクトントリオール
を溶融状態に加熱する間の真空の使用を包含し得る。好
ましいポリカプロラクトンヘキソールは、約500ない
し約3000の平均分子量を有する。
【0022】ユニオンカーバイド社製トーン0310
(商標名;TONE 0310 )は、好ましいポリカプロラクト
ンポリオールである。成分(c)は好ましくはメチレン
ビス−(4−イソシアナトベンゼン)とポリカプロラク
トントリオールとの反応生成物である。
【0023】ポリカプロラクトンポリオールは成分
(c)のプレポリマーを製造するために芳香族イソシア
ナート、好ましくはメチレンビス−(4−イソシアナト
ベンゼン)と、約0.2:1ないし約0.6:1、好ま
しくは約0.3:1ないし約0.5:1、そして最も好
ましくは約0.2:1ないし約0.4:1のモル比で反
応させる。
【0024】(a),(b)及び(c)の混合物の製造
を反応様式1に例示する〔過剰量のHEMAはそれ故
(b)(これは示さない)を製造するために使用され
る〕。
【化5】
【0025】成分(1)が成分(a),(b)及び
(c)を含む場合、成分(a)は成分(1)の全重量に
対して約5ないし約35重量%、好ましくは約10ない
し約30重量%、そして最も好ましくは約23重量%の
量存在する。成分(b)は成分(1)の全重量に対して
約1ないし約20重量%、好ましくは約1ないし約10
重量%、そして最も好ましくは約6重量%の量存在す
る。成分(c)は成分(1)の全重量に対して約50な
いし約90重量%、好ましくは約70ないし約80重量
%、そして最も好ましくは約71重量%の量存在する。
【0026】成分(1)は、成分(c)に加えて又は成
分(c)の代わりに、モノマー状又はポリマー状芳香族
イソシアネートと官能性≧2を有する少なくとも1種の
ポリエーテルポリオールとからなり且つ分子量が約90
ないし約7000の範囲内にある(メタ)アクリル化プ
レポリマー〔即ち、成分(d)〕を更に含んでもよい。
【0027】適するポリエーテルポリオールは、ポリヒ
ドロキシアルカンのアルキレンオキシド付加物、非還元
糖及び糖誘導体のアルキレンオキシド付加物並びに天然
油例えばヒマシ油及び同種のものから誘導されるポリオ
ールを包含する。
【0028】具体的なポリヒドロキシアルカンのアルキ
レンオキシド付加物は、とりわけ、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ジヒドロキシプロ
パン、1,3−ジヒドロキシブタン、1,4−ジヒドロ
キシブタン、1,4−,1,5−及び1,6−ジヒドロ
キシヘキサン、1,2−,1,3−,1,4−,1,6
−及び1,8−ジヒドロキシオクタン、1,10−ジヒ
ドロキシデカン、グリセロール、1,2,4−トリヒド
ロキシブタン、1,2,6−トリヒドロキシヘキサン、
1,1,1−トリメチロールエタン、1,1,1−トリ
メチロールプロパン、ペンタエリトリトール、ポリカプ
ロラクトン、キシリトール、アラビトール、ソルビトー
ル、マンニトール及び同種のもののアルキレンオキシド
付加物である。好ましい種類のポリヒドロキシアルカン
のアルキレンオキシド付加物は、エチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド、ブチレンオキシド、又はそれらの混
合物、トリヒドロキシアルカンの付加物である。
【0029】用いることができるポリエーテルポリオー
ルの別の種類は、非還元糖のアルキレンオキシド付加物
であり、この場合、アルキレンオキシドは2ないし4個
の炭素原子を有する。予想される非還元糖及び糖誘導体
の中でも、蔗糖、アルキルグリコシド例えばメチルグリ
コシド、エチルグリコシド、及び同種のもの、グリコー
ルグリコシド例えばエチレングリコールグリコシド、プ
ロピレングリコールグリコシド、グリセロールグリコシ
ド、1,2,6−ヘキサントリオールグリコシド、及び
同種のもの、並びにアメリカ合衆国特許第307378
8号明細書に記載された如きアルキルグリコシドのアル
キレンオキシド付加物が挙げられる。
【0030】上記本文中のポリオールは、広範囲に渡っ
て変化するヒドロキシル数を有していてよい。通常、本
発明で用いる上記ポリオールのヒドロキシル数は約15
(下限)ないしないし約900(上限)の範囲を取るこ
とができる。ヒドロキシル数は、ポリオール1gから製
造された完全フタル化誘導体を完全に中和するために必
要とされる水酸化カリウムのmg数として定義される。
ヒドロキシル数は下記式によって定義することもでき
る。
【数1】 OH=〔(56.1×1000×f)/m.w.〕 式中、 OH=ポリオールのヒドロキシル数 f=官能性(これはポリオール1分子当たりのヒドロキ
シル基の平均数をわす) m.w.=ポリオールの分子量
【0031】成分(d)の製造のために適する別のポリ
エーテルポリオールは、ポリ(オキシプロピレン)−ポ
リ(オキシエチレン)ブロックコポリマー及び窒素含有
ポリエーテルポリオール例えばポリ(オキシエチレン)
−ポリ(オキシプロピレン)ブロックコポリマーとエチ
レンジアミンとから得られるポリエーテルポリオール。
【0032】上記本文中のポリエーテルポリオールは慣
用の方法によって製造することができ、そして多数の工
業製品が市販されている。好ましいポリエーテルポリオ
ールはポリ(オキシプロピレン)−ポリ(オキシエチレ
ン)ブロックコポリマーである。
【0033】ポリエーテルポリオールは成分(d)のプ
レポリマーを製造するために芳香族イソシアネート、好
ましくはメチレンビス−(4−イソシアナトベンゼン)
と、約0.1:1ないし約0.8:1、好ましくは約
0.1:1ないし約0.3:1、そして最も好ましくは
約0.2:1のモル比で反応させる。
【0034】(a),(b)及び(d)の混合物の製造
方法を反応様式2に例示し、そして(a),(b),
(c)及び(d)の混合物の製造方法を続く反応様式3
に例示する〔過剰量のHEMAはそれ故(b)(これは
示さない)を製造するために使用される〕。
【化6】
【化7】
【0035】成分(1)が成分(a),(b)及び
(d)を含む場合、成分(a)は成分(1)の全重量に
対して約10ないし約30重量%、好ましくは約20な
いし約30重量%、そして最も好ましくは約23重量%
の量存在する。成分(b)は成分(1)の全重量に対し
て約1ないし約20重量%、好ましくは約5ないし約1
5重量%、そして最も好ましくは約6重量%の量存在す
る。成分(d)は成分(1)の全重量に対して約50な
いし約90重量%、好ましくは約60ないし約90重量
%、そして最も好ましくは約71重量%の量存在する。
【0036】成分(1)が成分(a),(b),(c)
及び(d)を含む場合、成分(a)は成分(1)の全重
量に対して約10ないし約50重量%、好ましくは約2
0ないし約30重量%、そして最も好ましくは約23重
量%の量存在する。成分(b)は成分(1)の全重量に
対して約1ないし約20重量%、好ましくは約5ないし
約15重量%、そして最も好ましくは約6重量%の量存
在する。成分(c)は成分(1)の全重量に対して約1
ないし約10重量%、好ましくは約1ないし約5重量
%、そして最も好ましくは約3重量%の量存在する。成
分(d)は成分(1)の全重量に対して約25ないし約
75重量%、好ましくは約50ないし約75重量%、そ
して最も好ましくは約68重量%の量存在する。
【0037】成分(1)は好ましくは成分(a),
(b),(c)及び(d)を含む。特に好ましい態様に
おいては、成分(1)は(a)ヒドロキシエチルメタク
リレートとメチレンビス−(4−イソシアナトベンゼ
ン)との反応生成物、(b)ヒドロキシエチルメタクリ
レート、(c)メチレンビス−(4−イソシアナトベン
ゼン)と官能性≧2を有する少なくとも1種のポリカプ
ロラクトンポリオールとからなり且つ分子量が約500
ないし約3000の範囲内にあるメタクリル化プレポリ
マー、及び(d)メチレンビス−(4−イソシアナトベ
ンゼン)と官能性≧2を有する少なくとも1種のポリエ
ーテルポリオールとからなり且つ分子量が約90ないし
約7000の範囲内にあるメタクリル化プレポリマーか
らなる。
【0038】適する芳香族多官能性エポキシ(メタ)ア
クリレートは、好ましくは従来技術において良く知られ
た方法によって(メタ)アクリル化され得る1分子当た
り平均して少なくとも2個の1,2−エポキシ基を含む
全ての芳香族エポキシ樹脂を包含する。
【0039】前記芳香族多官能性エポキシ樹脂の例は、
ポリグリシジル及びポリ(β−メチルグリシジル)エー
テル(これらは、分子中に少なくとも2個のフェノール
性ヒドロキシル基を含む化合物をエピクロロヒドリン、
グリセロールジクロロヒドリンと又はβ−メチルエピク
ロロヒドリンとアルカリ性条件下又は酸触媒の存在下で
反応させ、続いてアルカリを用いて処理することによっ
て得られ得る)である。分子中に少なくとも2個のフェ
ノール性ヒドロキシル基を有する化合物の具体例は、芳
香族基を含むアルコール例えばN,N−ビス−(2−ヒ
ドロキシエチル)アニリン又はp,p′−ビス−(2−
ヒドロキシエチルアミノ)ジフェニルメタン、又は単−
若しくは多核ポリフェノール例えばレゾルシノール、ヒ
ドロキノン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、
2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
臭素化2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、1,1,
2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン
又はノボラック(これは、アルデヒド例えばホルムアル
デヒド、アセトアルデヒド、クロラール又はフルフルア
ルデヒドをフェノール、アルキル−若しくはハロゲン−
置換フェノール例えばフェノール、上記ビスフェノー
ル、2−若しくは4−メチルフェノール、4−第三ブチ
ルフェノール、p−ノニルフェノール又は4−クロロフ
ェノールと縮合させることによって得ることが可能であ
る)である。
【0040】ポリ(N−グリシジル)化合物は、エピク
ロロヒドリンと少なくとも2個のアミノ水素原子を含む
アミンとの反応生成物の脱塩化水素によって得られ得
る。前記エポキシ樹脂が誘導されるアミンは、代表的に
は、芳香族アミン例えばアニリン、p−トルイジン、ビ
ス−(4−アミノフェニル)メタン、ビス−(4−アミ
ノフェニル)エーテル、ビス−(4−アミノフェニル)
スルホン、4,4′−ジアミノビフェニル又は3,3′
−ジアミノビフェニル、又は芳香脂肪族アミン例えばm
−キシリレンジアミンである。
【0041】ポリ(S−グリシジル)誘導体、例えばビ
ス(S−グリシジル)誘導体は、ビス−(4−メルカプ
トメチルフェニル)エーテルから誘導される。
【0042】しかしながら、1,2−エポキシ基が異な
るヘテロ原子又は官能性基に結合されているエポキシ樹
脂を使用することも可能である。これらの化合物は例え
ば4−アミノフェノールのN,N,O−トリグリシジル
誘導体、3−アミノフェノールのN,N,O−トリグリ
シジル誘導体又はサリチル酸のグリシジルエーテル/グ
リシジルエステルからなる。
【0043】好ましい芳香族多官能性エポキシ(メタ)
アクリレートは、アクリル化ジグリシジルエーテルビス
フェノールA、アクリル化エポキシノボラック、アミノ
変性ビスフェノールAエポキシアクリレート、ゴム変性
アクリル化エポキシ樹脂及び脂肪酸変性エポキシアクリ
レートを含む。
【0044】芳香族多官能性エポキシ(メタ)アクリレ
ートは、約10ないし約60重量%、好ましくは約10
ないし約40重量%、最も好ましくは約20ないし約3
0重量%の範囲で存在する。
【0045】少なくとも1種の遊離基重合性モノマーは
希釈剤として含まれる。適する遊離基重合性モノマーは
ビニル補助反応体例えばN−ビニルピロリドン、N−ビ
ニルカプロラクタム及びN,N−ジメチルアクリルアミ
ド、アルキレングリコールビニルエーテル、ビニルトル
エン、スチレン、ジビニルベンゼン及び同種のもの、ア
クリレート及びメタクリレート例えばエチレングリコー
ルジメタクリレート、イソボルニルアクリレート、フェ
ノキシエチルアクリレート、ポリオールのアクリレート
及びメタクリレート例えばトリメチロールプロパントリ
メタクリレート及びペンタエリトリトールトリアクリレ
ート、アリル化合物例えばトリアリルイソシアヌレー
ト、ジアリルフタレート、テトラアリルピロメリテー
ト、o,o′−ジアリルビスフェノールA、オイゲノー
ル、アリールアリルエーテル例えばビスフェノールAの
ジアリルエーテル、3−(2−ヒドロキシエチル)−2
−オキサゾリドンを用いたアクリル酸エステル、2−プ
ロペン酸−2−〔〔1−メチルエトキシカルボニル〕ア
ミノ〕エチルエステル及び同種のものを含む。N−ビニ
ルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、3−(2−
ヒドロキシエチル)−2−オキサゾリドンを用いたアク
リル酸エステル、2−プロペン酸−2−〔〔1−メチル
エトキシカルボニル〕アミノ〕エチルエステル、N,N
−ジメチルアクリルアミド及びフェノキシエチルアクリ
レートが好ましい。
【0046】遊離基重合性モノマーは約5ないし約40
重量%、好ましくは約10ないし約30重量%、最も好
ましくは約20ないし約30重量%の量存在する。
【0047】本発明の組成物に使用するために適する遊
離基光開始剤の具体例は、2,2−ジエチルオキシアセ
トフェノン、2−又は3−又は4−ブロモアセトフェノ
ン、3−又は4−アリルアセトフェノン、2−アセトナ
フトン、ベンズアルデヒド、ベンゾイン、アルキルベン
ゾインエーテル、ベンゾフェノン、ベンゾキノン、1−
クロロアントラキノン、p−ジアセチル−ベンゼン、
9,10−ジブロモアントラセン、9,10−ジクロロ
アントラセン、4,4−ジクロロベンゾフェノン、チオ
キサントン、2−クロロチオキサントン、メチルチオキ
サントン、α,α,α−トリクロロ−p−第三ブチルア
セトフェノン、4−メトキシベンゾフェノン、3−クロ
ロ−8−ノニルキサントン、3−ヨード−7−メトキシ
キサントン、ベンズアルデヒド、カルバゾール、4−ク
ロロ−4′−ベンジル−ベンゾフェノン、フルオレン、
フルオレンオン、1,4−ナフチルフェニルケトン、
2,3−ペンタンジオン、2,2−ジ−第二ブトキシア
セトフェノン、ジメトキシフェニルアセトフェノン、プ
ロピオフェンオン、クロロチオキサントン、キサントン
及び同種のもの、又はこれらのものの混合物である。前
記リストは説明のためのもののみを意味し、そして当業
者に公知の何れかの適する光開始剤を除くことを意味し
ない。好ましくは、使用される光開始剤はジメトキシフ
ェニルアセトフェノンである。光開始剤は約0.1ない
し約5.0重量%、好ましくは約0.1ないし約3.0
重量%、最も好ましくは約1ないし約3重量%の量存在
する。
【0048】光化学の当業者は、光活性化剤が前述の光
開始剤と組み合わせて使用されることができ且つ前記組
み合わせが使用される場合に時々相乗効果が生じるとい
うことを充分に知っている。光活性化剤は従来技術にお
いて良く知られており、そしてそれらが何か及びそれら
が有効である濃度を知らせるための更なる記載は全く必
要としない。それにも係わらず、適する光活性化剤の説
明として、メチルアミン、トリブチルアミン、メチルジ
エタノールアミン、2−アミノエチルエタノールアミ
ン、アリルアミン、シクロヘキシルアミン、シクロペン
タジエニルアミン、ジフェニルアミン、ジトリルアミ
ン、トリキシリルアミン、トリベンジルアミン、n−シ
クロヘキシル−エチレンイミン、ピペリジン、N−メチ
ル−ピペラジン、2,2−ジメチル−1,3−ビス(3
−N−モルホリニル)プロピオニルオキシプロパン、及
び同種のもの、又はこれらの何れかの組み合わせを記載
することができる。
【0049】本発明の組成物は、紫外線スペクトル領域
内の波長で化学線を放出する何れかの輻射線源に暴露す
ることによって硬化させることができる。適する輻射線
源は水銀アーク灯、キセノンアーク灯、カーボンアーク
灯などである。暴露は約1秒ないし10分よりも短い
か、又は特定の重合性材料及び用いられる光開始剤に依
存して且つ輻射線源及び前記線源からの距離及び硬化す
べき塗膜の厚さに依存してより長くてよい。本組成物は
電子ビーム照射に暴露することによって光重合されても
よい。一般的に言って、必要な線量は1メガラドないし
100メガラドよりも少ないか又はそれよりも多い。
【0050】本発明の組成物は、他の慣用の変性剤例え
ば増量剤、充填剤及び強化剤、顔料、染料、有機溶媒、
可塑剤、粘着付与剤、ゴム、希釈剤、及び同種のものを
含んでもよい。本発明の組成物において用いることがで
きる増量剤、強化剤及び顔料としては、例えばガラス繊
維、ガラスバルーン、硼素繊維、炭素繊維、セルロー
ス、ポリエチレン粉末、ポリプロピレン粉末、雲母、石
綿、石英粉末、ギプサム、三酸化アンチモン、ベント
ン、タルク、シリカエーロゲル〔“エーロシル(Aerosi
l )”〕、焼成シリカ、リトポン、バライト、炭酸カル
シウム、二酸化チタン、カーボンブラック、グラファイ
ト、酸化鉄、又は金属粉末例えばアルミニウム粉末及び
鉄粉末が挙げられる。好ましい充填剤はガラスバルーン
及びナトリウムカリウムアルミニウムシリケートであ
る。他の有用な添加剤例えばチキソトロピー付与剤、流
れ調整剤例えばシリコーン、セルロースアセテートブチ
レート、ポリビニルブチラール、ステアレート及び同種
のものを添加することもできる。
【0051】竪型高速攪拌機、混練機、ロール機、ボー
ルミル又は何れかの他の適する混合及び攪拌機を、本発
明の組成物の成分の分散のために使用してよい。
【0052】本発明の輻射線硬化性組成物は、25℃で
(i)約45℃よりも高いTg、(ii)約3%よりも
大きい伸び、(iii)約9N/mm2 よりも大きい引
張強さ及び(iv)約30N/mm2 よりも大きい剪断
貯蔵弾性率(G′)を示す。好ましい組成物は、25℃
で(i)約50℃と約120℃との間のTg、(ii)
約3%と約8%との間の伸び、(iii)約13.8N
/mm2 と約20.7N/mm2 との間の引張強さ及び
(iv)約30N/mm2 と約約300N/mm2 との
間の剪断貯蔵弾性率(G′)を示す組成物である。
【0053】本発明の輻射線硬化性組成物は、その可撓
性、耐衝撃性、硬さ、耐熱性、耐薬品性、耐疲労性及び
剛性で、弾力性で且つ可撓性の基材に対する接着性に起
因して、特に油及び薬品フィルターを構成する際に耐薬
品性、耐熱性及び耐疲労性の組み合わせを必要とする接
着剤に特に適する。
【0054】
【実施例及び発明の効果】下記実施例は本発明の態様の
特定の説明を与えるために役立つがしかしそれらは如何
なる場合においても本発明の範囲を限定することを意図
しない。
【0055】実施例1:本実施例は、N−ビニルピロリ
ドンを添加したアクリレートウレタン(成分1)の代表
的な混合物の製造方法を説明する。
【表2】反応体 重量% プルラコールP200(商標名;PLURACOL P220 ) 56.11 〔ニュージャージー,パーシパニー(Parsippany) のBASF社製ポリエーテルポリオール〕 モンダーM(商標名;MONDUR M)フレーク化MDI 17.455 〔ペンシルバニア,ピッツバーグ(Pitsburg)のモ ーベイ(Mobay )社製1,1−メチレン−ビス−( 4−イソシアナトベンゼン)〕 トーン0310ポリカプロラクトントリオール 2.65 (ユニオンカーバイド社製) BHT中間体 14.695 (ヒドロキシエチルメタクリレートとブチル化ヒド ロキシルトルエンとの99.601対0.309の 比率の混合物) N−ビニルピロリドン 9.09
【0056】反応容器を洗浄し、乾燥し、そして真空に
吸引することによって脱気し、次いで窒素を用いて真空
を解く。温度を71℃に設定する。窒素パージしなが
ら、1,1−メチレン−ビス−(4−イソシアナトベン
ゼン)を反応容器に投入する。全ての1,1−メチレン
−ビス−(4−イソシアナトベンゼン)を反応容器に添
加した後、反応容器の底部でフレークが溶融するのを更
に容易にするために非金属へらを使用する。1,1−メ
チレン−ビス−(4−イソシアナトベンゼン)が液化し
た後、攪拌機を高速に設定した状態でポリエーテルポリ
オールを迅速に反応フラスコに添加する。ポリカプロラ
クトンポリオールを次いで添加する。反応物を発熱させ
て82℃となすか、又は反応物を加熱し次いで79−8
5℃の間に維持する。NOC含有率が6.60%よりも
少なくなるまで、前記反応を続ける。次いで窒素ガスシ
ールを除き、温度を79−82℃の間に維持し、次いで
BHT中間体を45分間隔で三等分して添加する。反応
をNOC含有率が0.30%よりも少なくなるまで続け
る。次いでN−ビニルピロリドンを反応混合物に添加
し、攪拌機を低速となし、次いで反応混合物を30分間
攪拌する。次いで反応混合物を63−68℃の間に冷却
する。
【0057】実施例2:本実施例は、実施例1に記載し
た手順を使用するアクリル化ウレタン(成分1)の他の
代表的な混合物の製造方法を説明する。
【表3】反応体 重量% プルラコールP200 61.5 (ニュージャージー,パーシパニーのBASF社製 ポリエーテルポリオール〕 モンダーMフレーク化MDI 19 (ペンシルバニア,ピッツバーグのモーベイ社製1 ,1−メチレン−ビス−(4−イソシアナトベンゼ ン) トーン0310ポリカプロラクトントリオール 3 (ユニオンカーバイド社製) BHT中間体 16.5 (ヒドロキシエチルメタクリレートとブチル化ヒド ロキシルトルエンとの99.601対0.309の 比率の混合物)
【0058】実施例3−7 これらの実施例は、本発明の代表的な組成物の製造方法
を説明する。組成物を表1に示し且つ硬化生成物の化学
的及び物理的性質を表2に示す(特記しない限り、全パ
ーセンテージは重量基準である)。
【表3】表1 実施例 反応体* 3 4 5 6 7 実施例1 55.0 44.0 64.9 88.6 59.4 エベクリル3700 20.0 30.0 10.0 - - (商標名;EBECRYL 3700) NVP - 1.0 4.1 2.4 3.0 PEA 13.0 13.0 - - - TMPTA 10.0 10.0 10.0 - - イルガキュアー651 2.0 2.0 1.0 2.5 3.0 (商標名;IRGACURE 651) IBOA - - 10.0 4.5 6.7 IDA - - - 2.0 - * 反応体に関する記載 実施例1 :N−ビニルピロリドン9.09
%を含む成分1 エベクリル3700 :ケンタッキー,ルーイヴィル
(Louisville)のラドキュアー スペシャルティーズ
(Radcure Specialties )社製アクリル化エポキシ樹脂 NVP :N−ビニルピロリドン PEA :フェノキシエチルアクリレート TMPTA :トリメチロールプロパントリア
クリレート−CPSケミカル(CPS Chemical)社製エイ
ジフレックスTMPTA(商標名;Ageflex TMPTA ) イルガキュアー651:ニューヨーク,アルズレイ(Ar
dsley )のチバ−ガイギー(CIBA-GEIGY)社製ジメトキ
シフェニルアセトフェノン IBOA :イソボルニルアクリレート IDA :イソデシルアクリレート
【0059】前記組成物は下記条件を使用して硬化され
る。 輻射線波長 :フュージョンシステムズ
ディーバルブ(Fusion Systems D Bulb )〔メリーラン
ド,ロックヴィル(Rockville )〕 硬化時間: :90秒 線源と試験片との距離 :53mm(反射体の焦
点) 全硬化線量 :4.32W/cm2 ショアーD硬度 :65−75 屈折率(25℃非硬化) :1.505−1.515 ガードナーカラー :<1
【0060】
【表4】表2 実施例 物理的性質 3 4 5 6 7 Tg* 〔℃〕 111 119 136 120 94 伸び* 〔%〕 8 3 7 46 36 引張強さ* 〔N/mm2 〕 14.4 18.6 8.9 11.3 15.2 ヤング率〔N/mm2 〕 503 979 338 83 221 剪断貯蔵弾性率 262 296 241 76 138 〔25℃での値,N/mm2 〕 剪断貯蔵弾性率 14 14 21 0.7 7 〔150℃での値,N/mm2 〕 剪断損失弾性率 21 28 21 7 14 〔25℃での値,N/mm2 〕 tanδ(25℃) 0.0744 0.0861 0.0832 0.0111 0.0112 * Tgはレオメトリクス(Rheometrics)RDA700に
よって決定される。%伸び及び引張強さはASTM法D
638−86を使用して測定される。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)(a)ヒドロキシエチル(メタ)
    アクリレートとモノマー状又はポリマー状芳香族イソシ
    アネートとの反応生成物、及び(b)ヒドロキシエチル
    (メタ)アクリレート、からなる(メタ)アクリル化ウ
    レタン成分、 (2)約1000よりも小さい分子量を有する芳香族多
    官能性エポキシ(メタ)アクリレート、 (3)少なくとも1種の遊離基重合性モノマー、並びに (4)遊離基光開始剤、 からなり、25℃で(i)約45℃よりも高いTg、
    (ii)約3%よりも大きい伸び、(iii)約9N/
    mm2 よりも大きい引張強さ及び(iv)約30N/m
    2 よりも大きい剪断貯蔵弾性率を示す高温耐油性を有
    する輻射線硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 成分(a)が成分(1)の全重量に対し
    て約50ないし約90重量%、好ましくは約80ないし
    約99重量%の範囲の量、最も好ましくは約94重量%
    の量存在し、且つ成分(b)が成分(1)の全重量に対
    して約1ないし約50重量%、好ましくは約1ないし約
    20重量%の範囲の量、最も好ましくは約6重量%の量
    存在する請求項1記載の輻射線硬化性組成物。
  3. 【請求項3】 前記芳香族イソシアネートがメチレンビ
    ス−(4−イソシアナトベンゼン)、トルエンジイソシ
    アネート、3,3′−トルイジン−4,4′−ジイソシ
    アネート、3,3′−ジメチル−ジフェニルメタン−
    4,4′−ジイソシアネート、1,5−ジイソシアナト
    −ナフタレン、1,4−ジイソシアナト−ベンゼン並び
    に1,4−及び1,3−ジ−(イソシアナト−ジメチ
    ル)−ベンゼンからなる群から選択される請求項1記載
    の輻射線硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 前記芳香族イソシアネートがモノマー状
    メチレンビス−(4−イソシアナトベンゼン)である請
    求項1記載の輻射線硬化性組成物。
  5. 【請求項5】 成分(a)がヒドロキシエチルメタクリ
    レートとメチレンビス−(4−イソシアナトベンゼン)
    との反応生成物であり且つ成分(1)の全重量に対して
    約94重量%の量存在し、そして成分(b)がヒドロキ
    シエチルメタクリレートであり且つ成分(1)の全重量
    に対して約6重量%の量存在する請求項1記載の輻射線
    硬化性組成物。
  6. 【請求項6】 成分(1)が(c)モノマー状又はポリ
    マー状芳香族イソシアネートと官能性≧2を有する少な
    くとも1種のポリカプロラクトンポリオールとからなり
    且つ分子量が約500ないし約3000の範囲内にある
    (メタ)アクリル化プレポリマー、を更に含む請求項1
    記載の輻射線硬化性組成物。
  7. 【請求項7】 成分(a)が成分(1)の全重量に対し
    て約5ないし約35重量%、好ましくは約10ないし約
    30重量%の範囲の量、最も好ましくは約23重量%の
    量存在し、成分(b)が成分(1)の全重量に対して約
    1ないし約20重量%、好ましくは約1ないし約10重
    量%の範囲の量、最も好ましくは約6重量%の量存在
    し、且つ成分(c)が成分(1)の全重量に対して約5
    0ないし約90重量%、好ましくは約70ないし約80
    重量%の範囲の量、最も好ましくは約71重量%の量存
    在する請求項6記載の輻射線硬化性組成物。
  8. 【請求項8】 成分(a)がヒドロキシエチルメタクリ
    レートとメチレンビス−(4−イソシアナトベンゼン)
    との反応生成物であり且つ成分(1)の全重量に対して
    約23重量%の量存在し、成分(b)がヒドロキシエチ
    ルメタクリレートであり且つ成分(1)の全重量に対し
    て約6重量%の量存在、そして成分(c)がメチレンビ
    ス−(4−イソシアナトベンゼン)とポリカプロラクト
    ントリオールとの反応生成物であり且つ成分(1)の全
    重量に対して約71重量%の量存在する請求項6記載の
    輻射線硬化性組成物。
  9. 【請求項9】 成分(1)が(d)モノマー状又はポリ
    マー状芳香族イソシアネートと官能性≧2を有する少な
    くとも1種のポリエーテルポリオールとからなり且つ分
    子量が約90ないし約7000の範囲内にある(メタ)
    アクリル化プレポリマー、を更に含む請求項1記載の輻
    射線硬化性組成物。
  10. 【請求項10】 成分(a)が成分(1)の全重量に対
    して約10ないし約30重量%、好ましくは約20ない
    し約30重量%の範囲の量、最も好ましくは約23重量
    %の量存在し、成分(b)が成分(1)の全重量に対し
    て約1ないし約20重量%、好ましくは約5ないし約1
    5重量%の範囲の量、最も好ましくは約6重量%の量存
    在し、且つ成分(d)が成分(1)の全重量に対して約
    50ないし約90重量%、好ましくは約60ないし約9
    0重量%の範囲の量、最も好ましくは約71重量%の量
    存在する請求項9記載の輻射線硬化性組成物。
  11. 【請求項11】 成分(a)がヒドロキシエチルメタク
    リレートとメチレンビス−(4−イソシアナトベンゼ
    ン)との反応生成物であり且つ成分(1)の全重量に対
    して約23重量%の量存在し、成分(b)がヒドロキシ
    エチルメタクリレートであり且つ成分(1)の全重量に
    対して約6重量%の量存在、そして成分(d)がメチレ
    ンビス−(4−イソシアナトベンゼン)とポリ(オキシ
    プロピレン)−ポリ(オキシエチレン)ブロックコポリ
    マーとの反応生成物であり且つ成分(1)の全重量に対
    して約71重量%の量存在する請求項9記載の輻射線硬
    化性組成物。
  12. 【請求項12】 成分(1)が(c)モノマー状又はポ
    リマー状芳香族イソシアネートと官能性≧2を有する少
    なくとも1種のポリカプロラクトンポリオールとからな
    り且つ分子量が約500ないし約3000の範囲内にあ
    る(メタ)アクリル化プレポリマー、及び(d)モノマ
    ー状又はポリマー状芳香族イソシアネートと官能性≧2
    を有する少なくとも1種のポリエーテルポリオールとか
    らなり且つ分子量が約90ないし約7000の範囲内に
    ある(メタ)アクリル化プレポリマー、を更に含む請求
    項1記載の輻射線硬化性組成物。
  13. 【請求項13】 成分(a)が成分(1)の全重量に対
    して約10ないし約50重量%、好ましくは約20ない
    し約30重量%の範囲の量、最も好ましくは約23重量
    %の量存在し、成分(b)が成分(1)の全重量に対し
    て約1ないし約20重量%、好ましくは約5ないし約1
    5重量%の範囲の量、最も好ましくは約6重量%の量存
    在し、成分(c)が成分(1)の全重量に対して約1な
    いし約10重量%、好ましくは約1ないし約5重量%の
    範囲の量、最も好ましくは約3重量%の量存在し、そし
    て成分(d)が成分(1)の全重量に対して約25ない
    し約75重量%、好ましくは約50ないし約75重量%
    の範囲の量、最も好ましくは約68重量%の量存在する
    請求項12記載の輻射線硬化性組成物。
  14. 【請求項14】 成分(a)がヒドロキシエチルメタク
    リレートとメチレンビス−(4−イソシアナトベンゼ
    ン)との反応生成物であり且つ成分(1)の全重量に対
    して約23重量%の量存在し、成分(b)がヒドロキシ
    エチルメタクリレートであり且つ成分(1)の全重量に
    対して約6重量%の量存在し、成分(c)がメチレンビ
    ス−(4−イソシアナトベンゼン)とポリカプロラクト
    ントリオールとの反応生成物であり且つ成分(1)の全
    重量に対して約3重量%の量存在し、そして成分(d)
    がメチレンビス−(4−イソシアナトベンゼン)とポリ
    (オキシプロピレン)−ポリ(オキシエチレン)ブロッ
    クコポリマーとの反応生成物であり且つ成分(1)の全
    重量に対して約68重量%の量存在する請求項12記載
    の輻射線硬化性組成物。
  15. 【請求項15】 前記芳香族多官能性エポキシ(メタ)
    アクリレートがアクリル化ジグリシジルエーテルビスフ
    ェノールA、アクリル化エポキシノボラック、アミノ変
    性ビスフェノールAエポキシアクリレート、ゴム変性ア
    クリル化エポキシ及び脂肪酸変性アクリル化エポキシア
    クリレートからなる群から選択される請求項1記載の輻
    射線硬化性組成物。
  16. 【請求項16】 前記芳香族多官能性エポキシ(メタ)
    アクリレートが約10ないし約60重量%、好ましくは
    約10ないし約40重量%、そして最も好ましくは約2
    0ないし約30重量%の量存在する請求項1記載の輻射
    線硬化性組成物。
  17. 【請求項17】 前記遊離基重合性モノマーがN−ビニ
    ルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、3−(2−
    ヒドロキシエチル)−2−オキサゾリドンとのアクリル
    酸のエステル、2−プロペン酸−2−〔〔1−メチルエ
    トキシカルボニル〕アミノ〕エチルエステル、N,N−
    ジメチルアクリルアミド及びフェノキシエチルアクリレ
    ートからなる群から選択される請求項1記載の輻射線硬
    化性組成物。
  18. 【請求項18】 前記遊離基重合性モノマーが約5ない
    し約40重量%、好ましくは約10ないし約30重量
    %、そして最も好ましくは約20ないし約30重量%の
    量存在する請求項1記載の輻射線硬化性組成物。
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