JPH05193428A - フロントエンジン型自動車用の曲がりにくいフロントバンパー - Google Patents

フロントエンジン型自動車用の曲がりにくいフロントバンパー

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Publication number
JPH05193428A
JPH05193428A JP24376392A JP24376392A JPH05193428A JP H05193428 A JPH05193428 A JP H05193428A JP 24376392 A JP24376392 A JP 24376392A JP 24376392 A JP24376392 A JP 24376392A JP H05193428 A JPH05193428 A JP H05193428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bumper
engine
front bumper
distance
pressing force
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24376392A
Other languages
English (en)
Inventor
Holger Michael Thum
ホルガー・ミヒャエル・トゥム
Bernd Beyer
ベルント・バイアー
Rolf-Werner Schettler-Koehler
ロルフ−ヴェルナー・シェトラー−ケーラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Volkswagen AG
Original Assignee
Volkswagen AG
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Filing date
Publication date
Application filed by Volkswagen AG filed Critical Volkswagen AG
Publication of JPH05193428A publication Critical patent/JPH05193428A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常運転時のフロントバンパーとエンジンと
の間の距離よりも大きな変形ストロークを保証するフロ
ントバンパーを提供することである。 【構成】 曲がりにくいフロントバンパー1は、フロン
トエンジン型自動車の領域的に変形可能な縦部材2,3
に支持され、エンジン4に対して距離aを有する。エン
ジン4寄りのフロントバンパーの範囲が、横方向に延び
る、押圧力に対して弱い個所(長穴)9によって、押圧
力に対して柔軟に形成されている。それによって、前部
車両の変形ストロークが距離aよりも大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに対して縦方
向距離を保って、縦方向に変形可能な自動車の縦部材に
支持されている、フロントエンジン型自動車用の曲がり
にくいフロントバンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなフロントバンパーにより、公
知のごとく、特に衝突相手の幅が狭い場合に、クラッシ
ュ時に発生する運動エネルギーが縦部材の変形可能な範
囲に伝達され、エンジンのような自動車の剛体部分には
直接伝達されない。この場合、運動エネルギーから変形
作業への転換率を決定する変形ストロークは、フロント
バンパーと自動車の駆動集合機械との間の距離によって
制限される。しかし、この間隔は通常は、要求される自
動車の縦方向寸法によって制限される。所定の自動車の
場合には、クラッシュの際に自動車の安全性にとって重
要なこの距離を任意の大きさにすることはできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、自動車の普通の運転時のエンジンとフロントバン
パーの縦方向距離よりも大きな変形ストロークを保証す
る、冒頭に述べた種類のフロントバンパーを提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従
い、バンパーのエンジン寄りの範囲が押圧力に対して柔
軟になるように形成されていることによって解決され
る。本発明の有利な実施形は請求項の従属項に記載して
ある。
【0005】エンジン寄りのバンパーの範囲(バンパー
の残りの範囲は曲がりにくく形成されている)を、押圧
力に対して柔軟になるように形成することにより、この
バンパー範囲が剛体のエンジンブロックに当接した後
も、前部車両のそれ以上の変形が可能である。所定のバ
ンパー範囲をこのように押圧力に対して柔軟になるよう
に形成したことは、横方向に延びる長穴およびまたは襞
によって実現可能であり、それにより、バンパーの初期
曲げ剛性が低下しない。なぜなら、曲げ剛性にとって必
要なバンパー前側範囲の圧縮強度と、同様に曲げ剛性に
とって必要なバンパー後側範囲の引張り強度が、本発明
の手段によって実質的に悪影響を受けないからである。
【0006】ドイツ連邦共和国特許出願公開第2216
270号明細書および同第3040518号明細書によ
り、フロントエンジンを備えた自動車のためのバンパー
装置が知られている。この場合、バンパー、すなわち横
方向に延びる支持体は、衝突時に少なくとも部分的にエ
ネルギー吸収する駆動ユニットにも、間接的または直接
的に支持されている。しかし、この支持部は、縦部材に
おけるバンパーの普通の保持部の範囲にある。すなわ
ち、本発明の特徴と異なり、エンジンとの接触時に作用
する変形範囲が、その他は曲がりにくいバンパーに統合
されていない。
【0007】
【実施例】次に、本発明の複数の実施例を説明する。図
1と図2において、曲がりにくいフロントバンパー1は
通常のごとく、自動車の縦部材(縦梁)2,3に固定さ
れ、縦方向に支持されている。この縦部材は少なくとも
バンパー1に隣接するその領域が公知の方法でクラッシ
ュ時に縦方向に変形可能に形成されている。自動車の普
通の状態では、集合機械4とバンパー1の間に距離aが
あるので、集合機械4は普通の振動減衰支承部のみを介
して保持され、集合機械からバンパー1を経て自動車に
振動が伝わらない。この距離aは図3に示すように、障
害物5への衝突時に発生する矢印で示した慣性力の作用
を受けて消滅する。これは、変形可能に形成された縦部
材2,3の範囲が変形することに関連する。
【0008】変形ストロークを距離aよりも大きくする
ために、特に図1と図2から明瞭に判るように、バンパ
ー1はその箱状の横断面の下側と上側の壁6または7内
に横方向に延びる長穴8,9を備えている。この長穴は
バンパーのエンジン4寄りの範囲に設けられている。こ
の長穴8,9により、この範囲は押圧力に対して柔軟に
形成されている。それにより、クラッシュによってバン
パー1がエンジン4に接触し、距離aが消滅した後、長
穴8,9の互いに向き合った両長手縁部が図3に示すよ
うに互いに接触するまで、前部車両が更に変形する。
【0009】図2の横断面から判るように、長穴8,9
により、バンパー1の初期の曲げ剛性が長穴8,9を備
えた中央の範囲においても実質的に小さくならない。な
ぜなら、部分プロフィルのCの字に似た形状であるため
長穴8,9の前にある横断面範囲の圧縮強さが維持さ
れ、長穴8,9の後方に位置する部分プロフィルの引張
り強さが維持されるからである。すなわち、バンパー1
の曲げ剛性を左右するファクターが保たれるからであ
る。
【0010】図4,5,6に示した第2実施例において
も、曲がりにくいバンパー20が設けられている。この
バンパーはその長手方向端部が縦部材21,22に支持
されている。更に、図5から判るように、バンパー20
は箱状の横断面を有する。この実施例において、図1に
aで示した距離を保ちながら集合機械に対向するバンパ
ー20の中央後方範囲が押圧力によって撓むようにする
ために、横方向に延びる襞25,26が押圧力に対して
弱い個所として上側と下側の横断面壁23,24に設け
られている。これにより、図6に示すように、障害物2
7に衝突する際、バンパー20のこの範囲の襞凸凹状の
変形が発生し、所定の距離aが消滅した後もエネルギー
転換に関連する前部車両の変形が生じる。
【0011】
【発明の効果】従って、本発明により、作用に悪影響を
及ぼさない簡単な手段によって、エンインとバンパーの
間の距離以上に変形ストロークを大きくすることができ
る、当該種類のバンパーが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の平面図である。
【図2】第1実施例のII−II線に沿った断面図であ
る。
【図3】クラッシュの後の第1実施例の平面図である。
【図4】第2実施例の平面図である。
【図5】第2実施例のV−V線に沿った断面図である。
【図6】クラッシュの後の図5の断面形状を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,20 フロントバンパー 2,3,21,22 縦部材 4 エンジン a 距離
フロントページの続き (72)発明者 ベルント・バイアー ドイツ連邦共和国、ブラウンシュヴァイ ク、エンゲルスシュトラーセ、6 (72)発明者 ロルフ−ヴェルナー・シェトラー−ケーラ ー ドイツ連邦共和国、ヴォルフスブルク 14、アルトマルクリンク、3

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに対して縦方向距離を保って、
    縦方向に変形可能な自動車の縦部材に支持されている、
    フロントエンジン型自動車用の曲げ剛性を有するフロン
    トバンパーにおいて、バンパー(1)のエンジン(4)
    寄りの範囲が押圧力に対して柔軟になるように形成され
    ていることを特徴とするフロントバンパー。
  2. 【請求項2】 バンパー(1)がエンジン寄りの範囲
    に、横方向に延びる押圧力に対して弱い個所(8,9)
    を備えていることを特徴とする請求項1のフロントバン
    パー。
  3. 【請求項3】 押圧力に対して弱い個所が長穴(8,
    9)を含んでいることを特徴とする請求項2のフロント
    バンパー。
  4. 【請求項4】 押圧力に対して弱い個所が襞(25,2
    6)を含んでいることを特徴とする請求項2または3の
    フロントバンパー。
  5. 【請求項5】 バンパー(1)が箱形横断面を有し、押
    圧力に対して弱い個所が上側およびまたは下側の横断面
    壁(6,7)に設けられていることを特徴とする請求項
    2〜4のいずれか一つのフロントバンパー。
JP24376392A 1991-09-12 1992-09-11 フロントエンジン型自動車用の曲がりにくいフロントバンパー Withdrawn JPH05193428A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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DE4130257 1991-09-12
DE4130257:5 1991-09-12

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Publication Number Publication Date
JPH05193428A true JPH05193428A (ja) 1993-08-03

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ID=6440390

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24376392A Withdrawn JPH05193428A (ja) 1991-09-12 1992-09-11 フロントエンジン型自動車用の曲がりにくいフロントバンパー

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JP (1) JPH05193428A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0820297A (ja) * 1994-07-05 1996-01-23 Kobe Steel Ltd バンパーリインフォースメント
JP2021024465A (ja) * 2019-08-07 2021-02-22 三菱自動車工業株式会社 車体構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0820297A (ja) * 1994-07-05 1996-01-23 Kobe Steel Ltd バンパーリインフォースメント
JP2021024465A (ja) * 2019-08-07 2021-02-22 三菱自動車工業株式会社 車体構造

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Legal Events

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Effective date: 19991130