JPH05193309A - 乗用車用スタッドレスタイヤ - Google Patents
乗用車用スタッドレスタイヤInfo
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- JPH05193309A JPH05193309A JP4274582A JP27458292A JPH05193309A JP H05193309 A JPH05193309 A JP H05193309A JP 4274582 A JP4274582 A JP 4274582A JP 27458292 A JP27458292 A JP 27458292A JP H05193309 A JPH05193309 A JP H05193309A
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- sipes
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1204—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe
- B60C2011/1213—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe sinusoidal or zigzag at the tread surface
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1236—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern
- B60C2011/1245—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern being arranged in crossing relation, e.g. sipe mesh
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 氷雪路性能を向上した乗用車用スタッドレス
タイヤを提供する。 【構成】 横サイプ15によって区画されたフィラメント
16の集合体よりなるセンターブロック13およびショルダ
ーブロック14は、接地面積が800 mm2 以上であるととも
に、タイヤトレッド部10における陸部の30％以上に、接
地面積が40mm2 以下のフィラメント16A に分断すべく前
記サイプ15とは別のサイプ17をフィラメント16に形成し
ている。
タイヤを提供する。 【構成】 横サイプ15によって区画されたフィラメント
16の集合体よりなるセンターブロック13およびショルダ
ーブロック14は、接地面積が800 mm2 以上であるととも
に、タイヤトレッド部10における陸部の30％以上に、接
地面積が40mm2 以下のフィラメント16A に分断すべく前
記サイプ15とは別のサイプ17をフィラメント16に形成し
ている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、氷雪路性能を向上させ
た乗用車用スタッドレスタイヤに関する。
た乗用車用スタッドレスタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】氷雪路でのトラクション性能、ブレーキ
性能等を確保するための乗用車用スタッドレスタイヤと
して図１０に示したトレッドパターンを有するものがあ
る。すなわち、図１０において、タイヤトレッド部1
に、センターブロック2 と左右のショルダーブロック3
を周方向に間隔をおいて配置し、各ブロック2,3 は、タ
イヤ軸方向（トレッド幅方向）に形成したサイプ4 によ
って区画したフィラメント5 の集合体よりなっている。
性能等を確保するための乗用車用スタッドレスタイヤと
して図１０に示したトレッドパターンを有するものがあ
る。すなわち、図１０において、タイヤトレッド部1
に、センターブロック2 と左右のショルダーブロック3
を周方向に間隔をおいて配置し、各ブロック2,3 は、タ
イヤ軸方向（トレッド幅方向）に形成したサイプ4 によ
って区画したフィラメント5 の集合体よりなっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図１０に示した従来技
術においては、各ブロック2,3 が大きくなると、フィラ
メント5 も大きくなり、剛性が高くなって、トレッド幅
を広げたり若しくは実接地面積を多くした場合のように
接地面圧が下がったとき、各フィラメント5 が氷雪路面
に対し十分にフィットせず、このため、トラクション性
能、ブレーキ性能等が今一歩であった。
術においては、各ブロック2,3 が大きくなると、フィラ
メント5 も大きくなり、剛性が高くなって、トレッド幅
を広げたり若しくは実接地面積を多くした場合のように
接地面圧が下がったとき、各フィラメント5 が氷雪路面
に対し十分にフィットせず、このため、トラクション性
能、ブレーキ性能等が今一歩であった。
【０００４】また、スタッドレスタイヤに求められる性
能には、トラクション＆ブレーキと、横方向へのグリッ
プがあり、トラクション＆ブレーキ性能は、回転方向に
直角方向のサイプ（横サイプ）の数と長さに（エッヂの
数と長さに）影響され、横方向へのグリップは、回転方
向に延びるサイプ（縦サイプ）の数と長さに（エッヂ数
と長さに）影響される。
能には、トラクション＆ブレーキと、横方向へのグリッ
プがあり、トラクション＆ブレーキ性能は、回転方向に
直角方向のサイプ（横サイプ）の数と長さに（エッヂの
数と長さに）影響され、横方向へのグリップは、回転方
向に延びるサイプ（縦サイプ）の数と長さに（エッヂ数
と長さに）影響される。
【０００５】これらの性能を両立させるためには、ブロ
ックを格子状の縦横サイプで区画した縦横フィラメント
の集合体にすることが考えられる。しかし、この場合ト
ラクション＆ブレーキ性能を低下させずに、横方向のグ
リップを向上させようとすると、（横サイプの数を減ら
さずに、縦サイプの数を増やそうとすると）縦横サイプ
の深さが同等であるため、パターンの剛性が低下し過
ぎ、非積雪路においての摩耗及び操縦安定性が極端に悪
化する。
ックを格子状の縦横サイプで区画した縦横フィラメント
の集合体にすることが考えられる。しかし、この場合ト
ラクション＆ブレーキ性能を低下させずに、横方向のグ
リップを向上させようとすると、（横サイプの数を減ら
さずに、縦サイプの数を増やそうとすると）縦横サイプ
の深さが同等であるため、パターンの剛性が低下し過
ぎ、非積雪路においての摩耗及び操縦安定性が極端に悪
化する。
【０００６】従って、非積雪路での操安性を確保しよう
とすると、トラクション＆ブレーキの性能と横グリップ
の性能には、トレードオフの部分があった。本発明は、
斯る実状に鑑み、フィラメントを更にサイプによって分
断することにより、該フィラメントの剛性を下げ、もっ
て氷雪路面に対するフィット性を確保することで氷雪性
能を向上したことを第１の目的とする。
とすると、トラクション＆ブレーキの性能と横グリップ
の性能には、トレードオフの部分があった。本発明は、
斯る実状に鑑み、フィラメントを更にサイプによって分
断することにより、該フィラメントの剛性を下げ、もっ
て氷雪路面に対するフィット性を確保することで氷雪性
能を向上したことを第１の目的とする。
【０００７】本発明の第２の目的は、横サイプより浅い
浅溝サイプを設けて氷雪路面に対するフィット性をある
程度確保し、摩耗及び操縦安定性を犠牲にすることな
く、横グリップ性能を向上することにある。
浅溝サイプを設けて氷雪路面に対するフィット性をある
程度確保し、摩耗及び操縦安定性を犠牲にすることな
く、横グリップ性能を向上することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、タイヤトレッ
ド部10に、センターブロック13とショルダーブロック14
を周方向に間隔をおいて配置したブロックパターンを有
し、前記センターブロック13およびショルダーブロック
14は、サイプ15によって区画されたフィラメント16の集
合体よりなる乗用車用スタッドレスタイヤにおいて、前
述の第１の目的を達成するために、次の技術的手段を講
じている。
ド部10に、センターブロック13とショルダーブロック14
を周方向に間隔をおいて配置したブロックパターンを有
し、前記センターブロック13およびショルダーブロック
14は、サイプ15によって区画されたフィラメント16の集
合体よりなる乗用車用スタッドレスタイヤにおいて、前
述の第１の目的を達成するために、次の技術的手段を講
じている。
【０００９】すなわち、請求項１に係る本発明は、前記
センターブロック13およびショルダーブロック14は、接
地面積が800mm2以上であるとともに、タイヤトレッド部
10における陸部の30％以上に、接地面積が40mm2 以下の
フィラメント16A に分断すべく前記サイプ15とは別のサ
イプ17をフィラメント16に形成していることを特徴とす
るものである。
センターブロック13およびショルダーブロック14は、接
地面積が800mm2以上であるとともに、タイヤトレッド部
10における陸部の30％以上に、接地面積が40mm2 以下の
フィラメント16A に分断すべく前記サイプ15とは別のサ
イプ17をフィラメント16に形成していることを特徴とす
るものである。
【００１０】また、請求項２に係る本発明では、前記セ
ンターブロック13およびショルダーブロック14のいずれ
か一方若しくは双方のフィラメント16に、深さ 0.5mm〜
3.0mm 、巾 2.0mm以下とされた前記サイプ15とは別の浅
溝サイプ17A を、 5mm〜30mmの間隔で形成してフィラメ
ント16の接地面のみを分断していることを特徴とするも
のである。
ンターブロック13およびショルダーブロック14のいずれ
か一方若しくは双方のフィラメント16に、深さ 0.5mm〜
3.0mm 、巾 2.0mm以下とされた前記サイプ15とは別の浅
溝サイプ17A を、 5mm〜30mmの間隔で形成してフィラメ
ント16の接地面のみを分断していることを特徴とするも
のである。
【００１１】
【作用】請求項１に係る本発明によれば、タイヤが氷雪
路面を走行するとき、フィラメント16A がサイプ15, 17
を介して路面に密着し易くなる。請求項２に係る本発明
によれば、ブロックパターンの剛性をある程度確保して
非氷雪路面での摩耗及び操縦安定性を犠牲にすることな
く、浅溝サイプ17A による氷雪路面での横グリップ性能
を確保する。
路面を走行するとき、フィラメント16A がサイプ15, 17
を介して路面に密着し易くなる。請求項２に係る本発明
によれば、ブロックパターンの剛性をある程度確保して
非氷雪路面での摩耗及び操縦安定性を犠牲にすることな
く、浅溝サイプ17A による氷雪路面での横グリップ性能
を確保する。
【００１２】
【実施例】以下、請求項１に係る本発明の実施例を図を
参照して説明すると、第１実施例を示す図１において、
タイヤトレッド部10は、ブロック11による陸部と溝12に
よる海部とからなり、ブロック11はセンターブロック13
と左右のショルダーブロック14を周方向（タイヤ回転方
向Ａ）に溝12を介して間隔を有して配置した所謂ブロッ
クパターンとされている。
参照して説明すると、第１実施例を示す図１において、
タイヤトレッド部10は、ブロック11による陸部と溝12に
よる海部とからなり、ブロック11はセンターブロック13
と左右のショルダーブロック14を周方向（タイヤ回転方
向Ａ）に溝12を介して間隔を有して配置した所謂ブロッ
クパターンとされている。
【００１３】センターブロック13およびショルダーブロ
ック14は、開口幅１〜1.5mm 程度で深さが溝12と同等か
半分以上とされた所謂横サイプ15によって細巾状に区画
されたフィラメント16の集合体よりなり、各ブロック1
3, 14は接地面積が800mm2以上とされている。図１の第
１実施例では、陸部の30％以上に、接地面積が40mm2 以
下のフィラメント16A に分断すべくセンターブロック13
のフィラメント16に、横サイプ15とは別の所謂縦サイプ
17を備え、この縦サイプ17は横サイプ15と同等の開口幅
及び深さを有し、ここに縦横格子状に配列したフィラメ
ント16A の集合体でセンターブロック13を構成してい
る。
ック14は、開口幅１〜1.5mm 程度で深さが溝12と同等か
半分以上とされた所謂横サイプ15によって細巾状に区画
されたフィラメント16の集合体よりなり、各ブロック1
3, 14は接地面積が800mm2以上とされている。図１の第
１実施例では、陸部の30％以上に、接地面積が40mm2 以
下のフィラメント16A に分断すべくセンターブロック13
のフィラメント16に、横サイプ15とは別の所謂縦サイプ
17を備え、この縦サイプ17は横サイプ15と同等の開口幅
及び深さを有し、ここに縦横格子状に配列したフィラメ
ント16A の集合体でセンターブロック13を構成してい
る。
【００１４】図２の第２実施例では、縦横格子状に配列
したフィラメント16A を第１実施例より細かくした集合
体でセンターブロック13を構成したものであり、第１実
施例よりも剛性は下げられ、路面フィット性が向上す
る。図３の第３実施例では、細かい縦横格子状に配列し
たフィラメント16A の集合体でセンターブロック13を構
成するとともに、左右のショルダーブロック14について
も縦サイプ17を備えることで縦横格子状に配列したフィ
ラメント16A の集合体としたものであり、又、図４の第
３実施例では第２実施例において左右のショルダーブロ
ック14を細かい縦横格子状に配列したフィラメント16A
の集合体としたものである。
したフィラメント16A を第１実施例より細かくした集合
体でセンターブロック13を構成したものであり、第１実
施例よりも剛性は下げられ、路面フィット性が向上す
る。図３の第３実施例では、細かい縦横格子状に配列し
たフィラメント16A の集合体でセンターブロック13を構
成するとともに、左右のショルダーブロック14について
も縦サイプ17を備えることで縦横格子状に配列したフィ
ラメント16A の集合体としたものであり、又、図４の第
３実施例では第２実施例において左右のショルダーブロ
ック14を細かい縦横格子状に配列したフィラメント16A
の集合体としたものである。
【００１５】以上の各実施例において、タイヤは乗用車
用のスタッドレスラジアルタイヤであり、陸部の30％以
上に40mm2 以下のフィラメント16A を設けたのは、30％
以下では他の部分の剛性のため十分な性能が得られ難い
からであり、40mm2 以下としたのは、それ以上では、剛
性が高くなり過ぎて性能が得られ難いからであり、800
mm2 以上のブロックとしたのは、それ以下のブロックで
は40mm2 以上のフィラメントでもブロック全体としての
剛性が上がりすぎることがないためである。
用のスタッドレスラジアルタイヤであり、陸部の30％以
上に40mm2 以下のフィラメント16A を設けたのは、30％
以下では他の部分の剛性のため十分な性能が得られ難い
からであり、40mm2 以下としたのは、それ以上では、剛
性が高くなり過ぎて性能が得られ難いからであり、800
mm2 以上のブロックとしたのは、それ以下のブロックで
は40mm2 以上のフィラメントでもブロック全体としての
剛性が上がりすぎることがないためである。
【００１６】なお、サイプ15, 17の方向性は、縦横でな
くとも斜交したものであってもよい。ここで、下記表１
において、図１０に示した従来例と本発明の第１〜４実
施例との各性能をテストした結果を従来例を５とした指
数で示す。なお、タイヤは205/60R15 のスタッドレスで
あり、内圧2.0kg/cm2 、路面は氷雪路である。
くとも斜交したものであってもよい。ここで、下記表１
において、図１０に示した従来例と本発明の第１〜４実
施例との各性能をテストした結果を従来例を５とした指
数で示す。なお、タイヤは205/60R15 のスタッドレスで
あり、内圧2.0kg/cm2 、路面は氷雪路である。
【００１７】
【表１】
【００１８】図５〜図９は請求項２に係る本発明の第１
〜５の実施例を示している。なお、図１〜４と共通する
部分は共通符号を付し、以下、相違点について説明す
る。図５の第１実施例は、横サイプ15とは別の浅溝サイ
プ17A 、すなわち、深さ0.5 〜3.0mm 、巾2.0mm 以下の
浅溝サイプ17A を、 5mm〜30mmの間隔でセンターブロッ
ク13およびショルダーブロック14を構成するフィラメン
ト16のすべてに形成して接地面のみを分断している。
〜５の実施例を示している。なお、図１〜４と共通する
部分は共通符号を付し、以下、相違点について説明す
る。図５の第１実施例は、横サイプ15とは別の浅溝サイ
プ17A 、すなわち、深さ0.5 〜3.0mm 、巾2.0mm 以下の
浅溝サイプ17A を、 5mm〜30mmの間隔でセンターブロッ
ク13およびショルダーブロック14を構成するフィラメン
ト16のすべてに形成して接地面のみを分断している。
【００１９】図６の第２実施例は、前述の浅溝サイプ17
A をショルダーブロック14のフィラメント16に、又、図
７の第３実施例では、センターブロック13のフィラメン
ト16に形成したものである。更に、図８の第４実施例
は、前述の浅溝サイプ17A をセンターブロックおよびシ
ョルダーブロック14を構成するフィラメント16のすべて
に形成するのではなく、要求される性能に合わせて形成
したものである。
A をショルダーブロック14のフィラメント16に、又、図
７の第３実施例では、センターブロック13のフィラメン
ト16に形成したものである。更に、図８の第４実施例
は、前述の浅溝サイプ17A をセンターブロックおよびシ
ョルダーブロック14を構成するフィラメント16のすべて
に形成するのではなく、要求される性能に合わせて形成
したものである。
【００２０】また、図９の第５実施例は、ショルダーブ
ロック14を構成するフィラメント16は横サイプ15で区画
されているとともに、該横サイプ15と同じ溝深さの縦サ
イプ17B で区画した縦フィラメント16B の集合体とした
もので、縦フィラメント16Bに、横方向の浅溝サイプ17C
を設けたものであり、トラクションを向上するのに役
立つ。
ロック14を構成するフィラメント16は横サイプ15で区画
されているとともに、該横サイプ15と同じ溝深さの縦サ
イプ17B で区画した縦フィラメント16B の集合体とした
もので、縦フィラメント16Bに、横方向の浅溝サイプ17C
を設けたものであり、トラクションを向上するのに役
立つ。
【００２１】ここで、請求項２に係る第１〜５の実施例
で浅溝サイプ17A,17C のサイプ深さを 0.5mm〜3.0mm と
したのは、0.5mm 以下では縦サイプのエッヂ効果が期待
できず、3.0mm 以上ではパターンの剛性が低下し過ぎ、
非積雪路面における摩耗及び操安性の低下が大きく成る
為である。サイプ巾を 2.0mm以下としたのは、 2.0mm以
上では接地面積の減少が大きく成り過ぎる事により、氷
上性能の低下が大きく現実的で無い為である。
で浅溝サイプ17A,17C のサイプ深さを 0.5mm〜3.0mm と
したのは、0.5mm 以下では縦サイプのエッヂ効果が期待
できず、3.0mm 以上ではパターンの剛性が低下し過ぎ、
非積雪路面における摩耗及び操安性の低下が大きく成る
為である。サイプ巾を 2.0mm以下としたのは、 2.0mm以
上では接地面積の減少が大きく成り過ぎる事により、氷
上性能の低下が大きく現実的で無い為である。
【００２２】サイプ間隔を 5mm〜30mmとしたのは、 5mm
以下ではパターン剛性が低下し過ぎ、上記の様な問題が
発生し、30mm以上ではサイプが疎に成り過ぎて、縦サイ
プの効果が期待でき無い為である。なお、浅溝縦サイプ
及び横サイプは、多少斜めに傾いていても構わない。浅
溝縦サイプ及び横サイプは、直交している必要はない。
以下ではパターン剛性が低下し過ぎ、上記の様な問題が
発生し、30mm以上ではサイプが疎に成り過ぎて、縦サイ
プの効果が期待でき無い為である。なお、浅溝縦サイプ
及び横サイプは、多少斜めに傾いていても構わない。浅
溝縦サイプ及び横サイプは、直交している必要はない。
【００２３】ここで、請求項２に係る本発明の第１実施
例と図１０に示した従来例との各性能テスト結果を下記
表２に示す。
例と図１０に示した従来例との各性能テスト結果を下記
表２に示す。
【００２４】
【表２】
【００２５】なお、タイヤは２０５／６０Ｒ１５のスタ
ッドレスであり、内圧2.0kg/cm2 である。また、性能は
従来例をコントロールとして指数で表し、数値が大きい
方が良い。また、請求項２に係る第２〜５実施例につい
てもほぼ同様なものであった。
ッドレスであり、内圧2.0kg/cm2 である。また、性能は
従来例をコントロールとして指数で表し、数値が大きい
方が良い。また、請求項２に係る第２〜５実施例につい
てもほぼ同様なものであった。
【００２６】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、請求項１に
係る本発明では、タイヤトレッド部におけるブロックの
剛性が下げられることにより、氷雪路でのトラクション
性能、ブレーキ性能、ステアリング応答性および操安性
が向上した乗用車用スタッドレスタイヤを提供できる。
係る本発明では、タイヤトレッド部におけるブロックの
剛性が下げられることにより、氷雪路でのトラクション
性能、ブレーキ性能、ステアリング応答性および操安性
が向上した乗用車用スタッドレスタイヤを提供できる。
【００２７】また、請求項２に係る本発明では、ブロッ
クパターンの剛性を低下させること無く縦サイプの数
（横グリップに影響するエッヂの数）を増やす事がで
き、従って非積雪路面における摩耗及び操安性を犠牲に
する事無く、又氷雪路上でのトラクション＆ブレーキ性
能を犠牲にする事無く、横グリップの性能を向上させる
ことができる。
クパターンの剛性を低下させること無く縦サイプの数
（横グリップに影響するエッヂの数）を増やす事がで
き、従って非積雪路面における摩耗及び操安性を犠牲に
する事無く、又氷雪路上でのトラクション＆ブレーキ性
能を犠牲にする事無く、横グリップの性能を向上させる
ことができる。
【図１】請求項１に係る本発明の第１実施例の展開平面
図である。
図である。
【図２】請求項１に係る本発明の第２実施例の展開平面
図である。
図である。
【図３】請求項１に係る本発明の第３実施例の展開平面
図である。
図である。
【図４】請求項１に係る本発明の第４実施例の展開平面
図である。
図である。
【図５】請求項２に係る本発明の第１実施例の展開平面
図である。
図である。
【図６】請求項２に係る本発明の第２実施例の展開平面
図である。
図である。
【図７】請求項２に係る本発明の第３実施例の展開平面
図である。
図である。
【図８】請求項２に係る本発明の第４実施例の展開平面
図である。
図である。
【図９】請求項２に係る本発明の第５実施例の展開平面
図である。
図である。
【図１０】従来例の展開平面図である。
10 タイヤトレッド部 13 センターブロック 14 ショルダーブロック 15 横サイプ 16 フィラメント 16A フィラメント 17 縦サイプ 17A 浅溝サイプ
Claims (2)
- 【請求項１】 タイヤトレッド部(10)に、センターブロ
ック(13)とショルダーブロック(14)を周方向に間隔をお
いて配置したブロックパターンを有し、前記センターブ
ロック(13)およびショルダーブロック(14)は、サイプ(1
5)によって区画されたフィラメント(16)の集合体よりな
る乗用車用スタッドレスタイヤにおいて、 前記センターブロック(13)およびショルダーブロック(1
4)は、接地面積が800mm2以上であるとともに、タイヤト
レッド部(10)における陸部の30％以上に、接地面積が40
mm2 以下のフィラメント(16A) に分断すべく前記サイプ
(15)とは別のサイプ(17)をフィラメント(16)に形成して
いることを特徴とする乗用車用スタッドレスタイヤ。 - 【請求項２】 タイヤトレッド部(10)に、センターブロ
ック(13)とショルダーブロック(14)を周方向に間隔をお
いて配置したブロックパターンを有し、前記センターブ
ロック(13)およびショルダーブロック(14)は、サイプ(1
5)によって区画されたフィラメント(16)の集合体よりな
る乗用車用スタッドレスタイヤにおいて、 前記センターブロック(13)およびショルダーブロック(1
4)のいずれか一方若しくは双方のフィラメント(16)に、
深さ 0.5mm〜3.0mm 、巾 2.0mm以下とされた前記サイプ
(15)とは別の浅溝サイプ(17A) を、 5mm〜30mmの間隔で
形成してフィラメント(16)の接地面のみを分断している
ことを特徴とする乗用車用スタッドレスタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4274582A JP3062359B2 (ja) | 1991-10-24 | 1992-10-13 | 乗用車用スタッドレスタイヤ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27791891 | 1991-10-24 | ||
| JP3-277918 | 1991-10-24 | ||
| JP4274582A JP3062359B2 (ja) | 1991-10-24 | 1992-10-13 | 乗用車用スタッドレスタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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