JPH05189920A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

Info

Publication number
JPH05189920A
JPH05189920A JP2331492A JP2331492A JPH05189920A JP H05189920 A JPH05189920 A JP H05189920A JP 2331492 A JP2331492 A JP 2331492A JP 2331492 A JP2331492 A JP 2331492A JP H05189920 A JPH05189920 A JP H05189920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
cassette
inner shell
reels
cassette case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2331492A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Abe
雅則 阿部
Yuji Iwahashi
祐司 岩橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2331492A priority Critical patent/JPH05189920A/ja
Publication of JPH05189920A publication Critical patent/JPH05189920A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時にテープリールを初期位置から後退位
置へ回動させることにより一対のテープリールの間の前
側に位置し記録及び/又は再生時にヘッドドラム等が挿
入されるマウス部を拡大出来るようにして記録再生装置
の小型化を可能にしたテープカセットに関し、その構造
を簡単にすることを目的とする。 【構成】 カセットケース2内に収納されテープ5が巻
回された供給リール6及び巻取リール7と、上記2つの
リールが各別に回転自在に載置されカセットケース内の
両側部の前後方向における中央より稍前方に位置した支
軸2b、2bを中心として上記カセットケース内を回動
する供給側インナーシェル14及び巻取側インナーシェ
ル15とを有し、該インナーシェルに一体の戻しバネ1
4d、15dを形成し、該戻しバネをカセットケースの
両側壁内面に弾接させてこの戻しバネの弾発力によって
インナーシェルを初期状態に戻すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なテープカセットに
関する。詳しくは、使用時にテープリールを初期位置か
ら後退位置へ回動させることにより一対のテープリール
の間の前側に位置し記録及び/又は再生時にヘッドドラ
ム等が挿入されるマウス部を拡大出来るようにして記録
再生装置の小型化を可能にしたテープカセットに関し、
その構造を簡単にすることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】標準テープカセットのカセットケースと
同じ外形状を有するカセットケース内に収納される一対
のテープリールを規格化された標準テープカセットと互
換性のある初期位置とカセットケースの後方隅部の後退
位置との間で回動自在としておき、テープリールが後退
位置に移動されたときに一対のテープリールの間の前側
に設けられたマウス部が拡大されるようにすれば、ヘッ
ドドラム等をカセットケース内により深く入り込ませる
ことができるため、このようなテープカセットに専用の
記録再生装置を小型にすることができると共に、テープ
リールの位置を初期位置に戻せば標準テープカセットを
使用する記録再生装置にも使用することができる。
【0003】そのようなテープカセットに図9及び図1
0に示すようなものaがある。
【0004】bはカセットケースであり、該カセットケ
ースbの前面部の左右両端部を除いた部分には下方及び
前方に開口したマウス部cが形成され、前面の左右両端
部にはテープ出口d、dが形成されている。
【0005】カセットケースbの底面壁eには前縁の左
右両端部を除く部分から中央部の後端近くにまで至る切
欠fが形成され、該切欠fが上記マウス部cの下側開口
を限定している。
【0006】g、gはカセットケースb内に回動自在に
配置されたインナーシェルである。該インナーシェル
g、gはその一端部がカセットケースb内の両側部で前
後方向における中央より稍前寄りの位置に垂直に配置さ
れた軸h、hに各別に回動自在に支持されている。
【0007】そして、該インナーシェルg、gにテープ
リールi、iが回転自在に支持されている。
【0008】j、jは鋏型のトーションバネ状の戻しバ
ネであり、その輪状部が上記軸h、hに支持され、一方
の腕片がカセットケースbの側壁の内面に弾接され、他
方の腕片がインナーシェルg、gの側壁面k、kに弾接
され、これによって、インナーシェルg、gにそれが支
持しているテープリールi、iを前方へ移動させる方向
への移動力が付勢されている。
【0009】しかして、上記のようなテープカセットa
がテープ走行装置、例えば、ビデオテープレコーダに装
着されると、ビデオテープレコーダに設けられたインナ
ーシェル移動機構によってインナーシェルg、gがテー
プリールi、iを後退させる方向へ回動され、図10に
示すように、テープリールi、iが最も後退した位置へ
と移動され、マウス部cが大きく開口される。
【0010】そして、テープカセットaがビデオテープ
レコーダから外されると、トーションバネによって付勢
されている回動力によってインナーシェルg、gが回動
して、図9に示すように、テープリールi、iが最も前
進した位置へと移動される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のテープカセットaにあっては、インナーシェルg、
gを戻す戻しバネj、jが必要であり、部品点数が多く
なると共に、戻しバネj、jの取付工程も必要となり、
工数がかかり、しかも、該戻しバネj、jの取付は狭い
空間内で行わなければならず、かなり作業性が良くない
と言う問題があった。
【0012】更に、インナーシェルg、gはカセットケ
ースb内に配置しなければならないものであるために、
軽量化やスペース上の問題でその肉厚を大きくすること
が出来ないが、肉厚が薄く従って強度がそれほど強くな
い側面壁k、kに戻しバネj、jが弾接されるので、図
11に示すように、該側面壁kが内側に倒れ込みテープ
リールiのフランジに接触してしまうなどの不具合が生
じるという問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明テープカ
セットは、上記課題を解決するために、インナーシェル
に一体の戻しバネを形成し、該戻しバネによってインナ
ーシェルを初期状態に戻すようにしたものである。
【0014】
【作用】従って、本発明テープカセットにあっては、イ
ンナーシェルを初期状態に戻すための戻しバネをインナ
ーシェルと一体に形成したので、部品点数が減少すると
共に、インナーシェルの組付と同時に戻しバネの組付も
完了し、作業性が極めて良好となる。
【0015】更に、インナーシェルの側壁面が内側に倒
れ込んでしまうようなことがない。
【0016】
【実施例】以下に、本発明テープカセットの詳細を図示
実施例1に従って詳細に説明する。
【0017】2はカセットケースであり、合成樹脂製の
上ハーフ3と下ハーフ4とがネジ止め等により結合され
て成る。
【0018】尚、このカセットケース2の外形形状及び
寸法等は世界統一規格である8mmビデオ規格に従って
形成されている。
【0019】カセットケース2内には磁気テープ5が巻
装された一対のテープリール6(供給リール)、7(巻
取リール)が回転自在に収納されている。
【0020】8及び9はカセットケース2の前面の左右
両端部に開口されたテープ出口であり、これらテープ出
口8、9の互いに近い側の端部にガイドローラ10a、
10bが回転自在に配設されている。そして、上記磁気
テープ5は一方のテープリール6から出て一方のテープ
出口8のガイドローラ10aに巻き付けられてカセット
ケース2外に導出され、他方のテープ出口9のガイドロ
ーラ10bに巻き付けられカセットケース2内に導入さ
れ、他方のテープリール7に達している。このようにし
て、磁気テープ5は2つのガイドローラ10a、10b
間に張設された状態でカセットケース2の前面に沿って
位置している。
【0021】テープリール6及び7はそれぞれ周面に磁
気テープ5が巻かれるリールハブ6a及び7aと、これ
らリールハブ6a及び7aに巻かれた磁気テープ5の上
下巻面を規定する上下のフランジ11a、11b及び1
2a、12bとから成り、その中心部の底面にはそれぞ
れ係合孔6b及び7bが開放されている。
【0022】そして更に、このテープリール6及び7
は、カセットケース2内を8mmビデオ規格によって決
められた正規の位置と同じ位置である初期位置と、カセ
ットケース2の後方隅部の後退位置との間で移動される
構造となっている。
【0023】このテープリールの移動機構は次のように
構成される。
【0024】下ハーフ4の底面部には左右のガイドロー
ラ10aと10bとの間に張架される磁気テープ5の後
方の部分を大きく切り欠いた形状の切欠凹部13が形成
されており、この切欠凹部13上に位置するようにして
カセットケース2に一対のインナーシェル14及び15
が配設されている。このインナーシェル14及び15は
それぞれカセットケース2の内側であって両側壁2a、
2aに沿った位置の前後方向における中央より稍前寄り
の位置に垂直に設けられた支軸2b及び2bによってカ
セットケース2内の左右に前後方向に回動自在に支持さ
れており、このインナーシェル14及び15にそれぞれ
テープリール6及び7が回転自在に支持されている。
【0025】即ち、インナーシェル14及び15はそれ
ぞれテープリール6及び7が載置される支持板部14a
及び15aと、テープリール6及び7の前方及び内側方
を覆うように設けられる遮壁部14b、14b、14b
及び15b、15b、15bとがステンレスにより一体
にプレス成形されて成り、支持板部14a及び15aに
それぞれリール保持孔14c及び15cが形成され、こ
のリール保持孔14c及び15cにそれぞれテープリー
ル6及び7の底面の係合孔6b及び7bの開口縁に突設
された円環状の凸条部6c及び7cが遊嵌状に嵌合保持
されている。
【0026】また、インナーシェル14、15の遮壁部
14b、14b、14bの一及び15b、15b、15
bの一、即ち、カセットケース2の側壁2a、2aに対
向した遮壁部14b、15bに前後方向に長いU字状の
切溝を形成することによって板バネ状の戻しバネ14
d、15dがそれぞれ一体に形成され、該戻しバネ14
d及び15dはその先端側がインナーシェル14、15
外に突出するようにされその先端部がカセットケース2
の側壁2a、2aの内面に弾接されている。これによっ
て、インナーシェル14、15にそれらが支持している
テープリール6、7を前方に移動させる方向への回動力
が付勢されている。
【0027】インナーシェル14、15の支持板部14
a、15aのうち互いに近い側縁の後端寄りの位置から
突片14e、15eが突設され、該突片14e、15e
に係合孔14f、15fが形成されている。
【0028】2c、2cはカセットケース2の底面壁に
形成された円弧状のスリットであり、上記支軸2b、2
bを中心とした円弧状に形成されている。
【0029】そして、この両側のインナーシェル14と
15の前側及び互いに近い側の側部を覆う遮壁部14b
と15bとの間、及びその前方に形成される凹状空間が
記録又は再生時にヘッドドラム等が挿入されるマウス部
16とされており、インナーシェル14及び15が回動
されることによってテープリール6及び7が移動し、マ
ウス部16の大きさが可変される構造となっている。
【0030】尚、下ハーフ4の底面部には、インナーシ
ェル14及び15のリール保持孔14c及び15cと対
応するようにインナーシェル14及び15の回動軌跡に
倣った逃げ孔17a及び17bが形成されている。
【0031】カセットケース2の前部には、左右のガイ
ドローラ10aと10bとの間に張架されている磁気テ
ープ5の表面側を被覆して保護するためのフロントリッ
ド(前面蓋)18が上下方向に回動自在に取り付けられ
ている。
【0032】このフロントリッド18はその両側端部か
ら直角に後方へ向って突出した側壁部18a、18aを
有し、この側壁部18a、18aの内面側に突設された
軸19、19を上ハーフ3の両側壁部2a、2aの前端
部に形成された軸受孔20、20に回動自在に挿通させ
ることによってカセットケース2に上下方向に回動自在
に支持される。そして、このフロントリッド18は一方
の軸19に嵌着されたねじりバネ21によって常に磁気
テープ5の表面側を覆う閉じ方向への回動力を付勢され
ており、また、このテープカセット1をビデオテープレ
コーダに装着した際にはこのフロントリッド18はビデ
オテープレコーダ側に設けられたリッド開放機構によっ
て上方へ向けて回動されて磁気テープ5を露出状態とす
る。
【0033】このフロントリッド18の後側には、磁気
テープ5の裏面側を被覆して保護するためのバックリッ
ド(裏蓋)22が配設されている。
【0034】このバックリッド22は、磁気テープ5の
裏面側を覆うバックリッド本体23と、このバックリッ
ド本体23の開放動作時の逃げ部として上ハーフ3の上
面部の前縁に形成された横長の逃げ切欠24を閉塞する
天板25とより成り、このバックリッド本体23と天板
25とは接続部26、26を介して一体に連結されてい
る。
【0035】バックリッド本体23にはその左右両端に
被支持突起27、27が突設されており、この被支持突
起27、27がフロントリッド18の裏面側の左右両端
寄りの位置に突設された一対の支持片28、28に枢支
されており、これによってバックリッド22はフロント
リッド18に対して回動自在に連結されている。
【0036】また、このバックリッド22は左右両端に
突設された被案内ピン29、29を有し、一方この被案
内ピン29、29に対応してマウス部16の左右両端を
限定している側面には被案内ピン29、29が摺動自在
に係合される所定形状のカム溝30、30が形成されて
おり、フロントリッド18の開閉動作時にはこのカム溝
30、30に沿って被案内ピン29、29が案内される
ことによりフロントリッド18に追従したバックリッド
22の開閉動作とその姿勢の制御が行なわれる。
【0037】そして、本テープカセット1においては、
後述するテープローディング時にヘッドドラム等がマウ
ス部16内に入り、磁気テープ5がマウス部16内に引
き込まれた状態でもフロントリッド18を閉じることが
できる特殊な構造がとられている。
【0038】即ち、このテープカセット1では、バック
リッド22の左右両側部に、マウス部16内に引き込ま
れた磁気テープ5の通る隙間31、31が設けられてい
る。これを更に詳細に説明すると、バックリッド22の
天板25の左右両端部から下方へアーム32、32を垂
設し、このアーム32、32の下端部にそれぞれ外方に
向けて被案内ピン29、29を突設してあり、これによ
ってアーム32、32とバックリッド本体23との間に
所要の隙間31、31を有する構造とされている。そし
て、マウス部16内に引き込まれた磁気テープ5(第7
図に2点鎖線で示してある)がこの隙間31、31を通
ることにより、フロントリッド18に追従して動作する
バックリッド22が磁気テープ5に干渉することがな
く、従って、フロントリッド18は何の障害もなく閉じ
ることができるようになっている。
【0039】また、上ハーフ3の上面部には、フロント
リッド18が開いた際にバックリッド22のアーム3
2、32の逃げとなる逃げ溝33、33が逃げ切欠24
の奥縁の左右両端寄りの位置に形成されている。
【0040】次に以上の如く構成された上記テープカセ
ット1の動作について説明する。
【0041】先ず、通常の状態においては第1図に示す
如くテープリール6及び7は初期位置、即ち、8mmビ
デオ規格で決められた定位置にあり、この状態で図示し
ないロック部材がインナーシェル14及び15に係合さ
れ、更に、テープリール6及び7に図示しないロック部
材が係合されており、これによってインナーシェル14
及び15はそれぞれテープリール6及び7が定位置にあ
る状態でロックされ、同時にテープリール6及び7も回
転不能にロックされている。
【0042】上述したように、上記テープカセット1は
通常の状態、即ち、テープリール6、7が初期位置にあ
る状態でテープリール6及び7の位置が8mmビデオ規
格で決められた定位置にあるため、特にアダプター等を
用いることなく一般の8mmビデオカセットと同様に使
用することができる。
【0043】即ち、このテープカセット1を8mmビデ
オ規格に従った標準型のビデオテープレコーダに装着す
ると、ビデオテープレコーダ側に設けられた図示しない
ロック解除部材によってテープリール6、7のロックが
解除され、これによってテープリール6及び7が回転可
能な状態となる。
【0044】このように、標準型のビデオテープレコー
ダに使用した場合には、マウス部6、7のロックは解除
されるが、インナーシェル14、15はまだロックされ
た状態にあり、従って、テープリール6及び7の位置は
初期位置、即ち、8mmビデオ規格に適合した定位置に
保持されることになり、このため一般の8mmビデオカ
セットと何ら変わることなく標準型のビデオテープレコ
ーダに使用できる(互換性がある)ものである。
【0045】一方、上記テープカセット1を8mmビデ
オ規格とは異なる専用のビデオテープレコーダに装着す
ると、この専用のビデオテープレコーダに設けられたロ
ック解除部材によってマウス部6、7のロックが解除さ
れると共に、インナーシェル14、15のロックも解除
される。これによってテープリール6及び7が回転可能
な状態とされると共にインナーシェル14及び15も回
動可能な状態となる。
【0046】このように、インナーシェル14及び15
のロックが解除されると同時に、ビデオテープレコーダ
側の移動機構に設けられた駆動ピン34、34がカセッ
トケース2の底面壁に形成されたスリット2c、2cを
通してインナーシェル14、15の係合孔14f、15
fに各別に係合し(図1参照)、この駆動ピン34、3
4がスリット2c、2cに沿って後方へ移動することに
よってインナーシェル14及び15がそれぞれ支軸2
b、2bを中心として後方へ向けて回動され、これと共
にテープリール6及び7がカセットケース2の後方隅部
の後退位置に向けて移動されることになり、従って、マ
ウス部16が大幅に拡大された状態となる(図3参
照)。
【0047】そして、このようにマウス部16が拡大さ
れることにより、記録又は再生時にビデオテープレコー
ダ側のヘッドドラム35及びテープ走行系部材36(イ
ンピーダンスローラー37、テープガイド38、39、
40、ローディングポスト41、42、キャプスタン4
3、ピンチローラ44等)を完全にマウス部16内に収
めることができる。
【0048】このビデオテープレコーダのテープローデ
ィング動作について簡単に説明すると、テープ走行系部
材36のうちテープガイド38、39、40、ローディ
ングポスト41、42及びキャプスタン43はビデオテ
ープレコーダ本体側に設けられており、テープカセット
1を装着した状態でマウス部16内に位置される。一方
ヘッドドラム35及びインピーダンスローラー37及び
ピンチローラ44はビデオテープレコーダ本体に対し移
動可能に配置された可動板上に設けられているもので、
テープカセット1の装着前にはマウス部16の外に位置
している。そしてテープカセット1が装着されると可動
板が移動してヘッドドラム35及びインピーダンスロー
ラー37及びピンチローラ44はテープカセット1前方
からマウス部16内に挿入され、これによってガイドロ
ーラ10aと10bとの間に張架されている磁気テープ
5がマウス部16内に引き込まれて所定のテープパスを
形成すると共に、ローディングポスト41、42がヘッ
ドドラム35の周囲を円弧状に移動して磁気テープをヘ
ッドドラム35に巻き付け、テープローディングが完了
する。
【0049】また、以上のテープローディング動作はフ
ロントリッド18が開いた状態で行なわれる(フロント
リッド18はテープカセット1の装着時にビデオテープ
レコーダ側のリッド開放機構によって開かれる)が、上
記テープカセット1では上述の如きヘッドドラム35及
びテープ走行系部材36の全てが完全にマウス部16内
に収まる状態となるため、ローディング完了後に再びフ
ロントリッド18を閉じることができる。
【0050】この際、先に述べたようにバックリッド2
2の左右両側には磁気テープ5が通る隙間31、31を
有するため、磁気テープ5にバックリッド22が干渉す
ることはなく、従って、何らの支障もなく円滑かつ確実
にフロントリッド18を閉じることができる。
【0051】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テープカセットは、カセットケース内に収納
されテープが巻回された供給リール及び巻取リールと、
上記2つのリールが各別に回転自在に載置され所定の支
点を中心として上記カセットケース内を回動する供給側
インナーシェル及び巻取側インナーシェルとを有すると
共に、該インナーシェルに一体の戻しバネを形成し、該
戻しバネによってインナーシェルを初期状態に戻すよう
にしたことを特徴とする。
【0052】従って、本発明テープカセットにあって
は、インナーシェルを初期状態に戻すための戻しバネを
インナーシェルと一体に形成したので、部品点数が減少
すると共に、インナーシェルの組付と同時に戻しバネの
組付も完了し、作業性が極めて良好となる。
【0053】更に、インナーシェルの側壁面が内側に倒
れ込むようなことがない。
【0054】尚、上記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は何れも本発明の具体化に当たってのほんの
一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図8は本発明テープカセットの実施の
一例を示すもので、この図1は上ハーフを取り外して示
す平面図である。
【図2】要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図3】動作状態を説明するために上ハーフを取り外し
て示す平面図である。
【図4】別の動作状態を説明するために上ハーフを取り
外して示す平面図である。
【図5】分解斜視図である。
【図6】底面図である。
【図7】図6の一部を拡大して示す図である。
【図8】バックリッドの構造を示す側面図である。
【図9】従来のテープカセットの一例を示す水平断面図
である。
【図10】従来のテープカセットの一例の別の状態を示
す水平断面図である。
【図11】従来のテープカセットの問題点の一を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 2 カセットケース 2b 支点 5 テープ 6 供給側リール 7 巻取側リール 14 供給側インナーシェル 15 巻取側インナーシェル 14d 戻しバネ 15d 戻しバネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットケース内に収納されテープが巻
    回された供給リール及び巻取リールと、上記2つのリー
    ルが各別に回転自在に載置され所定の支点を中心として
    上記カセットケース内を回動する供給側インナーシェル
    及び巻取側インナーシェルとを有すると共に、該インナ
    ーシェルに一体の戻しバネを形成し、該戻しバネによっ
    てインナーシェルを初期状態に戻すようにしたことを特
    徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 上記インナーシェルの材料がステンレン
    スであることを特徴とする請求項1に記載のテープカセ
    ット。
JP2331492A 1992-01-14 1992-01-14 テープカセット Pending JPH05189920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2331492A JPH05189920A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 テープカセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2331492A JPH05189920A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 テープカセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05189920A true JPH05189920A (ja) 1993-07-30

Family

ID=12107132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2331492A Pending JPH05189920A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 テープカセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05189920A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0429150B2 (ja)
EP0052479A2 (en) Tape cassette
JP2003157648A (ja) 記録テープカートリッジ
JPH0578113B2 (ja)
JP2003123434A (ja) 記録テープカートリッジ
JPH03283157A (ja) テープカセット
JPH05189920A (ja) テープカセット
JP2003157649A (ja) 記録テープカートリッジ
JP2003157650A (ja) 記録テープカートリッジ
JP2003157651A (ja) 記録テープカートリッジ
JP3194025B2 (ja) テープカートリッジ
JPH01134777A (ja) 磁気テープカセツト
JPS62184677A (ja) テ−プカセツト
JP4284801B2 (ja) テープカセット
US5622325A (en) Reel lock mechanism for locking tape reels in a tape cassette
JPH06295556A (ja) テープカセット
JPH0413805Y2 (ja)
CA1323694C (en) Cassette holding apparatus for a cassette tape player
US5946170A (en) Tape cassette with selected wall thicknesses
JP2506778B2 (ja) テ−プカセツト
JPH04132063A (ja) テープカセット
JPH0447818Y2 (ja)
JPH0521741Y2 (ja)
US6430004B1 (en) Tape cassette reel-locking spring with connection portion bent downwardly at midway portion thereof
JPH04123379A (ja) テープカセット