JPH0518957B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0518957B2
JPH0518957B2 JP62215760A JP21576087A JPH0518957B2 JP H0518957 B2 JPH0518957 B2 JP H0518957B2 JP 62215760 A JP62215760 A JP 62215760A JP 21576087 A JP21576087 A JP 21576087A JP H0518957 B2 JPH0518957 B2 JP H0518957B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treatment
bath
temperature
polyamide fibers
fixing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62215760A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6461584A (en
Inventor
Tooru Oono
Hisao Shiomi
Osamu Ida
Matsufumi Nishida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Gunze Ltd filed Critical Gunze Ltd
Priority to JP62215760A priority Critical patent/JPS6461584A/ja
Publication of JPS6461584A publication Critical patent/JPS6461584A/ja
Publication of JPH0518957B2 publication Critical patent/JPH0518957B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、染色されたポリアミド繊維の処理法
に関し、フイツクス処理と柔軟処理を一浴二段で
行ない、染色堅牢度のアツプと、処理時間の短縮
化、並びに、低温処理による低コスト化を可能と
したものである。 (従来技術) 従来、ナイロン6、ナイロン6−6などのポリ
アミド繊維の染色には酸性染料、含金染料などが
使用され、染色後の湿潤堅牢度アツプのためにフ
イツクス処理が行われている。 かかる処理の多くは、繊維上にイオン結合、水
素結合、フアンデルワールス結合による皮膜を形
成するものであるが、かかる処理においては70℃
以上の液温を必要とし、また、素材、染色カラー
によつては皮膜強度の低いものもあり、必ずしも
十分な堅牢度が得られない問題があつた。 一方、染色処理された被染物は、その処理にお
いて風合が粗硬となるため、これを改善するため
にカチオン、非イオン等の柔軟剤による処理が行
われる。 以上のような処理は、染色の後工程として夫々
別々に行なわれ、フイツクス処理の後、別浴にて
柔軟処理を行うのが通例である。 しかるに、これらの処理を一浴で行うことに関
しては、処理剤の組合せ、処理効果の面において
問題があり、実用に供されていない実情にある。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、かかる点、低温で、しかもフイツク
ス処理と柔軟加工を一浴二段で行ない、従来法に
おける工程の煩雑化、処理時間の長時間化、高温
処理によるエネルギーコストのアツプの問題を解
消したものである。 (問題を解決するための手段) しかるに本発明はその処理において、染色され
たポリアミド繊維を一般式 で表わされる合成タンニンのスルフオン化物のコ
ーオリゴマー、但しn=6〜8と、一般式 で表わされるメタアクリル酸の銅塩化物の混合処
理浴中にて浸漬処理し、次いで、かかる浴に封鎖
型アミノシリコンとポリアミン系柔軟剤の混合物
を主剤とし、これに安定剤を配合して成る柔軟剤
を添加して同様の浸漬処理を行い、これを脱水し
た後100℃以上の温度にて熱処理することを特徴
とする染色されたポリアミド繊維の処理法であ
り、その処理において、特に、浸漬浴の温度を50
℃以下とし、低温にて処理することを特徴とする
ものである。 (作用) 即ち、本発明は選択されたフイツクス剤と架橋
剤との混合処理剤で処理することにより、30〜50
℃という極めて低温での処理がが可能となり、ま
た、十分にこれを吸着させた後特定の、しかもフ
イツクス剤と相溶性の良い柔軟剤とかかる浴中に
添加して処理することによりこれを脱水した後
100〜130℃の高温で熱処理、特に、湿熱処理する
ことにより、吸着されたフイツクス剤を架橋さ
せ、高堅牢度化をはかると共に、柔軟剤による風
合良好なポリアミド製品を得ることを可能にした
ものである。 即ち、従来法においては、フイツクスと柔軟処
理を同浴で行うとフイツクス剤と柔軟剤のイオン
性が異なるためコンプレツクスが生じ、また、フ
イツクス処理は高温を要するとの概念があつたが
本発明においてこれを打破したものである。 尚、本発明における封鎖型アミノシリコンとは
次式で示されるものを例示することができる。 但し、X:C2H4NH〜CH2OHまたは、 C2H4NH〜(CH2CH2O)PH R:CH3または、OCH3 1:2〜3 m:n=100:0.5〜1.0 また、フイツクス剤とこれの架橋剤との反応機
構は架橋剤のカツプリング作用によりポリアミド
繊維のアミド基の(−)に荷電した表面に極めて
薄い膜となつてカツプリングし、その反対面の不
飽和部分がフイツクス剤とカツプリングすること
による。 かかるカツプリングは常温〜50℃程度の低温で
一部作用し、更に熱処理によつて架橋剤を媒介と
してポリアミド繊維とフイツクス剤との両物質間
に非常に強力な架橋ができて接着性を与え高堅牢
度を得ることができるものである。 また、かかるフイツクス剤の酸性染料との反応
機序はイオン結合、及び樹脂封鎖による染料の不
溶化であり、これにより染色堅牢度のアツプがは
かられるものである。 即ち、本発明は、フイツクス処理については架
橋により高堅牢度を得、柔軟処理についてはフイ
ツクス剤を十分吸収させた後これを相溶性のよい
柔軟剤を添加して処理することにより、すぐれた
柔軟効果を得ることができるものである。 また、架橋のための熱処理はセツト工程と兼ね
て行うことができる利点がある。 また、浴中での浸漬処理温度は前述のような反
応機序であり、50℃以下という低温での処理が可
能である。 以下、実施例を挙げて説明する。 実施例 1
【表】 以上の条件にて染色された15デニール、5フイ
ラメントの6ナイロン糸にて編成された編地に対
し以下の条件による浸漬処理を行つた。
【表】 但し、GKF−5は以下の構造式より成る合成
タンニンのスルフオン化物のコーオリゴマーであ
り、 また、CCYは以下の構造式を有するものであ
る。 更にMF(七福化学株式会社製の柔軟剤)は封
鎖型アミノシリコンとポリアミン系柔軟剤を3:
2の割合で混合し、更に沈澱防止を目的とした安
定剤を少量配合したものであり、かかる封鎖型ア
ミノシリコンとは、ポリシロキサンの側鎖に−
CH3NH2を導入したアミノシリコン、ポリアミ
ン系柔軟剤とは、ステアリン酸とアミノエチルエ
タノールアミンとの縮合物酢酸塩、安定剤とはポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルであ
る。 以上のように浸漬処理した編地を浴より引出し
これを脱水した後、乾燥することなく115℃で10
秒間の熱セツトを加えた。 (発明の効果) このように処理した染色物はフイツクス処理と
柔軟処理を二段で処理するものに比べA−2法に
よる洗濯堅牢度が1級以上向上し、また、風合に
おいても遜色のないものであつた。また、その処
理時間においては従来の約1/2の時間で済み、ま
た、従来のフイツクス処理においては80℃での処
理温度でなければならないものがその半分の温度
での処理が可能で、生産性の向上とエネルギーコ
ストの低減が可能なものである。 以上のように本発明はフイツクス処理と柔軟加
工を一浴二段で行ない、染色堅牢度のアツプと、
処理時間の短縮化、並びに、低温処理による低コ
スト化が可能な従来にない処理法である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 染色されたポリアミド繊維を一般式 で表わされる合成タンニンのスルフオン化物のコ
    ーオリゴマー、但しn=6〜8と、一般式 で表わされるメタアクリル酸の銅塩化物の混合処
    理浴中にて浸漬処理し、次いで、かかる浴に 封鎖型アミノシリコンとポリアミン系柔軟剤の
    混合物を主剤とし、これに安定剤を配合して成る
    柔軟剤を添加して同様に浸漬処理を行い、これを
    脱水した後100℃以上の温度にて熱処理すること
    を特徴とする染色されたポリアミド繊維の処理
    法。 2 浸漬浴の温度を50℃以下として処理すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の染色さ
    れたポリアミド繊維の処理法。
JP62215760A 1987-08-28 1987-08-28 Treatment of dyed polyamide fiber Granted JPS6461584A (en)

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JP62215760A JPS6461584A (en) 1987-08-28 1987-08-28 Treatment of dyed polyamide fiber

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JP62215760A JPS6461584A (en) 1987-08-28 1987-08-28 Treatment of dyed polyamide fiber

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JPS6461584A JPS6461584A (en) 1989-03-08
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CN104032597A (zh) * 2013-03-07 2014-09-10 良玮纤维股份有限公司 尼龙与棉的织物一浴二段染色法
CN106381698A (zh) * 2016-08-26 2017-02-08 桐乡市满江红纺织助剂厂 一种锦纶织物柔软方法

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