JPH05189538A - 画像ファイル装置 - Google Patents

画像ファイル装置

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JPH05189538A
JPH05189538A JP4003667A JP366792A JPH05189538A JP H05189538 A JPH05189538 A JP H05189538A JP 4003667 A JP4003667 A JP 4003667A JP 366792 A JP366792 A JP 366792A JP H05189538 A JPH05189538 A JP H05189538A
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JP4003667A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kurosu
康雄 黒須
Yoshihiro Yokoyama
佳弘 横山
Hidefumi Masuzaki
秀文 増崎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像ファイル装置において、登録時に機密保護
コードをキーボードから入力すること無く、さらに、検
索時に機密保護コードを利用して画像情報の保護が出来
る画像の登録および検索方式を提供する。 【構成】本発明では機密保護のマークが書類に特別な色
調で印刷されていることを利用する。まず登録すべき画
像を入力し、前記特別色パターンを分離する。次に特別
色パターンを認識して、画像データとともにインデック
ス部の機密許可フラグを登録する。そして、検索時に前
記機密許可フラグにもとずいて、画像情報を保護する構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像の登録および検索
方式に係り、特に入力画像の機密保護情報を利用して登
録、検索する画像ファイル装置に適用して好適な画像の
登録および検索方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像ファイル装置がワードプロセ
ッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリに続く第
4のOA(Office Automation)機器として登場し、オ
フィスやデザイン部門のペーパーレス化を推進する手段
として注目を集めている。この画像ファイル装置は、光
ディスクを利用してイメージ情報を大量に蓄積し、必要
に応じて即座に取り出して印刷出来るようになってい
る。したがって、特に大量の文書が発生する部門への浸
透には著しいものがあり、大量に蓄積された文書の中か
ら所望の文書を取り出す検索の効率化が画像ファイル装
置の大きな課題の一つとなっている。
【0003】そこで、効果的な検索を実現するため、キ
ーワードを利用した方法が広く流布している。これを実
現する従来の装置として例えば図5に示すものがある。
同図中、1は画像入力装置、2は画像入力装置1を制御
する画像入力制御回路、3はキーワードを入力するキー
ボード、4は画像にインデックスを付与してファイルへ
の登録とファイルから画像を検索する画像登録検索装
置、5は画像とインデックスを蓄積するファイル、6は
CRTディスプレイ、7はCRTディスプレイ6を制御
するディスプレイ制御回路、8はプリンタ、9はプリン
タ8を制御するプリンタ制御回路である。
【0004】画像入力装置1より読み取られた画像デー
タには、キーボード3より入力されるインデックス情報
であるキーワードが付加される。入力された画像データ
とインデックス情報は、画像登録検索装置4を用いてフ
ァイル5に登録される。
【0005】このキーワードの付け方は、画像の概念を
表わす重要語句を割り付ける方法が普通である。そし
て、検索に際してはキーボード3より入力する所望のキ
ーワードを用いて画像データの検索が行われ、CRTデ
ィスプレイ6やプリンタ8に所望の画像データが出力さ
れる。
【0006】しかしながら、登録時にキーボードからキ
ーワードを一々入力せねばならず、この作業に多大な工
数を要するという欠点があった。この作業量が、画像フ
ァイル装置の普及を妨げる一要因となっていた。
【0007】従来これらの不都合を解消する装置とし
て、特開昭63−213072号公報記載の装置が挙げ
られる。
【0008】この従来技術は、登録すべき画像情報のう
ち、指定した領域の文字情報を認識することにより、キ
ーワードの半自動登録を達成している。すなわち、登録
する画像を入力装置で読み取り、読み取った画像をディ
スプレイに表示する。そして、表示された画像に対して
マウス等の指定手段によって所要の文字領域を指定す
る。指定された文字領域は、OCR等の文字認識装置に
よって、認識が行われ文字コードに変換される。最後
に、認識した文字コードをキーワードとして画像と一緒
に記憶装置に格納する。
【0009】このようにして作成したキーワードは、画
像そのものから半自動的に抽出される。したがって、登
録時にキーボードからキーワードを一々入力する必要が
無くなり、作業工数を大幅に削減できる。
【0010】最後に、検索時には登録した結果コードを
キーボード等により指定すれば、所望の画像を光ディス
クから読み出せるようになっていた。
【0011】以上述べたように、従来技術を用いた装置
は、マウス等の指定装置を利用して画像そのものからキ
ーワードを半自動的に抽出して登録できるようになって
いた。したがって、キーワードをキーボードから入力す
る作業が無くなり、記憶装置の中に大量の画像データを
容易に登録できるようになっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、上記従
来技術によれば、マウス等の指定装置を利用して画像そ
のものからキーワードを抽出して文字コードを識別し、
識別結果をキーワードとして利用できるため、キーボー
ドから手作業で入力するのとは異なり、大量の画像デー
タの自動登録ができるようになった。
【0013】一方、画像ファイル装置に大量の文書が蓄
積され始め、これらを構内通信網あるいは公衆回線網を
介して検索できるようになってきている。このため、各
々の画像ファイル装置に登録した画像データの機密保護
が問題になっている。すなわち、蓄積した書類のなかに
は、管理者にだけ閲覧する物や作成した部課員にのみ閲
覧したいものがある。また、閲覧はしても良いが文書と
して複写したくないものもある。
【0014】上記課題に対して従来は、画像データの登
録時に機密保護コードを入力し、検索できるパスワード
を限定していた。このため、キーワード入力同様に、機
密保護コードをキーボードから入力しなければならず、
その作業が煩雑であるという欠点があった。
【0015】従来技術はキーワード入力に関するの効率
向上は達成されたが、機密保護の課題に関しては考慮さ
れていなかった。このため、登録時に上記同様に、機密
保護コードをキーボードから入力しなければならず、そ
の作業が煩雑であるという欠点があった。
【0016】本発明の目的は、機密保護を必要とする画
像ファイル装置において、画像データの登録時に機密保
護コードをキーボードから入力することなく、さらに検
索時上記機密保護コードを利用して画像データの機密を
保護できる画像の登録および検索方式を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、『禁複写』、『社外秘』等の機密保護の
情報が書類に特別な色調で印刷されていることを利用す
る。
【0018】すなわち、画像ファイル装置において、ま
ず、入力した画像から特定色を分離する。次に分離した
特定色パターンを認識し、この認識結果を画像蓄積装置
のコード情報部に蓄積するものである。
【0019】また、本発明においては、認識する特定色
のパターンを印刷許可や読み出し許可等の機密保護情報
に限定し、この認識結果に応じて、コード情報部の機密
保護項目にフラグを立てる。また、このフラグに応じて
検索や出力に制限を設けることもできる。
【0020】上記認識する際に、特定色パターンを白黒
2値の画像パターンに変換し、変換した画像パターンを
認識することもできる。
【0021】また、本発明は、特定色として、(1)赤
色、(2)青色、(3)緑色、(4)前3者の組合せで
も達成することが出来る。
【0022】また、本発明は、他の見地によれば、画像
情報を第一のメモリ手段に格納し、属性情報を第二のメ
モリ手段に格納するメモリシステムにおいて、画像情報
から抽出した特定色パターンを認識し、該認識した機密
保護情報を第二のメモリ手段に登録することにより、第
一のメモリ手段に格納された画像の機密を保護すること
によっても達成できる。
【0023】さらに、本発明は、他の見地によれば、画
像をデータ部に格納し、属性情報をインデックス部に格
納する光ディスクにおいて、入力した画像の特定色パタ
ーンを認識し、認識した機密保護情報をインデックス部
に登録することによつても達成できる。
【0024】最後に、本発明は、報告書管理システムに
おいて、まず、入力した画像から特定色を分離する。次
に分離した特定色パターンを認識し、この認識結果を画
像蓄積装置のコード情報部に蓄積するものである。
【0025】
【作用】上述した本発明の構成において、画像情報検索
装置は、登録と検索の2種類の処理を実行する。
【0026】まず、登録は、現行の画像ファイル装置と
同様の手順で登録する。すなわち、文書をスキャナから
入力し、多色の画像データとして画像記憶装置に格納す
る。以降、説明の都合上、一例として多色を赤、緑、青
のマルチカラー、画像記憶装置を光ディスクとして説明
する。
【0027】機密保護コードは、文書から抽出し、これ
をキーワードとともに光ディスクに格納する。
【0028】ここでは、機密保護の情報が色調で印刷さ
れている性質に着目し、これを利用する。すなわち、一
般に流布している書類は、本文のほかに書類自体の機密
性を表す文字が本文とは別の色調で印刷されている。例
えば、白黒の本文のほかに、赤色等で、『禁複写』、
『部外秘』あるいは『社外秘』等の文字が印刷されてい
る。そこで、多色の画像データからこの赤色のみを分離
した上で内容を認識し、該当する機密保護コードを光デ
ィスクに登録する。
【0029】この認識結果が『禁複写』の場合は、イン
デックス部の印刷許可フラグに”0”を設定し、光ディ
スクからの印刷を禁止する。また、認識結果が『部外
秘』の場合は、インデックス部の部外者読み出し許可フ
ラグに”0”を設定し、部外者の読みだしを禁止する。
逆に、これらの文字が印刷されていない場合は、各許可
フラグに”0”を設定する。
【0030】なお、ここでは、キーワードの設定には言
及しなかったが、従来どうりキーボードから入力しても
良いし、あるいは文字認識を利用して自動入力しても差
し支えない。
【0031】以上の説明から明らかなように、機密保護
情報の登録に当たっては、操作者の介在は不要である。
したがって、操作者が登録に関与しないため、登録効率
を大幅に向上できる。
【0032】一方、検索処理は、インデックスデータの
検索と画像データの出力処理に大別できる。
【0033】まず、キーワードとパスワードを入力して
該当するインデックスデータを検索する。入力したキー
ワードと間で全てのインデックスデータと一致が取られ
る。次に一致したインデックスデータの機密保護コード
を読みだし、許可されているか否を調べる。入力したパ
スワードと許可フラグとの間で照合が取られる。かくし
て、、キーワードが一致し、かつ読みだしが許可された
インデックスのみがメモリに格納される。
【0034】一連の検索処理が終了すると、該当する画
像データの格納番地を示すポインタが参照され、画像デ
ータの出力処理に移行する。
【0035】参照した格納番地に従って圧縮された符号
データが光ディスクから読みだされ、メモリに格納され
る。格納された符号データは圧縮伸長回路により伸長さ
れ、画像データに変換される。最後に、伸長された画像
データはディスプレイに表示される。
【0036】以上の操作を繰返し、読みだしが許可され
た画像データをディスプレイに表示し、処理が終了す
る。そして、所望の画像データがディスプレイ上に得ら
れたら、印刷許可フラグを調べ、許可されていたらプリ
ンタにより紙面に印刷する。
【0037】かくして本発明によれば、機密保護のマー
クが書類に特別な色調で印刷されていることを利用し
て、機密許可フラグを自動的に登録できるので、機密保
護コードをキーボードから一々入力する必要が無いた
め、検索時の機密を保護した上で、登録に要する作業量
を大幅に削減した画像ファイル装置を提供することが出
来る。
【0038】
【実施例】以下本発明の実施例について図面により説明
する。
【0039】図1は本発明による一実施例のブロック図
である。11は装置全体をコントロールするCPU(中
央処理装置、Central Processing Unit)、12はCP
U11を制御するプログラムとテーブル類が格納されて
いるメインメモリ、13は紙面を電気的な画像データに
変換するスキャナ、14はスキャナ13の駆動信号を生
成し画像データを転送するスキャナ制御回路、15は入
力した画像データを格納するイメージメモリ、16は画
像データに対して拡大縮小、符号データへの圧縮、逆変
換である伸長処理を施すイメージプロセッサ、17は入
力した画像データから特定の色情報を分離し白黒2値の
画像パターンに変換する特定色分離回路、18は特定色
分離回路17で生成した画像パターンを認識する文字認
識回路、19は画像データを表示するディスプレイ、2
0は同期信号を生成し画像データとともにディスプレイ
19に転送するディスプレイ制御回路、21は画像デー
タを紙面に印刷するプリンタ、22はプリンタ21の駆
動信号を生成し画像データを転送するプリンタ制御回
路、23は画像データとインデックスを対で蓄積する光
ディスク、24は光ディスク23の駆動信号を生成し画
像データと特徴量を転送する光ディスク制御回路であ
る。
【0040】まず、登録処理では、メインメモリ12に
格納されたプログラムに基づいてCPU11からスキャ
ナ制御回路24に起動が掛けられる。起動されたスキャ
ナ制御回路24はスキャナ23を駆動し、多色の画像デ
ータを入力する。
【0041】入力された多色の画像データはイメージメ
モリ35に蓄積されたまま、特定色分離回路17に出力
される。出力された多色の画像データは、赤、青、緑の
2値情報から構成されている。そして、赤、青、緑全て
のデータが”1”の場合が白い紙面を表現し、赤、青、
緑全てのデータが”0”の場合が黒い印刷を表現する。
逆に、赤、青、緑どれか一色でも”1”の場合が該当す
る色を表現する。従って、特別色パターンを分離する場
合は、その色データに着目し、その色が”1”で、かつ
他の色データが”0”の領域を抽出する。
【0042】特定色分離回路17に入力された多色の画
像データは、色情報の分離と分離された色情報の白黒2
値化が施される。ここでは、現実に即して、赤、青、緑
全ての色パターンを抽出して2値の画像パターンに変換
する。また、文字認識回路18は2値画像のパターンを
前提としているため、文字領域が”1”で、紙面領域
が”0”を対象といて認識する。このため、特定色分離
回路17は、特定色パターンを”1”で、その他の領域
を”0”で出力する必要がある。すなわち、入力された
多色の画像データは、全ての画素が走査され、赤、青、
緑全てのデータが”0”の場合あるいは全てのデータ
が”1”の場合のみ、データ”0”として出力する。ま
た、赤、青、緑どれか一色でも”1”の場合は色パター
ンであるので、データ”1”として出力する。白黒2値
の画像パターンに変換された特定色パターンは、文字認
識回路18に出力される。
【0043】なお、ここでは、赤、青、緑全ての色パタ
ーンを抽出したが、赤のみというように特定色を抽出し
ても差し支えないことは自明である。
【0044】文字認識回路18に入力された白黒2値の
画像パターンは、紙面に印刷された特定色パターンとし
てコード情報に変換される。例えば、『禁複写』、『部
外秘』あるいは『社外秘』等の文字が印刷されている。
すなわち、白黒2値の画像パターンは画素毎に走査さ
れ、文字が切り出される。次に、参照する辞書との間で
類似度が算出され、最も高い類似度を示したコードを認
識結果として、イメージメモリ15に出力する。
【0045】イメージメモリ15に格納された認識結果
は画像データの機密保護情報として光ディスク23のイ
ンデックス部に登録する。すなわち、認識結果が『禁複
写』の場合は、インデックス部の印刷許可フラグに”
0”を設定し、光ディスクからの印刷を禁止する。ま
た、認識結果が『部外秘』の場合は、インデックス部の
部外者読み出し許可フラグに”0”を設定し、部外者の
読みだしを禁止する。このような手順でインデックス部
が作成されると、機密保護情報を含んだインデックス部
がイメージメモリ15から読出され、光ディスク制御回
路24を介して光ディスク23の所定の位置に登録され
る。
【0046】なお、ここでは、キーワードの設定には言
及しなかったが、従来どうりキーボードから入力しても
良いし、あるいは文字認識回路18を利用して自動入力
しても差し支えないことは自明である。
【0047】最後に、画像データの本体を光ディスク2
3の画像データ部に登録する。すなわち、CPU11が
イメージプロセッサ16に起動を掛け、イメージメモリ
35に格納された画像データを符号データに変換する。
MH(Modified Huffman)あるいはMMR(Modified Modi
fied READ)方式等で符号化された画像データは、光ディ
スク23の画像データ部に登録される。つまり、これら
の符号データはイメージメモリ15から読出され、光デ
ィスク制御回路24を介して光ディスク23の所定の位
置に登録される。
【0048】以上、一連の登録動作を画像データが入力
される毎に繰り返すことにより、光ディスク23に大量
の画像が蓄積される。
【0049】一方、検索処理では、画像データの読みだ
しまでは、従来の検索動作と同一の手順で処理される。
【0050】まず、メインメモリ12に格納されたプロ
グラムに基づいてCPU11から光ディスク制御回路2
4に起動が掛けられる。起動された光ディスク制御回路
24は光デイスク23からキーワードや機密保護コード
が格納してあるインデックス部が読みだされる。
【0051】読みだされたインデックス部はイメージメ
モリ15に蓄積され、入力したキーワードと間で全ての
インデックスと一致が取られる。次に一致したインデッ
クス以外をイメージメモリ15から消去し、機密保護の
処理が開始される。
【0052】キーワード処理と同様に、入力したパスワ
ードと一致したインデックスの読みだし許可フラグとの
間で照合が取られる。許可されたインデックス以外をイ
メージメモリ15から消去し、キーワードが一致し、か
つ読みだしが許可されたインデックスのみがイメージメ
モリ15に格納される。
【0053】一連の検索処理が終了すると、該当する画
像データの格納番地を示すポインタが参照され、CPU
11を介して光ディスク制御回路に通知される。
【0054】通知された格納番地に従って圧縮された符
号データが光ディスク23から読みだされ、イメージメ
モリ15に格納される。格納された符号データはイメー
ジプロセッサ16により伸長され、画像データに変換さ
れる。最後に、伸長された画像データはディスプレイ制
御回路20を介してディスプレイ19に表示される。
【0055】以上の操作を繰返し、読みだしが許可され
た画像データをディスプレイ19に表示し、処理が終了
する。そして、所望の画像データがディスプレイ19上
に得られたら、印刷許可フラグを調べ、許可されていた
らプリンタ制御回路22に起動をかけ、プリンタ21に
より紙面に印刷する。
【0056】次に、本発明の一実施例である特定色分離
回路17の変換論理について図面により説明する。図2
は変換論理の核をなす論理図である。
【0057】左上から赤色、緑色、青色の画素データの
入力端、OR回路、NAND回路、AND回路、白黒2
値の出力端である。
【0058】特定色分離回路17に入力された多色の画
像データは、色情報の分離と分離された色情報の白黒2
値化が施される。赤、青、緑全ての色パターンを抽出し
て白黒2値の画像パターンに変換する。また、文字認識
回路18は2値画像のパターンを前提としているため、
文字領域が”1”で、紙面領域が”0”を対象といて認
識する。このため、特定色分離回路17は、特定色パタ
ーンを”1”で、その他の領域を”0”で出力する必要
がある。すなわち、入力された多色の画像データは、全
ての画素が走査され、赤、青、緑全てのデータが”0”
の場合あるいは全てのデータが”1”の場合のみ、デー
タ”0”として出力する。また、赤、青、緑どれか一色
でも”1”の場合は色パターンであるので、データ”
1”として出力する。
【0059】上述の条件を満たすため、3個の論理素子
で構成する。すなわち、入力側に位置する3入力OR
は、赤、青、緑全てのデータが”0”の場合に出力を”
0”にする。また、3入力NANDは、赤、青、緑全て
のデータが”1”の場合に出力を”0”にする。さら
に、赤、青、緑どれか一色でも”1”の場合は両素子と
も”1”をなるので、2入力ANDの結果、”1”とし
て出力する。
【0060】以上の手順で変換された白黒2値の画像デ
ータは、文字認識回路18に出力される。
【0061】次に、本発明の一実施例である文字認識回
路18の認識論理について図面により説明する。図3は
認識論理の概要を表す原理図である。
【0062】左上から、辞書を構成する学習サンプル、
学習サンプルから特徴量を抽出して作成した辞書であ
る。また、左上から入力文字、入力文字の白黒の変化点
を抽出する輪郭抽出、辞書と同一の特徴量を抽出する方
向微分である。さらに、辞書と入力文字との類似度を計
算する整合である。
【0063】まず、入力された白黒2値の文字パターン
は情報量を圧縮するため、白黒の変化点である輪郭が抽
出される。抽出された文字パターンは、特徴量が抽出さ
れる。輪郭抽出で判明した8輪郭の方向を8面の特徴面
に割り付ける。
【0064】次に、以上の手順で抽出された特徴面と辞
書との間で類似度が算出される。算出された類似度は大
きい順に並べ替えられ、最も高い類似度を示した文字コ
ードを認識結果として、イメージメモリ15に出力す
る。ここでは”2”が認識結果として出力されている。
【0065】この例では、説明の都合上、入力文字は数
字の”2”を用いたが、実際の例では、『禁複写』、
『部外秘』あるいは『社外秘』等の文字を認識する。な
お、ここでは、方向微分を用いて特徴量を抽出したが、
他の特徴量や認識方式を利用しても差し支えないことは
自明である。
【0066】また、本発明の一実施例である光ディスク
のデータ構造について図面により説明する。図4は光デ
ィスクへの画像データの格納例を示す模式図である。
【0067】41は画像データの属性情報を格納するイ
ンデックス部、42は画像データそのものを格納するデ
ータ部、43はインデックスデータの先頭を示すヘッ
ダ、44は画像データの検索の鍵となるキーワード、4
5は複写を許可する印刷許可フラグで、”0”の場合が
禁止を表し、”1”の場合が許可を表す、46,47は
光ディスクからの読みだしを許可する読み出し許可フラ
グ1,2で番号は許可範囲を示す、48はデータ部のア
ドレスを示すポインタ、49はインデックスデータの終
点を示すトレーラ、50はデータの先頭を示すヘッダ、
52は画像データの本体である符号データ、53はデー
タの終点を示すトレーラである。
【0068】次に、本実施例のデータ構造について説明
する。
【0069】インデックス部41とデータ部42は、各
々の集合体として別々の領域に格納されている。これに
よりデータ部42のデータを光ディスクから読みだすこ
となく、インデックス部41のみを読みだし、検索処理
の高速化を実現している。
【0070】また、インデックス部41とデータ部42
の各データは、ポインタ48で結合されている。このた
め、インデックス部41の検索処理でヒットしたデータ
は、ポインタ48のアドレスを参照することにより、素
早く光ディスクから読みだすことができる。
【0071】インデックス部41は、ヘッダ43、キー
ワード44、印刷許可フラグ45、読み出し許可フラグ
1、読み出し許可フラグ2、ポインタ48およびトレー
ラ49の7部位から構成されており、このうちヘッダ4
3とトレーラ49はデータの始点終点を示す一般的な識
別子である。また、キーワード44は、コード情報が格
納されており、ここに格納されているキーワード44と
検索の際に入力されるコードとの一致が取られる。一致
した場合は所望の画像であると見做されディスプレイに
表示される。また、各許可フラグ45,46,47は、
ヒットした画像データを管理するものであり、フラグの
有無によって画像データへの読み出しや印刷に制限を加
える。フラグの意味は、”0”の場合が禁止を表し、”
1”の場合が許可を表す。これら2種類の情報が検索処
理に利用される本体である。ポインタ48には、ヒット
した符号データのアドレスが格納されている。
【0072】データ部42は、ヘッダ50、符号データ
51およびトレーラ52の3部位から構成されており、
このうちヘッダ50とトレーラ52はインデックス部4
1と同様に一般的な識別子である。符号データ51の領
域には、MH(Modified Huffman)あるいはM2R(Modifi
ed2 READ)方式等で符号化された画像データが格納され
ており、この符号データが伸長され、ディスプレイ等に
表示される。
【0073】上記実施例では、紙面に印刷された機密保
護パターンの特定色を赤、緑、青に限定しているが、中
間色の自然色でも良いし、白や黒でも良い。
【0074】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、機密保護のマークが書類に特別な色調で印刷
されていることを利用して、機密許可フラグを自動的に
登録できるようにした。したがって、機密保護コードを
キーボードから一々入力する必要が無いため、検索時の
機密を保護した上で、登録に要する作業量を大幅に削減
することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、書
類に特別な色調で印刷されている機密保護のマークを自
動認識して、インデックス部に登録する構成となってい
る。
【0076】このため、登録時に機密保護コードをキー
ボードから一々入力すること無く、機密保護情報付きの
画像を登録することが出来る。したがって、登録時のキ
ーボード入力作業が不要となり、画像データの登録効率
を大幅に改善できるという効果がある。
【0077】また、検索時にこの機密保護コードを利用
して登録済の画像情報を保護できる構成となっている。
したがって、操作者の許可を受けた人物しか、情報を引
き出せなくなり、画像情報の管理を大幅に改善できると
いう効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明に係る特定色分離回路の変換論理図であ
る。
【図3】本発明に係る文字認識回路の動作原理図であ
る。
【図4】本発明に係る光ディスクへの画像データの格納
例を示す図である。
【図5】従来技術の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…画像入力装置、 2…画像入力制御回路、 3…キーボード、 4…画像登録検索装置、 5…ファイル、 6…CRTディスプレイ、 7…CRTディスプレイ制御回路、 8…プリンタ、 9…プリンタ制御回路、 11…CPU(Central Processing Unit)、 12…メインメモリ、 13…スキャナ、 14…スキャナ制御回路、 15…イメージメモリ、 16…イメージプロセッサ、 17…特定色分離回路、 18…文字認識回路、 19…ディスプレイ、 20…ディスプレイ制御回路、 21…プリンタ、 22…プリンタ制御回路、 23…光ディスク、 24…光ディスク制御回路、 41…インデックス部、 42…データ部、 43…ヘッダ、 44…キーワード、 45…印刷許可フラグ、 46…読み出し許可フラグ1、 47…読み出し許可フラグ2、 48…ポインタ、 49…トレーラ、 50…ヘッダ、 51…符号データ、 52…トレーラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増崎 秀文 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所小田原工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を入力する手段と、該画像を蓄積する
    手段と、蓄積した画像を検索し、出力する手段を備えた
    画像ファイル装置において、入力した画像から特定色を
    分離する手段と、該分離した特定色パターンを認識する
    手段と、前記蓄積手段のコード情報部に該認識結果を蓄
    積する手段を備えたことを特徴とする画像ファイル装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像ファイル装置におい
    て、前記認識する情報を印刷許可や読み出し許可等の機
    密保護情報に限定し、前記認識結果に応じて前記コード
    情報部の機密保護項目にフラグを立てる手段と、該フラ
    グに応じて表示や印刷を防止する手段を備えたことを特
    徴とする画像ファイル装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像ファイル装置
    において、前記分離した特定色パターンをそのまま認識
    する替わりに、該特定色パターンを白黒2値の画像パタ
    ーンに変換し、該変換した画像パターンを認識すること
    を特徴とする画像ファイル装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の画像ファイル
    装置において、前記特定色を赤色に限定することを特徴
    とする画像ファイル装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2または3記載の画像ファイル
    装置において、前記特定色を青色に限定することを特徴
    とする画像ファイル装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2または3記載の画像ファイル
    装置において、前記特定色を緑色に限定することを特徴
    とする画像ファイル装置。
  7. 【請求項7】請求項1,2または3記載の画像ファイル
    装置において、前記特定色を赤色、青色、緑色の3種類
    に限定することを特徴とする画像ファイル装置。
  8. 【請求項8】画像情報を第一のメモリ手段に格納し、属
    性情報を第二のメモリ手段に格納するメモリシステムに
    おいて、前記画像情報から抽出した特定色パターンを認
    識し、該認識した機密保護情報を第二のメモリ手段に登
    録することにより、第一のメモリ手段に格納された画像
    の機密を保護することを特徴とするメモリシステム。
  9. 【請求項9】画像をデータ部に格納し、属性情報をイン
    デックス部に格納する光ディスクにおいて、入力した画
    像の特定色パターンを認識し、該認識した機密保護情報
    をインデックス部に登録するすることを特徴とする光デ
    ィスク。
  10. 【請求項10】報告書を入力する手段と、該報告書を蓄
    積する手段と、蓄積した報告書を検索し、出力する手段
    を備えた報告書管理システムにおいて、入力した報告書
    から特定色を分離する手段と、該分離した特定色パター
    ンを認識する手段と、前記蓄積手段のコード情報部に該
    認識結果を蓄積する手段を備えたことを特徴とする報告
    書管理システム。
JP4003667A 1992-01-13 1992-01-13 画像ファイル装置 Pending JPH05189538A (ja)

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