JPH0518831A - 温度監視用のガス放出体 - Google Patents

温度監視用のガス放出体

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JPH0518831A
JPH0518831A JP19575691A JP19575691A JPH0518831A JP H0518831 A JPH0518831 A JP H0518831A JP 19575691 A JP19575691 A JP 19575691A JP 19575691 A JP19575691 A JP 19575691A JP H0518831 A JPH0518831 A JP H0518831A
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JP
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gas
temperature
capsule
boiling point
paint
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Application number
JP19575691A
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English (en)
Inventor
Shoichi Hotta
章一 堀田
Makoto Hayashi
眞 林
Shinichi Fujita
伸一 藤田
Sumio Nakauchi
澄夫 中内
Kazunori Hanamura
一紀 花村
Michihiro Masuda
道広 増田
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Toa Paint Co Ltd
Fujitsu Network Solutions Ltd
Original Assignee
Toa Paint Co Ltd
Fujitsu Network Solutions Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、温度監視用のガス放出体に関し、接
触不良などによる機器や各接続箇所の異常高温に起因す
る過熱事故を防止する手段として用いて好適な温度監視
用のガス放出体を提供することを目的としている。 【構成】温度上昇によりガス化する低沸点化合物31が
封入されたカプセル32と、その温度上昇により呈色又
は変色する示温顔料61とが一体化されて構成される。
一体化は、両者を含んだ塗料とすることにより、接着剤
を介して支持体に支持させることにより、袋状体内に収
容することにより、カプセルの壁材中に示温顔料61を
配合することになどよりなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気設備、電気部品、
機械設備、建築物など、種々の機器の異常高温を監視す
るために用いられる温度監視用のガス放出体に関する。
【0002】受電盤又は分電盤などの電気設備において
は、遮断器、端子台、ケーブルなど、各種電気機器の接
続箇所のネジ締め不良や、負荷機器の増設などによる過
電流による過熱事故が多発する傾向にあり、このような
事故を未然に防止するための方策が望まれている。
【0003】
【従来の技術】遮断器、端子台などへの電力ケーブルの
接続に際して、ボルト、ナットなどのネジ類が多く用い
られている。これら接続のためのネジが弛むと、その部
分の接触抵抗値が上昇して発熱し易くなり、負荷の状
態、すなわち流れる電流の大きさ及び時間によっては過
熱事故に至る可能性がある。
【0004】したがって、これらの接続工事にあたって
は、接続箇所のネジが弛まないように充分にネジ締めを
行う必要がある。しかし、一般に接続箇所は多数に上
り、しかも機器に隠れて確認が容易でない箇所もあるた
め、それら全てのネジについてネジ締めを確実に実施す
ることは実際上困難である。
【0005】また、当初充分にネジ締めが行われていて
も、使用中の振動や衝撃などによってネジが弛むことが
あるので、日常的にネジの弛みを点検して増し締めを行
う必要がある。しかし、弛みの点検及び増し締めを長期
間徹底して行うことは実際上困難である。
【0006】上記ネジ類の他、電動機、ブレーカ、電磁
開閉器、ケーブルなどの機器自体においても、そこを流
れる電流が、定格電流いっぱい又は定格電流を超えた場
合などにおいては、これらの機器が発熱し、その状態の
持続時間によっては過熱事故に至る可能性がある。
【0007】このように、当初のネジ締め、弛みの日常
的点検及び増し締めを確実に行うことは至難であり、ま
たたとえこれらを励行したとしてもネジの弛みに関係し
ない機器自体の発熱に起因する過熱事故は避け難い。
【0008】このため、従来、温度上昇により変色する
変色テープを発熱の可能性のある箇所に予め貼り付けて
おき、その変色の有無により機器の発熱状態を監視して
過熱事故を防止することが行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記変
色テープによる監視方法では、変色テープの変色の有無
を監視員が機器の傍で絶えず監視している必要がある。
このため、この方法により通常必要とされる長期的な監
視を行うことは実際上困難であった。
【0010】長期的に温度を監視する方法としては、発
熱の可能性のある箇所に温度センサーを設けておく方法
が考えられる。しかし、この方法は、多数の温度センサ
ー、デイテクタ、及び、これらを接続する配線を必要と
し、機器の保全設備としては極めてコストが高くつくた
め実用的な方法とは言い難い。
【0011】上述の事情から、従来、機器の過熱事故を
有効且つ経済的に防止し得る温度監視手段の出現が望ま
れていた。
【0012】本発明は、かかる要望に応えるためになさ
れたものであり、例えば接触不良などによる機器や各接
続箇所の異常高温に起因する過熱事故を防止する手段と
して用いて好適な温度監視用のガス放出体を提供するこ
とを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るガ
ス放出体GHは、上述の課題を解決するため、図1乃至
図5に示すように、温度上昇によりガス化する低沸点化
合物31が封入されたカプセル32、51、71と、そ
の温度上昇により呈色又は変色する示温顔料61とが、
一体化されて構成される。
【0014】請求項2の発明に係るガス放出体GHは、
低沸点化合物31が封入されたカプセル32と示温顔料
61とが、塗料33中に配合されることにより一体化さ
れる。
【0015】請求項3の発明に係るガス放出体GHは、
低沸点化合物31が封入されたカプセル32と示温顔料
61とが、支持体41,45に支持されることにより一
体化される。
【0016】
【作用】カプセル32,51は、温度が上昇すると、内
部に封入された低沸点化合物31のガス化(気化)に起
因する内圧の上昇によって、又は高温によるカプセル壁
材の軟化などによって、破壊される。
【0017】カプセル32,51が破壊されると、気化
したガスが外部へ放出される。また、カプセル32,5
1が破壊されることなく、内圧の上昇によりカプセル3
2,51が膨張してガス浸透性を増すことによってガス
が外部へ放出されることもある。カプセル32,51か
ら放出されたガスは、ガス検知器を作動させ、警報など
を発生させる。
【0018】示温顔料61は、温度上昇によって呈色又
は変色し、これによって発熱箇所を知らせる。示温顔料
61がカプセル51内に充填されている場合には、カプ
セル32の破壊によって示温顔料61も流出する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつさ
らに詳細に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定
されるものではなく、その要旨を変更しない範囲におい
て適宜変更して実施することが可能である。
【0020】図1は、本発明に係るガス放出体GHの実
施例であるガス放出塗料GH1が、ネジ類の頭部など発
熱の可能性のある所定箇所EQに塗布された状態を示す
断面図である。
【0021】図示のガス放出塗料GH1は、ガス検知器
により検知可能なガスを温度上昇により放出する塗料で
あり、低沸点化合物31を封入したカプセル32と示温
顔料61とが塗料33の中に分散して一体化されてい
る。以下において、低沸点化合物31を封入(又は充
填)したカプセルのことをガス放出カプセルGCという
ことがある。
【0022】低沸点化合物31としては、温度監視の対
象となる機器などの種類、定格温度、耐熱温度、動作条
件、ガス検知器12の検知方式、感度、その他の動作条
件、環境条件などによって異なるが、一般的には沸点が
30〜200°C程度の範囲、好ましくは60〜120
°Cの範囲の液体が用いられる。なお、ガス検知器12
として接触燃焼式のものを用いる場合には、低沸点化合
物31として可燃性のガスを生成する液体を使用する必
要がある。
【0023】低沸点化合物31の具体例としては、ブタ
ン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの脂
肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブ
チルアルコール、イソブチルアルコール、t−ブチルア
ルコール、アミルアルコール、イソアミルアルコールな
どのアルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチルなどのエステル類、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン
類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテルなどのグリコールエーテル類などが
挙げられる。これらは、一種単独で用いてもよく、必要
に応じて適宜二種以上併用してもよい。
【0024】低沸点化合物31は、それとカプセル32
との総重量に対して、通常10〜90%、好ましくは4
0〜70%程度の量、封入される。
【0025】カプセル32の壁材は、内部に封入される
低沸点化合物31の温度が沸点を越えると、内圧の上昇
により破壊するような材質で構成される。かかるカプセ
ル32の壁材としては、従来公知の種々の有機材料及び
無機材料を用いることができる。有機材料としては、ア
クリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ビニリデン系樹脂、
ゼラチン、ポリビニルアルコールのアセタール化物、塩
化ビニル系樹脂が例示される。また、無機材料として
は、金属酸化物、例えばケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリ
ウムなどのケイ酸塩化合物が例示される。
【0026】カプセル32の平均粒径は10〜40μm
程度が一般に好適である。
【0027】低沸点化合物31を封入したカプセル32
は、ガス放出塗料GH1の乾燥塗膜中に通常10〜90
%、好ましくは50〜80%程度含まれるように配合さ
れる。10%未満であると放出されるガスの量が少なく
て検出が困難となり、また90%を越えると塗料化によ
る一体化が困難となるので、ともに好ましくない。
【0028】以上のような低沸点化合物31を内包した
カプセル32は、インサイト重合法、界面重合法などの
従来公知の種々の製法を用いて作製される。
【0029】示温顔料61は、機器の発熱に伴う温度上
昇により呈色又は変色する物質であり、染料、顔料、コ
レステリック液晶などの化合物があるが、本発明におい
ては、示温顔料の語句でこれらの物質を代表させる。示
温顔料は、一般に不可逆性示温顔料、準可逆性示温顔
料、可逆性示温顔料の3種に分類されるが、本発明にお
ける示温顔料61は特に制限されない。ただし、変色の
確認が容易である変色前後の色差が大きいものほど好適
である。
【0030】ここに、不可逆性示温顔料とは一定温度で
化学反応又は熱分解して変色しその後降温しても色が復
元しないものであり、準可逆性示温顔料とは一定温度で
変色し、その後温度変化では色が復元しないが湿度を与
えると色が復元するものである。また可逆性示温顔料と
は一定温度で変色するがその後降温すると直ちに色が復
元するものである。
【0031】示温顔料61の上市品としては、例えば大
日精化工業社製のダイサーモPI−70(商品名、不可
逆性、変色温度70°C、色変化:淡茶から黒に変
色)、同社製のダイサーモPI−110(商品名、不可
逆性、変色温度110°C、色変化:白から黒に変
色)、同社製のダイサーモPF−110(商品名、準可
逆性、変色温度110°C、色変化:淡緑から青紫に変
色)が挙げられる。
【0032】示温顔料61は、ガス放出塗料GH1の乾
燥塗膜中に通常2〜50重量%(以下、「%」と略記す
る)、好ましくは5〜20%程度の量含まれるように配
合される。2%未満であると変色の判別が困難となり、
また50%を越えるとガスの放出が抑制されるので、と
もに好ましくない。
【0033】なお、本発明に係るガス放出塗料GH1の
温度上昇による色変化の種類は、示温顔料61の種類、
及び、塗料33中の他の成分の示温顔料61に対する配
合割合を変えることにより、適宜設定することができ
る。
【0034】塗料33は、結合剤などを含有しており、
これにより適当数のカプセル32と示温顔料61とが一
体化して機器に付着される。塗料33としては、カプセ
ル32から放出されたガスの塗膜外への放出を可能にす
るために、ポーラスな塗膜を形成するものや、カプセル
32の破壊に伴って塗膜が破壊するものが用いられる。
【0035】結合剤としては、酢酸ビニルエマルショ
ン、酢酸ビニル−アクリルエマルション、酢酸ビニル−
ベオバエマルション、アクリルエマルション、スチレン
−アクリルエマルションなどが好適に用いられる。
【0036】結合剤は、ガス放出塗料GH1の乾燥塗膜
中に通常5〜50%、好ましくは10〜20%程度の量
含まれるように、塗料33に配合される。5%未満であ
ると各成分の結合が不充分となり、また50%を越える
とガスの放出が抑制されるので、ともに好ましくない。
【0037】ガス放出塗料GH1には、乾燥塗膜中に5
0%を越えない程度の量で非示温顔料が配合されてもよ
い。50%を越えると、ガスの放出が抑制されるので好
ましくない。非示温顔料としては、炭酸カルシウム、タ
ルク、硫酸バリウム、クレーなどの体質顔料、チタン、
ベンガラ、黄鉛、アゾ顔料、酸価クロムなどの着色顔料
が好適に用いられる。その他、ガス放出塗料GH1に
は、必要に応じてタレ止めのための増粘剤や安定剤な
ど、種々の添加剤が配合されてもよい。
【0038】ガス放出塗料GH1の塗布方法は特に限定
されず、例えば刷毛塗り、スプレー塗り等の通常の塗布
方法によって塗布できる。塗布対象が塗膜の密着性を確
保することの困難な金属などの場合にあっては、必要に
応じてプライマー処理を行った上で塗布するようにして
もよい。ただし、この場合、熱伝導を妨げることがない
ようにプライマーを薄く塗布することが肝要である。こ
のようにガス放出塗料GH1を塗布することによって、
接続用ネジなどの弛み止めや、機器の表面保護という副
次的効果も期待できる。
【0039】以上のようなガス放出塗料GH1におい
て、所定箇所EQが発熱しそれに伴い低沸点化合物31
が沸点に達すると、低沸点化合物31は気化し、カプセ
ル32の内圧が上昇し、これによってカプセル32が破
壊し、気化した低沸点化合物31は塗料33の塗膜を透
過して外部へ放出される。
【0040】また、示温顔料61は、上述の所定箇所E
Qの発熱により温度上昇して呈色温度又は変色温度に達
し、結晶水の脱離、成分間の化学反応、電子の授受な
ど、それぞれのメカニズムに従い呈色又は変色する。
【0041】図2(a)は本発明に係るガス放出体GH
の別の実施例であるガス放出リボンGH2の正面図であ
り、図2(b)はその平面図である。
【0042】図示のガス放出リボンGH2は、ガス放出
カプセルGC及び示温顔料61が、可撓性を有する薄い
軟質塩化ビニル樹脂材などからなるテープ41に、接着
剤により付着して一体化されている。
【0043】ガス放出リボンGH2は、上述の所定箇所
EQに、ガス放出カプセルGC及び示温顔料61が付着
した面を貼り付け面として、接着剤により貼り付けられ
る。この貼り付けの際の接着剤として、ガス放出カプセ
ルGCなどを付着させる際に用いた上述の接着剤を利用
してもよい。このテープ41の貼り付けに当たっては、
ガスの外部への放出を可能にするために、ガス放出カプ
セルGCがテープ41により密封されないようにするこ
とが肝要である。
【0044】図2(c)に平面図で示すように、ガス放
出リボンGH2を、一定の間隔毎にミシン目43を入れ
た長いテープ42にガス放出カプセルGCと示温顔料6
1とを付着させて構成し、使用の際にミシン目43に沿
って必要単位づつ切り離して使用できるようにしてもよ
い。
【0045】このガス放出リボンGH2においては、温
度上昇によってガス放出カプセルGCから放出されたガ
スは、所定箇所EQとテープ41との隙間から外部へ放
出される。
【0046】図3(a)は本発明に係るガス放出体GH
の別の実施例であるガス放出リボンGH3の断面図であ
り、図3(b)はその平面図である。
【0047】図示のガス放出リボンGH3は、ガス放出
カプセルGCと示温材料61とが、2枚のテープ部材4
5a,45bを接着剤で貼り合わせた袋状体45の内部
に封入されて一体化されている。
【0048】このガス放出リボンGH3においては、ガ
ス放出カプセルGCから放出されたガスの外部への放出
を可能にするために、テープ部材45a,45bを貼り
合わせる接着剤としてエチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)などの剥離性シール剤が使用されるか、テー
プ部材45a,45bとしてその一部が圧力によって破
壊されたり軟化して穴があく材質のものが使用されてい
る。
【0049】このガス放出リボンGH3も、図2(c)
に示したガス放出リボンGH2と同様に、一定間隔ごと
にミシン目を入れて使用の際に長いテープから切り離し
て使用することができるようにしてもよく、また図3
(c)に示すように、長いテープ46のミシン目47の
付近に切れ込み部48を設けてもよい。
【0050】図4は本発明に係るガス放出体GHの別の
実施例であるガス放出チューブGH4の断面図である。
【0051】図示のガス放出チューブGH4は、低沸点
化合物31と示温顔料61とが、合成樹脂などからなる
長いチューブ51に充填され、一定間隔ごとにシールさ
れて一体化されている。なお、本明細書においては、チ
ューブを軟質カプセルと捉え、これを広義のカプセルの
概念に含めて扱うものとする。
【0052】チューブ51としては、上述のカプセル3
2と同様の材料の他、低沸点化合物31に対してバリア
性の大きな材料が用いられる。チューブ51の直径は、
通常2〜4mm程度であるが特に制限されない。チュー
ブ51の材質やシール方法は、温度上昇により低沸点化
合物31が外部へ放出され得るように選定される。ガス
放出チューブGH4は、その使用の際にチューブ51の
シール部分で必要個数が切り離される。
【0053】図5は本発明に係るガス放出体GHの別の
実施例であるガス放出チューブGH5の断面図である。
【0054】図示のガス放出チューブGH5において
は、示温顔料61が長いチューブ71の壁材の中に配合
されて一体化されており、この点が上記ガス放出チュー
ブGH4と異なる。チューブ71の壁材自体は透明であ
ることが好ましい。但し積層される場合は、アルミニウ
ムラミネートフィルム、アルミニウム蒸着フィルムなど
を内側の層に使用することができる。
【0055】上記ガス放出チューブGH4及び5におい
ては、低沸点化合物31の気化によってチューブ51、
71の内圧が上昇し、これによってチューブ51、71
が破壊され、気化した低沸点化合物31のガスが外部へ
放出される。
【0056】ガス放出チューブGH4及び5は、構造が
簡単であるから、低コストで製造できる。
【0057】上記ガス放出リボンGH2、3及びガス放
出チューブGH4及び5は、いずれも接着剤、塗料、接
着テープ、紐状体などによって、機器に取り付け又は分
電盤などの内部や室内に吊り下げられて使用される。
【0058】1個のガス放出リボンGH2、3及びガス
放出チューブGH4、5に含まれる低沸点化合物31の
量を一定にし、ガス検知器12の検知に必要な量のガス
が放出されるように予め定めた1個又は複数個のガス放
出リボンGH2、3を使用することにより、確実にガス
検知器12による検知を行うことができる。
【0059】上述の実施例によると、低沸点化合物31
がカプセル32内又はチューブ51、71内に封入され
ているので、温度上昇によってカプセル32又はチュー
ブ51、71が破壊されるまではガスが放出されず、カ
プセル32又はチューブ51、71が破壊されたときに
初めてガスが放出されることとなってガス濃度が急激に
変化するので、ガス検知器12による検知が容易であ
る。
【0060】また、カプセル32又はチューブ51、7
1が破壊されない限りは、低沸点化合物31が長期にわ
たってほぼ元の状態のままに保存されるので、ガス放出
体GHの使用可能期間が長い。
【0061】図6は本発明に係るガス放出体GHを用い
て温度監視を行う場合の異常高温監視システムの一例を
示すものであり、ガス放出体GHとして上述のガス放出
塗料GH1を用いたものである。
【0062】図示の異常高温監視システム1は、多数の
分電盤11(図では1個だけを示してある)内のブレー
カBK、電磁開閉器MS、端子台TBとケーブルDSと
の接続用ネジNJなどの発熱の可能性がある所定箇所E
Qに塗布されたガス放出塗料GH1と、分電盤11の内
壁上部に取り付けられ、分電盤11内に発生したガスを
検知し出力信号S1を出力するガス検知器12と、その
ガス検知器12からの出力信号S1を受信して処理する
中央監視盤21と、ガス検知器12から中央監視盤21
へ出力信号S1を送信する出力信号線13,13…とか
らなる。
【0063】ガス放出塗料GH1は、例えば分電盤11
内の接続工事の際におけるネジ締めを点検をしたとき、
機器の型式を点検したとき、機器への接続の正否を点検
したときなどに、その点検済を確認する上で、所定量以
上塗布される。
【0064】ガス検知器12としては、接触燃焼式のも
のが好適であり、その他、ガス放出塗料GH1の種類に
応じて、半導体式、熱線型半導体式、薄膜式など、従来
公知の種々の方式のものが使用される。
【0065】中央監視盤21は、各ガス検知器12から
の出力信号S1を識別して受信する受信部22、異常発
生箇所及びその内容などを表示する表示部23、警報ラ
ンプ24、警報ブザ25などを有しており、各ガス検知
器12からの出力信号がガス濃度に対応する設定値を越
えると、受信部22が警報信号S2を出力し、警報ラン
プ24を点灯させ、且つ警報ブザ25を鳴らすととも
に、当該分電盤11の名称、番号、位置などを表示部2
3に表示するように構成されている。
【0066】以上のような異常高温監視システム1にお
いて、分電盤11の使用中に、接続用ネジNJが弛んだ
り、ブレーカBK、電磁開閉器MS、ケーブルDSに流
れる電流が多いなどの原因で発熱して温度が上昇する
と、発熱部分に塗布されたガス放出塗料GH1からガス
が放出され、そのガスが分電盤11内に充満する。
【0067】ガス検知器12は、分電盤11内のガス濃
度を検知しており、ガス濃度に応じた出力信号S1を出
力している。この出力信号S1が予め設定されたレベル
を越えると、中央監視盤21から警報が発せられる。
【0068】これによって、中央監視盤21の設置され
ている中央監視室において分電盤11に異常高温が発生
したことを容易に知ることができるとともに、当該分電
盤11や負荷の点検、当該分電盤11への送電停止、又
は当該負荷の切り離しなど、適切な処置を行って過熱事
故を未然に防止することができる。
【0069】ここにおいて、ガス放出塗料GH1には、
示温顔料61が配合されているので、ガスの放出ととも
に呈色又は変色する。したがって、警報を受けた係員が
現場にかけつけ、分電盤11内において変色した部分を
発見することにより、分電盤11内のいずれの箇所に異
常高温が発生したかを容易且つ迅速に特定することがで
き、その後の復旧作業及び必要な処置を迅速に行うこと
ができる。
【0070】なお、示温顔料61の変色の有無は、最終
的には目視にて直接的に確認することになるが、ITV
(工業用カメラ)などを用いて監視を行うようにしても
よい。
【0071】上述の実施例において、低沸点化合物31
の種類、カプセル32の寸法、形状、材質、1個のガス
放出体GH当たりのガス放出カプセルGCの個数など
は、ガス放出体GHを付着させる機器の形状や材質、ガ
スを放出させる温度、分電盤11などの容積、使用する
ガス検知器12の種類、その他の条件に応じて、種々変
更することができる。
【0072】上述の実施例において、気化した低沸点化
合物31の放出は、必ずしもカプセル32の破壊が条件
とされるものではない。例えば、カプセル32を、温度
上昇により溶けたり内圧の上昇により膨張してガス浸透
性を増したりするもので構成してもよい。
【0073】上述の実施例において、ガス放出温度の異
なる複数種のガス放出体GHを用い、これらを分電盤1
1内の機器の種類に応じて使い分けるようにすれば、機
器の温度状態をより細かく監視することができる。その
場合に、ガスを放出する温度によって示温顔料61の色
を異ならせておくと好都合である。
【0074】上述の実施例において、ガス放出体GHを
塗布又は付着させる箇所は、分電盤11の内部の適所の
他、分電盤11の外部であってもよい。その場合には、
ガス放出体GHの近辺にガス検知器12を設けておけば
よい。
【0075】また、ガス放出体GHは、機器に直接的に
接触することなく、つまり機器から離して設けてもよ
い。したがって、例えばガス放出リボンGH2,3やガ
ス放出チューブGH4を分電盤11内や室内に吊り下げ
ておくことも可能である。また、ガス検知器12を、種
々の制御盤、又は受電室や変電室などの室内に設けてお
き、それぞれの盤内又は室内に設置された機器の異常高
温を監視するようにしてもよい。
【0076】さらに、機器としては、上述したような電
気部品のみではなく、その他の電気部品、エレベータな
どの電気設備、工作機などの機械設備、自動車、航空
機、船舶、又は建築物など、種々の機器の異常高温の監
視に適用することができる。
【0077】上述の実施例において、中央監視盤21の
構成は種々変更することができる。中央監視盤21又は
その一部を、各分電盤11毎にそれぞれの内部又は近辺
に設けてもよい。また、ガス検知器12の内部に受信部
22を設けておき、ガスの濃度が一定以上になったこと
を検知したときにガス検知器12から警報信号を出力す
るようにしてもよい。
【0078】
【具体的実施例】3種のガス放出塗料GH11〜13を
調製し、それぞれのガス放出性及び示温性を調べた。 (1)ガス放出塗料GH11〜13の調製
【0079】(製造例1)示温顔料7重量部(以下、
「部」と略記する)と充填剤3部とをヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースの3%水溶液10部に投入し、攪拌
混合して両物質を分散させた後、その他の物質を下記に
示す各部数加えて、5分間均一に攪拌混合してガス放出
塗料GH11を調製した。 示温顔料(ダイサーモPI−110) 7部 充填剤(炭酸カルシウム) 3部 ヒドロキシプロピルメチルセルロース(3%水溶液) 10部 n−ヘプタンを充填したマイクロカプセルケーキ (充填率55%、平均粒径20μm、含水率56%) 70部 酢酸ビニルエマルション (不揮発分50%、粘度18000csp/25°C) 20部
【0080】(製造例2)示温顔料10部をヒドロキシ
プロピルメチルセルロースの3%水溶液10部に投入
し、攪拌混合して両物質を分散させた後、その他の物質
を下記に示す各部数加えて、5分間均一に攪拌混合して
ガス放出塗料GH12を調製した。 示温顔料(ダイサーモPF−110) 10部 ヒドロキシプロピルメチルセルロース(3%水溶液) 10部 n−ヘキサンを充填したマイクロカプセルケーキ (充填率55%、平均粒径20μm、含水率56%) 70部 酢酸ビニル−ベオバ共重合体エマルション (不揮発分50%、粘度10000csp/25°C) 20部
【0081】(製造例3)示温顔料10部と充填剤3部
とをヒドロキシプロピルメチルセルロースの3%水溶液
10部に投入し、攪拌混合して両物質を分散させた後、
その他の物質を下記に示す各部数加えて、5分間均一に
攪拌混合してガス放出塗料GH13を調製した。 示温顔料(ダイサーモPI−70) 7部 充填剤(炭酸カルシウム) 3部 ヒドロキシプロピルメチルセルロース(3%水溶液) 10部 n−ヘプタンを充填したマイクロカプセルケーキ (充填率50%、平均粒径15μm、含水率36%) 75部 酢酸ビニルエマルション (不揮発分50%、粘度18000csp/25°C) 15部
【0082】なお、上述のマイクロカプセルケーキは、
いずれもインサイト重合法により作製され、そのカプセ
ル壁材はアクリル樹脂からなり内圧が1.5〜2気圧程
度になったときに破壊する強度のものを使用した。
【0083】(2)ガス放出性及び示温性 製造例1〜3で調製した3種のガス放出塗料GH11〜
13のガス放出性及び示温性を調べた。なお、ガス検知
器12としては、ガス濃度の最低感知能力が20ppm
である接触燃焼式のものを用いた。また、受信部22
を、ガス濃度が60ppmに達すると警報信号S2を出
力するように設定した。
【0084】先ず、ガス放出塗料GH11〜13を各
0.2g、それぞれステンレス板に刷毛塗りにより塗布
し、24時間放置して乾燥させ、3個の試験片を作製し
た。
【0085】次いで、各試験片をホットプレートに載置
し、50リットルの密封容器内で加熱した。そうする
と、試験片の温度が約120°Cに達した時点で、いず
れの試験片もカプセル32が破壊してn−ヘプタンを放
出した。密封容器内のガス濃度を測定したところ、いず
れも60ppm以上であった。
【0086】また、各試験片の変色の有無を調べたとこ
ろ、ガス放出塗料GH11を塗布した試験片は白色から
黒色、ガス放出塗料GH12を塗布した試験片は淡緑色
から青紫色に、またガス放出塗料GH13を塗布した試
験片はうす茶から黒に、それぞれ変色していた。
【0087】
【発明の効果】本発明によると、接続不良などによる機
器や各接続箇所の異常高温を監視して過熱事故を有効且
つ経済的に防止し得る温度監視用のガス放出体を提供す
ることができる。
【0088】請求項2の発明によると、ネジの弛み止め
や表面保護などの副次的効果も奏される。
【0089】請求項3の発明によると、機器への取り付
けに自由度があるとともに、ガス検知器の感度などに応
じて温度監視に必要なガス放出体の数量を容易に選定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス放出塗料が塗布された状態を
示す図である。
【図2】本発明に係るガス放出リボンの正面図及び平面
図である。
【図3】本発明に係る他の実施例のガス放出リボンの断
面図及び平面図である。
【図4】本発明に係るガス放出チューブの断面図であ
る。
【図5】本発明に係る他の実施例のガス放出チューブの
断面図である。
【図6】本発明の実施に使用される異常高温監視システ
ムの一例を示す図である。
【符号の説明】
GH ガス放出体 GH1 ガス放出塗料(ガス放出体) GH2,3 ガス放出リボン(ガス放出体) GH4,5 ガス放出チューブ(ガス放出体) 31 低沸点化合物 32 カプセル 33 塗料 41 テープ(支持体) 45 袋状体(支持体) 51,71 チューブ(カプセル) 61 示温顔料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 眞 東京都品川区大井1丁目20番10号 富士通 システムコンストラクシヨン株式会社内 (72)発明者 藤田 伸一 東京都品川区大井1丁目20番10号 富士通 システムコンストラクシヨン株式会社内 (72)発明者 中内 澄夫 東京都品川区大井1丁目20番10号 富士通 システムコンストラクシヨン株式会社内 (72)発明者 花村 一紀 大阪府大阪市此花区高見1丁目3番18号 東亞ペイント株式会社大阪工場内 (72)発明者 増田 道広 大阪府大阪市此花区高見1丁目3番18号 東亞ペイント株式会社大阪工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス検知器により検知可能なガスを温度上
    昇により放出する温度監視用のガス放出体(GH)であ
    って、 温度上昇によりガス化する低沸点化合物(31)が封入
    されたカプセル(32)(51)(71)と、その温度
    上昇により呈色又は変色する示温顔料(61)とが、一
    体化されてなることを特徴とする温度監視用のガス放出
    体。
  2. 【請求項2】温度上昇によりガス化する低沸点化合物
    (31)が封入されたカプセル(32)と、その温度上
    昇により呈色又は変色する示温顔料(61)とが、塗料
    (33)中に配合されることにより一体化されてなる請
    求項1記載の温度監視用のガス放出体。
  3. 【請求項3】温度上昇によりガス化する低沸点化合物
    (31)が封入されたカプセル(32)と、その温度上
    昇により呈色又は変色する示温顔料(61)とが、支持
    体(41)(45)に支持されることにより一体化され
    てなる請求項1記載の温度監視用のガス放出体。
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