JPH0518627Y2 - - Google Patents

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JPH0518627Y2
JPH0518627Y2 JP1986176000U JP17600086U JPH0518627Y2 JP H0518627 Y2 JPH0518627 Y2 JP H0518627Y2 JP 1986176000 U JP1986176000 U JP 1986176000U JP 17600086 U JP17600086 U JP 17600086U JP H0518627 Y2 JPH0518627 Y2 JP H0518627Y2
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JP
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fins
heat exchanger
refrigerant
air
air heat
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として蒸発器として使用される空
気熱交換器に関するものである。
(従来の技術) 冷凍装置の蒸発器等に使用される空気熱交換器
として、平行に配置された多数の薄板状のフイン
に対して直交する多数の伝熱管を配設してなるク
ロスフインコイル型のものが従来から多用されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来例のおける如き構成の空気熱交換器に
おいて、前記伝熱管によつて下方から上方に向か
う複数の冷媒経路を構成し、冷媒の流通方向を風
の流れに対向せしめるようにしたものが良く知ら
れているが、このような空気熱交換器を蒸発器と
して使用すると、各冷媒経路において冷媒入口側
となるフインの下部の温度が低いところからフイ
ン下部に多く着霜するとともに、各冷媒経路にお
いて冷媒出口側となるフインの温度が0℃付近と
なるため、該フイン上部においては冷却による着
霜と空気温度による融霜とが繰り返される結果、
融霜によるドレンが下方に流れてフイン下部にて
再氷結する。かくして、着霜が進行してくると、
空気熱交換器の下部全面に着霜ができることとな
り、空気熱交換器の目詰まり状態が早期に起こ
り、風量低下および冷却能力低下を早期に招くお
それがあつた。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
クロスフインコイル型の空気熱交換器における着
霜の進行がフイン中央部から起こるようにするこ
とにより、空気熱交換器の目詰まり発生をできる
だけ遅らせるようにすることを目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段
として、図面に示すように、上下方向に風が流通
する空気通路6に風の流通方向に沿つて平行に配
設され、該空気通路6の中央部から両側に向かつ
て上向きに傾斜するV形薄板状の多数のフイン
1,1…と、該フイン1,1…に対して直交する
多数の伝熱管2,2…とを備えたクロスフインコ
イル型の空気熱交換器において、前記伝熱管2,
2…が、前記フイン1の中央部を冷媒入口とし且
つ前記フイン1の両側端部を冷媒出口とする複数
の冷媒経路P,P…を構成するようにしている。
(作用) 本考案では、上記手段によつて次のような作用
が得られる。
即ち、蒸発器として使用する場合、各冷媒経路
P,P…の入口側となるフイン1,1…の中央部
から着霜の進行が開始され、しかも中央部に多く
着霜するとともに、各冷媒経路P,P…の出口側
となるフイン1,1…の両側端部において生じた
ドレンはフイン1,1…を伝わつて下方に落下と
ころから、第2図図示の如く、空気熱交換器の中
央に着霜Dが集中的に発生することとなる。従つ
て、空気熱交換器における両側部分の目詰まり発
生が遅れることとなり、風量低下および冷却能力
低下(換言すれば、デフロスト開始)に至る時間
を引き延ばすことができるのである。つまり、空
気熱交換器の両側部分は、長期に亘つて空気流通
路として確保されることとなるのである。
(実施例) 以下、添附の図面を参照して本考案の好適な実
施例を説明する。
本実施例の空気熱交換器Aは、上下方向に風が
流通する空気通路6に風の流通方向に沿つて平行
に配設され、該空気通路6の中央部から両側に向
つて上向きに傾斜するV形薄板状の多数のフイン
1,1…と、該フイン1,1…に対して直交する
多数の伝熱管2,2…とによつて構成されてお
り、前記伝熱管2,2…は、前記フイン1の中央
部を冷媒入口とし且つ前記フイン1の両側端部を
冷媒出口とする複数の冷媒経路P,P…を構成し
ている。符号3は冷媒入口側に設けられる分流
器、4は冷媒出口側に設けられるヘツダーであ
る。つまり、本実施例の空気熱交換器Aにおいて
は、分流器3からフイン1の中央部に位置する伝
熱管2,2…に供給された冷媒が、各冷媒経路
P,P…を通つて前記フイン1の両側に位置する
伝熱管2,2…からヘツダー4へと流通するよう
に構成されているのである。
図面中、符号5は本実施例の空気熱交換器Aを
設置する壁面である。
ついで、本実施例の空気熱交換器Aを蒸発器と
して使用した場合における作用を説明する。
空気熱交換器Aを蒸発器として使用している
と、フインへの着霜Dが始まるが、該着霜Dは、
冷媒温度の低い各冷媒経路P,P…の入口側であ
るフイン1,1…の中央部に多く発生する。ま
た、フイン1,1…の両側に位置する伝熱管2,
2…は出口側となり、冷媒が過熱状態となつてい
るため比較的温度が高くなつている。従つて、フ
イン1,1…の両側部分(例えば、フインの全表
面積に対して両側約10%づつの部分)において
は、着霜に代わつて結露によるドレンが生じるこ
ととなり、該ドレンは、フイン1,1…を伝つて
下方に流れた後、下方に落下するか、V形のフイ
ン1,1…の中央部に集まつて再氷結する。つま
り、フイン1,1…の中央部において集中的に着
霜Dが発生することとなり、フイン1,1…の両
側への着霜の進行が大幅に遅れることとなるので
ある(第2図参照)。従つて、本実施例において
は、空気熱交換器Aにおけるフイン1,1…の両
側に約20%の空気流通路が確保されることとな
り、風量および冷却能力が許容範囲以下に低下
し、デフロスト運転開始を余儀なくさせるに至る
間隔が長くなる(即ち、デフロスト運転回数が減
少する。)また、空気熱交換器Aの中央部に着霜
Dが発生するため、空気熱交換器Aの中央部に対
して左右対称の位置に空気流通路が形成され、空
気熱交換器Aを通過した空気(即ち、冷風)も左
右対称に吹き出されることとなり、温度分布の均
一化が図れる。さらに、圧縮機の吐出ガス冷媒を
蒸発器である空気熱交換器Aへ供給することによ
りデフロスト運転を行う、所謂ホツトガスデフロ
スト時において、空気熱交換器Aの両側が接して
いる壁面5,5へ熱が逃げ易いが、本実施例の場
合、壁面5,5近くの空気熱交換器A両側部分へ
の着霜量が少なく抑えられていることから、該両
側部分でのデフロストに要する熱量が少なくてす
むため、デフロストが効率的に行われることとな
るのである。
なお、本実施例の如く、フイン1としてV形薄
板状のものを採用すれば、この空気熱交換器Aを
蒸発器として使用する場合において、圧縮機の運
転が停止された時、相対位置が低いV形のフイン
1,1…の中央部(即ち、冷媒入口側)に液冷媒
が溜るところから、圧縮機の再起動時に吸入管を
経て圧縮機へ液冷媒が吸い込まれること(即ち、
液バツク)がなくなり、圧縮機の信頼性向上に寄
与することとなる。
本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、考案の要旨を逸脱しない範囲において適宜設
計変更可能なことは勿論である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、上下方向に風が
流通する空気通路6に風の流通方向に沿つて平行
に配設され、該空気通路6の中央部から両側に向
つて上向きに傾斜するV形薄板状の多数のフイン
1,1…と、該フイン1,1…に対して直交する
多数の伝熱管2,2…とを備えたクロスフインコ
イル型の空気熱交換器において、前記伝熱管2,
2…が、前記フイン1の中央部を冷媒入口とし且
つ前記フイン1の両側端部を冷媒出口とする複数
の冷媒経路P,P…を構成するようにしているの
で、蒸発器として使用する場合、各冷媒経路P,
P…の入口側となるフイン1,1…の中央部から
着霜の進行が開始され、各冷媒経路P,P…の出
口側となるフイン1,1…の両側には着霜をほと
んどしないところから、空気熱交換器の中央部に
着霜Dが集中的に発生することとなり、空気熱交
換器における両側部分の目詰まり発生が遅れ、風
量および冷却能力が許容範囲以下に低下するに要
する(換言すれば、デフロスト開始)間隔を引き
延ばすことができるという実用的な効果がある。
また、空気熱交換器の中央部から着霜が進行す
るため、空気熱交換器の中央部に対して左右対称
の位置に空気通路が形成され、空気熱交換器を通
過した空気(即ち、冷風)も左右対称に吹き出さ
れることとなり、温度分布の均一化を図ることが
できるという効果もある。
さらに、圧縮機の吐出ガス冷媒を蒸発器である
空気熱交換器へ供給することによりデフロスト運
転を行う、所謂ホツトガスデフロスト時におい
て、空気熱交換器の両側が接している壁面5,5
へ熱が逃げ易いが、本考案の場合、壁面5,5近
くの空気熱交換器両側部分への着霜量が少なく抑
えられていることから、該両側部分でのデフロス
トに要する熱量が少なくてすみ、デフロストが効
率的に行われるという利点もある。
さらにまた、フイン1としてV形薄板状のもの
を採用し、その中央部(即ち、最低位部)を冷媒
入口側とし且つその両側端部(即ち、最高位部)
を冷媒出口側とするようにしているので、この空
気熱交換器を蒸発器として使用する場合におい
て、圧縮機の運転が停止された時、相対位置が低
いフイン1,1…の中央部(即ち、冷媒入口側)
に液冷媒がたまることとなり、圧縮機の再起動時
に圧縮機への液バツクが生じにくくなるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる空気熱交換器
の概略を示す要部斜視図、第2図は第1図図示の
空気熱交換器における着霜状態を示す模式図であ
る。 1……フイン、2……伝熱管、P……冷媒系
統。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向に風が流通する空気通路6に風の流通
    方向に沿つて平行に配設され、該空気通路6の中
    央部から両側に向つて上向きに傾斜するV形薄板
    状の多数のフイン1,1…と、該フイン1,1…
    に対して直交する多数の伝熱管2,2…とを備え
    たクロスフインコイル型の空気熱交換器であつ
    て、前記伝熱管2,2…が、前記フイン1の中央
    部を冷媒入口とし且つ前記フイン1の両側端部を
    冷媒出口とする複数の冷媒経路P,P…を構成し
    ていることを特徴とする空気熱交換器。
JP1986176000U 1986-11-14 1986-11-14 Expired - Lifetime JPH0518627Y2 (ja)

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JP1986176000U JPH0518627Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

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JP1986176000U JPH0518627Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

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JPS6380464U JPS6380464U (ja) 1988-05-27
JPH0518627Y2 true JPH0518627Y2 (ja) 1993-05-18

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ID=31115840

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59172967U (ja) * 1983-05-02 1984-11-19 シャープ株式会社 空気調和機の熱交換器

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JPS6380464U (ja) 1988-05-27

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