JPH0518436B2 - - Google Patents

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JPH0518436B2
JPH0518436B2 JP60017196A JP1719685A JPH0518436B2 JP H0518436 B2 JPH0518436 B2 JP H0518436B2 JP 60017196 A JP60017196 A JP 60017196A JP 1719685 A JP1719685 A JP 1719685A JP H0518436 B2 JPH0518436 B2 JP H0518436B2
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musical tone
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musical
tone control
wave
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JP60017196A
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Itsuro Yoshimoto
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、超音波等の音波または赤外線光等
の電磁波を発射および受信することによつて所定
の楽音制御情報を得、あるいは対応する特性の楽
音を作成、あるいは発生する電子楽器に関する。
〔従来技術〕
電磁波を発生させてこの電磁波をもとに所定の
楽音を作成する電子楽器の従来例としては、例え
ば本出願人が提案した実開昭56−5195号公報に記
載のものがある。
この装置は、電磁波として赤外線を用い、本体
ケースの上方部に赤外線発生装置を取付けると共
に、この赤外線発生装置と離間対向した位置にお
いて、上記本体ケース下方部に電子スイツチ装置
を取付けて成り、而してこの電子スイツチ装置は
電磁波の入射、非入射(遮断)によつて電気的に
オン、オフされる電子スイツチを複数個配列され
ていると共に、各電子スイツチは各々音高指定信
号を、例えば鍵盤楽器の鍵盤の各鍵のように発生
するものである。
そして、例えば演奏者が自身の掌を、赤外線発
生装置と電子スイツチ装置間の空間に入れて、電
子スイツチ装置の各電子スイツチの配列方向に移
動させると、各電子スイツチは、掌の移動に伴つ
てはじめ入射していた赤外線を遮断され、次いで
再び入射されることに応じてオン→オフ→オンと
変化し、而してこのように動作した電子スイツチ
の出力は対応した音高指定信号として楽音作成回
路に送られてその楽音が作成放音される。この場
合、特に効果音に似た楽音が作成でき、しかもそ
の奏法は単に掌を移動させるだけでよいから、極
めて簡単であつて、従来にはなかつた全く新規な
楽器を提供できるものである。
〔発明の目的〕
上述した従来の電子楽器では、電磁波の電子ス
イツチ装置への入射を単に遮断、非遮断すること
によつて所定の楽音を発生させていることに対
し、この発明は、音波または電磁波を所定物体に
向けて反射してその物体からの反射波の受信時間
を検出することにより、所定の特性の楽音を発生
させようとするもので、本発明の場合も、従来に
はない全く新規な電子楽器を提供することを目的
とするものである。
[発明の要点] この発明は、音波または電磁波を所定物体に対
し発射送出し、その物体からの反射波を受信する
ことにより、上記音波または電磁波の発射時点か
ら上記反射波の受信時点までの時間を求め、その
時間(これは物体と反射波との間の距離に比例す
る)に応じた楽音制御情報、例えば音高情報を得
るようにしたことを要点とするものである。
また、この発明は、所定物体に対し送出された
音波または電磁波の反射時間に基づいて、対応す
る楽音制御情報を求め、この楽音情報に基づい
て、対応する特性(たとえば、特定の音高)の楽
音を作成するようにしたことを要点とするもので
ある。
さらに、この発明は、所定物体に対し送出され
た音波または電磁波の反射時間に基づいて、対応
する楽音制御情報を求め、この楽音制御情報に基
づいた特性(たとえば、特定の音高)の楽音を、
外部操作に応答して出力された外部操作情報の出
力タイミングで発生させるようにしたことを要点
とするものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説
明する。
第1図は本実施例による電子楽器の外観を示す
もので、直方体状のケース本体1の上面、右端に
は、可変プツシユボリユーム2が設けられてい
る。この可変プツシユボリユーム2は、演奏時に
奏者が本体ケース1の底面を右手の掌にのせて全
体を握つたとき、その右手の親指が当てられて押
圧されるもので、その詳細は第6図によつて後述
するが、押圧力の大きさに応じて発生楽音の音量
を変化させることができる。
本体ケース1の前面側右上方部には、後述する
送信波を発射する送信器3、この送信器3が発射
した送信波がケース本体1の前面側前方に広げら
れた奏者の左手の掌5によつて反射された反射波
を受信する受信器4が夫々配設され、また受信器
4の下方にはスピーカ6が設けてある。
また本体ケース1の前面側左方側には、4個の
スイツチからなるコードスイツチ7が設けられて
いる。このコードスイツチ7は上からメジャーコ
ードスイツチ(MJ)7−1、マイナーコードス
イツチ(m)7−2、セブンスコードスイツチ
(7th)7−3、マイナーセブンスコードスイツチ
(m−7th)7−4から成り、夫々は奏者の右手の
人指し指、中指、薬指、小指によつてオンオフさ
れる。なお、この電子楽器の場合、演奏時に右手
の掌で本体ケース1を持ち、4個のコードスイツ
チ7(7−1〜7−4)をすべて押圧してオン状
態にしたときには、メロデイ音が放音される一
方、コードスイツチ7のうちの何れか1つを指か
ら離してオフ状態にすると、そのスイツチにより
指定されたコードが放音される。
そしてこのようにして放音されるメロデイ音の
音色、またはコードの根音名は、ケース本体1
(送信器3)と奏者の左手の掌5までの距離を測
定することによつて決定される。而してこの距離
の測定は、送信器3から発射される送信波が上記
反射波となつて受信器4に受信されるまでの時間
を測定することによつて行われ、その様子は第3
図に具体的に示してある。
即ち、本体ケース1と奏者の左手の掌5との間
の距離をLとしたとき、Lは送信器3の前方所定
位置を基準にして等間隔に12段階に区切られ、而
して送信器3に最も近い第1段階の部分を最低音
の音名C(音名No.は1)、第2段階の部分を次の音
名C# (音名No.2)、以下同様にして音名D(音名
No.3)、……、音名B(音名No.12)と夫々1オクタ
ーブ分の音名が規定されている。
更に、ケース本体1の右側面には、ヘツドホン
端子8、パワースイツチ9が設けられている。ま
たケース本体1内には、LSI(大規模集積回路)
や電池などが収納されている。
次に第2図により回路構成を説明する。図中、
点線内はLSIによつて構成される回路部である。
メインROM(リードオンメモリ)11はこの電
子楽器のすべての動作を実行するための制御プロ
グラムを記憶しており、演奏開始後においては順
次その制御プログラムが読出されて図示省略した
が、インストラクシヨンデコーダに与えられ、解
読される。このメインROM11には、図示する
ように、バスライン12を介してRAM(ランダ
ムアクセスメモリ)13、演算部(ALU)14、
カウンタ15、周波数ROM16、エンベロープ
フリツプフロツプ(FF)17、キー入力部18
と、更にLSIの出力端子、入力端子を介して
上記送信器3または受信器4と夫々接続されてい
る。
RAM13はメインROM11からの所定デー
タが書込まれるほか、演算部14からの各種フラ
グデータ(モードフラグとも呼ぶ)、音色データ
をも書込まれる。第5図はこのRAM13のレジ
スタ構成を示し、而してフラグレジスタとして
は、キーオフフラグ、メロデイフラグ、メジヤー
フラグ、マイナーフラグ、セブンスフラグ、マイ
ナーセブンスフラグの各フラグデータをセツトさ
れるものがあり、またその他に、上述した本体ケ
ース1と奏者の左手の掌5間の距離に応じた音色
をセツトされる音色レジスタがある。
カウンタ15は送信器3からの送信波が発射さ
れてからその発射波が受信器4に受信されるまで
の時間を計測するためのものであり、そのカウン
タ値は演算部14に与えられて距離に応じた音名
No.を算出される。なお、第4図は送信波の波形
と、この送信波が若干の時間差(遅れT)をもつ
て受信器4に受信される受信波の波形(何れも超
音波である)を示すもので、図示するように、送
信波は一定周期(周波数100Hz)で繰返し出力さ
れる方形波であつてしかもそのLowレベル部分
には、40KHzの信号が重畳されている。この40K
Hzの信号の意味するところは、送信器3の最大感
度周波数を示すものである。
周波数ROM16は、上述した12種類の音名
(即ち、音高)に応じた周波数データを記憶して
いる。またエンベロープF/F17はメイン
ROM11からの指令によつて所定のエンベロー
プデータを出力する回路であり、而してLSIの出
力端子E1,E2に夫々出力されるエンベロープデ
ータは、メロデイ用またはコード用を示してい
る。
キー入力部18はコードスイツチ7の出力信号
を受ける回路であり、その信号は演算部14に送
られて4個のスイツチ7−1〜7−4のオン、オ
フ状態を判別され、また何れかがオフされたとき
にはそのスイツチ名が判別される。
周波数ROM16から読出された周波数データ
は波形アクセス部19にセツトされ、而して波形
アクセス部19はこれに対してセツトされた周波
数データに応じた速度のクロツクを発生してそれ
をアドレス信号として波形ROM20に供給す
る。
この波形ROM20は、所定波形(例えばサイ
ン波形)の波形データを記憶しており、上記アド
レス信号によつてアドレスされた番地からその波
形データ(振幅値データ)が読出され、メロデイ
の放音のときには1種類の振幅値データがLSIの
出力端子 f1 に出力される。他方、コードの放音
のときには、波形ROM20からは根音の振幅値
データを含む3種類の振幅値データが読出されて
アダー21に送られ、合算されてその結果データ
がLSIの出力端子 f2 に出力される。
上記出力端子 f1 に出力された振幅値データ
と、出力端子E1に出力されたエンベロープデー
タとは波形合成部22に送られて合成され、メロ
デイの楽音信号となつて増幅部23で増巾された
のちスピーカ6から放音される。
一方、出力端子 f2 に出力された合算結果デー
タと、出力端子 E2 に出力されたエンベロープ
データとは波形合成部22において合成され、コ
ードの楽音信号となる。そして増幅部23、スピ
ーカ6を介し放音される。
増幅部23はその増幅率を可変プツシユボリユ
ーム2の出力によつて変更される。而してこの可
変プツシユボリユーム2は導電ゴム製から成り、
その押圧力と抵抗値との関係は第6図のグラフに
示す関係となる特性をもつている。即ち、強く押
圧するほど抵抗値は小さくなり、音量が大となる
ものである。
次に第7図のフローチヤートを参照して動作を
説明する。
演奏を開始する前に先ず、パワースイツチ9を
オンする。次に本体ケースを右手の掌に載せるよ
うにして持ち、親指は可変プツシユボリユーム2
にあて、また人指し指、中指、薬指、小指は
夫々、コードスイツチ7の対応するスイツチ7−
1,7−2,7−3,7−4に夫々あてがう。そ
して通常はメロデイーの演奏状態にしておくた
め、上記スイツチ7−1〜7−4は各指で押圧し
てオン状態にしておく。
そして演奏を開始するためには、左手の掌5を
本体ケース1の前方に、本体ケース1からの距離
を考えながら位置させればよい。この場合、上記
パワースイツチ9のオン後においては、メイン
ROM11を含む処理回路では第7図のフローチ
ヤートが実行開始されている。
即ち、メインROM11は第4図に示すような
波形をもつた送信波の作成命令を出力し、パワー
オン後、その作成を常時行わせている。この場
合、既に述べたように、送信波は100Hzの方形波
であり、そのLowレベル部分には40KHzの信号が
重畳されている(ステツプ(a)の処理)。
次にステツプ(b)の可変プツシユボリユーム2が
オンされているか否かを検出する処理が実行され
る。即ち、この例では、可変プツシユボリユーム
2に右手の親指を単にあてがつただけ(オフ状
態)ではメロデイまたはコードの楽音は作成され
ず、したがつて少しでも可変プツシユボリユーム
2を押圧してオン状態としたときにはじめて上記
各楽音の作成動作が開始されるものである。
そのため次のステツプ(c)の判断処理によつて、
まだ可変プツシユボリユーム2が押圧されていな
いことが判断された場合には、ステツプ(d)に進ん
でRAM13のキーオフフラグレジスタに「ON」
データがセツトされ、ステツプ(b)に戻る。そして
可変プツシユボリユーム2が押圧開始されるまで
の間、上記ステツプ(b)〜(d)が繰返される。
可変プツシユボリユーム2がはじめて押圧され
るとそのことがステツプ(c)により判断されてメイ
ンROM11はLSIの出力端子から上記送信波
を送信器3に対し出力する指令を発生し(ステツ
プ(e))、またカウンタ15をリセツトする(ステ
ツプ(f))。そして送信器3から上記送信波を出力
開始させる(ステツプ(g))。
而してこの送信波は前方の、奏者の掌によつて
反射され、反射波となつて受信器4に送られる
が、この反射波が受信器4により受信されるまで
の間、ステツプ(h)の受信開始したか否かの判断処
理と、カウンタ15のインクリメント処理(ステ
ツプ(i))を繰返し実行される。なお、カウンタ1
5はメインROM11からの周期的な+1信号を
与えられてそのカウント動作を行う。
次に送信波が受信器4によつて受信されるとそ
の受信信号がLSIの入力端子からメインROM
11に送られ、その受信動作が判断される。そし
て次のステツプ(j)の処理により、そのときのカウ
ンタ15のカウント値がRAM13に送られる。
そして、このカウンタ15の計数内容に対応する
音名No.をRAM13の音名レジスタにセツトす
る。
即ち、カウンタ15の計数内容Tは、送信波と
受信波との時間差(遅れ)に対応し、送信器3
(受信器4)と奏者の左手の掌との間の距離をL、
音速をvとするとき T=2L/v となる。
そこで、いま、奏者の掌がたとえば第3図に示
すように、音名F# (音名No.7)の距離Lに相当
する位置においてあつたとすると、上記音名レジ
スタには、カウント結果によつて音名No.7がセツ
トされる。
次にステツプ(k)に進み、コードスイツチ7のオ
フ状態が判断される。この場合、コードスイツチ
7の出力はキー入力部18にセツトされており、
その内容によつてこの判断処理が実行される。
而して、メロデイを演奏するときには、コード
スイツチ7の4つのスイツチ7−1〜7−4はす
べて指で押圧されてオン状態となつている。その
ため、RAM13のフラグレジスタにメロデイフ
ラグが「ON」にセツトされる(ステツプ(l)の処
理)。他方、コード演奏を行うときには、コード
の種類を示す何れか1つのスイツチ7−1〜7−
4がオフされるため、RAM15の対応するフラ
グレジスタに、メジヤーフラグまたはマイナーフ
ラグまたはセブンスフラグまたはマイナーセブン
スフラグが夫々「ON」にセツトされる。
いま、上記音名F# のメロデイ演奏が開始され
たと仮定すると、コードスイツチ7の4つのスイ
ツチ7−1〜7−4は何れもオン状態にあり、メ
ロデイフラグが「ON」となる。そのためステツ
プ(m)に進むと、このフラグ(モードフラグ)が前
回と同じものか否かが判断され、而していまは、
はじめての演奏であるから「ON」となり、ステ
ツプ(p)に進む。
ステツプ(p)では、キーオフフラグが「OFF」
にセツトされ、あらたな発音開始状態が設定され
る。そしてステツプ(q)に進み、モードフラグ、即
ち、メロデイフラグが「ON」であることと、音
名レジスタの音名No.がF# の「7」であることに
基づいて周波数ROM16は対応する周波数デー
タを波形アクセス部19にセツトし、またステツ
プ(r)の処理により、メインROM11はエンベロ
ープF/F17に対し所定のエンベロープデータ
出力指令を与える。これ以後、逐次エンベロープ
データが時間とともに変化してゆく。そしてステ
ツプ(b)に戻る。
而して上述したステツプ(q),(r)の各処理によつ
て波形アクセス部19は波形ROM20をアドレ
スし、音名F# の波形データを読出させて出力端
子f1を介し波形合成部22へ与える。またエンベ
ロープF/Fが発生するエンベロープデータは出
力端子E1を介し波形合成部22に送られる。そ
のため波形合成部22において、上記波形データ
とエンベロープデータとが乗算され、その結果デ
ータが増幅部23によつて増幅後、スピーカ6か
ら音名F# のメロデイ音として放音開始される。
なお、増幅部23の増幅率は可変プツシユボリユ
ーム20の第6図に示す特性にしたがつて変化
し、音量が変更される。
上記音名F# のメロデイ音を所定音長時間放音
させつづけるため、奏者がその左手の掌を上記位
置においたまま停止させている間、所定周期ごと
にステツプ(b),(c),(e)〜(l)が実行される。そして
ステツプ(m)に進むといまの場合、メロデイフラグ
は「ON」のまま変化していないから、ステツプ
(n)に進み、音名レジスタの内容が変化したか否か
が判断される。而してF# のまま変化していない
から、ステツプ(o)に進み、キーオフフラグの内容
が確認される。この場合、「OFF」であるから、
F# の楽音の発音中であることが判断されて、ス
テツプ(b)に戻り、以後、このF# のメロデイ音を
放音させている間は上述した動作が繰返される。
一方、奏者がメロデイ音を他の、例えば音名G
に変更するときには、左手の掌5をその分だけ送
信器3より遠ざける。すると上述したステツプ
(b),(c),(e)〜(l)が同様に実行されてステツプ(m)で
は「YES」となり、次にステツプ(n)では音名レ
ジスタの内容がF# →Gに変化して異なるから
「NO」となり、ステツプ(p)に進む。そして以下、
ステツプ(q),(r)の実行によりあらたなメロデイ音
(音名(G)の発音開始となり、またステツプ(b)
に戻る。
更に、最初に説明したように、F# のメロデイ
音を発音開始したのち、可変プツシユボリユーム
2をオフすると、ステツプ(b)〜(d)が実行されてキ
ーオフフラグは「ON」がセツトされる。そこで
メインROM11からは、エンベロープF/F1
7に対して、急速にエンベロープ値がゼロになる
ように制御信号が送られる。
次いで新たに可変プツシユボリユーム2を押圧
操作すると、ステツプ(e)〜(l)の実行後、ステツプ
(m)では「YES」の判断結果となり、ステツプ(n)
に進み、そしてこのステツプでも「YES」とな
つてステツプ(o)に進む。而してこのステツプ(o)で
は、キーオフフラグの「ON」が判断され、ステ
ツプ(p)に進み、以下、ステツプ(q),(r)の各処理に
より音名F# のメロデイ音が新発音となつて再び
放音開始される。
更にまた、音名F# のメロデイ音の発音中に、
コードスイツチ7のうち、例えばメジヤーコード
スイツチ7−1をオフすると、そのことがステツ
プ(k)にて判別され、RAM13のフラグレジスタ
のうちメジヤフラグレジスタに「ON」がセツト
される。そしてステツプ(m)に進むと、モードフラ
グの内容が変化していることを判別されステツプ
(p)に進んでキーオフフラグが「OFF」にセツト
され、更にステツプ(q),(r)の各処理により、根音
名F# のメジヤーコードによるコード音が放音開
始される。
この場合、周波数ROM19は根音名F# をも
とにしてメジヤーコードの3種類の周波数データ
を波形アクセス部19にセツトし、夫々の周波数
データによつて波形ROM20から3種類の振幅
値データを読出させアダー21に供給させる。そ
こでアダーt1ではこれらを加算してその結果デ
ータを出力端子f2を介し波形合成部22に与え
る。
またエンベロープF/F17は、エンベロープ
データを出力端子E2を介し波形合成部22に与
え、これにより、波形合成部22からは根音名F
# のメジヤーコード信号が出力して増巾部23、
スピーカ6を介しコード音として放音開始され
る。
コードスイツチ7のうち他のスイツチ7−2,
7−3,7−4を夫々単独にオフした場合の動作
も、上述したメジヤーコードのときと同様であ
り、その説明は省略する。
尚、上記実施例では、音波として超音波を利用
したが、赤外線光、レーザー光線等、他の電磁波
であつてもよい。
また、電磁波を所定物体に反射させてその反射
波の検出によりその時間(従つて物体との距離に
対応するをもとめ、この時間から楽音制御情報を
得る際に、この楽音制御情報としては上記実施例
の音高情報に限られることなく、例えば音量、音
色等の他の各種情報であつてもよい。
更に、上記実施例ではメロデイとコードは別々
に発音されるようにしたが、これらが同時に発音
されるようにすることも可能である。そしてコー
ドの種類は上述した4種類のものには勿論限定さ
れるものではない。
更にまた、上記実施例で、一オクターブの音名
の楽音だけが発音されるようにしたが、勿論、こ
れに限定されることなく、複数オクターブ分の楽
音が発音できるようにしてもよい。この場合、半
音は省略して幹音のみが発音されるようにするこ
ともできる。
また更に、上記実施例では、送信器3から左手
の掌5を遠ざけると音高が高くなるようにしたが
その逆であつてもよく、また掌の替りに他の操作
子を用いてもよい。
また、第6図に示した可変ボリユームの特性を
回路的処理により反転させて、可変プツシユボリ
ユーム2を強く押圧するほど音量が小さくなるよ
うにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、送出
手段から所定物体に対し送出された音波または電
磁波の、受信手段までの受信時間に基づいて、対
応する楽音制御情報を求めるようにしているの
で、所定物体と上記送出手段および上記受信手段
との間の距離を適宜変更することにより、確実か
つ容易に、所望の楽音制御情報を得ることができ
る。
また、この発明によれば、送出手段から所定物
体に対し送出された音波または電磁波の、受信手
段までの受信時間に基づいて、対応する楽音制御
情報を求め、この楽音制御情報に基づいて、対応
する特性の楽音を作成するようにしているので、
所定物体と上記送出手段および上記受信手段との
間の距離を適宜変更することにより、所望の特性
の楽音を、確実かつ容易に作成することができ
る。
さらに、この発明は、送出手段から所定物体に
対し送出された音波または電磁波の、受信手段ま
での反射時間に基づいて、対応する楽音制御情報
を求め、この楽音制御情報に基づいた特性の楽音
を、外部操作に応答して出力された外部操作情報
の出力タイミングで発生させるようにしているの
で、所定物体と上記送出手段および上記受信手段
との間の距離を適宜変更させた状態のもとで、上
記外部操作を行うのみで、所望の特性の楽音を、
外部操作に応答したタイミングで、確実かつ容易
に、発生させることができる。したがつて、従来
にない、全く新規な奏法で所望の特性の楽音によ
る演奏を行うことができる利点があるばかりでな
く、その奏法も極めて簡単であるから、初心者で
あつても短時間のうちにマスタできる利点等があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による電子楽器の
外観を示す図、第2図はそのブロツク回路図、第
3図は送信器3と電磁波を反射させる掌5などの
所定物体間の距離と音名との関係を示す図、第4
図は送信波と受信波の各波形内容と両波形の時間
的なずれを示す図、第5図はRAM13のレジス
タ構成を示す図、第6図は可変プツシユボリユー
ム2の特性を示す図、第7図はフローチヤートで
ある。 2……可変プツシユボリユーム、3……送信
器、4……受信器、5……掌(所定物体)、6…
…スピーカ、7,7−1〜7−4……コードスイ
ツチ、11……メインROM、13……RAM、
14……演算部、15……カウンタ、16……周
波数ROM、17……エンベロープフリツプフロ
ツプ、18……キー入力部、19……波形アクセ
ス部、20……波形ROM、21……アダー、2
2……波形合成部、23……増巾部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 音波または電磁波を発生してこの音波または
    電磁波を所定物体に向けて送出する送出手段と、
    上記音波または電磁波が上記所定物体により反射
    されて生ずる反射波を受信する受信手段と、上記
    送出手段が上記音波または電磁波を送出した時点
    から、上記反射波が上記受信手段により受信され
    る時点までの時間を求めてその時間に基づいて、
    対応する楽音制御情報を求める楽音制御手段とを
    有することを特徴とする電子楽器。 2 上記楽音制御情報は、楽音の音高情報、音量
    情報、音色情報のいずれかの情報であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の電子楽器。 3 音波または電磁波を発生してこの音波または
    電磁波を所定物体に向けて送出する送出手段と、
    上記音波または電磁波が上記所定物体により反射
    されて生ずる反射波を受信する受信手段と、上記
    送出手段が上記音波または電磁波を送出した時点
    から、上記反射波が上記受信手段により受信され
    る時点までの時間を求めてその時間に基づいて、
    対応する楽音制御情報を求める楽音制御手段と、
    この楽音制御手段からの楽音制御情報に基づい
    て、対応する特性の楽音を作成する楽音作成手段
    とを有することを特徴とする電子楽器。 4 上記楽音制御情報は、楽音の音高情報、音量
    情報、音色情報のいずれかの情報であることを特
    徴とする特許請求の範囲第3項記載の電子楽器。 5 音波または電磁波を発生してこの音波または
    電磁波を所定物体に向けて送出する送出手段と、
    上記音波または電磁波が上記所定物体により反射
    されて生ずる反射波を受信する受信手段と、上記
    送出手段が上記音波または電磁波を送出した時点
    から、上記反射波が上記受信手段により受信され
    る時点までの時間を求めてその時間に基づいて、
    対応する楽音制御情報を求める楽音制御手段と、
    外部操作に応答して、外部操作情報を出力する外
    部操作情報出力手段と、この外部操作情報出力手
    段から出力された外部操作情報の出力タイミング
    で、上記楽音制御手段からの楽音制御情報に基づ
    いた特性の楽音を発生する楽音発生手段とを有す
    ることを特徴とする電子楽器。 6 上記楽音制御情報は、楽音の音高情報、音量
    情報、音色情報のいずれかの情報であることを特
    徴とする特許請求の範囲第5項記載の電子楽器。
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