JPH0518249U - 電動モータ - Google Patents

電動モータ

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JPH0518249U
JPH0518249U JP7068391U JP7068391U JPH0518249U JP H0518249 U JPH0518249 U JP H0518249U JP 7068391 U JP7068391 U JP 7068391U JP 7068391 U JP7068391 U JP 7068391U JP H0518249 U JPH0518249 U JP H0518249U
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JP
Japan
Prior art keywords
stator
mounting
outer peripheral
case
electric motor
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Pending
Application number
JP7068391U
Other languages
English (en)
Inventor
賢二 松井
昭男 田中
Original Assignee
ジエコー株式会社
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Publication date
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動モータの固定部側への取付け部の取付け
穴による取付けピッチを、ステータの磁気回路特性を劣
化させることなく最小限とし、小型化を図る。 【構成】 モータケース1,2内に、周方向に着磁され
た永久磁石10からなるロータ12と、コイル巻線18
が付設された複数のポール17を有するステータ15を
保持する。このケース1の一部には、固定部への取付け
穴31を有する取付け部30が設けられている。そし
て、このケースにおいて、固定部への取付け部を、ステ
ータ磁極の有極部と同一角度上の外周部に設定する。さ
らに、ステータ15外周部の一部を内側に円弧状の凹部
33,34を形成することにより、その凹み分だけ取付
けピッチを小さくし、全体の小型化を図る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はたとえば自動車用アクチュエータとして用いて好適な回転型モータや ロータリソレノイド等といった電動モータに関し、特にその固定部側への取付け 部構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば自動車用アクチュエータとして用いられる回転型モータやロータリソ レノイド等といった電動モータにおいて、このモータを固定部側に取付けるにあ たっては、そのモータケースの一部に一体に設けた取付け部、あるいはケース外 周部に一体的に付設した取付け板による取付け部に、止めねじ等の締結部品用の 取付け穴を穿設して設けている。そして、この取付け穴に止めねじ等をねじ込む ことにより、たとえばこのモータを使用する主機器等といった固定部側に取付け 固定するような構成が、従来から一般に用いられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来構造では、モータの取付けにあたって通常 は、ケースの外周側に、ケースよりも大きな取付け部を、一体または別体にて設 けているため、この取付け部に穿設される取付け穴やこの取付け穴にねじ込まれ る止めねじ等の頭部の大きさ、さらにはこの頭部を締結するための治具等の作業 スペース等によって、取付け部のケース外周部からの張出し量が制約を受け、そ の結果このケースの取付け部による取付けピッチが、予め定められてしまうとい う問題を生じていた。すなわち、主機器等の固定部側への取付け個所が、上述し た取付けピッチによって限定され、スペース的に余裕のないところには取付けで きない等の不具合を生じてしまうものであった。
【0004】 また、これとは逆に、固定部側での取付けピッチが予め定められている場合に あっても、上述したと同様の理由から、モータ側での本体の大きさが定められて しまうもので、取付けピッチが小さすぎる場合には、モータ自体の大きさが小さ くなり、実用面で問題を生じるといった不具合を避けられないものであった。
【0005】 そして、このような従来構造では、いずれにしても、汎用性に欠け、しかもモ ータ全体の小型化を図るうえで問題を生じてしまうものであり、これらの問題点 を一掃し得る何らかの対策を講じることが望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような要請に応えるために本考案に係る電動モータは、固定部への取付け 部の位置を、ステータ磁極の有極部と同一角度上の外周部分に位置付けるととも に、このステータ外周部の有極部に対応する一部を内側にくぼませることで円弧 状凹部を形成し、これにより取付け部での取付け穴の穿設位置を、ケース外周部 に可能な限り近接させ、その結果として取付けピッチを小さくし、モータ全体の 小型化を可能としたものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、同一径によるモータとの比較により、モータの固定部への取 付け部の位置を、ステータ磁極の位相に合わせることにより、ステータ磁気回路 での磁気抵抗を劣化させることなく、ステータ外周部での円弧状凹部による切欠 きによって、その凹み分だけ取付け穴による取付けピッチを小さくすることが可 能で、その結果モータ全体の小型化が可能となるものである。
【0008】
【実施例】
図1ないし図7は本考案に係る電動モータの一実施例を示すものであり、これ らの図において、符号1は略有底円筒状に形成された第1のケース、2はその開 口端を閉塞するように組合わせて設けられる第2のケースで、これによってモー タケースが構成される。3はこのケース1,2内で軸受4,4により回転可能に 支持されたパイプ状シャフトで、このシャフト3はスプリングピン5により外部 と結合されるフリージョイント6と一体的に連結されている。
【0009】 10は周方向に所定間隔をおいて複数の磁極を有する希土類磁石、フェライト などからなる永久磁石で、この永久磁石10が磁石ブッシュ11を介して前記シ ャフト3上に設けられることにより、ロータ12が構成されている。なお、図中 7はワッシャ、8はウェーブワッシャ、9はシャフトシールである。
【0010】 15はたとえば図2に示す形状を呈する複数枚のステータ板を積層してスプリ ングピン16により一体的に構成されているステータで、その周方向に所定間隔 をおいて内向きに突設されているポール17には、コイル巻線18が巻回して設 けられ、これによりステータ磁極の有極部が構成されている。なお、19はイン シュレータ、20はステータ15の内周部分に前記ロータ12側の永久磁石10 と対向して配置されるヨークである。また、21,22,23,24は上述した ステータ15側の有極部となるコイル巻線18を、図5の(b) および図6に示す ように結線することにより、図7に示すような駆動方法にてロータ12をステー タ15に対して回動駆動させるためのターミナルA,B,C,Dで、その詳細は 周知の通りであり、具体的な説明は省略する。 また、図中27はターミナルA,B,Cの端子「1」,「2」,「3」から引 き出されるリード線、28はそのケース1,2からの引出し部に設けられるゴム ブッシュである。
【0011】 さて、本考案によれば、上述したように複数の磁極を有する永久磁石10から なるロータ12と、各ポール17へのコイル巻線18による複数の磁極を有する ステータ15と、前記ロータ12を軸受4,4を介して支持するとともに前記ス テータ15を内部に保持しかつ図示を省略した固定部への取付け穴31を有する 取付け部30が付設されているケース1,2を備えてなる電動モータにおいて、 前記固定部への取付け部30,30を、前記ステータ15磁極の有極部(ポール 17に対してのコイル巻線18による)と同一角度上の外周部分に位置付けると ともに、このステータ15外周部の有極部に対応する一部を内側にくぼませるこ とにより円弧状凹部33,33を形成したところに特徴を有している。 なお、図3および図5等において34,34は上述したケース1側の凹部33 ,33に対応してステータ15側に凹設されている円弧状凹部である。また、図 中32はマウントカラーである。
【0012】 そして、このような構成によれば、固定部への取付け部30,30の位置を、 ステータ15磁極の有極部と同一角度上の外周部分に位置付けるとともに、この ステータ15外周部の有極部(ポール17部分)に対応する一部を、内側にくぼ ませることで円弧状凹部33,34を形成し、これにより取付け部30での取付 け穴31の穿設位置を、ケース1外周部に可能な限り近接させ、その結果として 取付けピッチを小さくし、モータ全体の小型化を可能としたものである。換言す ると、同一径によるモータとの比較により、モータの固定部への取付け部30, 30を、ステータ15磁極の位相に合わせることで、ステータ15磁気回路での 磁気抵抗を劣化させることなく、ステータ15外周部等での円弧状凹部33,3 4による切欠きによって、その凹み分だけ取付け穴31,31による取付けピッ チを小さくすることができるものである。 すなわち、上述した構成によれば、ステータ15磁極部(ポール17による) の肉厚(断面積)が他の外周部15aよりも大きいことを利用し、しかも上述し た円弧状凹部34,34を、他の外周部15aでの断面積と略同等またはそれ以 上の断面積を有するような状態で形成することにより、その凹み分だけ円弧状に 内側に凹部33,34を設けても、磁気抵抗はほとんど影響がないため、特性は 劣化せず、しかもこの凹部33,34分だけ、取付け穴31,31を内側に接近 させて設けることが可能で、結果として取付け形状の小型化を達成し得るもので ある。ここで、図3に示すように、ステータ15の磁極部(17部分)の根元部 15bは円弧ではなく直線状に形成し、凹部34を形成しても最小肉厚とならな いように形成している。
【0013】 なお、本考案は上述した実施例構造には限定されず、各部の形状、構造等を適 宜変形、変更し得ることは言うまでもない。たとえばケース1,2を始めとして 、シャフトやロータ12、さらにステータ15の形状等としては、種々の変形例 が考えられることは勿論である。また、このような電動モータとしては、回転型 モータを始めとしてロータリソレノイド等のような各種の回転型アクチュエータ が考えられる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る電動モータによれば、固定部への取付け部の 位置を、ステータ磁極の有極部と同一角度上の外周部分に位置付けるとともに、 このステータ外周部の有極部に対応する一部を内側にくぼませることで円弧状凹 部を形成するようにしたので、簡単な構造にもかかわらず、取付け部での取付け 穴の穿設位置を、ケース外周部に可能な限り近接させることが可能で、しかもこ れを、取付け部の位置がステータ磁極の位相に合っていることから、ステータ磁 気回路での磁気抵抗を劣化させることなく、発揮させ得るもので、その結果とし て取付けピッチを小さくし、モータ全体の小型化が可能となるという実用上の効 果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電動モータの一実施例を示す要部
を断面した概略正面図である。
【図2】図1の要部を断面した概略側面図である。
【図3】ステータ形状を説明するための概略正面図であ
る。
【図4】電動モータの外観を示す正面図、側面図および
その背面図である。
【図5】ステータの組立状態を示す概略側面図および結
線状態を説明するための概略図である。
【図6】本考案による電動モータの内部結線状態を説明
する概略図である。
【図7】その電動モータの駆動方法を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 第1のケース(モータケース) 2 第2のケース(モータケース) 3 シャフト 10 永久磁石 11 磁石ブッシュ 12 ロータ 15 ステータ 17 ポール(有極部) 18 コイル巻線 20 ヨーク 21 ターミナルA 22 ターミナルB 23 ターミナルC 24 ターミナルD 30 取付け部 31 取付け穴 32 マウントカラー 33 円弧状凹部 34 円弧状凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の磁極を有する永久磁石からなるロ
    ータと、各ポールへのコイル巻線による複数の磁極を有
    するステータと、前記ロータを軸受部を介して支持する
    とともに前記ステータを内部に保持しかつ固定部への取
    付け穴を有する取付け部が付設されているケースを備え
    た電動モータにおいて、前記固定部への取付け部を、前
    記ステータ磁極の有極部と同一角度上の外周部分に位置
    付けるとともに、このステータ外周部の有極部に対応す
    る一部を内側にくぼませることにより円弧状凹部を形成
    したことを特徴とする電動モータ。
JP7068391U 1991-08-09 1991-08-09 電動モータ Pending JPH0518249U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013046491A1 (ja) * 2011-09-27 2013-04-04 パナソニック株式会社 洗濯機用モータ

Cited By (3)

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WO2013046491A1 (ja) * 2011-09-27 2013-04-04 パナソニック株式会社 洗濯機用モータ
CN103828198A (zh) * 2011-09-27 2014-05-28 松下电器产业株式会社 洗衣机用电动机
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