JPH05176675A - ぬか漬け用床材および漬物用床材 - Google Patents

ぬか漬け用床材および漬物用床材

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JPH05176675A
JPH05176675A JP36154491A JP36154491A JPH05176675A JP H05176675 A JPH05176675 A JP H05176675A JP 36154491 A JP36154491 A JP 36154491A JP 36154491 A JP36154491 A JP 36154491A JP H05176675 A JPH05176675 A JP H05176675A
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JP
Japan
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bran
salt
paste
pickling
barley stone
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Application number
JP36154491A
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English (en)
Inventor
Hisashi Hosokawa
久 細川
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JIYAADE KK
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JIYAADE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ぬか漬け用床材および漬物用床材
に関し、漬物の変質、ぬか床の醗酵,変質および漬物か
らの塩分の摂取量を防ぐことを可能とした。 【構成】 麦飯石と米ぬかとからなり、好ましくは、麦
飯石の粉末と米ぬかとからなる。また、麦飯石と食塩ま
たはKClとからなり、好ましくは、麦飯石の粉末と食
塩またはKClとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、ぬか漬け用床材および
漬物用床材に関する。
【従来の技術】従来、ぬか漬け用床材は、ぬか床と通称
されており、米ぬか粉末から成る。このぬか漬け用床材
には、食塩と水を適量混合した後、ナス,胡瓜,大根,
人参等を漬けることによって、所謂「漬物」としてい
た。
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のぬか漬
け用床材を用いた漬物は、ぬか床から取り出して1日も
経つと新鮮な色がとうとう失われ、茶褐色化してくる。
また、時が経つに従い、味が酸味を帯びてくることは避
けられない。さらに、米ぬかの醗酵による悪臭が発生す
ることが避けられない。さらにまた、塩分の添加量が多
いため、これを食べると、食塩の摂取量が多くなる。加
えて、塩分の浸透に時間が掛かり、漬かるのが遅かっ
た。しかも、ぬか床には、毎日欠かさず手を入れて撹き
混ぜて異常醗酵を防ぐことが必要であった。また、ぬか
床には、3日目で黴が生える。さらに、ぬか床は、ぬか
が手にベタついてこれを手から除くのに手間が掛かる煩
わしさがあった。本発明は斯かる従来の問題点を解決す
るために為されたもので、その目的は、漬物の変質、ぬ
か床の醗酵,変質および漬物からの塩分の摂取量を防ぐ
ことを可能としたぬか漬け用床材および漬物用床材を提
供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明に係るぬか漬け用
床材は、麦飯石と米ぬかとから成り、麦飯石は粉末であ
ることが好ましい。また、本発明に係る漬物用床材は、
麦飯石と食塩またはKClとから成り、麦飯石は粉末で
あることが好ましい。本発明に係るぬか漬け用床材おい
て、麦飯石は、米ぬかに対して30〜70%程度が好適
である。本発明に係る漬物用床材おいて、食塩またはK
Clは、麦飯石に対して数%程度が好適である。また、
本発明において、麦飯石とは、火成岩類中の石英斑石に
属する岩石で、アルカリ長石と石英を主成分とする。ま
た、麦飯石は、例えば、100〜300メッシュ程度の
粉末、または、20〜30mmφ程度の塊状物、もしく
は、粉末を有機系または無機系バインダーで造粒した任
意の径のボール、あるいは、粉末を焼成した任意の径の
ボールとして使用される。麦飯石が、例えば、100〜
300メッシュ程度の粉末の場合には、米ぬかと同様に
取り扱うことができるので、特に、家庭用として好適で
ある。さらに、米ぬかは、従来のぬか床に使用されてい
るものと同じである。そして、本発明に係るぬか漬け用
床材には、食塩またはKClと水と混合され、ナス,胡
瓜,大根,人参等の野菜が漬けられる。ここで、食塩の
添加量は、従来の1/2〜1/5程度であり、また、水
の添加量は、ぬか床1Kgに対して1.8リットル程度
である。さらに、本発明においては、麦飯石の粉末と米
ぬかとから成るぬか漬け用床材に、FeやFe
などの酸化鉄粉,片などを混入して、ナス,胡瓜,
大根,人参等の野菜の色の新鮮さを出すこともできる。
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例1 4種類のぬか床を用意し、添加する麦飯石の粉末の大き
さは100〜300メッシュであった。そして、麦飯石
粉末含有量0%をA、麦飯石粉末含有量30%をB、麦
飯石粉末含有量50%をC、麦飯石粉末含有量100%
をDとした。野菜として、色の変化が顕著なナスと胡瓜
を用意した。ぬか床に塩を80g(ぬか床1Kgに対
し)、水を1.8リットル(ぬか床1Kgに対し)を加
えた。2日目〜5日目までの野菜表面の変色、塩分の浸
透度、漬かり具合を見た。この結果を表1〜表3に示
す。
【表1】
【表2】
【表3】 A(麦飯石粉末含有量0%)の場合は、2日目より野菜
表面の変色が始まり、以後、変色は進行した。 B(麦飯石粉末含有量30%),C(麦飯石粉末含有量
50%)の場合は、3日目より野菜表面の2〜3割が変
色したが、その後の変色の進行はなかった。 D(麦飯石粉末含有量100%)の場合は、塩分の浸透
が速く、2日目では辛過ぎた。 C(麦飯石粉末含有量50%)の場合は、塩分の浸透は
2日目で十分であった。 以上から、麦飯石を入れたB〜Dの場合には、野菜の変
色を防ぎ、塩分の浸透を速めることが確認できた。 実施例2 実施例1のD(麦飯石粉末含有量100%)の塩分を半
分とした処、2日後の塩分の浸透が速く、塩分を半分に
しても十分であることが確認できた。また、実施例1の
D(麦飯石粉末含有量100%)の塩分を1/5とした
処、塩分の浸透は従来のぬか床Aよりも速かった。 実施例3 実施例1のぬか床から取り出した後の野菜の変化を見た
(室温18℃)。3日目〜7日目までの変色の進行、味
の変化を見た。この結果を表4に示す。
【表4】 D(麦飯石粉末含有量100%)の場合は、引き続き黴
の生える日を観察した。 A(麦飯石粉末含有量0%)の場合は、変色の進行も速
く、3日目に黴が発生し、増え続けた。 B(麦飯石粉末含有量30%),C(麦飯石粉末含有量
50%)の場合は、変色の進行は少ない。5日目に黴が
発生し、増え方は遅い。 D(麦飯石粉末含有量100%)の場合は、変色は殆ど
見られなかった。7日目にも黴は発生しなかった。
【発明の効果】以上のように、本発明に係るぬか漬け用
床材によれば、次のような効果が奏される。本発明に係
るぬか漬け用床材に適量の塩と水を混ぜたぬか床に、ナ
ス,胡瓜,大根,人参等の野菜を漬けた漬物は、ぬか床
から取り出して、1日経つても何ら変色せず、野菜の新
鮮な色を失わなかった。この現象は、取り出してから5
日目経つても保持された。また、時が経つても従来のぬ
か床を使用した時のような酸味の増加は認められない。
さらに、悪臭の発生も認められず、室内又は冷蔵庫等に
入れていても、無臭の状態が続いた。ぬか床に毎日手に
入れて撹拌する必要も全くないので、手間が掛からな
い。塩分の添加量は従来法の半分以下で十分必要な味覚
を満足させてくれるので、健康維持のため好ましい。従
来品と異なり、手にべと付かない。麦飯石の微量のミネ
ラルが野菜に浸透して、好ましい健康食物となる。黴が
生じない。漬かる時間が従来の1/2程度に速められ
る。また、本発明に係る漬物用床材によれば、適量の塩
と水を混ぜ、ナス,胡瓜,大根,人参等の野菜を漬けた
漬物は、米ぬかがなくとも、容易に一夜漬けとすること
ができる。勿論、米ぬかを用いないので、上述したぬか
漬け用床材と同様の効果が発揮される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麦飯石と米ぬかとから成るぬか漬け用床
    材。
  2. 【請求項2】 麦飯石の粉末と米ぬかとから成るぬか漬
    け用床材。
  3. 【請求項3】 麦飯石と食塩またはKClとから成る漬
    物用床材。
  4. 【請求項4】 麦飯石の粉末と食塩またはKClとから
    成る漬物用床材。
JP36154491A 1991-12-30 1991-12-30 ぬか漬け用床材および漬物用床材 Pending JPH05176675A (ja)

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JP (1) JPH05176675A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012183006A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Kyoto Prefecture 漬物の製造方法および漬物
JP2014087281A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Urata Kk 漬物床及び漬物の製造方法
JP5617105B1 (ja) * 2013-11-28 2014-11-05 有限会社うらた 医王石・戸室石粉末を含む食品添加材料及びこれを使用した食品の製造方法

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